JPH09317755A - 軸受け装置及びこの軸受け装置を使用した磁気記録装 置用スピンドルモータ - Google Patents
軸受け装置及びこの軸受け装置を使用した磁気記録装 置用スピンドルモータInfo
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- JPH09317755A JPH09317755A JP15737696A JP15737696A JPH09317755A JP H09317755 A JPH09317755 A JP H09317755A JP 15737696 A JP15737696 A JP 15737696A JP 15737696 A JP15737696 A JP 15737696A JP H09317755 A JPH09317755 A JP H09317755A
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 磁気記録装置用スピンドルモータに使用さ
れる円環状の含油軸受を有する軸受け装置で、油の漏出
が少なく回転時に回転軸が軸受けより離間して回転軸の
振れが少なく寿命の長い軸受けを得ると共に該軸受け装
置を使用した磁気記録装置用スピンドルモータを得るの
を目的とする。 【構 成】 本発明に成る軸受け装置は、上記の課題を
解決するため軸受けを保持するハウジング内に円環状の
複数の含油軸受を積層して設け、該複数の含油軸受の間
にオイルシールド板を設け、更に該複数の含油軸受の上
端と下端にオイルホールド板を設け、又は該複数の含油
軸受の間に動圧環を設け、ハウジング内に収容される回
転軸の端部をほぼ球状に形成し、該球状の底部に設けた
小磁石の間に摺動部材を介挿せしめる等の構成により廉
価で而も油漏れを防ぎかつ、回転軸の振れが少なく寿命
の長い軸受け装置を得ると共に、該軸受け装置と、回転
軸の抜け止め用に回転軸の外径より小径の特殊の形状の
止め輪とを使用して組立の容易な磁気記録装置用スピン
ドルモータを構成した。
れる円環状の含油軸受を有する軸受け装置で、油の漏出
が少なく回転時に回転軸が軸受けより離間して回転軸の
振れが少なく寿命の長い軸受けを得ると共に該軸受け装
置を使用した磁気記録装置用スピンドルモータを得るの
を目的とする。 【構 成】 本発明に成る軸受け装置は、上記の課題を
解決するため軸受けを保持するハウジング内に円環状の
複数の含油軸受を積層して設け、該複数の含油軸受の間
にオイルシールド板を設け、更に該複数の含油軸受の上
端と下端にオイルホールド板を設け、又は該複数の含油
軸受の間に動圧環を設け、ハウジング内に収容される回
転軸の端部をほぼ球状に形成し、該球状の底部に設けた
小磁石の間に摺動部材を介挿せしめる等の構成により廉
価で而も油漏れを防ぎかつ、回転軸の振れが少なく寿命
の長い軸受け装置を得ると共に、該軸受け装置と、回転
軸の抜け止め用に回転軸の外径より小径の特殊の形状の
止め輪とを使用して組立の容易な磁気記録装置用スピン
ドルモータを構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は軸受け装置に係り、
とくに磁気記録装置用スピンドルモータ等に使用するも
のに関する。
とくに磁気記録装置用スピンドルモータ等に使用するも
のに関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来より実施されている磁気記録
装置用スピンドルモータの構造を示す断面図で、１は円
環状固定子ヨークの外周に放射状に植設された複数の磁
極に巻線を巻装した固定子、２は該固定子に空隙を介し
て対向する円環状の永久磁石３は椀型の記回転子ヨー
ク、４は記回転子軸、５はハウジング、６は玉軸受、７
は板バネ、８はスラスト受け、９はストップリング、４
ａは記回転子軸４に設けられた溝、１０は回路基板、１
１は記録媒体を保持するディスク保持部、１２は吸引用
円環状永久磁石、１３は永久磁石のヨーク、１４は摩擦
部材である。
装置用スピンドルモータの構造を示す断面図で、１は円
環状固定子ヨークの外周に放射状に植設された複数の磁
極に巻線を巻装した固定子、２は該固定子に空隙を介し
て対向する円環状の永久磁石３は椀型の記回転子ヨー
ク、４は記回転子軸、５はハウジング、６は玉軸受、７
は板バネ、８はスラスト受け、９はストップリング、４
ａは記回転子軸４に設けられた溝、１０は回路基板、１
１は記録媒体を保持するディスク保持部、１２は吸引用
円環状永久磁石、１３は永久磁石のヨーク、１４は摩擦
部材である。
【０００３】図８に示した従来技術の磁気記録装置用ス
ピンドルモータは、ディスク保持部１１に記録媒体を装
着して固定子１の巻線に適宜通電すると、円環状永久磁
石２が固定子１の磁力で回転し磁気記録装置として動作
するものであるが、軸受けに高価な玉軸受６を使用し、
かつ該玉軸受６に予圧を加えるために板バネ７とスラス
ト受け７と記回転子軸に溝を設けストップリングを備え
る等複雑な構成となっており、高価となるという問題が
