JPH05176518A - リードスクリュー付きステッピングモータ - Google Patents
リードスクリュー付きステッピングモータInfo
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- JPH05176518A JPH05176518A JP30218191A JP30218191A JPH05176518A JP H05176518 A JPH05176518 A JP H05176518A JP 30218191 A JP30218191 A JP 30218191A JP 30218191 A JP30218191 A JP 30218191A JP H05176518 A JPH05176518 A JP H05176518A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- lead screw
- bobbin
- rotary shaft
- stepping motor
- Prior art date
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステッピングモータにおける騒音の発生を防
止するとともに、組立作業を簡略化して量産性を向上さ
せる。 【構成】 リードスクリュー付きステッピングモータの
ボビン部22とブラケット29が樹脂製の一体成形物と
され、また、ボビン部22のブラケット29側側端部に
は、回転軸24を回転可能に支持し、その軸線方向の長
さが回転軸24の軸径の2〜4倍であるメタル軸受28
が一体的に嵌入されている。しかも、ボビン部22のブ
ラケット29と反対側の端部には、回転軸24を軸心位
置変位可能にリードスクリュー27方向に押圧する板ば
ね32が設けられている。
止するとともに、組立作業を簡略化して量産性を向上さ
せる。 【構成】 リードスクリュー付きステッピングモータの
ボビン部22とブラケット29が樹脂製の一体成形物と
され、また、ボビン部22のブラケット29側側端部に
は、回転軸24を回転可能に支持し、その軸線方向の長
さが回転軸24の軸径の2〜4倍であるメタル軸受28
が一体的に嵌入されている。しかも、ボビン部22のブ
ラケット29と反対側の端部には、回転軸24を軸心位
置変位可能にリードスクリュー27方向に押圧する板ば
ね32が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型ステッピングモー
タに係るものであり、特に、モータ回転時の振動に伴う
騒音を低減可能なリードスクリュー付きステッピングモ
ーターに関する。
タに係るものであり、特に、モータ回転時の振動に伴う
騒音を低減可能なリードスクリュー付きステッピングモ
ーターに関する。
【0002】
【従来の技術】自動焦点カメラのレンズ駆動機構等に
は、いわゆるリードスクリュー付きステッピングモータ
(以下、モータと略す)が多く使用されている。そし
て、この種のモータとして、従来より例えば図6または
図7に示すものが知られている。
は、いわゆるリードスクリュー付きステッピングモータ
(以下、モータと略す)が多く使用されている。そし
て、この種のモータとして、従来より例えば図6または
図7に示すものが知られている。
【0003】図6中、符号1は円筒状に並ぶ複数の極歯
1aおよび平板部1bからなる一対の強磁性体製の内部
ヨークで、これら内部ヨーク1,1は平板部1bで貼り
合わせられている。また、これら内部ヨーク1,1の外
周にはボビン部2,2が取り付けられ、このボビン部
2,2にはそれぞれコイル3が巻回されている。
1aおよび平板部1bからなる一対の強磁性体製の内部
ヨークで、これら内部ヨーク1,1は平板部1bで貼り
合わせられている。また、これら内部ヨーク1,1の外
周にはボビン部2,2が取り付けられ、このボビン部
2,2にはそれぞれコイル3が巻回されている。
【0004】内部ヨーク1の中央には、回転軸4および
その周囲に設置されたロータ5からなるロータアッセイ
品6が設置され、更に、これら全体は、円筒状に並ぶ複
数の極歯(図示せず)を有する一対の強磁性体製の外部
ヨーク7,7により上下から覆われている。この場合、
内部ヨーク1の極歯1aと外部ヨーク7の極歯とは、ロ
ータ5の周囲において互い違いに離間して配置されてい
る。
その周囲に設置されたロータ5からなるロータアッセイ
品6が設置され、更に、これら全体は、円筒状に並ぶ複
数の極歯(図示せず)を有する一対の強磁性体製の外部
ヨーク7,7により上下から覆われている。この場合、
内部ヨーク1の極歯1aと外部ヨーク7の極歯とは、ロ
ータ5の周囲において互い違いに離間して配置されてい
る。
【0005】また、外部ヨーク7の各端面には平板環状
をなすプレート8,8aがそれぞれ外接固定され、これ
らプレート8,8aの中央部には回転軸4を回転可能に
支持するメタル軸受9,9aがそれぞれ配置されている
とともに、回転軸4の端部4a側のプレート8aには、
回転軸4の端部4aを基端方向へ予圧する板ばね10が
当接固定されている。
をなすプレート8,8aがそれぞれ外接固定され、これ
らプレート8,8aの中央部には回転軸4を回転可能に
支持するメタル軸受9,9aがそれぞれ配置されている
とともに、回転軸4の端部4a側のプレート8aには、
回転軸4の端部4aを基端方向へ予圧する板ばね10が
当接固定されている。
【0006】一方、回転軸4の延長上にはリードスクリ
ュー11が形成され、リードスクリュー11側のプレー
ト8にはリードスクリュー11の先端方向に伸びるブラ
ケット12の一端がネジ止め等の方法で当接固定され、
また、このブラケット12の他端には回転軸4の先端方
向を向く凹部12aが形成されている。そして、この凹
部12aとリードスクリュー11の端面に形成された凹
