JP2002017063A - モータ及びその製造方法 - Google Patents

モータ及びその製造方法

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JP2002017063A
JP2002017063A JP2000196652A JP2000196652A JP2002017063A JP 2002017063 A JP2002017063 A JP 2002017063A JP 2000196652 A JP2000196652 A JP 2000196652A JP 2000196652 A JP2000196652 A JP 2000196652A JP 2002017063 A JP2002017063 A JP 2002017063A
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Japan
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sleeve
flange
hole
press
shaft
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JP2000196652A
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English (en)
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Rikuro Obara
陸郎 小原
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Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • F16C17/102Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/02Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of sliding-contact bearings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
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    • H02K5/167Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings
    • H02K5/1675Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine
    • Y10T29/49012Rotor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブ圧入時の力(スリーブの圧入力)に
よる不要なスリーブ孔(内周壁)の形状変化を回避で
き、組立が容易になる事により生産性の向上を図ること
ができるモータ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 フランジ本体6のセンター筒部20の内
周壁部に環状凹部26(逃げ用凹部)を形成した。スリ
ーブ本体9をフランジアッシ51の孔(スリーブ嵌合孔
6a)に圧入し、両者を一体化する際、フランジアッシ
51の孔部に環状凹部26がある為に、スリーブ本体9
とフランジ本体6との間の嵌合面積が少なくなる為に、
嵌合部分に作用する全体の圧入力は、小さくなるので、
スリーブ本体9の圧入により生じるスリーブ本体9の内
径部7aの変形が小さくなり、スリーブ本体9の内径部
7a及びフランジ本体6の形状変化を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのハ
ードディスクドライブ装置に用いられるスピンドルモー
タなどの磁気ディスク駆動用のモータ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置では、近
時、大容量化が進められている。この大容量化に対処す
るために、ハードディスクドライブ装置に用いられるモ
ータには高速回転化が要求されている。このモータの軸
受としては、従来一般に玉軸受が用いられていたが、前
記高速回転化の要求に対応するために、流体軸受の適用
が図られるようになってきている。
【0003】そして、ハードディスクドライブ装置に用
いられ、かつ流体軸受を用いたモータの一例として図5
に示すものがある。このモータ1(磁気ディスク駆動用
