JP2000166170A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JP2000166170A
JP2000166170A JP10338572A JP33857298A JP2000166170A JP 2000166170 A JP2000166170 A JP 2000166170A JP 10338572 A JP10338572 A JP 10338572A JP 33857298 A JP33857298 A JP 33857298A JP 2000166170 A JP2000166170 A JP 2000166170A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板と軸受ホルダー間にコアホルダーを介在
させることで、モータ駆動時にコアから発生する振動を
基板に伝達させず、低振動化及び静音化を可能とし、ま
た、基板と回転軸との垂直度を精度よく設定することが
できる小型モータを提供する。 【解決手段】 円筒状の軸受ホルダー3と、軸受ホルダ
ー3内に保持されたラジアル軸受7と、このラジアル軸
受7によって回転自在に支持された回転軸8と、この回
転軸8の一端部に固定されたロータケース20を含むロ
ータ10と、上記ロータケース20に一体に取り付けら
れたロータマグネット21と、このロータマグネット2
1に対向させて固定されたステータコア5とを備えた小
型モータにおいて、上記軸受ホルダー3の外周にコアホ
ルダー2を固定し、このコアホルダー2の外周に上記ス
テータコア5を固定するとともに、コアホルダー2は基
板1に設けられた孔に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、CD−R
OM、DVD−ROM等の回転駆動用、その他各種用途
の小型モータに関するものある。
【0002】
【従来の技術】従来からある各種用途の小型モータにお
いては、軸受ホルダーと基板(プレート)との締結構造
として、真鍮を切削加工することにより軸受ホルダーを
形成し、この軸受ホルダーを基板へかしめ、あるいは、
接着またはネジ止め等を施すという構造になっていた。
【0003】しかし、真鍮の切削加工により軸受ホルダ
ーを製作した場合、切削に時間がかかるため部品コスト
の上昇を招くといった問題があった。しかも、基板と回
転軸との垂直度は、軸受ホルダーの切削加工精度に依存
し、モータの組付時には基板と回転軸との垂直度を調整
することができなかった。さらに、モータの駆動時にコ
アから発生する振動が回転軸を介してロータ側へ伝わる
ため、モータの振動及びこの振動に伴う騒音が問題とな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の問題点を解消するためになされたもので、基
板と軸受ホルダー間にコアホルダーを介在させること
で、モータ駆動時にコアから発生する振動を基板に伝達
させず、低振動化及び静音化を可能とし、また、基板と
回転軸との垂直度を精度よく設定することができる小型
モータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
円筒状の軸受ホルダーと、軸受ホルダー内に保持された
ラジアル軸受と、このラジアル軸受によって回転自在に
支持された回転軸と、この回転軸の一端部に固定された
ロータケースを含むロータと、上記ロータケースに一体
に取り付けられたロータマグネットと、このロータマグ
ネットに対向させて固定されたステータコアとを備えた
小型モータにおいて、上記軸受ホルダーの外周にコアホ
ルダーを固定し、このコアホルダーの外周に上記ステー
タコアを固定するとともに、コアホルダーは基板に設け
られた孔に固定されていることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の小
型モータにおいて、コアホルダーは、軸受ホルダーの外
周に軽圧入されて固着されるとともに、基板に設けられ
た孔の内周に軽圧入されて固着されていることを特徴と
する。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の小
型モータにおいて、コアホルダーは樹脂により成形され
ていることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1記載の小
型モータにおいて、コアホルダーは燒結金属により成形
されていることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1記載の小
