JP2000102210A - ブラシレスモータおよびブラシレスモータの製造方法 - Google Patents

ブラシレスモータおよびブラシレスモータの製造方法

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JP2000102210A
JP2000102210A JP10271771A JP27177198A JP2000102210A JP 2000102210 A JP2000102210 A JP 2000102210A JP 10271771 A JP10271771 A JP 10271771A JP 27177198 A JP27177198 A JP 27177198A JP 2000102210 A JP2000102210 A JP 2000102210A
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Japan
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bearing
spring
shaft
brushless motor
bearing housing
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JP10271771A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakajima
中島浩一
Masahisa Tsuchiya
土屋昌久
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウタロータ型ブラシレスモータにおいて、
軸受ハウジングの潤滑油の漏洩を防止するし、かつ、ロ
ータを支持する回転軸の抜けを防止する。 【解決手段】 軸受ハウジング(13,18)の内部に
軸受(6)を収納し、この軸受(6)にロータケース
(11)を支持する回転軸(5)を挿入し、支承してな
るアウタロータ型ブラシレスモータにおいて、軸受ハウ
ジング(13,18)の内部に段部(13b)を設け、
この段部(13b)の上に軸係止用バネ(14,15,
16,17)を載置し、軸受(6)を圧入等で固定し、
一方、回転軸(5)の反出力端側先端付近に全周溝
(7)を設け、この回転軸(5)を軸係止用バネ(1
4,15,16,17)に抗して軸受(6)に挿入する
ことにより、軸係止用バネ(14,15,16,17)
が全周溝(7)に嵌合し、回転軸(5)の抜けを防止す

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンパクトディスク
等を駆動するスピンドルモータなどのアウタロータ型モ
ータのロータにおいて、潤滑油の漏洩防止機能を備えた
ロータの抜け防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−ROM装置等でメディアデ
ィスクをスピンドルモータのターンテーブルに搭載し、
該ロータと一体に高速回転を行うアウタロータ型ブラシ
レスモータにおいて、回転動作中に該ロ−タが飛び出す
ことがあった。これを防止する為、該装置本体に該モー
タのロータ抜け止め機構をつけるか又はスピンドルモー
タのアウタロータ形ブラシレスモータ自体に該ロータの
抜け止め機構を付ける方法が提案されている。また、こ
の手のコンパクトディスク等を駆動するスピンドルモー
タは、取り付け面すなわちハウジングに対する出力軸の
直角度が、ブラシレス、ブラシ付如何にかかわらず非常
に高精度に要求される。したがって、最近ではこの高精
度化要求に対応するため、ハウジングを構成するケース
側又はステータベース側の一方のみに軸受を配した、い
わゆる片持ち方式の軸受ハウジングの構造が採用されて
いる。
【0003】この片持ち方式の軸受ハウジングの従来の
構造としては、図10に示すようなものがある。図10
は従来より実施されているアウタロータ型ブラシレスモ
ータの構造を説明するための断面図である。図10にお
いて、1はモータのハウジングを構成するステータベー
スで、中央の透孔に円筒状の軸受ハウジング2がその下
面に設けられた開口部を外側にかしめることによって取
り付けられている。この軸受ハウジング2の外周にはス
テータコア3が放射状に植設され、このステータコア3
にコイル4が巻回されている。また、軸受ハウジング2
の内部には、回転軸5を支承する軸受6が圧入等により
固着されている。回転軸5はこの軸受6によりその外周
を回転自由に軸支されている。回転軸5の下端付近には
全周溝7が全周に渡って切削されており、この全周溝7
にE形止め輪8がはめこまれ、回転軸5が出力側に抜け
ようとしてもこのE形止め輪8が軸受6に当接し抜け防
止となる。さらに、軸受ハウジング2の下端部には押え
板9が固着され、この押え板9にスラスト軸受10が固
着されていて、前記回転軸5を軸方向に支承し、回転軸
5の摺動を反出力方向に規制している。また、回転軸5
の出力端側には、逆カップ型のロータケース11が固着
され、回転軸5の回転とともに回転する。このロータケ