部11aとの間に配設された鋼球13により、リードス
クリュー11が回転可能に支持されている。
ュー11が形成され、リードスクリュー11側のプレー
ト8にはリードスクリュー11の先端方向に伸びるブラ
ケット12の一端がネジ止め等の方法で当接固定され、
また、このブラケット12の他端には回転軸4の先端方
向を向く凹部12aが形成されている。そして、この凹
部12aとリードスクリュー11の端面に形成された凹
部11aとの間に配設された鋼球13により、リードス
クリュー11が回転可能に支持されている。
【0007】図6に示す構造のモータは、およそ以下の
手順で組み立てられる。まず、プレート8,8aにメタ
ル軸受9,9aを圧入後、外部ヨーク7,7の各端面に
プレート8,8aを抵抗溶接等の方法で当接固定し、次
いでプレート8aに板ばね10を固定し、外部ヨーク
7,7にコイル3,3が巻回されたボビン部2,2と内
部ヨーク1,1とを挿入する。更に各メタル軸受9,9
aにロータアッセイ品6の回転軸4を挿通させて芯出し
を行い、この状態で外部ヨーク7,7の開口端をプラズ
マ溶接等の方法で結合させる。その後、ブラケット12
をネジ止め等の方法でプレート8に当接固定させるとと
もにリードスクリュー11端面に設置された鋼球13を
凹部12aと当接させる。
手順で組み立てられる。まず、プレート8,8aにメタ
ル軸受9,9aを圧入後、外部ヨーク7,7の各端面に
プレート8,8aを抵抗溶接等の方法で当接固定し、次
いでプレート8aに板ばね10を固定し、外部ヨーク
7,7にコイル3,3が巻回されたボビン部2,2と内
部ヨーク1,1とを挿入する。更に各メタル軸受9,9
aにロータアッセイ品6の回転軸4を挿通させて芯出し
を行い、この状態で外部ヨーク7,7の開口端をプラズ
マ溶接等の方法で結合させる。その後、ブラケット12
をネジ止め等の方法でプレート8に当接固定させるとと
もにリードスクリュー11端面に設置された鋼球13を
凹部12aと当接させる。
【0008】図7は、回転軸4の端部4a側の外部ヨー
ク7に回転軸4の端部4aを基端方向に予圧する板ばね
10aを直接当接固定するとともに、ブラケット12の
他端にピボット軸受14を固定し、このピボット軸受1
4とリードスクリュー11の端面に形成された凹部11
aとの間に配設された鋼球13とメタル軸受9とにより
リードスクリュー11を回転可能に支持させた場合の例
である。
ク7に回転軸4の端部4aを基端方向に予圧する板ばね
10aを直接当接固定するとともに、ブラケット12の
他端にピボット軸受14を固定し、このピボット軸受1
4とリードスクリュー11の端面に形成された凹部11
aとの間に配設された鋼球13とメタル軸受9とにより
リードスクリュー11を回転可能に支持させた場合の例
である。
【0009】図7に示す構造のモータは、およそ以下の
手順で組み立てられる。まず、予めメタル軸受9が圧入
されたプレート8を一方の外部ヨーク7の端面に抵抗溶
接等の方法で当接固定するとともに、他方のヨーク7の
端面に板ばね10aを抵抗溶接等の方法で固定する。次
いで外部ヨーク7,7にコイル3,3が巻回されたボビ
ン部2,2と内部ヨーク1,1を挿入し、この内部ヨー
ク1,1内に形成された空間にロータアッセイ品6を配
置後、これら外部ヨーク7,7の開口端をプラズマ溶接
等の方法で結合させる。更にブラケット12の一端をプ
レート8にビス止め等の方法で当接固定するとともにリ
ードスクリュー11とピボット軸受14との間に鋼球1
3を径合させる。
手順で組み立てられる。まず、予めメタル軸受9が圧入
されたプレート8を一方の外部ヨーク7の端面に抵抗溶
接等の方法で当接固定するとともに、他方のヨーク7の
端面に板ばね10aを抵抗溶接等の方法で固定する。次
いで外部ヨーク7,7にコイル3,3が巻回されたボビ
ン部2,2と内部ヨーク1,1を挿入し、この内部ヨー
ク1,1内に形成された空間にロータアッセイ品6を配
置後、これら外部ヨーク7,7の開口端をプラズマ溶接
等の方法で結合させる。更にブラケット12の一端をプ
レート8にビス止め等の方法で当接固定するとともにリ
ードスクリュー11とピボット軸受14との間に鋼球1
3を径合させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のモータは、
いずれもその組み立て工程において、予めメタル軸受9
が固定されたプレート8を外部ヨーク7に固定し、更に
このプレート8にブラケット12をネジ止め等の方法で
固定していた。従って、外部ヨーク7に対してプレート
8またはブラケット12の少なくとも一方が不正確に位
置決めされているとモータ回転時に振動や騒音を発生
し、特に、ビデオカメラ等録音機能を有する装置に用い
る場合には、その影響が顕著であった。
いずれもその組み立て工程において、予めメタル軸受9
が固定されたプレート8を外部ヨーク7に固定し、更に
このプレート8にブラケット12をネジ止め等の方法で
固定していた。従って、外部ヨーク7に対してプレート
8またはブラケット12の少なくとも一方が不正確に位
置決めされているとモータ回転時に振動や騒音を発生
し、特に、ビデオカメラ等録音機能を有する装置に用い
る場合には、その影響が顕著であった。
【0011】そのため、外部ヨーク7に対するプレート
8およびブラケット12の位置決めは、いずれも内部ヨ
ーク1の内径を規準として極めて高精度に行う必要があ
り、その結果、モータの組立作業性が低いという問題が
あった。しかも、部品点数が多いため、製造コストが高
いという問題もあった。
8およびブラケット12の位置決めは、いずれも内部ヨ
ーク1の内径を規準として極めて高精度に行う必要があ
り、その結果、モータの組立作業性が低いという問題が
あった。しかも、部品点数が多いため、製造コストが高
いという問題もあった。