あった。
ピンドルモータは、ディスク保持部１１に記録媒体を装
着して固定子１の巻線に適宜通電すると、円環状永久磁
石２が固定子１の磁力で回転し磁気記録装置として動作
するものであるが、軸受けに高価な玉軸受６を使用し、
かつ該玉軸受６に予圧を加えるために板バネ７とスラス
ト受け７と記回転子軸に溝を設けストップリングを備え
る等複雑な構成となっており、高価となるという問題が
あった。
【０００４】又、他の従来技術例として、実開平５ー６
９４１７号、特開平６ー２６４９２６号等に、複数の円
環状の焼結含油軸受を軸方向に重ねて使用する例や焼結
含油軸受の端面を目つぶしする等の例が開示されてい
る。前記の従来例で実開平５ー６９４１７号の例は複数
の円環状の焼結含油軸受を重ねて装着すると各焼結含油
軸受の間に油溜まりが形成されて該油溜まりに軸受けに
含まれた油が留まって外部に流失しないようになる。
又、特開平６ー２６４９２６号においては焼結含油軸受
の端面を目つぶしして回転軸が長時間停止しているよう
な場合に油の流失を防止するようにしているものであ
る。
９４１７号、特開平６ー２６４９２６号等に、複数の円
環状の焼結含油軸受を軸方向に重ねて使用する例や焼結
含油軸受の端面を目つぶしする等の例が開示されてい
る。前記の従来例で実開平５ー６９４１７号の例は複数
の円環状の焼結含油軸受を重ねて装着すると各焼結含油
軸受の間に油溜まりが形成されて該油溜まりに軸受けに
含まれた油が留まって外部に流失しないようになる。
又、特開平６ー２６４９２６号においては焼結含油軸受
の端面を目つぶしして回転軸が長時間停止しているよう
な場合に油の流失を防止するようにしているものであ
る。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記公開公
報に開示された従来技術においては、高価な玉軸受けを
使用せずに複数の円環状含油軸受を使用しているが、上
記に開示された従来技術の軸受け装置では回転軸が高速
回転する場合には含油軸受内の油が含油軸受の外周面に
押し出され含油軸受と回転軸との間に油が十分に供給さ
れないので、潤滑作用が低下し回転軸が軸受けと直接接
触する等の問題を生じ回転軸の振れが増大して高密度の
磁気記録装置には適さないという従来技術での問題を解
決して廉価でかつ油流失を効果的に防止できる高精度で
長寿命の軸受け装置を提供するのが課題である。
報に開示された従来技術においては、高価な玉軸受けを
使用せずに複数の円環状含油軸受を使用しているが、上
記に開示された従来技術の軸受け装置では回転軸が高速
回転する場合には含油軸受内の油が含油軸受の外周面に
押し出され含油軸受と回転軸との間に油が十分に供給さ
れないので、潤滑作用が低下し回転軸が軸受けと直接接
触する等の問題を生じ回転軸の振れが増大して高密度の
磁気記録装置には適さないという従来技術での問題を解
決して廉価でかつ油流失を効果的に防止できる高精度で
長寿命の軸受け装置を提供するのが課題である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明になる軸受け装置
は、上記の課題を解決するため軸受けを保持するハウジ
ング内に円環状の複数の含油軸受を積層して設け、該複
数の含油軸受の間にオイルシールド板を設け、該複数の
円環状含油軸受の上端と下端にオイルホールド板を設
け、該複数の含油軸受の間に動圧環を設け、ハウジング
内に収容されている回転軸の端部をほぼ球状に形成し、
該球状の軸端とハウジングの底部に設けた小磁石の間に
摺動部材を介挿せしめる等の構成で廉価で而も油漏れを
防止出来る長寿命軸受け構成とし、又、回転軸の抜け止
め用に回転軸の外径より小径の特殊の形状の円板状の止
め輪を使用して組立が容易な構造として磁気記録装置用
のスピンドルモータを構成した。
は、上記の課題を解決するため軸受けを保持するハウジ
ング内に円環状の複数の含油軸受を積層して設け、該複
数の含油軸受の間にオイルシールド板を設け、該複数の
円環状含油軸受の上端と下端にオイルホールド板を設
け、該複数の含油軸受の間に動圧環を設け、ハウジング
内に収容されている回転軸の端部をほぼ球状に形成し、
該球状の軸端とハウジングの底部に設けた小磁石の間に
摺動部材を介挿せしめる等の構成で廉価で而も油漏れを
防止出来る長寿命軸受け構成とし、又、回転軸の抜け止
め用に回転軸の外径より小径の特殊の形状の円板状の止
め輪を使用して組立が容易な構造として磁気記録装置用
のスピンドルモータを構成した。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は本発明に成る軸受け装置を
使用した磁気記録装置用スピンドルモータの第１の実施
例の構造を示す断面図で、図において２１は円環状固定
子ヨークの外周に放射状に植設された複数の磁極に巻線
を巻装した固定子、２２は該固定子に空隙を介して対向
する円環状永久磁石、２３は椀型の回転子ヨーク、２４
は回転軸、２５はハウジング、２６は含油軸受、２７は
スラスト受け部材、２８は小磁石、２４ー１は回転子軸
