JPH0220744Y2 - - Google Patents
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- JPH0220744Y2 JPH0220744Y2 JP1986028558U JP2855886U JPH0220744Y2 JP H0220744 Y2 JPH0220744 Y2 JP H0220744Y2 JP 1986028558 U JP1986028558 U JP 1986028558U JP 2855886 U JP2855886 U JP 2855886U JP H0220744 Y2 JPH0220744 Y2 JP H0220744Y2
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- Japan
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- cam
- shaft
- contact piece
- gear
- switch contact
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Landscapes
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
- Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
本考案は、タイムスイツチに関し、特にその時
間調整用の操作部分の改良に係る。
間調整用の操作部分の改良に係る。
従来技術
電気機器の操作部分は、通常、回転運動か、ま
たは直線運動として構成されている。調整部分が
回転運動で、操作部分が直線運動のときには、そ
れらの間に直線運動を回転運動に変換する機構が
必要となる。
たは直線運動として構成されている。調整部分が
回転運動で、操作部分が直線運動のときには、そ
れらの間に直線運動を回転運動に変換する機構が
必要となる。
従来、このような機構は、軸にシヤフトを直交
状態で固定している。しかし、それによると、ス
ライド操作部の操作間隔を大きくとれず、構成が
大型化する問題があつた。
状態で固定している。しかし、それによると、ス
ライド操作部の操作間隔を大きくとれず、構成が
大型化する問題があつた。
ちなみに、実開昭58−64048号の公報は、直線
運動を回転運動に変換する機構の一例を示してい
る。しかし、その構造のものによると、1つの部
材が直線方向の移動と同時に、回転運動を行うた
め、その摩擦的な摺動部分の摩耗が激しく、使用
中にその摩耗によつて摺動部分にがたつきが生
じ、これが調整時の精度を悪化させる原因となつ
ている。
運動を回転運動に変換する機構の一例を示してい
る。しかし、その構造のものによると、1つの部
材が直線方向の移動と同時に、回転運動を行うた
め、その摩擦的な摺動部分の摩耗が激しく、使用
中にその摩耗によつて摺動部分にがたつきが生
じ、これが調整時の精度を悪化させる原因となつ
ている。
考案の目的
したがつて、本考案の目的は、構成が簡単な回
転・スライド変換機構を得ること、およびタイム
スイツチを小型化することである。
転・スライド変換機構を得ること、およびタイム
スイツチを小型化することである。
考案の解決手段
そこで、本考案は、スライド可能な操作部材に
孔を設け、この孔に対しタイマーカム操作用のシ
ヤフトを軸線方向に摺動可能な状態とし、シヤフ
トでタイマーカム操作用の歯車列を回転させるよ
うに組み合わせている。この結果、本考案では、
簡単で小型の回転・スライド変換機構が得られ
る。
孔を設け、この孔に対しタイマーカム操作用のシ
ヤフトを軸線方向に摺動可能な状態とし、シヤフ
トでタイマーカム操作用の歯車列を回転させるよ
うに組み合わせている。この結果、本考案では、
簡単で小型の回転・スライド変換機構が得られ
る。
考案の構成
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。
いて具体的に説明する。
本考案は、第1図ないし第7図に示すような、
カム式のタイムスイツチ1を前提としている。そ
のタイムスイツチ1は、分割可能なケース2の内
部に組み込まれる。駆動源としてのモータ3は、
そのケース2の一方の区画室の内部に納められて
おり、そのロータ4の回転は、ピニオン5、減速
用の複合ギヤ6,7を介し、タイマーカム8のギ
ヤ9に伝達される。このタイマーカム8は、主軸
10に対し回転自在に支持されており、主軸10
にはめこまれたコイルスプリング11によつて、
常に一方向に付勢されている。またこのタイマー
カム8は、円周面で、3つの案内面12,13,