【0012】また、上記従来のモータは、いずれも2個
の軸受9,9aまたは9,14に支持されたロータアッ
セイ品6を回転させる構成であるため、これら軸受9,
9aまたは9,14の内周面と回転軸4の外周面との間
におけるクリアランスが小さいと前記2個の軸受の芯出
し時における軸線の僅かなずれにより、モータの組立
中、回転軸4をこれら軸受9,9aまたは9,14の双
方に挿通することが困難となったり、挿通した場合でも
回転軸4が軸受9,9aまたは9,14から受ける回転
抵抗が大きく、回転が困難となる場合があった。
の軸受9,9aまたは9,14に支持されたロータアッ
セイ品6を回転させる構成であるため、これら軸受9,
9aまたは9,14の内周面と回転軸4の外周面との間
におけるクリアランスが小さいと前記2個の軸受の芯出
し時における軸線の僅かなずれにより、モータの組立
中、回転軸4をこれら軸受9,9aまたは9,14の双
方に挿通することが困難となったり、挿通した場合でも
回転軸4が軸受9,9aまたは9,14から受ける回転
抵抗が大きく、回転が困難となる場合があった。
【0013】そこで、上記従来のモータにおいては、コ
スト削減および組立作業性向上の見地から、前記クリア
ランスを10〜20μm程度と比較的大きく設定してい
た。しかしながら、前記クリアランスを大きくするとロ
ータアッセイ品6の回転精度が低下し、その結果ロータ
アッセイ品6で発生する振動が外部ヨーク7等と共鳴し
て騒音を発生する場合があった。
スト削減および組立作業性向上の見地から、前記クリア
ランスを10〜20μm程度と比較的大きく設定してい
た。しかしながら、前記クリアランスを大きくするとロ
ータアッセイ品6の回転精度が低下し、その結果ロータ
アッセイ品6で発生する振動が外部ヨーク7等と共鳴し
て騒音を発生する場合があった。
【0014】また、極歯1aとロータアッセイ品6との
クリアランスを高精度に保ちにくいため磁気バランスが
悪く、それに起因するトルク変動から振動や騒音を生じ
る欠点も有していた。
クリアランスを高精度に保ちにくいため磁気バランスが
悪く、それに起因するトルク変動から振動や騒音を生じ
る欠点も有していた。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点に鑑みてなされたもので、周囲にコイルが巻回され
た概略円筒状をなすボビン部と、このボビン部の内周面
に沿って設けられたヨークと、このヨークの中央部に設
置され、回転軸を中心に回転するロータと、前記回転軸
の延長上に設けられたリードスクリューと、このリード
スクリューの端部を回転可能に支持する軸支持部が形成
されたブラケットとを具備するリードスクリュー付きス
テッピングモータにおいて、
題点に鑑みてなされたもので、周囲にコイルが巻回され
た概略円筒状をなすボビン部と、このボビン部の内周面
に沿って設けられたヨークと、このヨークの中央部に設
置され、回転軸を中心に回転するロータと、前記回転軸
の延長上に設けられたリードスクリューと、このリード
スクリューの端部を回転可能に支持する軸支持部が形成
されたブラケットとを具備するリードスクリュー付きス
テッピングモータにおいて、
【0016】前記ボビン部と前記ブラケットが樹脂製の
一体成形物とされているとともに、前記ボビン部の前記
ブラケット側側端部に形成された取付孔には、前記回転
軸を回転可能に支持し、その軸線方向の長さが前記回転
軸の軸径の2〜4倍であるメタル軸受が一体的に嵌入さ
れ、
一体成形物とされているとともに、前記ボビン部の前記
ブラケット側側端部に形成された取付孔には、前記回転
軸を回転可能に支持し、その軸線方向の長さが前記回転
軸の軸径の2〜4倍であるメタル軸受が一体的に嵌入さ
れ、
【0017】しかも、前記ボビン部の前記ブラケットと
反対側の端部には、前記回転軸を軸心位置変位可能に前
記ブラケット側に押圧する予圧手段が設けられているも
のである。
反対側の端部には、前記回転軸を軸心位置変位可能に前
記ブラケット側に押圧する予圧手段が設けられているも
のである。
【0018】
【作用】本発明の請求項1記載のモータにおいては、ボ
ビン部とブラケットが樹脂製の一体成形物とされている
ため、成形時には前記ボビン部の内周面を規準として前
記ブラケットを高い位置精度で成形することが可能であ
る。そのうえ、前記ボビン部に形成された取付孔に軸受
部が一体的に嵌入されていることにより、前記ボビン部
に対する前記軸受部およびブラケットの位置精度がいず
れも向上し、その結果、ロータアッセイ品の回転精度が
向上する。
ビン部とブラケットが樹脂製の一体成形物とされている
ため、成形時には前記ボビン部の内周面を規準として前
記ブラケットを高い位置精度で成形することが可能であ
る。そのうえ、前記ボビン部に形成された取付孔に軸受
部が一体的に嵌入されていることにより、前記ボビン部
に対する前記軸受部およびブラケットの位置精度がいず
れも向上し、その結果、ロータアッセイ品の回転精度が
向上する。
【0019】しかも、前記ボビン部に形成された取付孔
に軸受部が一体的に嵌入されていることにより、前記ボ
ビン部における前記ロータアッセイ品とヨーク間の磁気
バランスが良くなるため、前記ロータアッセイ品の回転
精度が更に向上する。従って、前記モータ回転時に発生
する振動が防止され、前記モータの回転に伴い発生する
騒音が低下する。
に軸受部が一体的に嵌入されていることにより、前記ボ
ビン部における前記ロータアッセイ品とヨーク間の磁気
バランスが良くなるため、前記ロータアッセイ品の回転
精度が更に向上する。従って、前記モータ回転時に発生
する振動が防止され、前記モータの回転に伴い発生する
騒音が低下する。
【0020】また、請求項2記載のモータでは、回転軸
の一端側を支持するメタル軸受の軸線方向の長さが前記