２４の球状に形成された一方の端部、２５ー１はハウジ
ングの解放端を塞ぐ蓋体であり、回転軸２４の他方の端
部にはディスク保持部４０が固着されている。
使用した磁気記録装置用スピンドルモータの第１の実施
例の構造を示す断面図で、図において２１は円環状固定
子ヨークの外周に放射状に植設された複数の磁極に巻線
を巻装した固定子、２２は該固定子に空隙を介して対向
する円環状永久磁石、２３は椀型の回転子ヨーク、２４
は回転軸、２５はハウジング、２６は含油軸受、２７は
スラスト受け部材、２８は小磁石、２４ー１は回転子軸
２４の球状に形成された一方の端部、２５ー１はハウジ
ングの解放端を塞ぐ蓋体であり、回転軸２４の他方の端
部にはディスク保持部４０が固着されている。
【０００７】図において複数の円環状の含油軸受２６
ａ，２６ｂ，２６ｃの各含油軸受の間にオイルシールド
板３０が介挿されて積層されハウジング２５の内径部に
装着され、上端に配置された含油軸受２６ａの上部端面
と下端に配置された含油軸受２６ｃの下部端面に夫れ夫
れオイルホールド板３１と３２が当接されてハウジング
２５の内径部に嵌着され、ハウジング２５の下部の内径
は小径の段部２５ー２が形成され、該段部に前記オイル
ホールド板３２が係止されている。
ａ，２６ｂ，２６ｃの各含油軸受の間にオイルシールド
板３０が介挿されて積層されハウジング２５の内径部に
装着され、上端に配置された含油軸受２６ａの上部端面
と下端に配置された含油軸受２６ｃの下部端面に夫れ夫
れオイルホールド板３１と３２が当接されてハウジング
２５の内径部に嵌着され、ハウジング２５の下部の内径
は小径の段部２５ー２が形成され、該段部に前記オイル
ホールド板３２が係止されている。
【０００８】図１の構成においては、複数の円環状の含
油軸受２６ａ，２６ｂ，２６ｃの各含油軸受の間にオイ
ルシールド板３０が介挿されており、又含油軸受２６ａ
の上端面と含油軸受２６ｃの下端面に当接してオイルホ
ールド板３１と３２が設けられているので各含油軸受の
端面より隣接する含油軸受に油が漏出することは無い。
油軸受２６ａ，２６ｂ，２６ｃの各含油軸受の間にオイ
ルシールド板３０が介挿されており、又含油軸受２６ａ
の上端面と含油軸受２６ｃの下端面に当接してオイルホ
ールド板３１と３２が設けられているので各含油軸受の
端面より隣接する含油軸受に油が漏出することは無い。
【０００９】図１の構成においては回転軸２４が停止し
ている場合に回転軸の姿勢によらず回転軸２４を伝って
油が漏出しないということ、と共に回転軸２４が高速度
で回転する場合に、回転軸２４の回転により押し出され
た油がオイルシールド板３０で遮られ隣接して配置され
た含油軸受２６には流れず回転軸２４の方に戻されて回
転軸２４と含油軸受２６との間の油の圧力を高めるよう
に作用し、回転軸２４と含油軸受２６との直接接触を妨
げるように作用するので長時間に渡り回転軸２４の振れ
を小さく保つことができるから高精度の磁気記録装置に
適する軸受け装置を提供することができる。又、オイル
ホールド板３１と３２も油を回転軸２４の方向に戻す作
用があるから回転軸２４と含油軸受２６との間の油の圧
力を高くして回転軸の振れを小さく保つことができる。
ている場合に回転軸の姿勢によらず回転軸２４を伝って
油が漏出しないということ、と共に回転軸２４が高速度
で回転する場合に、回転軸２４の回転により押し出され
た油がオイルシールド板３０で遮られ隣接して配置され
た含油軸受２６には流れず回転軸２４の方に戻されて回
転軸２４と含油軸受２６との間の油の圧力を高めるよう
に作用し、回転軸２４と含油軸受２６との直接接触を妨
げるように作用するので長時間に渡り回転軸２４の振れ
を小さく保つことができるから高精度の磁気記録装置に
適する軸受け装置を提供することができる。又、オイル
ホールド板３１と３２も油を回転軸２４の方向に戻す作
用があるから回転軸２４と含油軸受２６との間の油の圧
力を高くして回転軸の振れを小さく保つことができる。
【００１０】オイルシールド板３０は複数の含油軸受の
間に介挿し油の遮断できるものであれば良く、内径は回
転軸の径とほぼ等しく外径は前記含油軸受の外径とほぼ
等しく形成された円環で、更に端面に内径孔より外径に
渡り複数の溝を形成することも油を軸方向に戻す作用を
増加させる。又、オイルホールド板３１，３２はその内
径は回転軸の外径とほぼ等しく外径は前記含油軸受の外
径とほぼ等しく形成され、その含油軸受と接する端面に
内径孔より外径に渡り複数の溝を形成することも油を軸
方向に戻す作用を増加させる効果がある。
間に介挿し油の遮断できるものであれば良く、内径は回
転軸の径とほぼ等しく外径は前記含油軸受の外径とほぼ
等しく形成された円環で、更に端面に内径孔より外径に
渡り複数の溝を形成することも油を軸方向に戻す作用を
増加させる。又、オイルホールド板３１，３２はその内
径は回転軸の外径とほぼ等しく外径は前記含油軸受の外
径とほぼ等しく形成され、その含油軸受と接する端面に
内径孔より外径に渡り複数の溝を形成することも油を軸
