JP5120386B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源と変速機との間に配設され、駆動源と変速機との間に生じるトルク変動を吸収するトルク変動吸収装置に関し、特に、摩擦が均一で摩擦トルクの安定性のあるトルク変動吸収装置に関する。
内燃機関や電動モータ等の駆動源と変速機との間のトルク変動を吸収するトルク変動吸収装置がある。従来のトルク変動吸収装置は、駆動源の駆動軸に固定されるフライホイールの駆動トルクの変動を吸収するダンパ機構と、ダンパ機構とフライホイールとの間の変動トルクが所定値(リミットトルク値)に達するとフライホイールから入力軸への動力伝達を制限するリミッタ部と、を有する。ダンパ機構は、変速機の入力軸に連結されており、外周に固定されたディスクの両面に摩擦材を有する。リミッタ部は、ダンパ機構の摩擦材とフライホイールとが直接的又は(摩擦面プレートを介して)間接的に摩擦係合している。
リミッタ部がすべりを開始するリミットトルク値は、その作動の回数により経時変化するため、以下のような問題点がある。すなわち、リミットトルク値が大幅に増大した場合には、過大なトルクが変速機に入力されることになり、変速機の破損へ繋がるおそれがある。一方、リミットトルク値が大幅に低下した場合には、正常な伝達トルク以下ですべることになり、トルク伝達不能に繋がるおそれがある。
以上のような問題点の原因が摩擦材の摩耗粉であることに着目し、発生した摩耗紛を遠心力により外部雰囲気中に排出できるように、リミッタ部の摩擦材に内周側から外周側へと連通するスリットを形成したトルク変動吸収装置が提案されている(特許文献1参照)。このようなスリットを設けることにより、リミットトルク値の安定化を図ることができるというものである。
特開2003−194095号公報
しかし、従来のトルク変動吸収装置では、ダンパ機構の外周に配された摩擦材が2つのプレートで挟まれており、一方のプレートは皿バネによって付勢され、他方のプレートはフライホイールと一体に回転する部材にリベット等で止めされていることから、以下のような問題がある。
第1に、トルク変動吸収装置の断面から見て、皿バネ133側の第2のプレート132と摩擦材126とが当接する領域内の反対側の面に皿バネ133が当接していても、第2のプレート132と皿バネ133との当接部分が内周側に偏っている場合(図8(A)参照)や外周側に偏っている場合(図8(B)参照)には、摩擦面の面圧分布が不均一になり、摩擦トルクが不安定になりやすいといった問題がある。最悪の場合、面圧の低いところでは第2のプレート132が摩擦材126から浮き上がることがある。
第2に、フライホイールと一体に回転する第1のプレート131と摩擦材126とが当接する領域内において、当該第1のプレート131においてリベット134かしめ部の近傍とリベット134かしめ部から離れた部分とでは、たわみ量が違ってくるため、第1のプレート131が周方向に波打つ形状となり、第1のプレート131の表面に高い部分と低い部分が生じ、摩擦面の面圧分布が不均一になり、摩擦トルクの安定性が低下するといった問題がある(図9参照)。
本発明の目的は、プレートの表面が摩擦材の表面に対して平滑で、面圧分布が均一で摩擦トルクの安定性のあるトルク変動吸収装置を提供することである。
本発明の第1の視点においては、トルク変動吸収装置において、変速機の入力軸に連結されるとともに、外周に固定されたディスクの両面に略環状の摩擦材を有するダンパ機構と、駆動源からの駆動力が伝達されるフライホイールと、前記フライホイールと一体に回転するとともに、前記摩擦材の第1の面と当接する第1のプレートと、前記フライホイールと前記第1のプレートとの間に配されるとともに、前記フライホイールから離間する方向に前記第1のプレートに向かって延出する部分を有し、かつ、前記摩擦材の第2の面と当接する第2のプレートと、前記第2のプレートを前記摩擦材側に付勢する皿バネと、前記フライホイールと前記第2のプレートとの間に配されるとともに、前記第1のプレートと一体に回転し、かつ、前記皿バネを支持する支持部材と、前記第1のプレートと前記支持部材とを一体に締結する複数の締結部材と、を備え、前記第1のプレートは、当該第1のプレートの剛性を補強する補強部、および前記第2のプレートの前記延出する部分が挿入される穴を有し、前記補強部は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材の間の領域に形成された段差部を有し、前記第1のプレートの前記穴は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材との間の領域に形成されることを特徴とする。
