JP3096083B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3096083B2
JP3096083B2 JP03092722A JP9272291A JP3096083B2 JP 3096083 B2 JP3096083 B2 JP 3096083B2 JP 03092722 A JP03092722 A JP 03092722A JP 9272291 A JP9272291 A JP 9272291A JP 3096083 B2 JP3096083 B2 JP 3096083B2
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shaft
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Nidec Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置用のスピン
ドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャフトの端面にD型の切欠き
(Dカット)を形成し、かつ、ディスク装置のシャーシ
側には、このシャフトの端部が挿入される凹部を、シャ
フトの端面の形状として、挿入し、位置決めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、シャフ
トの端面にD型の切欠きを形成するために切削加工を施
すことは、作業能率及びコストの両面から望ましくな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスピンドル
モータは、固定シャフトの軸心方向の上下両端面に形成
され、かつ軸心にほぼ一致した孔軸を有するネジ孔と、
該ネジ孔に対応してシャーシ上部面及び下部面に形成さ
れ、かつ軸心にほぼ一致した孔軸を有する上部及び下部
取付孔とを有し、その外周面に前記ネジ孔に対応するネ
ジ溝が形成された上部及び下部の取付ビスを、前記上部
及び下部取付孔を貫通させ締付けることにより前記固定
シャフトを前記シャーシに固着するようにしたスピンド
ルモータであって、前記シャーシに固着されるべき前記
固定シャフトの上下何れかの固定シャフト端面、又は前
記シャフトの上下いずれかの端部に固着された取付部材
の端面に、前記シャフトの軸心から外れた位置に、前記
シャフトの軸心に対してほぼ平行な軸心を有する位置決
めピン又は位置決め孔を設け、かつ、前記固定シャフト
端面又は前記取付部材端面に対向する前記シャーシ側受
け面に、前記シャフトの軸心に対してほぼ平行な軸心を
有する位置決め孔又は位置決めピンを設け、前記上部及
び/又は下部取付ビスを締付けることにより前記固定シ
ャフトを前記シャーシに固着する前に、前記シャフトに
設けられた前記位置決めピン又は前記位置決め孔と、前
記シャーシに設けられた前記位置決め孔又は前記位置決
めピンとを、密着嵌合させることにより、前記シャフト
を前記シャーシに対する該シャフト軸心廻りの位置決め
手段としている。
【0005】
【作用】シャフトの軸心から外れた位置───偏心位置
───に、ピン又は位置決め孔が設けられて、このピン
又は位置決め孔とシャーシの位置決め孔又はピンとを係
合させれば、高精度にシャフトの周方向位置決めができ
る。
【0006】孔を、シャーシ側、及び、シャフト端面又
は取付部材端面に設け、これら孔の片方にピンを設けれ
ば良いから、加工が容易で且つ確実に位置決めできる。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例に基き本発明を詳説す
る。
【0008】図1に於て、磁気ディスク駆動装置用のス
ピンドルモータを例示し、この駆動装置のシャーシSに
固着されるシャフト1と、その廻りに回転するハブ2を
備えている。
【0009】例えば、シャーシSはベースプレート3と
カバープレート4とから成り、その間に、シャフト1が
ス5,6にて固着されている。ベースプレート3及び
カバープレート4はディスク室を規定し、このディスク
室にスピンドルモータが配置される。
【0010】7はこのシャフト1の中間に外嵌状に固着
されたステータである。そして、図1から明らかなよう
に、固定シャフト1の軸心に沿って、シャフト1の(上
下の)端面に、ネジ孔31が形成されている。また、シャ
ーシS(つまり、ベースプレート3とカバープレート
4)には、上記シャフト1の軸心にほぼ一致する位置に
軸心方向の取付孔30が貫設されている。ビス5,6を、
シャーシSの取付孔30から挿通して、シャフト1の端面
のネジ孔31に、螺着することにより、シャフト1をシャ
ーシSに固着する構造である。
【0011】ハブ2は、帽子型のハブ本体8と、その内
面に固着されたヨーク部材9と、さらに内面に固着され
たロータマグネット10と、上記ヨーク部材9の開口端内
面に固着されたリング状のラビリンス用雄部材11等か
ら、構成されている。
【0012】12,13は上記ハブ2を、シャフト1に回転
可能に枢着する軸受である。
【0013】図の上方の軸受12は、ヨーク部材9の内鍔
14の内面とシャフト1の外面との間に介装される。
【0014】そして、その上方(外方)には、磁性流体
シール15が設けられると共に、さらに、飛散防止カバー
16が付設される。
【0015】他方、図の下方の軸受13は、上記ラビリン
ス雄部材11とシャフト1との間に介装される。
【0016】このラビリンス雄部材11は、ヨーク部材9
と軸受13の外輪との間に直接介装される円筒部11aと、
この円筒部11aから同図の下内方へ延設された環状の延
設部11bとから成る。
【0017】さらに、上記延設部11bは、軸受13の下面
側を包囲する形状の段付面17を有し、かつシャフト1と
所定間隔をもって平行に対面する孔部18を有する。か
