JPH0713403Y2 - ロータ構造体 - Google Patents

ロータ構造体

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JPH0713403Y2
JPH0713403Y2 JP1988108561U JP10856188U JPH0713403Y2 JP H0713403 Y2 JPH0713403 Y2 JP H0713403Y2 JP 1988108561 U JP1988108561 U JP 1988108561U JP 10856188 U JP10856188 U JP 10856188U JP H0713403 Y2 JPH0713403 Y2 JP H0713403Y2
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JP
Japan
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bearing
rotor body
rotor
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pressing
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JP1988108561U
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JPH0230248U (ja
Inventor
慎一 長島
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Nidec America Corp
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Nidec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は小型モータのロータ構造体に関する。
〔従来の技術〕
従来の小型モータは、第4図に例示するように、ブラケ
ット41の円筒ボス部42に軸受43,43を介して回転自在に
枢着され、該回転軸44の一端にロータホルダ45を固着す
ると共に、このロータホルダ45に磁石46が外嵌状に固着
されていた。そして、ステータ47は椀型ブラケット41の
外周壁の内面に固着され、ステータ47の内面が上記磁石
46の外周面に近接して対向していた。48は負荷の一例と
して示した羽根部であって、負荷連絡部材49を介して羽
根部48は上記ロータホルダ45の一端面に一体状に取付け
られていた。
このように、従来のロータ構造体50は、略椀型のロータ
ホルダ45をもってロータ本体を形成し、これに磁石46を
嵌着していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の上述のようなロータ構造体50では、構成
部品が少なくとも2部品から成り、組立作業も困難であ
り、構造が複雑であった。さらに、磁石46の両端面側
が、むき出しの状態となっているため、磁石46が外部か
ら衝撃を受けると容易に破損してしまう虞があると共
に、外部から異物が付着しやすいという問題があった。
また、組立作業において、羽根部48の回転軸心に対する
同心合わせのための位置決めが面倒であった。しかも、
負荷連絡部材49を、コンパクト化等のために薄肉状にす
ると剛性が低下し、回転中の羽根部がビビリを起こす問
題もあった。
そこで、本考案は、ロータ構造体の部品点数を少なくし
て構造を簡素化し、組立作業を容易とすると共にコンパ
クトを実現し、かつ、磁石の保護、及び回転中の羽根部
のビビリを抑えることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ロータ本体を樹脂磁石自体をもって形成する
と共に、該ロータ本体を、固定した枢支軸に第1軸受及
び第2軸受を介して回転自在に直接に枢着し、上記ロー
タ本体の中心孔部は、段付をもって大径部とした第1支
承部及び第2支承部を両開口端側に、有し、該第1支承
部及び第2支承部の深さ寸法を上記第1軸受及び第2軸
受の外輪の厚さ寸法よりも、夫々大きく設定して、該第
1支承部及び第2支承部に、夫々上記第1軸受及び第2
軸受を、嵌着して、該第1・第2支承部の内周開口端に
所定深さ寸法の押圧固定用残部を形成し、羽根部が取付
けられる円環状羽根取付枠部の内周端縁を、上記ロータ
