JP3439954B2 - アウターロータ型ステッピングモータ - Google Patents
アウターロータ型ステッピングモータInfo
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- stator
- core
- rotor core
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
ーブルあるいはコンピュータの周辺機器等に用いられる
アウターロータ型のステッピングモータに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のアウターロータ型のステ
ッピングモータは、図2に示すように、ステータコア1
0′の外側に隙間を介しロータコア8′の内周面が対向
して配置された構成となっている。 【0003】このロータコア8′はカップ状をなすロー
タホルダー13′内の外側部分に一体的に組み込まれ、
かつロータホルダー13′の内側は固定台1′の中央部
に形成された筒部2′の外周に設けられた軸受3′に連
結され、ロータコア8′およびこれを保持するロータホ
ルダー13′等からなるロータは、ステータコア1
0′、駆動コイル11′等からなるステータ12′に対
し回転可能に構成されている。 【0004】上記構成からなるステッピングモータは、
一般に高トルクを発生させるためにロータコア8′とス
テータコア10′との隙間を非常に小さくする必要があ
る。また、ステップ角度誤差を小さくするためにロータ
コア8′とステータコア10′との同心度をよくする必
要がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このため、組立てにあ
たり、ロータコア8′をロータホルダー13′の下方に
折曲されたフランジ状の外周部13c′の内径内に組み
込んだ後にロータコア8′の内径を回転中心を基準に加
工するか、またはロータコア8′の内径と外径との同心
度を得るために加工し組立で精度を上げるようにしてい
たため、工数がかかり、よってその分コスト高を招来す
る、という課題があった。また、の上面および外周の外
形部分までがロータホルダー13′によって覆われ、ロ
ータコア8′は外周部13c′を介し固定されるように
なっており、この外周部13c′は固定台1′の外周部
9より外側に突出した構造となっているため、その分、
ステッピングモータの外径が大きくなってしまう、とい
う課題があった。そして、ステッピングモータの外径が
大であると、ステッピングモータが組み込まれる機器側
にはそれに見合ったスペースが必要となり、かつ各種部
品の高密度実装化、あるいは機器の小型化を阻害する一
因となる、といった課題もあった。 【0006】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、ロータコアの内径とロ
ータホルダーの同心度がロータコア組込後に加工をしな
くても高精度でもって得られ、結果的にロータコアとス
テータコアとの隙間を小さくできる構造となり、組立性
が良好となり安価で、かつ高トルクでステップ角度誤差
が少なく、しかも小型化を図ったアウターロータ型ステ
ッピングモータを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、ステータコ
アおよび駆動コイルを具備するステータが固定されてい
る固定台と、前記固定台とほぼ同じ外径であって、前記
固定台に回転可能に保持されているロータホルダーと、
前記ステータと向かい合う前記ロータホルダーの天井面
であって前記ロータホルダーの外周端より所定長だけ内
側の位置に、前記ロータホルダーの回転軸と同心に外周
が加工され、かつ前記ステータコアと所定距離の隙間を
前記外周が形成するように、この天井面から突出して設
けられたロータコア嵌合部と、内径が同心に加工され、
内径から外径までが前記所定長であり、前記ロータコア
嵌合部の外周に組み込まれたロータコアとを備える構成
とすることにより、上記目的を達成している。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例にかかる
ステッピングモータの断面図を示す。 【0009】図中1は固定台であり、中央部には軸孔2
を有し、かつ外周部にはボールベアリングからなる軸受
3が設けられた筒部2が形成されている。なお、4は筒
部2の上方に設けられたリング状の軸受取付板である。
また、軸受4の外周には離間してステータコア固定部5
が突設されている。また、このステータコア取付部5の
外側には凹状のステータ収納部6が形成され、ステータ
収納部6の外側には同じくステータコア固定部7が形成
され、更にその外側にはロータコア8と隙間を介して対
向するフランジ状の外周部9が形成されている。 【0010】しかして、内側と外側にそれぞれ形成され
た一対の上記ステータ固定部5,7を介してステータコ
ア10が取付けられ、かつこのステータコア10には駆
動コイル11が設けられており、これらステータコア1
0および駆動コイル11からなるステータ12の下方部
分はステータ収納部6に位置されている。 【0011】また、ステータ12の上方部分は回転板と
して機能するロータホルダー13によって覆われてい
る。すなわち、このロータホルダー13の内周部は軸受
3の外輪外周部に固定され回転可能となっており、かつ
ロータホルダー13の天井面13aの外側寄りであって
固定台1に形成された外側のステータ固定部7にほぼ対
応する位置には図示の状態において下方に突出するロー
タコア嵌合部13bが突設されている。換言すると、ロ
ータコア嵌合部13bはロータホルダー13の外周端よ
りやや内側位置に突設されている。 【0012】このロータコア嵌合部13bの外側にはリ
ング状のロータコア8の内径の上方部が圧入、接着され
