JPH0212352Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212352Y2 JPH0212352Y2 JP1984066609U JP6660984U JPH0212352Y2 JP H0212352 Y2 JPH0212352 Y2 JP H0212352Y2 JP 1984066609 U JP1984066609 U JP 1984066609U JP 6660984 U JP6660984 U JP 6660984U JP H0212352 Y2 JPH0212352 Y2 JP H0212352Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular member
- cylindrical
- seal lip
- lip
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 13
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 9
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- YAFQFNOUYXZVPZ-UHFFFAOYSA-N liproxstatin-1 Chemical compound ClC1=CC=CC(CNC=2C3(CCNCC3)NC3=CC=CC=C3N=2)=C1 YAFQFNOUYXZVPZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
互いに同芯に組合されて相対回転運動をなす軸
及びハウジングの間に配置されて、該両部材間を
シールするオイルシールに関する。
及びハウジングの間に配置されて、該両部材間を
シールするオイルシールに関する。
(従来の技術)
互いに同芯に組合されて相対回転運動をなす軸
及びハウジングの間に配置されて、両部材間の隙
間をシールするオイルシールの一タイプとして、
円筒周面と摺動する周面シールリツプと、径方向
面と摺動する端面シールリツプとを備えたものが
広く使用されている。第4図に示すものは、この
種のオイルシールの一例であつて、円筒部2及び
該円筒部2から径方向に広がる鍔部3を有し、円
筒部2を回転軸(図示せず)に嵌着される環状部
材1と、円筒形状を呈する筒状取付部6、該筒状
取付部6から内方へ伸びる径方向部7、径方向部
7の側面に付されたゴム状弾性材製端面シールリ
ツプ10及び径方向部7の端部に付されたゴム状
弾性材製周面シールリツプ11を有するシール部
材5とが、端面シールリツプ10が鍔部3の側面
に弾性接触するとともに、周面シールリツプ11
が円筒部2の周面に弾性接触するように組合され
て、端面シールリツプ10及び周面シールリツプ
11により、軸受用潤滑剤の外部への漏洩及び外
部ダスト等の軸受側への侵入を阻止する機能を担
つている。
及びハウジングの間に配置されて、両部材間の隙
間をシールするオイルシールの一タイプとして、
円筒周面と摺動する周面シールリツプと、径方向
面と摺動する端面シールリツプとを備えたものが
広く使用されている。第4図に示すものは、この
種のオイルシールの一例であつて、円筒部2及び
該円筒部2から径方向に広がる鍔部3を有し、円
筒部2を回転軸(図示せず)に嵌着される環状部
材1と、円筒形状を呈する筒状取付部6、該筒状
取付部6から内方へ伸びる径方向部7、径方向部
7の側面に付されたゴム状弾性材製端面シールリ
ツプ10及び径方向部7の端部に付されたゴム状
弾性材製周面シールリツプ11を有するシール部
材5とが、端面シールリツプ10が鍔部3の側面
に弾性接触するとともに、周面シールリツプ11
が円筒部2の周面に弾性接触するように組合され
て、端面シールリツプ10及び周面シールリツプ
11により、軸受用潤滑剤の外部への漏洩及び外
部ダスト等の軸受側への侵入を阻止する機能を担
つている。
(考案が解決しようとする問題点)
上記した従来技術によるオイルシールにおいて
は、軸側に固定された環状部材1と、ハウジング
側に取付けられたシール部材5とを互いに組合せ
る構成となつているために、両部材1,5の取扱
い組合作業はやゝ煩雑であつて困難を伴うばかり
でなく、鍔部3が環状部材1の円筒部2の一方の
端部のみに付されて、他端側が開放状態に保たれ
ているために、環状部材1とシール部材5の間に
軸方向の相対変位が生じやすく、それにより端面
シールリツプ10の鍔部3の側面に対する弾性接
触の度合に変化がもたらされ、シール性の低下を
示すおそれがある。
は、軸側に固定された環状部材1と、ハウジング
側に取付けられたシール部材5とを互いに組合せ
る構成となつているために、両部材1,5の取扱
い組合作業はやゝ煩雑であつて困難を伴うばかり
でなく、鍔部3が環状部材1の円筒部2の一方の
端部のみに付されて、他端側が開放状態に保たれ
ているために、環状部材1とシール部材5の間に
軸方向の相対変位が生じやすく、それにより端面
シールリツプ10の鍔部3の側面に対する弾性接
触の度合に変化がもたらされ、シール性の低下を
示すおそれがある。
本考案は、上記した従来技術によるオイルシー
ルにおける問題点を解消して、シール部材と環状
部材とを結合状態を保つ構造となして、取扱い、
組立作業の便をはかるとともに、シール性の確保
を期するものである。
ルにおける問題点を解消して、シール部材と環状
部材とを結合状態を保つ構造となして、取扱い、
組立作業の便をはかるとともに、シール性の確保
を期するものである。