方向に戻す作用を増加させる効果がある。
【００１１】上記回転軸２４の前記ハウジング内に収容
されている一方の端面２４ー１はほぼ球状に形成され、
該球状の端面２４ー１は摺動部材２７に当接し、該摺動
部材２７の下部に小磁石２８が設けられ、該小磁石２８
の下部にハウジング２５の蓋体２５ー１が設けられてお
り、該小磁石２８で回転軸２４の球状の端部２４ー１を
吸引して摺動部材２７と摺動するようになっている。
されている一方の端面２４ー１はほぼ球状に形成され、
該球状の端面２４ー１は摺動部材２７に当接し、該摺動
部材２７の下部に小磁石２８が設けられ、該小磁石２８
の下部にハウジング２５の蓋体２５ー１が設けられてお
り、該小磁石２８で回転軸２４の球状の端部２４ー１を
吸引して摺動部材２７と摺動するようになっている。
【００１２】前記小磁石２８を図７（ａ）に示すように
該小磁石の中心を回転軸２４の中心よりずらして配置す
ると、回転軸２４に作用する磁力が偏り回転軸２４を一
方に寄せて推力が作用し回転軸２４のみそすり運動を防
止して回転精度を高める効果がある。
該小磁石の中心を回転軸２４の中心よりずらして配置す
ると、回転軸２４に作用する磁力が偏り回転軸２４を一
方に寄せて推力が作用し回転軸２４のみそすり運動を防
止して回転精度を高める効果がある。
【００１３】又、他の実施例では前記小磁石２８は円盤
状でその端面に図７（ｂ），（ｃ）に示すようにその磁
極の境が該円板の中心よりずれた位置となるように着磁
されている。 このように構成することにより回転軸の
軸端２４ー１に作用する磁力が軸の中心よりずれるので
回転軸を一方に寄せて推力が作用し回転軸２４のみそす
り運動を防止し回転精度を高める効果がある。
状でその端面に図７（ｂ），（ｃ）に示すようにその磁
極の境が該円板の中心よりずれた位置となるように着磁
されている。 このように構成することにより回転軸の
軸端２４ー１に作用する磁力が軸の中心よりずれるので
回転軸を一方に寄せて推力が作用し回転軸２４のみそす
り運動を防止し回転精度を高める効果がある。
【００１４】更に前記小磁石２８の他の実施例として図
６（ｄ）に示すように円板状磁石の表裏に着磁し、該小
磁石２８を前記ハウジングの中心よりずれた位置に配置
する構成が実施できる。このように構成することにより
回転軸の軸端２４ー１に作用する磁力が軸の中心よりず
れるので回転軸を一方に寄せて推力が作用し回転軸のみ
そすり運動を防止し回転精度を高める効果がある。
６（ｄ）に示すように円板状磁石の表裏に着磁し、該小
磁石２８を前記ハウジングの中心よりずれた位置に配置
する構成が実施できる。このように構成することにより
回転軸の軸端２４ー１に作用する磁力が軸の中心よりず
れるので回転軸を一方に寄せて推力が作用し回転軸のみ
そすり運動を防止し回転精度を高める効果がある。
【００１５】図２は本発明に成る軸受け装置の第２の実
施例の構造を示す断面図で、図１に示した第１の実施例
と異なるところは、ハウジング２５の内径部に装着され
た複数の円環状含油軸受２６ａ，２６ｂ，２６ｃ及び２
６ｄがオイルシールド板３０を介挿して積層して配置さ
れ、含油軸受２６ｂと２６ｃの間に円環状部材でその内
径部に、前記含油軸受２６の内径寸法とほぼ同じ内径の
位置から逆回転方向に内径寸法が順次拡大するように形
成された複数の凹部３３ー１が形成された動圧環３３が
設けられているところである。
施例の構造を示す断面図で、図１に示した第１の実施例
と異なるところは、ハウジング２５の内径部に装着され
た複数の円環状含油軸受２６ａ，２６ｂ，２６ｃ及び２
６ｄがオイルシールド板３０を介挿して積層して配置さ
れ、含油軸受２６ｂと２６ｃの間に円環状部材でその内
径部に、前記含油軸受２６の内径寸法とほぼ同じ内径の
位置から逆回転方向に内径寸法が順次拡大するように形
成された複数の凹部３３ー１が形成された動圧環３３が
設けられているところである。
【００１６】図３は動圧環３３の詳細図で（ａ）は正面
図を（ｂ）は断面図を示している。正面図（ａ）におて
点線で示した円は円環状含油軸受２６の内径寸法を示
し、動圧環３３の内径部には、前記含油軸受２６の内径
寸法とほぼ同じ内径の位置から逆回転方向に内径寸法が
順次拡大するように形成された複数の凹部３３ー１が形
成されている。
図を（ｂ）は断面図を示している。正面図（ａ）におて
点線で示した円は円環状含油軸受２６の内径寸法を示
し、動圧環３３の内径部には、前記含油軸受２６の内径
寸法とほぼ同じ内径の位置から逆回転方向に内径寸法が
順次拡大するように形成された複数の凹部３３ー１が形
成されている。
【００１７】動圧環３３の効果は、図３において点線で
示した円の位置に回転子軸２４があるものとし、該回転
子軸２４が矢印の方向に回転すると回転子軸２４と動圧
環３３の内径部に形成された複数の凹部３３ー１の間に
留まった油が回転する軸のポンプ作用で圧力が高くなり
回転子軸２４を動圧環３３より離間させるように作用
し、かつ動圧環３３の上端と下端に当接する含油軸受２
６ｂと２６ｃに其の端面を介して油を貫流させるように
