JP3732906B2 - 回転検出器取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転検出器取付構造に関し、特に、回転検出器の基台の外周側に取付ばねの取付片を固定することにより、基台と被取付体との間隔を詰めることができるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の回転検出器取付構造としては、例えば、図3及び図4で示す構成が採用されていた。
すなわち、図3において符号1で示されるものはエンコーダ又はレゾルバ等からなる回転検出器であり、この回転検出器1のフランジ2を有する基台3には中空状の回転軸8が回転自在に設けられている。前記基台3内には周知の図示しない光学式エンコーダ又はレゾルバの機構が内蔵されている。前記基台3には、全体形状がほぼ十字型をなす取付ばね4が設けられており、この取付ばね4の中心孔4aには回転軸4が回転自在に貫通している。前記取付ばね4には1対の第1取付片4A及び1対の第2取付片4Bが十字型となるように形成され、各第1取付片4Aは互いに対向する位置に形成されていると共に、各第2取付片4Bも互いに対向する位置に形成されている。
前記各第1取付片4A及び第2取付片4Bは基台3の軸方向とは直交する方向に延設され、各第1取付片4Aは前記基台3のフランジ2の近傍に形成され前記軸方向とは直交する方向に形成された取付面3aに第1固定ねじ5を介して固定されている。
前記各第2取付片4Bは、図4のように、このエンコーダ1に接続するモータ等の被取付体20に第2固定ねじ10を介して固定されていると共に、この回転軸8と被取付体の軸とは図示していないが結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転検出器取付構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、各取付片が軸方向と直交する方向に向いて形成されているため、回転検出器と被取付体とを結合する場合、図4で示すように、取付ばね4を回転検出器1に取付けた後に、第2固定ねじ10をレンチ11で締めなければならず、そのためには、レンチ11を挿入しやすくするために回転検出器1と被取付体20との間の間隔Dを大きくする必要があり、その結果、回転検出器1と被取付体20の全長を小型化することが困難であった。
また、前述のように、取付ばね4を回転検出器1側に取付けた後でなければ回転検出器1と被取付体20とを結合させることができず、組立方法も限定されると共に、作業も極めて困難であった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、回転検出器の基台の外周側に取付ばねの取付片を固定することにより、基台と被取付体との間隔を詰めることができるようにした回転検出器取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による回転検出器取付構造は、回転検出器のフランジを有する基台と被取付体とを全体形状が十字型をなし中心に中空状の回転軸を貫通させる中心孔を有する取付ばね及び第1、第2固定ねじを介して接続する回転検出器取付構造において、前記基台の前記フランジに隣接する外周面に形成され互いに対向して外側へ突出する1対の突起部を有し、前記取付ばねには、1対の第1取付片及び1対の第2取付片が前記十字型となるように形成され、前記各第1取付片同志及び各第2取付片同志は互いに対向する位置に形成され、前記各第2取付片は前記基台の軸方向とは直交する方向に延設され、前記各第1取付片は前記軸方向に沿って曲折して延設されると共に前記各取付片の面方向は互いに直交し、前記各突起部の前記軸方向に沿う方向に形成された取付面は前記フランジの外周よりも径方向において内側に位置し、前記各取付片を前記第2固定ねじによって前記被取付体に固定した後に前記回転軸を前記被取付体の軸と結合させ、その後、前記第1固定ねじにより前記各第1取付片を前記基台の各取付面に取付けることができるようにした構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による回転検出器取付構造の好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。 図1及び図2において符号1で示されるものは、周知のエンコーダ又はレゾルバ等からなる回転検出器であり、この回転検出器1のフランジ2を有する基台3には中空状の回転軸8が回転自在に設けられている。前記基台3内には周知の図示しない光学式エンコーダ又はレゾルバの機構が内蔵されている。前記基台3には、全体形状がほぼ十字型をなす取付ばね4が設けられており、この取付ばね4の中心孔4aには回転軸4が回転自在に貫通している。
【0007】