スピンドルモータ)は、フランジ2に設けたステータ3
に対向するようにロータ4にマグネット5を設けてい
る。前記フランジ2は、前記ステータ3を保持するフラ
ンジ本体6と、該フランジ本体6に形成された孔(スリ
ーブ嵌合孔6a)に圧入されるスリーブ7とから大略構
成されている。
【0004】スリーブ7は、一端側の内径側部分に環状
段差部8を形成した筒状のスリーブ本体9と、スリーブ
本体9の環状段差部8に配置される環状体10及び円盤
状のカウンタプレート11とから大略構成されている。
カウンタプレート11とスリーブ本体9とは溶接等によ
り気密結合されている。
【0005】スリーブ7(スリーブ本体9及び環状体1
0)の内側に形成された孔(以下、スリーブ孔7aとい
う。)には、ロータ4のシャフト12が挿入されてお
り、スリーブ7は、シャフト12と共に流体軸受13を
構成している。流体軸受13の流体としては油液14を
用いるが、空気など気体を用いるように構成してもよ
い。すなわち、スリーブ本体9の内周壁(スリーブ孔7
a)には複数条の溝15が形成され、環状体10のスリ
ーブ本体9段壁面に接する端部及びカウンタプレート1
1の環状体10と接する部分にはそれぞれ複数条の溝
(図示省略)が形成されている。前記溝15を含む前記
スリーブ7とシャフト12の間及び図示しない溝には油
液14が封入・貯留されている。そして、シャフト12
の回転に伴うポンピング作用により発生する動圧によ
り、スリーブ7とシャフト12の間に油膜を強制的に形
成し、シャフト12がスリーブ7に対し油膜を介して回
転するようにしている。
【0006】上記構成のモータ1は、ステータ3をフラ
ンジ本体6に取り付ける前に、フランジ本体6の孔(ス
リーブ嵌合孔6a)に、スリーブ本体9を圧入し、その
後、フランジ本体6及びスリーブ本体9が組み付けられ
た状態で、スリーブ孔7a(スリーブ7の内周壁)を加
工する。次に、ステータ3がフランジ本体6に組付けら
れ、スリーブ本体9に環状体10、カウンタプレート1
1が組付けられスリーブ7が構成され、このスリーブ7
及びフランジ本体6からなる組付体におけるスリーブ孔
7aにロータ4のシャフト12を挿入するようにしてい
る。そして、このシャフト12の挿入時に、スリーブ7
とシャフト12との間が真空の状態で内側に油液14を
注入し、スリーブ本体9とカウンタプレート11の外周
嵌合部を溶接等により気密結合する。スリーブ7とシャ
フト12との間が真空になっている状態で、外部(大気
圧)との差圧が油液14に作用することにより、油液1
4が外部に漏れないようにしている。
【0007】なお、上述したようにフランジ本体6の孔
(スリーブ嵌合孔6a)にスリーブ本体9を圧入する
と、スリーブ本体9を圧入した際の圧力(スリーブ本体
9の圧入力)により、スリーブ孔7a(内周壁)が変形
し、変形した状態では、シャフト12との適正均一な隙
間を持っての組付けが出来なくなる。その為、この変形
量を除くためにスリーブ本体9をフランジ本体6に圧入
後、スリーブ孔7a(内周壁)を加工している。そし
て、この後に、流体軸受13を形成するようにスリーブ
孔7aにシャフト12を挿入する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たモータ1では、フランジ本体6及びスリーブ本体9が
組み付けられた状態で、スリーブ孔7a(内周壁)を加
工するようにしており、当該加工工程において扱う対象
が、組み付けられた状態のフランジ本体6及びスリーブ
本体9であって大形状になっているため、用意する治具
としては形状の大きなものが要求されることになる。さ
らに、前記加工作業において、扱う対象が大形状で複雑
化しており、工程でのハンドリングも効率が悪くかつ大
きな治具を用いることなどにより、加工時間が多くかか
る上、組み立てにくく自動化することが難しく、生産性
が悪いものであった。又、圧入後加工する為に切削液等
が圧入部に浸入し、洗浄しても完全排除が難しく、この
残留汚水が実動時アウトガス発生となる問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、スリーブ圧入時の力(スリーブの圧入力)による不
要なスリーブ孔(内周壁)の形状変化を回避でき、組立
が容易になる事により生産性の向上を図ることができる
と同時にアウトガス発生要因の除去も可能となるモータ
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フランジに設けたステータに対向するようにロータにマ
グネットを設け、前記フランジは、前記ステータを保持
