JPH062037Y2 - シンクロコーンの取付構造 - Google Patents

シンクロコーンの取付構造

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JPH062037Y2
JPH062037Y2 JP1753888U JP1753888U JPH062037Y2 JP H062037 Y2 JPH062037 Y2 JP H062037Y2 JP 1753888 U JP1753888 U JP 1753888U JP 1753888 U JP1753888 U JP 1753888U JP H062037 Y2 JPH062037 Y2 JP H062037Y2
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JP
Japan
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drive gear
main drive
synchro
cone
sphere
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1753888U
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JPH01122547U (ja
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義明 堀崎
喜大 鈴木
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Publication of JPH01122547U publication Critical patent/JPH01122547U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、メインドライブギヤにシンクロコーンをスプ
ライン嵌合させるときのシンクロコーンの取付構造に関
する。
〈従来の技術〉 メインドライブギヤとシンクロコーンとをスプライン嵌
合させる構造のトランスミッションにおいて、単にスプ
ライン嵌合をさせただけでは、シンクロコーンの軸方向
への抜け出しが発生してシンクロリングの摩耗等を起こ
しギヤ鳴き等の原因になる。
このため、従来では例えば第5図に示すように、メイン
ドライブギヤ1のスプライン部2と、シンクロコーン3
のスプライン部4との周方向にそれぞれ溝5,6を形成
し、前記メインドライブギヤ1側の溝5内に、第6図に
示すような弾性変形するクリップ7を予め設けておき両
者を組付け、組付け終了後にクリップ7の形状復元によ
ってクリップ7が両溝5,6内に係合することにより軸
方向への抜け出しを防止するよう構成していた(実開昭
55−157130号公報及び実開昭62−14603
8号公報等参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、かかる構造のトランスミッションの組立
て手順としては、メインシャフトにシンクロリング、シ
ンクロコーンを組付けた状態でメインドライブギヤをシ
ンクロコーンスプライン部に嵌合させるようにしている
ために、メインドライブギヤの組付けの際、クリップの
弾性変形時にその弾性復元力によってシンクロコーンを
介してシンクロリングをハブ側に強く押し付け、この際
に、シンクロコーンのテーパ面が該テーパ面に対面する
シンクロリングのねじ面に強く押し付けられ、ねじ面を
傷つけ易いと言う問題がある。また、クリップを用いて
いるため、メインドライブギヤを外すときにその分解作
業がやり難い。
本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、シンクロリ
ングを傷つけることがなく、メインドライブギヤの組付
け及び分解が極めて容易にできるシンクロコーンの取付
構造を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本考案は、メインドライブギヤ側のスプライン
部に、球体全体が収納可能な深さの穴を形成する一方、
前記メインドライブギヤの穴位置と摺動方向において対
応するシンクロコーン側のスプライン部位置に、前記球
体の一部が収納可能な深さの溝を形成し、メインドライ
ブギヤとシンクロコーンとを組付けたときに互いの前記
穴と溝によりスプライン部に形成される空間部内に、前
記球体を収納させる構成とした。
〈作用〉 上記の構成によれば、メインドライブギヤが停止してい
るときは、球体はメインドライブギヤのスプライン部の
穴内に没入するので、クリップのない単なるスプライン
嵌合と同じになりメインドライブギヤの組付け及び分解
が極めて容易に行える。一方、メインドライブギヤが回
転しているときは、その遠心力によって球体が穴外方に
移動してシンクロコーン側の溝に嵌まる。このとき、球
体全体がコーン側の溝に嵌まるのではなく一部だけで、
他はメインドライブギヤ側の穴に残る。従って、球体が
メインドライブギヤ側の穴とシンクロコーン側の溝とに
跨がるようになり、球体によってメインドライブギヤと
シンクロコーンの軸方向の相対移動が阻止され、シンク
ロコーンの抜け出しを防止できるようになる。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
本考案の一実施例を示す第1図〜第3図において、図示
しないエンジンの駆動力をトランスミッション側に伝達
するメインドライブギヤ11は、軸受12を介してトランス
ミッションケース13に回転自由に支持されている。該メ
インドライブギヤ11の軸端部には、シンクロコーン14の
スプライン部14Aとスプライン嵌合するスプライン部11
Aが形成されている。
そして、前記メインドライブギヤ11のスプライン部11A
には、その半周囲の範囲で例えば複数の歯部に第2図に
示すように球体としてのスチールボール15全体が収納で
きる深さの穴16が形成されている。一方、前記シンクロ
コーン14のスプライン部14Aには、同じく第2図に示す
ようにメインドライブギヤ11との摺動方向において前記
穴16位置と対応する位置に例えば全周に亘って溝17が形
成されている。該溝17の深さはスチールボール15の一部
が嵌まる深さに形成されている。そして、メインシャフ
トに組付けたシンクロコーン14にメインドライブギヤ11
を組付けるときには、メインドライブギヤ11の半周囲の
範囲に形成した穴16内に予め巣スチールボール15を収納