前記取付ばね4には、1対の第1取付片4A及び1対の第2取付片4Bが十字型となるように形成され、各第1取付片4A同志及び各第2取付片4B同志は互いに対向する位置に形成されていると共に、各第2取付片4Bは基台3の軸方向とは直交する方向に延設され、各第1取付片4Aは前記軸方向に沿って曲折して延設されている。従って、各取付片4A,4Bの面方向は互いに異なる方向で直交している。
前記基台3の外周位置には、前記フランジ2に隣接する外周面3Aに形成され互いに対向して外側へ突出する1対の突起部3Bが形成され、この突起部3Bには、前記軸方向に沿う方向に形成された取付面3aが形成されており、この取付面3aはフランジ2の外周よりも径方向において内側に位置している。前記取付ばね4の各第1取付片4Aは前記各取付面3aに第1固定ねじ5で固定されている。
【0008】
従って、前述の構成において、回転検出器1と被取付体20とを接続する場合、各第2取付片4Bを第2固定ねじ10によって被取付体20に固定した後に、回転検出器1の回転軸8を被取付体20の軸(図示せず)と結合させ、最後に、側方より第1固定ねじ5を用いて各第1取付片4Aを回転検出器1の基台3の取付面3aに取付けることにより、完了する。
そのため、第1固定ねじ5の取付けは側方より行うことができるため、図6の従来例のように回転検出器1と被取付体20間の間隙Dを大きくとる必要がなく、この間隙Dを詰めて回転検出器1と被取付体20の全長を従来よりも短縮させ小型化を達成することができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明による回転検出器取付構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、取付ばねに形成した各取付片のうち、回転検出器側に固定する取付片のみを軸方向に沿って曲折して延設しているため、取付ばねを初めにモータ等の被取付体側に取付けた後に回転検出器側に側方から取付けることができるため、従来の取付け作業よりも大幅に容易となると共に、回転検出器と被取付体との間の間隙を従来よりも詰めることができ、全長を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による回転検出器取付構造を示す斜視図である。
【図2】 図1の取付状態を示す構成図である。
【図3】 従来の回転検出器取付構造を示す斜視図である。
【図4】 図3の取付状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 回転検出器
3 基台
4 取付ばね
3a 取付面
4A 第1取付片
4B 第2取付片
5 第1固定ねじ
10 第2固定ねじ
20 被取付体
2 フランジ
3A 外周面
3B 突起部
8 回転軸
Claims (1)
- 回転検出器(1)のフランジ (2) を有する基台(3)と被取付体(20)とを全体形状が十字型をなし中心に中空状の回転軸 (8) を貫通させる中心孔 (4a) を有する取付ばね(4)及び第1、第2固定ねじ (5 、 10)を介して接続する回転検出器取付構造において、前記基台 (3) の前記フランジ (2) に隣接する外周面 (3A) に形成され互いに対向して外側へ突出する1対の突起部 (3B) を有し、前記取付ばね (4) には、1対の第1取付片 (4A) 及び1対の第2取付片 (4B) が前記十字型となるように形成され、前記各第1取付片 (4A) 同志及び各第2取付片 (4B) 同志は互いに対向する位置に形成され、前記各第2取付片 (4B) は前記基台 (3) の軸方向とは直交する方向に延設され、前記各第1取付片 (4A) は前記軸方向に沿って曲折して延設されると共に前記各取付片 (4A 、 4B) の面方向は互いに直交し、前記各突起部 (3B) の前記軸方向に沿う方向に形成された取付面 (3a) は前記フランジ (2) の外周よりも径方向において内側に位置し、前記各取付片 (4B) を前記第2固定ねじ (10) によって前記被取付体 (20) に固定した後に前記回転軸 (8) を前記被取付体 (20) の軸と結合させ、その後、前記第1固定ねじ (5) により前記各第1取付片 (4A) を前記基台 (3) の各取付面 (3a) に取付けることができるように構成したことを特徴とするエンコーダ取付構造。
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JP33106296A JP3732906B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 回転検出器取付構造 |
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JP5160987B2 (ja) * | 2008-06-09 | 2013-03-13 | ハイデンハイン株式会社 | 回転規制部材を有するエンコーダ |
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1996
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