JP2000175405A - スピンドルモ―タ - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/10—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
- F16C17/102—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
- F16C17/107—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/106—Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
- F16C33/107—Grooves for generating pressure
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/16—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
- H02K5/167—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings
- H02K5/1675—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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- F16C2370/12—Hard disk drives or the like
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不良が生じた場合でも全て廃棄する必要がな
く、仕様の多様化において一部の部品の変更が生じた場
合でも機種毎に部品を増す必要のないスピンドルモータ
を提供するとこ。 【解決手段】 スピンドルモータ1を構成する複数の部
品をユニット化し、ベース2と、ベース2内に配設され
る固定子コイル8と、ベース2の中心部に取り付けられ
るスリーブ3内に軸受部4を取り付けて成るスリーブ・
軸受ユニットU1と、軸受部4に取り付けられるシャフ
ト部5を有し内周面に固定子コイル8と対向する回転子
磁石7が取り付けられて成る回転子ユニットU2とから
構成した。ユニット化することにより、不良時には該当
するユニットのみを取り外すことにより対処できるの
で、コストの低減を期待することができる。
く、仕様の多様化において一部の部品の変更が生じた場
合でも機種毎に部品を増す必要のないスピンドルモータ
を提供するとこ。 【解決手段】 スピンドルモータ1を構成する複数の部
品をユニット化し、ベース2と、ベース2内に配設され
る固定子コイル8と、ベース2の中心部に取り付けられ
るスリーブ3内に軸受部4を取り付けて成るスリーブ・
軸受ユニットU1と、軸受部4に取り付けられるシャフ
ト部5を有し内周面に固定子コイル8と対向する回転子
磁石7が取り付けられて成る回転子ユニットU2とから
構成した。ユニット化することにより、不良時には該当
するユニットのみを取り外すことにより対処できるの
で、コストの低減を期待することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばハードディスクドライブ装置等の
各種装置に組み込むための従来のスピンドルモータに
は、モータフレームに軸を取り付け、ロータハブとスリ
ーブ組を組み合わせた構成のもの、あるいは、モータフ
レームにスリーブを取り付け、ロータハブと軸組を組み
合わせた構成のものが公知である(例えば、特開平6−
245427号公報参照)。また、スピンドルモータを
構成する部品であるボールベアリングや軸受を装置に直
接組みつけてモータを構成する構成も採用されている。
各種装置に組み込むための従来のスピンドルモータに
は、モータフレームに軸を取り付け、ロータハブとスリ
ーブ組を組み合わせた構成のもの、あるいは、モータフ
レームにスリーブを取り付け、ロータハブと軸組を組み
合わせた構成のものが公知である(例えば、特開平6−
245427号公報参照)。また、スピンドルモータを
構成する部品であるボールベアリングや軸受を装置に直
接組みつけてモータを構成する構成も採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の構成に
よれば、生産時組み立てられたモータが不良になった場
合その全てをスクラップにしなければならなくなるとい
う問題があった。また、仕様が多岐に亙る場合、機種毎
に部品を増やさなければならないという別の問題を生じ
ていた。一方、後者の構成によれば、装置に直接組み込
むようになっているので、小型化のためにモータの一部
の部品が相手の装置の構造と一体化されてしまい、不良
時には、装置ごとスクラップにしなければならず、コス
トアップにつながるという問題を有していた。
よれば、生産時組み立てられたモータが不良になった場
合その全てをスクラップにしなければならなくなるとい
う問題があった。また、仕様が多岐に亙る場合、機種毎
に部品を増やさなければならないという別の問題を生じ
ていた。一方、後者の構成によれば、装置に直接組み込
むようになっているので、小型化のためにモータの一部
の部品が相手の装置の構造と一体化されてしまい、不良
時には、装置ごとスクラップにしなければならず、コス
トアップにつながるという問題を有していた。
【0004】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができるスピンドル
モータを提供することにある。
おける上述の問題点を解決することができるスピンドル
モータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ベースに固定されるスリーブと、該ス
リーブ内に回転可能に収納、保持される軸受部と、該軸
受部に取り付けられるシャフト部と、該シャフト部に取
り付けられるハブと、該ハブに取り付けられる回転子磁
石と、該回転子磁石の近傍に配設される固定子コイルと
を各構成要素として成り、これらの構成要素のうち、い
くつかの構成要素をユニット化した。これにより、生産
時においてユニット毎のチェックが可能となり、若し不
良であってもそのユニット限りの廃棄で済む。また、仕
様の多様化において一部の部品の変更が生じた場合で
も、ユニット化による共通部分はそのまま使用すること
ができるので、機種毎に部品を増す必要がなくなる。
め、本発明では、ベースに固定されるスリーブと、該ス
リーブ内に回転可能に収納、保持される軸受部と、該軸
受部に取り付けられるシャフト部と、該シャフト部に取
り付けられるハブと、該ハブに取り付けられる回転子磁
石と、該回転子磁石の近傍に配設される固定子コイルと
を各構成要素として成り、これらの構成要素のうち、い
くつかの構成要素をユニット化した。これにより、生産
時においてユニット毎のチェックが可能となり、若し不
良であってもそのユニット限りの廃棄で済む。また、仕
様の多様化において一部の部品の変更が生じた場合で
も、ユニット化による共通部分はそのまま使用すること
ができるので、機種毎に部品を増す必要がなくなる。
【0006】また、ユニット化することにより、不良時
には該当するユニットのみを取り外すことにより対処で
きるので、コストの低減を期待することができる。
には該当するユニットのみを取り外すことにより対処で
きるので、コストの低減を期待することができる。
【0007】このように、全ての機種で部品を共通化で
き、コストダウンになると共に、装置に組み込んで不良
となった場合にも装置や各部品の再利用を図ることがで
きる。
き、コストダウンになると共に、装置に組み込んで不良
となった場合にも装置や各部品の再利用を図ることがで
きる。
【0008】請求項2の本発明によれば、ベースと、該
ベース内に配設される固定子コイルと、該ベースの中心
部に取り付けられるスリーブ内に軸受部を取り付けて成
るスリーブ・軸受ユニットと、該軸受部に取り付けられ
るシャフト部を有し内周面に前記固定子コイルと対向す
る回転子磁石が取り付けられて成る回転子ユニットとを
備えて成るスピンドルモータが提案される。
ベース内に配設される固定子コイルと、該ベースの中心
部に取り付けられるスリーブ内に軸受部を取り付けて成
るスリーブ・軸受ユニットと、該軸受部に取り付けられ
るシャフト部を有し内周面に前記固定子コイルと対向す
る回転子磁石が取り付けられて成る回転子ユニットとを
備えて成るスピンドルモータが提案される。
【0009】ベースはスピンドルモータ専用のものを用
意してもよいが、スピンドルモータが取り付けられる装
置のフレームの一部をベースとして利用することもでき