また、本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2のプレートの前記延出する部分は、前記フライホイールから離間する側で前記第1のプレートの前記穴に挿入されることが好ましい。
また、本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記段差部は、前記第1のプレートにおける前記締結部材にて締結される箇所よりも前記摩擦材との摩擦面が前記フライホイールから離間するように形成されることが好ましい。
本発明の第2の視点においては、トルク変動吸収装置において、変速機の入力軸に連結されるとともに、外周に固定されたディスクの両面に略環状の摩擦材を有するダンパ機構と、駆動源からの駆動力が伝達されるフライホイールと、前記フライホイールと一体に回転するとともに、前記摩擦材の第1の面と当接する第1のプレートと、前記フライホイールと前記第1のプレートとの間に配されるとともに、前記フライホイールから離間する方向に前記第1のプレートに向かって延出する部分を有し、かつ、前記摩擦材の第2の面と当接する第2のプレートと、前記第2のプレートを前記摩擦材側に付勢する皿バネと、前記第1のプレートと一体に回転し、かつ、前記皿バネを支持する支持部材と、前記第1のプレートと前記支持部材とを一体に締結する複数の締結部材と、を備え、前記第1のプレートは、当該第1のプレートの剛性を補強する補強部、および前記第2のプレートの前記延出する部分が挿入される穴を有し、前記補強部は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材との間の領域に形成された段差部を有し、前記第1のプレートの前記穴は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材との間の領域に形成されることを特徴とする。
また、本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレートと前記摩擦材とが当接する摩擦面の内周部を0とし、該摩擦面の外周部を1とした場合に0.3以上かつ0.7以下の領域と対応する前記第2プレートの反対側の面の領域内に前記皿バネの支点が設けられることが好ましい。
本発明によれば、第1のプレートに補強部を設けることにより、第1のプレートの剛性が上がり、締結部付近とそれ以外の部分での軸方向のたわみのバラツキを抑えることができ、摩擦面の面圧分布が均一化され、その結果、リミットトルクの安定化を図ることができる。
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した一部切欠平面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示したA−A´間の断面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における皿バネの支点の位置を説明するためのリミッタ部付近の部分断面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における第2のプレートと摩擦材との間の摩擦面の面圧分布を説明するためのリミッタ部付近の部分断面図である。 本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 従来のトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した中心軸側から見たときの部分断面図である。 従来のトルク変動吸収装置の構成を模式的に示したリミッタ部付近の部分断面図である。
本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した一部切欠平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示したA−A´間の断面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における皿バネの支点の位置を説明するための部分断面図である。図4は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における第2のプレートと摩擦材との間の摩擦面の面圧分布を説明するための部分断面図である。ここでのトルク変動吸収装置は、自動車のエンジンと変速機との間に配設されるものについて説明する。
トルク変動吸収装置1は、フライホイール3と、支持部材10と、ダンパ機構20と、リミッタ部30と、を有する。
支持部材10は、皿バネ33を支持する部材であり、駆動軸2と連結されたフライホイール3と一体に回転する。ダンパ機構20は、駆動源の駆動軸に固定されるフライホイールの駆動トルクの変動を吸収する機構である。リミッタ部30は、ダンパ機構20とフライホイール3との間の変動トルクが所定値(リミットトルク値)に達すると駆動軸2から入力軸4への動力伝達を制限する(図2参照)。
