JPH073264U - モータのボールベアリング予圧構造 - Google Patents

モータのボールベアリング予圧構造

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JPH073264U
JPH073264U JP3487393U JP3487393U JPH073264U JP H073264 U JPH073264 U JP H073264U JP 3487393 U JP3487393 U JP 3487393U JP 3487393 U JP3487393 U JP 3487393U JP H073264 U JPH073264 U JP H073264U
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JP
Japan
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ball bearing
inner ring
rotor
motor
bearing
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JP3487393U
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恵延 小泉
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によって一対のボールベアリング
の予圧力をほぼ均等にして寿命を均一にすると共に、モ
ータの組立て時のボールベアリングの破損を未然に防止
する。 【構成】 モータのロータに基端を固着した回転軸28
を回転自在に支持する一対のボールベアリング26,2
7を軸受ホルダー22に離間して配設し、ボールベアリ
ングの内輪をモータのステータとロータとの磁気的吸引
力によって予圧したボールベアリング予圧構造であっ
て、一対のボールベアリング26,27の外輪は各々軸
受ホルダー22の内側に固着され、回転軸28の先端側
に取り付けた押圧部材によって上側ボールベアリング2
7の内輪を押圧付勢すると共に、下側ボールベアリング
26の内輪はロータとの間に介在させたバネ部材37に
よって押圧付勢している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軸受ホルダーの両端に離間して配設した一対のボールベアリングに 予圧を与えるようにしたモータのボールベアリング予圧構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータの回転軸を支持するためのボールベアリングは、回転時の振れ等を防止 し回転精度を向上するために予圧が付与される。従来のモータのボールベアリン グ予圧付与手段を図2及び図3示すモータの軸受機構によって説明する。モータ ハウジング1の中央部には、円筒状に形成した軸受ホルダー部2が一体に設けら れ、この軸受ホルダー部2の上下に一対のボールベアリング3,4の外輪が固着 されている。これらボールベアリング3,4には回転軸5が挿入され、回転自在 に支持されている。
【0003】 回転軸5の下端には止め輪6が止着され、平ワッシャー7を介して皿バネ8が 回転軸5に嵌挿されている。そして、上記皿バネ8は下側のボールベアリング4 の内輪に当接させている。回転軸5の上端にはロータボス9が嵌着され、下端に ロータマグネット10を支持したロータヨーク11が取り付けられ、ロータマグ ネット10を駆動コイル12に平面対向させている。駆動コイル12はモータハ ウジング1の上面に配設したステータヨーク13上に配設され、さらに、駆動コ イル12上には回路基板14が載置され、駆動回路が構成されている。そして、 この駆動回路によって駆動コイル12を通電制御することにより上記ロータマグ ネット10を回転付勢し、上記ロータボス9を回転駆動する。
【0004】 一方、上記ロータボス9の内底部中心には突堤部9aが形成され、上側のボー ルベアリング3の内輪に当接させている。そして、上記ロータマグネット10に 対向させた上記ステータヨーク13との磁気的吸引力によってロータボス9が図 示下方に付勢されることにより、上側のボールベアリング3には押圧力が作用し て予圧が付与される。また、下側のボールベアリング4の内輪は皿バネ8の弾性 力によって上方に押圧力が作用して予圧が付与される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、かかる従来のモータの予圧手段にあっては、モータのロータとステ ータの磁気的吸引力によって、上側のボールベアリング3の内輪を下方に向けて 押圧付勢し、下側のボールベアリング4の内輪を皿バネの弾性力を利用して押圧 付勢することにより予圧を付与しているため、上下のボールベアリングにかかる 予圧力にアンバランスが生じることから、両ボールベアリングに大きな寿命の差 が生じる問題がある。また、組立て時に、ロータマグネットがステータヨークに 近づいた時に磁気的吸引力が大きくなり、ロータボスが上側のボールベアリング の内輪に衝突して衝撃を与えることから、ボールベアリングを破損してしまう問 題もある。