14を一体的に形成しており、またそれぞれの案
内面12,14の部分の直径線上で、2つの三角
形状のカム突起15および平行四辺形状のカム突
起16を一体的に形成している。またタイマーカ
ム8の底面側には、同一円周上で回転中心に対す
る対称位置に2つの山形のリフトカム17が一体
的に形成されている。
カム式のタイムスイツチ1を前提としている。そ
のタイムスイツチ1は、分割可能なケース2の内
部に組み込まれる。駆動源としてのモータ3は、
そのケース2の一方の区画室の内部に納められて
おり、そのロータ4の回転は、ピニオン5、減速
用の複合ギヤ6,7を介し、タイマーカム8のギ
ヤ9に伝達される。このタイマーカム8は、主軸
10に対し回転自在に支持されており、主軸10
にはめこまれたコイルスプリング11によつて、
常に一方向に付勢されている。またこのタイマー
カム8は、円周面で、3つの案内面12,13,
14を一体的に形成しており、またそれぞれの案
内面12,14の部分の直径線上で、2つの三角
形状のカム突起15および平行四辺形状のカム突
起16を一体的に形成している。またタイマーカ
ム8の底面側には、同一円周上で回転中心に対す
る対称位置に2つの山形のリフトカム17が一体
的に形成されている。
ここで、案内面12は、第1のカム作動部を、
また案内面14は、第2のカム作動部を、それぞ
れ形成している。また、一方のカム突起15は、
第1動作部および第1復帰手段を構成し、他方の
カム突起16は、第2動作部および第2復帰手段
を構成している。
また案内面14は、第2のカム作動部を、それぞ
れ形成している。また、一方のカム突起15は、
第1動作部および第1復帰手段を構成し、他方の
カム突起16は、第2動作部および第2復帰手段
を構成している。
一方、上記主軸10は、ケース2に設けた軸受
け用の孔部分に対し、回転自在に支持されてお
り、主軸10のボス部分に形成された軸線方向の
ノツチ18と、位置決め用の板ばね19によつ
て、所定の角度づつ位置決め状態で回転できるよ
うになつている。なお、この主軸10の回転角
は、主軸10に取り付けられた度当たり片20と
ケース2の内面に形成された2つのストツパ21
によつて、ほぼ180度の回転角に規制されている。
そして、この主軸10はボスの一端の部分で、受
板22を一体的に形成し、その上面で上記リフト
カム17に対応するリフトカム23を形成し、ま
た外周部分で突片24を一体的に形成している。
け用の孔部分に対し、回転自在に支持されてお
り、主軸10のボス部分に形成された軸線方向の
ノツチ18と、位置決め用の板ばね19によつ
て、所定の角度づつ位置決め状態で回転できるよ
うになつている。なお、この主軸10の回転角
は、主軸10に取り付けられた度当たり片20と
ケース2の内面に形成された2つのストツパ21
によつて、ほぼ180度の回転角に規制されている。
そして、この主軸10はボスの一端の部分で、受
板22を一体的に形成し、その上面で上記リフト
カム17に対応するリフトカム23を形成し、ま
た外周部分で突片24を一体的に形成している。
一方、前記ケース2は、その内側に設けた受け
台25の溝に弾性を有する第1のスイツチ接片2
6、および第2のスイツチ接片27の基端部分を
はめ込み、固定的に保持している。これらのスイ
ツチ接片26,27は、先端の可動部分に、接点
28,29を有している。
台25の溝に弾性を有する第1のスイツチ接片2
6、および第2のスイツチ接片27の基端部分を
はめ込み、固定的に保持している。これらのスイ
ツチ接片26,27は、先端の可動部分に、接点
28,29を有している。
さらに、上記ケース2は、これと一体的に形成
された軸30によつて、第1のカム連動手段3
1、および第2のカム連動手段32を、回動自在
に支持している。第1のカム連動手段31は、接
触片33の部分で案内面12に接しており、また
その反対側の押圧片34によつて、第1のスイツ
チ接片26の内側面に対応させている。また第2
のカム連動手段32は、その接触片35により案
内面14と対応しており、また背面側の押圧片3
6によつて、第2のスイツチ接片27の外側面と
対応している。なお、第2のスイツチ接片27の
先端は、受片37に当たつて、止まつている。
された軸30によつて、第1のカム連動手段3
1、および第2のカム連動手段32を、回動自在
に支持している。第1のカム連動手段31は、接
触片33の部分で案内面12に接しており、また
その反対側の押圧片34によつて、第1のスイツ
チ接片26の内側面に対応させている。また第2
のカム連動手段32は、その接触片35により案
内面14と対応しており、また背面側の押圧片3
6によつて、第2のスイツチ接片27の外側面と