本体の一端面に被覆し、かつ、上記第1支承部の押圧固
定用残部に沿って折曲げて押圧片部を形成し、該押圧片
部にて上記第1軸受の外輪を押圧固定し、断面がコの字
型であって全体形状が円環状の押えリングを、上記ロー
タ本体の他端面側に嵌着して、上記第2支承部の押圧固
定用残部に於て上記第2軸受の外輪を押圧固定したもの
である。
〔作用〕
樹脂磁石自体がロータ本体を構成して、従来のロータホ
ルダが省略できる。また、樹脂磁石はロータ本体の所定
形状に容易に形成できる。さらに、第1・第2軸受の第
1・第2支承部を樹脂磁石自体に設けることによって、
枢支軸に対するロータ本体の枢着構造が簡略化できる。
ロータ本体(樹脂磁石)におけるステータとの対向面以
外の部分が、羽根取付枠部及び押えリングにより被覆さ
れ、外部からの衝撃に対して保護され、かつ、外部から
の異物付着が防止される。
押圧片部が第1支承部の押圧固定用残部に沿って固定さ
れるため、羽根部の回転軸心に対する同心合わせのため
の位置決めが容易に行え、かつ、羽根取付枠部自体の剛
性が高められて回転中の羽根部がビビリを起こすことが
ない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して実施例を説明すると、第1図に於
てロータ構造体Rは、モータ内蔵型ファン装置に適用さ
れた場合を例示する。
即ち、1は椀型のブラケットであり、内部の中央に枢支
軸2が立設固定されている。3はロータ本体であって、
略円筒形の樹脂磁石M自体をもって形成される。このロ
ータ本体3は、固定した枢支軸2に第1軸受4及び第2
軸受5を介して回転自在に直接に枢着される。
具体的には、第1図〜第3図に示すように、ロータ本体
3の中心孔部6は、段付をもってやや大径部とした第1
支承部7及び第2支承部8を両開口端側に、有してい
る。さらに、該第1支承部7及び第2支承部8の深さ寸
法H1,H2を、第1軸受4及び第2軸受5の外輪4a,5aの
厚さ寸法B1,B2よりも、夫々大きく設定して、第1支承
部7及び第2支承部8に、夫々第1軸受4及び第2軸受
5を、嵌着して、該第1・第2支承部7,8の内周開口端
に所定深さ寸法C1,C2の押圧固定用残部7a,8aを形成し
ている。
つまり、第1図〜第3図で明らかな如く、従来例の第4
図のロータホルダ45を介さずに、樹脂磁石M自体に形成
した第1・第2支承部7,8に第1・第2軸受4,5が嵌着さ
れ、枢支軸2に直接的に樹脂磁石Mが枢支されて回転す
る。
なお、第1・第2軸受4,5の外輪4a,5aは、第1・第2支
承部7,8に軽圧入される。そして、ブラケット1のボス
部の一部が第2軸受5の内輪5bに接触し、さらに、第1
軸受4の内輪4bは、予圧バネ9にて軸心方向内方へ弾発
的に押圧されている。
また、第1図に於て、ブラケット1の外周壁部の内面
に、ステータコア15を備えたステータ12が固着され、ロ
ータ本体3の外周面に微小間隙をもって対向する。
しかして、羽根部10は、羽根取付枠部11を介して、樹脂
磁石M自体から成るロータ本体3の(第1支承部7側
の)一端面に、図示省略の固着手段によって固着され、
羽根部10はロータ本体3と一体に回転する。このように
負荷は、羽根部10の回転作動時の空気抵抗等である。
具体的には、第1図〜第3図に示すように、円環状の羽
根取付枠部11の内周端縁を、ロータ本体3(樹脂磁石
M)の一端面に被覆し、かつ、第1支承部7の押圧固定
用残部7aに沿って僅かに折曲げて押圧片部14を形成し、
該押圧片部14にて第1軸受4の外輪4aを押圧固定する。
また、断面がコの字型であって全体形状が円環状の押え
リング13を、ロータ本体3(樹脂磁石M)の他端面側に
嵌着して、第2支承部8の押圧固定用残部8aに於て第2
軸受5の外輪5aを押圧固定する。
従って、ロータ本体3(樹脂磁石M)におけるステータ
コア15との対向面以外の部分が、羽根取付枠部11及び押
えリング13により被覆される。
この羽根取付枠部11及び押えリング13に磁性材料を用い
れば、樹脂磁石Mから漏洩する磁束を遮蔽することがで
きる。
なお、図示省略するが、ロータ本体3(樹脂磁石M)の
外周面側に、ステータ12のステータコア15の歯部が突入
する凹周溝を形成し−即ち、樹脂磁石Mの第1支承部7
側の外周縁部が外径方向へ突出するように、樹脂磁石M
を断面倒立L字型に形成する。−、上記ステータコアの
歯部を、樹脂磁石Mが磁気的に包囲するようにして、ス
テータ12の磁束が軸心方向に漏洩するのを防止するも好