ース11の内周にマグネット12がはめ込まれ固着され
ている。
【0004】次に、従来のアウタロータ型ブラシレスモ
ータの組立について、図11によって説明する。図11
によるとまず、ステータベース1の中央透孔に円筒状の
軸受ハウジング2をその下面に設けられた開口部を外側
にかしめることによって取り付ける。さらに軸受ハウジ
ング2の外周にコイル4を巻回したステータコア3を放
射状に植設し、また、軸受ハウジング2の内部には、軸
受6を圧入等により固着することによりステータ部を組
み立てる。一方、回転軸5の出力側にロータケース11
を固着し、このロータケース11の内周にマグネット1
2を嵌合等により固着してロータ部を組み立てておく。
次に、回転軸5を前記軸受6に差込み、軸受ハウジング
2の反出力側にのぞいた回転軸5の反出力側の全周溝7
にE形止め輪8をはめこむ。そして、スラスト軸受10
を当接させて押え板9を圧入またはかしめ等で固着する
ことにより組立が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のアウタロータ型
ブラシレスモータにおいては、組立寸法精度の向上及び
構造と組立作業の簡素化の面で前述の方法が多く取られ
てきている。然し乍ら、この方法の場合E形止め輪を回
転軸の溝部に挿篏または脱篏させるためには、専用の取
付工具とある程度の作業者の熟練を要する問題があっ
た。又、軸受ハウジングの底部開口部に押え板を圧入
し、かしめにより固着する方法によるため、固着隙間よ
り潤滑油が漏洩し軸受の耐久を著しく低下させた。この
漏洩を防ぐため、押え板と軸受ハウジングの隙間に接着
剤を流す等のシールする対策がとられたが、これも作業
性を著しく悪化させる要因と成っていた。しかし、それ
でも潤滑油の漏洩は完全に防げなかった。さらに、振動
や衝撃により回転軸のスラストを受けるスラスト軸受及
び押え板が脱落する問題があった。また、この問題の対
策の為、前記軸受ハウジングを底有りの袋型ハウジング
とする方法もあるがそうすると、また元のように回転動
作中に該ロ−タが飛び出すことになり解決方法がなかっ
た。
【0006】そこで、本発明は上述したような問題を解
決して、簡単な構造で潤滑油の漏洩を確実に防止すると
ともに、ロータの抜けの防止も実現したアウタロータ型
ブラシレスモータにおけるロータの抜け防止機構を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、請求項1の発明は、有底の軸受ハウジング
内部に軸受を収納し、この軸受にロータを支持する回転
軸を挿入し支承してなるアウタロータ型ブラシレスモー
タにおいて、軸受ハウジングの内部に段部を設け、この
段部の上に軸係止用バネを載置し、軸受を圧入等で固定
し、一方、回転軸の反出力端側先端付近に全周溝を設
け、この回転軸を軸係止用バネに抗して軸受に挿入する
ことにより、軸係止用バネが全周溝に嵌合し、回転軸の
抜けを防止することにより達成される。請求項2の発明
は、前記軸受ハウジング内部の段部は別体のリングから
なることにより達成される。請求項3の発明は、前記軸
係止用バネは接続された周囲から複数枚のバネ部14a
が中心方向に向かって突出しているリングバネであるこ
とにより達成される。請求項4の発明は、前記軸係止用
バネはバネ部がすり鉢状に折れ曲がりテーパとなってい
ることにより達成される。請求項5の発明は、前記軸係
止用バネはU字型またはV字型の線材からなることによ
り達成される。請求項6の発明は、有底の軸受ハウジン
グ内部に軸受をはめ込み、この軸受にロータを支持する
回転軸を挿入支承してなるアウタロータ型ブラシレスモ
ータにおいて、反出力端側先端付近に全周溝を有する回
転軸にロータケースとこのロータケースに固着されたマ
グネットからなるロータを固定する第1の工程と、前記
第1の工程に前後して、軸受ハウジング内部の段部に軸
係止用バネを載置した後、軸受ハウジング内に軸受をは
め込み固定する第2の工程と前記軸受内に前記回転軸を
反出力端側から挿入し前記軸係止用バネを前記全周溝に
嵌合させる第3の工程を含むことにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の第1の実施の形
態を図面に基づき説明する。図1は、本発明を採用した
アウタロータ形ブラシレスモータを説明する為の一部断
面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態を採用
したアウタロータ形ブラシレスモータの構成を説明する
ための分解斜視図である。図1〜図2において、1はモ
ータのハウジングを構成するステータベースで、中央の
透孔に有底円筒状の軸受ハウジング13がその下面に設
けられたカシメ用のカシメ溝13aを外側にかしめるこ
とによって取り付けられている。この例では、軸受ハウ
ジング13側をカシメてあるが逆にステータベース1を
カシメ等の方法で加工して取り付けても良い。軸受ハウ
ジング13の内径底側には底部13cが形成され、この
底部13cの周囲にリング状の段部13bが一体に形成