対応している。なお、第2のスイツチ接片27の
先端は、受片37に当たつて、止まつている。
そして、本考案のスライド機構40は、第2図
および第3図に示すように、ケース2とそれに固
定された地板38との間に組み込まれており、歯
車41、シヤフト42、カプラ43および操作部
材44を備えている。上記歯車41は、扇状であ
り、主軸10の近くで、ケース2と地板38との
間に固定された軸45によつて回転自在に支持さ
れており、歯車41の歯の部分で主軸10の端部
に形成された歯車39と噛み合つている。また、
上記シヤフト42は、一方の端部で軸45に対し
交差する方向で、歯車41の側面に圧入などの手
段によつてはまり合つており、他方の端部で円柱
状のカプラ43の直径方向の孔46に対し滑り対
偶のもとに軸線方向に移動可能な状態で連結され
ている。
および第3図に示すように、ケース2とそれに固
定された地板38との間に組み込まれており、歯
車41、シヤフト42、カプラ43および操作部
材44を備えている。上記歯車41は、扇状であ
り、主軸10の近くで、ケース2と地板38との
間に固定された軸45によつて回転自在に支持さ
れており、歯車41の歯の部分で主軸10の端部
に形成された歯車39と噛み合つている。また、
上記シヤフト42は、一方の端部で軸45に対し
交差する方向で、歯車41の側面に圧入などの手
段によつてはまり合つており、他方の端部で円柱
状のカプラ43の直径方向の孔46に対し滑り対
偶のもとに軸線方向に移動可能な状態で連結され
ている。
このカプラ43は、頭付ピンの形状をしてお
り、操作部材44の収納孔47の内部で回り対偶
のもとにはまり合つている。なお、上記シヤフト
42の他端部分が操作部材44の逃げ孔48の部
分で孔46に貫通しているため、カプラ43は、
それによつて抜け止め状態となつている。一方、
上記操作部材44は、ケース2の一部に形成され
た溝状のガイド49に沿つて滑りながら移動可能
な状態ではまり合つており、また他方の突起50
の部分で、地板38のスリツト51に臨み、その
部分の連結板52によつて、外部のつまみ53に
連結される。
り、操作部材44の収納孔47の内部で回り対偶
のもとにはまり合つている。なお、上記シヤフト
42の他端部分が操作部材44の逃げ孔48の部
分で孔46に貫通しているため、カプラ43は、
それによつて抜け止め状態となつている。一方、
上記操作部材44は、ケース2の一部に形成され
た溝状のガイド49に沿つて滑りながら移動可能
な状態ではまり合つており、また他方の突起50
の部分で、地板38のスリツト51に臨み、その
部分の連結板52によつて、外部のつまみ53に
連結される。
考案の作用
次ぎに、上記タイムスイツチ1の一連の動作を
第8図ないし第12図を参照しながら説明する。
第8図ないし第12図を参照しながら説明する。
まず主軸10の回転角は、第6図に示されるよ
うに一対のストツパ21によつて規制される適当
な範囲に設定される。この状態で、モータ3が起
動し、そのロータ4の回転がピニオン5、複合ギ
ヤ6,7を介し、タイマーカム8のギヤ9に伝達
されると、タイマーカム8は、ゆつくりとした速
度で、反時計方向に回転していく。通常、第1の
スイツチ接片26および第2のスイツチ接片27
は、第1図に示すように、接片28,29を非接
触の状態、つまりオフの状態に設定しており、し
かもその弾力によつて、押圧片34,36に接
し、接触片33,35をそれぞれカム8の案内面
12,14に軽く接触させている。
うに一対のストツパ21によつて規制される適当
な範囲に設定される。この状態で、モータ3が起
動し、そのロータ4の回転がピニオン5、複合ギ
ヤ6,7を介し、タイマーカム8のギヤ9に伝達
されると、タイマーカム8は、ゆつくりとした速
度で、反時計方向に回転していく。通常、第1の
スイツチ接片26および第2のスイツチ接片27
は、第1図に示すように、接片28,29を非接
触の状態、つまりオフの状態に設定しており、し
かもその弾力によつて、押圧片34,36に接
し、接触片33,35をそれぞれカム8の案内面
12,14に軽く接触させている。
やがて、カム突起15は、第8図に示すよう
に、第1のカム連動手段31の接触片33を押
し、その押圧片34によつて第1のスイツチ接片
26を、第2のスイツチ接片27から離れる方向
に移動させる。
に、第1のカム連動手段31の接触片33を押
し、その押圧片34によつて第1のスイツチ接片
26を、第2のスイツチ接片27から離れる方向
に移動させる。
その後、カム突起16は、第9図に示すよう
に、第2のカム連動手段32の接触片35を押す
ことによつて、第2のスイツチ接片27を第1の
スイツチ接片26に近づく方向に移動させる。こ