回転軸の軸径の2〜4倍とされているため、前記回転軸
を支持する軸受を前記メタル軸受のみとすることができ
る。しかも、前記軸押え部が前記回転軸の他端を軸心位
置変位可能に支持しているため、前記軸受の芯出しを行
う必要がなくなり、前記メタル軸受の内周面と前記回転
軸の外周面間のクリアランスを縮小することが可能とな
る。その結果、ロータアッセイ品の回転精度が一層向上
し、前記モータ回転時に発生する振動およびそれに伴い
発生する騒音が更に低下する。更に、前記モータを構成
する部品点数が減少するため製造コストが削減され、か
つ前記モータの組立が容易となるため組立作業性が向上
する。
の一端側を支持するメタル軸受の軸線方向の長さが前記
回転軸の軸径の2〜4倍とされているため、前記回転軸
を支持する軸受を前記メタル軸受のみとすることができ
る。しかも、前記軸押え部が前記回転軸の他端を軸心位
置変位可能に支持しているため、前記軸受の芯出しを行
う必要がなくなり、前記メタル軸受の内周面と前記回転
軸の外周面間のクリアランスを縮小することが可能とな
る。その結果、ロータアッセイ品の回転精度が一層向上
し、前記モータ回転時に発生する振動およびそれに伴い
発生する騒音が更に低下する。更に、前記モータを構成
する部品点数が減少するため製造コストが削減され、か
つ前記モータの組立が容易となるため組立作業性が向上
する。
【0021】
【実施例】次に、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。図1は、本発明の第一実施例を
示すモータの縦断面図である。なお、以下の説明で用い
る左右および内外の関係はこの図に準ずるものとする。
て更に詳しく説明する。図1は、本発明の第一実施例を
示すモータの縦断面図である。なお、以下の説明で用い
る左右および内外の関係はこの図に準ずるものとする。
【0022】図1において、符号20は本体である。こ
の本体20は、円筒状のボビン部22とこのボビン部2
2の一端に連なるブラケット29と、ボビン部22の内
周面に固定された一対の内部ヨーク21,21とから構
成されている。ボビン部22とブラケット29とは樹脂
製で、射出成形法等により一体成形されており、内部ヨ
ーク21,21は成形時に予め金型内にセットしておく
ことにより、ボビン部22の内周面に固定されている。
また、ボビン部22の径方向外方には一対の縮径部22
aが形成され、縮径部22aにはそれぞれコイル23が
巻回されている。
の本体20は、円筒状のボビン部22とこのボビン部2
2の一端に連なるブラケット29と、ボビン部22の内
周面に固定された一対の内部ヨーク21,21とから構
成されている。ボビン部22とブラケット29とは樹脂
製で、射出成形法等により一体成形されており、内部ヨ
ーク21,21は成形時に予め金型内にセットしておく
ことにより、ボビン部22の内周面に固定されている。
また、ボビン部22の径方向外方には一対の縮径部22
aが形成され、縮径部22aにはそれぞれコイル23が
巻回されている。
【0023】そして、内部ヨーク21の中央には棒状を
なす回転軸24が内部ヨーク21と同軸をなすように設
置され、回転軸24の周囲には、円筒状をなし、外周に
磁極(図示せず)を有するロータ25が設けられてロー
タアッセイ品26を構成している。更に、回転軸24の
一端は延長されてリードスクリュー27を形成してい
る。
なす回転軸24が内部ヨーク21と同軸をなすように設
置され、回転軸24の周囲には、円筒状をなし、外周に
磁極(図示せず)を有するロータ25が設けられてロー
タアッセイ品26を構成している。更に、回転軸24の
一端は延長されてリードスクリュー27を形成してい
る。
【0024】一方、ボビン部22の一端には内部ヨーク
21の内径を規準とし取付孔22bが形成され、その内
部に、回転軸24とリードスクリュー27との中間部を
回転可能に支持するメタル軸受(軸受部)28が一体に
嵌入されている。このメタル軸受28の軸線方向の長さ
は回転軸24の軸径の2〜4倍とされている。これは、
メタル軸受28の軸線方向の長さが回転軸24の軸径の
2倍未満であると回転軸24を支持した場合における回
転軸24の安定性が不十分となり、4倍より大きいとモ
ータの小型化に支障が生じ、またトルクロスも大きいた
めである。
21の内径を規準とし取付孔22bが形成され、その内
部に、回転軸24とリードスクリュー27との中間部を
回転可能に支持するメタル軸受(軸受部)28が一体に
嵌入されている。このメタル軸受28の軸線方向の長さ
は回転軸24の軸径の2〜4倍とされている。これは、
メタル軸受28の軸線方向の長さが回転軸24の軸径の
2倍未満であると回転軸24を支持した場合における回
転軸24の安定性が不十分となり、4倍より大きいとモ
ータの小型化に支障が生じ、またトルクロスも大きいた
めである。
【0025】ボビン部22の一端には、リードスクリュ
ー27の先端方向に伸びるブラケット29が、ボビン部
22と一体に成形されている。また、このブラケット2
9のリードスクリュー27先端と対向する端部には、凹
部29aが内部ヨーク21の内径を規準として形成さ
れ、この凹部29aとリードスクリュー27の端面に形
成された摺鉢状の凹部27aとの間には鋼球30が配設
されている。この鋼球30はリードスクリュー27の端
面における摩滅を防止するためのもので、この鋼球30
により、リードスクリュー27が回転可能かつ軸心位置
変位可能に支持されている。
ー27の先端方向に伸びるブラケット29が、ボビン部
22と一体に成形されている。また、このブラケット2
9のリードスクリュー27先端と対向する端部には、凹
部29aが内部ヨーク21の内径を規準として形成さ
れ、この凹部29aとリードスクリュー27の端面に形
成された摺鉢状の凹部27aとの間には鋼球30が配設