されている。また、底部13cの上には(後述の回転軸
5の下端部との間)回転軸5を軸方向に支承するスラス
ト軸受10が設けられ、段部13bの上には(後述の回
転軸5の全周溝7に対応するように)複数個のバネ部を
有する軸係止用のリングバネ14が載置されている。
【0009】このような状態で軸受6が軸受ハウジング
13の内部に圧入等により固着される。したがって、リ
ングバネ14は軸受6によって段部13bの上に挟持さ
れる。この場合、リングバネ14は動かない様に挟持す
る必要はなくガタが有るくらいが良い。(以下の異なる
軸係止用バネの説明も同様)また、軸受ハウジング13
の外周にはコイル4が巻回されたステータコア3が放射
状に植設さている。一方、前述の回転軸5の出力端側に
は、逆カップ型のロータケース11が圧入によって固着
され、回転軸5の回転と共に回転する構成になってい
る。このロータケース11の内周にマグネット12がは
め込まれ固着されてロータを構成している。このように
形成された回転軸5の反出力端側から軸受6に挿入する
と、先端がリングバネ14に当たったところで一端停止
するが、バネ部14aに抗して回転軸5を更に押し込む
と、リングバネ14はバネ性により回転軸5の反出力側
先端を通過して全周溝7に嵌合する。このように、全周
溝7にリングバネ14がはめこまれることにより、回転
軸5が出力側に抜けようとしてもこのリングバネ14が
軸受6に当接し抜け防止となる。
【0010】このように、第1の実施の形態によれば、
段部13bの上にリングバネ14を載せ、軸受6を圧入
等によってハウジング13に固定することによりリング
バネ14は固定される。そして、このリングバネ14に
抗して内周にマグネット12がはめ込まれたロータケー
ス11と、このロータケース11を圧入等により固定し
た回転軸5を反出力端側から軸受6に挿入することによ
りリングバネ14が回転軸5の全周溝と嵌合し、容易に
抜けなくなる。したがって、モータ駆動中にロータが抜
けることがなくなる。
【0011】次に図3は、本発明の第2の実施の形態を
採用したアウタロータ形ブラシレスモータを説明する為
の一部断面図である。図3において、18は軸受ハウジ
ングである。第2の実施の形態における軸受ハウジング
18は、内部に段部を持たない略円筒状に形成されてい
る。19はこの軸受ハウジング18の内部にはめ込まれ
るリングである。リング19は軸受ハウジング18とは
別体に構成され、軸受ハウジングの内側周囲に挿入可能
な径で所定の高さを有する。この例では、軸受ハウジン
グ18の内部にリング19をはめ込んで前述の段部の役
割を持たせている。軸係止用のリングバネ14を前記リ
ング19の上に載せ、軸受6をはめ込んで挟持する。こ
のようにするとリング19を別体にしたので、軸受ハウ
ジング18の内部の加工が簡単である。
【0012】図4(a)は、本発明の第1の実施の形態
または第2の実施の形態に使用する別の軸係止用のリン
グバネを詳細に説明するための平面図である。図4
(b)は、図4(a)のA−B断面図である。図4にお
いて14はリングバネで、接続された周囲から複数枚の
バネ部14aが中心方向に向かって突出している。な
お、バネ部14aの対向するバネ部14aとの間の内径
寸法は、前記回転軸5の外径寸法より小さく、かつ前記
全周溝7の外径寸法より大きく設定されている。
【0013】次に、図5(a)は、本発明の第1の実施
の形態または第2の実施の形態に使用する軸係止用のリ
ングバネを説明するための平面図である。図5(b)
は、図5(a)のA−B断面図である。図5において、
15は複数個のバネ部15aを有する第二のリングバネ
である。この第二のリングバネ15のバネ部15aは図
5(b)に示すように中心に向かって一方向に折れ曲が
りすり鉢状のテーパとなっている。第二のリングバネ1
5においてもバネ部15aの対向するバネ部15aとの
間の内径寸法は、前記回転軸5の外径寸法より小さく、
かつ前記全周溝7の外径寸法より大きく設定されてい
る。次に、軸係止バネとして第二のリングバネ15を第
1の実施の形態に使用した場合について、図6によって
説明する。なお、図示してないが第2の実施の形態に使
用した場合も第1の実施の形態に使用したものと同様で
ある。図6において、15は第二のリングバネである。
図6から分かる様に、全周溝7とバネ部15aとは軸受
6の下端よりも下の位置で嵌合する。すなわちリングバ
ネが平板の場合には、図1に示すように軸受6の内周摺
接面の下部は回転軸5の全周溝7と一部対向するが、図
6では、バネ部15aが折れ曲がっている分だけ回転軸
5が下に逃げて軸受6の内周摺接面全面と摺接する。こ
のため、回転軸5は軸受6の内周摺接面全面と摺接する
ので安定して軸支出来る。これにより回転軸振れの低減
と耐久性の向上をより得ることができる。さらに、バネ
部15aがすり鉢状のテーパとなっているため、回転軸
5が挿入し易くなる。
【0014】図7(a)は、本発明の第1の実施の形態
または第2の実施の形態に使用するさらに別の軸係止バ
ネを詳細に説明するための平面図である。図7(b)
は、図7(a)のA−B断面図である。図7において、