つ、同図の下方へ突出状の小円環突条部19を有してい
る。
【0018】しかして、シャフト1の、ベースプレート
3側の端部20には、取付部材21が固着される。
【0019】この取付部材21は、シャフト1の端部20に
挿入される円筒部22と、この円筒部22から外径方向へ突
設された断面L字型の外鍔部23とから、成る。
【0020】そして、上記円筒部22の上下中間位置から
外鍔部23が半径方向外方に突設されているが、この外鍔
部23よりも上方位置の、上記円筒部22の外周面と、前記
小円環突条部19の孔部18の内周面との間隙は、微小な寸
法に設定して、ラビリンス効果を得るようにする。
【0021】さらに、小円環突条部19の下面と外周面
を、微小間隙を形成しつつ包囲状に、断面L字型の前記
外鍔部23を、対向させて設けることにより、ラビリンス
効果を一層強化する。
【0022】このように、取付部材21の外鍔部23、及
び、円筒部22の上半部をもって、ラビリンス雌部材を形
成し、ハブ2側のラビリンス用雄部材11と共に、ラビリ
ンス効果が高い構造となっている。
【0023】これにより、モータ内部のグリース等のダ
ストの外方への飛散が有効防止できる。
【0024】しかして、シャフト1の端部20に固着した
上記取付部材21の端面───具体的には円筒部22の端面
24───に、小孔を盲状に穿設しておいて、これにピン
25を圧入して、上記端面24からピン25を突出状に設け
る。
【0025】他方、シャーシSのベースプレート3の所
定位置には、上記ピン25に対応させて位置決め孔26が形
成されている。この位置決め孔26に、上記ピン25を密嵌
状に挿入して、組立てれば、同図のように、シャフト1
の周方向の(軸心廻りの)位置決めができる。
【0026】要するに、シャフト1の軸心から外れた位
置(偏心位置)に於て、ピン25及び位置決め孔26が配設
されている。
【0027】ピン25は小さな短円柱状であって、基本的
な部品として高寸法精度のものが容易に得られる。ま
た、取付部材21側のこのピン25用の孔、及び、シャーシ
S側の位置決め孔26も、容易に高寸法精度に加工でき
る。
【0028】なお、本発明は図示の実施例に限定されず
種々設計変更自由であることは勿論である。
【0029】例えば、シャフト1の径が大きい場合に
は、シャフト1の端面に直接的にピン25を(偏心位置に
於て)突設するも望ましい。
【0030】また、カバー4側に於て、ピン25及び位置
決め孔26を用いた位置決めを行なうも自由である。ま
た、ピン25を取付部材21(又はシャフト1)に、位置決
め孔26をシャーシSに設けているが、これと反対に、ピ
ン25をシャーシSに、位置決め孔26を取付部材21(又は
シャフト1)に設けるようにしてもよい。
【0031】更に、磁気ディスク以外の用途のスピンド
ルモータとするも自由である。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、シャフト1
又は取付部材21の端面とシャーシSに単純な盲状の孔を
加工し、これら孔の一方にピン25を装着すれば良くな
り、かつ、標準的な形状のピン25を使用出来るため、製
作が著しく容易となると共にコスト低減を図り得る。ま
たシャーシSへの組立作業も簡易化出来る。特に、(図
1から明らかな如く、)シャフト1の端面のネジ孔31へ
ビス5を螺着する際に、ピン25と位置決め孔26を先に係
合させて、軸心廻りの位置決めを予め確実に行い得るの
で、組立作業(螺着作業)が容易・迅速に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面正面図である。
【符号の説明】
1 シャフト5 ビス 20 端部 21 取付部材 25 ピン 26 位置決め孔30 取付孔 31 ネジ孔 S シャーシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/173 H02K 5/00 F16J 15/43

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定シャフトの軸心方向の上下両端面に
    形成され、かつ軸心にほぼ一致した孔軸を有するネジ孔
    と、該ネジ孔に対応してシャーシ上部面及び下部面に形
    成され、かつ軸心にほぼ一致した孔軸を有する上部及び
    下部取付孔とを有し、その外周面に前記ネジ孔に対応す
    るネジ溝が形成された上部及び下部の取付ビスを、前記
    上部及び下部取付孔を貫通させ締付けることにより前記
    固定シャフトを前記シャーシに固着するようにしたスピ
    ンドルモータであって、 前記シャーシに固着されるべき前記固定シャフトの上下
    何れかの固定シャフト端面、又は前記シャフトの上下い
    ずれかの端部に固着された取付部材の端面に、前記シャ
    フトの軸心から外れた位置に、前記シャフトの軸心に対
    してほぼ平行な軸心を有する位置決めピン又は位置決め
    孔を設け、かつ、 前記固定シャフト端面又は前記取付部材端面に対向する
    前記シャーシ側受け面に、前記シャフトの軸心に対して
    ほぼ平行な軸心を有する位置決め孔又は位置決めピンを
    設け、 前記上部及び/又は下部取付ビスを締付けることにより
    前記固定シャフトを前記シャーシに固着する前に、前記
    シャフトに設けられた前記位置決めピン又は前記位置決
    め孔と、前記シャーシに設けられた前記位置決め孔又は
    前記位置決めピンとを、密着嵌合させることにより、前
    記シャフトを前記シャーシに対する該シャフト軸心廻り
    の位置決め手段 としたことを特徴とするスピンドルモー
    タ。
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