JP2008228482A - 軸受機構およびモータ - Google Patents

軸受機構およびモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2008228482A
JP2008228482A JP2007064964A JP2007064964A JP2008228482A JP 2008228482 A JP2008228482 A JP 2008228482A JP 2007064964 A JP2007064964 A JP 2007064964A JP 2007064964 A JP2007064964 A JP 2007064964A JP 2008228482 A JP2008228482 A JP 2008228482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing mechanism
sleeve
retaining member
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007064964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008228482A5 (ja
Inventor
Takahiro Hiwada
隆宏 檜皮
Hisatsugu Fujiwara
久嗣 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2007064964A priority Critical patent/JP2008228482A/ja
Priority to US12/047,491 priority patent/US20080224554A1/en
Priority to CN2008100860591A priority patent/CN101267136B/zh
Publication of JP2008228482A publication Critical patent/JP2008228482A/ja
Publication of JP2008228482A5 publication Critical patent/JP2008228482A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C43/00Assembling bearings
    • F16C43/02Assembling sliding-contact bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/107Grooves for generating pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2226/00Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
    • F16C2226/50Positive connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

【課題】モータにおいてシャフトを抜止部材に小さな力で係合させるとともに、シャフトが抜止部材から抜けることを防止する。
【解決手段】モータでは、スリーブ42にシャフト41が挿入され、シャフト41の下端部411が磁石チップ45により吸引され、磁石チップ45は補助ヨーク43に保持される。スリーブ42の下端面422と、補助ヨーク43の上側の端部431との間には、補助ヨーク43側から順に、抜止部材5および補助ワッシャ6が狭持される。補助ワッシャ6の内径は、抜止部材5の内径より大きく、かつ、補助ヨーク43の端部431の内径より小さい。シャフト41がスリーブ42に挿入される際には、抜止部材5は下側に十分に撓んで小さな力でシャフト41の環状溝412に係合し、シャフト41が引き抜かれる力を受けると抜止部材5の変形は補助ワッシャ6により係止され、シャフト41がスリーブ42から抜けてしまうことが防止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸受機構および当該軸受機構を備える電動式のモータに関する。
特許文献1および2に示されるように、車両の油圧ダンパでは、油が通る弁の開閉を調節したり、油に接する振動板を振動させて外部からの振動を吸収するためにモータが利用されている。このようなモータでは、衝撃や振動を受ける環境下において使用可能であることが求められる。
一方、従来より、シャフトが軸受機構から外れてしまうことを防止する様々な技術が提案されている。例えば、特許文献3の抜止構造では、軸受ハウジングである基部とメタル軸受の底面との間に樹脂のシート状クリップが挟まれ、シート状クリップは中心に向かって伸びる複数の延設部を備える。そして、モータ軸がシート状クリップに挿入されると、延設部が十分に撓むことにより過度の力を必要とすることなく挿入が行われ、モータ軸を引き抜こうとすると、メタル軸受の下面により大きな係止力が発生し、モータ軸が抜けない状態とされる。特許文献4においてもシャフトの係止溝が抜止部材の係止爪に挿入されることにより、シャフトが係止される技術が開示されている。
特開平6−294441号公報 特開平5−312233号公報 特開2002−95204号公報 特許第3706551号公報
ところで、軸受機構の一部であるスリーブでは設計上、様々な形状や材質が採用され、例えば、スリーブの底部側の端部が他方の端部に比べて薄肉とされたり、スリーブが脆い材料にて形成される場合がある。