JP2555377Y2 - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JP2555377Y2 JP5647392U JP5647392U JP2555377Y2 JP 2555377 Y2 JP2555377 Y2 JP 2555377Y2 JP 5647392 U JP5647392 U JP 5647392U JP 5647392 U JP5647392 U JP 5647392U JP 2555377 Y2 JP2555377 Y2 JP 2555377Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータ軸に被送り体を
移動させるリードスクリュー部が形成されたステッピン
グモータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば回転するフロッピーディスクの径
方向に送り移動される書込み読取り用の磁気ヘッド等の
被送り体を移動させるモータとして、モータ軸に被送り
体を移動させるリードスクリュー部を形成したPM型ス
テッピングモータが知られており、その構成は図6に例
示されている。
【0003】図6中1,2は並設されたステータで、こ
れはモータフレーム3内に収められている。モータフレ
ーム3は、巻枠1a,2aを覆ってステータ1,2の端
部ヨーク1b,2bから一体に設けられて互いに溶接止
めされた外周筒部4と、端部ヨーク1bに板ばね5を挟
んで溶接止めされたフレームカバー6と、端部ヨーク2
bに溶接止めされたモータ取付け板7とから形成されて
いる。モータ取付け板7はフロッピーディスク駆動装置
のフレーム8にねじ止めされる。
【0004】フレーム8には、モータ取付け板7の中心
孔7aに嵌入して焼結含油合金軸受からなるすべり軸受
9が取付けられているとともに、この軸受9と対応して
スラスト球軸受10が取付けられている。スラスト球軸
受10は少なくとも3個以上の受球10aを、ハット形
の軸受ケース10bに回転自在に内蔵して形成されてい
る。
【0005】図6中11は一端部にリードスクリュー部
12が形成されたモータ軸13の他端部に、ロータマグ
ネット14を取付けてなるロータであり、ロータ軸13
の両端部には夫々球体15,16が取付けられている。
このロータ11は、そのロータマグネット14をステー
タ1,2の内側に収めて配設されている。
【0006】ロータ11は、モータ軸13の中間部をす
べり軸受9に貫通させるとともに、一端の球体15をス
ラスト球軸受10の受球10aに係合させて回転自在に
支持され、かつ、他端の球体16を板ばね5のばね部1
7に接触させている。ばね部17は板ばね5の一部を切
り起こしてなり、その曲げ部5aを支点として弾性変形
される。このばね部17のばね力によりロータ11をス
ラスト球軸受10に押付けて(すなわち、予圧して)、
モータ軸13の軸方向移動を拘束し、もって、被送り体
の移動を高精度で行なわせるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前記のようにモータ軸
13の一端部をスラスト球軸受10で支持するととも
に、軸方向中間部をすべり軸受9で支持している従来の
構成においては、すべり軸受9とモータ軸13との間で
発生する摩擦が大きく、この摩擦に応じてモータの出力
が低下する。そのため、ステッピングモータを小形にす
る場合には適さないという問題がある。また、以上のよ
うにスラスト球軸受10とすべり軸受9とでモータ軸1
3を支持しているが、長期の使用において滑り軸受9が
摩耗し易いために、ステータ1,2とロータ11との同
軸度がくるう恐れがある。しかも、ロータ11とともに
回転される球体16とばね部17との接触により、長期
間のうちにはばね部17がその板厚の範囲で凹むように
摩耗し易いから、ばね部17による予圧の大きさが弱ま
ってモータ軸13の軸方向移動の拘束力が損なわれる恐
れもある。
【0008】本考案の目的は、モータ軸の支持部での摩
擦が極小でモータの小型化に適するとともに、モータ軸
の軸方向移動の拘束力が損なわれる恐れがなく、しかも