型モータにおいて、軸受ホルダーは金属板材をプレス加
工し、カップ状としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる小型モータの実施の形態について説明する。図
1において、鉄などの金属板からなる基板1にはコアホ
ルダー2の介在のもとに軸受ホルダー3が圧入される孔
が形成されている。コアホルダー2は、例えば樹脂の一
体成型品または焼結金属のような振動吸収性のある材料
からなり、小径の筒部4と、大径の筒部14と、これら
の筒部をつなぐ平坦な段部とを有してなる。上記軸受ホ
ルダー3は金属板を絞り加工することによって有底の円
筒状に形成されている。基板1の上記孔にはコアホルダ
ー2の小径の筒部4が圧入され、コアホルダー2の上記
段部は基板1の上に載っている。コアホルダー2の上記
小径の筒部4の内周側には軸受ホルダー3の外周下端部
が圧入されている。コアホルダー2の大径の筒部14の
外周側にはステータコア5の中心孔が圧入され、ステー
タコア5が固定されている。ステータコア5は複数枚の
コア板からなる積層コアで、複数の突極を放射状に有
し、各突極には駆動コイル6が巻回されている。コアホ
ルダー2の大径の筒部14には積層されたステータコア
5の下側2/3程度が圧入され、上側の1/3程度のス
テータコア5の内周と軸受ホルダー3の外周との間に
は、円筒状の空間(デッドスペース)40が生じてい
る。
【0011】コアホルダー2を振動吸収性の高い樹脂又
は燒結金属のような材料により成形することにより、駆
動時にステータコア5から発生した振動をコアホルダー
2が吸収し、後述の回転軸8及び基板1へ振動を伝えな
いため、モータの低振動化及び静音化が可能となる。
【0012】また、コアホルダー2は、軸受ホルダー3
の外周に軽圧入されて固着されるとともに、基板1に設
けられた孔の内周に軽圧入されて固着されるため、基板
1とコアホルダー2及びコアホルダー2と軸受ホルダー
3とは、圧入だけでなくモータの組付時に、軸垂精度を
出しながら固着することができるので、部品精度に依存
することなく基板1と回転軸8との垂直精度を上げるこ
とができる。
【0013】上記軸受ホルダー3には、その内底部にス
ラスト受け板39が配置され、内周にラジアル軸受7が
はめられ、軸受ホルダー3によってラジアル軸受7が保
持されている。この実施の形態では、ラジアル軸受7は
焼結含油軸受からなり、ラジアル軸受7の軸方向の長さ
寸法は軸受ホルダー3の内周側の軸方向寸法よりも長
く、ラジアル軸受7の上端部は軸受ホルダー3の上端か
ら上方に突出している。ラジアル軸受7の内周側には回
転軸8が挿入され、ラジアル軸受7によって回転軸8が
その中心軸線の周りに回転自在に支持されている。ま
た、回転軸8の下端は上記スラスト受け板39に当接し
て回転軸8にかかるスラスト方向の荷重がスラスト受け
板39によって支えられるようになっている。ラジアル
軸受7には潤滑油が含浸され、ラジアル軸受7の内周面
と回転軸8の外周面との間が潤滑油で潤滑されるように
なっている。軸受ホルダー3は有底円筒状に形成されて
カップ状になっているため、潤滑油が軸受ホルダー3の
外側に流出するのを防止することができる構造になって
いる。
【0014】回転軸8の上端部はラジアル軸受7の上端
部から上方に延び出しており、この回転軸8の上端部外
周にはボス12の小径円筒部17が圧入されている。こ
の小径円筒部17の外周側には円板状のハブ台11が嵌
められ、ボス12に形成されている肩部でハブ台11が
支持されている。ボス12は下部外周に鍔部13を有
し、この鍔部13の下面側にロータケース20が一体に
固着されている。ロータケース20は扁平なカップを伏
せた形をしており、カップの底に相当する部分に中心孔
が形成され、この中心孔がボス12の下端部外周にはめ
られるとともに上記中心孔の縁部が上記鍔部13に重ね
られ、ボス12のかしめ、その他適宜の手段によってボ
ス12にロータケース20が固着されている。ロータケ
ース20の水平部上面にはパッド16が貼り付けられて
いる。このロータケース20およびハブ台11の構成か
ら明らかなように、図示の小型モータはディスク回転駆
動用のモータであって、ディスクの中心孔がハブ台11
の外周側にはまって位置決めされ、パッド16の上にデ
ィスクが載るようになっている。パッド16の上にディ
スクが載った状態で図示されないディスク押さえが降下
し、あるいは、ハブ台11の外周からディスク押さえ用
の球体その他の部材が付勢力等によって突出することに