ダンパ機構20は、ハブ21と、サイドプレート22と、スラスト部材23と、ダンパ部材24と、ディスク25と、摩擦材26と、リベット27と、を有する。
ハブ21は、径方向に延在するフランジ部21aを有し(図2参照)、変速機の入力軸4の外周面に形成された外スプラインと連結される内スプラインを備えたスプライン部21bを有する(図2参照)。フランジ部21aとスプライン部21bとは一体的に構成されている。ハブ21には、フランジ部21aの径方向外側に切欠いてなる切欠部21cがあり(図1参照)、この切欠部21cはスプリングシート24aの外周面側がフランジ部21aの外周面よりも径方向外側に位置するように構成されている。
サイドプレート22は、ハブ21のフランジ部21aの両面にハブ21と同軸かつ相対回転可能に配設されている。サイドプレート22は、ハブ21の軸方向両側に配設される第1サイドプレート22Aと第2サイドプレート22Bとにより構成されている(図2参照)。第1サイドプレート22A、第2サイドプレート22Bは、それぞれ外周側でリベット27によってディスク25と連結するための貫通孔を有する。サイドプレート22には、ダンパ部材24を収容するための窓穴22cがある(図1参照)。
スラスト部材23は、ハブ21とサイドプレート22の接触面の間に介設されている略環状の部材であり、スラスト部材23は、ハブ21と第1サイドプレート22Aの接触面の間に介設されている第1スラスト部材23Aと、ハブ21と第2サイドプレート22Bの接触面の間に介設されている第2スラスト部材23Bと、皿バネ23cと、から構成されており、ハブ21のフランジ部21aとサイドプレート22の間にヒステリシスを発生させる。なお、皿バネ23cは、他の付勢手段であってもよい。
ダンパ部材24は、コイルスプリングであり、ハブ21とサイドプレート22の対向する位置にそれぞれ形成される切欠部21c及び窓穴22c内に収容されており、ここでは4個(2個の場合もある)のダンパ部材24を用いている。各ダンパ部材24は、一対のスプリングシート24a及び24bとで支持されながらこれら切欠部21c及び窓穴22c内に収容されている(図1参照)。
ディスク25は、略環状のディスクであり、サイドプレート22の外周よりも外側に延在する。ディスク25の内周近傍は、両外側からサイドプレート22で挟持されており、サイドプレート22と連結するための貫通孔を有する。ディスク25の軸方向両側には、略環状の摩擦材26が固定されている。
摩擦材26は、ディスク25の両面に接着剤などにより固定されている。摩擦材26の摩擦面は、第1のプレート31と第2のプレート32によって挟持されている(図2参照)。
リベット27は、ディスク25の貫通孔とサイドプレート22の貫通孔に挿通し、ディスク25とサイドプレート22を連結する。
リミッタ部30は、第1のプレート31と、第2のプレート32と、皿バネ33と、リベット34と、を有する。リミッタ部30は、ダンパ機構20の摩擦材26を含めて解釈する場合がある。第1のプレート31は、支持部材10を介してフライホイール3にボルト固定されており、支持部材10の反対側からダンパ機構20の摩擦材26と摩擦係合するプレートである。第1のプレート31の詳細は後述する。第2のプレート32は、支持部材10側からダンパ機構20の摩擦材26と摩擦係合するプレートである。皿バネ33は、支持部材10と第2のプレート32の間に介在し、支持部材10から離間する方向に第2のプレート32を付勢する。この付勢によって、ダンパ機構20の摩擦材26が第1のプレート31と第2のプレート32によって挟持され、支持部材10とダンパ機構20が摩擦係合状態になる。皿バネ33の詳細は後述する。リベット34は、支持部材10と第1のプレート31とを締結する。
第1のプレート31は、当該第1のプレートの剛性を補強する補強部31aを有する。ここでの補強部31aは、第1のプレートの内周縁部に形成された略円状のリブであり、このリブはフライホイールと反対側(入力軸4側)に突出している。このようなリブを設けることにより、第1のプレート31の剛性が上がり、リベット締結部付近とそれ以外の部分でのたわみのバラツキを抑えることができる。
皿バネ33は、第2のプレート32と摩擦材26とが当接する摩擦面の内周部を0とし当該摩擦面の外周部を1とした場合に0.3以上かつ0.7以下の領域と対応する第2のプレート32の反対側の面の領域内に皿バネの支点33aが配される。すなわち、第2のプレート32と摩擦材26とが当接する摩擦面の内周部と外周部との幅をLとすると、摩擦面と対応する第2のプレート32の反対側の面の領域内における内周部と皿バネの支点33aとの間の幅Aは、0.3L〜0.7Lとなる(図3参照)。Aは、好ましくは0.4L〜0.6L、より好ましくは0.45L〜0.55Lである。Aが0.3L〜0.7Lの範囲内にあるときの面圧分布を模式的に示したのが図4である。図4(A)は、剛性の高い第2のプレート32を用いた場合、図4(B)は剛性が高くない第2のプレート32を用いた場合である。いずれの場合も、摩擦面の内周端及び外周端の付近でも面圧を高くすることができる。
