JP2590118Y2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2590118Y2
JP2590118Y2 JP1990103794U JP10379490U JP2590118Y2 JP 2590118 Y2 JP2590118 Y2 JP 2590118Y2 JP 1990103794 U JP1990103794 U JP 1990103794U JP 10379490 U JP10379490 U JP 10379490U JP 2590118 Y2 JP2590118 Y2 JP 2590118Y2
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JP
Japan
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stator
cylindrical mounting
mounting wall
housing
peripheral surface
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Inventor
彰 藤田
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日本電産 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、モータに関する。
[従来技術及びその課題] 従来の例えばブラシレスモータは、第3図に示すよう
な構造をしている。
このブラシレスモータ10では、ハウジング11の円筒取
付部に一対のベアリング12,12が固定され、このベアリ
ング12,12の内輪側にシャフト13が圧入され、シャフト1
3に固定されたカップ形ロータ14が回転自在に支持され
ている。そして、ハウジング11の円筒取付部に取付けら
れたステータ15とロータ14の内周面に取付けらたマグネ
ット16との磁気作用によってロータ14が所定方向に回転
される。
ところが、このような構造のブラシレスモータ10を製
造する場合には、ハウジング11は、ステータ15の内周面
15aとの固定部分、即ち円筒取付部の外周面を加工して
から、この円筒取付部の内径を加工している。それ故
に、加工作業が煩雑となり、製造コストがかかる上に大
量生産に不向きである。
[考案の目的] 本考案は、上記事実に鑑みてなされたものであり、そ
の主目的は、モータの製造工程において、加工コストを
おさえ、しかも組立容易なモータを提供することであ
る。
[考案の概要] 本考案によれば、ハウジングと、該ハウジングに対し
て相対的に回転自在であるロータ本体と、該ロータ本体
に装着されたロータマグネットと、該ロータマグネット
に対向して該ハウジングに取付けられたステータと、を
備えたモータにおいて、 該ハウジングは円筒取付壁を有し、該円筒取付壁の内
側にはベアリングを介して該ロータ本体のシャフトが回
転自在に支持されており、該円筒取付壁の一端部には半
径方向外方に突出する当接フランジが設けられ、その他
端部には他端に向かって外径が小さくなっているテーパ
部が設けられ、該円筒取付壁の外周に装着され該当接フ
ランジに当接した該ステータは、該テーパ部の外周面と
これに対向する該ステータの内周面との間に円筒状リン
グ部材を圧入することによって固定され、該リング部材
は該ステータの内部にこれよりはみ出すことなく収容さ
れている、ことを特徴とするモータが提供される。
かかる構造のモータでは、シャフトを回転支持する円
筒取付壁の外周にステータを装着し、これを当接フラン
ジに当接した状態で、リング部材をステータ内周面とハ
ウジングの円筒取付壁のテーパ部外周面の間に圧入する
ことにより、ステータが当接フランジとリング部材とに
よって円筒取付部に固定される。従って組立が容易であ
り、また円筒取付壁の外周面加工も実質上不要となる。
さらにステータを固定するリング部材がステータ内部に
収容されこれよりはみ出すことがないため、別部材を設
けたことによるモータ高さの増加を生じることがない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案に従うモータの一具体例を示す断面
図である。
第1図において、モータの一例としてのブラシレスモ
ータはハウジング34を備えている。ハウジング34は、円
筒取付壁21を有している。
円筒取付壁21の内側には、一対のベアリング22,22が
配設されている。これらベアリング22,22を介してシャ
フト23が回転自在に支持されている。シャフト23の一端
部(第1図及び第2図において下端部)には、ロータホ
ルダ(ロータ本体を構成する)が固定されている。カッ
プ上のロータホルダ24の内周面には、ロータマグネット
26が取付けられている。
ロータマグネット26に対向して、その内側にステータ
25が配設されている。ステータ25は、複数枚のプレート
を積層して形成されたステータコア27を有し、このステ
ータコア27にステータコイル28が所要の通り巻回されて
いる。
