JPH0544915Y2 - - Google Patents

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JPH0544915Y2
JPH0544915Y2 JP447187U JP447187U JPH0544915Y2 JP H0544915 Y2 JPH0544915 Y2 JP H0544915Y2 JP 447187 U JP447187 U JP 447187U JP 447187 U JP447187 U JP 447187U JP H0544915 Y2 JPH0544915 Y2 JP H0544915Y2
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force
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は磁気記録等に供されるデイスクを回
転させるデイスクの回転駆動装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来のデイスクの回転駆動装置は、特開昭60−
217574号公報に開示されているような構成、即ち
第14図および第15図に示すとおりである。図
において、1はモータの回転軸、2は中央にメタ
ルハブ2aを有するデイスク、3はハブ受台で、
メタルハブ2aと当接するハブ面4と、上記メタ
ルハブ2aをハブ面4に吸着させるマグネツト5
とを備えている。6は弾性体で、一端部にハブ受
台3を貫通しハブ面4より上方へ突出する駆動ピ
ン7が植設され、他端部の支点となる位置におい
てリベツト等の取着部材8でハブ受台3に取着さ
れている。駆動ピン7は上下方向、半径方向、周
方向に弾性的な倒れが可能になつている。9はメ
タルハブ2aに形成された回転軸挿入孔、10は
回転軸挿入孔9に対し偏心した位置に形成された
駆動ピン挿入孔である。
上記した従来の装置は、デイスク2のハブ受台
3への装置によつて、デイスク2のメタルハブ2
aがマグネツト5によつてハブ面4に吸着され
る。このとき、駆動ピン7が駆動ピン挿入孔10
の位置に対応していない場合には、駆動ピン7は
下方へ沈み、回転軸1の回転とともに沈んだ状態
のままメタルハブ2aの下を空回りし、駆動ピン
挿入孔10に対応する位置に至ると弾性力で突出
して駆動ピン挿入孔10に係合する。駆動ピン挿
入孔10に係合した駆動ピン7は、係合とともに
その駆動力と半径方向内側への倒れ込みに伴う力
とでデイスク2のセンタリングを行いデイスク2
に駆動力を伝達する。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のデイスクの回転駆動装置におい
ては、駆動ピン7を弾性体6によつて上下方向、
半径方向等に弾性的に変位できるようにしてお
り、その半径方向変位に伴う反作用でデイスク2
のセンタリングをするので、センタリングの力を
一定の範囲に収めるには駆動ピン7の半径方向位
置を厳密に規定しなくてはならず、駆動ピン7と
弾性体6、弾性体6とハブ受台3の相互に厳しい
取付け精度が要求される難点がある。また、弾性
体6のバネ定数をセンタリングのための充分な力
を得るべく設定すると、デイスク負荷トルクの変
動によりデイスク駆動時に周方向変位が伴うこと
になつてデイスク2への記録・再生に時間ずれが
発生するといつた問題点もある。さらにはデイス
ク2の駆動ピン7側が駆動ピン7との摩擦力によ
りハブ面4から浮き上がる難点も含んでいる。
この考案はかかる従来の問題点を解消するため
になされたもので、デイスクのセンタリングのた
めの力を一定範囲に収め易く、デイスク駆動時の
周方向精度及び安定性の向上も企図できる製造の
容易なデイスクの回転駆動装置を得ることを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] この考案に係るデイスクの回転駆動装置は、デ
イスクを芯出し駆動させる駆動ピンを、デイスク
を装置する受台に半径方向と軸方向のいずれの方
向にも変位できるように支持されたアームに植設
し、該アームには、上記駆動ピンを受台上のデイ
スクの偏心位置にある駆動ピン挿入孔に係合させ
るための軸方向に働く復元力と、デイスクの受台
上での芯出しのための半径方向に作用する力とを
付与し、そのうちの少なくとも一方の力を磁石に
よる磁力で構成したものである。
[作用] この考案においては、駆動ピンを支持している
アームに駆動ピンを受台上のデイスクの偏心位置
にある駆動ピン挿入孔に係合させるための軸方向
に働く復元力と、デイスクの受台上での芯出しの
ための半径方向に作用する力とを付与しているの
でデイスクの芯出しのための力の組立てからくる
大小のばらつきがでにくく、作用方向の違う力を
個別に設定でき、磁石による磁力を利用すること
で製造が容易で、デイスク駆動時の周方向精度の
向上及び磁力によるデイスクの安定性も企図でき
る。
[実施例] 第1図から第13図はいずれも本考案の一実施