このような場合、抜止部材がシャフトを十分に係止できなかったり、スリーブから異物が発生したりするおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スリーブの端面形状や材質に依存することなく、シャフト挿入時に小さな力でシャフトと抜止部材とを係合させるとともにシャフトがスリーブから抜けてしまうことを防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、モータの軸受機構であって、一端がモータのロータ部に固定されるシャフトと、前記シャフトが挿入されるとともに前記シャフトを回転可能に支持するスリーブと、前記スリーブから突出する前記シャフトの他端に係合する板状かつ略環状の抜止部材と、前記抜止部材の前記スリーブ側の面に当接し、内径が前記抜止部材の内径より大きい補助ワッシャと、前記抜止部材の前記スリーブとは反対側の面に当接し、内径が前記補助ワッシャの内径より大きい環状当接部とを備え、前記シャフトが、前記他端近傍において外周に沿って形成された環状溝を有し、前記抜止部材が、前記環状当接部に当接する環状支持部と、前記環状支持部から内側に突出するとともに前記環状溝に係合する係合部とを備え、前記シャフトの前記他端を前記抜止部材に係合させる際に、前記他端が前記抜止部材に挿入されることにより前記係合部が撓んだ後に前記係合部が前記環状溝に係合し、前記シャフトが前記スリーブから引き抜かれる方向の力を受けた際に、前記係合部の変形が前記補助ワッシャにより係止される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸受機構であって、前記シャフトの前記他端に当接する樹脂製のスラスト部材をさらに備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の軸受機構であって、前記スリーブの前記補助ワッシャ側の端面の内径が前記補助ワッシャの内径よりも大きい。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の軸受機構であって、前記スリーブが、内側面と前記端面との間に前記端面に向かって径が漸次増加する傾斜面を有し、前記環状溝の前記内側面側のエッジが、径方向において前記傾斜面と対向する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の軸受機構であって、前記補助ワッシャが金属により形成される。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の軸受機構であって、前記抜止部材の厚さが前記補助ワッシャの厚さよりも薄い。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の軸受機構であって、前記スリーブが挿入される略有底円筒状のスリーブホルダと、前記スリーブホルダの底部に配置され、前記シャフトの前記他端を磁気的に吸引する磁石チップと、前記磁石チップの外側面を覆う補助ヨークとをさらに備え、前記補助ヨークの前記抜止部材に対向する部位が前記環状当接部である。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の軸受機構であって、前記スリーブが挿入される略有底円筒状のスリーブホルダをさらに備え、前記環状当接部が前記スリーブホルダの底部に設けられた凹部の周囲の段差部である。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の軸受機構であって、前記抜止部材が、板状かつ円環状の部材の内周縁から径方向外方に伸びる複数の切り込みを形成したものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の軸受機構であって、前記係合部の先端が、前記補助ワッシャに近づくほど中心軸から離れるように傾斜するとともに前記係合部の前記補助ワッシャ側の面に接する先端傾斜面を有する。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の軸受機構であって、前記係合部の前記補助ワッシャ側の前記面と前記先端傾斜面との間の境界が、前記補助ワッシャの内周エッジに重なる、または、前記内周エッジよりも前記中心軸に近い。
請求項12に記載の発明は、電動式のモータであって、請求項1ないし11のいずれかに記載の軸受機構と、前記シャフトの前記一端に取り付けられたロータ部と、前記軸受機構が固定されるとともに前記ロータ部との間でトルクを発生するステータ部とを備える。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のモータであって、車両のエンジンの振動を吸収する油圧ダンパの振動吸収特性の調整または振動吸収に利用され、前記シャフトが前記エンジンから与えられる振動の方向に平行となるように所定の取付位置に取り付けられる。
本発明によれば、スリーブの端面形状や材質に依存することなく、小さな力でシャフトと抜止部材とを係合させることができるとともに、シャフトがスリーブから抜けてしまうことを防止することができる。請求項2の発明では、スラスト部材が樹脂製の場合でも、スラスト部材が損傷することを防止することができる。請求項4の発明では、シャフトの環状溝のエッジにバリ等が存在する場合でも、スリーブの内側面が傷付くことを防止することができる。請求項8の発明では、軸受機構の構造を簡素化することができる。請求項9および10の発明では、シャフトをより滑らかに抜止部材に挿入することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動式のモータ1の構成を示す縦断面図である。モータ1は自動車等の車両のエンジンルームにおいて、エンジンの振動を吸収する油圧ダンパに搭載され、後述するシャフト41が、エンジンから与えられる振動の方向に平行となるように所定の取付位置に取り付けられる。モータ1は、例えば、油の流路の広さを変更して油圧ダンパの振動を吸収する周波数帯や吸収の程度等の振動吸収特性を調整したり、油を押圧することにより振動吸収を行う。
モータ1はアウタロータ型のモータであり、回転組立体であるロータ部2、固定組立体であるステータ部3、および、ステータ部3に対してロータ部2を回転可能に支持する軸受機構4を備える。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部2側を上側、ステータ部3側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ロータ部2は、軸受機構4のシャフト41の上端が中央に固定される有蓋円筒状のロータハブ21、および、ロータハブ21の円筒部の内側面に取り付けられた界磁用磁石22を備える。ステータ部3は、中央部が開口する回路基板31および支持板32、並びに、軸受機構4の周囲に取り付けられた電機子34を備える。支持板32の中央部には後述のスリーブホルダ44が取り付けられ、回路基板31はリベット33により支持板32に固定される。なお、シャフト41はロータ部2の一部と捉えられてもよく、スリーブホルダ44もステータ部3の一部と捉えられてもよい。