より、ディスクがハブ台11に向かって押し付けられ、
ハブ台11、回転軸8を含むモータのロータ10ととも
にディスクが回転駆動されるようになっている。
【0015】上記ロータケース20の円筒状の周壁内面
には円筒状のロータマグネット21が取り付けられてい
る。ロータマグネット21もロータ10の一部をなし、
ロータケース20と一体となって回転可能となってい
る。ロータマグネット21の内周面はステータコア5の
外周面と適宜の間隙をおいて対向している。ロータマグ
ネット21の各磁極の回転位置に応じて各相の駆動コイ
ルへの通電を切り換え制御することにより、ロータマグ
ネット21と各突極との磁気的吸引反発力でロータ10
および上記ディスクが連続的に回転駆動されるようにな
っている。ロータ10の一部をなすロータケース20の
中心孔寄りの下面には抜け防止部材28が固着されてい
る。抜け防止部材28は例えば金属板の絞り加工等によ
って円筒状に形成されるとともに、内向きの鍔部からな
る係止部29と、外向きの鍔部とを有し、外向きの鍔部
がロータケース20の下面に固着されている。上記係止
部29は、前述のステータコア5の内周面と軸受ホルダ
ー3の上部外周面との間に形成された空間40におい
て、コアホルダー2の大径の筒部14の上方に、この筒
部14との間に僅かな間隙をおいて進出している。
【0016】図1に示す実施の形態では、回転軸8は単
純な円柱形であって、抜け止め用のワッシャやリングを
はめるための周溝の類は形成されていない。その代わり
に、ストッパー25を用いたロータの抜け防止手段が施
されている。ストッパー25は、全体の形状としてU字
状に折れ曲がった形に形成されている。より具体的に
は、図3(a)(b)(c)に示すように細長い板材の
一端部と他端部とが互いに平行をなすように直角に折り
曲げられた形をしている。ストッパー25の一方側27
の突出長さは他方側26の突出長さよりも短く、一方側
27と他方側26との中間部は僅かに幅広になってい
る。ストッパー25は樹脂の一体成型品であってもよい
し、金属のプレス加工品であってもよい。
【0017】図1において、上記ストッパー25は、ス
テータコア5などとともにステータ部を構成する前記コ
アホルダー2の挿通孔9に挿通されている。図2(a)
(b)(c)はコアホルダー2の詳細を示す。図2
(a)(b)に示すように、また、前述のように、コア
ホルダー2は、小径の筒部4と、大径の筒部14と、こ
れらの筒部をつなぐ平坦な段部とを有してなる。コアホ
ルダー2の上記段部には挿通孔9が形成されている。挿
通孔9は全体としては円形のコアホルダー2の接線方向
に長い長方形に近いが、図2(a)(c)に示すよう
に、挿通孔9をその中心を通る半径方向の線に沿ってみ
たときの左右両側の縁部が半径方向内周側から外周側に
向かって順次狭まる向きの縁部92と、これに続いて半
径方向外側に向かって平行に延びる縁部91を有してな
る。
【0018】図1において、基板1にはコアホルダー2
の上記挿通孔9に対応する部分に挿通孔9よりも十分に
大きい広さの窓孔38が形成されている。この窓孔38
からコアホルダー2の上記挿通孔9にストッパー25が
その一方側27から挿入され、ストッパー25の他方側
26をコアホルダー2の下面に摺動させながらコアホル
ダー2の半径方向外側に向かって押し込まれる。ストッ
パー25を挿通孔9に挿入する際は、ストッパー25の
一方側27が挿通孔9を通り抜け、ストッパー25の多
少幅広の中間部が、図2(c)に示す縁部92側、すな
わち挿通孔9の幅広部分から挿入される。そして、スト
ッパー25が半径方向外側に向かって押し込まれること
により、挿通孔9の上記縁部92に続く多少幅が狭い縁
部91間に圧入され、位置決めされてステータに固定さ
れる。ストッパー25の他方側26は基板1の窓孔38
内にある。ストッパー25の固定強度を高めるために、
その他方側26をコアホルダー2の下面に接着、溶着、
その他適宜の手段で固定するとよい。ストッパー25を
上記のように半径方向外側に向かって押し込むことによ
り、ストッパー25の一方側27が前記抜け防止部材2
8の前記係止部29の上方に適宜の間隙をおいて進出し
上記係止部29と対向している。従って、ロータケース
20等からなるモータのロータ10が回転軸8とともに
ラジアル軸受7から抜け出ようとすると、上記抜け防止
部材28の係止部29がストッパー25の一側部27に
当接して係止され、ロータ10の抜けが防止される。ス
トッパー25は、ステータコア5の内周面と軸受ホルダ
ー3の外周面との間に形成される前述の空間40に配置
されている。