するフランジ本体と、該フランジ本体に形成された孔に
圧入若しくは焼ばめ(軽圧入接着でもよい)され、かつ
内側の孔に前記ロータのシャフトが挿入され、当該シャ
フトと共に流体軸受を構成するスリーブとからなるモー
タであって、前記フランジ本体の孔形成壁部に、スリー
ブの圧入力に対する逃げ部を形成したことを特徴とす
る。請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成におい
て、逃げ部は、環状であることを特徴とする。請求項3
記載の発明は、請求項1に記載の構成において、逃げ部
は、前記孔形成壁部における前記孔の開口部に形成され
る切欠部及び/又は前記孔形成壁部における前記孔の内
方部分に形成される溝状の凹部であることを特徴とす
る。請求項4記載の発明は、請求項3に記載の構成にお
いて、切欠部及び/又は凹部は、環状であることを特徴
とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4までのいずれかに記載のモータにおいて、前記スリ
ーブは前記シャフトを挿入する略筒状のフランジ本体を
備え、前記フランジ本体に相当する部分と、スリーブ本
体に相当する部分とが一体形成されていることを特徴と
する。請求項6記載の発明は、下部に膨出部が形成され
たスリーブと、フランジ本体とによってフランジが形成
され、前記フランジに設けたステータに対向するように
ロータにマグネットが設けられ、前記スリーブの下部膨
出部によって前記ステータが支持されることを特徴とす
る。
【0012】請求項7記載の発明は、フランジに設けた
ステータに対向するようにロータにマグネットを設け、
前記フランジは、前記ステータを保持するフランジ本体
と、該フランジ本体に形成された孔に圧入され、かつ内
側の孔に前記ロータのシャフトが挿入され、当該シャフ
トと共に流体軸受を構成する、逃げ部が形成されたスリ
ーブとからなり、該スリーブは前記シャフトを挿入する
略筒状のフランジ本体を備えるモータの製造方法であっ
て、前記仕上げ加工されたスリーブ本体を、前記フラン
ジ本体の孔に圧入し、組立てられたロータのシャフトを
スリーブ本体の孔に挿入して前記流体軸受を形成するこ
とを特徴とする。この場合、仕上げ加工されたスリーブ
本体を、前記フランジ本体の孔に圧入しており、切削液
が浸入する後加工が省略されるものになっている。請求
項8記載の発明は、請求項7記載のモータの製造方法に
おいて、逃げ部は、環状であることを特徴とする。請求
項9記載の発明は、請求項7記載のモータの製造方法に
おいて、逃げ部は、前記孔形成壁部における前記孔の開
口部に形成される切欠部及び/又は前記孔形成壁部にお
ける前記孔の内方部分に形成される溝状の凹部であるこ
とを特徴とする。請求項10記載の発明は、請求項9記
載のモータの製造方法において、切欠部及び/又は凹部
は、環状であることを特徴とする。
【0013】請求項11記載の発明は、下部に膨出部が
形成された略筒状のスリーブ本体を有するスリーブと、
フランジ本体とによってフランジが形成され、前記フラ
ンジに設けたステータに対向するようにロータにマグネ
ットが設けられ、前記スリーブ本体の下部膨出部によっ
て前記ステータが支持されるモータの製造方法であっ
て、前記仕上げ加工されたスリーブ本体の下部膨出部
を、前記フランジ本体の孔に圧入し、組立てられたロー
タのシャフトをスリーブ本体の孔に挿入して流体軸受を
形成することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態を図1に
基づいて説明する。このモータ1A(磁気ディスク駆動
用スピンドルモータ1A)は、フランジ2に設けたステ
ータ3に対向するようにロータ4にマグネット5を設け
ている。前記フランジ2は、前記ステータ3を保持する
アルミニウム製またはステンレス製のフランジ本体6
と、該フランジ本体6に形成された孔(スリーブ嵌合孔
6a)に圧入されるスリーブ7とから大略構成されてい
る。
【0015】フランジ本体6は、前記スリーブ嵌合孔6
aを備える筒状のセンター筒部20と、センター筒部2
0の基端側に径方向外方に延設されたフレーム21とか
ら大略構成されている。フレーム21は、センター筒部
20に連接される環状のベース部22と、このベース部
22の外周端部に垂設された筒状の外周壁部23と、外
周壁部23の上端部から径方向外方に延設された延長部
24とから大略構成されており、センター筒部20と外
周壁部23との間には、環状空間25が形成されてい
る。センター筒部20の内周壁部におけるスリーブ嵌合
孔6aの内方部分(スリーブ嵌合孔6aの開口部6bか