軸受機構4は、ステンレス鋼等により形成されるシャフト41、シャフト41が挿入されるスリーブ42、スリーブ42の下側に配置される補助ヨーク43、磁石チップ45、スラスト部材(以下、「スラストプレート」という。)46、並びに、スリーブ42および補助ヨーク43を覆う略有底円筒状のスリーブホルダ44を備える。スリーブホルダ44は、スリーブ42が挿入される円筒状の部位(以下、「円筒部441」という。)と、円筒部441の下側を閉塞する底部442とを有し、これらは1つの部材となっている。底部442は内部に凹部4421を有し、凹部4421には補助ヨーク43が嵌入される。スリーブ42および電機子34はそれぞれ円筒部441の内側面および外側面に固定され、電機子34は径方向にて界磁用磁石22に対向して配置され、モータ1の回転時には電機子34と界磁用磁石22との間にトルクが発生する。
円板状の磁石チップ45は、有底円筒状の補助ヨーク43に保持された状態でスリーブホルダ44の底部442の凹部4421内に配置され、磁石チップ45の外側面および下面は補助ヨーク43にて覆われる。磁石チップ45上には、樹脂製かつ平板状のスラストプレート46が取り付けられており、磁石チップ45が、スリーブ42から下方に突出するシャフト41の下端を磁気的に吸引することにより、スラストプレート46がシャフト41の下端と当接する状態が維持される。磁石チップ45および補助ヨーク43を利用することにより、シャフト41を容易に下方へと付勢することができる。なお、スラストプレート46にはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の樹脂が利用される。
スリーブ42は潤滑油が含浸された多孔質部材であり、内側面421の中心軸J1方向の中央には径が大きくなる凹部4211を有する。凹部4211の上側および下側には、シャフト41の外周面とスリーブ42の内側面421とが円滑に滑る状態で接する摺接部4212,4213がそれぞれ設けられており、摺接部4212,4213はシャフト41の外周面と0.05〜0.1mm程度の間隙を空けて対向している。
モータ1が駆動される際には、スリーブ42の摺接部4212,4213によりシャフト41が潤滑油を介して中心軸J1に垂直な方向であるラジアル方向に回転可能に支持され、磁石チップ45およびスラストプレート46によりシャフト41の下端がスラストプレート46から離れることなく中心軸J1方向であるスラスト方向に支持される。これにより、モータ1の安定した回転が実現される。さらに、スリーブ42の上端面には、円環状のワッシャ7が取り付けられ、ワッシャ7によりスリーブ42に含浸された潤滑油がスリーブ42の上端面側から飛散することが防止される。
図2は、軸受機構4の下部を拡大して示す図である。シャフト41の下端部411ではスラストプレート46に当接する面4111が球面状となっており、ロータ部2(図1参照)の回転時にはシャフト41は面4111の中央にて、既述のようにスラスト方向に支持され、ピボット軸受が構成される。下端部411の近傍には外周に沿って(すなわち、中心軸J1を中心とする)環状溝412が形成されており、環状溝412のスリーブ42の内側面421側のエッジ4121は、スリーブ42の内側面421と下端面422との間に位置する。また、スリーブ42の内側面421の下側には下端面422に向かって径が漸次増加する傾斜面423が設けられ、エッジ4121は傾斜面423と径方向において対向する。なお、傾斜面423と中心軸J1とのなす角は30°〜45°とされる。
一方、スリーブ42と磁石チップ45を保持する補助ヨーク43との間には、補助ヨーク43側から順に、抜止部材5および補助ワッシャ6が配置され、これらは、径方向においてシャフト41の環状溝412の底面(中心軸J1に平行な面)と対向する。補助ワッシャ6は抜止部材5の上面(スリーブ42側の面)に当接しており、抜止部材5の厚さは補助ワッシャ6の厚さよりも薄くされる。補助ワッシャ6を抜止部材5よりも厚くすることにより、設計変更により補助ヨーク43とスリーブ42との間の距離が僅かに変更されても補助ワッシャ6の厚さを変更するのみで容易に対処することが可能となる。また、補助ワッシャ6の内径はスリーブ42の内径より僅かに大きく、スリーブ42の下端面422の内径(すなわち、補助ワッシャ6側の端面の内径であり、傾斜面423の最大径でもある。)よりも小さく設計されている。また、補助ワッシャ6の内径は抜止部材5の内径よりも大きい。
補助ヨーク43の抜止部材5に対向する上側の端部431は径方向外方に突出するフランジ形状とされる。端部431は、抜止部材5の下面(スリーブ42とは反対側の面)の外縁部に当接する環状の当接部(以下、端部431を「環状当接部」という。)となっており、環状当接部431の内径(正確には、図2に示す環状当接部431の抜止部材5に当接する領域の内径)は補助ワッシャ6の内径より大きくされる。また、シャフト41の最外径は抜止部材5の内径より大きく、かつ、補助ワッシャ6の内径より小さく、シャフト41が凹部4421に挿入された状態で、抜止部材5の内周部のみがシャフトの環状溝412内に位置する。
図3は抜止部材5の平面図であり、抜止部材5と共に、抜止部材5の下面に当接する補助ヨーク43の環状当接部431を破線にて示し、抜止部材5の上面に当接する補助ワッシャ6を二点鎖線にて示している。抜止部材5は板状かつ円環状であり、ポリエステル等の樹脂の弾性部材にて形成される。補助ワッシャ6も板状かつ円環状であり、ポリエステル等の樹脂により形成される。なお、剛性を容易に確保するために補助ワッシャ6は金属により形成されてもよい。
抜止部材5には内周縁から径方向外方に伸びる4つの切り込み511が形成され、切り込み511は環状当接部431の内周に対応する位置まで伸びている。切り込み511の間の複数の部位51の内周端は図2に示すシャフト41の環状溝412に係合し、切り込み511が形成されていない外周側の環状の部位52は、全周に亘って環状当接部431および補助ワッシャ6により狭持される。このように、部位52は環状当接部431に当接するとともに部位51を支持する環状の支持部(以下、部位52を「環状支持部」という。)となっており、部位51は環状支持部52から内側に突出するとともに一部がシャフト41の環状溝412(図2参照)に係合する部位(以下、「係合部」という。)となっている。抜止部材5の上面では補助ワッシャ6が環状支持部52のみならず係合部51の一部にも当接している。切り込み511を利用して係合部51を形成することにより、抜止部材5を容易に製造することができる。
図4は軸受機構4の組立時に、シャフト41の下端部411がスリーブ42を通り抜けて抜止部材5に係合する様子を示す図である。シャフト41の下端部411が抜止部材5に挿入される際には、まず、シャフト41の下端部411の周縁部と抜止部材5の係合部51の先端とが当接し、係合部51は環状支持部52に支持されつつ環状当接部431の内周を支点として撓んで下側へ押し下げられる。係合部51の切り込み511(図3参照)の長さは十分に確保されるとともに、補助ワッシャ6とシャフト41とが干渉しないため、シャフト41は大きな力を必要とすることなく容易に挿入される。その後、シャフト41の下端部411がスラストプレート46に当接する直前に下端部411が係合部51を通過し、係合部51が環状溝412に係合する。