ステータとロータとの同軸度がくるう恐れもないステッ
ピングモータを得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、ステータ部か
ら突出されたモータ軸の一端部側に被送り体を移動させ
るリードスクリュー部が形成されたステッピングモータ
に適用され、前記目的を達成するために、前記モータ軸
の前記一端部に取付けられた第1球体と、前記モータ軸
における前記ステータ部側の他端部に取付けられた第2
球体と、少なくとも3個以上の受球が回転自在に内蔵さ
れ、これら受球で前記第1球体を受止める第1スラスト
球軸受と、少なくとも3個以上の受球が回転自在に内蔵
され、これら受球で前記第2球体を受止める第2スラス
ト球軸受と、前記第2スラスト球軸受が嵌合支持される
軸受支持部およびこの支持部の外周から一体に延出され
た複数のばね腕を有して、前記ステータ部における前記
リードスクリュー部とは反対側に位置する端部側に固定
され、前記ばね腕のばね力で前記モータ軸を前記第1ス
ラスト球軸受方向に押圧する予圧板ばねとを具備し、前
記モータ軸を前記第1,第2のスラスト球軸受のみで回
転自在に支持したものである。
【0010】
【作用】前記構成において、第1,第2のスラスト球軸
受はモータ軸をその両端から支持するので、モータ軸の
中間部を支持するすべり軸受を省略して前記両スラスト
球軸受のみでモータ軸を回転自在に支持できる。そし
て、これらスラスト球軸受に内蔵された少なくとも3個
以上の受球は、モータ軸の端部に設けられた球体を分担
して受とめて、各受球と球体との接触圧を小さくすると
ともに、各受球はモータ軸の回転に伴って回転して、こ
れら受球と球体との接触部に摩擦が発生することを極小
とする。また、ステータ部に固定された予圧板ばねは、
その中央部に第2スラスト球軸受を嵌合して支持すると
ともに、その複数のばね腕の弾性力により前記第2スラ
スト球軸受を第1スラスト球軸受方向に押圧して、モー
タ軸の軸方向移動を拘束する。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本考案の一実施
例を説明する。フロッピーディスク駆動装置に使用され
るPM(パーマネント・マグネット)型ステッピングモ
ータの縦断側面図を示す図1中21は、前記駆動装置の
フレームで、その一側壁外面にはステータ部22が固定
されている。ステータ部22は、ステータアッセンブリ
23と、一対の端部ヨーク24,25と、モータフレー
ム26とから形成されている。
【0012】ステータアッセンブリ23は、背合わせ状
態に重ね合わされた一対の中間ヨーク27,28と、こ
れら中間ヨーク27,28に夫々別々に組合わされると
ともに、ピン取付け部29を介して一体につなげられた
巻枠30,31とで形成されている。
【0013】巻枠30,31およびピン取付け部29
は、合成樹脂製の一体成形品である。これらは、その成
形型内に予め背合わせ状態に重ね合わされた一対の中間
ヨーク27,28をセットしておいて、この状態でモー
ルド樹脂を前記成形型の成形空間に注入充填するいわゆ
るインサート成形により得るとともに、この成形により
中間ヨーク27,28を夫々巻枠30,31に一体に連
結している。
【0014】中間ヨーク27,28はその形状および寸
法が共に同じであり、その重ね合わされるリング部の内
周に、巻枠30,31の胴部内周に沿って入り込む複数
の櫛歯状突極27a,28aを有している。
【0015】各巻枠30,31には巻線32,33が夫
々別々に取付けられている。一方の巻線32の端末部
は、前記ピン取付け部29に突設された端子ピン34に
接続されているとともに、他方の巻線33の端末部もピ
ン取付け部29に突設された端子ピン35に接続されて
いる。
【0016】端部ヨーク24,25はステータアッセン
ブリ23の両側から夫々嵌合して取付けられている。こ
れらのヨーク24,25は、巻枠30,31の端面に重
なるリング部の内周に、巻枠30,31の胴部内周に沿
って入り込む複数の櫛歯状突極24a,25aを有して
いる。突極24aと中間ヨーク27の突極27aとは互
