JPH0233187Y2 - - Google Patents

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JPH0233187Y2
JPH0233187Y2 JP1984051132U JP5113284U JPH0233187Y2 JP H0233187 Y2 JPH0233187 Y2 JP H0233187Y2 JP 1984051132 U JP1984051132 U JP 1984051132U JP 5113284 U JP5113284 U JP 5113284U JP H0233187 Y2 JPH0233187 Y2 JP H0233187Y2
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JP
Japan
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hand gear
hand
leaf spring
cylindrical bearing
gear
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JP1984051132U
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JPS60163386U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は時計の秒針のふらつきを防止した秒針
歯車のスリツプ機構に関する。
(従来技術) 従来、時計の分針又は秒針のふらつき防止は、
第1図ないし第3図に示すように、上板1に設け
た筒状軸受3と、中板5に設けた軸受孔7との間
に秒針歯車9の軸を支持し、板ばね11で秒針歯
車9を下方の中板5側に付勢して秒針歯車がふら
つかないようにし、ひいては分針のふらつきを防
止していた。この場合、板ばね11の中央近くは
筒状軸受3の下端に摺動可能に当接し、板ばね1
1両端部は秒針歯車9の周縁上に設けた環状凸壁
12上位置して秒針歯車9と一体に回転するよう
になつていた。
そのため、板ばね11の秒針歯車9に働く摩擦
力Fは、ばね圧をWとし、筒状軸受3の外径をa
とし、摩擦係数をηとすれば、 F=2×a/2×W/2×η となり、秒針車のふらつきをなくすため摩擦力を
大きくするには、ばね圧W又は筒状軸受3の外径
aを大きくする必要がある。
しかし、ばね圧を大きくすることは各部材の強
度、摩擦等に問題があり、あまり大きく設定する
ことはできない。また、筒状軸受の外径aを大き
くすることは、ムーブメンに小型化が要求される
現在にあつて第2図のように秒針歯車9の近くに
他の輪列が配置されるため、困難をともなう。従
つて、秒針のふらつきが大きく、ムーブメントの
小型化が要求される場合、上記の構成で秒針歯車
を軸方向に押しただけでは不十分であつた。
また従来例として第4図に示すように、板ばね
11を秒針歯車9と中板5との間に設けたものも
ある。この場合は、板ばね11が秒針歯車9を上
方に付勢する。しかし、この場合も板ばねが秒針
歯車と接触する2点間長さa′が小さく、やはり上
記と同様の問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記問題を解決したもので、板ばねが
筒状軸受に対して回転しないようにし、板ばね両
端部は秒針歯車に対して摺動する構成として板ば
ねの作用腕の長さを大きくし、部材を大きくしな
くとも大きな摩擦力を得られるようにし、それに
より秒針歯車のふらつきを防止し、ひいては秒針
のふらつきを防止することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するため、その構成を
時計の上板から突出させた筒状軸受と時計の中板
の軸受孔との間に秒針歯車の軸を支持し、板ばね
の中央孔を秒針歯車の軸に嵌挿し、該板ばねを筒
状軸受の下端部に当接るとともに、その筒状軸受
に設けた回り止めにより回転を阻止し、前記板ば
ね両端部で秒針歯車を下方かつ摺動可能に付勢す
るようにした秒針歯車のスリツプ機構とする。
(実施例) 次に第5図ないし第7図により本考案の第1実
施例の係る秒針歯車のスリツプ機構を説明する。
時計の上板21から中板23に向つて筒状軸受2
5を突出させる。筒状軸受25に対向した中板2
3の位置に軸受孔27を設け、秒針歯車29の軸
31を筒状軸受25と軸受孔27との間に支持さ
せる。秒針歯車29は、ロータ33の駆動力によ
つて回転される歯車35を介して秒針表示回転さ
れる。秒針歯車29の下面に秒針歯車と同軸のカ
ナ37が設けられ、カナ37は時針車を回転させ
る中間歯車39に噛み合される。
秒針歯車29の軸31上側に板ばね41の中央
孔が嵌挿され、板ばね41の両端部は秒針歯車2
9の上面に周縁に設けた環状凸壁43上に圧接さ
れる。板ばね41の両端部は、秒針歯車29の回
転時に凸壁43と摺動し、板ばね41は秒針歯車
29を下方の中板23に向つて付勢する。筒状軸
受25の下面一個所に筒状軸受25と一体に突片
45が設けられ、板ばね41の側部が突片45に
当接して回転しないようになつている。すなわ
ち、秒針歯車29が回転するとき、板ばね41の
両端部は秒針歯車29に対して摺動し、筒状軸受