の第2のスイツチ接片27が第1のスイツチ接片
26に近づく過程で、第1のカム連動手段31の
接触片33が三角形状のカム突起15から案内面
12の上に落ち込むため、第1のスイツチ接片2
6は、接点28で、近づいてくる第2のスイツチ
接片27の接点29に瞬間的に接触する。これに
よつて、接点28,29は、速入り動作のもとに
オンの状態に設定される。
に、第2のカム連動手段32の接触片35を押す
ことによつて、第2のスイツチ接片27を第1の
スイツチ接片26に近づく方向に移動させる。こ
の第2のスイツチ接片27が第1のスイツチ接片
26に近づく過程で、第1のカム連動手段31の
接触片33が三角形状のカム突起15から案内面
12の上に落ち込むため、第1のスイツチ接片2
6は、接点28で、近づいてくる第2のスイツチ
接片27の接点29に瞬間的に接触する。これに
よつて、接点28,29は、速入り動作のもとに
オンの状態に設定される。
一方、第2のカム連動手段32の接触片35が
カム突起16に乗り上げると、第2のカム連動手
段32の接触片35は、案内面14から中間の案
内面13の外周に接するので、コイルスプリング
11がタイマーカム8を受板22の方向に向けて
付勢していることにより、タイマーカム8は、第
10図のように、その弾力によつて受板22に接
近する方向に少しだけ移動する。この状態で押圧
片36が引き続き第2のスイツチ接片27を押し
続けるため、一対の第1のスイツチ接片26およ
び第2のスイツチ接片27は、それらの接点2
8,29を必要な接触圧のもとに接触させ、電気
的に確実な通電状態としている。
カム突起16に乗り上げると、第2のカム連動手
段32の接触片35は、案内面14から中間の案
内面13の外周に接するので、コイルスプリング
11がタイマーカム8を受板22の方向に向けて
付勢していることにより、タイマーカム8は、第
10図のように、その弾力によつて受板22に接
近する方向に少しだけ移動する。この状態で押圧
片36が引き続き第2のスイツチ接片27を押し
続けるため、一対の第1のスイツチ接片26およ
び第2のスイツチ接片27は、それらの接点2
8,29を必要な接触圧のもとに接触させ、電気
的に確実な通電状態としている。
タイマーカム8がさらに回転し、その下面側の
リフトカム17が第11図および第12図に示す
ように、受け板22のリフトカム23に乗り上げ
ると、タイマーカム8は、コイルスプリング11
に抗して持ち上げられ、押圧片35が案内面13
からもとの案内面14に落ち込み、第2のスイツ
チ接片27は、第1のスイツチ接片26から急激
に離れる。このとき、第1のスイツチ接片26
は、第2のスイツチ接片27とともに初期の時点
で同一方向に移動するが、その途中で押圧片34
に当たるため、第2のスイツチ接片27から強制
的に引き離される。このようにして、第1のスイ
ツチ接片26および第2のスイツチ接片27は、
速断動作のもとに、オフの状態に設定される。こ
のようにしてタイムスイツチ1は、オン・オフの
動作を繰り返していく。この過程で、接点28,
29との間で、ずれる方向の動き、つまりワイピ
ング動作を行い、接点28,29の接触面の溶着
を防止している。
リフトカム17が第11図および第12図に示す
ように、受け板22のリフトカム23に乗り上げ
ると、タイマーカム8は、コイルスプリング11
に抗して持ち上げられ、押圧片35が案内面13
からもとの案内面14に落ち込み、第2のスイツ
チ接片27は、第1のスイツチ接片26から急激
に離れる。このとき、第1のスイツチ接片26
は、第2のスイツチ接片27とともに初期の時点
で同一方向に移動するが、その途中で押圧片34
に当たるため、第2のスイツチ接片27から強制
的に引き離される。このようにして、第1のスイ
ツチ接片26および第2のスイツチ接片27は、
速断動作のもとに、オフの状態に設定される。こ
のようにしてタイムスイツチ1は、オン・オフの
動作を繰り返していく。この過程で、接点28,
29との間で、ずれる方向の動き、つまりワイピ
ング動作を行い、接点28,29の接触面の溶着
を防止している。
タイマーカム8のリフトカム17がリフトカム
23に乗り上げる時点は、スライド機構40で主
軸10を回転させることによつて、2つのストツ
パ21の範囲で調整できるため、第1のスイツチ
接片26および第2のスイツチ接片27のオンの
時間は、タイマーカム8の1回転中で調整できる
ことになる。さらに、受板22に設けた突片24
が第2の連動手段32の接触片35にあてられれ
ば、スイツチ接片26,27は、タイマーカム8
の回転に関係なく、常にオンの状態になる。
23に乗り上げる時点は、スライド機構40で主
軸10を回転させることによつて、2つのストツ