ている。この場合、ロータコア嵌合部13bの外周とロ
ータコア8の内径とは予め同心に形成されており、かつ
ロータコア嵌合部13bの外周はステータコア10とロ
ータコア8との隙間、かつ対向面を設定する位置決めの
機能を有しており、ロータコア8をロータ嵌合部13b
を基準にロータホルダー13に組み込むと、ステータコ
ア10とロータコア8間には高トルクを確保すべく所定
の隙間が形成されるようになっている。また、所定のス
テップ角度が得られるようになっている。 【0013】なお、ロータコア8の上面はロータホルダ
ー13の天井面13aの外周に接着固定され、かつロー
タコア8の下面は固定台1の外周部9の上面9aと離間
・対向しており、ロータホルダー13の外周端、ロータ
コア8の外周端および固定台1の外周端とはほぼ面一と
なっている。換言すると、ロータホルダー13の外径は
固定台1の外径とほぼ等しく形成されている。 【0014】なお、周知のようにステータコア10の外
周部には磁極歯が形成され、かつロータコア8の内周部
にも磁極歯(何れも図示せず)が形成され、駆動コイル
11に入力パルスを加えるとロータコア8はステータコ
ア10との吸引により回転し、ひいては軸受3を介し回
転可能に支承され回転板として機能するロータホルダー
13が回転し、このようにしてステッピングモータを駆
動することができる。 【0015】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロータコ
ア8はその取付兼位置決めの部材として機能するロータ
嵌合部13bを基準に組み込むようになっており、ロー
タ嵌合部13bの外周とロータコア8の内径とが同心に
なっているため、ロータコア8を組み込んだ後に同心の
精度出しの加工をしないですみ、かつステータコア8を
ステータコア10に対し所定の位置に取付けることがで
きるため、組立性が良くコストダウンを図ることができ
安価であり、かつ高トルク、ステップ角度誤差が少ない
ステッピングモータを得ることができる。 【0016】また、ロータホルダー13の外周端は固定
台1の外周端より外側に突出することなくロータホルダ
ー13、ロータコア8および固定台1の外周端がほぼ面
一になっているため、ステッピングモータの外径を小さ
くでき、省スペース化、ひいては機器の小型化に寄与し
得る、といった利点がある。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステータコア(10)および駆動コイル
(11)を具備するステータ(12)が固定されている
固定台(1)と、 前記固定台(1)とほぼ同じ外径であって、前記固定台
(1)に回転可能に保持されているロータホルダー(1
3)と、 前記ステータ(12)と向かい合う前記ロータホルダー
(13)の天井面(13a)であって前記ロータホルダ
ー(13)の外周端より所定長だけ内側の位置に、前記
ロータホルダー(13)の回転軸と同心に外周が加工さ
れ、かつ前記ステータコア(10)と所定距離の隙間を
前記外周が形成するように、この天井面(13a)から
突出して設けられたロータコア嵌合部(13b)と、 内径が同心に加工され、内径から外径までが前記所定長
であり、前記ロータコア嵌合部(13b)の外周に組み
込まれたロータコア(8)と、 を備えることを特徴とす
るアウターロータ型ステッピングモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23025097A JP3439954B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | アウターロータ型ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23025097A JP3439954B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | アウターロータ型ステッピングモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1169758A JPH1169758A (ja) | 1999-03-09 |
JP3439954B2 true JP3439954B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16904874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23025097A Expired - Fee Related JP3439954B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | アウターロータ型ステッピングモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3439954B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014192958A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Sanyo Denki Co Ltd | 薄型モータ |
TWI549402B (zh) * | 2015-01-27 | 2016-09-11 | 建準電機工業股份有限公司 | 吊扇馬達 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP23025097A patent/JP3439954B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1169758A (ja) | 1999-03-09 |
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