図5はシャフト41がスリーブ42から引き抜かれる方向の力を受けた際の様子を示す図である。シャフト41がスラストプレート46から離れて上方へ移動すると、シャフト41の環状溝412の下側のエッジ4122が抜止部材5の係合部51の先端に当接し、先端が上側へと押し上げられる。このとき、抜止部材5は補助ワッシャ6の内周を支点として撓むが、係合部51の内周から補助ワッシャ6までの距離が短いため、係合部51が環状溝412に引っ掛かり、係合部51の変形が補助ワッシャ6により係止される。これにより、シャフト41がスリーブ42から引き抜かれることが防止される(または、引き抜くために大きな力が必要とされる。)。
このように、軸受機構4では、シャフト41を抜止部材5に容易に挿入することができるとともに、シャフト41を容易には引き抜くことができない抜止構造が形成される。
図6は、軸受機構4の抜止構造において、シャフト41を挿入する際に必要な力(以下、「圧入力」という。)の値、および、シャフト41を引き抜く際に必要な力(以下、「抜止強度」という。)の値、並びに、比較例に係る2つの抜止構造における圧入力および抜止強度の値を示す図である。比較例1では、図2に示す補助ワッシャ6を設けずに軸受機構4と同様の抜止部材が1枚とされ、比較例2では、補助ワッシャ6を設けずに2枚の抜止部材が重ねられる。
3回の測定で得られた測定値1〜3から、本実施の形態および比較例1では、圧入力の大きさがほぼ同程度であることが判る。比較例2では、本実施の形態に比べて圧入力の大きさが約3倍となっており、強い力でシャフト41を挿入する際にシャフト41が勢いよくスラストプレート46に当接してスラストプレート46が押しつぶされてしまう恐れがある。一方、測定値1〜3から、抜止強度の大きさは、比較例2、本実施の形態および比較例1の順で小さくなっており、本実施の形態では比較例1の約2倍となっており、比較例1に比べて抜止強度が十分に大きいことが判る。このように、本実施の形態では、圧入力の大きさを所定の制限値以下とすることができるとともに、抜止強度の大きさを安全率に基づく所定の許容値以上に確保することができ、モータの信頼性を確保することができる。
以上、モータ1について、特に軸受機構4の抜止構造について説明してきたが、軸受機構4の抜止構造では、抜止部材5の係合部51が下側に十分撓むことができ、かつ、補助ワッシャ6により上側に撓むことが制限されるため、小さな力でシャフト41と抜止部材5とを係合させることができるとともに、シャフト41がスリーブ42から抜けてしまうことを防止することができる。また、スラストプレート46が樹脂製とされる場合であっても、シャフト41を容易に挿入することができるため、挿入時に、シャフト41の下端部411がスラストプレート46に強く当接してスラストプレート46が損傷することを防止することができる。
さらに、補助ワッシャ6によりスリーブ42の下端面422の形状に依存することなく抜止部材5の係合部51が上側へ撓むことを十分に制限することができ、シャフト41に引き抜かれる力が作用して環状溝412が強く抜止部材5に当接した場合であっても、補助ワッシャ6によりスリーブ42には大きな力が加わらないため、スリーブ42の材質にも依存することなく抜止構造を構成することができる。
なお、図2に示すように、シャフト41の下端部411は面4111の中心にて支持されるため、面4111の中央に支持穴を設けてシャフト41を研磨することができず、シャフト41の製造時には砥石ローラで外側面を挟み込むセンタレス研磨によりシャフト41の研磨が行われる。このとき、環状溝412の内部は研磨されないことから、環状溝412のエッジ4121(図2参照)にバリ等が発生する場合がある。ところが、軸受機構4では、エッジ4121がスリーブ42の傾斜面423と間隙を空けて対向するため、シャフト41に傾く力が作用してもバリや他の微小突起等によりスリーブ42の内側面421が傷付けられることが防止される。また、仮に、ロータ部2の回転時における遠心力によって、バリが径方向外側に変形してしまっても、スリーブ42の内側面421が傷つけられることが防止される。加えて、傾斜面423を設けることにより、環状溝412のエッジ4121をスリーブ42の下端面422よりも下方に位置させる場合よりも軸受機構4の高さを小さくすることができる。
図7は、第2の実施の形態に係るモータの軸受機構4aの下部を拡大して示す図であり、図2に対応するものである。軸受機構4aは、第1の実施の形態における軸受機構4の補助ヨーク43が省略され、抜止部材5の一部がスリーブホルダ44の底部442に設けられた凹部4421の周囲である環状の段差部4422に当接しており、抜止部材5および補助ワッシャ6がスリーブ42および段差部4422により狭持されている。他の構成は軸受機構4と同様であり、同様の構成には同符号を付している。
段差部4422の上面4422aの外周エッジは円筒部441の内周面の下端と一致し、上面4422aは抜止部材5の周縁部と当接する環状当接部となっており、抜止部材5の切り込み511(図3参照)は段差部4422の内周まで形成される。第1の実施の形態と同様に、抜止部材5の切り込み511の間の部位は、シャフト41の環状溝412に係合する係合部51とされ、切り込み511が形成されない部位は、段差部4422の上面4422aに全周に亘って当接するとともに係合部51を支持する環状支持部52となっている。
段差部4422の内径は補助ワッシャ6の内径よりも大きく、シャフト41が凹部4421に挿入される際には、係合部51は環状当接部である段差部4422の内周を支点として十分に撓むことができ、シャフト41が抜止部材5に容易に挿入される。シャフト41がスリーブ42から引き抜かれる方向の力を受ける際には、係合部51は補助ワッシャ6の内周を支点として僅かにしか撓まず、係合部51の変形が係止される。これにより、小さな力でシャフト41と抜止部材5とを係合させることができるとともに、シャフト41がスリーブ42から抜けてしまうことを防止することができる。また、スリーブホルダ44の段差部4422が環状当接部とされることにより、抜止機構を構成する部材の数を少なくして、軸受機構の構造を簡素化することができる。