なお、実施形態1では、第1のプレート31と第2のプレート32との間に摩擦材26が狭持されるように構成したが、これ以外に、支持部材10の一部と第2のプレート32の間に摩擦材を配設して、変動トルクが所定値(リミットトルク値)に達すると支持部材10に対して摩擦材が滑るように構成することも可能である。
以上のように構成されるトルク変動吸収装置1の動作について説明する。エンジンが駆動した場合、支持部材10が駆動軸2の駆動に伴ってフライホイール3と一体に回転する。変動トルクが所定値(リミットトルク値)より小さい範囲内においては、リミッタ部30を介してダンパ機構20のディスク25とサイドプレート22に回転トルクが伝達され、ダンパ機構20が回転する。サイドプレート22の回転トルクはダンパ部材24、スラスト部材23を介してフランジ部21aからハブ21に伝達され、変動トルクに応じてダンパ部材24が弾縮しながらハブ21が回転する。このように、ダンパ機構20を介して入力軸4に駆動軸2の駆動力が伝達される。
上記の状態からエンジンの駆動トルクの変動が大きくなり、ダンパ機構20とフライホイール3との間の変動トルクが所定値(リミットトルク値)に達すると(変動トルクが第1のプレート31と第2のプレート32との間での摩擦材26の回転方向の保持トルクに達するときに相当)、摩擦材26が滑り出し、サイドプレート22とハブ21との間では所定値(リミットトルク値)以上の変動トルクを伝達しなくなる。
以上のような構成によれば、摩擦面(特に摩擦面の内周側の領域)の面圧分布が均一化され、リミットトルク値の変化を抑えることができる。
次に、本発明の実施形態2について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図(図1のA−A´間に相当する断面)である。
実施形態2に係るトルク変動吸収装置は、実施形態1に係るトルク変動吸収装置における第1のプレートの構成が異なる。第1のプレート以外の構成については、実施形態2に係るトルク変動吸収装置と実施形態1に係るトルク変動吸収装置とは同様である。
第1のプレート31は、当該第1のプレートの剛性を補強する補強部31bを有する。ここでの補強部31bは、第1のプレート31における摩擦面の外周とリベット34(締結部材)の間の領域に形成された段差部である。このような段差部を設けることにより、第1のプレート31の剛性が上がり、リベット締結部付近とそれ以外の部分でのたわみのバラツキを抑えることができる。よって、実施形態2によれば、摩擦面(特に摩擦面の外周側の領域)の面圧分布が均一化され、リミットトルク値の変化を抑えることができる。
次に、本発明の実施形態3について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図(図1のA−A´間に相当する断面)である。
実施形態3に係るトルク変動吸収装置は、実施形態1及び2に係るトルク変動吸収装置における第1のプレートの構成を適宜組み合わせたものである。
第1のプレート31は、当該第1のプレートの剛性を補強する補強部31a、31bを有する。補強部31aは、第1のプレートの内周縁部に形成された略円状のリブであり、このリブはフライホイールと反対側(入力軸4側)に突出している。補強部31bは、第1のプレート31における摩擦面の外周とリベット34(締結部材)の間の領域に形成された段差部である。このようなリブ31a及び段差部31bを設けることにより、第1のプレート31の剛性が上がり、リベット締結部付近とそれ以外の部分でのたわみのバラツキを抑えることができる。よって、実施形態3によれば、摩擦面(特に摩擦面の全般)の面圧分布が均一化され、リミットトルク値の変化を抑えることができる。
次に、本発明の実施形態4について図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図(図1のA−A´間に相当する断面)である。
実施形態4に係るトルク変動吸収装置は、実施形態3に係るトルク変動吸収装置の支持部材と構成が異なる。支持部材以外の構成については、実施形態4に係るトルク変動吸収装置と実施形態3に係るトルク変動吸収装置と同様である。
支持部材10は、その内周側に配され、かつ、フライホール3の表面に当接するつば部10aを有するリング状の部材である。皿バネ33は、支持部材のつば部10aで支持される。支持部材を、つば部10aを有するリング状の部材とすることにより、支持部材10の変形を低減させることができる。なお、このような支持部材10は、実施形態1及び2に係るトルク変動吸収装置にも適用することができる。