(問題点を解消するための手段)
本考案は、上記した問題点を解消するために、
環状部材に、円筒部及び該円筒部から径方向に広
がつて互いに対向する鍔部を設けるとともに、シ
ール部材に、ゴム状弾性材料をもつて製せられ、
環状部材の鍔部の一方の側面と密封摺動する端面
シールリツプ、ゴム状弾性材料をもつて径方向を
細幅に製せられ、環状部材の鍔部の他方の側面と
摺動する位置決めリツプ及びゴム状弾性材料をも
つて製せられ、環状部材の円筒部又は鍔部に付さ
れた円筒周面と密封摺動する周面シールリツプを
接着させた構成となすものである。
環状部材に、円筒部及び該円筒部から径方向に広
がつて互いに対向する鍔部を設けるとともに、シ
ール部材に、ゴム状弾性材料をもつて製せられ、
環状部材の鍔部の一方の側面と密封摺動する端面
シールリツプ、ゴム状弾性材料をもつて径方向を
細幅に製せられ、環状部材の鍔部の他方の側面と
摺動する位置決めリツプ及びゴム状弾性材料をも
つて製せられ、環状部材の円筒部又は鍔部に付さ
れた円筒周面と密封摺動する周面シールリツプを
接着させた構成となすものである。
(作用)
上記した構成を備えるオイルシールにおいて
は、シール部材の端面シールリツプ及び位置決め
リツプが、それぞれ互いに対向する環状部材の両
鍔部に弾性接触していることにより、シール部材
が環状部材に挟持され、シール部材の端面シール
リツプ及び周面シールリツプにより、軸受側の潤
滑剤の外部への漏れ及び外部のダスト等の軸受側
への侵入が阻止される。
は、シール部材の端面シールリツプ及び位置決め
リツプが、それぞれ互いに対向する環状部材の両
鍔部に弾性接触していることにより、シール部材
が環状部材に挟持され、シール部材の端面シール
リツプ及び周面シールリツプにより、軸受側の潤
滑剤の外部への漏れ及び外部のダスト等の軸受側
への侵入が阻止される。
(実施例)
第1図の実施例においては、シール部材5は、
筒状取付部6の一端から伸びる径方向部7の側面
に端面シールリツプ10が焼着され、径方向部7
の内端に端面シールリツプ10と反対方向に伸び
る截頭円錐形状の周面シールリツプ11が焼着さ
れ、筒状取付部6の端部に位置決めリツプ12を
付されて成り、環状部材1は、断面L字形状に曲
げ加工された2個の環状体が、中間にシール部材
5を介挿されて互いに衝合され、円筒部2の両端
部に、それぞれ、鍔部3,3を有する断面U字形
状の環状体に形成されて、互いに組合された環状
部材1及びシール部材5は、端面シールリツプ1
0と図上右方の鍔部3との弾性接触及び周面シー
ルリツプ11と円筒部2周面との弾性接触により
潤滑剤の外部への漏れ及び外部ダスト等の内部へ
の侵入に対する阻止作用をなし、図上左側の鍔部
3と弾性接触する位置決めリツプ12及び径方向
部7の内端から軸方向に伸びて図上右方の鍔部3
に対向する位置決め用筒部14により、シール部
材5と環状部材1の軸方向相対位置が規制されて
いる。
筒状取付部6の一端から伸びる径方向部7の側面
に端面シールリツプ10が焼着され、径方向部7
の内端に端面シールリツプ10と反対方向に伸び
る截頭円錐形状の周面シールリツプ11が焼着さ
れ、筒状取付部6の端部に位置決めリツプ12を
付されて成り、環状部材1は、断面L字形状に曲
げ加工された2個の環状体が、中間にシール部材
5を介挿されて互いに衝合され、円筒部2の両端
部に、それぞれ、鍔部3,3を有する断面U字形
状の環状体に形成されて、互いに組合された環状
部材1及びシール部材5は、端面シールリツプ1
0と図上右方の鍔部3との弾性接触及び周面シー
ルリツプ11と円筒部2周面との弾性接触により
潤滑剤の外部への漏れ及び外部ダスト等の内部へ
の侵入に対する阻止作用をなし、図上左側の鍔部
3と弾性接触する位置決めリツプ12及び径方向
部7の内端から軸方向に伸びて図上右方の鍔部3
に対向する位置決め用筒部14により、シール部
材5と環状部材1の軸方向相対位置が規制されて
いる。
第2図の他の実施例は、第1図の実施例におけ
る位置決め用円筒部14を備えていないが、他の
構成は同様である。
る位置決め用円筒部14を備えていないが、他の
構成は同様である。
第3図の他の実施例は、周面シールリツプ11
が、円筒状取付部6の端部に付されて、図上左側
の鍔部3から軸方向に伸びる円筒部の周面と弾性
接触し、鍔部3の側面と弾性接触する位置決めリ
ツプ12が径方向部7の側面に付され、位置決め
リツプ12の近傍に端面シールリツプを付されて
いる点において、第1図及び第2図の実施例と相
違しているが、他の部分の構造及び作用は全く同
一である。
が、円筒状取付部6の端部に付されて、図上左側
の鍔部3から軸方向に伸びる円筒部の周面と弾性
接触し、鍔部3の側面と弾性接触する位置決めリ
ツプ12が径方向部7の側面に付され、位置決め
リツプ12の近傍に端面シールリツプを付されて
いる点において、第1図及び第2図の実施例と相
違しているが、他の部分の構造及び作用は全く同
一である。
(考案の効果)
本考案のオイルシールが、上記したように、円
筒部及び互いに対向する鍔部を有して略U字状の
断面形状を呈する環状部材に形成された環状溝内
に、筒状取付部、環状部材の一方の鍔部と弾性接
触する端面シールリツプ、環状部材の他方の鍔部
と弾性接触する位置決めリツプ及び両鍔部の中間
又は一方の鍔部の側方に形成された円筒周面と弾
性接触する周面シールリツプを備えるシール部材
とを組合せられた構造を備えていることにより、
オイルシールの取扱、機械装置への取付に当つて
シール部材及び環状部材が組合状態に保たれ、更
に運転中におけるシール部材と環状部材の軸方向