図8は、図2の軸受機構4において異なる形状の抜止部材5を設けた例を示す図である。図8に示す抜止部材5では、係合部51の先端が、補助ワッシャ6に近づくほど中心軸J1から離れるように傾斜する(すなわち、法線がスリーブ42に向かって傾斜する)先端傾斜面511を有する。先端傾斜面511は係合部51の補助ワッシャ6側の上面512に接するのであれば、係合部51の先端全体が先端傾斜面とされる必要はなく、例えば、係合部51の内側面と上面512との間に面取状に小さく設けられてもよい。係合部51の先端傾斜面511を設けることにより、より滑らかにシャフト41の下端部411を抜止部材5に挿入することができる。
なお、シャフト41の抜止強度を低下させないために、係合部51の上面512と先端傾斜面511との間の境界は、補助ワッシャ6の内周エッジに重なる、または、内周エッジよりも中心軸J1に近いことが好ましい。
図9は、抜止部材の他の例を示す平面図であり、抜止部材5aと共に、抜止部材5aの下面に当接する補助ヨーク43の環状当接部431を破線にて示し、抜止部材5aの上面に当接する補助ワッシャ6を二点鎖線にて示している。抜止部材5aを備える軸受機構は、抜止部材5aを除いて第1の実施の形態に係る軸受機構4と同様である。
抜止部材5aは、環状当接部431および補助ワッシャ6に当接する環状支持部52a、並びに、環状支持部52aから内側に突出して、シャフト41の環状溝412(図2参照)に係合する4つの係合部51aを備える。係合部51aは突起状の部位であり、周方向に沿って間隔を空けて等間隔に配置されている。
補助ワッシャ6の内径は、4つの係合部51aの内周端を結ぶ円の径(実質的に抜止部材5aの内径とされる。)よりも大きく、かつ、環状当接部431の内径よりも小さい。これにより、第1の実施の形態と同様に、シャフト41が挿入される際には、係合部51aが十分に撓むことができ、シャフト41がスリーブ42から引き抜かれる方向の力を受ける際には、補助ワッシャ6により係合部51aの変形が係止されるため、小さな力でシャフト41と抜止部材5aとを係合させることができるとともに、シャフト41がスリーブ42から抜けてしまうことが防止される。
図10は、抜止部材のさらに他の例を示す平面図であり、図3および図9と同様に、抜止部材5bと共に、環状当接部431を破線にて示し、補助ワッシャ6を二点鎖線にて示している。抜止部材5bは、第1の実施の形態に係る抜止部材5に形成される切り込み511が省略され、一部が内側から外側まで切り欠かれたC字状となっている。
環状当接部431に当接する抜止部材5bの部位52bは、一部が切り欠かれた状態で部位52bよりも内側の部位51bと連続して実質的に部位51bを支持する環状の支持部となっており(以下、部位52bを「環状支持部」という。)、部位51bは、内周端がシャフト41の環状溝412に係合する部位(以下、「係合部51b」という。)となっている。
第1の実施の形態と同様に、補助ワッシャ6の内径は抜止部材5bの内径より大きく、かつ、環状当接部431の内径よりも小さく、環状当接部431は環状支持部52bに当接し、補助ワッシャ6は環状支持部52bのみならず係合部51bの一部にも当接する。これにより、シャフト41が挿入される際に、係合部51bは環状当接部431の内周を支点として十分に撓むことができるとともに、シャフト41がスリーブ42から引き抜かれる方向に力を受ける際には、補助ワッシャ6により係合部51bの変形が係止される。抜止部材5bのように抜け止めとして機能する部材は略環状であれば完全な円環状とされる必要はない。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、抜止部材として、図11に示すように中央に矩形の開口が形成された抜止部材5cが利用されてもよい。図11では、環状当接部431および補助ワッシャ6を図3と同様に示している。抜止部材5cでは、環状当接部431に当接する部位が内側の部位を支持する環状支持部52cとされ、環状支持部52cより内側の部位は図2に示すシャフト41の環状溝412に係合される係合部51cとなっている。係合部51cでは内側のエッジが直線であるが、矩形開口の各辺の中央が最も中心軸J1に近いことから、各辺は相対的に中心軸J1に向かって突出していると捉えることができる。そして、第1の実施の形態と同様に、補助ワッシャ6の内径は、抜止部材5cの内径より大きく、かつ、環状当接部431の内径より小さく、係合部51cは下側に十分に撓むことができるとともに上側への変形が係止される。
上記第1の実施の形態では、抜止部材5に形成される切り込み511は4本であるが、他の本数が採用されてよい。同様に、上記第3の実施の形態でも、係合部51aは4つに限定されない。
上記実施の形態では、スリーブホルダ44は1つの部材でなくてもよく、円筒状の部材にキャップ部が取り付けられて略有底円筒状のスリーブホルダが形成されてもよい。また、スリーブホルダ44は支持板32と共に1つの部材とされてもよい。
スリーブ42と補助ワッシャ6とは当接しなくても、例えば、スリーブ42と補助ワッシャ6との間に他の部材が介在してもよく、補助ワッシャ6が他の手法によりスリーブホルダ44に固定されてもよい。さらに、補助ワッシャ6の内径よりも内径が大きい環状部材が抜止部材5の下面に配置されることにより、当該環状部材が環状当接部として利用することも可能である。
上記実施の形態では、スリーブホルダ44の底部442に磁石チップ45が配置されるが、ロータ部2は他の手法によりステータ部3に向かう方向に付勢されてもよい。上記実施の形態では、軸受機構として潤滑油を利用した滑り軸受が採用されるが、転がり軸受などの他の軸受機構に対しても本実施の形態による抜止機構の技術が利用可能である。
上記実施の形態に係るモータ1は、車両のエンジンの油圧ダンパに利用されるが、本実施の形態における抜止機構を備えるモータは、振動や衝撃の加わる環境下で利用される他の機器への搭載にも適している。
第1の実施の形態に係るモータの断面図である。 軸受機構の下部を拡大して示す図である。 抜止部材の平面図である。 抜止部材がシャフトの下端に取り付けられる様子を示す図である。 シャフトがスリーブから引き抜かれる力を受けた際の抜止部材を示す図である。 本実施の形態および比較例に係る圧入力および抜止強度の値を示す図である。 第2の実施の形態に係る軸受機構の下部を拡大して示す図である。 他の例に係る軸受機構の下部を拡大して示す図である。 抜止部材の他の例を示す平面図である。 抜止部材のさらに他の例を示す平面図である。 抜止部材のさらに他の例を示す平面図である。
符号の説明
1 モータ
2 ロータ部
3 ステータ部
4,4a 軸受機構
5,5a〜5c 抜止部材
6 補助ワッシャ
41 シャフト