い違いに入り込んでいるとともに、突極25aと中間ヨ
ーク28の突極28aとは互い違いに入り込んでいる。
【0017】前記一方の巻枠30と、巻線32と、中間
ヨーク27と、端部ヨーク24とは、一方のステータを
形成しており、また、他方の巻枠31と、巻線33と、
中間ヨーク28と、端部ヨーク25とは、前記一方のス
テータに並設される他方のステータを形成している。
【0018】前記端部ヨーク24,25は、そのリング
部の外周に一体に連なる外周筒部24b,25bを有し
ている。これら外周筒部24b,25bは、巻枠30,
31および巻線32,33を夫々覆い隠しているととも
に、互いに先端は突き合わされて、その数箇所を溶接に
より連結されている。
【0019】前記モータフレーム26は、外周筒部24
b,25bと、端部ヨーク25のリング部に溶接止めさ
れたモータ取付け板36とから形成されている。モータ
取付け板36は前記フレーム21の一側壁外面に形成さ
れた取付け凹部21aに収納されて、ねじ51により固
定されている。モータ取付け板36がその外周端面を取
付け凹部21aの内周面に係合して位置決めされるとと
もに、フレーム21に突設された円筒突部21bが前記
他方のステータの内周面に嵌入係合されることにより、
フレーム21に対してステータ部22が位置決めされて
いる。
【0020】前記一方のステータが備える端部ヨーク2
4のリング部には予圧板ばね37が溶接止めされてい
る。予圧板ばね37は図2に示されるように環状周縁部
38と、この周縁部38の中央部に位置される環状の軸
受支持部39と、これら環状周縁部38と軸受支持部3
9とを一体につないで設けられた4本のばね腕40とか
ら形成されている。この予圧板ばね37は、その環状周
縁部38を端部ヨーク25に位置決めされて溶接止めに
より取付けられている。なお、この取付けにより軸受支
持け部39とステータ部22の各中心線とが一致される
ようになっているとともに、図2中37aは溶接跡を示
している。
【0021】軸受支持部39の外周から一体に延出され
た4本のばね腕40は放射方向または接線方向に延びて
いても差支えないが、この実施例においてはばね腕40
の長さL(図2参照)を長く確保できるように略円弧状
に形成してある。さらに、ばね腕40の中間部は段差4
0aを形成するように折り曲げられていて、軸受支持部
39がステータ部22の軸方向外側に位置されるように
してある。
【0022】図1中41はロータであり、これはロータ
マグネット42と、この中心部を貫通して設けられたモ
ータ軸43とを有して形成されている。ロータマグネッ
ト42は、NdーFeーB系のプラスチックマグネット
により円筒形に成形されているとともに、このマグネッ
ト42には軸方向全長にわたって延びるN極とS極とが
周方向に交互に着磁されている。モータ軸43の一端部
には鋼球からなる第1球体44が回転不能に取付けら
れ、他端部には同じく鋼球からなる第2球体45が回転
不能に取付けられている。このモータ軸43の一端部側
部分は、前記フォロッピーディスク駆動装置の磁気ヘッ
ドを移動させるリードスクリュー溝が刻設されたリード
スクリュー部43aをなしている。
【0023】モータ軸43は、図1に示されるように円
筒突部21bと対応してフレーム21に形成された軸受
取付け部21cに支持された第1スラスト球軸受46
と、予圧板ばね37に支持された第2スラスト球軸受4
7とのみで両端支持されている。この支持によって、ロ
ータマグネット42はその外周面とステータ部22の内
周面との間に僅かなエアーギャップを設けて、ステータ
部22の内側に収容されている。
【0024】第2スラスト球軸受47は図3および図4
に示されるように円形の凹部の開口縁に外側方向に張り
出す張り出し縁48aを設けてハット形状をなす軸受ケ
ース48内に受球49を少なくとも3個以上収納すると
ともに、これら受球49の抜け出しを防止するリング状
の蓋50を張り出し縁48aに接着して形成されてい
る。
【0025】各受球49は同一径の鋼球からなり、隣接
する受球49同志は接触する状態でいずれも回転可能に
設けられているとともに、そのすべてが軸受ケース48