相対位置が常時正常に保たれる。
筒部及び互いに対向する鍔部を有して略U字状の
断面形状を呈する環状部材に形成された環状溝内
に、筒状取付部、環状部材の一方の鍔部と弾性接
触する端面シールリツプ、環状部材の他方の鍔部
と弾性接触する位置決めリツプ及び両鍔部の中間
又は一方の鍔部の側方に形成された円筒周面と弾
性接触する周面シールリツプを備えるシール部材
とを組合せられた構造を備えていることにより、
オイルシールの取扱、機械装置への取付に当つて
シール部材及び環状部材が組合状態に保たれ、更
に運転中におけるシール部材と環状部材の軸方向
相対位置が常時正常に保たれる。
尚、上記した実施例においては、環状部材が軸
側に結合され、シール部材がハウジング側に取付
られる態様となつているが、これに限定されるも
のでなく、環状部材をハウジング側に取付け、シ
ール部材を軸側に結合させる態様となすことも可
能である。
側に結合され、シール部材がハウジング側に取付
られる態様となつているが、これに限定されるも
のでなく、環状部材をハウジング側に取付け、シ
ール部材を軸側に結合させる態様となすことも可
能である。
第1図、第2図及び第3図は、それぞれ、本考
案の実施例を示す断面図、第4図は先行技術の一
例を示す断面図である。 1……環状部材、2……円筒部、3……鍔部、
5……シール部材、6……筒状取付部、7……径
方向部、10……端面シールリツプ、11……周
面シールリツプ、12……位置決めリツプ、14
……位置決め用円筒部。
案の実施例を示す断面図、第4図は先行技術の一
例を示す断面図である。 1……環状部材、2……円筒部、3……鍔部、
5……シール部材、6……筒状取付部、7……径
方向部、10……端面シールリツプ、11……周
面シールリツプ、12……位置決めリツプ、14
……位置決め用円筒部。
Claims (1)
- 円筒部2及び互いに対向する鍔部3,3を有し
て略U字状の断面形状を呈する環状部材1と、筒
状取付部6及び径方向部7を備え、ゴム状弾性材
料をもつて製せられ、前記環状部材1の鍔部3,
3の一方の側面と密封摺動する端面シールリツプ
10、ゴム状弾性材料をもつて径方向を細幅に製
せられ、前記環状部材1の鍔部3,3の他方の側
面と摺動する位置決めリツプ12及びゴム状弾性
材料をもつて製せられ、前記環状部材1の円筒部
2又は前記鍔部3に付された円筒周面と密封摺動
する周面シールリツプ11を接着されてなるシー
ル部材5とを組合わされたオイルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984066609U JPS60178658U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | オイルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984066609U JPS60178658U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | オイルシ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60178658U JPS60178658U (ja) | 1985-11-27 |
JPH0212352Y2 true JPH0212352Y2 (ja) | 1990-04-06 |
Family
ID=30599681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984066609U Granted JPS60178658U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | オイルシ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60178658U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006342829A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Nok Corp | 密封装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS417417Y1 (ja) * | 1964-09-18 | 1966-04-15 | ||
JPS54160953A (en) * | 1978-06-08 | 1979-12-20 | Nippon Oil Seal Ind Co Ltd | Builttin type oil seal |
-
1984
- 1984-05-08 JP JP1984066609U patent/JPS60178658U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS417417Y1 (ja) * | 1964-09-18 | 1966-04-15 | ||
JPS54160953A (en) * | 1978-06-08 | 1979-12-20 | Nippon Oil Seal Ind Co Ltd | Builttin type oil seal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60178658U (ja) | 1985-11-27 |
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