JP2697960B2 - ハーネス用電線導体 - Google Patents

ハーネス用電線導体

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JP2697960B2 JP2409162A JP40916290A JP2697960B2 JP 2697960 B2 JP2697960 B2 JP 2697960B2 JP 2409162 A JP2409162 A JP 2409162A JP 40916290 A JP40916290 A JP 40916290A JP 2697960 B2 JP2697960 B2 JP 2697960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、自動車用
のワイヤハーネスなどに用いることのできるハーネス用
電線導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高性能化とともに、各種
の制御回路の増加など自動車内における配線箇所は多
く、またそれらに要求される信頼性も一層強まってきて
いる。一方、省エネルギの立場などからは、自動車重量
の軽量化が強く要求されるようになってきた。
【0003】従来自動車の配線用電線導体には、主とし
てJIS C 3102に規定してあるような軟銅線ま
たはこれに錫メッキなどを施した線を撚り合わせた撚線
が用いられ、これに塩化ビニール、架橋ビニールまたは
架橋ポリエチレンなどの絶縁体を同心円状に被覆して電
線としていた。
【0004】ところで自動車配線回路では、前述のとお
り近年特に制御用などの信号電流回路の割合が増加して
いる。このような電線では、通電容量には十分余裕があ
るにもかかわらず、機械的強度維持のために電気的な必
要径より大なる導体を用いていた。
【0005】このような電線を軽量化する試みとして、
導体のアルミニウム(合金を含む、以下同じ)化も一部
検討された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウムでは一般に強度的に弱く、十分な強度を得るため
には外径を太くするとか、撚線本数を多くするとかの方
策が必要となり、絶縁体を多く必要とすることにより、
配線スペースを多く必要とするほか、軽量化の効果も十
分に期待できず、また絶縁体コストの上昇も招く結果と
なりやすかった。
【0007】この発明の目的は、細径化すなわち軽量化
しても従来のハーネス電線に劣らない破断荷重を有し、
さらに衝撃的な荷重に対しても破断しにくく、また線ぐ
せが悪くなく、切断した撚線にバラケがないハーネス用
電線導体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
ハーネス用電線導体は、銅合金よりなる素線を撚り合わ
せた撚線を備えたハーネス用電線導体である。銅合金
は、Snを2〜10重量%含んでいる。撚線の導体断面
積は、0.03〜0.3mmである。撚線に、温度1
80〜500℃、時間10分以上の条件の下で熱処理を
施すことにより、撚線が熱処理前に比べて30〜60%
の範囲内の引張り強さとなっている。この構成におい
て、Snの含有量を2〜10重量%としているのは、S
nを2重量%以上にすることにより、破断荷重を向上さ
せるためである。また、10重量%以上となると、通常
の工程での量産が不可能となり、また熱処理を施して
も、線ぐせおよび端末バラケが除去できないなどの問題
が生じるためである。また、導体断面積を0.03〜
0.3mmとしたのは、0.03mm未満であれ
ば、ハーネスとしての加工の際、端子圧縮加工が困難で
あり、0.3mmを超えれば、軽量化の目的にそぐわ
ないからである。さらに、熱処理前に比べて30〜60
%の範囲内の引張り強さとなるように撚線に熱処理が施
される。このような熱処理を施すことにより、耐衝撃力
をさらに向上させることができ、かつ、撚線のバラケを
さらに小さくすることができる。この熱処理により、引
張り強さにおける破断荷重は低下するが、この低下した
破断荷重を上記のように熱処理前の30〜60%の範囲
内とする。熱処理後の破断荷重が熱処理前の60%より
大きい場合には、耐衝撃性が十分には向上せず、バラケ
や線ぐせの問題を生じることがある。また、引張り強さ
が熱処理前の30%より低くなる場合には、破断荷重が
著しく低下してしまい、Snを所定量含有させて破断強
度を向上させるという合金化の効果が薄れてしまう。こ
のような熱処理の条件は、温度180〜500℃、時間
10分以上である。180℃未満の場合には、衝撃値を
向上させるという効果が十分でない場合があり、また、
500℃より高い温度になると、著しく破断荷重が低下
してしまう場合がある。また、時間が10分未満である
と、衝撃値を向上させるという効果が不十分な場合があ
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】また、本願発明の好ましい実施態様におい
ては、撚線には、断面形状が円形状の素線を撚り合わせ
た後に、円形圧縮加工が施されている。