パ21の範囲で調整できるため、第1のスイツチ
接片26および第2のスイツチ接片27のオンの
時間は、タイマーカム8の1回転中で調整できる
ことになる。さらに、受板22に設けた突片24
が第2の連動手段32の接触片35にあてられれ
ば、スイツチ接片26,27は、タイマーカム8
の回転に関係なく、常にオンの状態になる。
さて、すでに明らかなように、上記主軸10の
回転は、本考案のスライド機構40によつて行わ
れる。
回転は、本考案のスライド機構40によつて行わ
れる。
第2図において、操作者がつまみ53をガイド
49の方向に沿つて移動させると、この直線運動
は、シヤフト42によつて、軸45を中心とする
回転運動として変換され、歯車41を介し、主軸
10の歯車39に増速しながら伝達される。この
ため、操作部材44の移動量は、増速分だけ少な
くて済む。このとき、シヤフト42は、操作部材
44に対し、交差角度を変化させ、回転(揺動)
運動をすると同時に、軸線方向の滑り運動を行
う。
49の方向に沿つて移動させると、この直線運動
は、シヤフト42によつて、軸45を中心とする
回転運動として変換され、歯車41を介し、主軸
10の歯車39に増速しながら伝達される。この
ため、操作部材44の移動量は、増速分だけ少な
くて済む。このとき、シヤフト42は、操作部材
44に対し、交差角度を変化させ、回転(揺動)
運動をすると同時に、軸線方向の滑り運動を行
う。
そして、この回転運動は、カプラ43と操作部
材44の収納孔47との回り対偶によつて、滑り
運動から独立した状態で行われる。また、シヤフ
ト42の操作部材44に対する軸線方向の動き
は、そのシヤフト42と、カプラ43の孔46と
の滑り対偶によつて、回転運動から独立した状態
で行われている。したがつて、シヤフト42、カ
プラ43および操作部材44の機械的な対偶部分
で2つの運動が同時に起きないため、シヤフト4
2とカプラ43との結合部分、およびカプラ43
と操作部材44との結合部分を自由度1の状態で
確実に拘束でき、それらの部分にがたつきがなく
なり、滑らかで正確な運動の伝達が可能となる。
材44の収納孔47との回り対偶によつて、滑り
運動から独立した状態で行われる。また、シヤフ
ト42の操作部材44に対する軸線方向の動き
は、そのシヤフト42と、カプラ43の孔46と
の滑り対偶によつて、回転運動から独立した状態
で行われている。したがつて、シヤフト42、カ
プラ43および操作部材44の機械的な対偶部分
で2つの運動が同時に起きないため、シヤフト4
2とカプラ43との結合部分、およびカプラ43
と操作部材44との結合部分を自由度1の状態で
確実に拘束でき、それらの部分にがたつきがなく
なり、滑らかで正確な運動の伝達が可能となる。
他の実施例
上記実施例は、操作部材44の移動方向を直線
としているが、この運動軌跡は、軸45を中心と
しない円弧状の運動であつてもよい。また、上記
歯車41は、扇形でなく、完全な歯車として構成
することもできる。
としているが、この運動軌跡は、軸45を中心と
しない円弧状の運動であつてもよい。また、上記
歯車41は、扇形でなく、完全な歯車として構成
することもできる。
考案の効果
本考案では、歯車機構とスライド機構との組み
合わせによつて構成が簡単な回転・スライド変換
機構を得ることができ、タイムスイツチを小型化
することができる。
合わせによつて構成が簡単な回転・スライド変換
機構を得ることができ、タイムスイツチを小型化
することができる。
特に操作部材の内部にカプラが回転自在に保持
されており、このカプラの孔の部分にシヤフトが
軸線方向に滑り移動可能な状態で保持されている
ため、操作部材の直線運動がシヤフトに回動運動
として変換される過程で、2つの部材との間の相
対的な変位が直線運動または回転運動のみとな
り、それらの回転運動および直線運動が同時に同
一部材に作用しないため、摺動部分に摩耗が発生
したとしても、その摩耗によるがたつきが直ちに
タイマーカムと連動して回転する歯車の回動量と
ならないので、正確な運動の伝達が正確に行われ
る。
されており、このカプラの孔の部分にシヤフトが
軸線方向に滑り移動可能な状態で保持されている
ため、操作部材の直線運動がシヤフトに回動運動
として変換される過程で、2つの部材との間の相
対的な変位が直線運動または回転運動のみとな
り、それらの回転運動および直線運動が同時に同
一部材に作用しないため、摺動部分に摩耗が発生
したとしても、その摩耗によるがたつきが直ちに
タイマーカムと連動して回転する歯車の回動量と
ならないので、正確な運動の伝達が正確に行われ
る。
第1図は本考案のタイムスイツチの蓋を外した
状態での平面図、第2図はスライド機構の平面