の中心から等距離に位置されている。軸受ケース48の
外径は予圧板ばね37の軸受支持け部39の内径と略同
じである。この第2スラスト球軸受47は、その軸受ケ
ース48を軸受支持部39に嵌入させることにより、予
圧板ばね37の中心部に同軸的に支持されている。
【0026】第1スラスト球軸受46は前記第2スラス
ト球軸受47と同一構造であるので、同一構造部分には
同じ符号を付してその説明を省略する。この球軸受46
は軸受取付け部45に嵌入して支持されている。
【0027】このステッピングモータの組立ては、ま
ず、組立てられたステータ部22に第2スラスト球軸受
47を取付ける。この取付けは、第2スラスト球軸受4
7をステータ部22の内側を通して、その軸受ケース4
8を予圧板ばね37の軸受支持部39に嵌入させること
によりなされる。次に、ステータ部22の内側にロータ
41のロータマグネット42側を挿入するとともに、そ
のモータ軸43の第2球体45を第2スラスト球軸受4
7内に挿入して、この第2球体45を第2スラスト球軸
受47が有する複数の受球49の夫々に係合させる。こ
の後、軸受取付け部21cに予め第1スラスト球軸受4
6が取付けられたフレーム21の円筒突部21bに、モ
ータ軸43のリードスクリュー部43aを通し、このモ
ータ軸43の第1球体44を第1スラスト球軸受46が
有する複数の受球49の夫々に係合させる。最後に、こ
の状態で、ステータ部22をフレーム21に位置決めし
てねじ51により固定して、モータが組立てられる。
【0028】以上の手順で組立てられることにより、モ
ータ軸43の第1,第2球体44,45が夫々別々に第
1,第2スラスト球軸46,47に回転自在に支持され
るものであるとともに、予圧板ばね37のばね腕40が
弾性変形される。そのため、各ばね腕40のばね力によ
り、モータ軸43を常に第1スラスト球軸受46に押付
けて、このモータ軸43の軸方向移動を拘束し、高精度
の送り動作を保証することができる。
【0029】そして、予圧板ばね37のばね力で第1,
第2スラスト球軸受46,47に押付けられるモータ軸
43の第1,第2球体44,45は、少なくとも3個以
上の受球49に分担して受止められているから、各受球
49と第1,第2球体44,45との接触圧を小さくで
きる。しかも、ロータ41が回転されると、モータ軸4
3と一体に回転される第1,第2球体44,45に接触
している各受球49が軸受ケース48内を回転するか
ら、各受球49に対する第1,第2球体44,45およ
び軸受ケース48との接触部に発生する摩擦は極めて小
さく、実質上は無視できる。したがって、長期にわたる
使用においても前記接触部での摩耗が発生することがな
いから、モータ軸43の軸方向移動を拘束する機能を長
期間にわたり維持して、高精度の送り動作を保証でき
る。
【0030】また、ステータ部22に対して夫々位置決
めされて設けられる第1,第2スラスト球軸受46,4
7のみで、モータ軸43を両端支持してロータ41を回
転自在にしたから、モータ軸43をステータ部22に対
して芯出しして回転自在に支持するために従来必要であ
ったすべり軸受を省略できる。
【0031】このことによりモータ軸43に対する大き
な摩擦要因をなくすことができ、しかも、既述のように
第1,第2スラスト球軸受46,47部での摩擦は極小
であるから、モータ出力に対する摩擦損失を極めて少な
くできる。このようにモータ出力の低下を極小とできる
から、モータを小形に作る場合に、その大きさに応じて
モータ出力が小さくなるにも拘らず、そのモータ出力の
低下を最小限に抑制できる。
【0032】しかも、以上のように第1,第2スラスト
球軸受46,47を用いてモータ軸43を両端支持する
構成においては、従来のようにすべり軸受を用いてステ
ータ部22に対するモータ軸43の同軸度を出すもので
はなく、換言すれば、すべり軸受の摩耗が同軸度を低下
させる要因になるという構成ではないから、長期間の使
用にわたってステータ部22とモータ軸43との同軸度
を維持でき、ステータ部22とロータマグネット44と
の間の所定のエアーギャップを維持することができる。
【0033】また、予圧板ばね37のばね腕40を略円