作用する。
示した円の位置に回転子軸２４があるものとし、該回転
子軸２４が矢印の方向に回転すると回転子軸２４と動圧
環３３の内径部に形成された複数の凹部３３ー１の間に
留まった油が回転する軸のポンプ作用で圧力が高くなり
回転子軸２４を動圧環３３より離間させるように作用
し、かつ動圧環３３の上端と下端に当接する含油軸受２
６ｂと２６ｃに其の端面を介して油を貫流させるように
作用する。
【００１８】図５は他の実施例で複数の含油軸受の間に
動圧環のみを設ける構成で、ハウジング２５の内径部に
複数の含油軸受２６と、該含油軸受２６の間に動圧環３
３を介在させて設け、前記含油軸受２６の上端部にオイ
ルホールド板３１を当接させ、含油軸受２６の下端部は
前記ハウジング２５の内径部に設けた回転軸とほぼ同径
の段部に係止せしめてあり、前記オイルホールド板３１
と、前記ハウジングの内径部に設けた段部により回転軸
２４を伝っての油の漏れを防止すると共に、動圧環３３
の作用で高速回転の場合に回転軸２４を含油軸受より離
間させるように作用する。
動圧環のみを設ける構成で、ハウジング２５の内径部に
複数の含油軸受２６と、該含油軸受２６の間に動圧環３
３を介在させて設け、前記含油軸受２６の上端部にオイ
ルホールド板３１を当接させ、含油軸受２６の下端部は
前記ハウジング２５の内径部に設けた回転軸とほぼ同径
の段部に係止せしめてあり、前記オイルホールド板３１
と、前記ハウジングの内径部に設けた段部により回転軸
２４を伝っての油の漏れを防止すると共に、動圧環３３
の作用で高速回転の場合に回転軸２４を含油軸受より離
間させるように作用する。
【００１９】又、前記回転軸２４の前記含油軸受と当接
する位置より軸端に近い位置の外周面に、適宜幅の溝２
４ー２を全周に渡り形成し、該溝に図４に示すようにそ
の外径が前記回転軸２４の外径より小径の円板状部材
で、その中心に前記回転軸２４に設けた溝２４ー２の外
径とほぼ等しい径の中心孔２９ー２と、該中心孔２９ー
２よりずれた位置にほぼ同じ径の補助孔２９ー３と、該
補助孔２９ー３と該円板の外周との間に該補助孔２９ー
３の外径より狭い割溝２９ー４が設けられた抜け止め用
の円板２９が嵌着されている。
する位置より軸端に近い位置の外周面に、適宜幅の溝２
４ー２を全周に渡り形成し、該溝に図４に示すようにそ
の外径が前記回転軸２４の外径より小径の円板状部材
で、その中心に前記回転軸２４に設けた溝２４ー２の外
径とほぼ等しい径の中心孔２９ー２と、該中心孔２９ー
２よりずれた位置にほぼ同じ径の補助孔２９ー３と、該
補助孔２９ー３と該円板の外周との間に該補助孔２９ー
３の外径より狭い割溝２９ー４が設けられた抜け止め用
の円板２９が嵌着されている。
【００２０】前記抜け止め用円板２９は適宜の弾性を有
する部材で図４（ａ）のように形成され、該円板２９の
割溝２９ー４を前記回転軸２４に設けられた溝２４ー２
に当接して圧力を加えると割溝２９ー４が開き図４
（ｂ）に示すように該円板２９の中心孔２９ー２が前記
回転軸２４の溝２４ー２に嵌着される。抜け止め用円板
２９が回転軸２４に嵌着されると、図４（ｂ）の状態に
見るように該抜け止め用円板２９の外径は回転軸２４の
外径より小径に形成されているので該円板２９の外径は
回転軸２４より内側にあるからこの状態で回転軸２４を
軸受け装置の内孔に挿入することができるから組立は容
易である。
する部材で図４（ａ）のように形成され、該円板２９の
割溝２９ー４を前記回転軸２４に設けられた溝２４ー２
に当接して圧力を加えると割溝２９ー４が開き図４
（ｂ）に示すように該円板２９の中心孔２９ー２が前記
回転軸２４の溝２４ー２に嵌着される。抜け止め用円板
２９が回転軸２４に嵌着されると、図４（ｂ）の状態に
見るように該抜け止め用円板２９の外径は回転軸２４の
外径より小径に形成されているので該円板２９の外径は
回転軸２４より内側にあるからこの状態で回転軸２４を
軸受け装置の内孔に挿入することができるから組立は容
易である。
【００２１】次に軸受け装置に装着された回転軸２４を
回転させると抜け止め用円板２９は図４（ｃ）に見るよ
うに右側半分２９ー１より左側半分の質量が少ないので
作用する遠心力が右側半分２９ー１に偏り図４（ａ）に
示すように右側半分２９ー１が回転軸２４の外側に飛び
出して補助孔２９ー３が回転軸の溝２４ー２に係止され
る。図 に示された状態となると抜け止め用円板２９の
右半分が回転軸２４の外径より外側に飛び出しているか
ら、回転軸２４を抜こうとしても抜け止め用円板２９が
含油軸受２６またはオイルシールド板３２に突き当たり
抜け止めの効果を奏する。
回転させると抜け止め用円板２９は図４（ｃ）に見るよ
うに右側半分２９ー１より左側半分の質量が少ないので
作用する遠心力が右側半分２９ー１に偏り図４（ａ）に
示すように右側半分２９ー１が回転軸２４の外側に飛び
出して補助孔２９ー３が回転軸の溝２４ー２に係止され
る。図 に示された状態となると抜け止め用円板２９の
右半分が回転軸２４の外径より外側に飛び出しているか
ら、回転軸２４を抜こうとしても抜け止め用円板２９が
