JPH0641361U - モータのロータ固定構造 - Google Patents

モータのロータ固定構造

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JPH0641361U
JPH0641361U JP8021592U JP8021592U JPH0641361U JP H0641361 U JPH0641361 U JP H0641361U JP 8021592 U JP8021592 U JP 8021592U JP 8021592 U JP8021592 U JP 8021592U JP H0641361 U JPH0641361 U JP H0641361U
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JP
Japan
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rotor
screw
rotary shaft
positioning
fixing structure
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JP8021592U
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公夫 岸田
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸に対してロータを良好に位置出しして
固定することができるモータのロータ固定構造を提供す
る。 【構成】 ねじ62の首部分に、ロータ58の中心穴6
0と回転軸凹部の内径に相当する径の大きさの位置出し
部64を設ける。ねじ62を回転軸50のねじ穴54に
挿入結合すると、この位置出し部64がロータ58の中
心穴60を貫通して回転軸50の位置出し用の凹部56
に入り込み、ロータ58の位置出しと固定が行われる。
また、このとき位置出し用の凹部56に空間66が形成
されるので、接着剤はこの空間66に溜るようになり、
外部にはみ出すことはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハードディスクやフレキシブルディスクなどのディスク媒体の回転 駆動を行うモータの改良にかかり、特にそのロータ固定構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスク媒体駆動用モータにおけるロータの固定構造としては、図3に 示すものがある。この例は、例えば実開昭64−45467号,64−3736 1号公報に開示されている。同図中(B)には、同図(A)の矢印F1方向から みたロータの中心部分が示されている。
【0003】 これらの図において、回転軸10の端部には、適宜の深さのねじ穴14が設け られている。ロータ16は中心に貫通穴18を有しており、これを貫通してねじ 穴14内に挿入結合するねじ20によって、回転軸10の端部に固定されるよう になっている。 この場合において、ロータ16の中心部分には、回転軸10の外周に沿ってハ ーフパンチによる凸部22が形成されている。これらの凸部22に回転軸10の 端面がはまり込むようにして、回転軸10に対するロータ16の位置出しが行わ れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような従来技術では、ロータ16における凸部22の加 工のため、回転軸受け部24(同図(B)にハッチングで示す)の平面度が悪化 する。このため、回転時にロータ16が振れるようになるなどの不都合が生ずる 。また、ねじ締め時に接着剤を併用するような場合は、接着剤が回転軸10とロ ータ16の接合部分にはみ出すことがある。すると、回転時におけるロータ16 の振れが更に悪化したり、ベアリング12内に接着剤が入り込んで回転時のノイ ズが増大したり、回転に不要な摩擦が生じて回転負荷が増大してしまう。 本考案は、これらの点に着目したもので、回転軸に対してロータを良好に位置 出しして固定することができるモータのロータ固定構造を提供することを、その 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、回転軸端部にねじを利用してロータを固 定するモータのロータ固定構造において、前記ねじの首部分に、ロータの中心穴 に相当する径の大きさであって、固定時にロータの中心穴を貫通する位置出し部 を形成するとともに、前記回転軸のねじ穴に、前記ねじの位置出し部の長さより も深い寸法であってその位置出し部に相当する内径を有し、固定時にねじの位置 出し部が入ったときに空間が形成される凹部を形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案によれば、ねじの位置決め部がロータの中心穴を貫通し、回転軸凹部内 径に位置出しされて回転軸端部にねじ止め固定される。ロータはねじと回転軸端 面とで締め付け固定されるが、このときの中心位置出しは、ロータの中心部分に ハーフパンチなどの格別の加工を施すことなく、ねじの位置決め部とロータ中心 穴と回転軸凹部内径によって行われる。また、回転軸中の凹部にはねじの位置決 め部が入り込むが、回転軸凹部がねじ位置出し部の長さよりも深いため空間がで きる。この凹部の空間に接着剤が溜るようになり、外部への接着剤のはみ出しは 防止される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案によるモータのロータ固定構造の一実施例について、添付図面を 参照しながら詳細に説明する。図1には、本実施例の主要部の断面が示されてい る。また、図2には、主要部分の分解状態が示されている。これらの図において 、回転軸50の端部には、適宜の深さのねじ穴54と、このねじ穴54よりも径 の大きい位置決め用の凹部56が設けられている。