されている。この鋼球30はリードスクリュー27の端
面における摩滅を防止するためのもので、この鋼球30
により、リードスクリュー27が回転可能かつ軸心位置
変位可能に支持されている。
【0026】また、ボビン部22の他端には円板状をな
す板ばね32(軸押え部)が当接固定されている。そし
て、この板ばね32により、回転軸24の端部24aが
軸心位置変位可能に支持され、リードスクリュー27に
加わる外力によるロータアッセイ品26のスラスト方向
への変位が防止されている。
す板ばね32(軸押え部)が当接固定されている。そし
て、この板ばね32により、回転軸24の端部24aが
軸心位置変位可能に支持され、リードスクリュー27に
加わる外力によるロータアッセイ品26のスラスト方向
への変位が防止されている。
【0027】更に、ボビン部22の外周には、有底円筒
状をなす外部ヨーク31がボビン部22の他端方向から
取り付けられている。ここで、ボビン部22およびブラ
ケット29に用いられる樹脂としては、例えばPBT、
PC等が挙げられる。
状をなす外部ヨーク31がボビン部22の他端方向から
取り付けられている。ここで、ボビン部22およびブラ
ケット29に用いられる樹脂としては、例えばPBT、
PC等が挙げられる。
【0028】図1に示す構造のモータの組み立てにおい
ては、まず、ボビン部22と内部ヨーク21が一体成形
されたものにメタル軸受28を設置し、縮径部22aに
コイル23を巻回後、内部ヨーク21内に形成された空
間にロータアッセイ品26を挿入し、メタル軸受28に
リードスクリュー27を挿通させる。次に、リードスク
リュー27の端面に形成された凹部27aとブラケット
29に形成された凹部29aとを鋼球30を介して係合
させ、更に、ボビン部22の前記端部24a側の端面に
板ばね32を当接固定し、ボビン部22および板ばね3
2の周囲に外部ヨーク31をかぶせ、かしめ等の方法に
よりボビン部22の側面に外部ヨーク31を固定するこ
とによりモータが完成する。
ては、まず、ボビン部22と内部ヨーク21が一体成形
されたものにメタル軸受28を設置し、縮径部22aに
コイル23を巻回後、内部ヨーク21内に形成された空
間にロータアッセイ品26を挿入し、メタル軸受28に
リードスクリュー27を挿通させる。次に、リードスク
リュー27の端面に形成された凹部27aとブラケット
29に形成された凹部29aとを鋼球30を介して係合
させ、更に、ボビン部22の前記端部24a側の端面に
板ばね32を当接固定し、ボビン部22および板ばね3
2の周囲に外部ヨーク31をかぶせ、かしめ等の方法に
よりボビン部22の側面に外部ヨーク31を固定するこ
とによりモータが完成する。
【0029】本発明のモータにおいては、ボビン部22
とブラケット29が樹脂製の一体成形物とされ、かつボ
ビン部22の一端には、回転軸24とリードスクリュー
27との中間部を回転可能に支持するメタル軸受28
が、内部ヨーク21の内径を規準として形成された取付
孔22bに一体的に嵌入されている。そのため、ボビン
部22に対するメタル軸受28およびブラケット29の
取付精度がいずれも向上する。
とブラケット29が樹脂製の一体成形物とされ、かつボ
ビン部22の一端には、回転軸24とリードスクリュー
27との中間部を回転可能に支持するメタル軸受28
が、内部ヨーク21の内径を規準として形成された取付
孔22bに一体的に嵌入されている。そのため、ボビン
部22に対するメタル軸受28およびブラケット29の
取付精度がいずれも向上する。
【0030】しかも、内部ヨーク21がボビン部22の
成形規準面であるボビン部22の内周面に一体的に固定
されているため、ボビン部22において、ロータアッセ
イ品26と内部ヨーク21間の位置精度が向上し、良好
な磁気バランスが得られる。その結果、ロータアッセイ
品26の回転精度が向上し、モータ回転時に発生する振
動が防止されるため、モータの回転に伴い発生する騒音
が低下する。
成形規準面であるボビン部22の内周面に一体的に固定
されているため、ボビン部22において、ロータアッセ
イ品26と内部ヨーク21間の位置精度が向上し、良好
な磁気バランスが得られる。その結果、ロータアッセイ
品26の回転精度が向上し、モータ回転時に発生する振
動が防止されるため、モータの回転に伴い発生する騒音
が低下する。
【0031】また、回転軸24を支持するメタル軸受2
8の軸線方向の長さが回転軸24の軸径の2〜4倍とさ
れているため、回転軸24を支持する軸受をメタル軸受
28のみとすることができる。しかも、回転軸24の端
面24aが板ばね32により軸心位置変位可能に支持さ
れているため、上記組立工程において、メタル軸受28
の芯出しを行う必要がなくなり、メタル軸受28の内周
面と回転軸24の外周面間のクリアランスを従来の10
〜20μmから例えば2〜5μmへと縮小することが可能
となる。その結果、ロータアッセイ品26の回転精度が
一層向上し、モータ回転時に発生する振動およびそれに
伴い発生する騒音が更に低下する。
8の軸線方向の長さが回転軸24の軸径の2〜4倍とさ
れているため、回転軸24を支持する軸受をメタル軸受
28のみとすることができる。しかも、回転軸24の端
面24aが板ばね32により軸心位置変位可能に支持さ
れているため、上記組立工程において、メタル軸受28
の芯出しを行う必要がなくなり、メタル軸受28の内周
面と回転軸24の外周面間のクリアランスを従来の10
〜20μmから例えば2〜5μmへと縮小することが可能
となる。その結果、ロータアッセイ品26の回転精度が
一層向上し、モータ回転時に発生する振動およびそれに
伴い発生する騒音が更に低下する。
【0032】更に、上記モータを構成する部品のうち、
軸受等特に高い機械精度が要求される部品点数が減少す
るため、製造コストが低下するとともに部品管理が容易