含油軸受２６またはオイルシールド板３２に突き当たり
抜け止めの効果を奏する。
【００２２】図１及び図２に示されている本発明の第１
及び第２の実施例では、回転軸２４の、該回転軸の球状
に形成された端部２４ー１と円環状含油軸受２６ｄの下
端に当接されたオイルホールド板３２との間に、前記抜
け止め用の円板２９が設けられているが、図６に示され
た例のように複数の円環状の含油軸受２６の間に抜け止
め用円板２９を設けても同じように組み立ての容易さと
抜け止めの効果を奏するものであることに変わりはな
い。
及び第２の実施例では、回転軸２４の、該回転軸の球状
に形成された端部２４ー１と円環状含油軸受２６ｄの下
端に当接されたオイルホールド板３２との間に、前記抜
け止め用の円板２９が設けられているが、図６に示され
た例のように複数の円環状の含油軸受２６の間に抜け止
め用円板２９を設けても同じように組み立ての容易さと
抜け止めの効果を奏するものであることに変わりはな
い。
【００２３】
【発明の効果】本発明に成る軸受け装置は、上記のよう
な構成であるから軸受けからの油の漏出を防止し、かつ
高速回転における回転軸の振れを少なく保つことができ
るので高精度でかつ長寿命の磁気記録装置用スピンドル
モータを安価に提供できる効果がある。
な構成であるから軸受けからの油の漏出を防止し、かつ
高速回転における回転軸の振れを少なく保つことができ
るので高精度でかつ長寿命の磁気記録装置用スピンドル
モータを安価に提供できる効果がある。
【図１】本発明に成る軸受け装置の第１の実施例の断面
図である。
図である。
【図２】本発明に成る軸受け装置の第２の実施例の断面
図である。
図である。
【図３】本発明に成る軸受け装置の第２の実施例に使用
される動圧環の詳細図である。
される動圧環の詳細図である。
【図４】本発明に成る軸受け装置に使用される抜け止め
用円板の詳細図である。
用円板の詳細図である。
【図５】本発明に成る軸受け装置の第３の実地例の断面
図である。
図である。
【図６】本発明に成る軸受け装置に使用される抜け止め
用円板の別の取り付け位置を示す図である。
用円板の別の取り付け位置を示す図である。
【図７】本発明に成る軸受け装置の摺動部の小磁石の他
の構造を示す部分図である。
の構造を示す部分図である。
【図８】従来より実施されている磁気記録装置用スピン
ドルモータの構造を示す断面図である。
ドルモータの構造を示す断面図である。
【符号の説明】 １，２１ 固定子 ２，２２ 回転子の永久磁石 ３，２３ 回転子ヨーク ４， 回転子軸 ５， ハウジング ６ 玉軸受 ７ 板バネ ８ 摺動部材 ９ ストップリング １０ 回路基板 １１ ディスク受け部 １２ 円環状永久磁石 １３ 永久磁石のヨーク １４ 摩擦部材 ２４ 回転子軸 ２４ー１ 回転子軸の球状の端部 ２４ー２ 回転子軸に設けた溝 ２５ ハウジング ２５ー１ ハウジングの蓋体 ２５ー２ ハウジングの内径の段部 ２６ａ，２６ｂ，２６ｃ，２６ｄ 円環状含油軸受 ２７ 摺動部材 ２８ 小磁石 ２９ 抜け止め用円板 ２９ー２ 中心孔 ２９ー３ 補助孔 ２９ー４ 割溝 ３０ オイルシールド板 ３１，３２ オイルホールド板 ３３ 動圧環 ４０ ディスク保持部
Claims (12)
- 【請求項１】 軸受けを保持するハウジングと、該ハウ
ジングにほぼ同軸状に保持された複数の円環状の含油軸
受とを備え、上記複数の含油軸受により回転軸を回転自
在に支持する軸受け装置において、上記複数の含油軸受
の軸方向端面の間にオイルシールド板を介挿して積層し
てあること、を特徴とする軸受け装置。 - 【請求項２】 前記積層された複数の含油軸受の上端と
下端にオイルホールド板が当接され前記ハウジングの内
径部に嵌着されていること、を特徴とする請求項１に記
載の軸受け装置。 - 【請求項３】 前記ハウジングの内径が下部で径小とな
るように段部が形成され、前記下端のオイルホールド板
が前記径小の段部で係止されていること、を特徴とする
請求項２に記載の軸受け装置。 - 【請求項４】 軸受けを保持するハウジングと、該ハウ
ジングにほぼ同軸状に保持された複数の円環状の含油軸
受とを備え、上記複数の含油軸受により回転軸を回転自
在に支持する軸受け装置において、前記複数の円環状の
含油軸受の間に円環状部材でその内径部に、前記含油軸
受の内径寸法とほぼ同じ内径の位置から逆回転方向に内
径寸法が順次拡大するように形成された複数の凹部が形
成された動圧環が設けられていること、を特徴とする軸
受け装置。 - 【請求項５】 軸受けを保持するハウジングと、該ハウ
ジングにほぼ同軸状に保持された複数の円環状の含油軸
受とを備え、上記複数の含油軸受により回転軸を回転自
在に支持する軸受け装置において、前記回転軸の、該回
転軸を支持する前記円環状の含油軸受の端面より軸端部
方向に離れた位置に、該記回転軸の外径より小径の溝を
同心状に設け、該溝に、外径が前記記回転子軸より小径
の円板状部材で、その中心部に前記溝部の外径とほぼ同
じ径の中心孔と、該中心孔よりずれた位置にほぼ同じ径
