JP3626018B2 - 直線往復2移動体の直結型クランク装置 - Google Patents

直線往復2移動体の直結型クランク装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は直線往復移動可能に配設された2つの移動体を直結するクランク装置に関する。
【0002】
特に、内燃機関のピストンに直結して、コンプレッサのピストンを始めとする各種直線往復移動体を有する被駆動機械を駆動するものであって、動力伝達効率の向上及び振動や騒音の低減を図るものとして好適である。
【0003】
【従来の技術】
クランク装置は、内燃機関やコンプレッサ等において直線往復運動と回転運動間で動力変換を行う装置として周知であるが、ピストンとクランク軸を連結する連結棒がピストン上死点及び下死点以外では常にシリンダ軸線に対して傾斜していることから動力変換効率の上で無駄があるし、連接棒から反作用としてピストンが受ける横方向分力でシリンダの内壁を擦るいわゆるピストンストラップが生じ、これが振動、騒音、摩耗などの原因となっている。
【0004】
しかし、コンプレッサのピストンなど直線往復移動する移動体を有する被駆動機械を、内燃機関を動力源として駆動しようとする場合、従来のクランク装置の利用は避けることができない。図7は内燃機関EとコンプレッサCの3種類の結合態様を示したもので、図7(a)と(b)は内燃機関EとコンプレッサCのいずれもクランク装置を具備するもので、(a)はプーリ50a,50bとベルト51で回転運動を伝達し、(b)はカップリング52で回転運動を伝達している。また、図7(c)は内燃機関EとコンプレッサCのシリンダ軸線の交差部に共通のクランク装置53を配設し、内燃機関EとコンプレッサCでクランクピン54を共通にしたものである。これら3種の結合方式は、いずれもクランク装置を利用していることから、動力変換にかなりの無駄が生じてしまう。
【0005】
このような従来のクランク装置の課題を解決するため、本願発明者らは新しい発想に基づく新型のクランク装置を先に提案した(特許第2683218号)。この新型クランク装置は、連接棒とクランク軸との間に遊星歯車機構を介装することによって、クランク軸の回転に伴う連接棒下端の横方向の振幅を遊星歯車機構で吸収するようにしている。これによって連接棒は、常にシリンダ軸線上を傾斜揺動することなく上下動し、動力変換効率が向上し、ピストンスラップも解消される。
【0006】
さらに、本願発明者らは、この新型クランク装置を応用して、内燃機関のピストンにコンプレッサのピストン等の各種直線往復移動体を直結し、効率的な動力伝達を可能とする。内燃機関直結型の駆動機械を提案している(特願平7−284934号)。
【0007】
これにより、従来のクランク機構を介する動力伝達に比べ、ピストンスラップ等に起因する効率上のロスや振動、騒音が無く、極めて効率的な動力伝達を実現させた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、この内燃機関直結型の駆動機械は、内燃機関のピストンと被駆動機械の移動体との両方に連接棒が連接しているので、被駆動機械の構造によっては、連接棒に横方向の振れ許容量が小さくなる。例えば、被駆動機械が、ピストンがシリンダ内を往復移動するコンプレッサである場合、連接棒の両端の動きが、内燃機関のシリンダとコンプレッサのシリンダによって規制されるので、連接棒に横方向の振れ許容量が小さくなる。このとき、クランク装置に配設された遊星歯車機構にバックラッシが生じると、連接棒に横方向の振れが生じるため、それに相当するピストンスラップが、内燃機関及び被駆動機械のピストンに生じる可能性があり、動力伝達効率の向上等を図る上で問題となる。
【0009】