例としてのデイスクの回転駆動装置を示したもの
である。まず初めに第1図と第2図並びに第3図
によつて示す実施例について説明する。ただし先
に説明した従来例と同一ないしは相当する構成に
ついては図面に対して同一の符号を付すことで、
これらの構成の説明はこれを省くこととする。即
ち、デイスク2に駆動力を伝達し、デイスク2の
センタリングを行う駆動ピン7は、ハブ受台3の
ハブ面4とは反対の図示下面に装着された剛構造
の湾曲形状のアーム11の一端部に対して植設さ
れている。アーム11は駆動ピン7の植設された
側とは反対の基部側においてハブ受台3に支持軸
12によつて遊嵌固定され、その取付け構造によ
つて軸方向にも半径方向にも変位し得る。このア
ーム11の自由端は、ハブ受台3に固定された押
圧ばね13によつてハブ受台3側に押し付けら
れ、この部分に植設されている駆動ピン7は押圧
ばね13のばね力でハブ受台3を貫きハブ面4に
突き出している。アーム11の中間部内側にはハ
ブ受台3の半径方向に着磁された磁石14が固定
され、ハブ受台3には上記磁石14に対抗しこの
磁石14に反発する極性に着磁された磁石15が
装着されている。従つて、アーム11には軸方向
に押圧ばね13のばね力が又、半径方向に磁石1
4,15の反発力がそれぞれ作用している。磁石
15はアーム11に反発力を作用させるものであ
るが、デイスク2のメタルハブ2aをハブ面4に
吸着させるマグネツト5と共用のものとしても良
い。
上記構成の実施例では、デイスク2をハブ受台
3に装着するとそのメタルハブ2aがマグネツト
5ないしは磁石15によつて吸着され、デイスク
2はハブ受台3上のハブ面4に当接保持されるこ
とになる。殆どの場合、駆動ピン7の位置とメタ
ルハブ2aの駆動ピン挿入孔10の位置は一致し
ないので、メタルハブ2aの吸着とともに第2図
に示すように駆動ピン7はメタルハブ2aによつ
て押さえ付けられ、アーム11の押圧ばね13の
ばね力に抗しての変位とともに沈み込んだ状態に
なる。この状態のまま回転軸1の回転につれメタ
ルハブ2aの下を駆動ピン7が空回りし、駆動ピ
ン挿入孔10が対応位置にくると駆動ピン7への
押圧が解放され、押圧ばね13の復元力でアーム
11がハブ受台3に平行になり、これとともに駆
動ピン7がメタルハブ2aの駆動ピン挿入孔10
に突入することになる。回転軸1は回転し続け、
押圧ばね13の復元力でハブ受台3に平行になつ
たアーム11はその磁石14が磁石15に対抗す
ることになり、磁気反発力を受けて半径方向外側
に押し出される。これによつて駆動ピン7がメタ
ルハブ2aの駆動ピン挿入孔10の外側の辺を押
し付け、中央部の回転軸挿入孔9に対する回転軸
1の相対位置を規定するセンタリングとともに駆
動力がデイスク2に伝達され、デイスク2が回転
駆動される。
センタリングのための磁気反発力は磁石14,
15の特性、形状、配置で自由に設定でき、押圧
ばね13とは関係がないので組立ての困難さは殆
ど無く、センタリングの力のばらつきがアーム1
1が剛体であることも関係して出来にくい。従つ
て、デイスク駆動時の周方向精度も向上する。ま
た、メタルハブ2aは駆動ピン7側がその摩擦力
により浮き易い傾向にあるが、浮き側に対して磁
石15の吸引力がメタルハブ2aに作用するので
安定が増す。駆動力の伝達に関係する駆動ピン7
の軸方向変位は、押圧ばね13の復元力によるも
のであるので設定も容易で、組立ての面倒さも無
い。
第4図と第5図の実施例は、上記実施例のアー
ム11を磁性材料で形成するとともに、支持軸1
2の位置を一端部より内寄りにして支持軸12よ
り駆動ピン7とは反対の端部に磁気吸引力を作用
させてセンタリングのための力を得ようとするも
のである。磁石15はアーム11を半径方向外向
きに吸引する極性のものとする。勿論、アーム1
1を非磁性材で形成し、相互に磁気吸引を作用し
合う磁石をハブ受台3とアーム11とに配置して
も良い。この実施例も前述の実施例のものと同様
の作用・効果を奏す。
また、第6図から第12図に示す実施例のよう
に駆動ピン7の軸方向の復元力を磁力とし、セン
タリングのための半径方向の力をばね16による
ばね力として構成しても良い。この場合、アーム
11の支持軸12より駆動ピン7寄りに磁力を作
用させるようにすれば磁気吸引力で駆動ピン7の
軸方向の復元力を得ることができ、アーム11の
支持軸12より駆動ピン7と反対側に磁力を作用
させるようにすれば磁気反発力で駆動ピン7の軸
方向の復元力を得ることができる。アーム11は
第6図から第8図のものでは磁性材料で形成さ
れ、第10図から第12図のものでは非磁性材料
で形成されている。ばね16はハブ受台3に固定
され常にアーム11の駆動ピン7側の端部を半径
方向外側に押している。しかして、これらの実施
例は、始めに説明した実施例とは磁力とばね力の
使い方が逆であるが、センタリングのための力と
軸方向の復元力とを個別に設定できることは同じ
で、製造は前例同様容易である。更に、センタリ