16は線材からなる回転軸5の抜け止め用U字バネであ
る。U字バネ16においても対向する一対の線材の間隔
が、前記回転軸5の外径寸法より小さく、かつ前記全周
溝7の外径寸法より大きく設定されていることが望まし
いが、バネ性のある線材であるから必ずしも正確な寸度
は要求しない。次に、軸係止バネとしてU字バネ16を
第1の実施の形態に使用した場合について、図8によっ
て説明する。なお、図示してないが第2の実施の形態に
使用した場合も第1の実施の形態に使用したものと同様
である。図8において、16はU字バネである。図8か
ら分かる様に、U字バネ16は段部13bに掛け渡すよ
うに載置し、前述と同様、軸受6を圧入等によってハウ
ジング13に固定することによりU字バネ16は挟持さ
れ固定される。そして、このU字バネ16に抗して、内
周にマグネット12がはめ込まれたロータケース11
と、このロータケース11を圧入等により固定した回転
軸5を反出力端側から軸受6に挿入することによりU字
バネ16が回転軸5の全周溝と嵌合し、その状態で回転
軸5が抜けようとしても、U字バネ16の先端部と元部
とが軸受6に係合し容易に抜けなくなる。したがって、
モータ駆動中にロータが抜けることがなくなる。この方
法によれば、U字バネ16を線材で形成するため、製造
が簡単で安価に出来る。
【0015】次に、図9(a)は、本発明の第1の実施
の形態または第2の実施の形態に使用するさらに別の軸
係止バネを詳細に説明するための平面図である。図9
(b)は、図9(a)のA−B断面図である。図9
(a),(b)において、17は線材からなる回転軸5
の抜け止め用V字バネである。V字バネ17は、U字バ
ネ16の場合と同様に、バネ性のある線材であるから必
ずしも正確な寸度は要求しない。またV字であるから元
部から先端部までのどこかで全周溝7と嵌合するため、
U字バネ16よりもさらに寸度の正確さは必要としな
い。V字バネ17も前述と同様に段部13bに掛け渡す
ように載置し、軸受6を圧入等によってハウジング13
に固定することによりV字バネ17は挟持される。そし
て、このV字バネ17に抗して、内周にマグネット12
がはめ込まれたロータケース11と、このロータケース
11を圧入等により固定した回転軸5を反出力端側から
軸受6に挿入することによりV字バネ17が回転軸5の
全周溝7と嵌合し、その状態で回転軸5が抜けようとし
ても、U字バネ16の先端部と元部とが軸受6に係合し
容易に抜けなくなる。したがって、モータ駆動中にロー
タが抜けることがなくなる。この方法によれば、V字バ
ネ17を線材で形成するため、製造が簡単で安価に出来
る。さらにV字バネのため、元部から先端部までのどこ
かで全周溝7と嵌合するため、U字バネ16よりもさら
に寸度の正確さは必要としない。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明は、有底の軸受ハウジン
グ内部に軸受を収納し、この軸受にロータを支持する回
転軸を挿入し支承してなるアウタロータ型ブラシレスモ
ータにおいて、軸受ハウジングの内部に段部を設け、こ
の段部の上に軸係止用バネを載置し、軸受を圧入等で固
定し、一方、回転軸の反出力端側先端付近に全周溝を設
け、この回転軸を軸係止用バネに抗して軸受に挿入する
ことにより、軸係止用バネが全周溝に嵌合させることに
より、潤滑油の漏れを完全に防止することができかつ、
駆動中に回転軸が抜けることがない。請求項2の発明
は、前記軸受ハウジング内部の段部は別体のリングから
なることにより軸受ハウジング内部の加工が簡単であ
る。請求項3の発明は、前記軸係止用バネは接続された
周囲から複数枚のバネ部が中心方向に向かって突出して
いるリングバネであることにより組立の際、回転軸の先
端がリングバネに当接しても更に押し込むことによりリ
ングバネが回転軸先端付近に設けた全周溝と嵌合し駆動
中に回転軸が抜けることがない。請求項4の発明は、前
記軸係止用バネはバネ部がすり鉢状に折れ曲がりテーパ
となっていることにより回転軸と軸受との組立が簡単で
ある。請求項5の発明は、前記軸係止用バネはU字型ま
たはV字型の線材からなることにより安価に作れ、組立
が簡単である。請求項6の発明は、有底の軸受ハウジン
グ内部に軸受をはめ込み、この軸受にロータを支持する
回転軸を挿入支承してなるアウタロータ型ブラシレスモ
ータにおいて、反出力端側先端付近に全周溝を有する回
転軸にロータケースとこのロータケースに固着されたマ
グネットからなるロータを固定する第1の工程と、前記
第1の工程に前後して、軸受ハウジング内部の段部に軸
係止用バネを載置した後、軸受ハウジング内に軸受をは
め込み固定する第2の工程と前記軸受内に前記回転軸を
反出力端側から挿入し前記軸係止用バネを前記全周溝に
嵌合させる第3の工程を含むことにより組立が簡単であ
り、潤滑油の漏れを完全に防止することができ、かつ、
駆動中に回転軸が抜けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したアウタロータ形ブラシレスモ