図、第3図は要部の垂直断面図、第4図はカムの
底面図、第5図は主軸の受板部分の平面図、第6
図は主軸の位置決め部分の平面図、第7図はスイ
ツチ接片とカム連動手段との相対的な位置関係を
示す側面図、第8図ないし第12図は動作順序を
示す説明図である。 1……タイムスイツチ、4……ロータ、8……
タイマーカム、10……主軸、11……コイルス
プリング、12,13,14……案内面、15,
16……カム突起、17,23……リフトカム、
26……第1のスイツチ接片、27……第2のス
イツチ接片、28,29……接点、31……第1
のカム連動手段、32……第2のカム連動手段、
33,35……接触片、34,36……押圧片、
39,41……歯車、40……スライド機構、4
2……シヤフト、43……カプラ、44……操作
部材、45……軸、46……孔、47……収納
孔、48……逃げ孔、49……ガイド。
状態での平面図、第2図はスライド機構の平面
図、第3図は要部の垂直断面図、第4図はカムの
底面図、第5図は主軸の受板部分の平面図、第6
図は主軸の位置決め部分の平面図、第7図はスイ
ツチ接片とカム連動手段との相対的な位置関係を
示す側面図、第8図ないし第12図は動作順序を
示す説明図である。 1……タイムスイツチ、4……ロータ、8……
タイマーカム、10……主軸、11……コイルス
プリング、12,13,14……案内面、15,
16……カム突起、17,23……リフトカム、
26……第1のスイツチ接片、27……第2のス
イツチ接片、28,29……接点、31……第1
のカム連動手段、32……第2のカム連動手段、
33,35……接触片、34,36……押圧片、
39,41……歯車、40……スライド機構、4
2……シヤフト、43……カプラ、44……操作
部材、45……軸、46……孔、47……収納
孔、48……逃げ孔、49……ガイド。
Claims (1)
- タイマーカムと連動して回転する歯車と、この
歯車に噛合して回転運動する歯車と、この歯車に
一端が設けられたシヤフトと、このシヤフトの他
端に嵌合してシヤフトの滑り運動を許容するカプ
ラと、このカプラを回転自在に保持し、直線上の
ガイドに沿つてスライドする操作部材とを備えた
ことを特徴とするタイムスイツチのスライド機
構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986028558U JPH0220744Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | |
KR878700751U KR900011168Y1 (en) | 1986-02-27 | 1987-01-26 | Time switch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986028558U JPH0220744Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62140645U JPS62140645U (ja) | 1987-09-04 |
JPH0220744Y2 true JPH0220744Y2 (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=30831633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986028558U Expired JPH0220744Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0220744Y2 (ja) |
KR (1) | KR900011168Y1 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5864048U (ja) * | 1981-10-26 | 1983-04-30 | シャープ株式会社 | タイマ−操作装置 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP1986028558U patent/JPH0220744Y2/ja not_active Expired
-
1987
- 1987-01-26 KR KR878700751U patent/KR900011168Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62140645U (ja) | 1987-09-04 |
KR900011168Y1 (en) | 1990-12-20 |
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