【0008】 他方、ロータ58は、中心に位置決め用の中心穴60を有している。また、ロ ータ58を固定するねじ62は、首下にねじ部分よりも大きな径の位置決め部6 4が首下に設けられた形状となっている。この位置決め部64の径と前記ロータ 58の中心穴60と回転軸50の凹部56内径とは精度よくはまり合う寸法とな っている。また、前記凹部56の深さ寸法はねじ62の位置決め部64の長さよ りも大きく、組み立てた状態で一定の空間が形成されるように設定されている。
【0009】 次に、以上の各部の結合状態を説明すると、ねじ62は、図2に矢印FAで示 すようにロータ58の中心穴60を貫通し、更に回転軸50のねじ穴54内に挿 入結合する。この場合において、ロータ58の中心穴60と回転軸50の凹部5 6内径は、ねじ62の位置決め部64にはまり込んで結合するとともに、ねじ6 2を締めることで回転軸50の端部に位置決めされるようになる。この結合状態 では、ねじ62の位置決め部64が回転軸50の凹部56内に納まるようになる が、寸法の関係で凹部56内に空間66が形成される。 更に、この場合に接着剤を併用すると、ねじ部分からはみ出した接着剤は前記 空間66内に溜るようになり、外部にはみ出すことはない。
【0010】 このように、本実施例によれば、次のような効果がある。 (1)回転軸に対し、ロータを高精度に位置決めして固定することができる。 (2)ロータにパンチを施すなどの加工を行わないので、回転軸50の端部に当 接する受け部分(図3(B)のハッチング部分参照)の平面度が向上し、ロータ 振れが防止できる。
【0011】 (3)接着剤を併用した場合でもそのはみ出しが生じないため、ロータ振れ,ベ アリングノイズの発生,回転負荷の増大が防止できる。 (4)ロータに特別な加工を必要としないので加工が単純化され、コスト的に有 利となる。 なお、本考案は、何ら上記実施例に限定されるものではなく、各部の形状,寸 法など、同様の趣旨の範囲内で種々設計変更が可能である。例えば、ねじ62の 頭部68の径を大きくして、ロータ58を一層強く回転軸50に結合するように するなどである。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるモータのロータ固定構造によれば、ロータ の中心出しをねじと回転軸を利用して行うこととしたので、回転軸に対してロー タを良好に位置出しして固定することができ、更に、ロータの回転軸端部に当接 する部分の周辺に特別な加工を施さないのでロータの平面度が向上し、ロータ振 れが防止できる。また、接着剤のはみ出しによる不都合も生じないという効果も ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるモータのロータ固定構造の一実施
例を示す主要断面図である。
【図2】前記実施例の各部の分解状態を示す説明図であ
る。
【図3】従来例を示す主要部の断面図である。
【符号の説明】
50…回転軸、54…ねじ穴、56…凹部、58…ロー
タ、60…中心穴、62…ねじ、64…位置出し部、6
6…空間、68…頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸端部にねじを利用してロータを固
    定するモータのロータ固定構造において、前記ねじの首
    部分に、ロータの中心穴に相当する径の大きさであっ
    て、固定時にロータの中心穴を貫通する位置出し部を形
    成するとともに、前記回転軸のねじ穴に、前記ねじの位
    置出し部の長さよりも深い寸法であってその位置出し部
    に相当する内径を有し、固定時にねじの位置出し部が入
    ったときに空間が形成される凹部を形成したことを特徴
    とするモータのロータ固定構造。
JP1992080215U 1992-10-26 1992-10-26 モータのロータ固定構造 Expired - Lifetime JP2604522Y2 (ja)

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JPH0641361U true JPH0641361U (ja) 1994-05-31
JP2604522Y2 JP2604522Y2 (ja) 2000-05-22

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6066246U (ja) * 1983-10-11 1985-05-10 三洋電機株式会社 モ−タのロ−タ装置
JPS62182062U (ja) * 1986-05-09 1987-11-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6066246U (ja) * 1983-10-11 1985-05-10 三洋電機株式会社 モ−タのロ−タ装置
JPS62182062U (ja) * 1986-05-09 1987-11-18

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Publication number Publication date
JP2604522Y2 (ja) 2000-05-22

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