となる。しかも、前記芯出しや溶接を始めとする組立工
程が不要もしくは減少するため、モータの組立が容易と
なり、組立時における作業性が向上する。
軸受等特に高い機械精度が要求される部品点数が減少す
るため、製造コストが低下するとともに部品管理が容易
となる。しかも、前記芯出しや溶接を始めとする組立工
程が不要もしくは減少するため、モータの組立が容易と
なり、組立時における作業性が向上する。
【0033】図2は、本発明の第二実施例を示すモータ
の縦断面図である。なお、以下図1と同様の構成を有す
る部分については同一符号を記してその説明を省略す
る。
の縦断面図である。なお、以下図1と同様の構成を有す
る部分については同一符号を記してその説明を省略す
る。
【0034】この実施例では、板ばね32の代わりに、
ボビン部22の他端に、円板状をなす軸押え部34が内
接固定されている。そして、この軸押え部34の作用に
より回転軸24の端部24aがその軸心位置を変位可能
に支持されている。更に、ボビン部22および軸押え部
34は、有底円筒状をなす外部ヨーク31によりボビン
部22の他端方向から覆われている。なお、軸押え部3
4は、例えば弗素樹脂を始めとする樹脂のような摩擦係
数の小さい材質で構成されている。
ボビン部22の他端に、円板状をなす軸押え部34が内
接固定されている。そして、この軸押え部34の作用に
より回転軸24の端部24aがその軸心位置を変位可能
に支持されている。更に、ボビン部22および軸押え部
34は、有底円筒状をなす外部ヨーク31によりボビン
部22の他端方向から覆われている。なお、軸押え部3
4は、例えば弗素樹脂を始めとする樹脂のような摩擦係
数の小さい材質で構成されている。
【0035】上記モータでは、まず、本体20に固定さ
れたメタル軸受28にリードスクリュー27を挿通さ
せ、次に、リードスクリュー27の端面とブラケット2
9とを鋼球30を介して係合させる。更に、ボビン部2
2の他端に軸押え部34を当接固定し、ボビン部22お
よび軸押え部34の周囲に外部ヨーク31をかぶせ、か
しめ等の方法によりボビン部22の側面に外部ヨーク3
1を固定することによりモータが完成する。
れたメタル軸受28にリードスクリュー27を挿通さ
せ、次に、リードスクリュー27の端面とブラケット2
9とを鋼球30を介して係合させる。更に、ボビン部2
2の他端に軸押え部34を当接固定し、ボビン部22お
よび軸押え部34の周囲に外部ヨーク31をかぶせ、か
しめ等の方法によりボビン部22の側面に外部ヨーク3
1を固定することによりモータが完成する。
【0036】上記第二実施例のステッピングモータにお
いても、前記第一実施例のステッピングモータと同様の
効果が得られる。また、軸押え部34の振動吸収効果が
高まるので、振動の発生を一層低減できる。
いても、前記第一実施例のステッピングモータと同様の
効果が得られる。また、軸押え部34の振動吸収効果が
高まるので、振動の発生を一層低減できる。
【0037】図2のステッピングモータの変形実施例を
図3に示す。この例では、回転軸24の端面24aをロ
ータ25で包み込んだ形状とし、ロータ25の端面25
aに軸方向外方向きに形成された凹部25bに焼き入れ
硬化した鋼球30を圧入した構造としている。この場
合、板ばね32は、この鋼球30を介して回転軸24を
リードスクリュー27方向に予圧している。
図3に示す。この例では、回転軸24の端面24aをロ
ータ25で包み込んだ形状とし、ロータ25の端面25
aに軸方向外方向きに形成された凹部25bに焼き入れ
硬化した鋼球30を圧入した構造としている。この場
合、板ばね32は、この鋼球30を介して回転軸24を
リードスクリュー27方向に予圧している。
【0038】このステッピングモータにおいては、ロー
タアッセイ品26の両端がいずれも硬化処理を行った鋼
球30を介して凹部29aと板ばね32とに軸支されて
いるため、ロータアッセイ品26の両端における対摩耗
性が更に高められる。しかも、図4に示すように、モー
タの組立工程において、ブラケット29の凹部29a上
に鋼球30を設置し、その上方にロータアッセイ品26
を配置するとともに凹部25b上に鋼球30を設置し、
更にその上方に板ばね32を設置した状態で、外部ヨー
ク31を上方から押圧し、ボビン部22に固定すること
により容易に組立可能となっている。
タアッセイ品26の両端がいずれも硬化処理を行った鋼
球30を介して凹部29aと板ばね32とに軸支されて
いるため、ロータアッセイ品26の両端における対摩耗
性が更に高められる。しかも、図4に示すように、モー
タの組立工程において、ブラケット29の凹部29a上
に鋼球30を設置し、その上方にロータアッセイ品26
を配置するとともに凹部25b上に鋼球30を設置し、
更にその上方に板ばね32を設置した状態で、外部ヨー
ク31を上方から押圧し、ボビン部22に固定すること
により容易に組立可能となっている。
【0039】なお、モータ組立の際、ボビン部22の他
端に予め板ばね32を当接後、その端面に布ワッシャー
や樹脂を始めとする弾性材36を当接し、最後に外部ヨ
ーク31によりボビン部22の周囲を覆ってもよい。
端に予め板ばね32を当接後、その端面に布ワッシャー
や樹脂を始めとする弾性材36を当接し、最後に外部ヨ
ーク31によりボビン部22の周囲を覆ってもよい。
【0040】この場合には、図5に示すように、板ばね
32と外部ヨーク31との間に弾性材36が挟み込まれ
た構造となるため、回転軸24の端部24aから板ばね
32へと伝達されたロータアッセイ品26の振動はこの
弾性材36により吸収される。その結果、モータ回転持
における、回転軸24と外部ヨーク31との共震による
騒音の発生が防止される。また、図2に示すモータにお
いて、軸押え部34の代わりにボビン部22の他端に円
