JP2604522Y2 - モータのロータ固定構造 - Google Patents

モータのロータ固定構造

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JP2604522Y2
JP2604522Y2 JP1992080215U JP8021592U JP2604522Y2 JP 2604522 Y2 JP2604522 Y2 JP 2604522Y2 JP 1992080215 U JP1992080215 U JP 1992080215U JP 8021592 U JP8021592 U JP 8021592U JP 2604522 Y2 JP2604522 Y2 JP 2604522Y2
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JP
Japan
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rotor
screw
positioning
rotating shaft
diameter
Prior art date
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JP1992080215U
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English (en)
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JPH0641361U (ja
Inventor
公夫 岸田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハードディスクやフレ
キシブルディスクなどのディスク媒体の回転駆動を行う
モータの改良にかかり、特にそのロータ固定構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク媒体駆動用モータにおけ
るロータの固定構造としては、図3に示すものがある。
この例は、例えば実開昭64−45467号,64−3
7361号公報に開示されている。同図中(B)には、
同図(A)の矢印F1方向からみたロータの中心部分が
示されている。
【0003】これらの図において、回転軸10の端部に
は、適宜の深さのねじ穴14が設けられている。ロータ
16は中心に貫通穴18を有しており、これを貫通して
ねじ穴14内に挿入結合するねじ20によって、回転軸
10の端部に固定されるようになっている。この場合に
おいて、ロータ16の中心部分には、回転軸10の外周
に沿ってハーフパンチによる凸部22が形成されてい
る。これらの凸部22に回転軸10の端面がはまり込む
ようにして、回転軸10に対するロータ16の位置出し
が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術では、ロータ16における凸部22の加
工のため、回転軸受け部24(同図(B)にハッチング
で示す)の平面度が悪化する。このため、回転時にロー
タ16が振れるようになるなどの不都合が生ずる。ま
た、ねじ締め時に接着剤を併用するような場合は、接着
剤が回転軸10とロータ16の接合部分にはみ出すこと
がある。すると、回転時におけるロータ16の振れが更
に悪化したり、ベアリング12内に接着剤が入り込んで
回転時のノイズが増大したり、回転に不要な摩擦が生じ
て回転負荷が増大してしまう。本考案は、これらの点に
着目したもので、回転軸に対してロータを良好に位置出
しして固定することができるモータのロータ固定構造を
提供することを、その目的とする。
【0005】上記課題を解決するために本考案は、回転
軸50端部に袋状の雌ねじ部54を設け、ロータ58を
ねじ62で固定するモータのロータ固定構造において、
前記ねじ62の首部分68に、前記ロータ58の中心孔
に相当する径の大きさで、固定時に前記ロータ58の中
心孔を貫通する位置出し部64を形成するとともに、前
記雌ねじ部54の径に相当する雄ねじ部を形成し、前記
回転軸50に設けたねじ穴は、前記ねじ62の位置出し
部64の径に相当し前記位置出し部64の長さから前記
ロータ58の厚みを減じた長さよりも深い寸法である部
分56と、前記雄ねじ部が螺合し、前記雄ねじ部の長さ
よりも深い寸法の前記袋状の雌ねじ部54とを有し、前
記ねじ62と前記ロータ58とを固定した後に、前記ね
じ穴の、前記ねじ62の位置出し部64の下方及び前記
雄ねじの下方にそれそれ空間を形成することを特徴とす
るモータのロータ構造。
【0006】
【作用】本考案によれば、ねじの位置決め部がロータの
中心穴を貫通し、回転軸凹部内径に位置出しされて回転
軸端部にねじ止め固定される。ロータはねじと回転軸端
面とで締め付け固定されるが、このときの中心位置出し
は、ロータの中心部分にハーフパンチなどの格別の加工
を施すことなく、ねじの位置決め部とロータ中心穴と回
転軸凹部内径によって行われる。また、回転軸中の凹部
にはねじの位置決め部が入り込むが、回転軸凹部がねじ
位置出し部の長さよりも深いため空間ができる。この凹
部の空間に接着剤が溜るようになり、外部への接着剤の
はみ出しは防止される。
【0007】
【実施例】以下、本考案によるモータのロータ固定構造
の一実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説
明する。図1には、本実施例の主要部の断面が示されて
いる。また、図2には、主要部分の分解状態が示されて
いる。これらの図において、回転軸50の端部には、適
宜の深さのねじ穴54と、このねじ穴54よりも径の大
きい位置決め用の凹部56が設けられている。
【0008】他方、ロータ58は、中心に位置決め用の
中心穴60を有している。また、ロータ58を固定する
ねじ62は、首下にねじ部分よりも大きな径の位置決め
部64が首下に設けられた形状となっている。この位置
決め部64の径と前記ロータ58の中心穴60と回転軸
50の凹部56内径とは精度よくはまり合う寸法となっ
ている。また、前記凹部56の深さ寸法はねじ62の位
置決め部64の長さよりも大きく、組み立てた状態で一
定の空間が形成されるように設定されている。
【0009】次に、以上の各部の結合状態を説明する
と、ねじ62は、図2に矢印FAで示すようにロータ5
8の中心穴60を貫通し、更に回転軸50のねじ穴54
内に挿入結合する。この場合において、ロータ58の中
心穴60と回転軸50の凹部56内径は、ねじ62の位
置決め部64にはまり込んで結合するとともに、ねじ6
2を締めることで回転軸50の端部に位置決めされるよ
うになる。この結合状態では、ねじ62の位置決め部6
4が回転軸50の凹部56内に納まるようになるが、寸
法の関係で凹部56内に空間66が形成される。更に、
この場合に接着剤を併用すると、ねじ部分からはみ出し
た接着剤は前記空間66内に溜るようになり、外部には
み出すことはない。
【0010】このように、本実施例によれば、次のよう
な効果がある。 (1)回転軸に対し、ロータを高精度に位置決めして固
定することができる。 (2)ロータにパンチを施すなどの加工を行わないの
で、回転軸50の端部に当接する受け部分(図3(B)
のハッチング部分参照)の平面度が向上し、ロータ振れ
が防止できる。
【0011】(3)接着剤を併用した場合でもそのはみ
出しが生じないため、ロータ振れ,ベアリングノイズの
発生,回転負荷の増大が防止できる。 (4)ロータに特別な加工を必要としないので加工が単
純化され、コスト的に有利となる。なお、本考案は、何
ら上記実施例に限定されるものではなく、各部の形状,
寸法など、同様の趣旨の範囲内で種々設計変更が可能で
ある。例えば、ねじ62の頭部68の径を大きくして、
ロータ58を一層強く回転軸50に結合するようにする
などである。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によるモー
タのロータ固定構造によれば、ロータの中心出しをねじ
と回転軸を利用して行うこととしたので、回転軸に対し
てロータを良好に位置出しして固定することができ、更
に、ロータの回転軸端部に当接する部分の周辺に特別な
加工を施さないのでロータの平面度が向上し、ロータ振
れが防止できる。また、接着剤のはみ出しによる不都合
も生じないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるモータのロータ固定構造の一実施
例を示す主要断面図である。
【図2】前記実施例の各部の分解状態を示す説明図であ
る。
【図3】従来例を示す主要部の断面図である。
【符号の説明】
50…回転軸、54…ねじ穴、56…凹部、58…ロー
タ、60…中心穴、62…ねじ、64…位置出し部、6
6…空間、68…頭部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/28