本発明は、直線往復移動可能に配設された2つの移動体を直結するクランク装置において、移動体のスムーズな往復移動を確保することを目的とし、また、それが適用される駆動機械(例えば、内燃機関直結型の駆動機械)における動力伝達効率の向上、振動や騒音等の低減を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る直線往復2移動体の直結型クランク装置は、一直線上に互いに整合し、直線往復移動可能に配設された2つの移動体の移動領域の中間位置において、一直線に直交する線上に中心を有し、固定的に配設された内周太陽歯車と、内周太陽歯車と噛合して自転及び公転可能であって、内周太陽歯車のピッチ円直径の二分の一のピッチ円直径を有する遊星歯車と、遊星歯車の中心部を自転可能に支持する腕部と、遊星歯車の公転を許容するように中心の回りに回転自在な軸部とを有するクランク部材と、2つの移動体の間で前記一直線に沿って延在し、2つの移動体を連結するとともに、遊星歯車の外周部分に枢支連結される連接棒とを備えた直線往復2移動体の直結型クランク装置において、連接棒は、遊星歯車の公転平面と平行な状態で屈曲可能な関節構造を備えていることを特徴とする。
【0011】
なお、この直線往復2移動体の直結型クランク装置は、遊星歯車の中心部回りの静的および動的重量バランスがとられ、かつ、クランク部材の軸部回りの静的および動的重量バランスがとられているものであることが望ましい。
【0012】
また、連接棒の関節構造は、遊星歯車の公転平面と平行に回動可能に枢支される係合部を有し、係合部の係合端部が回動中心を中心とする円弧形状をもって、互いに対応するものであることが望ましい。
【0013】
この直線往復2移動体の直結型クランク装置は、上述の2移動体のうち、一の移動体を内燃機関のピストンとし、他の一の移動体を被駆動機械の直線往復移動部材とする内燃機関直結型の駆動機械や、2移動体を共に内燃機関のピストンとする2機関直結型の内燃機関や、2移動体を共に被駆動機械の直線往復移動部材とする2移動体直結型の駆動機械に適用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の直線往復2移動体の直結型クランク装置を内燃機関直結型のコンプレッサ1に適用した実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。
【0015】
この内燃機関直結型のコンプレッサ1は、内燃機関Eと、コンプレッサCと、クランク装置Aとを有し、内燃機関Eのピストン2aの直線往復動を、そのままコンプレッサC(被駆動機械)のピストン2b(移動体)に伝達して直線往復動させるようにしたものである。
【0016】
内燃機関Eは、燃焼室がシリンダ4aとピストン2aによって構成された、周知の4サイクルエンジン構造である。コンプレッサCは、シリンダ4bとピストン2bによって構成される圧縮室の圧縮側端部に、給気弁と排気弁とが取り付けられた構造を有し、ピストン2bが上死点から下死点に移動する際に吸気弁4b1が開口して吸気が行われ、ピストン2bが下死点から上死点に移動する際に排気弁4b2が開口して排気が行われるものである。
【0017】
内燃機関Eのシリンダ4aとコンプレッサCのシリンダ4bは、各軸線が一直線となるように整合して配設されている。また内燃機関Eのピストン2aとコンプレッサCのピストン2bは、連接棒6で一体に連結されている。
【0018】
クランク装置Aは、内周太陽歯車8aと、遊星歯車10とを有する。内周太陽歯車8aは、内燃機関EとコンプレッサCの中間で、かつ、それぞれのシリンダ4a,4bの整合軸線上に、中心Oを定めて固定的に配設される。遊星歯車10は、この内周太陽歯車8aの半分のピッチ円直径を有し、内周太陽歯車8aの内周を公転するように噛合される。
【0019】
連接棒6は、遊星歯車10の周縁部側面に一致して配設された軸部12に、その中間部が連結されている。軸部12は、遊星歯車10に回転自在に配設すれば連接棒6とは固定結合でよいし、また軸部12を連接棒6に回転自在に枢支させれば軸部12は遊星歯車10に固定配設してよい。なお、連接棒6上における軸部12の位置は、コンパクトに構成するために連接棒6の長さの中間位置であることが望ましい。なお、軸部12は連接棒6のいずれか一端にやや寄せて配設することも可能である。
【0020】
連接棒6は、軸部12の取付け位置よりも内燃機関Eのピストン2a側の位置に、遊星歯車10の公転平面と平行に屈曲可能な関節構造6aを有する。
【0021】