の補助孔と、該補助孔と該円板の外周との間に、該補助
孔の外径より狭い割溝が設けられた抜け止め用の円板が
嵌着されていること、を特徴とする軸受け装置。 - 【請求項６】 軸受けを保持するハウジングと、該ハウ
ジングにほぼ同軸状に保持された複数の円環状の含油軸
受とを備え、上記複数の含油軸受により回転軸を回転自
在に支持する軸受け装置において、前記回転軸の、前記
ハウジング内に収容されている端部がほぼ球状に形成さ
れ、該球状の軸端と前記ハウジングの底部に設けられた
蓋体に当接して設けられた小磁石との間に摺動部材が介
挿されていること、を特徴とする請求項１，２及び３に
記載の軸受け装置。 - 【請求項７】 前記小磁石は、その中心が前記回転軸の
中心よりずれた位置に配置されていること、を特徴とす
る請求項６に記載の軸受け装置。 - 【請求項８】 前記小磁石はその磁極の境が前記回転軸
の中心よりずれた位置となるように着磁されているこ
と、を特徴とする請求項６に記載の軸受け装置。 - 【請求項９】 前記小磁石は軸方向の端面の表裏に着磁
され、該小磁石の中心が前記回転軸の中心ずれた位置に
配置されていること、を特徴とする請求項６に記載の軸
受け装置。 - 【請求項１０】 軸受けを保持するハウジングと、該ハ
ウジングにほぼ同軸状に保持された複数の円環状の含油
軸受とを備え、上記複数の含油軸受により回転軸を回転
自在に支持する軸受け装置において、上記複数の含油軸
受の軸方向端面の間にオイルシールド板を介挿して積層
してあり、前記複数の円環状の含油軸受の間に円環状部
材でその内径部に、前記含油軸受の内径寸法とほぼ同じ
内径の位置から逆回転方向に内径寸法が順次拡大するよ
うに形成された複数の凹部が形成された動圧環が設けら
れていること、を特徴とする請求項１項に記載の軸受け
装置。 - 【請求項１１】 軸受けを保持するハウジングと、該ハ
ウジングにほぼ同軸状に保持された複数の円環状 含油
軸受とを備え、上記複数の含油軸受により回転軸を回転
自在に支持する軸受け装置において、上記複数の含油軸
受の間に円環状部材でその内径部に、前記含油軸受の内
径寸法とほぼ同じ内径の位置から逆回転方向に内径寸法
が順次拡大するように形成された複数の凹部が形成され
た動圧環が設けられ、前記含油軸受の上端部にオイルホ
ールド板が当接され、含油軸受の下端部は前記ハウジン
グの内径部に設けられた小径の段部に係止されているこ
と、を特徴とする軸受け装置。 - 【請求項１２】 円環状固定子ヨークの外周に放射状に
植設された複数の磁極に巻線を巻装した固定子と、該固
定子に空隙を介して対向する円環状の永久磁石を椀形の
回転子ヨークを介して回転子軸固着した回転子と、前記
固定子を固着したハウジングに装着され前記回転子軸を
回転自在に支持する軸受けと、該回転子軸に固着された
記録媒体を保持するディスク保持部と、を備える磁気記
録装置用スピンドルモータにおいて、前記の請求項１，
２，３，４，５，６，７，８，９，１０及び１１の各項
に記載の軸受け装置を備えること、を特徴とする磁気記
録装置用スピンドルモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15737696A JPH09317755A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 軸受け装置及びこの軸受け装置を使用した磁気記録装 置用スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15737696A JPH09317755A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 軸受け装置及びこの軸受け装置を使用した磁気記録装 置用スピンドルモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09317755A true JPH09317755A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15648314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15737696A Pending JPH09317755A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 軸受け装置及びこの軸受け装置を使用した磁気記録装 置用スピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09317755A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003107513A1 (ja) * | 2002-06-13 | 2003-12-24 | ミネベア株式会社 | スピンドルモータ |
| WO2004001742A2 (en) * | 2002-06-21 | 2003-12-31 | Seagate Technology Llc | Rotor limiter for fluid dynamic bearing motor |
