JPS5819297Y2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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Publication number
JPS5819297Y2
JPS5819297Y2 JP1977047775U JP4777577U JPS5819297Y2 JP S5819297 Y2 JPS5819297 Y2 JP S5819297Y2 JP 1977047775 U JP1977047775 U JP 1977047775U JP 4777577 U JP4777577 U JP 4777577U JP S5819297 Y2 JPS5819297 Y2 JP S5819297Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
fan
cooling fan
shroud
radiator
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977047775U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53142625U (ja
Inventor
修二郎 佐野
嗣男 有野
Original Assignee
日野自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車株式会社 filed Critical 日野自動車株式会社
Priority to JP1977047775U priority Critical patent/JPS5819297Y2/ja
Publication of JPS53142625U publication Critical patent/JPS53142625U/ja
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Publication of JPS5819297Y2 publication Critical patent/JPS5819297Y2/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車などに搭載される水冷式エンジンの冷
却装置に関するものである。
例えば自動車に搭載された水冷式エンジンの冷却装置に
あっては、エンジンによって直接または間接的に回転駆
動される冷却ファンの前方にラジェータを配設し、該ラ
ジェータを車体側に固定している。
したがって、ラジェータにシュラウドを装着したり冷却
ファンの外周部にリングを固定することによって冷却効
率を向上させようとも、シュラウドの内周面と冷却ファ
ンの外周部又はリングの外周面との間には所定量のクリ
アランスを確保しなければならず、冷却効率をより向上
させるために前記クリアランスを小さくすると、エンジ
ンの振動時にシュラウドとファンまたはリングが衝突す
ることがある。
このような事態を回避するために、従来がら種々の改良
がなされているが、例えば実開昭49−109034号
公報のように、シュラウドの内周面に膨軟なシール部材
を貼着したものでは、リングとシール部材との間のクリ
アランスを小さくすることができるという利点を有して
いながらも、リングとシール部材とが接触した場合には
大きな摩擦力が発生し、ファン軸やファンブレードに異
常な力が加わってこれらが破損され、あるいは、前記シ
ール部材が破損されるという欠点があった。
本考案は、このような従来の欠点を解消し、ラジェータ
に固定されたシュラウドと冷却ファンに固定されたリン
グとの間隔を極めて小さくすることによって冷却効率を
向上させると共に、リング付き冷却ファンの製造を容易
化しようとするものである。
以下、添付図面に示された実施例を参照しつつ本考案を
詳細に説明すると、1はエンジン本体であって、遮音カ
バー2によって包囲されており、前記エンジン本体1に
設けたファンドライブシャフト3を遮音カバー2から前
方に突出させている。
前記ファンドライブシャフト3の前端には流体式ファン
カップリング4を介して冷却ファン5を装着し、前記カ
ップリング4の回転制御作用によって冷却ファン5の高
速回転域の回転数を低減させることにより、ファンの騒
音と消費馬力とを低減させている。
6は前記冷却ファン5の外周部に固定されたリングであ
って、このリング6を設けることによりファン5の送風
特性を向上させている。
このリング6は、後縁にフランジ部6aを設けた前リン
グ6bと、前縁にフランジ部6Cを設けた後リング6d
とで構成されており、前記ファン5の外周端に設けた突
起5aを前後リング6b、6dのフランジ部6a、5c
間に挾み込み固定することにより、冷却ファン5とリン
グ6とを一体化させている。
7は前記冷却ファン5の前方に配設されたラジェータで
あって、該ラジェータ7と前記エンジン本体1とは図示
しないラジェータホースを介して連結されている。
また、このラジエータフの後面には、前記冷却ファン5
に固定したリング6の外周面に臨むシュラウド8が固定
されており、該シュラウド8の後端部に装着した弾性片
9には、前記ノング6の外周面に近接するリップ部10
を形成している。
以上の実施例では、シュラウド8に装着された弾性片9
のリップ部10をリング6の外周面に近接させたもので
あるが、これを第2図に示す実施例のように、弾性片9
のリップ部10をリング6の外周面に摺接させてもよく
、あるいは第3図に示す実施例のように、リング6の外
周面に形成されたフランジ部6 a 、6 cの前後面
および外周面に近接するリップ部10.10・・・・・
・を形成しても良い。
尚、前記弾性片9とシュラウド8とは、例えば接着固定