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸端部に袋状の雌ねじ部を設け、ロー
    タをねじで固定するモータのロータ固定構造において、 前記ねじの首部分に、前記ロータの中心孔に相当する径
    の大きさで、固定時に前記ロータの中心孔を貫通する位
    置出し部を形成するとともに、前記雌ねじ部の径に相当
    する雄ねじ部を形成し、 前記回転軸に設けたねじ穴は、前記ねじの位置出し部の
    径に相当し前記位置出し部の長さから前記ロータの厚み
    を減じた長さよりも深い寸法である部分と、前記雄ねじ
    部が螺合し、前記雄ねじ部の長さよりも深い寸法の前記
    袋状の雌ねじ部とを有し、前記ねじと前記ロータとを 固定した後に、前記ねじ穴
    の、前記ねじの位置出し部の下方及び前記雄ねじの下方
    それぞれ空間を形成することを特徴とするモータのロ
    ータ構造。
JP1992080215U 1992-10-26 1992-10-26 モータのロータ固定構造 Expired - Lifetime JP2604522Y2 (ja)

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JP1992080215U JP2604522Y2 (ja) 1992-10-26 1992-10-26 モータのロータ固定構造

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JP1992080215U JP2604522Y2 (ja) 1992-10-26 1992-10-26 モータのロータ固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0641361U JPH0641361U (ja) 1994-05-31
JP2604522Y2 true JP2604522Y2 (ja) 2000-05-22

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ID=13712164

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069556Y2 (ja) * 1983-10-11 1994-03-09 三洋電機株式会社 モ−タのロ−タ装置
JPS62182062U (ja) * 1986-05-09 1987-11-18

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JPH0641361U (ja) 1994-05-31

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