【0019】前記基板1の上面には回路基板30が載せ
られて固定されている。回路基板30に適宜の回路パタ
ーンが形成されるとともに、適宜の回路部品、例えばロ
ータ10のインデックス検出または回転速度検出のため
のホール素子等からなる磁気検出素子31などが実装さ
れている。
【0020】次に、上記実施の形態にかかる小型モータ
の組立手順、特にステータに対するロータ10の組付に
ついて簡単に説明する。軸受ホルダー3の内周側にはラ
ジアル軸受7を圧入し、軸受ホルダー3の外周側下端部
はコアホルダー2の小径の筒部4の内周側に圧入する。
コアホルダー2の大径の筒部14にはあらかじめステー
タコア5の中心孔が圧入され固定されていてもよく、軸
受ホルダー3をコアホルダー2に圧入した時点でステー
タコア5をコアホルダー2に圧入し固定してもよい。次
に、基板1のステータ取り付け用孔にコアホルダー2の
小径の筒部4の外周側を圧入し、コアホルダー2の介在
のもとに軸受ホルダー3及びステータコア5を基板1に
固定する。次に、回転軸8、ボス12、ハブ台11、ロ
ータケース20等が一体化されてなるロータ10の上記
回転軸8をラジアル軸受7の内周側に挿入し、ロータ1
0を回転自在に支持する。ただし、このままではロータ
に軸方向の外力が加わるとロータが脱落するおそれがあ
るので、前述のようにしてストッパー25を装着し、ロ
ータ10の抜け止めを図る。
【0021】基板1の面に対する回転軸8の垂直度は精
度よく調整されている必要がある。特にディスク駆動用
モータにおいては高精度が要求される。そこで、一通り
の組付が終了した時点で、適宜の治具等を用いて基板1
の面に対する回転軸8の垂直度を確認し、精度がでてい
なければ基板1とコアホルダー2との圧入部分、あるい
はコアホルダー2と軸受ホルダー3との圧入部分におい
て相対的な姿勢を修正し上記の垂直度を出す。この状態
で上記各圧入部分を接着し、あるいは溶着するなどの手
段を用いて基板1とコアホルダー2および軸受ホルダー
3を最終的に固定する。
【0022】上記のようにして組立を終了した後にも、
不具合部分が見つかることがあり、ロータ10をステー
タから分離して不具合部分の部品を交換したり調整した
りする必要があることがある。その場合は、ストッパー
25を半径方向内側に向かって押し戻し、ストッパー2
5をコアホルダー2の挿通孔9から抜き取ってロータ1
0をステータから分離し、不具合部分の部品を交換した
り調整したりすればよく、その後再び組み立てればよ
い。
【0023】このように、上記実施の形態によれば、軸
受ホルダー3と、この軸受ホルダー3を固定すべき基板
1との間にコアホルダー2を介在させ、軸受ホルダー3
の外周にコアホルダー2を固定するとともに、コアホル
ダー2は基板1に設けられた孔に固定したため、モータ
駆動時にステータコア5から発生する振動をコアホルダ
ー2が吸収し、上記振動が基板1に伝達され難くなり、
低振動化、低騒音化を図ることができる。特に、ディス
ク駆動用モータにおいては、ディスクに振動が伝わるこ
とは極端に嫌われるが、上記実施の形態によれば、ディ
スクを載せるハブ台と一体の回転軸8がラジアル軸受7
で支持され、このラジアル軸受7を保持する軸受ホルダ
ー3と振動源であるステータコア5との間にコアホルダ
ー2が介在して振動を吸収するため、上記振動がディス
クに伝達されにくい構造になっており、ディスク駆動用
モータとして好適である。また、コアホルダー2を、樹
脂や燒結金属などのように振動を伝達しにくい素材で形
成すれば、一層効果的に低振動化、低騒音化を図ること
ができる。
【0024】図示の実施の形態ではディスク回転駆動用
のモータになっているが、本発明にかかるモータはこれ
に限られるものではなく、一般的な小型モータとして利
用することができる。なお、コアホルダーは樹脂又は焼
結金属に限られるものではなく、振動を伝えにくい材料
で形成されていればよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、円筒状の
軸受ホルダーと、軸受ホルダー内に保持されたラジアル
軸受と、このラジアル軸受によって回転自在に支持され
た回転軸と、この回転軸の一端部に固定されたロータケ
ースを含むロータと、上記ロータケースに一体に取り付
けられたロータマグネットと、このロータマグネットに
対向させて上記軸受ホルダーの外周面に固定されたステ
ータコアとを備えた小型モータにおいて、上記軸受ホル
ダーの外周にコアホルダーを固定し、このコアホルダー
の外周に上記ステータコアを固定するとともに、コアホ
ルダーは基板に設けられた孔に固定するようにしたた