ータを説明する為の一部断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を採用したアウタロ
ータ形ブラシレスモータの構成を説明するための分解斜
視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を採用したアウタロ
ータ形ブラシレスモータを説明する為の一部断面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態または第2の実施の
形態に使用する軸係止バネを詳細に説明するための図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態または第2の実施の
形態に使用する別の軸係止バネを説明するための図であ
る。
【図6】第二のリングバネを軸係止バネとして第1の実
施の形態に使用した場合について説明する図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態または第2の実施の
形態に使用するさらに別の軸係止バネを詳細に説明する
ための図である。
【図8】U字バネを軸係止バネとして第1の実施の形態
に使用した場合について、説明する図である。
【図9】図9は、本発明の第1の実施の形態または第2
の実施の形態に使用するさらに別の軸係止バネを詳細に
説明するための図である。
【図10】図10は従来より実施されているアウタロー
タ型ブラシレスモータの構造を説明するための断面図で
ある。
【図11】従来のアウタロータ型ブラシレスモータの組
立について説明する図である。
【符号の説明】
1 ステータベース 2 軸受ハウジング 3 ステータコア 4 コイル 5 回転軸 6 軸受 7 全周溝 8 E形止め輪 9 押え板 10 スラスト軸受 11 ロータケース 12 マグネット 13 軸受ハウジング 13a カシメ溝 13b 段部 13c 底部 14 リングバネ 15 第二のリングバネ 16 U字バネ 17 V字バネ 18 軸受ハウジング 19 リング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底の軸受ハウジング内部に軸受を収納
    し、この軸受にロータを支持する回転軸を挿入し支承し
    てなるアウタロータ型ブラシレスモータにおいて、軸受
    ハウジングの内部に段部を設け、この段部の上に軸係止
    用バネを載置し、軸受を圧入等で固定し、一方、回転軸
    の反出力端側先端付近に全周溝を設け、この回転軸を軸
    係止用バネに抗して軸受に挿入することにより、軸係止
    用バネが全周溝に嵌合し、回転軸の抜けを防止すること
    を特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受ハウジング内部の段部は別体の
    リングからなることを特徴とする請求項1記載のブラシ
    レスモータ。
  3. 【請求項3】 前記軸係止用バネは接続された周囲から
    複数枚のバネ部が中心方向に向かって突出しているリン
    グバネであることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】 前記軸係止用バネはバネ部がすり鉢状に
    折れ曲がりテーパとなっていることを特徴とする請求項
    1・請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のブ
    ラシレスモータ。
  5. 【請求項5】 前記軸係止用バネはU字型またはV字型
    の線材からなることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のブラシレスモータ。
  6. 【請求項6】 有底の軸受ハウジング内部に軸受をはめ
    込み、この軸受にロータを支持する回転軸を挿入支承し
    てなるアウタロータ型ブラシレスモータにおいて、反出
    力端側先端付近に全周溝を有する回転軸にロータケース
    とこのロータケースに固着されたマグネットからなるロ
    ータを固定する第1の工程と、 前記第1の工程に前後して、軸受ハウジング内部の段部
    に軸係止用バネを載置した後、軸受ハウジング内に軸受
    をはめ込み固定する第2の工程と前記軸受内に前記回転
    軸を反出力端側から挿入し前記軸係止用バネを前記全周
    溝に嵌合させる第3の工程を含むことを特徴とするブラ
    シレスモータの製造方法。
JP10271771A 1998-09-25 1998-09-25 ブラシレスモータおよびブラシレスモータの製造方法 Pending JP2000102210A (ja)

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CN110212726A (zh) * 2018-02-28 2019-09-06 日本电产株式会社 马达

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