JPH0424180Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0424180Y2 JPH0424180Y2 JP1986108431U JP10843186U JPH0424180Y2 JP H0424180 Y2 JPH0424180 Y2 JP H0424180Y2 JP 1986108431 U JP1986108431 U JP 1986108431U JP 10843186 U JP10843186 U JP 10843186U JP H0424180 Y2 JPH0424180 Y2 JP H0424180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- fitted
- slinger
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、駆動力を伝達するシヤフトの中間に
配置されたセンターベアリングを支えるセンター
ベアリングサポートに関し、更に詳しくは、シー
ル機能を併設されたセンターベアリングサポート
に関する。
配置されたセンターベアリングを支えるセンター
ベアリングサポートに関し、更に詳しくは、シー
ル機能を併設されたセンターベアリングサポート
に関する。
(従来の技術)
駆動力伝達用シヤフトの中間に配置されたセン
ターベアリングを支えるセンターベアリングサポ
ートとしては、一例を第3図に示すような構造の
ものが知られている。
ターベアリングを支えるセンターベアリングサポ
ートとしては、一例を第3図に示すような構造の
ものが知られている。
同図のセンターベアリングサポートは、シヤフ
ト1を支えるベアリング2を嵌合されたベアリン
グケース3の端部及びベアリングケース3の大径
側に嵌合されたベアリング押え4の小径側端部を
延長させるとともに、略V字状の断面形状を呈す
る環状体に形成されたスリンガ5を、ベアリング
2を挟んでシヤフト1に取付け、スリンガ5及び
該スリンガ5の環状溝内に進入したベアリングケ
ース3の小径側端部又はベアリング押え4の小径
側端部が形成するラビリンスシール機構によつ
て、ベアリング2に対するシール機能をもたらす
ものである。また、他のシール方法としてオイル
シールを用いる態様が知られている(特開昭59−
80519号)。
ト1を支えるベアリング2を嵌合されたベアリン
グケース3の端部及びベアリングケース3の大径
側に嵌合されたベアリング押え4の小径側端部を
延長させるとともに、略V字状の断面形状を呈す
る環状体に形成されたスリンガ5を、ベアリング
2を挟んでシヤフト1に取付け、スリンガ5及び
該スリンガ5の環状溝内に進入したベアリングケ
ース3の小径側端部又はベアリング押え4の小径
側端部が形成するラビリンスシール機構によつ
て、ベアリング2に対するシール機能をもたらす
ものである。また、他のシール方法としてオイル
シールを用いる態様が知られている(特開昭59−
80519号)。
(考案が解決しようとする問題点)
第3図に示した従来の技術によるセンターベア
リングサポートにおいては、スリンガ5及び該ス
リンガ5の環状溝内に進入したベアリングケース
3の小径側端部又はベアリング押え4の小径側端
部が形成するラビリンスシール機構によつて、ベ
アリング2に対するシール機能を期待するもので
あるため、強固なシール機能を期待することがで
きず、特に外部の泥水等の進入に対する阻止機能
が劣つて、ベアリング2の潤滑剤として使用され
たグリースの劣化による短寿命化がもたらされ
る。また特開昭59−80519号公報に開示されてい
るシール構造のものにあつては、以下の問題を有
していた。
リングサポートにおいては、スリンガ5及び該ス
リンガ5の環状溝内に進入したベアリングケース
3の小径側端部又はベアリング押え4の小径側端
部が形成するラビリンスシール機構によつて、ベ
アリング2に対するシール機能を期待するもので
あるため、強固なシール機能を期待することがで
きず、特に外部の泥水等の進入に対する阻止機能
が劣つて、ベアリング2の潤滑剤として使用され
たグリースの劣化による短寿命化がもたらされ
る。また特開昭59−80519号公報に開示されてい
るシール構造のものにあつては、以下の問題を有
していた。
ベアリングケースの端部とスリンガとが径方
向に重なる態様となつていないため、ベアリン
グケースの端部とスリンガとの間隙から泥水等
が入り込みやすい。
向に重なる態様となつていないため、ベアリン
グケースの端部とスリンガとの間隙から泥水等
が入り込みやすい。
オイルシールのダストリツプがスリンガの径
方向端面に当接する態様となつているため、オ
イルシールとスリンガとの軸方向位置のバラツ
キにより、ダストリツプのシール性能が不安定
となる。
方向端面に当接する態様となつているため、オ
イルシールとスリンガとの軸方向位置のバラツ
キにより、ダストリツプのシール性能が不安定
となる。