【0016】図1は、この実施態様に従う一実施例を示
す断面図であり、円型圧縮加工された撚線を用いたハー
ネス電線である。図2は、円型圧縮加工していない撚線
を用いたハーネス電線を示す断面図である。
【0017】図1を参照して、ハーネス用電線1の撚線
2は、円型圧縮加工されており、外側に位置する素線2
aの外周面は、全体がほぼ円型形状となるように圧縮加
工されている。このように円型圧縮加工された撚線2の
外周に絶縁皮膜3が設けられている。
【0018】図2を参照して、ハーネス電線11では、
単に素線を撚り合わせた撚線12のまわりに絶縁皮膜1
3を形成しており、素線12a間の溝14の部分にまで
絶縁皮膜が設けられている。この素線間の溝14は、絶
縁皮膜13を設けなくても絶縁性には影響のない部分で
あり、このような部分にも絶縁皮膜13を設けることに
より、絶縁皮膜の材料が多く必要となり、また重量の面
からの十分に軽量化を図ることができない。
【0019】これに対し、図1に示すようなハーネス用
電線1の場合には、素線2a間にはさほど大きな溝が形
成されないので、皮膜材料が多く必要となることもな
く、軽量化を達成することができる。また、同一面積で
見た場合、隙間の部分が少ないので、外径を小さくする
ことができ、細径化を図ることができる。さらに、撚線
を円型圧縮加工することにより、端末のバラケを起こり
にくくすることができる。また線ぐせを改善することが
できる。
【0020】この発明に用いられる素線は、Snを2〜
10重量%含む銅合金であるが、さらにリンを0.5重
量%以下の量で含むようなリン青銅であってもよい。
【0021】
【実施例】
実施例I 表1に示すようなJIS H 3110に規定されてい
るリン青銅からなる素線を作製し、これを7本撚り合わ
せて撚線とした。表1に示す実験No. 1−1はJIS
H 3110規格のC5161に相当するものであり、
実験No. 1−2はC5191に相当するものであり、実
験No. 1−3はC5212に相当するものである。従来
例としての実験No. 1−4は、SnおよびPを含まない
銅線を素線として用いたものである。比較として、表1
に示すような比較例No. 1−5、1−6および1−7の
撚線を作製した。
【0022】得られた撚線について、導電率(IACS
%)、熱処理前後における破断荷重の保持率(%)、破
断荷重(kgf)、衝撃値(kgf・m)、重量(g/
m)、線ぐせ、および端末バラケをそれぞれ測定あるい
は評価し、表1に併せて示した。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように、本発明例のNo.
1−1〜1−3のものは、従来例のNo. 1−4に比べ、
高い破断荷重を有しており、しかも軽量化されている。
またSnの含有量の少ない比較例のNo. 1−5および1
−6のものは、本発明例のような高い破断荷重を示さな
かった。またSnの含有量の多いNo. 1−7では、高い
破断荷重が得られているものの、導電率が著しく低くな
っていた。また線ぐせが悪く、端末バラケがあった。
【0025】表1に示した実験No. 1−1〜1−3で
は、すべて撚線後熱処理を施した。この熱処理の有無の
影響および熱処理条件について検討するため、さらに表
2に示すような実験No. 1−8〜1−11を行なった。
表2には、比較しやすいように、実験No. 1−2のデー
タを再び掲載した。
【0026】
【表2】
【0027】熱処理した実験No. 1−2および熱処理し
なかった実験No. 1−8との比較から明らかなように、
撚線後に熱処理することにより、破断荷重は低下するも
のの、衝撃値が向上し、線ぐせおよび端末バラケが改善
される。
【0028】また熱処理温度が500℃よりも高い55
0℃である実験No. 1−9では、破断荷重の保持率が1
7%であった。また処理温度が180℃よりも低い15
0℃である実験No. 1−10では、衝撃値の向上があま
り認められなかった。
【0029】以上の結果から明らかなように、撚線後に
熱処理する場合には、引張強さが熱処理前の30〜60
%の範囲内となるように熱処理することが好ましい。
【0030】実験No. 1−11では、300℃で5分間
の熱処理とした。この結果、表2に示すように、実験N
o. 1−2に比べ小さな衝撃値となっている。したがっ
て、熱処理の時間は、10分以上が好ましい。
【0031】実施例II 表3に示すような上記の実施例Iと同様の、JIS H
3110に規定されているリン青銅からなる素線を作
製し、これを7本撚り合わせて、撚線とした。表3に圧
縮加工有りとしたものについては、この撚線をダイスの
孔に通すことにより、円型圧縮加工を施した。熱処理条
件に「なし」と書いたもの以外については、表3に示す
熱処理条件で圧縮加工の撚線を熱処理した。従来例の実
験No. 2−4は、表1の従来例No. 1−4と同様の、従
来から用いられている軟銅を撚り合わせた撚線である。
【0032】表3に示す得られた撚線について、上記の
実施例Iと同様に特性を測定あるいは評価し、表3に併
せて示した。
【0033】
【表3】
【0034】表3から明らかなように、本発明例のNo.