42 スリーブ
43 補助ヨーク
44 スリーブホルダ
45 磁石チップ
46 スラストプレート
51,51a〜51c 係合部
52,52a〜52c 環状支持部
411 (シャフトの)下端部
412 環状溝
421 (スリーブの)内側面
422 (スリーブの)下端面
423 傾斜面
431 環状当接部
442 底部
511 切り込み
4121,4122 (環状溝の)エッジ
4421 凹部
4422 段差部

Claims (13)

  1. モータの軸受機構であって、
    一端がモータのロータ部に固定されるシャフトと、
    前記シャフトが挿入されるとともに前記シャフトを回転可能に支持するスリーブと、
    前記スリーブから突出する前記シャフトの他端に係合する板状かつ略環状の抜止部材と、
    前記抜止部材の前記スリーブ側の面に当接し、内径が前記抜止部材の内径より大きい補助ワッシャと、
    前記抜止部材の前記スリーブとは反対側の面に当接し、内径が前記補助ワッシャの内径より大きい環状当接部と、
    を備え、
    前記シャフトが、前記他端近傍において外周に沿って形成された環状溝を有し、
    前記抜止部材が、
    前記環状当接部に当接する環状支持部と、
    前記環状支持部から内側に突出するとともに前記環状溝に係合する係合部と、
    を備え、
    前記シャフトの前記他端を前記抜止部材に係合させる際に、前記他端が前記抜止部材に挿入されることにより前記係合部が撓んだ後に前記係合部が前記環状溝に係合し、前記シャフトが前記スリーブから引き抜かれる方向の力を受けた際に、前記係合部の変形が前記補助ワッシャにより係止されることを特徴とする軸受機構。
  2. 請求項1に記載の軸受機構であって、
    前記シャフトの前記他端に当接する樹脂製のスラスト部材をさらに備えることを特徴とする軸受機構。
  3. 請求項1または2に記載の軸受機構であって、
    前記スリーブの前記補助ワッシャ側の端面の内径が前記補助ワッシャの内径よりも大きいことを特徴とする軸受機構。
  4. 請求項3に記載の軸受機構であって、
    前記スリーブが、内側面と前記端面との間に前記端面に向かって径が漸次増加する傾斜面を有し、
    前記環状溝の前記内側面側のエッジが、径方向において前記傾斜面と対向することを特徴とする軸受機構。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の軸受機構であって、
    前記補助ワッシャが金属により形成されることを特徴とする軸受機構。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の軸受機構であって、
    前記抜止部材の厚さが前記補助ワッシャの厚さよりも薄いことを特徴とする軸受機構。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の軸受機構であって、
    前記スリーブが挿入される略有底円筒状のスリーブホルダと、
    前記スリーブホルダの底部に配置され、前記シャフトの前記他端を磁気的に吸引する磁石チップと、
    前記磁石チップの外側面を覆う補助ヨークと、
    をさらに備え、
    前記補助ヨークの前記抜止部材に対向する部位が前記環状当接部であることを特徴とする軸受機構。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の軸受機構であって、
    前記スリーブが挿入される略有底円筒状のスリーブホルダをさらに備え、
    前記環状当接部が前記スリーブホルダの底部に設けられた凹部の周囲の段差部であることを特徴とする軸受機構。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の軸受機構であって、
    前記抜止部材が、板状かつ円環状の部材の内周縁から径方向外方に伸びる複数の切り込みを形成したものであることを特徴とする軸受機構。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の軸受機構であって、
    前記係合部の先端が、前記補助ワッシャに近づくほど中心軸から離れるように傾斜するとともに前記係合部の前記補助ワッシャ側の面に接する先端傾斜面を有することを特徴とする軸受機構。
  11. 請求項10に記載の軸受機構であって、
    前記係合部の前記補助ワッシャ側の前記面と前記先端傾斜面との間の境界が、前記補助ワッシャの内周エッジに重なる、または、前記内周エッジよりも前記中心軸に近いことを特徴とする軸受機構。
  12. 電動式のモータであって、
    請求項1ないし11のいずれかに記載の軸受機構と、
    前記シャフトの前記一端に取り付けられたロータ部と、
    前記軸受機構が固定されるとともに前記ロータ部との間でトルクを発生するステータ部と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  13. 請求項12に記載のモータであって、
    車両のエンジンの振動を吸収する油圧ダンパの振動吸収特性の調整または振動吸収に利用され、前記シャフトが前記エンジンから与えられる振動の方向に平行となるように所定の取付位置に取り付けられることを特徴とするモータ。
JP2007064964A 2007-03-14 2007-03-14 軸受機構およびモータ Withdrawn JP2008228482A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064964A JP2008228482A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 軸受機構およびモータ
US12/047,491 US20080224554A1 (en) 2007-03-14 2008-03-13 Bearing assembly and motor using the bearing assembly
CN2008100860591A CN101267136B (zh) 2007-03-14 2008-03-14 轴承组件和使用该轴承组件的电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064964A JP2008228482A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 軸受機構およびモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008228482A true JP2008228482A (ja) 2008-09-25