本考案は、上記した問題点を解消して確実なシ
ール機能を具えたセンターベアリングサポートの
構造を提示することを目的とするものである。
ール機能を具えたセンターベアリングサポートの
構造を提示することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記した従来の技術によるセンター
ベアリングサポートにおける問題点に鑑み、略椀
形状を呈するスリンガを、ベアリングの両側に配
置してシヤフトに嵌合させるとともに、シヤフト
の周面と摺動する主リツプ及びスリンガの内周面
と摺動するダストリツプを有するオイルシール
を、ベアリングケースの小径側端部及びベアリン
グ押えの小径側端部に嵌合させると共に、両スリ
ンガの外周側筒状部分が、ベアリングケースの端
部及びベアリング押えの端部を越えてベアリング
側に伸びる構成となすものである。
ベアリングサポートにおける問題点に鑑み、略椀
形状を呈するスリンガを、ベアリングの両側に配
置してシヤフトに嵌合させるとともに、シヤフト
の周面と摺動する主リツプ及びスリンガの内周面
と摺動するダストリツプを有するオイルシール
を、ベアリングケースの小径側端部及びベアリン
グ押えの小径側端部に嵌合させると共に、両スリ
ンガの外周側筒状部分が、ベアリングケースの端
部及びベアリング押えの端部を越えてベアリング
側に伸びる構成となすものである。
(作用)
上記した構成を備えたセンターベアリングサポ
ートにおいては、シヤフトの周面と摺動する主リ
ツプが、ベアリングの潤滑剤として封入されたグ
リースの流出を阻止し、スリンガの内周面と摺動
するダストリツプが、泥水等の異物の内部への進
入を防止する。
ートにおいては、シヤフトの周面と摺動する主リ
ツプが、ベアリングの潤滑剤として封入されたグ
リースの流出を阻止し、スリンガの内周面と摺動
するダストリツプが、泥水等の異物の内部への進
入を防止する。
(実施例)
第1図の実施例においては、シヤフト1を支え
るベアリング2を嵌合されたベアリングケース3
及びベアリングケース3の大径側に嵌合されたベ
アリング押え4の外方に、略椀形状に形成された
スリンガ5が配置されてシヤフト1を嵌合され、
詳細を第2図に示すように、シヤフト1の周面と
摺動する主リツプ7及びスリンガ5の内周面と摺
動するダストリツプ8を有するオイルシール6
が、ベアリングケース3の小径側端部及びベアリ
ング押え4の小径側端部に嵌合され、両スリンガ
の外周筒状部分9が、ベアリングケースの端部及
びベアリング押えの端部を越えてベアリング側に
伸びている。
るベアリング2を嵌合されたベアリングケース3
及びベアリングケース3の大径側に嵌合されたベ
アリング押え4の外方に、略椀形状に形成された
スリンガ5が配置されてシヤフト1を嵌合され、
詳細を第2図に示すように、シヤフト1の周面と
摺動する主リツプ7及びスリンガ5の内周面と摺
動するダストリツプ8を有するオイルシール6
が、ベアリングケース3の小径側端部及びベアリ
ング押え4の小径側端部に嵌合され、両スリンガ
の外周筒状部分9が、ベアリングケースの端部及
びベアリング押えの端部を越えてベアリング側に
伸びている。
(考案の効果)
本考案のセンターベアリングサポートが、上記
したように、略椀形状を呈するスリンガを、ベア
リングの両側に配置してシヤフトに嵌合させると
ともに、シヤフトの周面と摺動する主リツプ及び
スリンガの内周面と摺動するダストリツプを有す
るオイルシールを、ベアリングケースの小径側端
部及びベアリング押えの小径側端部に嵌合させた
構成を備えていることにより、潤滑用グリースの
流出及び泥水等の異物の進入が完全に阻止される
ので、センターベアリングの機能が、長期間にわ
たつて正常に維持される。特に、両スリンガの外
周側筒状部分が、ベアリングケースの端部及びベ
アリング押えの端部を越えてベアリング側に伸び
て、互いに径方向に重なる態様とすると共に、筒
状部分の内周面にダストリツプを当接しているた
め、オイルシール側への泥水等の侵入を確実に阻
止できる効果を奏する。更に、ダストリツプがス
リンガの筒状部分の内周面と摺動する構成である
ため、オイルシールとスリンガとの軸方向位置が
変動したとしても、ダストリツプの安定したシー
ル性能が確保できる。
したように、略椀形状を呈するスリンガを、ベア
リングの両側に配置してシヤフトに嵌合させると
ともに、シヤフトの周面と摺動する主リツプ及び
スリンガの内周面と摺動するダストリツプを有す
るオイルシールを、ベアリングケースの小径側端
部及びベアリング押えの小径側端部に嵌合させた
構成を備えていることにより、潤滑用グリースの
流出及び泥水等の異物の進入が完全に阻止される
ので、センターベアリングの機能が、長期間にわ
たつて正常に維持される。特に、両スリンガの外
周側筒状部分が、ベアリングケースの端部及びベ
アリング押えの端部を越えてベアリング側に伸び
て、互いに径方向に重なる態様とすると共に、筒
状部分の内周面にダストリツプを当接しているた