2−1〜2−3のものは、従来例のNo. 2−4に比べ、
高い破断荷重を有しており、しかも軽量化されている。
またSnの含有量の少ない比較例No. 2−5および2−
6のものは、本発明例のような高い破断荷重を示さなか
った。またSnの含有量の多いNo. 2−7では、高い破
断荷重が得られているものの、導電率が著しく低くなっ
ている。
【0035】表3に示した実験No. 2−1〜2−3で
は、すべて円型圧縮加工後に熱処理を施した。この熱処
理の有無の影響および熱処理条件について検討するた
め、表4に示すような実験No. 2−8〜2−11を行な
った。表4には、比較しやすいように、実験No. 2−2
のデータを再び掲載した。
【0036】
【表4】
【0037】熱処理した実験No. 2−2および熱処理し
なかった実験No. 2−8との比較から明らかなように、
円型圧縮加工後に熱処理することにより破断荷重は若干
低下するものの衝撃値が向上し、線ぐせおよび端末バラ
ケが改善される。
【0038】また、熱処理温度が500℃よりも高い5
50℃である実験No. 2−9では、破断荷重の保持率が
17%であり、破断荷重が従来例の実験No. 2−4より
も低くなった。また熱処理温度が180℃よりも低い1
50℃である実験No. 2−10では、衝撃値の向上があ
まり認められなかった。
【0039】以上の結果から明らかなように、圧縮加工
に熱処理する場合には、引張強さが熱処理前の30〜6
0%の範囲内とすることが好ましい。表4に示す実験N
o. 2−11では300℃で5分間の熱処理とした。し
かしながら、この熱処理では十分な衝撃値が得られなか
った。このことからも、熱処理時間は10分以上とする
ことが好ましい。
【0040】実施例III 表5に示すようなSn含有量の銅合金素線を作製し、こ
れを7本撚り合わせて撚線とした。表5に示す従来例N
o. 3−7は、表1の従来例No. 1−4および表3の従
来例2−4と同じものである。
【0041】得られた撚線について、上記の実施例Iお
よびIIと同様に、特性を評価し表5に併せて示した。
【0042】
【表5】
【0043】表5から明らかなように、本発明例のNo.
3−1〜3−6のものは、従来例のNo. 3−7に比べ、
高い破断荷重を有しており、しかも軽量化されている。
またSnの含有量の少ない比較例のNo. 3−8および3
−9のものは、本発明例のような高い破断荷重を示さな
かった。またSnの含有量の多いNo. 3−10では、高
い破断荷重が得られているものの、導電率が著しく低く
なっている。また、線ぐせが悪く、端末バラケがあっ
た。
【0044】表5に示した実験No. 3−1〜3−6で
は、すべて熱処理を施している。この熱処理の有無の影
響および熱処理条件について検討するため、さらに表6
に示すような実験No. 3−11〜3−14を行なった。
表6には、比較しやすいように、実験No. 3−3のデー
タを再び掲載した。
【0045】
【表6】
【0046】熱処理実験したNo. 2−3および熱処理し
なかった実験No. 2−11との比較から明らかなよう
に、撚線後に熱処理することにより破断荷重は若干低下
するものの、衝撃値が向上し、線ぐせおよび端末バラケ
が改善される。
【0047】また、熱処理温度が500℃よりも高い5
50℃である実験No. 3−12では、破断荷重の保持率
が17%であり、破断荷重が従来例よりも低くなった。
また、処理温度が180℃よりも低い150℃である実
験No. 3−13では、衝撃値の向上があまり認められな
かった。
【0048】以上の結果から明らかなように、圧縮加工
後に熱処理する場合には、引張強さが熱処理前の30〜
60%の範囲内となるように熱処理することが好まし
い。また熱処理を行なうためには、熱処理温度を180
℃〜500℃とし熱処理時間を10分以上とすることが
好ましい。
【0049】実施例IV 表7に示すようなSn含有量の銅素線を作製し、これを
7本撚り合わせて撚線とした。この撚線を上記の実施例
IIと同様にして、圧縮加工した。
【0050】得られた撚線について、その特性を評価
し、表7に併せて示した。
【0051】
【表7】
【0052】表7から明らかなように、本発明例のNo.
