JPH0740713Y2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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Publication number
JPH0740713Y2
JPH0740713Y2 JP5165491U JP5165491U JPH0740713Y2 JP H0740713 Y2 JPH0740713 Y2 JP H0740713Y2 JP 5165491 U JP5165491 U JP 5165491U JP 5165491 U JP5165491 U JP 5165491U JP H0740713 Y2 JPH0740713 Y2 JP H0740713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging
shaft hole
elastic body
flow fan
fan
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5165491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04119387U (ja
Inventor
秀一 工藤
泰 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP5165491U priority Critical patent/JPH0740713Y2/ja
Publication of JPH04119387U publication Critical patent/JPH04119387U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はクロスフローファンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクロスフローファン、例えば実開
平2−118189号公報に記載されたクロスフローフ
ァンにおいては、図7に示すように、モータロータ51
の膨出部52にゴム等の弾性体53を固着すると共に、
この弾性体53には径方向外方へとフランジ状に延びる
円板部54を形成し、この円板部54の外周部をファン
ロータ55の側板56に固着する構造を採用し、これに
より振動や騒音の低減を図っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例の構造では、モータの電磁振動を充分には吸収しきれ
ず、そのためファンロータから異音を発生するという不
具合が生じていた。
【0004】この考案は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、防振、防音効果
が一段と改善されたクロスフローファンを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案のクロス
フローファンは、モータ回転部1とファンロータ5との
間に弾性体3を介設して両者を連結して成るクロスフロ
ーファンにおいて、ファンロータ5の一方の側板6に軸
孔8を有する係合板7を取着すると共に、モータ回転部
1に取着される弾性体3には、上記軸孔8内に嵌入する
嵌入部10を形成し、さらに上記係合板7の軸孔8周縁
と上記弾性体3の嵌入部10外周とには、回転方向に一
定のクリアランスを有しながらも回転方向に係合する凹
凸係合部11、13を形成し、また上記係合板7の軸孔
8周縁を弾性部材9にて被覆したことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】上記クロスフローファンでは、モータ回転部1
とファンロータ5とは、一定のクリアランスを持たせて
連結されているので、このクリアランスによりモータの
電磁振動が吸収される。また上記のようにクリアランス
を持たせたことによって、凹凸係合部11、13におい
ては、係合とその解除とが繰返され、断続的な力が繰返
し作用することになるが、上記係合板7の軸孔8周縁を
弾性部材9で被覆することによって、上記断続的な力の
繰返し作用による弾性体3の損傷を防止できる。
【0007】
【実施例】図1及び図2に概略構成を示すが、図のよう
にアウタロータ式のモータロータ1の膨出ボス部2に、
ゴム硬度45°〜65°程度のゴム等より成る弾性体3
が固着されている。なお4は、上記モータロータ1を回
転自在に支持する主軸である。一方、ファンロータ5の
一方の側板6には、一体的に係合金具(係合板)7が固
着されており、この係合金具7に設けた軸孔8の周縁に
は、弾性部材としての保護ゴム9がモールド付設されて
いる。そして図2のように、弾性体3の嵌入部10を、
上記係合金具7の軸孔8に嵌入することで上記モータロ
ータ1とファンロータ5とが連結される。
【0008】図3及び図4に上記弾性体3の具体的な構
造を示している。上記嵌入部10は概略円筒状のもの
で、周方向等間隔に4個の係合凸部11・・11が径方
向外方へと突設されている。また各係合凸部11の間の
部分には、凹溝12・・12が形成されている。
【0009】一方、係合金具7の軸孔8は、図5及び図
6に示す形状のものであって、概略円形の孔の周縁に、
周方向等間隔に4個の切欠部を設け、この切欠部を係合
凹部13・・13となしたものである。そしてこの軸孔
8の全周縁は、前述した通りゴム硬度45°〜65°程
度の保護ゴム9で被覆されている。