第1図と共に第2図を参照して、ステータ25に関連し
てハウジング34の円筒取付壁21の一端部には、当接フラ
ンジ36が設けられている。当接フランジ36は円筒取付壁
21の実質上全周に設けられ、ステータコア27の上記当接
フランジ36を越える移動を阻止する。また、円筒取付壁
21の他端には、テーパ部29が設けられている。テーパ部
29は、他端(第1図及び第2図において下方)に向かっ
て外径が小さくなっており、かかるテーパ部29を通して
ステータ25が円筒取付壁21に装着される。
ステータ25と円筒取付壁21のテーパ部29との間には、
リング部材30が介在される。リング部材30は、例えば鉄
等の金属材料から形成することができる。
ステータ25の取付方法について説明すると、まず、円
筒取付壁21をテーパ部29側からステータコア27の孔内に
挿入し、ステータコア27が当接フランジ36に当接するま
で軸線方向に移動させる。次いで、ステータ25の内周面
と円筒取付壁21のテーパ部29の外周面の間に、リング部
材30を圧入する。かくして、当接フランジ36及びリング
部材30によってステータ25が確実に固定される。具体例
では、上記説明から容易に理解させる如く、ステータ25
は当接フランジ36及びリング部材30によって固定される
ため、ハウジング34の円筒取付壁21の外周面を加工する
必要はなく、円筒取付壁21の内周面(詳しくはベアリン
グ22,22が装着される部位)のみの加工でよい。従っ
て、製造時の加工が従来に比して容易となり、またステ
ータ25の取付作業も容易である。
円筒取付壁21に対するステータ25の相対的回動を一層
確実に防止するために、円筒取付壁21の外周面に軸線方
向に延びる突条又は受部を形成すると共にステータ25の
内周面に受部又は突条を形成し、これら両者を係合せし
めるようにするのが好ましい。
以上、本考案に従うモータの一具体例について説明し
たが、本考案はかかる具体例に限定されるものではな
く、本考案の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修
正が可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、ステータは円筒取付壁のテーパ部と
ステータコア間にリング部材を圧入するこによって、円
筒取付壁の当接フランジ及びリング部材により固定され
るため、ステータを容易に且つ確実に固定することがで
きる。また、ステータは当接フランジ及びリング部材に
より固定される構成であるため、ハウジングの円筒取付
壁の外周面の加工は不要となり、加工作業も従来に比し
て容易となり、加工コストを低減させることができる。
その上、ステータの固定に形状が簡単で容易に入手可能
な円筒状リング部材を用いるため、楔状等の特殊な形状
の部材を用いる必要がなく、安価な部品で最大の効果を
発揮することができる。
さらに、ステータを固定するリング部材がステータ内
部に収容されこれよりはみ出すことがないため、別部材
を設けたことによるモータ高さの増加を生じることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のモータの一具体例を示す断面図。 第2図は、第1図のモータの要部拡大断面図。 第3図は、従来のモータの断面図。 21……円筒取付壁、24……ロータホルダ 25……ステータ、26……ロータマグネット 29……テーパ部、30……リング部材 34……ハウジング、36……当接フランジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、該ハウジングに対して相対
    的に回転自在であるロータ本体と、該ロータ本体に装着
    されたロータマグネットと、該ロータマグネットに対向
    して該ハウジングに取付けられたステータと、を備えた
    モータにおいて、 該ハウジングは円筒取付壁を有し、該円筒取付壁の内側
    にはベアリングを介して該ロータ本体のシャフトが回転
    自在に支持されており、該円筒取付壁の一端部には半径
    方向外方に突出する当接フランジが設けられ、その他端
    部には他端に向かって外径が小さくなっているテーパ部
    が設けられ、該円筒取付壁の外周に装着され該当接フラ
    ンジに当接した該ステータは、該テーパ部の外周面とこ
    れに対向する該ステータの内周面との間に円板状リング
    部材を圧入することによって固定され、該リング部材は
    該ステータの内部にこれよりはみ出すことなく収容され
    ている、モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5692449U (ja) * 1979-12-17 1981-07-23
JPS6011662U (ja) * 1983-07-04 1985-01-26 株式会社 三ツ葉電機製作所 磁石発電機の回転子
JPS6377442U (ja) * 1986-11-05 1988-05-23

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