されるものであってもよく、あるいは第3図に示すよう
にプラスチック製のクリップ11などを用いて着脱自在
に装着されるものであっても良い。
以上のように構成してなるエンジンの冷却装置にあって
は、冷却ファン5の外周部に固定されたノング6の外周
面とラジエータフに固定されたシュラウド8との間にお
けるクリアランスを弾性片9で閉鎖することができ、し
かも、弾性片9に形成したリップ部10をリング6の外
周面に近接または摺接させたものであるから、シュラウ
ド8とリング6とのクリアランスを実質的にゼロとする
ことができ、冷却効率の向上を行なわせ得る。
又、このような冷却装置の運転中にエンジン本体1が大
きく振動して冷却ファン5の回転軸芯がずれ、リング6
と弾性片9のリップ部10とが接触しようとも、これら
の間はいわゆる線接触となるので大きな摩擦力が発生す
ることがなく、シかも、リップ部10が容易に変形する
ので、冷却ファン5やファンドライブシャフト4に大き
な荷重を与えることがない。
一方、冷却ファン5とリング6とは、前後リング6b、
6dのフランジ部5 a 、5 c間にファン5の突起
5aを挾み込み固定して一体化されているので、ファン
5とリング6との組付、固定作業が容易化すると共に、
両者の結合強度が高くなる。
これを要するに、本考案に係るエンジンの冷却装置によ
れば、冷却ファンの外周部に固定したリングとラジェー
タに固定したシュラウドとの間に形成されるクリアラン
スを弾性片によって閉鎖したので、ラジェータを通過す
る風量を多くすることができ、冷却効率を向上させるこ
とができる。
又、シュラウドに装着された弾性片は、そのリップ部を
リングの外周面に近接または摺接させたものであるから
、冷却ファンの回転軸芯が偏位してリングとリップ部と
が接触しようとも、リップ部が容易に弾性変形し、これ
らの間の摩擦抵抗を軽減させ得るので、シュラウドやリ
ングあるいはファンなどに無理な力が加えられるおそれ
がなく、その耐久性を向上させることができる。
更に、前後リングのフランジ部の間に冷却ファンの外周
端(突起)を挾み込み固定してファンとリングとを一体
化しているため、両者の結合強度を高くできると同時に
、リングの組付、固定作業が容易化される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るエンジンの冷却装置を示したもので
あって、第1図は第1実施例の断面図、第2図は第2実
施例の要部の断面図、第3図は第3実施例の要部の断面
図である。 1・・・・・・エンジン本体、5・・・・・・冷却ファ
ン、5a・・・・・・突起、6・・・・・・リング、6
a・・・・・・フランジ部、6b・・・・・・前リング
、6C・・・・・・フランジ部、6d・・・・・・後リ
ング、7・・・・・・ラジェータ、8・・・・・・シュ
ラウド、9・・・・・・弾性片、10・・・・・・リッ
プ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部にリングを固定した冷却ファンと、該ファンの前
    方に配設したラジェータと、該ラジェータの後面に装着
    したシュラウドと、該シュラウドに取り付けた弾性片と
    を備えてなり、後縁にフランジ部を形成した前リングと
    前縁にフランジ部を形成した後リングとで前記リングを
    構威し、冷却ファンの外周端に設けた突起を前後リング
    のフランジ部間に挾み込み固定して冷却ファンとリング
    とを一体化すると共に、前記弾性片のリップ部をノング
    の外周面に摺接又は近接させたことを特徴とするエンジ
    ンの冷却装置。
JP1977047775U 1977-04-18 1977-04-18 エンジンの冷却装置 Expired JPS5819297Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977047775U JPS5819297Y2 (ja) 1977-04-18 1977-04-18 エンジンの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977047775U JPS5819297Y2 (ja) 1977-04-18 1977-04-18 エンジンの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53142625U JPS53142625U (ja) 1978-11-10
JPS5819297Y2 true JPS5819297Y2 (ja) 1983-04-20

Family

ID=28930249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977047775U Expired JPS5819297Y2 (ja) 1977-04-18 1977-04-18 エンジンの冷却装置

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JP4862224B2 (ja) * 2001-06-06 2012-01-25 株式会社デンソー 軸流ファン及び熱交換装置
JP4024228B2 (ja) * 2004-06-07 2007-12-19 本田技研工業株式会社 自動2輪車用ラジエタ冷却装置
JP5329518B2 (ja) * 2010-12-27 2013-10-30 日立建機株式会社 建設機械

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JPS53142625U (ja) 1978-11-10

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