4−1〜4−6のものは、従来例のNo. 4−7に比べ、
高い破断荷重を有しており、しかも軽量化されている。
また、Snの含有量の少ない比較例のNo. 4−8および
4−9のものは、本発明例のような高い破断荷重を締さ
なかった。またSnの含有量の多い実験No. 4−10で
は高い破断荷重が得られているものの、導電率が著しく
低くなっている。
【0053】表7に示した実験No. 4−1〜4−6で
は、すべて円型圧縮加工後に熱処理を施した。この熱処
理の有無の影響および熱処理条件について検討するた
め、さらに表8に示すような実験No. 4−11〜4−1
4を行なった。表8には、比較しやすいように、実験N
o. 4−3のデータを再び掲載した。
【0054】
【表8】
【0055】熱処理した実験No. 4−3および熱処理し
なかった実験No. 4−11との比較から明らかなよう
に、円型圧縮加工後に熱処理することにより、破断荷重
は若干低下するものの、衝撃値が向上し、線ぐせおよび
端末バラケが改善される。
【0056】また、熱処理温度が500℃よりも高い5
50℃である実験No. 4−12では、破断荷重の保持率
が18%であり、従来例のものよりも低下した。また処
理温度が180℃よりも低い150℃である実験No. 4
−13では、衝撃値の向上があまり認められなかった。
【0057】また熱処理時間が5分である実験No. 4−
14では、衝撃値の向上があまり認められなかった。
【0058】以上の結果から明らかなように、圧縮加工
後に熱処理する場合には、引張強さが熱処理前の30〜
60%の範囲内となるように熱処理することが好まし
い。また、このような熱処理を行なうためには、熱処理
温度を180℃〜500℃とし、熱処理時間を10分以
上とすることが好ましい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のハーネ
ス用電線導体は、破断荷重が高く、しかも衝撃値が高
く、線ぐせが良好で端末のバラケの少ないハーネス用電
線導体である。したがって、この発明のハーネス用電線
導体を用いることにより、従来の電線に比べ、軽量化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面円型形状の素線を撚り合わせた後、円型圧
縮加工した撚線を用いた、この発明に従うハーネス用電
線を示す断面図である。
【図2】円型圧縮加工していない撚線を用いたハーネス
用電線を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハーネス用電線 2 撚線 2a 外側の素線 3 絶縁皮膜 11ハーネス用電線 12 撚線 12a 素線 13 絶縁皮膜 14 素線間の溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 肇 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 小野 文夫 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 大久保 直幸 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 松田 克志 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (72)発明者 辻 一則 三重県鈴鹿市三日市町字中之池1820 住 友電装株式会社 鈴鹿製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−123609(JP,A) 特開 昭59−46710(JP,A) 特開 昭63−61703(JP,A) 特開 昭63−238232(JP,A) 特開 昭63−43214(JP,A) 特開 昭60−154831(JP,A) 特開 昭57−27051(JP,A) 特公 昭54−10711(JP,B1) 特公 昭59−36716(JP,B2) 実公 昭61−29133(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅合金よりなる素線を撚り合わせた撚線
    を備えたハーネス用電線導体であって、 前記銅合金は、Snを2〜10重量%含み、 前記撚線の導体断面積が0.03〜0.3mmであ
    り、 前記撚線に、温度180〜500℃、時間10分以上の
    条件の下で熱処理を施すことにより、前記撚線が熱処理
    前に比べて30〜60%の範囲内の引張り強さとなって
    いる、ハーネス用電線導体。
  2. 【請求項2】 前記撚線には、断面形状が円形状の素線
    を撚り合わせた後、円形圧縮加工が施されている、請求
    項1記載のハーネス用電線導体。
  3. 【請求項3】 前記銅合金は、0.5重量%以下のリン
    を含む、請求項1記載のハーネス用電線導体。
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