【0006】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、簡単な構成に よって一対のボールベアリングの予圧力をほぼ均等にして寿命を均一にすると共 に、モータの組立て時のボールベアリングの破損を未然に防止することのできる モータのボールベアリング予圧構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、モータのロータに基端を固着した回転軸を回転自在に支持する一対 のボールベアリングを軸受ホルダーに離間して配設し、上記ボールベアリングの 内輪をモータのステータとロータとの磁気的吸引力によって予圧したボールベア リング予圧構造であって、上記一対のボールベアリングの外輪は各々上記軸受ホ ルダーの内側に固着され、上記回転軸の先端側に取り付けた押圧部材によって上 側ボールベアリングの内輪を押圧付勢すると共に、下側ボールベアリングの内輪 は上記ロータとの間に介在させたバネ部材によって押圧付勢したことを特徴とし ている。
【0008】
【作用】
上下一対のボールベアリングのうち、回転軸の先端側を支持する上側ボールベ アリングの内輪は、回転軸の先端側に取り付けた押圧部材によって押圧付勢され る。また、回転軸の基端側を支持する下側ボールベアリングの内輪は、ロータと の間に介在させたバネ部材により押圧付勢されて予圧が付与される。このとき、 上側ボールベアリングにはモータのロータとステータの磁気的吸引力によって予 圧付勢され、下側ボールベアリングには磁気的吸引力からバネ部材の弾性力を引 いた力によって予圧付勢される。このため、両ボールベアリングにはほぼ均等な 予圧力が付与されることになり、寿命がほぼ均等になる。また、組立て時におい て、ロータとステータが近接する際にバネ部材により吸引力を吸収するため、ボ ールベアリングへの衝撃が未然に回避される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案にかかるモータのボールベアリング予圧構造の一実施例について 図面を参照しながら説明する。図1において、モータハウジング21には軸受ホ ルダー部22が一体に設けられている。この軸受ホルダー部22は垂直方向に延 びた立上部23と、この立上部23の上下端から側方へ突出した軸支持部24, 25が一体に形成されている。
【0010】 さらに、下側の軸支持部24には軸方向に貫通した支持孔24aが形成され、 この支持孔24aには下側のボールベアリング26の外輪が圧入等により固定さ れている。一方、上側の軸支持部25にも軸方向に貫通する支持孔25aが形成 され、この支持孔25aには上側のボールベアリング27の外輪が圧入等により 固定されている。そして、両ボールベアリング26、27は同軸上に位置し、回 転軸28を挿入して回転自在に支持されている。
【0011】 上記モータハウジング21の下端には鍔部29が一体形成され、その下面には ステータヨークを構成する基板30が取り付けられている。基板30は例えば鉄 板をコアとした金属コア配線基板が使用される。この基板30の下面には上記回 転軸28を中心に同心円状に例えば3相に構成された複数個のステータコイル3 1が配設されてステータを構成している。
【0012】 ステータコイル31の下方には、僅かなギャップを隔てて離間させたロータマ グネット32が平面的に対向配置されている。ロータマグネット32は略皿状に 形成されたロータヨーク33の内面に固着され、これらロータヨーク33と上記 ロータマグネット32によってロータが構成される。また、ロータヨーク33の 中央部にはボス34が一体的に設けられ、このボス34には上記回転軸28の下 端が圧入固定されている。
【0013】 さらに、上側の軸支持部25に固定されたボールベアリング27の内輪の下端 には、回転軸28に嵌合させたスラストワッシャー35が当接され、このスラス トワッシャー35は回転軸28に止着した止め輪36によって軸方向への変位を 阻止するようにしている。また、下側の軸支持部24に固定されたボールベアリ ング26の内輪の下端と上記ボス34との間には、バネ部材37が介在されてい る。このバネ部材37は常時は軸方向に拡大習性を有している。
【0014】 そして、回転軸28は金属コア配線基板からなる基板30とロータマグネット 32との磁気吸引力によるスラスト力が働き、これによって回転軸28の上端側 のスラストワッシャー35がボールベアリング27の内輪を図示上方向に押圧付 勢する。また、上記磁気吸引力によるスラスト力がバネ部材37を介して下側の ボールベアリング26の内輪を押圧付勢する。
【0015】 つまり、上記上側ボールベアリング27は外輪が軸支持部25に固定されてい ることから、内輪には上記スラスト力から上記バネ部材37の弾力を差し引いた 力が作用し、外輪との間が軸方向に相対的に変位して予圧が付与されることにな る。一方、上記下側のボールベアリング26は外輪が軸支持部24に固定されて いることから、内輪には上記バネ部材37を介して上記スラスト力が作用し、外 輪との間が軸方向に相対的に変位して下側のボールベアリング26にも予圧が付 与されることになる。
【0016】 以上の構成からなるモータにおいて、組立て時には、中央部にボス34を設け たロータヨーク33にロータマグネット32を固着すると共に、ボス34に回転 軸28の下端を圧入固定してロータ組とする。そして、回転軸28にバネ部材3 7を挿通させたうえで、回転軸28を先ず軸受ホルダー部22に固定された下側 のボールベアリング26の内輪に挿通する。この状態で回転軸28の先端側にス ラストワッシャー35を嵌合すると共に、回転軸28に止め輪36を止着する。 その後、回転軸28を上側のボールベアリング27の内輪に挿通する。