図4に示すように、この関節構造6aは、内燃機関Eのピストン2a側の連接棒6a1と、コンプレッサCのピストン2b側の連接棒6a2とに、遊星歯車10の公転平面と平行で互いに対応する係合部を形成し、遊星歯車10の公転平面と直角に係合ピン6a3で枢支したものである。連接棒6a1,6a2の係合端部6a4,6a5、及び、係合端部6a4,6a5が対応する受け部は、互いに対応し係合ピン6a3を中心とする円弧形状を有する。これによって、内燃機関Eのピストン2a側の連接棒6a1と、コンプレッサCのピストン2b側の連接棒6a2とは、互いに支持しつつスムーズな回動が担保されている。
【0022】
この内燃機関直結型のコンプレッサ1は、連接棒6に関節構造6aを有しているので、クランク装置Aを構成する遊星歯車機構のバックラッシに基づく横方向振れが、関節構造6aが適切に折れ曲ることによって吸収される。これにより、内燃機関Eのピストン2aに横方向の振れが伝わらず、内燃機関Eのピストンスラップを低減させることができる。
【0023】
本実施形態では、より大きな力がかかる内燃機関Eにおけるピストンスラップを低減させるために、連接棒6の内燃機関E側に関節構造が構成されている。なお、関節構造6aは、軸部12やコンプレッサC(被駆動機械)側に構成しても良い。
【0024】
図3のように、遊星歯車10の中心部は、内周太陽歯車8aの中心O位置に軸部14aを定めたクランク部材14の腕部14bの先端部に回転自在に支持されている。このクランク部材14は、図1,図3で紙面に垂直な方向に延在しており、遊星歯車10を内周太陽歯車8aの内側で自転自在かつ公転自在に支持している。
【0025】
内燃機関直結型のコンプレッサ1の基本構造は以上の通りであるが、これを図2に基づいてさらに具体的に説明する。図2は内周太陽歯車8aと遊星歯車10からなる遊星歯車機構16を連接棒6の左右に一対で配設したものである。遊星歯車機構16を連接棒6の片側だけに配設してもよいが、このように遊星歯車機構16を左右一対で配設することにより、機械的な安定度が格段に高まる。内燃機関Eのシリンダ4aとコンプレッサCのシリンダ4bとの間に、円筒部18aを有するハウジング18が配設され、このハウジング18の内周部に太陽歯車部材8の外周部が固定嵌合されている。
【0026】
太陽歯車部材8はリング状をなし、その内周部片側に内周太陽歯車8aが形成されている。この内周太陽歯車8aには、そのピッチ円直径の半分のピッチ円直径の遊星歯車10が自転自在かつ公転自在に噛合されている。遊星歯車10は反対側の遊星歯車と屈曲軸部20を介して一体連結されており、この屈曲軸部20の中間に形成された軸部12に、連接棒6の中間部に形成された軸孔22が回転自在に枢支され、さらに連接棒6の両端には、ピストンピン24a,24bによってピストン2a,2bが取付けられている。なお、屈曲軸部20から軸部12と反対側で半径方向外方に延在して釣合錘M1が一体形成されている。
【0027】
太陽歯車部材8の内周部には、クランク部材14を回転自在に支持するため、内周太陽歯車8aに隣接した軸受26が形成されている。クランク部材14は内周太陽歯車8aの内側空間にあって遊星歯車10を取り囲むように配設され、クランク部材14の片側外周が軸受26によって回転自在に支持されている。クランク部材14の反対側外周はハウジング18の内周に形成された別の軸受28で回転自在に支持されている。
【0028】
遊星歯車10の中心には油孔を兼ねた軸孔30が形成され、この軸孔30にクランク部材14から突設された支軸部14cが回転自在に嵌合されている。遊星歯車10に隣接する屈曲軸部20の外周は、クランク部材14に形成された軸受14dによって回転自在に支持されている。なお、クランク部材14から腕部14bと反対側で半径方向外方に延在して釣合錘M2が一体形成されている。
【0029】