る。
意してもよいが、スピンドルモータが取り付けられる装
置のフレームの一部をベースとして利用することもでき
る。
【0010】本発明では、スリーブをベースに固定する
ための接着剤を保持するための接着溝をスリーブの外周
面に設け、スリーブの外周面をベースに接着剤で固定す
るようにすることもできる。
ための接着剤を保持するための接着溝をスリーブの外周
面に設け、スリーブの外周面をベースに接着剤で固定す
るようにすることもできる。
【0011】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0012】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0013】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0014】軸受部を流体動圧軸受とすることもでき
る。
る。
【0015】この場合においても、シャフト部の先端を
凸状球面とし、これによりモータの始動及び停止時にシ
ャフト部に掛かる摩擦力を低減させるようにしてもよ
い。
凸状球面とし、これによりモータの始動及び停止時にシ
ャフト部に掛かる摩擦力を低減させるようにしてもよ
い。
【0016】さらに、軸受部の線膨張係数をスリーブの
線膨張係数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変
化に影響されにくくするようにしてもよい。
線膨張係数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変
化に影響されにくくするようにしてもよい。
【0017】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0018】軸受部の内周面に上下循環溝を設け、これ
により動圧を生じさせるための流体を軸受部の回りで循
環可能とすることができる。
により動圧を生じさせるための流体を軸受部の回りで循
環可能とすることができる。
【0019】シャフト部と軸受部とスリーブとによって
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
【0020】軸受部の外周面にラジアル動圧発生溝を形
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
【0021】また、軸受部の外周面にラジアル動圧発生
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
【0022】スリーブをキャップ状とし、スリーブ内の
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
【0023】この場合、スリーブの内周面の端縁を押え
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
【0024】ベースと回転子ユニットとが外周縁部で対
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これにより内部で磁粉、オイルミスト等の塵
埃が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃が外部に排出す
るのを防止できる。ハードディスクドライブ装置に適用
する場合には極めて効果的である。
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これにより内部で磁粉、オイルミスト等の塵
埃が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃が外部に排出す
るのを防止できる。ハードディスクドライブ装置に適用
する場合には極めて効果的である。
【0025】スリーブの外周面に幅広の環状溝を周方向
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにしてもよい。接着剤を用いなく
ても固定できるので、作業性が向上する。
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにしてもよい。接着剤を用いなく
ても固定できるので、作業性が向上する。
【0026】環状溝を接着溝としても利用し、スリーブ
をベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定
するようにしてもよい。
をベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定
するようにしてもよい。
【0027】環状溝を軸受部に対応した位置に形成する
ことにより圧入時に軸受部に変形応力が加わらないよう
にしてもよい。
ことにより圧入時に軸受部に変形応力が加わらないよう
にしてもよい。
【0028】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0029】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0030】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0031】軸受部を流体動圧軸受とすることもでき
る。
る。
【0032】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0033】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0034】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0035】軸受部の内周面に上下循環溝を設け、これ
により動圧を生じさせるための流体を前記軸受部の回り
で循環可能とすることができる。
により動圧を生じさせるための流体を前記軸受部の回り
で循環可能とすることができる。
【0036】シャフト部と軸受部とスリーブとによって
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
【0037】軸受部の外周面にラジアル動圧発生溝を形
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の外周面に対してのみ行えばよく、加
工が容易で加工効率が向上する。
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の外周面に対してのみ行えばよく、加
工が容易で加工効率が向上する。
【0038】また、軸受部の外周面にラジアル動圧発生
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
【0039】スリーブをキャップ状とし、スリーブ内の
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
【0040】この場合、スリーブの内周面の端縁を押え
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
【0041】ベースと回転子ユニットとが外周縁部で対
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これによりスピンドルモータの内部で磁粉、
オイルミスト等の塵埃が万が一発生した場合、磁粉及び
塵埃が外部に排出するのを防止できる。
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これによりスピンドルモータの内部で磁粉、
オイルミスト等の塵埃が万が一発生した場合、磁粉及び
塵埃が外部に排出するのを防止できる。
【0042】請求項3の発明によれば、ベースと、該ベ
ース内に配置される固定子コイルと、該ベースの中心部
に取り付けられるスリーブ内に軸受部及び該軸受部によ
って回転自在に支持されるシャフト部とが配設されて成
るスリーブ・軸受・シャフトユニットと、前記固定子コ
イルと対向する回転子磁石が内周面に取り付けられて成
っており前記シャフト部に取り付けられるハブユニット
とを備えて成るスピンドルモータが提案される。
ース内に配置される固定子コイルと、該ベースの中心部
に取り付けられるスリーブ内に軸受部及び該軸受部によ
って回転自在に支持されるシャフト部とが配設されて成
るスリーブ・軸受・シャフトユニットと、前記固定子コ
イルと対向する回転子磁石が内周面に取り付けられて成
っており前記シャフト部に取り付けられるハブユニット
とを備えて成るスピンドルモータが提案される。
【0043】ハブの形状が変更になった場合、ハブユニ
ットのみを変更すればよいので、変更に伴うコストアッ
プは少なくて済む。
ットのみを変更すればよいので、変更に伴うコストアッ
プは少なくて済む。
【0044】スリーブ・軸受・シャフトユニットとベー
スとの間の固定は、接着、圧入のいずれでもよく、これ
らを併用してもよいことは勿論である。
スとの間の固定は、接着、圧入のいずれでもよく、これ
らを併用してもよいことは勿論である。
【0045】請求項35の発明の場合においても、各構
成要素を下記のようにすることができる。
成要素を下記のようにすることができる。
【0046】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0047】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0048】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0049】軸受部を流体動圧軸受とすることもでき
る。
る。
【0050】この場合においても、シャフト部の先端を
凸状球面とし、これによりモータの始動及び停止時にシ
ャフト部に掛かる摩擦力を低減させるようにしてもよ
い。
凸状球面とし、これによりモータの始動及び停止時にシ
ャフト部に掛かる摩擦力を低減させるようにしてもよ
い。
【0051】さらに、軸受部の線膨張係数をスリーブの
線膨張係数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変
化に影響されにくくするようにしてもよい。
線膨張係数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変
化に影響されにくくするようにしてもよい。
【0052】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0053】軸受部の内周面に上下循環溝を設け、これ
により動圧を生じさせるための流体を軸受部の回りで循
環可能とすることができる。
により動圧を生じさせるための流体を軸受部の回りで循
環可能とすることができる。
【0054】シャフト部と軸受部とスリーブとによって
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
【0055】軸受部の外周面にラジアル動圧発生溝を形
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部に対してのみ行えばよく、加工が容易
となり加工効率が向上する。
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部に対してのみ行えばよく、加工が容易
となり加工効率が向上する。
【0056】また、軸受部の外周面にラジアル動圧発生
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
【0057】スリーブをキャップ状とし、スリーブ内の
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
【0058】この場合、スリーブの内周面の端縁を押え
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
【0059】ベースと回転子ユニットとが外周縁部で対
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これにより内部で磁粉、オイルミスト等の塵
埃が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃が外部に排出す
るのを防止できる。
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これにより内部で磁粉、オイルミスト等の塵
埃が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃が外部に排出す
るのを防止できる。
【0060】スリーブの外周面に幅広の環状溝を周方向
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにしてもよい。接着剤を用いなく
ても固定できるので、作業性が向上する。
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにしてもよい。接着剤を用いなく
ても固定できるので、作業性が向上する。
【0061】環状溝を接着溝としても利用し、スリーブ
をベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定
するようにしてもよい。
をベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定
するようにしてもよい。
【0062】環状溝を軸受部に対応した位置に形成する
ことにより圧入時に軸受部に変形応力が加わらないよう
にしてもよい。
ことにより圧入時に軸受部に変形応力が加わらないよう
にしてもよい。
【0063】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0064】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0065】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0066】軸受部を流体動圧軸受とすることもでき
る。
る。
【0067】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0068】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0069】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0070】軸受部の内周面に上下循環溝を設け、これ
により動圧を生じさせるための流体を前記軸受部の回り
で循環可能とすることができる。
により動圧を生じさせるための流体を前記軸受部の回り
で循環可能とすることができる。
【0071】シャフト部と軸受部とスリーブとによって
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
【0072】軸受部の外周面にラジアル動圧発生溝を形
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
【0073】また、軸受部の外周面にラジアル動圧発生
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
【0074】スリーブをキャップ状とし、スリーブ内の
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
【0075】この場合、スリーブの内周面の端縁を押え
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
【0076】ベースと回転子ユニットとが外周縁部で対
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これにより磁粉が外部に排出するのを防止で
きる。
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにし
てもよい。これにより磁粉が外部に排出するのを防止で
きる。
【0077】請求項4の発明によれば、固定子コイルを
ベースの内側に取り付けて成るベースユニットと、該ベ
ースの中心部に取り付けられるスリーブ内に軸受部及び
該軸受部によって回転自在に支持されるシャフト部とが
配設されて成るスリーブ・軸受・シャフトユニットと、
前記固定子コイルと対向する回転子磁石が内周面に取り
付けられて成っており前記シャフト部に取り付けられる
ハブユニットとを備えて成るスピンドルモータが提案さ
れる。
ベースの内側に取り付けて成るベースユニットと、該ベ
ースの中心部に取り付けられるスリーブ内に軸受部及び
該軸受部によって回転自在に支持されるシャフト部とが
配設されて成るスリーブ・軸受・シャフトユニットと、
前記固定子コイルと対向する回転子磁石が内周面に取り
付けられて成っており前記シャフト部に取り付けられる
ハブユニットとを備えて成るスピンドルモータが提案さ
れる。
【0078】この構成によれば、ベースユニットに固定
子コイルが取り付けられて成るユニットを用いているの
で、固定子コイル単一部品として取り付ける場合に比
べ、組立が容易となり、作業性が向上する。
子コイルが取り付けられて成るユニットを用いているの