【0017】 このとき、基板30とロータマグネット32が近接することから、両者が磁気 吸引力によって急激に引き寄せられる。このため、回転軸28の先端側のスラス トワッシャー35が上側のボールベアリング27の内輪に衝突して衝撃を与える ことがある。しかしながら、このとき、下側のボールベアリング26の内輪にバ ネ部材37が当接し、その弾力によって衝撃が吸収されるため、上側のボールベ アリング27の破損を未然に防止するようになる。
【0018】 そして、前述のように両ボールベアリング26、27には磁気吸引力によるス ラスト力が作用して予圧が付与されるが、このとき、バネ部材37の弾力を適宜 に設定することにより、両ボールベアリング26、27に付与する予圧を均等に することも可能である。
【0019】 尚、上述の実施例は一例を示すもので、モータの構成は前述した図2に示す構 成のものでもよい。また、上記モータの構成以外にも、鉄心を有する周面対向型 のモータ等、スラスト方向に磁気的に変位力を有するモータであれば他のモータ の構成でもよい。さらに、バネ部材としてはコイルスプリングの他に皿バネやゴ ム等の弾性体等が使用可能である等、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更 可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によるモータのボールベアリング予圧 構造によれば、回転軸の先端側に取り付けた押圧部材によって上側ボールベアリ ングの内輪を押圧付勢すると共に、下側ボールベアリングの内輪はロータとの間 に介在させたバネ部材によって押圧付勢し、両ボールベアリングに予圧を付与す るようにしているので、ほぼ均等な予圧力が付与されるようになるため寿命をほ ぼ均等にすることができる。また、組立て時にロータとステータの近接時にバネ 部材が吸引力を吸収するので、ボールベアリングへの衝撃を未然に回避すること ができる利点がある。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるモータのボールベアリング予圧
構造の実施例を示す半断面図である。
【図2】従来のボールベアリング予圧構造を備えたモー
タの構成を示す一部断面側面図である。
【図3】同上の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
21 モータハウジング 22 軸受ホルダー部 26 下側のボールベアリング 27 上側のボールベアリング 28 回転軸 30 基板(ステータヨーク) 31 ステータコイル 32 ロータマグネット 33 ロータヨーク 35 スラストワッシャー 36 止め輪 37 バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのロータに基端を固着した回転軸
    を回転自在に支持する一対のボールベアリングを軸受ホ
    ルダーに離間して配設し、上記ボールベアリングの内輪
    をモータのステータとロータとの磁気的吸引力によって
    予圧したボールベアリング予圧構造であって、上記一対
    のボールベアリングの外輪は各々上記軸受ホルダーの内
    側に固着され、上記回転軸の先端側に取り付けた押圧部
    材によって上側のボールベアリングの内輪を押圧付勢す
    ると共に、下側のボールベアリングの内輪は上記ロータ
    との間に介在させたバネ部材によって押圧付勢してなる
    モータのボールベアリング予圧構造。
JP3487393U 1993-06-03 1993-06-03 モータのボールベアリング予圧構造 Withdrawn JPH073264U (ja)

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JP3487393U JPH073264U (ja) 1993-06-03 1993-06-03 モータのボールベアリング予圧構造

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JP3487393U JPH073264U (ja) 1993-06-03 1993-06-03 モータのボールベアリング予圧構造

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JPH073264U true JPH073264U (ja) 1995-01-17

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JP3487393U Withdrawn JPH073264U (ja) 1993-06-03 1993-06-03 モータのボールベアリング予圧構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011085051A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Suzuki Motor Corp 動弁装置及びこれを備えた内燃機関

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106