| US7015612B2 (en) * | 2003-12-24 | 2006-03-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Brushless motor including thrust bearing |
| US7372663B2 (en) | 2004-03-19 | 2008-05-13 | Seagate Technology Llc | Lubricated limiter for fluid dynamic bearing motor |
| US7420304B2 (en) | 2005-10-17 | 2008-09-02 | Nidec Corporation | Bearing unit and electric motor furnished therewith |
| US7498704B2 (en) | 2006-02-02 | 2009-03-03 | Nidec Corporation | Motor |
| JP2013176277A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 軸受組立体及びそれを用いるモータ |
| WO2024005028A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | ニデック株式会社 | モータ、送風装置 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP15737696A patent/JPH09317755A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003107513A1 (ja) * | 2002-06-13 | 2003-12-24 | ミネベア株式会社 | スピンドルモータ |
| WO2004001742A2 (en) * | 2002-06-21 | 2003-12-31 | Seagate Technology Llc | Rotor limiter for fluid dynamic bearing motor |
| WO2004001742A3 (en) * | 2002-06-21 | 2004-02-19 | Seagate Technology Llc | Rotor limiter for fluid dynamic bearing motor |
| US7015612B2 (en) * | 2003-12-24 | 2006-03-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Brushless motor including thrust bearing |
| US7372663B2 (en) | 2004-03-19 | 2008-05-13 | Seagate Technology Llc | Lubricated limiter for fluid dynamic bearing motor |
| US7626783B2 (en) | 2004-03-19 | 2009-12-01 | Seagate Technology Llc | Lubricated limiter for fluid dynamic bearing motor |
| US7944645B2 (en) | 2004-03-19 | 2011-05-17 | Seagate Technology Llc | Lubricated limiter for fluid dynamic bearing motor |
| US7420304B2 (en) | 2005-10-17 | 2008-09-02 | Nidec Corporation | Bearing unit and electric motor furnished therewith |
| US7498704B2 (en) | 2006-02-02 | 2009-03-03 | Nidec Corporation | Motor |
| JP2013176277A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 軸受組立体及びそれを用いるモータ |
| WO2024005028A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | ニデック株式会社 | モータ、送風装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051212 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060515 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |