JPH0221617Y2 - - Google Patents

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JPH0221617Y2
JPH0221617Y2 JP1984113255U JP11325584U JPH0221617Y2 JP H0221617 Y2 JPH0221617 Y2 JP H0221617Y2 JP 1984113255 U JP1984113255 U JP 1984113255U JP 11325584 U JP11325584 U JP 11325584U JP H0221617 Y2 JPH0221617 Y2 JP H0221617Y2
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JP
Japan
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drive shaft
safety cover
universal joint
constant velocity
cover bearing
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JP1984113255U
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JPS6129133U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、農耕用機械等の如く泥水を被りや
すい機械装置のドライブシヤフトに於ける安全カ
バー軸受のシール装置に関するものである。
従来の技術 第2図は農耕用機械等に利用されているドライ
ブシヤフトであつて、この考案が対象としている
シール装置の部分についてだけ従来例を示し、そ
の他の構造は第1図に示すこの考案の実施例のも
のと同じにして対照的に表してある。すなわち、
駆動側に連結した軸1とその外周に配された円筒
2とを回転力は伝達するが軸方向の相対的な移動
を吸収するように、例えばスプライン嵌合等で連
結して駆動軸3を構成し、この駆動軸3をその円
筒2の先端に固設した中間軸4を介して非駆動側
回転部(図示せず)に結合した等速自在継手5に
連結すると共に、等速自在継手5と駆動軸3の円
筒2との間にブーツ6を取り付け、更に、駆動軸
3に一端を機械の固定部分に連結させて回転しな
いようにした安全カバー7を安全カバー軸受8を
介して支持して構成されている。安全カバー軸受
8には実公昭55−48174号公報によつて知られる
ものが使用され、これは合成樹脂で断面コ字状に
形成され、その内側筒状部分の内径に駆動軸3の
円筒2の軸受溝2aに係合して摺動する断面半円
形の凸条8aを周設すると共に、内側筒状部分を
放射方向の複数切割溝8bで円周方向に分割する
ことによりその直径を弾性的に拡開し得るように
している。
考案が解決しようとする問題点 ところで、上記ドライブシヤフトが農耕用機械
に使用される場合、作業中に泥水を被ると、駆動
軸3の円筒2の軸受溝2a部分に泥が付着するか
ら、スムーズな摺動が妨げられて大きな駆動トル
クが必要となり、また、軸受8の摩耗も早めてそ
の寿命を短縮する。
そこで、安全カバー軸受8の外側筒状部分の内
径に断面L字状で環状のダストカバー9を取付け
て泥水の侵入を防止するようにしているが、駆動
軸3の円筒2にダストカバー9が接触すると、ラ
ジアル荷重が作用して駆動軸3の駆動に要するト
ルクが増大すると云う観点から、ダストカバー9
と駆動軸3の円筒2とを非接触にしている為、泥
水の侵入を完全に防止することは困難であつた。
この考案の目的は、したがつて、ドライブシヤ
フト用安全カバー軸受のシール装置を、駆動トル
クを増大させることなく接触式となして、確実な
シール効果が得られるようにすることである。
問題点を解決するための手段 この考案は、等速自在継手をシールするための
ブーツを利用して、安全カバー軸受のための接触
式シールをも形成させるようにしたことを特徴と
している。
すなわち、この考案のドライブシヤフト用安全
カバー軸受のシール装置は、駆動軸の軸端に等速
自在継手を結合し、等速自在継手をシールするた
めのブーツの両端をそれぞれ、駆動軸と等速自在
継手の外方部材に固定し、更に、駆動軸と等速自
在継手との結合部分及び前記ブーツを被う静止部
材たる安全カバーを、安全カバー軸受を介して、
回転する駆動軸上に支持させ、前記ブーツの駆動
軸側に固定される小径側の端部にラツパ状のシー
ルリツプを設け、このシールリツプの先端部を全
周にわたつて前記安全カバー軸受の端面に弾性的
に摺接させて前記安全カバー軸受を外部環境から
遮断する環状の接触シールを形成させるようにし
た。
作 用 ブーツは、両端をそれぞれ駆動軸および等速自
在継手の外方部材に固定してあつて、等速自在継
手をシールして内部の潤滑グリースの流出および
外部からの異物の侵入を防止する。
ブーツの小径側端部に延長形成されたラツパ状
のシールリツプは、安全カバー軸受の端面に全周
にわたつて弾性的に接触して、環状の接触式シー
ルを形成する。これにより、安全カバー軸受は外
部環境から完全に遮断され、外部からの泥水等異
物の侵入が確実に防止される。
駆動軸および等速自在継手の回転に伴つてブー
ツも回転し、その結果シールリツプは、静止部材
たる安全カバー軸受の端面に摺接することにな
る。しかし、シールリツプは安全カバー軸受の端
面に軸方向からだけ当たり、ラジアル荷重の発生
を伴わないため、駆動軸の駆動トルクを増大させ
る心配はない。また、シールリツプがブーツの小
径側に設けられていることも、このトルクを増大
させないという点に関し有利に働く。
実施例 第1図はこの考案を適用した農耕用機械等に使
用するドライブシヤフトであつて、11は駆動側
に連結した軸、12はその外周に配された円筒
で、この両者を、図面では示されていないが、軸
11の回転を円筒12に伝達すると共に、軸11
と円筒12の軸方向の相対移動を吸収するよう
に、例えばスプライン嵌合で連結して駆動軸13
を構成している。
14は駆動軸13の円筒12の先端に固設した
中間軸、15は駆動軸13の動力を非駆動側に伝
達せんとする等速自在継手で、外方部材16と、
中間軸14を介して駆動軸13に結合された内方
部材17と、外方部材16と内方部材17の間に
おいて動力の伝達を行うボール18と、該ボール
18を収容保持するケージ19とにより構成され
ている。20は駆動軸13の円筒12に安全カバ
ー軸受21を介して支持された安全カバーで、回
転しないようにその一端を機械の固定部分に連結
されたスリーブ22にリベツト23を介して固着
している。安全カバー軸受21は合成樹脂で断面
コ字状に形成され、その外側筒状部分をビス24
を介して安全カバー20の内径に固着し、かつ、
内側筒状部分の内径に駆動軸13の円筒12の軸
受溝12aに係合して摺動する断面半円形の凸条
21aを周設すると共に、内側筒状部分を放射方
向の複数の切割溝21bで円周方向に分割してそ
の直径を弾性的に拡開し得るようにしている。2
5は等速自在継手15の内部に潤滑用グリースを
封止保持し、かつ、外部からの塵や水分等の侵入
を防止する為のブーツで、大径側の装着部をブー
ツバンド26により等速自在継手15の外方部材
16に締着し、また、小径側の装着部をブーツバ
ンド27により駆動軸13の円筒12に締着し、
更に、小径側の装着部端縁に軸方向に延びるラツ
パ状のシールリツプ25aを一体に形成し、該シ
ールリツプ25aの先端部を安全カバー軸受21
の端面に全周にわたつて弾性的に接触させてい
る。
上記構成のこの実施例によれば、ブーツ25の
シールリツプ25aは、駆動軸13の駆動トルク
を増大させないように、その先端部が安全カバー
軸受21の端面を軸方向からのみ押圧し、ラジア
ル荷重の発生を伴うことなく接触部位を確実にシ
ールし、外部から侵入しようとする泥水に対し強
固なシール機能を発揮する。
考案の効果 以上説明したように、この考案は、ブーツの小
径側端部にラツパ状シールリツプを設け、このシ
ールリツプの先端を全周にわたり安全カバー軸受
の端面に弾性的に摺接させることによつて、環状
の接触式シールを形成させるようにしたから、安
全カバー軸受内に泥水等が侵入するおそれがな
く、安全カバー軸受の耐久性の優れたドライブシ
ヤフトを提供することができる。しかも、この考
案は、シールリツプをブーツの小径側に設けると
ともに安全カバー軸受の端面に軸方向から当てる
ようにしたから、接触式シールでありながら、駆
動軸のトルクを増大させる心配がない。また、こ
の考案はブーツ形状を一部変更するだけで、他の
構造は何ら変更することなく極めて簡単に実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したドライブシヤフト
を示す縦断面図、第2図は従来の安全カバー軸受
を示すドライブシヤフトの縦断面図である。 11……軸、12……円筒、13……駆動軸、
14……中間軸、15……等速自在継手、20…
…安全カバー、21……安全カバー軸受、25…
…ブーツ、25a……シールリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸の軸端に等速自在継手を結合し、等速自
    在継手をシールするためのブーツの両端をそれぞ
    れ、駆動軸と等速自在継手の外方部材に固定し、
    更に、駆動軸と等速自在継手との結合部分及び前
    記ブーツを被う静止部材たる安全カバーを、安全
    カバー軸受を介して、回転する駆動軸上に支持さ
    せ、前記ブーツの駆動軸側に固定される小径側の
    端部にラツパ状のシールリツプを設け、このシー
    ルリツプの先端部を全周にわたつて前記安全カバ
    ー軸受の端面に弾性的に摺接させて前記安全カバ
    ー軸受を外部環境から遮断する環状の接触シール
    を形成させるようにしたことを特徴とするドライ
    ブシヤフト用安全カバー軸受のシール装置。
JP11325584U 1984-07-24 1984-07-24 ドライブシヤフト用安全カバ−軸受のシ−ル装置 Granted JPS6129133U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11325584U JPS6129133U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 ドライブシヤフト用安全カバ−軸受のシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11325584U JPS6129133U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 ドライブシヤフト用安全カバ−軸受のシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6129133U JPS6129133U (ja) 1986-02-21
JPH0221617Y2 true JPH0221617Y2 (ja) 1990-06-11

Family

ID=30672291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11325584U Granted JPS6129133U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 ドライブシヤフト用安全カバ−軸受のシ−ル装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2697960B2 (ja) * 1990-12-28 1998-01-19 住友電気工業株式会社 ハーネス用電線導体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB958450A (en) * 1962-06-29 1964-05-21 Thompson Ramo Wooldridge Inc Improvements in or relating to pressure relief boot seals
JPS5548174U (ja) * 1978-09-26 1980-03-29

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB958450A (en) * 1962-06-29 1964-05-21 Thompson Ramo Wooldridge Inc Improvements in or relating to pressure relief boot seals
JPS5548174U (ja) * 1978-09-26 1980-03-29

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Publication number Publication date
JPS6129133U (ja) 1986-02-21

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