【0010】上記軸孔8内に弾性体2の嵌入部10を嵌
入した状態では、上記弾性体3の係合凸部11が、軸孔
8の係合凹部13内に嵌入すると共に、軸孔8の係合凹
部13以外の周縁14・・14が上記弾性体3の凹溝1
2内に嵌入することになる。つまり係合凸部11と係合
凹部13との係合によって回転力を伝達可能になすと共
に、凹溝12と軸孔8の周縁14との係合によってファ
ンロータ5の軸方向位置を規制し得るようなされている
のである。
【0011】そしてここで留意する点は、上記係合凸部
11と係合凹部13との回転方向への係合が、一定のク
リアランスを持たせて行われているということである。
つまり上記係合凸部11は、上記係合凹部13内に圧入
されるのではなく、遊嵌されているということである。
このような構造を採用したことにより、このクリアラン
スによってモータの電磁振動を吸収し、ファンロータ5
に異音が発生するのを防止することが可能になるのであ
る。また上記のようにクリアランスが存することによ
り、上記係合凸部11に対しては、係合とその解除との
繰返しに起因して、係合凹部13の周縁から断続的な力
が繰返し作用することになるが、上記周縁は保護ゴム9
で被覆されているため、上記断続的な力の繰返し作用に
よる弾性体3の損傷を防止でき、その耐久性を向上する
ことが可能になる。
【0012】上記実施例では、モータ回転部としてモー
タロータ1の膨出ボス部2を例示しているが、モータ回
転部はインナロータ式モータの出力軸に取着したボスで
あってもよい。
【0013】
【考案の効果】この考案のクロスフローファンでは、モ
ータ回転部とファンロータとを、周方向に一定のクリア
ランスを持たせて連結しているので、このクリアランス
によりモータの電磁振動が吸収され、そのためファンロ
ータにおける異音の発生を防止することが可能になる。
また係合板の軸孔周縁を弾性部材で被覆してあるので、
上記のように係合凹凸部にクリアランスを持たせても、
該係合凹凸部の係合及びその解除に際して生ずる応力が
緩和され、これにより弾性体の損傷を防止して装置寿命
を向上することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のクロスフローファンの一例の概略構
成を示す連結前の状態の説明図である。
【図2】上記クロスフローファンの連結後の状態の説明
図である。
【図3】上記において用いる弾性体の一例の正面図であ
る。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う断面図であ
る。
【図5】上記において用いる係合板の軸孔の一例の正面
図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿う断面図であ
る。
【図7】従来のクロスフローファンの説明図である。
【符号の説明】
1 モータロータ(モータ回転部) 3 弾性体 5 ファンロータ 6 側板 7 係合金具(係合板) 8 軸孔 9 保護ゴム(弾性部材) 10 嵌入部 11 係合凸部 13 係合凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ回転部(1)とファンロータ
    (5)との間に弾性体(3)を介設して両者を連結して
    成るクロスフローファンにおいて、ファンロータ(5)
    の一方の側板(6)に軸孔(8)を有する係合板(7)
    を取着すると共に、モータ回転部(1)に取着される弾
    性体(3)には、上記軸孔(8)内に嵌入する嵌入部
    (10)を形成し、さらに上記係合板(7)の軸孔
    (8)周縁と上記弾性体(3)の嵌入部(10)外周と
    には、回転方向に一定のクリアランスを有しながらも回
    転方向に係合する凹凸係合部(11)(13)を形成
    し、また上記係合板(7)の軸孔(8)周縁を弾性部材
    (9)にて被覆したことを特徴とするクロスフローファ
    ン。
JP5165491U 1991-04-08 1991-04-08 クロスフローファン Expired - Lifetime JPH0740713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5165491U JPH0740713Y2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 クロスフローファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5165491U JPH0740713Y2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 クロスフローファン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119387U JPH04119387U (ja) 1992-10-26
JPH0740713Y2 true JPH0740713Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=31928508

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JPH04119387U (ja) 1992-10-26

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