弧状としたので、モータを小形化した場合などにおいて
も制約された大きさ内でばね腕40の長さLをより長く
確保できる。そのため、設計の許容値の範囲内での図1
中A,Bの寸法のばらつきに伴ってばね腕40の弾性変
形の程度が変化するにも拘らず、モータ軸43が受るば
ね荷重のばらつきを小さくできる。図5はモータ軸43
が予圧板ばね37より受けるばね荷重とばね腕40の位
置との関係を示しており、同図中実線Cは円弧状のばね
腕40による特性で、同図点線Dは軸受支持部39から
放射状に延びるばね腕による特性であり、同図中Eは設
計の許容値の範囲、Fは前記許容値の中心である。
【0034】なお、本考案は前記一実施例に制約されな
い。例えば、エアーギャップへの埃の侵入を防止するた
めに、端部ヨーク24のリング部に、これとの間に予圧
板ばね37を挟んで蓋板を溶接止めしても良い。また、
予圧板ばね37の環状周縁部38を省略して、ばね腕4
0の軸受支持部39とは反対側の端部を端部ヨーク24
のリング部に固定してもよい。
【0035】
【考案の効果】以上詳記したように本考案のステッピン
グモータにおいては、第1,第2スラスト球軸受のみに
よりモータ軸を両端支持してモータ軸の中間部を支持す
るすべり軸受を省略し、しかも、両スラスト球軸受の少
なくとも3個以上の受球はモータ軸の回転に伴って回転
され、モータ軸の支持部での摩擦を極小にできるため、
モータの小形化に適するとともに、ステータ部とロータ
との同軸度がくるう恐れもない。しかも、両スラスト球
軸受の少なくとも3個以上の受球はモータ軸の端部に設
けられた球体を分担して受止めてモータ軸の回転に伴っ
て回転し、これら受球の接触部に摩擦が発生することを
極小とできるから、長期にわたる使用においてもモータ
軸の軸方向移動の拘束力が損なわれる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るステッピングモータの
構成を示す縦断側面図。
【図2】同実施例に係るステッピングモータを図1中矢
印Z方向から見て示す図。
【図3】同実施例に係るステッピングモータの第2スラ
スト球軸受まわりの構成を示す縦断側面図。
【図4】第2スラスト球軸受まわりの構成を図3中矢印
Y−Y線に沿って示す断面図。
【図5】同実施例に係るステッピングモータが備える予
圧板ばねのばね腕の位置のばらつきとばね荷重との関係
を示す特性図。
【図6】従来例に係るステッピングモータの構成を示す
縦断側面図。
【符号の説明】
22…ステータ部、37…予圧板ばね、39…軸受支持
部、40…ばね腕、41…ロータ、43…モータ軸、4
3a…リードスクリュー部、44…第1球体、45…第
2球体、46…第1スラスト球軸受、47…第2スラス
ト球軸受、48…軸受ケース、49…受球。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ部から突出されたモータ軸の一
    端部側に被送り体を移動させるリードスクリュー部が形
    成されたステッピングモータにおいて、前記モータ軸の
    前記一端部に取付けられた第1球体と、前記モータ軸に
    おける前記ステータ部側の他端部に取付けられた第2球
    体と、少なくとも3個以上の受球が回転自在に内蔵さ
    れ、これら受球で前記第1球体を受止める第1スラスト
    球軸受と、少なくとも3個以上の受球が回転自在に内蔵
    され、これら受球で前記第2球体を受止める第2スラス
    ト球軸受と、前記第2スラスト球軸受が嵌合支持される
    軸受支持部およびこの支持部の外周から一体に延出され
    た複数のばね腕を有して、前記ステータ部における前記
    リードスクリュー部とは反対側に位置する端部側に固定
    され、前記ばね腕のばね力で前記モータ軸を前記第1ス
    ラスト球軸受方向に押圧する予圧板ばねとを具備し、前
    記モータ軸を前記第1,第2のスラスト球軸受のみで回
    転自在に支持したことを特徴とするステッピングモー
    タ。
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