1 トルク変動吸収装置
2 駆動軸
3 フライホイール
4 入力軸
10 支持部材
10a つば部
20 ダンパ機構
21 ハブ
21a フランジ部
21b スプライン部
21c 切欠部
22 サイドプレート
22A 第1サイドプレート
22B 第2サイドプレート
22c 窓穴
23 スラスト部材
23A 第1スラスト部材
23B 第2スラスト部材
23c 皿バネ
24 ダンパ部材
24a、24b スプリングシート
25、125 ディスク
26、126 摩擦材
27 リベット
30 リミッタ部
31、131 第1のプレート
31a リブ(補強部)
31b 段差部(補強部)
32、132 第2のプレート
33、133 皿バネ
33a、133a 支点
34、134 リベット(締結部材)

Claims (5)

  1. 変速機の入力軸に連結されるとともに、外周に固定されたディスクの両面に略環状の摩擦材を有するダンパ機構と、
    駆動源からの駆動力が伝達されるフライホイールと、
    前記フライホイールと一体に回転するとともに、前記摩擦材の第1の面と当接する第1のプレートと、
    前記フライホイールと前記第1のプレートとの間に配されるとともに、前記フライホイールから離間する方向に前記第1のプレートに向かって延出する部分を有し、かつ、前記摩擦材の第2の面と当接する第2のプレートと、
    前記第2のプレートを前記摩擦材側に付勢する皿バネと、
    前記フライホイールと前記第2のプレートとの間に配されるとともに、前記第1のプレートと一体に回転し、かつ、前記皿バネを支持する支持部材と、
    前記第1のプレートと前記支持部材とを一体に締結する複数の締結部材と、
    を備え、
    前記第1のプレートは、当該第1のプレートの剛性を補強する補強部、および前記第2のプレートの前記延出する部分が挿入される穴を有し、
    前記補強部は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材との間の領域に形成された段差部を有し、
    前記第1のプレートの前記穴は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材との間の領域に形成されることを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記第2のプレートの前記延出する部分は、前記フライホイールから離間する側で前記第1のプレートの前記穴に挿入されることを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記段差部は、前記第1のプレートにおける前記締結部材にて締結される箇所よりも前記摩擦材との摩擦面が前記フライホイールから離間するように形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  4. 変速機の入力軸に連結されるとともに、外周に固定されたディスクの両面に略環状の摩擦材を有するダンパ機構と、
    駆動源からの駆動力が伝達されるフライホイールと、
    前記フライホイールと一体に回転するとともに、前記摩擦材の第1の面と当接する第1のプレートと、
    前記フライホイールと前記第1のプレートとの間に配されるとともに、前記フライホイールから離間する方向に前記第1のプレートに向かって延出する部分を有し、かつ、前記摩擦材の第2の面と当接する第2のプレートと、
    前記第2のプレートを前記摩擦材側に付勢する皿バネと、
    前記第1のプレートと一体に回転し、かつ、前記皿バネを支持する支持部材と、
    前記第1のプレートと前記支持部材とを一体に締結する複数の締結部材と、
    を備え、
    前記第1のプレートは、当該第1のプレートの剛性を補強する補強部、および前記第2のプレートの前記延出する部分が挿入される穴を有し、
    前記補強部は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材との間の領域に形成された段差部を有し、
    前記第1のプレートの前記穴は、前記第1のプレートにおける前記摩擦材との摩擦面の径方向外周と前記締結部材との間の領域に形成されることを特徴とするトルク変動吸収装置。
  5. 前記第2プレートと前記摩擦材とが当接する摩擦面の内周部を0とし、該摩擦面の外周部を1とした場合に0.3以上かつ0.7以下の領域と対応する前記第2プレートの反対側の面の領域内に前記皿バネの支点が設けられることを特徴とする請求項4記載のトルク変動吸収装置。
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