ましい。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する
ような著大な効果を奏する。
ロータ本体3(樹脂磁石M)の両端面側が、羽根取付
枠部11及び押えリング13により被覆される。従って、樹
脂磁石Mが、外部からの衝撃に対して保護され、かつ、
外部からの異物付着が防止される。
羽根取付枠部11及び押えリング13に磁性材料を用いる
ことにより、樹脂磁石Mから漏洩する磁束を遮蔽するこ
とができる。
組立作業において、羽根取付枠部11及び押えリング13
により、ロータ本体3(樹脂磁石M)の取付固定が簡単
になる。
押圧片部14が第1支承部7の押圧固定用残部7aに沿っ
て固定されるため、羽根部10の回転軸心に対する同心合
わせのための位置決めが容易に行えると共に、羽根取付
枠部11自体の剛性が高められて、薄肉状にても形成で
き、かつ、回転中の羽根部10がビビリを起こすこともな
い。
樹脂磁石M自体から成るロータ本体3に、第1・第2
軸受4,5を嵌着する第1・第2支承部7,8を形成したか
ら、枢支軸2に対する枢着構造を簡素化でき、従来のロ
ータホルダを省略できる。従って、組立作業が容易とな
りコンパクト化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面正面図、第2図及
び第3図は要部拡大断面図、第4図は従来例の要部断面
図である。 2…枢支軸、3…ロータ本体、4…第1軸受、4a…外
輪、5…第2軸受、5a…外輪、6…中心孔部、7…第1
支承部、7a…押圧固定用残部、8…第2支承部、8a…押
圧固定用残部、10…羽根部、11…羽根取付枠部、13…押
えリング、14…押圧片部、M…樹脂磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータ本体3を樹脂磁石M自体をもって形
    成すると共に、該ロータ本体3を、固定した枢支軸2に
    第1軸受4及び第2軸受5を介して回転自在に直接に枢
    着し、 上記ロータ本体3の中心孔部6は、段付をもって大径部
    とした第1支承部7及び第2支承部8を両開口端側に、
    有し、 該第1支承部7及び第2支承部8の深さ寸法H1,H2を上
    記第1軸受4及び第2軸受5の外輪4a,5aの厚さ寸法
    B1,B2よりも、夫々大きく設定して、該第1支承部7及
    び第2支承部8に、夫々上記第1軸受4及び第2軸受5
    を、嵌着して、該第1・第2支承部7,8の内周開口端に
    所定深さ寸法C1,C2の押圧固定用残部7a,8aを形成し、 羽根部10が取付けられる円環状羽根取付枠部11の内周端
    縁を、上記ロータ本体3の一端面に被覆し、かつ、上記
    第1支承部7の押圧固定用残部7aに沿って折曲げて押圧
    片部14を形成し、該押圧片部14にて上記第1軸受4の外
    輪4aを押圧固定し、 断面がコの字型であって全体形状が円環状の押えリング
    13を、上記ロータ本体3の他端面側に嵌着して、上記第
    2支承部8の押圧固定用残部8aに於て上記第2軸受5の
    外輪5aを押圧固定したことを特徴とするロータ構造体。
JP1988108561U 1988-08-18 1988-08-18 ロータ構造体 Expired - Lifetime JPH0713403Y2 (ja)

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JPH0230248U JPH0230248U (ja) 1990-02-26
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213606A (en) * 1975-07-23 1977-02-02 Tomohachi Tsukagoshi Small-sized motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53158816U (ja) * 1977-05-19 1978-12-13

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JPS5213606A (en) * 1975-07-23 1977-02-02 Tomohachi Tsukagoshi Small-sized motor

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