で、固定子コイル単一部品として取り付ける場合に比
べ、組立が容易となり、作業性が向上する。
【0079】ベースユニットとスリーブ・軸受・シャフ
トユニットとの固定は、接着、圧入のいずれでもよく、
両者を併用してもよいことは勿論である。
トユニットとの固定は、接着、圧入のいずれでもよく、
両者を併用してもよいことは勿論である。
【0080】請求項68の発明の場合においても、各構
成要素を下記のようにすることができる。
成要素を下記のようにすることができる。
【0081】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0082】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0083】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0084】軸受部を流体動圧軸受とすることもでき
る。
る。
【0085】この場合においても、シャフト部の先端を
凸状球面とし、これによりモータの始動及び停止時にシ
ャフト部に掛かる摩擦力を低減させるようにしてもよ
い。
凸状球面とし、これによりモータの始動及び停止時にシ
ャフト部に掛かる摩擦力を低減させるようにしてもよ
い。
【0086】さらに、軸受部の線膨張係数をスリーブの
線膨張係数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変
化に影響されにくくするようにしてもよい。
線膨張係数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変
化に影響されにくくするようにしてもよい。
【0087】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0088】軸受部の内周面に上下循環溝を設け、これ
により動圧を生じさせるための流体を軸受部の回りで循
環可能とすることができる。
により動圧を生じさせるための流体を軸受部の回りで循
環可能とすることができる。
【0089】シャフト部と軸受部とスリーブとによって
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
【0090】軸受部の外周面にラジアル動圧発生溝を形
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
【0091】また、軸受部の外周面にラジアル動圧発生
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
【0092】スリーブをキャップ状とし、スリーブ内の
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に保持されるようにしてもよい。
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に保持されるようにしてもよい。
【0093】この場合、スリーブの内周面の端縁を押え
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
【0094】ベースとハブユニットとが外周縁部で対向
部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにして
もよい。これによりスピンドルモータ内部で磁粉、オイ
ルミスト等の塵埃が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃
が外部に排出するのを防止できる。
部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにして
もよい。これによりスピンドルモータ内部で磁粉、オイ
ルミスト等の塵埃が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃
が外部に排出するのを防止できる。
【0095】スリーブの外周面に幅広の環状溝を周方向
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにしてもよい。接着剤を用いなく
ても固定できるので、作業性が向上する。
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにしてもよい。接着剤を用いなく
ても固定できるので、作業性が向上する。
【0096】環状溝を接着溝として利用し、スリーブを
ベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定す
るようにしてもよい。
ベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定す
るようにしてもよい。
【0097】環状溝を軸受部に対応した位置に形成する
ことにより圧入時に軸受部に変形応力が加わらないよう
にしてもよい。
ことにより圧入時に軸受部に変形応力が加わらないよう
にしてもよい。
【0098】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0099】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0100】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0101】軸受部を流体動圧軸受とすることもでき、
この場合、各要素を下記のようにしてもよい。
この場合、各要素を下記のようにしてもよい。
【0102】シャフト部の先端を凸状球面とし、これに
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
よりモータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦
力を低減させるようにしてもよい。
【0103】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
数よりも大きくし、これにより軸剛性が温度変化に影響
されにくくするようにしてもよい。
【0104】このため、軸受部が銅系の金属材料から成
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
り、スリーブがステンレス系の金属材料から成るように
構成することができる。
【0105】軸受部の内周面に上下循環溝を設け、これ
により動圧を生じさせるための流体を前記軸受部の回り
で循環可能とすることができる。
により動圧を生じさせるための流体を前記軸受部の回り
で循環可能とすることができる。
【0106】シャフト部と軸受部とスリーブとによって
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるように
し、これにより動圧流体の供給を円滑にすることができ
る。
【0107】軸受部の外周面にラジアル動圧発生溝を形
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成とすることができる。この構成によると、動圧発生
溝の形成を軸受部の表面に対してのみ行えばよく、加工
が容易で加工効率が向上する。
【0108】また、軸受部の外周面にラジアル動圧発生
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
溝を形成し軸受部の両側面にそれぞれスラスト動圧発生
溝を形成することもできる。
【0109】スリーブをキャップ状とし、スリーブ内の
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしてもよい。
【0110】この場合、スリーブの内周面の端縁を押え
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成し、これにより接着剤の外部
へのたれ流しを防止する構成とすることができる。
【0111】ベースとハブユニットとが外周縁部で対向
部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにして
もよい。これにより内部で磁粉、オイルミスト等の塵埃
が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃が外部に排出する
のを防止できる。
部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにして
もよい。これにより内部で磁粉、オイルミスト等の塵埃
が万が一発生した場合、磁粉及び塵埃が外部に排出する
のを防止できる。
【0112】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0113】図1は本発明によるスピンドルモータの第
1の実施の形態を示す断面図である。スピンドルモータ
1は、ベース2と、ベース2に固定されるスリーブ3
と、スリーブ3内に収納、保持される軸受部4と、該軸
受部4によって回転自在に支持されるシャフト部5と、
該シャフト部5に一体に形成されているハブ6と、該ハ
ブ6に取り付けられる回転子磁石7と、該回転子磁石7
の近傍に配設される固定子コイル8とを備えて成ってい
る。該ハブ6には、図示していない磁気記録媒体である
ディスクを取り付けるためのディスク取付部19が形成
されている。
1の実施の形態を示す断面図である。スピンドルモータ
1は、ベース2と、ベース2に固定されるスリーブ3
と、スリーブ3内に収納、保持される軸受部4と、該軸
受部4によって回転自在に支持されるシャフト部5と、
該シャフト部5に一体に形成されているハブ6と、該ハ
ブ6に取り付けられる回転子磁石7と、該回転子磁石7
の近傍に配設される固定子コイル8とを備えて成ってい
る。該ハブ6には、図示していない磁気記録媒体である
ディスクを取り付けるためのディスク取付部19が形成
されている。
【0114】ベース2は、スリーブ3を取り付けるため
の取付孔2Aを有するケース部材として形成されてお
り、スリーブ3には固定子コイル8が適宜の公知の手段
で取り付けられている。ベース2はスピンドルモータ1
の専用の部材であってもよいが、スピンドルモータ1が
取り付けられる装置のフレーム等であってもよい。
の取付孔2Aを有するケース部材として形成されてお
り、スリーブ3には固定子コイル8が適宜の公知の手段
で取り付けられている。ベース2はスピンドルモータ1
の専用の部材であってもよいが、スピンドルモータ1が
取り付けられる装置のフレーム等であってもよい。
【0115】スリーブ3はキャップ状の部材であり、そ
の内側に円環状の軸受部4がその内周面3Aからわずか
に離れるように配置されている。スリーブ3の内側に形
成されている環状段部3Bには円環状の押え部材9が圧
入されており、これにより軸受部4がスリーブ3内の所
定の位置に回転自在に保持されている。
の内側に円環状の軸受部4がその内周面3Aからわずか
に離れるように配置されている。スリーブ3の内側に形
成されている環状段部3Bには円環状の押え部材9が圧
入されており、これにより軸受部4がスリーブ3内の所
定の位置に回転自在に保持されている。
【0116】本実施の形態では、スリーブ3、軸受部4
及び押え部材9がユニット化され、スリーブ・軸受ユニ
ットU1として構成されている。このスリーブ・軸受ユ
ニットU1は、工場においては1つのユニット部品とし
て取り扱われている。
及び押え部材9がユニット化され、スリーブ・軸受ユニ
ットU1として構成されている。このスリーブ・軸受ユ
ニットU1は、工場においては1つのユニット部品とし
て取り扱われている。
【0117】したがって、スピンドルモータ1の組立
時、スリーブ・軸受ユニットU1をベース2に固定する
だけで、ベース2に軸受部分を設けることができる。
時、スリーブ・軸受ユニットU1をベース2に固定する
だけで、ベース2に軸受部分を設けることができる。
【0118】図示の実施例では、スリーブ3の外周面3
Cにはその周方向に沿って接着溝10が形成されてお
り、この接着溝10内に接着剤を充填した状態でスリー
ブ・軸受ユニットU1をベース2の取付孔2Aに嵌め込
んで、接着固定するようになっている。接着溝10を設
けたのでベース2とスリーブ3との接着を確実に行うこ
とができる。
Cにはその周方向に沿って接着溝10が形成されてお
り、この接着溝10内に接着剤を充填した状態でスリー
ブ・軸受ユニットU1をベース2の取付孔2Aに嵌め込
んで、接着固定するようになっている。接着溝10を設
けたのでベース2とスリーブ3との接着を確実に行うこ
とができる。
【0119】しかし、ベース2とスリーブ3との間の固
定は接着によらず、圧入による固定であってもよい。
定は接着によらず、圧入による固定であってもよい。
【0120】図2は、ベース2とスリーブ3とを圧入に
より固定する場合の構成を示す要部の断面図である。こ
の場合、スリーブ3の外周面3Cに形成する溝11を幅
広のものとし、スリーブ3をベース2の取付孔2Aに圧
入したときにスリーブ3の外周面に印加される力がスリ
ーブ3を介して軸受部4に掛かることがないよう、溝1
1は軸受部4に対応して設けられている。すなわち、溝
11の上端縁11Aは軸受部4よりも上方で、溝11の
下端縁11Bは軸受部4の下方に位置している。
より固定する場合の構成を示す要部の断面図である。こ
の場合、スリーブ3の外周面3Cに形成する溝11を幅
広のものとし、スリーブ3をベース2の取付孔2Aに圧
入したときにスリーブ3の外周面に印加される力がスリ
ーブ3を介して軸受部4に掛かることがないよう、溝1
1は軸受部4に対応して設けられている。すなわち、溝
11の上端縁11Aは軸受部4よりも上方で、溝11の
下端縁11Bは軸受部4の下方に位置している。
【0121】なお、この溝11に接着剤を入れてスリー
ブ3をベース2に圧入すれば、両者を圧入と接着の両方
で固定でき、よりしっかりと固着できる。
ブ3をベース2に圧入すれば、両者を圧入と接着の両方
で固定でき、よりしっかりと固着できる。
【0122】図1に戻ると、押え部材9の上端外周縁部
にはテーパ部9Aが形成されると共に、スリーブ3の環
状上端縁部3Dが押え部材9のテーパ部9Aよりも上方
に突出するように形成されており、これにより環状の接
着溜め12が形成されている。この結果、押え部材9を
スリーブ3に接着剤を用いて固定する場合、押え部材9
とスリーブ3との間から漏れ出た余分の接着剤がこの接
着溜め12に溜められ、スリーブ3の外側に流出するの
を有効に防止することができる。したがって、この接着
剤によりスピンドルモータ1の内部が汚損されて特性の
低下を招くという不具合を生じさせることがない。
にはテーパ部9Aが形成されると共に、スリーブ3の環
状上端縁部3Dが押え部材9のテーパ部9Aよりも上方
に突出するように形成されており、これにより環状の接
着溜め12が形成されている。この結果、押え部材9を
スリーブ3に接着剤を用いて固定する場合、押え部材9
とスリーブ3との間から漏れ出た余分の接着剤がこの接
着溜め12に溜められ、スリーブ3の外側に流出するの
を有効に防止することができる。したがって、この接着
剤によりスピンドルモータ1の内部が汚損されて特性の
低下を招くという不具合を生じさせることがない。
【0123】この軸受部4は、本軸受では液体動圧軸受
として構成されている。すなわち、軸受部4の外周面4
Aにはラジアル動圧発生溝13が形成され、軸受部4の
両側面4B、4Cには、スラスト動圧発生溝14、15
がそれぞれ形成されている。しかし、スラスト動圧発生
溝14、15はそのうちのいずれか一方を省略してもよ
い。
として構成されている。すなわち、軸受部4の外周面4
Aにはラジアル動圧発生溝13が形成され、軸受部4の
両側面4B、4Cには、スラスト動圧発生溝14、15
がそれぞれ形成されている。しかし、スラスト動圧発生
溝14、15はそのうちのいずれか一方を省略してもよ
い。
【0124】このように、必要な動圧発生溝を軸受部4
の周囲に設けると、軸受部4の表面加工でよいので、動
圧発生溝の加工が容易であり、効率よく行えるという利
点を得ることができる。
の周囲に設けると、軸受部4の表面加工でよいので、動
圧発生溝の加工が容易であり、効率よく行えるという利
点を得ることができる。
【0125】シャフト部5はハブ6と一体に形成されて
ロータ部を形成するものであり、本実施の形態では、ハ
ブ6には回転子磁石7が固定されて回転子ユニットU2
を形成している。
ロータ部を形成するものであり、本実施の形態では、ハ
ブ6には回転子磁石7が固定されて回転子ユニットU2
を形成している。
【0126】シャフト部5は、軸受部4の内周面4Dに
圧入されて固定される。すなわち、固定子コイル8の取
り付けられたベース2に、スリーブ・軸受ユニットU1
を固定し、スリーブ・軸受ユニットU1の軸受部4に回
転子ユニットU2のシャフト部5を圧入することにより
スリーブ・軸受ユニットU1を回転子ユニットU2に固
定し、スピンドルモータ1を組み立てることができる。
圧入されて固定される。すなわち、固定子コイル8の取
り付けられたベース2に、スリーブ・軸受ユニットU1
を固定し、スリーブ・軸受ユニットU1の軸受部4に回
転子ユニットU2のシャフト部5を圧入することにより
スリーブ・軸受ユニットU1を回転子ユニットU2に固
定し、スピンドルモータ1を組み立てることができる。
【0127】ここで、シャフト部5の先端には凸状の球