前記釣合錘M1,M2について説明すると、まずM1は遊星歯車10の軸孔30を中心とする静的および動的重量バランス(すなわち遊星歯車10の自転重量バランス)をとるためのものであって、図3のように遊星歯車10の中心から釣合錘M1の重心までの距離をL1とし、連接棒6を含めたピストン2a,2bの重量をAとすると、A×R1=M1×L1となるようにM1,L1が設定されている。ここでR1は遊星歯車10の半径である。また、釣合錘M2はクランク部材14の軸部14aを中心とする静的および動的重量バランス(すなわち遊星歯車10の公転重量バランス)をとるためのものであって、クランク部材14の軸部14aから釣合錘M2の重心までの距離をL2とし、前記重量Aに遊星歯車10とクランク部材14の腕部14bの重量を加算した重量をBとすると、B×R2=M2×L2となるようにM2,L2が設定されている。ここでR2はクランク部材14の軸部14aの中心Oからクランク部材14の腕部14bの先端までの長さである。
【0030】
本実施形態の内燃機関直結型のコンプレッサ1は、遊星歯車10及びクランク部材14に釣合錘M1及び釣合錘M2を構成することによって、振動を抑制することができ、さらに連接棒6に関節構造6aを具備することと相俟って、動力伝達効率を向上させることができる。
【0031】
前述の釣合式で釣合錘M1を軽量化するには、屈曲軸部20の材料をできるだけ遊星歯車10の自転中心から離間した位置に偏在させるか、距離L1を延長する。同様に釣合錘M2を軽量化するには、クランク部材14の材料をできるだけ遊星歯車10の公転中心から離間した位置に偏在させるか、距離L2を延長する。ただし、距離L1,L2の延長は組立体1の外形寸法にも影響してくるので、組立体1をコンパクトにするためにはこれら寸法を適当な大きさに抑える必要がある。
【0032】
ハウジング18の両端はクランク部材の両端面を隙間をあけて覆うように端壁部18bで閉塞され、この端壁部18bに油供給口34が形成されている。この油供給口34はクランク部材14の油孔36,38と連通され、一方の油孔36、軸孔30および屈曲軸部20の油孔37を経由して連接棒6の支持部である軸部12外周面の潤滑がなされ、他方の油孔38および隙間32をそれぞれ経由してクランク部材14を支持する軸受26および28の潤滑がなされるようになっている。
【0033】
以上、内燃機関直結型のコンプレッサ1を例に本発明に係る直線往復2移動体の直結型クランク装置の実施形態を説明した。
【0034】
本発明に係る直線往復2移動体の直結型クランク装置は、種々の駆動機械に適用できる。上述の実施形態では、2移動体のうち一の移動体を内燃機関のピストンとし、他の一の移動体をコンプレッサのピストンとして内燃機関の動力を直接コンプレッサに伝えるものであるが、直線往復移動する移動体を有する被駆動機械であれば適用でき、例えば振動式地面打固め装置などにも適用できる。
【0035】
また、本発明に係る直線往復2移動体の直結型クランク装置は、2移動体を共に内燃機関のピストンとする2機関直結型の内燃機関に適用することができる。図5に示すように、上述の実施形態の内燃機関Eを第一内燃機関E1とし、コンプレッサCを第二内燃機関E2に置き換えると、クランク部材14から回転動力を得ることができる。
【0036】
また、本発明に係る直線往復2移動体の直結型クランク装置は、2移動体を共に被駆動機械の直線往復移動部材とする2移動体直結型の駆動機械に適用することができる。例えば、図6に示すように、上述の実施形態のコンプレッサCを第一コンプレッサC1とし、内燃機関Eを第二コンプレッサC2に置き換えと、クランク部材14に回転動力を付与することによって、両コンプレッサC1,C2を同時に駆動させることができる。
【0037】
また、連接棒の関節構造は、上述の実施例の構造に限定されず、種々の関節構造を適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、一直線上において、直線往復移動可能に配設された2つの移動体を直結し、遊星歯車機構を備えたクランク装置において、2つの移動体を連結する連接棒に関節構造を備えたので、連接棒において遊星歯車機構のバックラッシに起因する横方向の振れを許容することができ、2つの移動体のスムーズな往復移動を担保することができる。
【0039】
係るクランク装置を、内燃機関直結型の駆動機械、2機関直結型の内燃機関、又は、2移動体直結型の駆動機械のクランク装置に適用することによって、内燃機関のピストンや被駆動機械の移動体の直線往復移動がスムーズなものとなるので、動力伝達効率の向上、及び、振動や騒音の抑制を図ることができる。
【0040】
また、クランク装置内で、自転又は公転する遊星歯車及びクランク部材に、静的及び動的質量バランスを担保する構造を有することによって、クランク装置の振動を抑制することができるので、上述の連接棒の関節構造と相俟って、動力伝達効率の向上、及び、振動や騒音の抑制を図ることができる。
【0041】
また、連接棒の関節構造を、遊星歯車の公転平面と平行に回動可能に枢支され、係合端部に回動中心を中心とする円弧形状をもって、互いに対応するものとすることによって、連接棒のスムーズな屈曲が担保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関直結型のコンプレッサの概略縦断面図。
【図2】内燃機関直結型のコンプレッサの具体的な縦断面図。
【図3】内燃機関直結型のコンプレッサの重量バランスを説明する構成図。
【図4】(a)は内燃機関直結型のコンプレッサにおける連接棒の関節構造の拡大図。(b)は関節構造のX−X線における断面図。
【図5】本発明に係る直線往復2移動体の直結型クランク装置を適用した2機関直結型の内燃機関の概略図。
【図6】本発明に係る直線往復2移動体の直結型クランク装置を適用した2移動体直結型の駆動機械の概略図。
【図7】(a)(b)(c)は、内燃機関とコンプレッサの動力伝達構造の3つの種類を示す概略図。
【符号の説明】
1 内燃機関直結型のコンプレッサ
2a 内燃機関のピストン
2b コンプレッサのピストン
6 連接棒
6a 関節構造
8a 内周太陽歯車
10 遊星歯車
14 クランク部材
E 内燃機関
C コンプレッサ
A クランク装置

Claims (6)

  1. 一直線上に互いに整合し、直線往復移動可能に配設された2つの移動体の移動領域の中間位置において、前記一直線に直交する線上に中心を有し、固定的に配設された内周太陽歯車と、
    前記内周太陽歯車と噛合して自転及び公転可能であって、前記内周太陽歯車のピッチ円直径の二分の一のピッチ円直径を有する遊星歯車と、
    前記遊星歯車の中心部を自転可能に支持する腕部と、前記遊星歯車の公転を許容するように前記中心の回りに回転自在な軸部とを有するクランク部材と、
    前記2つの移動体の間で前記一直線に沿って延在し、前記2つの移動体を連結するとともに、前記遊星歯車の外周部分に枢支連結される連接棒とを備えた直線往復2移動体の直結型クランク装置において、
    前記連接棒は、前記遊星歯車の公転平面と平行な状態で屈曲可能な関節構造を備えていることを特徴とする直線往復2移動体の直結型クランク装置。
  2. 前記遊星歯車の中心部回りの静的および動的重量バランスがとられ、かつ、前記クランク部材の軸部回りの静的および動的重量バランスがとられていることを特徴とする請求項1記載の直線往復2移動体の直結型クランク装置。
  3. 前記連接棒の関節構造が、前記遊星歯車の公転平面と平行に回動可能に枢支される係合部を有し、前記係合部の係合端部が回動中心を中心とする円弧形状をもって、互いに対応するものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の直線往復2移動体の直結型クランク装置。
  4. 請求項1乃至3記載の直線往復2移動体の直結型クランク装置を有し、
    前記2移動体のうち、一の移動体が内燃機関のピストンであって、他の一の移動体が被駆動機械の直線往復移動部材であることを特徴とする内燃機関直結型の駆動機械。
  5. 請求項1乃至3記載の直線往復2移動体の直結型クランク装置を有し、
    前記2移動体が共に内燃機関のピストンであることを特徴とする2機関直結型の内燃機関。
  6. 請求項1乃至3記載の直線往復2移動体の直結型クランク装置を有し、
    前記2移動体が共に被駆動機械の直線往復移動部材であることを特徴とする2移動体直結型の駆動機械。
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