させた状態で行う。
前記シンクロコーン14のテーパ面14aには、シンクロリ
ング18が嵌合しており、テーパ面14aとの対面にねじ面
18aが設けられている。19は、トランスミッションケー
ス13に軸受20を介して回転自由に支持されたカウンタシ
ャフト21に固定されメインドライブギヤ11と噛み合うカ
ウンタシャフトである。
かかる構成のシンクロコーン取付構造によれば、メイン
ドライブギヤ11が回転していないメインドライブギヤ11
の組付け時及び分解時は、スチールボール15は、第2図
のようにメインドライブギヤ11のスプライン部11Aの穴
16内に没入している。従って、この場合は単純なスプラ
イン嵌合構造と同じで、シンクロコーン14のスプライン
部14Aに対するメインドライブギヤ11の嵌合及び取外し
は、従来のクリップの有る場合に比べて、全く力を入れ
ることなく極めて簡単にできる。このため、組付け時に
シンクロコーン14のテーパ面14aがシンクロリング18の
ねじ面18a強く押付けられることがなく、ねじ面18aが
傷つくことを防止できる。
また、メインドライブギヤ11をシンクロコーン14に組付
けた後は、メインドライブギヤ11が回転すると、その遠
心力によってスチールボール15が穴16の外方向に移動し
て第3図のようにその一部が穴16から突出してシンクロ
コーン14側の溝17に嵌まる。このため、スチールボール
15は、メインドライブギヤ11の穴16とシンクロコーン14
の溝17とに跨がるようになり、スチールボール15を介し
て両者が係合することになる。従って、シンクロコーン
14の抜け出しを防止できる。
尚、第4図に示すように、メインドライブギヤ11の穴16
をスプライン部11Aの谷部分に形成してもよく、この場
合はシンクロコーン14側はスプライン部14Aの山部分に
切欠きを設ければよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、メインドライブギ
ヤが回転していない時は球体が穴内に没入しているの
で、通常のスプライン嵌合となり、メインドライブギヤ
の組付け及び分解を極めて容易に行えると共に、シンク
ロリングを傷つけることがない。また、メインドライブ
ギヤの回転している時は、球体を介してメインドライブ
ギヤとシンクロコーンとが係合するので、シンクロコー
ンの抜け出しを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は同上
実施例のメインドライブギヤとシンクロコーンの組付け
時の状態図、第3図は同上実施例のメインドライブギヤ
とシンクロコーンの組付け終了後におけるメインドライ
ブギヤ回転時の状態図、第4図は本考案の別の実施例の
メインドライブギヤスプライン部の断面図、第5図は従
来のシンクロコーンの取付構造の断面図、第6図は同上
従来例に用いるクリップを示す図である。 11…メインドライブギヤ、11A…スプライン部、14…シ
ンクロコーン、14A…スプライン部、15…スチールボー
ル、16…穴、17…溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインドライブギヤの端部にスプライン嵌
    合により取付けるシンクロコーンの取付構造において、
    前記メインドライブギヤ側のスプライン部に、球体全体
    が収納可能な深さの穴を形成する一方、前記メインドラ
    イブギヤの穴位置と摺動方向において対応するシンクロ
    コーン側のスプライン部位置に、前記球体の一部が収納
    可能な深さの溝を形成し、メインドライブギヤとシンク
    ロコーンとを組付けたときに互いの前記穴と溝によりス
    プライン部に形成される空間部内に、前記球体を収納さ
    せる構成としたことを特徴とするシンクロコーンの取付
    構造。
JP1753888U 1988-02-15 1988-02-15 シンクロコーンの取付構造 Expired - Lifetime JPH062037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1753888U JPH062037Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 シンクロコーンの取付構造

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JP1753888U JPH062037Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 シンクロコーンの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01122547U JPH01122547U (ja) 1989-08-21
JPH062037Y2 true JPH062037Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31231410

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1753888U Expired - Lifetime JPH062037Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 シンクロコーンの取付構造

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JP (1) JPH062037Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133830A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Snecma 特にターボ機械の2個の回転シャフトの結合装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008133830A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Snecma 特にターボ機械の2個の回転シャフトの結合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01122547U (ja) 1989-08-21

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