め、モータの駆動時にコアから発生する振動をコアホル
ダーにて遮断でき、基板への振動の伝達を遮断するとと
もに、回転軸を介してのディスクへの振動の伝達を遮断
するので、モータの低振動及び静音化が可能となる。ま
た、軸受ホルダーと基板との垂直精度は、軸受ホルダー
の部品精度に依存せず、モータの組付時に垂直精度を調
整することができる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の小型モータにおいて、コアホルダーは、軸受ホルダ
ーの外周に軽圧入されて固着されるとともに、基板に設
けられた孔の内周に軽圧入されて固着されるため、組み
付け時に基板とコアホルダー及びコアホルダーと軸受ホ
ルダーは、軽圧入後、接着または溶着にて軸垂精度を出
しながら固着することができるので、部品精度に依存す
ることなく基板と回転軸との垂直精度を上げることがで
きる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の小型モータにおいて、コアホルダーを樹脂により成
形したため、駆動時にコアから発生した振動は樹脂性の
コアホルダーが吸収し、回転軸及び基板に振動を伝えな
いため、モータの低振動化及び静音化が可能となる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の小型モータにおいて、コアホルダーは燒結金属によ
り成形したため、駆動時にコアから発生した振動は燒結
金属性のコアホルダーが吸収し、回転軸及び基板に振動
を伝えないため、モータの低振動化及び静音化が可能と
なる。
【0029】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の小型モータにおいて、軸受ホルダーは金属板材をプ
レス加工し、カップ状としたため、潤滑油が軸受ホルダ
ーの外側に流出するのを防止することができ、しかも、
安価なプレス加工により成形することができる。さら
に、軸受ホルダーをカップ状としたことにより、コアホ
ルダー等の部品形状も単純化することができ、コスト削
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる小型モータの実施の形態を示す
縦断面図である。
【図2】同上実施の形態中のコアホルダーを示す(a)
は平面図、(b)は側面断面図、(c)はコアホルダー
に形成されている挿通孔の拡大平面図である。
【図3】同上実施の形態中のストッパーを示す(a)は
側面図、(b)は平面図、(c)は正面断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 コアホルダー 3 軸受ホルダー 5 ステータコア 7 ラジアル軸受 8 回転軸 10 ロータ 20 ロータケース 21 ロータマグネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の軸受ホルダーと、軸受ホルダー
    内に保持されたラジアル軸受と、このラジアル軸受によ
    って回転自在に支持された回転軸と、この回転軸の一端
    部に固定されたロータケースを含むロータと、上記ロー
    タケースに一体に取り付けられたロータマグネットと、
    このロータマグネットに対向させて固定されたステータ
    コアとを備えた小型モータにおいて、 上記軸受ホルダーの外周にコアホルダーを固定し、この
    コアホルダーの外周に上記ステータコアを固定するとと
    もに、コアホルダーは基板に設けられた孔に固定されて
    いることを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 前記コアホルダーは、軸受ホルダーの外
    周に軽圧入されて固着されるとともに、基板に設けられ
    た孔の内周に軽圧入されて固着されていることを特徴と
    する請求項1記載の小型モータ。
  3. 【請求項3】 前記コアホルダーは樹脂により成形され
    ていることを特徴とする請求項1記載の小型モータ。
  4. 【請求項4】 前記コアホルダーは燒結金属により成形
    されていることを特徴とする請求項1記載の小型モー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記軸受ホルダーは金属板材をプレス加
    工し、カップ状としたことを特徴とする請求項1記載の
    小型モータ。
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