め、オイルシール側への泥水等の侵入を確実に阻
止できる効果を奏する。更に、ダストリツプがス
リンガの筒状部分の内周面と摺動する構成である
ため、オイルシールとスリンガとの軸方向位置が
変動したとしても、ダストリツプの安定したシー
ル性能が確保できる。
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図
は、同実施例の要部の詳細図、第3図は、従来の
技術によるセンターベアリングサポートの一例の
断面図である。 1……シヤフト、2……ベアリング、3……ベ
アリングケース、4……ベアリング押え、5……
スリンガ、6……オイルシール、7……主リツ
プ、8……ダストリツプ、9……筒状部分。
は、同実施例の要部の詳細図、第3図は、従来の
技術によるセンターベアリングサポートの一例の
断面図である。 1……シヤフト、2……ベアリング、3……ベ
アリングケース、4……ベアリング押え、5……
スリンガ、6……オイルシール、7……主リツ
プ、8……ダストリツプ、9……筒状部分。
Claims (1)
- 略円筒形状を呈して段付に形成され、シヤフト
1を支えるベアリング2を嵌合されたベアリング
ケース3、前記ベアリングケース3に嵌合された
ベアリング押え4、略椀形状を呈し、前記ベアリ
ング2の両側に配置されて前記シヤフト1に嵌合
されたスリンガ5及び前記ベアリング2の両側に
配置されて前記ベアリングケース3の端部及び機
ベアリング押え4に嵌合されたオイルシール6よ
りなるセンターベアリングサポートにおいて、前
記両スリンガの外周側筒状部分9が、ベアリング
ケースの端部及びベアリング押えの端部を越えて
前記ベアリング側に伸びると共に、前記オイルシ
ールが前記シヤフトの周面と摺動する主リツプ
と、前記スリンガの筒状部分の内周面と摺動する
ダストリツプとを有していることを特徴とするセ
ンターベアリングサポート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986108431U JPH0424180Y2 (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986108431U JPH0424180Y2 (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6315328U JPS6315328U (ja) | 1988-02-01 |
JPH0424180Y2 true JPH0424180Y2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=30985623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986108431U Expired JPH0424180Y2 (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0424180Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2893754B2 (ja) * | 1989-10-13 | 1999-05-24 | 日本精工株式会社 | 軸受装置 |
JP2006182064A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Showa Corp | センターベアリング支持機構のシール構造、センターベアリング位置決め部材、これらを備えたプロペラシャフト及びセンターベアリング支持機構の組立方法 |
JP5803434B2 (ja) * | 2011-08-30 | 2015-11-04 | 日本精工株式会社 | シール装置付車輪支持用転がり軸受ユニット |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5980519A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-10 | Hino Motors Ltd | プロペラ・シヤフトに使用される中間軸受 |
-
1986
- 1986-07-15 JP JP1986108431U patent/JPH0424180Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5980519A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-10 | Hino Motors Ltd | プロペラ・シヤフトに使用される中間軸受 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6315328U (ja) | 1988-02-01 |
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