ングのための力と軸方向の復元力とを何れも磁力
によつて構成することもでき、この場合には、第
13図に示すように磁石15をアングル型等にす
ることで単一の磁石15で二方向に働く力を得る
こともでき、単一の例えば弾性体で二方向に働く
力を得る構成のものとは異なり各力の大小設定は
比較的容易で、ばらつきもできにくい利点は殆ど
失われない。
[考案の効果] 以上、実施例による説明からも明らかなように
本考案のデイスクの回転駆動装置は、デイスクを
芯出し駆動させる駆動ピンを、デイスクを装置す
る受台に半径方向と軸方向のいずれの方向にも変
位できるように支持されたアームに植設し、該ア
ームには、上記駆動ピンを受台上のデイスクの偏
心位置にある駆動ピン挿入孔に係合させるための
軸方向に働く復元力と、デイスクの受台上での芯
出しのための半径方向に作用する力とを付与し、
そのうちの少なくとも一方の力を磁石による磁力
で構成したものであるから、駆動ピンを支持して
いるアームに駆動ピンを受台上のデイスクの偏心
位置にある駆動ピン挿入孔に係合させるための軸
方向に働く復元力と、デイスクの受台上での芯出
しのための半径方向に作用する力とを付与してい
るのでデイスクの芯出しのための力の組立てから
くる大小のばらつきがでにくく、作用方向の違う
力を個別に設定でき、磁石による磁力を利用する
ことで製造が容易で、デイスク駆動時の周方向精
度の向上と安定性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのデイスクの
回転駆動装置の構成を示す正面図、第2図は同じ
くその側面図、第3図は同じくその側断面図、第
4図と第5図はそれぞれ他の実施例を示すデイス
クの回転駆動装置の正面図と側断面図、第6図は
更に他の実施例を示すデイスクの回転駆動装置の
正面図、第7図から第9図はそれぞれ第6図のも
のの要部を示す断面図、第10図は更に他の実施
例を示すデイスクの回転駆動装置の正面図、第1
1図と第12図はそれぞれ第10図のものの要部
を示す断面図、第13図は更に他の実施例を示す
説明図、第14図と第15図はそれぞれ従来例を
示す側断面図と平面図である。 図において、1は回転軸、2はデイスク、3は
ハブ受台、7は駆動ピン、9は回転軸挿入孔、1
0は駆動ピン挿入孔、11はアーム、12は支持
軸、13は押圧ばね、14,15は磁石、16は
ばねである。なお、図中同一符号は、同一又は相
当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) デイスクの中央部に形成された挿入孔に遊嵌
    する回転軸、この回転軸とともに回転し上記デ
    イスクを支保する受台、上記デイスクの偏心位
    置に形成された駆動ピン挿入孔に係合し、デイ
    スクの受台での芯出しとともにデイスクに駆動
    力を伝える駆動ピンを有し、上記駆動ピンは、
    上記受台に半径方向と軸方向のいずれの方向に
    も変位できるように支持されたアームに植設さ
    れ、該アームには、上記駆動ピンを受台上のデ
    イスクの駆動ピン挿入孔に係合させるための軸
    方向に働く復元力と、デイスクの受台上での芯
    出しのための半径方向に作用する力とが付与さ
    れ、そのうちの少なくとも一方の力が磁石によ
    る磁力で構成されていることを特徴とするデイ
    スクの回転駆動装置。 (2) デイスクの受台上での芯出しのための半径方
    向に作用する力が磁石による磁力で構成され、
    受台上のデイスクの駆動ピン挿入孔に係合させ
    るための軸方向に働く復元力が弾性体による弾
    力で構成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のデイスクの回転駆
    動装置。 (3) デイスクの受台上での芯出しのための半径方
    向に作用する力と、受台上のデイスクの駆動ピ
    ン挿入孔に係合させるための軸方向に働く復元
    力の双方が磁石による磁力で構成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のデイスクの回転駆動装置。
JP447187U 1987-01-16 1987-01-16 Expired - Lifetime JPH0544915Y2 (ja)

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JP2510570B2 (ja) * 1987-04-20 1996-06-26 キヤノン電子株式会社 デイスクチヤツキング装置
JP2554738B2 (ja) * 1989-03-30 1996-11-13 群馬日本電気株式会社 フロッピディスク駆動機構
JP2519581Y2 (ja) * 1990-11-22 1996-12-04 ティアツク株式会社 ディスク装置

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