JPS5849046Y2 - 耕耘機用軸封装置 - Google Patents

耕耘機用軸封装置

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JPS5849046Y2
JPS5849046Y2 JP1976116116U JP11611676U JPS5849046Y2 JP S5849046 Y2 JPS5849046 Y2 JP S5849046Y2 JP 1976116116 U JP1976116116 U JP 1976116116U JP 11611676 U JP11611676 U JP 11611676U JP S5849046 Y2 JPS5849046 Y2 JP S5849046Y2
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JP
Japan
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shaft
diameter portion
tillage
shaft sealing
sealing member
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976116116U
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English (en)
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JPS5333602U (ja
Inventor
清 三浦
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耕耘機の耕耘軸部の軸封装置に関し、更に詳し
くは互いに傾斜した関係位置を保って回転する耕耘軸及
び残耕処理用筒軸の間の軸封装置に関する。
第1図に示す耕耘機の耕耘軸装置においては、耕耘軸1
は、該耕耘軸1上にスプライン嵌合をなす鎖車11を介
して原動装置から回転を付与されており、本耕耘軸1に
よってその中空部を貫通され、これと互いに傾斜した関
係にあり、残耕処理耕耘爪が装架される筒軸2は前記耕
耘軸1上にスプライン嵌合をなすカップリング12を介
して耕耘軸1から回転を伝えられている。
耕耘軸1及び筒軸2は軸受部材13及び23を介して機
枠3にそれぞれ支承されている。
回転部分の潤滑剤の洩れを防止するために使用されてい
る2種類の軸封部材のうち筒軸2及び機枠3の間にある
第20軸封部材6は通常の回転摺動用リップシールが使
用されるが耕耘軸1側及び筒軸2の間の第1の軸封部材
5については特別の構造のものを必要とする。
すなわち、此の第1の軸封部材5は小径部51が耕耘軸
1側に、大径部52が筒軸2側に装着されており、両軸
は互いに傾斜した姿勢を保っているので小径部51及び
大径部52の関係位置が全円周上に互って斉一とならず
軸の1回転を周期として逐次変化するので撓みシールが
使用されなければならず、軸の回転に伴なって各部位の
断面形状が著しく変形せしめられ、撓み部分における応
力発生も犬であり、従って嵌着部位における逸脱を防止
することについても特別の考慮を必要とし更に外方に露
出する側に対する塵埃等の異物による障害から防護する
ための手段についても十分な策が講じられなければなら
ない。
第1図に示す従来例においては、第1の軸封部材5の筒
軸2側に嵌着される大径部52に埋設されている補強環
53の軸方向端部にあるフランジ部54をU字状の断面
形状に折曲げ、同折曲部の環状U字溝55内に、外周端
部を挟持させて、円板形状をなし、かつ中央に耕耘軸1
を貫通せしめるための孔部を有している保護板7が取付
けられており、第1の軸封部材5を外部の塵埃等から防
護している。
第1の軸封部材5を取付けるための筒軸2の凹所の内周
面に脱落防止溝22が削設されており、同溝内に第1の
軸封部材50弾性外周部が圧装されて運転中に同嵌着部
位からの逸脱を防止している。
ついで、本考案に関し説明するが、軸封部分以外は第1
図に示した従来品と同一であるので、以下第2図乃至第
5図に基づいて第1図と相異する点を中心に説明する。
第2図に於て、第10軸封部材5の端面を覆う断面路く
字形状で環状の保護板7はゴム、樹脂等の弾性材料で製
作されており、該保護板7の径方向内周部8は第1の軸
封部材5の小径部51端部と、耕耘軸1の外周面でカッ
プリング12に隣接する位置にスナップ係合された保持
環14の端部との間に挟持され、保護板7の径方向外周
部9は残耕処理用筒軸2の軸方向端面に対し、全円周に
わたって弾性的に接触している。
すなわち、保護板7は、取付前の状態に於ては、第3図
に示す形状を示し、装着により第3図の状態から、第2
図の状態に弾性的に変形するもので、該変形により、径
方向外周部9が円周上全位置にわたって残耕処理用筒軸
2の端面に弾性的に接触する。
ついで、第4図及び第5図に示す本考案の他の実施例に
おいては、第2図及び第3図に示した保護板7の径方向
外周部9を外方に延伸させることにより、残耕処理用筒
軸2の端面に対する径方向外周部9の弾性接触を、円周
方向だけでなく径方向においても全面にわたって確保し
、該弾性接触により外部異物の侵入阻機能を確実になす
とともに、径方向外周部9の先端を折曲げて筒状フラン
ジ部10を形成させ、該筒状フランジ部10が、残耕処
理用筒軸2の端部外側を覆う態様となすことにより、外
部異物の侵入に対する阻止機能を増強させるものである
本考案は上述した構成を有する結果以下に述べる様な従
来品に比べ優れた利点を有している。
(1)保護板7の径方向内周部8を耕耘軸1側に固定し