面5Aが形成されており、これによりシャフト部5の先
端において、シャフト部5の外周部分がスリーブ3から
離れている。このため、特に、回転の開始、終了時にお
いてシャフト部5の受ける摩擦力が低下し、より良好な
回転特性が得られる。
面5Aが形成されており、これによりシャフト部5の先
端において、シャフト部5の外周部分がスリーブ3から
離れている。このため、特に、回転の開始、終了時にお
いてシャフト部5の受ける摩擦力が低下し、より良好な
回転特性が得られる。
【0128】この場合、シャフト部5とスリーブ3と軸
受部4との間に空間16が形成され、ここに動圧発生用
の液体を溜めておくことができるので、動圧発生用の液
体の蒸発を長期間に亙って補うことができる。
受部4との間に空間16が形成され、ここに動圧発生用
の液体を溜めておくことができるので、動圧発生用の液
体の蒸発を長期間に亙って補うことができる。
【0129】なお、空間16を形成するための手段は上
記に限定されるものではなく、図3(a)〜(d)に例
示するような形態であってもよい。図3において、
(a)はシャフト部5に凹状の球面5aを設けた場合、
(b)はシャフト部5の内側にへこみ5bを形成した場
合、(c)はシャフト部5の中心部に凸部5cを形成し
た場合、(d)はシャフト部5の長さを短くしてシャフ
ト部5を軸受部4に圧入したときにシャフト部5の先端
とスリーブ3との間に空間16が生じるようにした場合
である。
記に限定されるものではなく、図3(a)〜(d)に例
示するような形態であってもよい。図3において、
(a)はシャフト部5に凹状の球面5aを設けた場合、
(b)はシャフト部5の内側にへこみ5bを形成した場
合、(c)はシャフト部5の中心部に凸部5cを形成し
た場合、(d)はシャフト部5の長さを短くしてシャフ
ト部5を軸受部4に圧入したときにシャフト部5の先端
とスリーブ3との間に空間16が生じるようにした場合
である。
【0130】なお、このように、空間16を設けると、
ここに溜まった液体がシャフト部5の回転により負圧と
なり、気泡の発生等が起こる場合もある。この不具合を
解決するため、軸受部4の内周面に上下循環溝17を形
成するようにしてもよい。
ここに溜まった液体がシャフト部5の回転により負圧と
なり、気泡の発生等が起こる場合もある。この不具合を
解決するため、軸受部4の内周面に上下循環溝17を形
成するようにしてもよい。
【0131】図4には、上下循環溝17を設けた軸受部
4が示されている。軸受部4にこのような上下循環溝1
7を少なくとも1本、又は必要により複数本設けること
により、軸受部4に必要な液体を軸受部4の回りで循環
させることができ、軸受部4に動圧発生に必要な液体を
過不足なく供給できる。
4が示されている。軸受部4にこのような上下循環溝1
7を少なくとも1本、又は必要により複数本設けること
により、軸受部4に必要な液体を軸受部4の回りで循環
させることができ、軸受部4に動圧発生に必要な液体を
過不足なく供給できる。
【0132】ところで、図1に示す構成によれば、温度
変化により各部材が変形すると共に動圧発生用の液体の
粘性が変化し、軸受部4の軸剛性が変化してスピンドル
モータ1のトルク特性に悪影響が生じる。これを回避す
るため、図1の実施の形態では、軸受部4の線膨張係数
をスリーブ3の線膨張係数よりも大きく設定し、これに
より温度が変化しても両者が補正し合い、軸剛性が温度
により影響を受けにくい構成となっている。
変化により各部材が変形すると共に動圧発生用の液体の
粘性が変化し、軸受部4の軸剛性が変化してスピンドル
モータ1のトルク特性に悪影響が生じる。これを回避す
るため、図1の実施の形態では、軸受部4の線膨張係数
をスリーブ3の線膨張係数よりも大きく設定し、これに
より温度が変化しても両者が補正し合い、軸剛性が温度
により影響を受けにくい構成となっている。
【0133】具体的には、スリーブ3を銅系の金属材料
より作り、軸受部4をステンレス系の金属材料より作る
ことで実現している。
より作り、軸受部4をステンレス系の金属材料より作る
ことで実現している。
【0134】図1に示されるように、スピンドルモータ
1においては、ハブ6がその外端部においてスリーブ3
と接近しており、ラビリンス18を形成している。この
結果、スピンドルモータ1内部で磁粉、オイルミスト等
の塵埃が発生した場合、発生する磁粉及び塵埃が外部に
飛散するのを有効に防止することができる。したがっ
て、例えばスピンドルモータ1をハードディスクドライ
ブ装置に取り付ける場合、磁粉、オイルミスト等の塵埃
の飛散が防止され、高性能のハードディスクドライブ装
置の実現に役立つ。
1においては、ハブ6がその外端部においてスリーブ3
と接近しており、ラビリンス18を形成している。この
結果、スピンドルモータ1内部で磁粉、オイルミスト等
の塵埃が発生した場合、発生する磁粉及び塵埃が外部に
飛散するのを有効に防止することができる。したがっ
て、例えばスピンドルモータ1をハードディスクドライ
ブ装置に取り付ける場合、磁粉、オイルミスト等の塵埃
の飛散が防止され、高性能のハードディスクドライブ装
置の実現に役立つ。
【0135】図5には、本発明によるスピンドルモータ
の第2の実施の形態が示されている。このスピンドルモ
ータ101は、基本的には、図1に示したスピンドルモ
ータ1を構成する各部品と同一の部品を使用している。
したがってスピンドルモータ101の各部品のうち、ス
ピンドルモータ1の各部品と対応するものには100番
台の同一の符号を付してその説明を省略する。
の第2の実施の形態が示されている。このスピンドルモ
ータ101は、基本的には、図1に示したスピンドルモ
ータ1を構成する各部品と同一の部品を使用している。
したがってスピンドルモータ101の各部品のうち、ス
ピンドルモータ1の各部品と対応するものには100番
台の同一の符号を付してその説明を省略する。
【0136】スピンドルモータ101では、シャフト部
105とハブ106とが別体となっており、スリーブ1
03と軸受部104とシャフト部105と押え部材10
9とがユニット化され、スリーブ・軸受・シャフトユニ
ットU3を構成している点、及びハブ106と回転子磁
石107とがユニット化されハブユニットU4を構成し
ている点でのみ、スピンドルモータ1と異なっている。
105とハブ106とが別体となっており、スリーブ1
03と軸受部104とシャフト部105と押え部材10
9とがユニット化され、スリーブ・軸受・シャフトユニ
ットU3を構成している点、及びハブ106と回転子磁
石107とがユニット化されハブユニットU4を構成し
ている点でのみ、スピンドルモータ1と異なっている。
【0137】スピンドルモータ101の構成によれば、
ハブ106の仕様が変更された場合、ハブユニットU4
のみの変更で済むので便利であり、コスト的にも有利で
ある。
ハブ106の仕様が変更された場合、ハブユニットU4
のみの変更で済むので便利であり、コスト的にも有利で
ある。
【0138】スピンドルモータ101の各部について
も、図1のスピンドルモータ1の場合における上述の説
明と同様に、種々の変形が可能であり、同様の利点を得
ることができる。
も、図1のスピンドルモータ1の場合における上述の説
明と同様に、種々の変形が可能であり、同様の利点を得
ることができる。
【0139】図6には、本発明によるスピンドルモータ
の第3の実施の形態が示されている。このスピンドルモ
ータ201は、基本的には、図1に示したスピンドルモ
ータ1を構成する各部品と同一の部品を使用している。
したがってスピンドルモータ201の各部品のうち、ス
ピンドルモータ1の各部品と対応するものには200番
台の同一の符号を付してその説明を省略する。
の第3の実施の形態が示されている。このスピンドルモ
ータ201は、基本的には、図1に示したスピンドルモ
ータ1を構成する各部品と同一の部品を使用している。
したがってスピンドルモータ201の各部品のうち、ス
ピンドルモータ1の各部品と対応するものには200番
台の同一の符号を付してその説明を省略する。
【0140】スピンドルモータ201では、シャフト部
205とハブ206とが別体となっており、スリーブ2
03と軸受部204とシャフト部205と押え部材20
9とがユニット化され、スリーブ・軸受・シャフトユニ
ットU5を構成している点、ハブ206と回転子磁石2
07とがユニット化されハブユニットU6を構成してい
る点、及び固定子コイル208がスリーブ203に固定
されてユニット化されてベースユニットU7を構成して
いる点でのみ、スピンドルモータ1と異なっている。
205とハブ206とが別体となっており、スリーブ2
03と軸受部204とシャフト部205と押え部材20
9とがユニット化され、スリーブ・軸受・シャフトユニ
