JPH0247276Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0247276Y2
JPH0247276Y2 JP1987047830U JP4783087U JPH0247276Y2 JP H0247276 Y2 JPH0247276 Y2 JP H0247276Y2 JP 1987047830 U JP1987047830 U JP 1987047830U JP 4783087 U JP4783087 U JP 4783087U JP H0247276 Y2 JPH0247276 Y2 JP H0247276Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
circumferential rib
fan
inner circumferential
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987047830U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63156499U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987047830U priority Critical patent/JPH0247276Y2/ja
Publication of JPS63156499U publication Critical patent/JPS63156499U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0247276Y2 publication Critical patent/JPH0247276Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車やトラツク等のラジエータを
冷却したりするために用いられる電動フアンの防
水構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種電動フアンのなかには、フアン
ボス部を、モータ軸が突出するヨーク前板部から
外周面まで覆うように形成して、モータ部への被
水防止を計るようにしたものがあるが、この様な
ものでは、モータ部が加熱してしまう惧れがある
ため、フアンボス部に通気孔を穿設し、該通気孔
から吹き込まれる風によつてモータを冷却する必
要がある。しかしながらこの場合、通気孔から雨
水等の水がヨーク前板部に当り、ここを伝つてモ
ータ軸の軸受部からモータ内に入り込んで様々な
トラブルを発生させる惧れがある。そこで、実開
昭55−112100号の如く、モータ内への水の浸入を
複数の防水バリヤ部材を設けて阻止するものや、
実開昭53−14205号の如く、通気孔が臨むモータ
のコーナー部に傾斜部を形成し、該傾斜部を伝つ
て水がヨーク外周面側に逃げるようにしたものが
提案されているが、前者では複数の防水バリヤ部
材が設けられるため部品点数の増加および構造の
複雑化が問題となる。一方、後者では部品点数が
増加するようなことはないものの、通気孔外径端
から内周リブ突出端を結ぶ最大入射軌跡を通つた
冷却風がヨーク前板部に当るため、依然としてモ
ータ内に水が浸入する惧れがある。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠
点を一掃することができる電動フアンの防水構造
を提供することを目的として創案されたものであ
つて、フアンモータのヨーク前面と外周面とのコ
ーナー部に傾斜部を形成する一方、フアンモータ
の前面に対向して取付けられるフアンボス部に、
ヨーク外周面に外径側で対向するよう突出した外
周リブと、該外周リブよりも軸芯側に位置して、
前記ヨーク傾斜部を軸芯方向において臨める位置
に穿設された通気孔と、該通気孔よりもさらに軸
芯側に位置して、ヨーク前面に近接対向するよう
突出した内周リブとを設けてなる電動フアンにお
いて、前記通気孔と内周リブとを、該通気孔外径
端から内周リブ突出端を結ぶ最大入射軌跡を通つ
た冷却風がヨーク傾斜部に当るよう設定し、さら
にヨーク傾斜部の傾斜角を、その法線が前記最大
入射軌跡が軸芯に対してなす入射角よりも大きく
なるよう設定したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、電動フア
ンの防水性を著しく向上させることができるよう
にしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は自動車等の車両に搭載
され、エンジン冷却水を冷却するラジエータであ
つて、該ラジエータ1の背面にラジエータ1を冷
却するための電動フアン2が配設され、シユラウ
ド5を介してラジエータ側に固定されている。電
動フアン2はフアン3と、該フアン3を回転せし
めるモータ4とを用いて構成されるものである。
そして前記モータ4は、ヨーク(フロントブラケ
ツト)6、モータ軸7、ロータ8、永久磁石9等
の部材によつて形成されているものであるが、ヨ
ーク6は、前板部(筒底部)6a、外周面筒部6
b、並びに両部6a,6bのコーナー部において