JP2008228482A5 JP2008228482A5 (ja) 2010-04-15

Family

ID=39761951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007064964A Withdrawn JP2008228482A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 軸受機構およびモータ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20080224554A1 (ja)
JP (1) JP2008228482A (ja)
CN (1) CN101267136B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115071A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Panasonic Corp ディスク回転用モータ
JP2013046515A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Toyota Motor Corp 回転電機冷却構造
JP2019180199A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 日本電産株式会社 モータ及び送風装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105680607B (zh) * 2011-03-18 2019-02-15 台达电子工业股份有限公司 风扇及其马达
JP5136731B2 (ja) * 2011-05-16 2013-02-06 パナソニック株式会社 モータおよびこのモータを備えたファンモータ
KR101328203B1 (ko) 2011-11-02 2013-11-14 삼성전기주식회사 모터용 베이스 어셈블리 및 이를 포함하는 팬 모터
US9624929B2 (en) * 2012-12-21 2017-04-18 Lg Innotek Co., Ltd. Electric pump
TWI513148B (zh) * 2014-01-28 2015-12-11 Sunonwealth Electr Mach Ind Co 馬達
TWI629856B (zh) * 2017-05-04 2018-07-11 建準電機工業股份有限公司 馬達

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH118958A (ja) * 1997-06-16 1999-01-12 Tokyo Parts Ind Co Ltd 軸回転型モータのロータ保持装置と同ロータ組み付け方法
JPH11220850A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Mitsumi Electric Co Ltd モータ
JPH11325161A (ja) * 1998-05-18 1999-11-26 Bridgestone Corp 防振装置
JP2000102210A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Tokyo Parts Ind Co Ltd ブラシレスモータおよびブラシレスモータの製造方法
JP2002058199A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Nidec Copal Corp モータ軸の抜け止め構造
JP2002095204A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Nidec Copal Corp モータ軸の抜け止め構造
JP2004245248A (ja) * 2003-02-10 2004-09-02 Nippon Densan Corp 軸受機構、モータおよびディスク駆動装置
JP2006325365A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Nippon Densan Corp 一部が非磁性体であるステータおよび該ステータを用いたブラシレスモータ
JP2007006687A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Sunonwealth Electric Machine Industry Co Ltd モータ用軸アセンブリ
JP2007037252A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Nippon Densan Corp カラーホイール回転用装置
JP2007037365A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Nippon Densan Corp モータ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3641874A1 (de) * 1986-12-08 1988-06-16 Bosch Gmbh Robert Elektrischer andrehmotor fuer brennkraftmaschinen
US5982066A (en) * 1997-04-11 1999-11-09 Nidec America Corporation Electric motor
JP3856977B2 (ja) * 1999-02-22 2006-12-13 日本電産株式会社 軸受装置及びその関連技術
US6498412B2 (en) * 2001-01-26 2002-12-24 Sunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. Fixing structure for a rotor of a brushless motor
TWI231085B (en) * 2003-09-05 2005-04-11 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Assembling device for an axial tube structure of a motor