板状をなす弾性材を内接固定し、この弾性材により回転
軸24の端部24aを軸心位置を変位可能に支持するこ
ともできる。
32と外部ヨーク31との間に弾性材36が挟み込まれ
た構造となるため、回転軸24の端部24aから板ばね
32へと伝達されたロータアッセイ品26の振動はこの
弾性材36により吸収される。その結果、モータ回転持
における、回転軸24と外部ヨーク31との共震による
騒音の発生が防止される。また、図2に示すモータにお
いて、軸押え部34の代わりにボビン部22の他端に円
板状をなす弾性材を内接固定し、この弾性材により回転
軸24の端部24aを軸心位置を変位可能に支持するこ
ともできる。
【0041】
【効果】以上説明した通り、本発明の請求項1記載のモ
ータにおいては、ボビン部とブラケットが樹脂製の一体
成形物とされているため、成形時には前記ボビン部の内
周面を規準として前記ブラケットを高い位置精度で成形
することが可能である。そのうえ、前記ボビン部に形成
された取付孔に軸受部が一体的に嵌入されていることに
より、前記ボビン部に対する前記軸受部およびブラケッ
トの位置精度がいずれも向上し、その結果、ロータアッ
セイ品の回転精度が向上する。
ータにおいては、ボビン部とブラケットが樹脂製の一体
成形物とされているため、成形時には前記ボビン部の内
周面を規準として前記ブラケットを高い位置精度で成形
することが可能である。そのうえ、前記ボビン部に形成
された取付孔に軸受部が一体的に嵌入されていることに
より、前記ボビン部に対する前記軸受部およびブラケッ
トの位置精度がいずれも向上し、その結果、ロータアッ
セイ品の回転精度が向上する。
【0042】しかも、前記ボビン部に形成された取付孔
に軸受部が一体的に嵌入されていることにより、前記ボ
ビン部における前記ロータアッセイ品とヨーク間の磁気
バランスが良くなるため、前記ロータアッセイ品の回転
精度が更に向上する。従って、前記モータ回転時に発生
する振動が防止され、前記モータの回転に伴い発生する
騒音が低下する。
に軸受部が一体的に嵌入されていることにより、前記ボ
ビン部における前記ロータアッセイ品とヨーク間の磁気
バランスが良くなるため、前記ロータアッセイ品の回転
精度が更に向上する。従って、前記モータ回転時に発生
する振動が防止され、前記モータの回転に伴い発生する
騒音が低下する。
【0043】また、請求項2記載のモータでは、回転軸
の一端側を支持するメタル軸受の軸線方向の長さが前記
回転軸の軸径の2〜4倍とされているため、前記回転軸
を支持する軸受を前記メタル軸受のみとすることができ
る。しかも、前記軸押え部が前記回転軸の他端を軸心位
置変位可能に支持しているため、前記軸受の芯出しを行
う必要がなくなり、前記メタル軸受の内周面と前記回転
軸の外周面間のクリアランスを縮小することが可能とな
る。その結果、ロータアッセイ品の回転精度が一層向上
し、前記モータ回転時に発生する振動およびそれに伴い
発生する騒音が更に低下する。更に、前記モータを構成
する部品点数が減少するため製造コストが削減され、か
つ前記モータの組立が容易となるため組立作業性が向上
するという効果を奏する。
の一端側を支持するメタル軸受の軸線方向の長さが前記
回転軸の軸径の2〜4倍とされているため、前記回転軸
を支持する軸受を前記メタル軸受のみとすることができ
る。しかも、前記軸押え部が前記回転軸の他端を軸心位
置変位可能に支持しているため、前記軸受の芯出しを行
う必要がなくなり、前記メタル軸受の内周面と前記回転
軸の外周面間のクリアランスを縮小することが可能とな
る。その結果、ロータアッセイ品の回転精度が一層向上
し、前記モータ回転時に発生する振動およびそれに伴い
発生する騒音が更に低下する。更に、前記モータを構成
する部品点数が減少するため製造コストが削減され、か
つ前記モータの組立が容易となるため組立作業性が向上
するという効果を奏する。
【図1】本発明におけるステッピングモータの構造の例
を示すステッピングモータの縦断面図である。
を示すステッピングモータの縦断面図である。
【図2】本発明におけるステッピングモータの構造の例
を示すステッピングモータの縦断面図である。
を示すステッピングモータの縦断面図である。
【図3】本発明におけるステッピングモータの構造の例
を示すステッピングモータの縦断面図である。
を示すステッピングモータの縦断面図である。
【図4】本発明のステッピングモータにおける組立方法
の例を示すステッピングモータの分解縦断面図である。
の例を示すステッピングモータの分解縦断面図である。
【図5】本発明のステッピングモータにおける軸受部分
の形状の例を示すステッピングモータの一部縦断面図で
ある。
の形状の例を示すステッピングモータの一部縦断面図で
ある。
【図6】従来のステッピングモータにおける構造の例を
示すステッピングモータの縦断面図である。
示すステッピングモータの縦断面図である。
【図7】従来のステッピングモータにおける構造の例を
示すステッピングモータの縦断面図である。
示すステッピングモータの縦断面図である。
1,21 内部ヨーク 1a 極歯 1b 平板部 2,22 ボビン部 3,23 コイル 4,24 回転軸 4a,24a 回転軸の端部 5,25 ロータ 6,26 ロータアッセイ品 7,31 外部ヨーク 8,8a プレート 9,9a,28 メタル軸受 10,10a,32 板ばね 11,27 リードスクリュー 11a,25b,27a,29a 凹部 12,29 ブラケット 13,30 鋼球 14 ピボット軸受 20 本体 22a 縮径部 22b 取付孔 25a ロータの端面 26 スライダー 34 軸押え部 36 弾性材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02K 37/14 535 C 9180−5H
Claims (4)