25を設けた上板21に対しては固定した関係と
なる。
よつて、板ばね41が秒針歯車29を付勢して
生じる摩擦力F′は、板ばね41の両端部が秒針歯
車と当接する2点間長さをbとし、板ばねのばね
圧をWとし、摩擦係数をηとすれば、 F′=2×b/2×W/2×η となり、従来の摩擦力Fに対しb/a倍となる。
第8図、第9図は本考案の第2実施例を示す。
板ばね41を筒状軸受25に対して回転を阻止す
る構成は、筒状軸受25の下面に筒状軸受25と
一体に2つの突起47を設け、この突起47に、
板ばね41に設けた2つの孔49を嵌合したもの
である。この場合も板ばね41は、筒状軸受25
を設けた上板21に固定され、秒針歯車29に対
して摺動可能であつて、第1実施例と同様の摩擦
力F′が得られる。
(考案の効果) 以上の通り本考案においては、板ばねが秒針歯
車を軸方向に付勢することにより軸受部に生じる
摩擦力が、板ばねのばね圧を大きくしなくとも従
来に比較して数倍大きくなる。よつて時計を構成
する各部材の強度、摩擦の問題、あるいは他の部
材の配置の問題を生じることなく、秒針歯車のふ
らつきを十分に防止でき、ひいては秒針のふらつ
きを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の秒針歯車のスリツプ機構の正面
断面図。第2図は第1図の要部拡大断面図。第3
図は第1図の要部斜視図。第4図は他の従来例の
要部断面図。第5図は本考案の秒針歯車のスリツ
プ機構の正面断面図。第6図は第5図の要部拡大
図。第7図は第5図の筒状軸受の底面図。第8図
は第2実施例の要部断面図。第9図は第8図の筒
状軸受の底面図。 21……上板、23……中板、25……筒状軸
受、27……軸受孔、29……秒針歯車、31…
…軸、41……板ばね、45……突片、47……
突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板状の秒針押さえバネを秒針軸に嵌挿させ、該
    バネを上板から突出させた筒状軸受の下端部と秒
    針歯車の上面周縁に設けた環状凸壁に当接させて
    なる秒針歯車のスリツプ機構において、前記筒状
    軸受に前記秒針押さえバネの回り止めとなる突出
    部を一体に設けたことを特徴とする秒針歯車のス
    リツプ機構。
JP5113284U 1984-04-06 1984-04-06 秒針歯車のスリツプ機構 Granted JPS60163386U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5113284U JPS60163386U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 秒針歯車のスリツプ機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5113284U JPS60163386U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 秒針歯車のスリツプ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60163386U JPS60163386U (ja) 1985-10-30
JPH0233187Y2 true JPH0233187Y2 (ja) 1990-09-06

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ID=30569904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5113284U Granted JPS60163386U (ja) 1984-04-06 1984-04-06 秒針歯車のスリツプ機構

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JP (1) JPS60163386U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914622U (ja) * 1972-05-08 1974-02-07
JPS582696B2 (ja) * 1977-04-12 1983-01-18 株式会社東芝 放射線断層診断装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582696U (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 リズム時計工業株式会社 秒針押えバネ構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914622U (ja) * 1972-05-08 1974-02-07
JPS582696B2 (ja) * 1977-04-12 1983-01-18 株式会社東芝 放射線断層診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60163386U (ja) 1985-10-30

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