角度βを有するよう面取状に形成した傾斜部6c
により形成されている。
一方、前記フアン3のボス部10は、前板部6
aから軸受17を介して突出するモータ軸7に一
体的に取付けられるものであるが、その外周縁部
には、モータ4側に筒状に突出して、筒部6bに
間隙を存して対向する外周リブ11が設けられて
おり、さらに、フアン3のボス部10の筒状側面
から複数の羽根体3aが径方向に向けて放射状に
設けられている。さらに、ボス部10のモータ4
側内面には前記外周リブ11よりは内周側に位置
して都合三つの内周リブ12,13,14が突設
されている。そしてこれらリブ11〜14は放射
リブ15によつて更に補強されるものであるが、
外周リブ11と外周リブ12との間は前記傾斜部
6cに対向しており、ここにモータ用冷却風通気
用の通気孔16が穿設されている。このとき、傾
斜部6c、内周リブ12および通気孔16との関
係は次のようになつている。即ち、第2図に示す
如く通気孔16の外周端16aと内通リブ12の
先端12aとを結ぶ最大入射軌跡(軸芯方向に対
し角度αだけ傾斜している。)を通つた冷却風が
傾斜部6cに当るよう設定され、さらに傾斜部6
cの傾斜角βは、その法線Lが前記最大入射軌跡
が軸芯に対してなす入射角αよりも大きくなるよ
う設定されている。また内周リブ12の先端面1
2bは傾斜部6cの傾斜方向に合せて傾斜状に切
欠され、外周縁が尖鋭化されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、モータ4の駆動によつてフアン3が回転し、
起風作用によつてラジエータ1を冷却する。この
場合、モータ4はフアンボス部10に穿設された
通気孔16を通過する風によつて冷却されること
になるが、この通気孔16から吹き込まれてヨー
ク6とフアン3との間に浸入した水がモータ軸7
側に浸入することを確実に防止できることにな
る。
即ち、通気孔16はヨーク6の傾斜部6cに対
面するように穿設されており、しかもその外周端
16aと内周リブ12の先端12aとを結ぶ軸芯
側を向いた最大入射軌跡が傾斜部6cと対向して
いるため、仮にこの様な最大入射軌跡を通つて水
が浸入したとしても、該浸入した水は前板部6a
に当ることなく必ず傾斜部6cに当つて筒部6b
側へガイドされることになる。従つて、従来のよ
うに水が前板部6aに当つて軸受17側に流れて
しまうことを確実に防止できて、モータ4内への
水の浸入を効果的に阻止し得ることになる。
しかもこのものは、最大入射軌跡が、傾斜部6
cの法線Lよりもモータ軸7側に傾倒することに
なるので、前記通気孔16から浸入した水は、必
ず外側に反射するようにして傾斜部6cに当るこ
ととなり、従つて浸入した水の軸芯側への流れを
更に一層防止できて、通気孔16を穿設したもの
でありながら極めて優れた防水性を確保できるこ
ととなる。
そのうえ、内周リブ12の先端面12bは傾斜
部6cの傾斜方向と合せた傾斜面になり、外周縁
が尖鋭状になつているので、内周リブ12に付着
した水の傾斜部6c側への水切れが良い許りでな
く、前板部6aをボス部10に可及的に近接させ
るような構造とすることができて、電動フアンの
小型化に寄与できることにもなる。
尚、本考案は上記実施例に限定されないことは
勿論であつて、第3図に示すようにボス部に設け
られる内周リブの先端面が傾斜状でなくても良
く、要は、前記通気孔と内周リブとを、該通気孔
外径端から内周リブ突出端を結ぶ最大入射軌跡を
通つた冷却風がヨーク傾斜部に当るよう設定し、
さらにヨーク傾斜部の傾斜角を、その法線が前記
最大入射軌跡が軸芯に対してなす入射角よりも大
きくなるよう設定していれば良いのである。
さらにまた、ヨーク傾斜部としては、直線的な
ものに限らず、円弧状のものでも良く、その場
合、対応する法線は接線と直交する線であること
は言うまでもない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、フアンボス部にモータ冷却用の
通気孔を穿設したものでありながら、通気孔外径
端から内周リブ突出端を結ぶ最大入射軌跡を通つ
た冷却風がヨーク傾斜部に当るよう構成されるた
め、通気孔から浸入しようとする水は、ヨーク前
板部に当ることなく、必ず傾斜部に当つてヨーク
外周面側に流れることになる。従つて、浸入した
水がモータ軸側に流れてしまうことを確実に防止
できて、防水性能の著しい向上が計れ、モータの
信頼性を大いに向上させることができる。
しかも、ヨーク傾斜部の傾斜角を、その法線が
前記最大入射軌跡が軸芯に対してなす入射角より
も大きくなるよう設定しているので、通気孔から
浸入した水は、必ず外側に反射するよう傾斜部に
当ることとなり、従つて、浸入した水の軸芯側へ
の流れを更に一層防止して、極めて優れた防水性
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る電動フアンの防水構造の
実施例を示したものであつて、第1図は全体側面
図、第2図は要部断面図、第3図は他例を示す作
用説明図である。 図中、3はフアン、4はモータ、6はヨーク、
6cはヨーク傾斜部、10はボス部、11は外周
リブ、12,13,14は内周リブ、16は通気
孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フアンモータのヨーク前面と外周面とのコーナ
    ー部に傾斜部を形成する一方、フアンモータの前
    面に対向して取付けられるフアンボス部に、ヨー
    ク外周面に外径側で対向するよう突出した外周リ
    ブと、該外周リブよりも軸芯側に位置して、前記
    ヨーク傾斜部を軸芯方向において臨める位置に穿
    設された通気孔と、該通気孔よりもさらに軸芯側
    に位置して、ヨーク前面に近接対向するよう突出
    した内周リブとを設けてなる電動フアンにおい
    て、前記通気孔と内周リブとを、該通気孔外径端
    から内周リブ突出端を結ぶ最大入射軌跡を通つた
    冷却風がヨーク傾斜部に当るよう設定し、さらに
    ヨーク傾斜部の傾斜角を、その法線が前記最大入
    射軌跡が軸芯に対してなす入射角よりも大きくな
    るよう設定したことを特徴とする電動フアンの防
    水構造。
JP1987047830U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0247276Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987047830U JPH0247276Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987047830U JPH0247276Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156499U JPS63156499U (ja) 1988-10-13
JPH0247276Y2 true JPH0247276Y2 (ja) 1990-12-12

Family

ID=30868804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987047830U Expired JPH0247276Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0247276Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744799Y2 (ja) * 1989-02-03 1995-10-11 石川島播磨重工業株式会社 送風機の軸浸水保護装置
JP5092477B2 (ja) * 2007-03-20 2012-12-05 日本電産株式会社 送風機および空調機
JP5009220B2 (ja) * 2008-04-10 2012-08-22 株式会社ミツバ 電動モータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314205B2 (ja) * 1973-08-10 1978-05-16

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314205U (ja) * 1976-07-20 1978-02-06
JPS55112100U (ja) * 1979-02-01 1980-08-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314205B2 (ja) * 1973-08-10 1978-05-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63156499U (ja) 1988-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4172998B2 (ja) 高効率一体型遠心ブロワ
JP3545846B2 (ja) ファンモータの水抜き構造
JP2007525140A (ja) 少なくとも1つの爪間のスペースが、ファンによって封止されているロータアセンブリ
US20220099109A1 (en) Blower
KR100791674B1 (ko) 송풍기 및 이것을 이용한 열교환 장치
JPH02275098A (ja) ファン取付装置
JPH0247276Y2 (ja)
JPS5837919U (ja) 自動車用オルタネ−タの冷却装置
JPH11132194A (ja) 軸流ファン
JP2007060811A (ja) 車両用ファンモータ装置
JP2000199497A (ja) 樹脂製ファン
JPH0247221Y2 (ja)
JP3806512B2 (ja) プロペラファン
JPS624718Y2 (ja)
JPS6146238Y2 (ja)
JPS6133276Y2 (ja)
JP2587428B2 (ja) 電動ファン装置
KR19990020857A (ko) 송풍성이 양호한 저소음 냉각 팬
JP3157566B2 (ja) 車両における空調用モータの防水構造
JP2765219B2 (ja) 送風用ファン
JPH0772559B2 (ja) 軸流ファン構造
JPS61104194A (ja) 扇風機
JPH01110898A (ja) 軸流ファン
JP4123559B2 (ja) 遠心式送風機
JPH0242064Y2 (ja)