ら離間した部分)には、環状凹部26(溝状の凹部、逃
げ部)が形成されている。
【0016】ステータ3は、フランジスタック27と、
このフランジスタック27に巻かれたコイル28とから
なり、フランジスタック27をセンター筒部20の外周
側に保持させて環状空間25に配置されている。コイル
28は、その引出し線29が接続されるコネクタ30を
介して図示しない外部回路に接続されている。図1中、
31は、シール部材である。
【0017】スリーブ7は、一端側の内径側部分に環状
段差部8を形成した筒状のスリーブ本体9と、スリーブ
本体9の環状段差部8に配置される環状体10及び円盤
状のカウンタプレート11とから大略構成されている。
カウンタプレート11とスリーブ本体9とは溶接等で気
密結合されている。
【0018】スリーブ7(スリーブ本体9及び環状体1
0)の内側に形成された孔(スリーブ孔7a)には、ロ
ータ4のシャフト12が挿入されており、スリーブ7
は、シャフト12と共に流体軸受13を構成している。
すなわち、スリーブ本体9の内周壁には複数の溝15が
形成され、環状体10の図1上方の端部及びカウンタプ
レート11の環状体10と接する部分にはそれぞれ複数
条の溝(図示省略)が形成されている。前記溝15を含
むスリーブ7とシャフト12の間などには油液14が封
入されている。前記溝15及び図示しない複数条の溝に
油液14が貯留されている。そして、シャフト12の回
転に伴うポンピング作用により発生する動圧により、ス
リーブ7とシャフト12の間に油膜を強制的に形成し、
シャフト12がスリーブ7に対し油膜を介して回転する
ようにしている。
【0019】前記ロータ4は、アルミニウム及びステン
レス系材料等からなるハブ32と、このハブ32に固定
されたシャフト12とから大略構成されている。ハブ3
2は、大略、径が順次大きくなる3つの有底の筒状体
を、開口側で順次、重ねるように連接した形状をなして
いる。ここで、3つの有底の筒状体について、以下、便
宜上、径が小さいものから順に、第1、第2、第3ハブ
筒状体32a,32b,32cという。第1ハブ筒状体
32aの底部に形成した孔34に前記シャフト12が嵌
合して取り付けられている。
【0020】第1ハブ筒状体32aの外周壁部35の外
周面に磁気ディスク36が嵌挿され、第1ハブ筒状体3
2aの外周壁部35には、磁気ディスク36を押えるカ
バーを止めるための雌ねじ37が形成されている。ま
た、第1ハブ筒状体32aの外周壁部35には、周方向
に複数個の孔39が形成されており、これらの孔39に
は、バランスウェイト40が選択的に取り付けられるよ
うになっている。
【0021】第3ハブ筒状体32cの内周部には、ヨー
ク41を介してマグネット5が取り付けられている。第
3ハブ筒状体32cは、前記環状空間25に収納される
ように配置され、この状態でマグネット5は、前記ステ
ータ3と対向したものになっている。そして、コイル2
8に電流が供給されることにより、ステータ3とマグネ
ット5との間に電磁力が発生し、これにより、マグネッ
ト5ひいてはロータ4が回転するようになっている。
【0022】フランジ本体6にステータ3を取り付け
(フランジ本体6にステータ3を取り付けたものを便宜
上フランジアッシ51という。)、このフランジアッシ
51の孔6aに、仕上げ加工洗浄された(又は仕上げ加
工された)スリーブ本体9を嵌圧(焼ばめ又は軽圧入接
着でもよい)する(すなわち、仕上げ加工されたスリー
ブ本体を、フランジ本体の孔に圧入している)。そし
て、フランジアッシ51と嵌圧一体化されたスリーブ本
体9の孔7aを、上述したハブ32及びシャフト12に
より組立てられたロータ4のシャフト12に組み入れ
(すなわち、組立てられたロータ4のシャフト12をス
リーブ本体9の孔7aに挿入し)、環状体10、カウン
タプレート11を組み入れ、真空方式で油液を入れ、カ
ウンタプレート11とスリーブ本体9とを溶接等により
気密結合させてモータ1Aを得る。又、上述したように
組立てられたロータ4のシャフト12をスリーブ本体9
の孔7aに挿入してモータ1Aを製造することにより、
前記流体軸受13を形成するようにしている。
【0023】上述したようにスリーブ本体9をフランジ
アッシ51の孔(スリーブ嵌合孔6a)に圧入し、両者
を一体化する際、フランジアッシ51の孔部に環状凹部
26がある為に、スリーブ本体9とフランジ本体6との
間の嵌合面積が少なくなる為に、嵌合部分に作用する全
体の圧入力は、小さくなるので、スリーブ本体9の圧入
により生じるスリーブ本体9の内径部7aの変形が小さ
くなり、スリーブ本体9の内径部7a及びフランジ本体
6の形状変化を抑制できることになる。
【0024】上述したように、環状凹部26を設けたの
で、スリーブアッシ50(スリーブ7)の圧入力の一部
が環状凹部26による非接触面積相当分逃げ、スリーブ
7圧入時に生じる力(圧入力)ひいては変形作用が小さ
くなる。このため、従来技術でスリーブ7をフランジ本
体6へ圧入した時にその圧入力に影響されて変形するこ
とにより必要とされたスリーブ本体9圧入後のスリーブ
孔7aの加工を行わなくて済むことになると共に、スリ
ーブ本体9のフランジ本体6への圧入を、例えばフラン
ジアッシ後に行うことも可能となり、その圧入工程を比
較的自由度を持って設定することができるようになる。
【0025】本実施の形態では、スリーブ本体9圧入後
のスリーブ孔7aの加工を行わなくて済むことから、上
述したように、フランジ本体6にステータ3を取り付け
て構成したフランジアッシ51(スリーブ嵌合孔6a)
にスリーブ本体9を圧入し、ロータ4のシャフトにスリ
ーブ本体9のスリーブ孔7aを挿入組付けし、環状体
0、カウンタプレート11、油液組付け後、カウンタプ
レート11を気密溶接し、両者を一体化するようにして
いる。
【0026】上述した従来技術では、上述したように、
フランジ本体6及びスリーブ7が組み付けられ、さらに
フランジ本体6にステータ3が取り付けられた状態で、
スリーブ孔7a(内周壁)を加工するようにしているた
め、加工工程において扱う対象が大型で複雑化し、かつ
大きな治具を用いること等に伴い加工時間が多くかかる
上、自動化することが難しく、生産性が悪いものであっ
た。これに対し、本実施の形態では、スリーブ7圧入後
にスリーブ孔7aの加工を施す必要がないため、当該加
工工程が省略され、組立が容易となり、生産性の向上を
図ることができる。
【0027】前記実施の形態では、逃げ部が一つの環状
凹部26である場合を例にしたが、これに代えて、複数
の環状凹部26としてもよい。また、環状凹部26に代
えて円弧状の凹部であってもよい。この場合も、一つま
たは複数個の円弧状の凹部としてもよい。
【0028】次に、本発明の第2実施の形態を図2に基
づいて説明する。なお、図1に示す部材と同等の部材は
同一の符号で示し、その説明は適宜、省略する。このモ
ータ1Bは、図1のフランジ本体6に相当する部分と、
スリーブ7に相当する部分とが、ステンレス材料により
一体形成され(このものを便宜上、一体化スリーブ7A
という。)ている。このモータ1Bでは、図1のフラン
ジ本体6が形成している環状凹部26(逃げ部)を備え
ていない。
【0029】上述した従来技術では、スリーブ7をフラ
ンジ本体6に圧入し、その後、スリーブ7の圧入により
生じた変形による影響を解消するように、スリーブ孔7
a(内周壁)を加工するようにしている。これに対し、
本実施の形態では、フランジ本体6に相当する部分とス
リーブ7に相当する部分とから一体化スリーブ7Aが一
体形成されている。このため、本実施の形態では、上述
した従来技術が惹起する、スリーブ7圧入に伴う変形を
生じることがない。さらに、本実施の形態では従来技術
で必要とされたスリーブ7をフランジ本体6に圧入する
工程が不要となり、その分、生産性の向上を図ることが
できる。
【0030】次に、本発明の第3実施の形態を図3に基
づいて説明する。なお、図1または図2に示す部材と同
等の部材は同一の符号で示し、その説明は適宜、省略す
る。
【0031】この第3実施の形態のモータ1Cは、下部
に膨出部(下部膨出部52)が形成された略筒状のスリ
ーブ本体90を有するスリーブ70と、フランジ本体6
0とによってフランジ2を形成している。スリーブ70
は、一端側の内径側部分に環状段差部8を形成し、かつ
一端側の下部に前記下部膨出部52を形成した前記スリ
ーブ本体90と、スリーブ本体90の環状段差部8に配
置される環状体10及び円盤状のカウンタプレート11
とから大略構成されている。カウンタプレート11とス
リーブ本体90とは溶接等で気密結合されている。スリ
ーブ本体90の下部膨出部52によってステータ3を支
持するようにしている。この第3実施の形態では、大
略、前記第1実施の形態のセンター筒部20に相当する
部分がスリーブ本体90の下部膨出部52に対応し、第
1実施の形態のフレーム21に相当する部分がフランジ
本体60に対応するようになっている。フランジ本体6
には、スリーブ本体90の下部膨出部52が圧入される
孔(スリーブ嵌合孔6a)が形成されている。
【0032】この第3実施の形態では、ステータ3を、
仕上げ加工洗浄された(又は仕上げ加工された)スリー
ブ本体90の下部膨出部52に取り付け、ステータ3を
取り付けた状態のスリーブ本体90をフランジ本体60
のスリーブ嵌合孔6aに圧入又は接着し〔即ち、仕上げ
加工されたスリーブ本体90の下部膨出部52を、前記
フランジ本体60のスリーブ嵌合孔6aに圧入し〕、そ
の後、スリーブ本体90のスリーブ孔7aに、上述した
ハブ32及びシャフト12により組立てられたロータ4
のシャフト12を挿入する〔即ち、組立てられたロータ
4のシャフト12をスリーブ本体90のスリーブ孔7a
に挿入する〕ようにし、以下、前記第1実施の形態と同
様にしてモータ1Cを得る。又、上述したように組立て
られたロータ4のシャフト12をスリーブ本体90の孔
7aに挿入してモータ1Cを製造することにより、前記
流体軸受13が形成されている。
【0033】この実施の形態では、スリーブ本体90に
おけるスリーブ嵌合孔6a(フランジ本体60)に圧入
される部分は、下部膨出部52であり、厚肉とされ、そ
の強度は大きい値になっているので、スリーブ本体90
圧入時のスリーブ本体90の圧入力によってスリーブ本
体90(スリーブ70)が変形することが抑制される。
このため、図5のスリーブ7の圧入に伴い上述した従来
技術で必要とされたスリーブ孔7a(スリーブの内周
壁)の後加工が不要となり、加工工程が省略される分、
生産工程が簡略化されて生産性の向上を図ることができ
る。
【0034】なお、上述したようにスリーブ本体90が
下部膨出部52を備え大きな強度を有し、これによりス
リーブ本体90圧入時の圧入圧の影響が抑制されること
から、スリーブ70等の組付け順序(ステータ3をスリ
ーブ本体90の下部膨出部52に取り付け、ステータ3
を取り付けた状態のスリーブ本体90をフランジ本体6
0のスリーブ嵌合孔6aに圧入し、その後、スリーブ本
体90のスリーブ孔7aにロータ4のシャフト12を挿
入する)は適宜変えるようにしてもよい。例えば、ステ
ータ3をスリーブ本体90の下部膨出部52に取り付
け、スリーブ本体90のスリーブ孔7aにロータ4のシ
ャフト12を挿入し、その後、スリーブ本体90をフラ
ンジ本体6のスリーブ嵌合孔6aに圧入するようにして
もよい。
【0035】次に、本発明の第4実施の形態のモータを
図4に基づいて説明する。図4において、センター筒部
20の内周壁部におけるスリーブ嵌合孔6aの開口部6
bには、スリーブ本体9の圧入力を逃がせるように幅寸
法Lの環状の切欠部80(逃げ部)が形成されている。
又、センター筒部20の内周壁部における内方部分(ス
リーブ嵌合孔6aの開口部6bから離間した部分)に
は、前記第1実施の形態と同様に環状凹部26(溝状の
凹部、逃げ部)が形成されている。
【0036】切欠部80の幅寸法Lは、スリーブ本体9
の環状段差部8に配置される環状体10及びカウンタプ
レート11を重ね合わせた寸法m以上の大きさ(L≧
m)とされている。ここで、環状体10及びカウンタプ
レート11を重ね合わせた寸法mは、環状体10及びカ
ウンタプレート11が、前記スリーブ本体9にその外径
寸法で嵌入される深さに相当するものである。換言すれ
ば、スリーブ本体9は、環状体10及びカウンタプレー
ト11が嵌入される部分(以下、便宜上、環状体等嵌入
部81という。この環状体等嵌入部81に対応して、ス
リーブ嵌合孔6aの開口部6bに前記切欠部80が形成
されている。)で肉厚が小さく、この環状体等嵌入部8
1で大きな歪みが発生しやすい。環状体等嵌入部81に
対応するようにスリーブ嵌合孔6aの開口部6bに切欠
部80を形成しており、スリーブ本体9の圧入力を逃が
すので、歪みの発生を抑制することができる。
【0037】又、本実施の形態では、前記第1実施の形
態と同様に、環状凹部26を設けており、スリーブ本体
9をフランジアッシ51の孔(スリーブ嵌合孔6a)に
圧入し、両者を一体化する際、スリーブ本体9とフラン
ジ本体6との間の嵌合面積が少なくなる為に、嵌合部分
に作用する全体の圧入力は、小さくなるので、スリーブ
本体9の圧入により生じるスリーブ本体9の内径部7a
の変形が小さくなり、スリーブ本体9の内径部7a及び
フランジ本体6の形状変化を抑制できることになる。な
お、スリーブ本体9とフランジ本体6との間の嵌合面積
は、前記切欠部80を設けた分、さらに少なくなり、上
述したスリーブ本体9の内径部7a及びフランジ本体6
の形状変化の抑制効果は、相乗的に高まることになる。
【0038】上記第4実施の形態では、切欠部80が環
状である場合を例にしたが、これに限らず、円弧状の1
つ又は複数個の切欠部としてもよい。また、上記第4実
施の形態では、環状凹部26が1つである場合を例にし
たが、これに代えて、複数の環状凹部26としてもよ
い。また、環状凹部26に代えて一つまたは複数個の円
弧状の凹部としてもよい。また、上記第4実施の形態で
は、環状凹部26を設けた場合を例にしたが、これに代
えて、環状凹部26を廃止し、逃げ部として切欠部80
のみを設けるように構成してもよい。
【0039】前記各実施の形態においては、いずれもス
リーブ本体9(又は90)をフランジ本体6に一体形成
した後にスリーブ本体9(又は90)の仕上げ加工並び
に洗浄が不要の為めに、嵌圧部に残留する切削液等によ
るアウトガス発生を防止することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1から請求項4までのいずれかに
記載の発明によれば、フランジ本体の孔形成壁部に逃げ
部を形成しており、スリーブをフランジ本体の孔に圧入
する際、スリーブの圧入力の一部が逃げ部に逃げるた
め、スリーブとフランジ本体との間の嵌合部分に作用す
る全体の圧入力は、小さくなりスリーブの形状変化を抑
制できる。また、スリーブ圧入時に生じる力(圧入力)
ひいては変形力が小さくなるため、従来技術でスリーブ
圧入に伴ってスリーブが変形することにより必要とされ
たスリーブ圧入後のスリーブ孔の加工を行わなくて済む
ことになり、当該加工工程が省略される分、生産性の向
上を図ることができる。
【0041】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から請求項4までのいずれかに記載のフランジ本体に相
当する部分とスリーブ本体に相当する部分とが一体形成
されているので、従来技術が惹起する、スリーブ圧入に
伴う変形を生じることがない。さらに、従来技術で必要
とされたスリーブをフランジ本体に圧入する工程が不要
となり、その分、生産性の向上を図ることができる。
【0042】請求項6に記載の発明によれば、スリーブ
におけるフランジ本体に嵌合する部分をスリーブに備え
られた下部膨出部とすることが可能で、これによりスリ
ーブの強度が大きくなり、スリーブ圧入時のスリーブ圧
入力によってスリーブが変形することが抑制される。こ
のため、スリーブ圧入に伴い従来技術で必要とされたス
リーブ孔の加工が不要となり、加工工程が省略される
分、生産工程が簡略化されて生産性の向上を図ることが
できる。
【0043】請求項7から請求項10までのいずれかに
記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様に、
スリーブ本体の圧入時にスリーブ本体の圧入力の一部が
逃げ部に逃げるため、スリーブ本体(スリーブ)の形状
変化を抑制できると共に、従来技術で必要とされたスリ
ーブ圧入後のスリーブ孔の加工を行わなくて済むことに
なり、当該加工工程が省略される分、生産性の向上を図
ることができる。
【0044】請求項11に記載の発明によれば、仕上げ
加工されたスリーブ本体の下部膨出部を、フランジ本体
の孔に圧入するので、圧入部分が厚肉とされ、従来技術
が惹起する、スリーブ圧入に伴う変形を生じることがな
い。請求項1〜11において、いずれもスリーブ本体を
フランジ本体に一体形成した後にスリーブ本体の仕上げ
加工並びに洗浄が不要の為めに、嵌圧部に残留する切削
液等によるアウトガス発生を防止できる。
【0045】また、請求項3、請求項4、請求項9また
は請求項10のいずれかに記載の発明によれば、切欠部
を設けることにより、仮にカウンタプレートなどの嵌入
によりスリーブにおける端部側部分の肉厚が薄くなって
も、切欠部がスリーブの圧入力を逃がすので、歪みの発
生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態のモータを示す断面図
である。
【図2】本発明の第2実施の形態のモータを示す断面図
である。
【図3】本発明の第3実施の形態のモータを示す断面図
である。
【図4】本発明の第4実施の形態のモータを示す断面図
である。
【図5】従来のモータの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 フランジ 6 フランジ本体 6a スリーブ嵌合孔 7,70 スリーブ 9,90 スリーブ本体 7a スリーブ孔 12 シャフト 26 環状凹部(逃げ部)
フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA01 BA02 CA02 DA02 JA02 KA02 MA12 PA03 RA03 5D109 BA03 BA14 BA17 BA20 BA25 BB12 BB18 BB21 5H605 AA08 BB05 BB14 BB19 CC01 CC02 CC03 CC10 DD03 DD05 EA06 EA07 EB06 GG04 GG05 5H607 AA00 AA12 BB01 BB07 BB09 BB17 BB25 CC01 DD03 DD16 GG12 GG15 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 BB17 PP01 PP28 SS08 SS19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジに設けたステータに対向するよ
    うにロータにマグネットを設け、前記フランジは、前記
    ステータを保持するフランジ本体と、該フランジ本体に
    形成された孔に圧入され、かつ内側の孔に前記ロータの
    シャフトが挿入され、当該シャフトと共に流体軸受を構
    成するスリーブとからなるモータであって、 前記フランジ本体の孔形成壁部に、スリーブの圧入力に
    対する逃げ部を形成したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 逃げ部は、環状であることを特徴とする
    請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 逃げ部は、前記孔形成壁部における前記
    孔の開口部に形成される切欠部及び/又は前記孔形成壁
    部における前記孔の内方部分に形成される溝状の凹部で
    あることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 切欠部及び/又は凹部は、環状であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載のモータにおいて、前記スリーブは前記シャフトを
    挿入する略筒状のフランジ本体を備え、前記フランジ本
    体に相当する部分と、スリーブ本体に相当する部分とが
    一体形成されていることを特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 下部に膨出部が形成されたスリーブと、
    フランジ本体とによってフランジが形成され、前記フラ
    ンジに設けたステータに対向するようにロータにマグネ
    ットが設けられ、前記スリーブの下部膨出部によって前
    記ステータが支持されることを特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 フランジに設けたステータに対向するよ
    うにロータにマグネットを設け、前記フランジは、前記
    ステータを保持するフランジ本体と、該フランジ本体に
    形成された孔に圧入され、かつ内側の孔に前記ロータの
    シャフトが挿入され、当該シャフトと共に流体軸受を構
    成する、逃げ部が形成されたスリーブとからなり、該ス
    リーブは前記シャフトを挿入する略筒状のフランジ本体
    を備えるモータの製造方法であって、 前記仕上げ加工されたスリーブ本体を、前記フランジ本
    体の孔に圧入し、組立てられたロータのシャフトをスリ
    ーブ本体の孔に挿入して前記流体軸受を形成することを
    特徴とするモータの製造方法。
  8. 【請求項8】 逃げ部は、環状であることを特徴とする
    請求項7記載のモータの製造方法。
  9. 【請求項9】 逃げ部は、前記孔形成壁部における前記
    孔の開口部に形成される切欠部及び/又は前記孔形成壁
    部における前記孔の内方部分に形成される溝状の凹部で
    あることを特徴とする請求項7に記載のモータの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 切欠部及び/又は凹部は、環状である
    ことを特徴とする請求項9記載のモータの製造方法。
  11. 【請求項11】 下部に膨出部が形成された略筒状のス
    リーブ本体を有するスリーブと、フランジ本体とによっ
    てフランジが形成され、前記フランジに設けたステータ
    に対向するようにロータにマグネットが設けられ、前記
    スリーブ本体の下部膨出部によって前記ステータが支持
    されるモータの製造方法であって、 前記仕上げ加工されたスリーブ本体の下部膨出部を、前
    記フランジ本体の孔に圧入し、組立てられたロータのシ
    ャフトをスリーブ本体の孔に挿入して流体軸受を形成す
    ることを特徴とするモータの製造方法。
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