て、該保護板7の径方向外周部9を残耕処理用筒軸2の
端面に全円周にわたって弾性的に接触させる構成として
いるために、第1の軸封部材5を損傷させるおそれのあ
る外部異物が、先ず保護板7に付着した段階で遠心力に
よって排除され、更に保護板7の径方向外周部9と残耕
処理用筒軸2の端面との弾性接触によって第1の軸封部
材5側への侵入を阻止されるので、該第1の軸封部材5
が外部異物から完全に防護される。
(2)又、保護板7の径方向内周部8を第1の軸封部材
5と保持環14との間で挟持することにより、保護板1
を取付ける構造としているため、取付けが容易かつ安価
に行なえる。
(3)更に、保持板7の材質をゴム、樹脂等の弾性材と
しているため、たとえ第10軸封部材5に保護板7が接
触しても、第1の軸封部材5を損傷することがない。
(4)更に又、保護板7の径方向外周部9を残耕処理用
筒軸2に弾性接触させてシールする態様としているため
、従来のものに比べ良好なシール性能が期待出来る。
(5)加つるに、第4図及び第5図に示した様に、保護
板7の径方向外周部9を残耕処理用筒軸2の外方まで延
伸させ、その先端に筒状フランジ部10を設けた態様の
ものにおいては、残耕処理筒軸2の端面に対する保護板
7の弾性接触が円周方向だけでなく径方向においても全
面にわたって形成されるとともに、残耕処理用筒軸2の
端部外側が筒状フランジ部10に覆われるので、外部異
物の第10軸封部材5側への接近及び侵入が完全に阻止
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸封装置を使用した耕耘機軸部の構造を
示す縦断面図、第2図は本考案の一実施例を示す耕耘機
軸部の縦断面図、第3図は第2図にて用いた保護板の取
付前の状態を示す断面図、第4図は本考案の他の実施例
を示す耕耘機軸部の縦断面図であり、第5図は第4図に
て用いた保護板の取付前の状態を示す断面図である。 1・・・・・・耕耘軸、2・・・・・・筒軸、3・・・
・・・機枠、5・・・・・・第1の軸封部材、6・・・
・・・第2の軸封部材、7・・・・・・保護板、8・・
・・・・径方向内周部、9・・・・・・径方向外周部、
10・・・・・・筒状フランジ部、11・・・・・・鎖
車、12・・・・・・カップリング、13・・・・・・
軸受部材、14・・・・・・保持環、22・・・・・・
脱落防止溝、23・・・・・・軸受部材、51・・・・
・・小径部、52・・・・・・大径部、53・・・・・
・補強環、54・・・・・・フランジ部、55・・・・
・・環状U字溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耕耘軸1と、略筒状を呈し、前記耕耘軸1を囲み、中心
    軸線を互いに傾斜させて配置さイする残耕処理用筒軸2
    との間に形成される開口部を密封する耕耘機用軸封装置
    において、小径部51.大径部52及び前記小径部51
    と前記大径部52とを連結する撓み部を有する第1の軸
    封部材5を、前記耕耘軸1及び前記残耕処理用筒軸2間
    の開口部に配置して前記小径部51を前記耕耘軸1側に
    嵌着させるとともに、前記大径部52を前記残耕処理用
    筒軸2側に嵌着させ、ゴム材料又は合成樹脂材料をもっ
    て製せられ、略蛇の目形状を呈する径方向内周部8と、
    前記径方向内周部8から外方へ伸びる径方向外周部9と
    を有する保護板1を、前記第10軸封部材5を覆うよう
    に配置し、前記径方向内周部8を前記第1の軸封部材5
    の小径部51と、前記耕耘軸1の外周面上に配置された
    保護環14とによって挟持させ、前記径方向外周部9を
    前記残耕処理用筒軸2の端面に、全周にわたって、弾性
    的に摺動接触させる様になしたことを特徴とする耕耘機
    用軸封装置。
JP1976116116U 1976-08-30 1976-08-30 耕耘機用軸封装置 Expired JPS5849046Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS5333602U JPS5333602U (ja) 1978-03-24
JPS5849046Y2 true JPS5849046Y2 (ja) 1983-11-09

Family

ID=28725704

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031445Y2 (ja) * 1979-06-14 1985-09-20 井関農機株式会社 耕耘装置における巻付草藁排除装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538563U (ja) * 1976-07-07 1978-01-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543044Y2 (ja) * 1973-07-03 1979-02-10
JPS513747U (ja) * 1974-06-25 1976-01-12

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JPS538563U (ja) * 1976-07-07 1978-01-25

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JPS5333602U (ja) 1978-03-24

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