ットU5を構成している点、ハブ206と回転子磁石2
07とがユニット化されハブユニットU6を構成してい
る点、及び固定子コイル208がスリーブ203に固定
されてユニット化されてベースユニットU7を構成して
いる点でのみ、スピンドルモータ1と異なっている。
【0141】スピンドルモータ201の構成によれば、
ハブ206の仕様が変更された場合、ハブユニットU6
のみの変更で済むので便利である。
ハブ206の仕様が変更された場合、ハブユニットU6
のみの変更で済むので便利である。
【0142】スピンドルモータ201の各部について
も、図1のスピンドルモータ1の場合と同様に、種々の
変形が可能であり、同様の利点を得ることができる。
も、図1のスピンドルモータ1の場合と同様に、種々の
変形が可能であり、同様の利点を得ることができる。
【0143】
【発明の効果】本発明によれば、スピンドルモータを構
成する構成要素をユニット化したので、生産時において
ユニット毎のチェックが可能となり、若し不良であって
もそのユニット限りの廃棄で済む。また、仕様の多様化
において一部の部品の変更が生じた場合でも、ユニット
化による共通部分はそのまま使用することができるの
で、機種毎に部品を増す必要がなくなる。また、ユニッ
ト化することにより、不良時には該当するユニットのみ
を取り外すことにより対処できるので、コストの低減を
期待することができる。このように、全ての機種で部品
を共通化でき、コストダウンになると共に、装置に組み
込んで不良となった場合にも装置や各部品の再利用を図
ることができる。
成する構成要素をユニット化したので、生産時において
ユニット毎のチェックが可能となり、若し不良であって
もそのユニット限りの廃棄で済む。また、仕様の多様化
において一部の部品の変更が生じた場合でも、ユニット
化による共通部分はそのまま使用することができるの
で、機種毎に部品を増す必要がなくなる。また、ユニッ
ト化することにより、不良時には該当するユニットのみ
を取り外すことにより対処できるので、コストの低減を
期待することができる。このように、全ての機種で部品
を共通化でき、コストダウンになると共に、装置に組み
込んで不良となった場合にも装置や各部品の再利用を図
ることができる。
【0144】本発明による他の効果を列挙すると以下の
通りである。スリーブをベースに固定するための接着剤
を保持するための接着溝をスリーブの外周面に設け、ス
リーブの外周面をベースに接着剤で固定するようにした
ので、接着による固定を良好に行うことができる。
通りである。スリーブをベースに固定するための接着剤
を保持するための接着溝をスリーブの外周面に設け、ス
リーブの外周面をベースに接着剤で固定するようにした
ので、接着による固定を良好に行うことができる。
【0145】シャフト部の先端を凸状球面としたので、
モータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦力を
低減させることができ、高性能のモータを実現できる。
モータの始動及び停止時にシャフト部に掛かる摩擦力を
低減させることができ、高性能のモータを実現できる。
【0146】軸受部の線膨張係数をスリーブの線膨張係
数よりも大きくしたので、軸剛性が温度変化に影響され
にくい。
数よりも大きくしたので、軸剛性が温度変化に影響され
にくい。
【0147】軸受部を流体動圧軸受とした場合におい
て、軸受部の内周面に上下循環溝を設けたので、動圧を
生じさせるための流体を軸受部の回りで循環可能とする
ことができ、良好な軸受特性を得ることができる。
て、軸受部の内周面に上下循環溝を設けたので、動圧を
生じさせるための流体を軸受部の回りで循環可能とする
ことができ、良好な軸受特性を得ることができる。
【0148】シャフト部と軸受部とスリーブとによって
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるようにし
たので、動圧流体の供給を円滑にすることができる。
動圧流体を溜めておくための空間が形成されるようにし
たので、動圧流体の供給を円滑にすることができる。
【0149】軸受部の外周面にラジアル動圧発生溝を形
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成としたので、動圧発生溝の形成を軸受部の表面に対
してのみ行えばよく、加工が容易で加工効率が向上す
る。
成し、軸受部の一側面にスラスト動圧発生溝を形成する
構成としたので、動圧発生溝の形成を軸受部の表面に対
してのみ行えばよく、加工が容易で加工効率が向上す
る。
【0150】スリーブをキャップ状とし、スリーブ内の
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしたので、組
立が簡単である。
軸受部がスリーブ内に圧入された環状の押え部材により
スリーブ内に回転自在に保持されるようにしたので、組
立が簡単である。
【0151】この場合、スリーブの内周面の端縁を押え
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成することにより、接着剤の外
部へのたれ流しを防止することができる。
部材よりも突出させ、これによりスリーブの内周面の端
縁近くに接着剤溜めを形成することにより、接着剤の外
部へのたれ流しを防止することができる。
【0152】ベースと回転子ユニットとが外周縁部で対
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにす
れば、内部で磁粉、オイルミスト等の塵埃が万が一発生
した場合でも、これらが外部に排出するのを防止でき、
ハードディスクドライブ装置等に適用する場合には極め
て効果的である。
向部を形成し、対向部にラビリンスを形成するようにす
れば、内部で磁粉、オイルミスト等の塵埃が万が一発生
した場合でも、これらが外部に排出するのを防止でき、
ハードディスクドライブ装置等に適用する場合には極め
て効果的である。
【0153】スリーブの外周面に幅広の環状溝を周方向
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにすれば、接着剤を用いなくても
固定できるので、作業性が向上する。
に沿って形成し、スリーブに対応してベースにあけられ
た取付孔内にスリーブを圧入し、これによりスリーブを
ベースに固定するようにすれば、接着剤を用いなくても
固定できるので、作業性が向上する。
【0154】環状溝を接着溝としても利用し、スリーブ
をベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定
することが可能である。
をベースに圧入及び接着を併用してより一層堅固に固定
することが可能である。
【0155】環状溝を軸受部に対応した位置に形成すれ
ば、圧入時に軸受部に変形応力が加わらないので、高性
能の軸受を実現できる。
ば、圧入時に軸受部に変形応力が加わらないので、高性
能の軸受を実現できる。
【図1】本発明によるスピンドルモータの第1の実施の
形態を示す断面図。
形態を示す断面図。
【図2】ベースとスリーブとを圧入により固定する場合
の図1のスピンドルモータの変形例の要部断面図。
の図1のスピンドルモータの変形例の要部断面図。
【図3】図1に示すシャフト部の変形例を示す図。
【図4】図1に示した軸受部の変形例を示す平面図。
【図5】本発明によるスピンドルモータの第2の実施の
形態を示す断面図。
形態を示す断面図。
【図6】本発明によるスピンドルモータの第3の実施の
形態を示す断面図。
形態を示す断面図。
1、101、201 スピンドルモータ 2、102、202 ベース 2A、102A、202A 取付孔 3、103、203 スリーブ 3A、103A、203A 内周面 3B、103B、203B 環状段部 3C、103C、203C 外周面 3D、103D、203D 環状上端縁部 4、104、204 軸受部 5、105、205 シャフト部 6、106、206 ハブ 7、107、207 回転子磁石 8、108、208 固定子コイル 9、109、209 押え部材 9A、109A、209A テーパ部 10、110 接着溝 11 溝 12、112、212 接着剤溜め 13、113、 ラジアル動圧発生溝 14、15、114、115 スラスト動圧発生溝 16、116、216 空間 17 上下循環溝 18、118、218 ラビリンス U1 スリーブ・軸受ユニット U2 回転子ユニット U3、U5 スリーブ・軸受・シャフトユニット U4、U6 ハブユニット U7 ベースユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 廣光 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 5H605 AA03 AA04 AA05 BB05 BB14 BB19 CC01 CC02 CC04 DD16 EB06 EB28 EB33 FF01 FF03 FF13 5H607 AA04 AA06 BB01 BB14 BB17 CC01 DD01 DD02 DD03 EE10 GG01 GG02 GG04 GG07 GG12 GG15 JJ04 KK01 KK04 5H621 HH01 JK07 JK10 JK19