- 【請求項1】 周囲にコイルが巻回された円筒状をなす
ボビン部と、このボビン部の内周面に沿って設けられた
ヨークと、このヨークの軸線に沿って設置され、回転軸
を中心に回転するロータと、前記回転軸の延長上に設け
られたリードスクリューと、このリードスクリューの端
部を回転可能に支持する軸支持部が形成されたブラケッ
トとを具備するリードスクリュー付きステッピングモー
タにおいて、 前記ボビン部と前記ブラケットが樹脂製の一体成形物と
され、前記ボビン部の前記ブラケット側の端部には取付
孔が形成され、この取付孔には前記回転軸を回転可能に
支持する軸受部が一体的に嵌入されていることを特徴と
するリードスクリュー付きステッピングモータ。 - 【請求項2】 前記軸支持部が前記回転軸を軸心位置変
位可能に支持する一方、前記軸受部はメタル軸受であ
り、その軸線方向の長さは、前記回転軸の軸径の2〜4
倍とされ、しかも、前記ボビン部の前記ブラケットと反
対側の端部には、前記回転軸を軸心位置変位可能に前記
ブラケット側に押圧する予圧手段が設けられていること
を特徴とする請求項1記載のリードスクリュー付きステ
ッピングモータ。 - 【請求項3】 前記予圧手段が、前記ボビン部の前記ブ
ラケットと反対側の端部に固定された板ばねであること
を特徴とする請求項2記載のステッピングモータ。 - 【請求項4】 前記予圧手段が、前記ボビン部の前記ブ
ラケットと反対側の端部に固定された弾性材であること
を特徴とする請求項2記載のステッピングモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30218191A JPH05176518A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | リードスクリュー付きステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30218191A JPH05176518A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | リードスクリュー付きステッピングモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176518A true JPH05176518A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=17905911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30218191A Withdrawn JPH05176518A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | リードスクリュー付きステッピングモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05176518A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000139057A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Nidec Copal Corp | リードスクリュウ付きモータ |
SG90135A1 (en) * | 1999-03-30 | 2002-07-23 | Canon Kk | Motor |
JP2004506161A (ja) * | 2000-08-05 | 2004-02-26 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | ベアリング装置 |
JP2005151657A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Minebea Co Ltd | ステッピングモータ |
JP2006238532A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Nidec Copal Corp | ステッピングモータ |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP30218191A patent/JPH05176518A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000139057A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Nidec Copal Corp | リードスクリュウ付きモータ |
SG90135A1 (en) * | 1999-03-30 | 2002-07-23 | Canon Kk | Motor |
JP2004506161A (ja) * | 2000-08-05 | 2004-02-26 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | ベアリング装置 |
JP2005151657A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Minebea Co Ltd | ステッピングモータ |
JP2006238532A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Nidec Copal Corp | ステッピングモータ |
JP4738018B2 (ja) * | 2005-02-22 | 2011-08-03 | 日本電産コパル株式会社 | ステッピングモータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |