JPH0233078Y2 - - Google Patents

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JPH0233078Y2
JPH0233078Y2 JP3894785U JP3894785U JPH0233078Y2 JP H0233078 Y2 JPH0233078 Y2 JP H0233078Y2 JP 3894785 U JP3894785 U JP 3894785U JP 3894785 U JP3894785 U JP 3894785U JP H0233078 Y2 JPH0233078 Y2 JP H0233078Y2
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elongated hole
engagement shaft
cam
plate
load
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JP3894785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調機の風向ブレード駆動装置に関
し、特に駆動モータのギヤ間のバツクラツシユに
よる異音を低減させる、改良されたカムホルダを
有する自動風向ブレード駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、一般的に使用されている空調機の風向ブ
レード駆動装置は、カムとカムホルダとを係合さ
せることによつて風向ブレードの方向規制を可能
にしている。この駆動装置において、カムホルダ
は、カム上に固定された係合部材がカムホルダと
一定間隙を保つてカムホルダ内で遊嵌するような
長穴として形成されており、カムの回転運動によ
つて、カム上の係合部材から回転方向に加えられ
る力を受けて、係合部材と係合し、これによつて
往復移動するように構成されている。しかし、こ
のような長穴と係合部材との係合関係は、係合部
材の力の働く方向に長穴の内面がある場合には可
能となるが、係合部材が長穴内で回転方向を転
じ、係合部材の長穴に対して働く力の方向が変わ
る地点では係合部材が長穴から離れ無負荷状態に
なるのでそのような地点では成立しない。係合部
材が長穴と係合せず、カムが無負荷または軽負荷
の状態になると、モータギヤに無負荷または軽負
荷の状態が生じ、そのためにギヤ間のバツクラツ
シユによりガタ音が発生する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、本考案は、このような従来の風向ブレ
ード駆動装置のギヤの無負荷または軽負荷状態に
よつて生じるギヤ間のバツクラツシユによるガタ
音を低減しようとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題を解決するための本考案による空調機
の風向ブレード駆動装置は、プレートに設けられ
た長穴と回転運動するカムを係合させることによ
り、該プレートを往復運動させて、該ブレートに
連結された風向ブレードの方向を変える空調機の
風向ブレード駆動装置であつて、上記長穴の内周
面のいずれかの面が常時上記カムに力を加えるよ
うに構成されていることを特徴とするものであ
る。
上記長穴の内周面は弾性材料で形成されていて
よい。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を示す添付図面を参照
して、本考案を説明する。
第1図は空調機の風向変換ブレード駆動装置の
機構図である。第1図においてステンレス製のプ
レート1は、その中央部に偏心カム2の係合軸2
2と係合する長穴11を有する樹脂製の係合部材
12が設けられている。該係合軸22は偏心カム
2上に、偏心カム2の中心点から出力軸23と同
一距離だけ反対方向に離れた同一直線上に固定さ
れており、偏心カム2の回転運動に従つて、出力
軸23を中心に回転する。
係合軸22は、モータギヤ5の回転を受けて回
転する偏心カムの回転に従つて回転するとき、長
穴11の内壁に摺接し、かつ長穴11を左右(第
1図において)に移動可能とし、それによつてプ
レート1の往復運動を可能にする。プレート1の
両端にはピン31を枢軸としてアーム3が軸支さ
れ、アーム3の先端にはセンターブレードの軸が
固定されており、すべてのブレード4が連結棒6
を介して連結されている。このために、ブレード
4はアーム3を介してプレート1の往復運動と反
対方向に回転変位し、空調機から吹出される空気
の風向を変える。
第2A,B図は、本考案の実施例としての長穴
11を示す。第2A図において、長穴11は、後
述するように、偏心カム2の回転中、常に係合軸
22と接触し、係合軸22が長穴11の内壁に摺
接できる突出面を有する形状になつている。第2
B図は弾性材料によつて長穴11を有する係合部
材12を形成した場合の他の形態の長穴を示す。
ここに、第2A図の長穴11は、偏心カム2が
回転することにより係合軸22から負荷を受ける
面では、係合軸22の直径より若干広い幅Dを有
し、係合軸22からの負荷を受けない面または軽
負荷面では係合軸22と実質的に同一幅dを有
し、係合軸22に積極的に負荷を与えつつ、係合
軸22が長穴11に摺接できる幅になつている。
長穴11の長さLは係合軸11の外周の回転軌跡
の直径より若干長いものであればよい。
長穴11を有する係合部材12が樹脂のような
弾性材料により形成されている場合には、弾性属
性を利用して第2B図のように、長穴11の幅d
−1は、係合軸22の直径よりわずかに小さくし
てもよい。
このように、長穴11の構成は、長穴11内で
回転する係合軸22が長穴11に与える力の方向
との関係で決定される。
第3図は係合軸の回転と長穴の往復移動との関
係を示す。説明の便宜上、長穴形状は従来一般に
使用されている長穴111の形状にされている。
第3図において、Aはプレート1(第1図)が空
調機のレジスタ内中央部に位置し、係合軸22が
長穴111の内側上方端に位置する関係を示す。
この位置関係から偏心カム2が反時計方向に回転
を初めると(上方矢印方向)、係合軸22の力は
係合軸内矢印方向、即ち、偏心カムの回転方向で
ある長穴111の左側面に加わり、係合軸22は
長穴111の左側面を押圧しながら回転を続け
る。係合軸22、即ち、偏心カム2がA位置から
B位置を通過して略90゜回転し、長穴111、即
ちプレート1(第1図)が左側端へ移動したC位
置では、係合軸22は長穴111に何ら力を加え
ず、逆に言えば、C位置における長穴111の内
壁が係合軸22の移動方向に平行しているので、
長穴111から係合軸22に加わる力は0にな
る。このために、偏心カム2に接続されているモ
ータギヤは無負荷状態になり、ギヤ間のバツクラ
ツシユによるガタ音が発生することとなる。偏心
カム2が更に同一方向へ回転を続け、係合軸22
がA位置から270゜回転してG位置まで回転し、長
穴111がそれに連動して右側端まで移動したと
きも同様に偏心カム2は無負荷状態となり、その
ために、その地点でモータギヤは無負荷状態とな
り、バツクラツシユに起因するギヤ音が発生す
る。
このギヤ間のバツクラツシユによるギヤ音の低
減を図るためにC位置およびG位置における係合
軸22に、長穴自体の形状または構成を変えるこ
とにより、一定の圧力を加え、係合軸22を常時
長穴のいずれかの内壁面に接触させ、偏心カム2
に無負荷状態が生じるのを防止している。
つまり、係合軸22がC位置からD位置方向へ
回転変位する位置、およびG位置からH位置へ回
転変位する位置で、長穴の内壁面は内方へ突出し
たまたは突出可能な形状または構造になつてい
る。上述したごとく、第2AおよびB図はこれら
の実施例である。
なお、長穴11を有する係合部材12に使用さ
れる弾性材には格別の制限はない。
〔考案の効果〕 上記のように、本考案による空調機の風向ブレ
ード駆動装置は他の部品等を付加することなく、
偏心カムと係合するカムホルダの形態を変更する
ことのみによつて、モータギヤの無負荷または軽
負荷状態によつて生じるバツクラツシユのガタ音
を解消する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例である空調機の風向
ブレード駆動装置の機構図、第2AおよびB図は
長穴の実施例の平面図、および第3図は長穴と係
合軸との移動関係を示す説明図である。 1……プレート、11……長穴、2……偏心カ
ム、22……係合軸、23……出力軸、4……ブ
レード、5……モータギヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プレートに設けられた長穴と回転運動するカ
    ムを係合させることにより、該プレートを往復
    運動させて、該プレートに連結された風向ブレ
    ードの方向を変える空調機の風向ブレード駆動
    装置において、上記長穴の内周面のいずれかの
    面が常時上記カムに力を加えるように構成され
    ていることを特徴とする空調機の風向ブレード
    駆動装置。 (2) 上記長穴の内周面が弾性材料で形成されてい
    る、実用新案登録請求の範囲第1項に記載の装
    置。
JP3894785U 1985-03-20 1985-03-20 Expired JPH0233078Y2 (ja)

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JP3894785U JPH0233078Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JPS61156843U JPS61156843U (ja) 1986-09-29
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JP6579002B2 (ja) * 2016-03-10 2019-09-25 豊田合成株式会社 空調用レジスタ

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JPS61156843U (ja) 1986-09-29

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