JP2005192262A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモータ
JP4417181B2 (ja) * 2004-06-15 2010-02-17 三菱電機株式会社 モータの軸受保持構造
TWI266467B (en) * 2005-12-30 2006-11-11 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Pivot-connection structure of motor rotor

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH118958A (ja) * 1997-06-16 1999-01-12 Tokyo Parts Ind Co Ltd 軸回転型モータのロータ保持装置と同ロータ組み付け方法
JPH11220850A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Mitsumi Electric Co Ltd モータ
JPH11325161A (ja) * 1998-05-18 1999-11-26 Bridgestone Corp 防振装置
JP2000102210A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Tokyo Parts Ind Co Ltd ブラシレスモータおよびブラシレスモータの製造方法
JP2002058199A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Nidec Copal Corp モータ軸の抜け止め構造
JP2002095204A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Nidec Copal Corp モータ軸の抜け止め構造
JP2004245248A (ja) * 2003-02-10 2004-09-02 Nippon Densan Corp 軸受機構、モータおよびディスク駆動装置
JP2006325365A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Nippon Densan Corp 一部が非磁性体であるステータおよび該ステータを用いたブラシレスモータ
JP2007006687A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Sunonwealth Electric Machine Industry Co Ltd モータ用軸アセンブリ
JP2007037252A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Nippon Densan Corp カラーホイール回転用装置
JP2007037365A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Nippon Densan Corp モータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115071A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Panasonic Corp ディスク回転用モータ
JP2013046515A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Toyota Motor Corp 回転電機冷却構造
JP2019180199A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 日本電産株式会社 モータ及び送風装置
JP7131032B2 (ja) 2018-03-30 2022-09-06 日本電産株式会社 モータ及び送風装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101267136B (zh) 2010-12-08
US20080224554A1 (en) 2008-09-18
CN101267136A (zh) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008228482A (ja) 軸受機構およびモータ
JP2008228482A5 (ja)
US7913268B2 (en) Motor and manufacturing method of the same
JP4978321B2 (ja) トルク変動吸収装置
JP2005133859A (ja) トルク変動吸収装置
US20090246042A1 (en) Fan motor
JP2007113634A (ja) プーリ構造体
KR20080085719A (ko) 척킹장치를 구비한 모터 및 이 모터를 탑재한 디스크구동장치
CN107407386B (zh) 用于流体动力止推轴承的轴向保持和防转动结构
US6445096B1 (en) Spindle motor
JP2014506109A (ja) ファンモジュール駆動装置
JP5410302B2 (ja) ディスク駆動装置
JP2003035321A (ja) 動力伝達機構
JP5838957B2 (ja) 捩り振動減衰装置
JP2008283750A (ja) 油圧ダンパ用モータ
US20090246043A1 (en) Fan motor
JP5120386B2 (ja) トルク変動吸収装置
KR101148349B1 (ko) 모터 및 기록 디스크 구동 장치와 모터의 제조 방법
JP2014129743A (ja) 送風機
JP4968531B2 (ja) 電磁クラッチ
JP5667904B2 (ja) 動力伝達装置
US7808139B2 (en) Magnetic disk drive with improved vibration characteristics
JP2875753B2 (ja) 電磁連結装置のアーマチュア組立体
JP2007120532A (ja) 回り止め構造及び電気モータの回転検出器の取付構造
WO2012008150A1 (en) Fixing structure and drive apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120302

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120428