Claims (35)
- 【請求項1】 ベースに固定されるスリーブと、該スリ
ーブ内に回転自在に収納、保持される軸受部と、該軸受
部に取り付けられるシャフト部と、該シャフト部に取り
付けられるハブと、該ハブに取り付けられる回転子磁石
と、該回転子磁石の近傍に配設される固定子コイルとを
各構成要素として成り、これらの構成要素のうちの2つ
以上の構成要素から成るユニット化された部分を少なく
とも1つ有していることを特徴とするスピンドルモー
タ。 - 【請求項2】 ベースと、 該ベース内に配設される固定子コイルと、 該ベースの中心部に取り付けられるスリーブ内に軸受部
を取り付けて成るスリーブ・軸受ユニットと、 該軸受部に取り付けられるシャフト部を有し内周面に前
記固定子コイルと対向する回転子磁石が取り付けられて
成る回転子ユニットとを備えて成る請求項1記載のスピ
ンドルモータ。 - 【請求項3】 ベースと、 該ベース内に配置される固定子コイルと、 該ベースの中心部に取り付けられるスリーブ内に軸受部
及び該軸受部によって回転自在に支持されるシャフト部
とが配設されて成るスリーブ・軸受・シャフトユニット
と、 前記固定子コイルと対向する回転子磁石が内周面に取り
付けられて成っており、前記シャフト部に取り付けられ
るハブユニットとを備えて成る請求項1記載のスピンド
ルモータ。 - 【請求項4】 固定子コイルをベースの内側に取り付け
て成るベースユニットと、 該ベースの中心部に取り付けられるスリーブ内に軸受部
及び該軸受部によって回転自在に支持されるシャフト部
とが配設されて成るスリーブ・軸受・シャフトユニット
と、 前記固定子コイルと対向する回転子磁石が内周面に取り
付けられて成っており、前記シャフト部に取り付けられ
るハブユニットとを備えて成る請求項1記載のスピンド
ルモータ。 - 【請求項5】 前記スリーブを前記ベースに固定するた
めの接着剤を保持するための接着溝が前記スリーブの外
周面に設けられており、前記スリーブの外周面を前記ベ
ースに接着剤で固定するようにした請求項2、3、また
は4記載のスピンドルモータ。 - 【請求項6】 前記シャフト部の先端が凸状球面となっ
ている請求項5記載のスピンドルモータ。 - 【請求項7】 前記軸受部の線膨張係数が前記スリーブ
の線膨張係数よりも大きい請求項5記載のスピンドルモ
ータ。 - 【請求項8】 前記軸受部が銅系の金属材料から成り、
前記スリーブがステンレス系の金属材料から成る請求項
7記載のスピンドルモータ。 - 【請求項9】 前記軸受部が流体動圧軸受となっている
請求項5記載のスピンドルモータ。 - 【請求項10】 前記シャフト部の先端が凸状球面とな
っている請求項9記載のスピンドルモータ。 - 【請求項11】 前記軸受部の線膨張係数が前記スリー
ブの線膨張係数よりも大きい請求項9記載のスピンドル
モータ。 - 【請求項12】 前記軸受部が銅系の金属材料から成
り、前記スリーブがステンレス系の金属材料から成る請
求項11記載のスピンドルモータ。 - 【請求項13】 前記軸受部の内周面に上下循環溝を設
け、これにより動圧を生じさせるための流体を前記軸受
部の回りで循環可能となるようにした請求項9記載のス
ピンドルモータ。 - 【請求項14】 前記シャフト部と前記軸受部と前記ス
リーブとによって動圧流体を溜めておくための空間が形
成されるようにした請求項9記載のスピンドルモータ。 - 【請求項15】 前記軸受部の外周面にラジアル動圧発
生溝が形成され前記軸受部の少なくとも一側面にスラス
ト動圧発生溝が形成されている請求項9記載のスピンド
ルモータ。 - 【請求項16】 前記スリーブがキャップ状をなし、前
記スリーブ内の軸受部が前記スリーブ内に圧入された環
状の押え部材により前記スリーブ内に保持される請求項
5記載のスピンドルモータ。 - 【請求項17】 前記スリーブの内周面の端縁が前記押
え部材よりも突出しており、これにより前記スリーブの
内周面の端縁近くに接着剤溜めが形成されている請求項
16記載のスピンドルモータ。 - 【請求項18】 前記ベースと前記回転子ユニットとが
外周縁部で対向部を形成しており、該対向部にラビリン
スが形成されている請求項5記載のスピンドルモータ。 - 【請求項19】 前記スリーブの外周面に幅広の環状溝
を周方向に沿って形成し、前記スリーブに対応して前記
ベースにあけられた取付孔内に前記スリーブを圧入し、
これにより前記スリーブを前記ベースに固定するように
した請求項2、3、または4記載のスピンドルモータ。 - 【請求項20】 前記環状溝を接着溝としても利用し、
前記スリーブを前記ベースに圧入及び接着を併用して固
定するようにした請求項19記載のスピンドルモータ。 - 【請求項21】 前記環状溝が前記軸受部に対応した位
置に形成されている請求項19記載のスピンドルモー
タ。 - 【請求項22】 前記シャフト部の先端が凸状球面とな
っている請求項19記載のスピンドルモータ。 - 【請求項23】 前記軸受部の線膨張係数が前記スリー
ブの線膨張係数よりも大きい請求項19記載のスピンド
ルモータ。 - 【請求項24】 前記軸受部が銅系の金属材料から成
り、前記スリーブがステンレス系の金属材料から成る請
求項23記載のスピンドルモータ。 - 【請求項25】 前記軸受部が流体動圧軸受となってい
る請求項19記載のスピンドルモータ。 - 【請求項26】 前記シャフト部の先端が凸状球面とな
っている請求項23記載のスピンドルモータ。 - 【請求項27】 前記軸受部の線膨張係数が前記スリー
ブの線膨張係数よりも大きい請求項25記載のスピンド
ルモータ。 - 【請求項28】 前記軸受部が銅系の金属材料から成
り、前記スリーブがステンレス系の金属材料から成る請
求項27記載のスピンドルモータ。 - 【請求項29】 前記軸受部の内周面に上下循環溝を設
け、これにより動圧を生じさせるための流体を前記軸受
部の回りで循環可能となるようにした請求項25記載の
スピンドルモータ。 - 【請求項30】 前記シャフト部と前記軸受部と前記ス
リーブとによって動圧流体を溜めておくための空間が形
成されるようにした請求項25記載のスピンドルモー
タ。 - 【請求項31】 前記軸受部の外周面にラジアル動圧発
生溝が形成され前記軸受部の一側面にスラスト動圧発生
溝が形成されている請求項25記載のスピンドルモー
タ。 - 【請求項32】 前記軸受部の外周面にラジアル動圧発
生溝が形成され前記軸受部の両側面にそれぞれスラスト
動圧発生溝が形成されている請求項25記載のスピンド
ルモータ。 - 【請求項33】 前記スリーブがキャップ状をなし、前
記スリーブ内の軸受部が前記スリーブ内に圧入された環
状の押え部材により前記スリーブ内に保持される請求項
19記載のスピンドルモータ。 - 【請求項34】 前記スリーブの内周面の端縁が前記押
え部材よりも突出しており、これにより前記スリーブの
内周面の端縁近くに接着剤溜めが形成されている請求項
33記載のスピンドルモータ。 - 【請求項35】 前記ベースと前記回転子ユニットとが
外周縁部で対向部を形成しており、該対向部にラビリン
スが形成されている請求項19記載のスピンドルモー
タ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034819A JP2000175405A (ja) | 1998-10-01 | 1999-02-12 | スピンドルモ―タ |
US09/411,584 US6252322B1 (en) | 1998-10-01 | 1999-10-01 | Spindle motor |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28017898 | 1998-10-01 | ||
JP10-280178 | 1998-10-01 | ||
JP11034819A JP2000175405A (ja) | 1998-10-01 | 1999-02-12 | スピンドルモ―タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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