JPH0744799Y2 - 送風機の軸浸水保護装置 - Google Patents

送風機の軸浸水保護装置

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JPH0744799Y2
JPH0744799Y2 JP1989011489U JP1148989U JPH0744799Y2 JP H0744799 Y2 JPH0744799 Y2 JP H0744799Y2 JP 1989011489 U JP1989011489 U JP 1989011489U JP 1148989 U JP1148989 U JP 1148989U JP H0744799 Y2 JPH0744799 Y2 JP H0744799Y2
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JP
Japan
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water
impeller
fin
receiver
bearing
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JP1989011489U
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JPH02103200U (ja
Inventor
孝邦 近藤
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、送風機の軸浸水保護装置に関するもので、詳
しくは、ミストが飛散するガスの送風機や、ダスト除去
用の水洗装置を有する送風機、とくに、湿式脱硫装置の
下流側に設置される昇圧フアンなどに利用される送風機
の軸浸水保護装置に関するものである。
〔従来の技術〕
たとえば、従来の湿式脱硫装置の下流側に設置される昇
圧フアンにおいては、該脱硫装置を通つた後の排ガス中
には、ダストが含まれており、そのダストが動翼に付着
してスケールとなるので、そのスケールを水洗によつて
除去するために、翼車の上流側に水洗用水供給装置が設
けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のように、湿式脱硫装置の下流側に設置された昇圧
フアンにおいては、スケールを除去した後の水およびミ
ストの露結による水が翼車から回転軸に伝わつて該軸と
軸受の間に侵入し、該軸の円滑な回転を阻害するという
問題点があつた。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもので
ある。すなわち、本考案は、動翼のスケールあるいはダ
ストを除去した後の水およびミストの露結による水など
が回転軸に至らないようにすることによつて、動翼を回
転駆動する回転軸の円滑な回転を維持することができる
送風機の軸浸水保護装置を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の送風機の軸浸水保
護装置は、送風機の回転軸と動翼との間に位置させて、
翼車に設けられている水切りフインを備え、かつ、前記
水切りフインに対向させて静止部に設けられて、該翼車
の回転中に前記水切りフインによつて飛ばされた水滴を
受ける水受けを備え、しかも、該翼車の上流側に水洗用
水供給装置を有し、さらに、前記水受けが、翼車に設け
られた水切りフインを囲むようにして、軸受から遠いほ
うには傾斜部を有するとともに該軸受に近いほうには水
樋部を有し、かつ、外部ケーシングの、水受けの下部に
相当する位置に、排水口に設けられているものとした。
〔作用〕
本考案によれば、翼車には水切りフインが設けられてい
て、該水切りフインの位置が回転軸と動翼の間であり、
また静止部には前記水切りフインに対向させて設けられ
た水受けを備え、しかも、該翼車の上流側に水洗用水供
給装置を有し、さらに、前記水受けが翼車に設けられた
水切りフインを囲むようにして、軸受から遠いほうには
傾斜部を有するとともに該軸受に近いほうには水樋部を
有し、かつ、外部ケーシングの、水受けの下部に相当す
る位置に、排水口が設けられているので、翼車には水切
りフインが設けられていて、水切りフインの位置が回転
軸と動翼の間であり、また内部ケーシングには水切りフ
インに対向させて該水切りフインを囲むようにして設け
られた傾斜部と水樋部を有する水受け11を備えているた
め、翼車を伝わつて回転軸に流れようとする水は、一た
ん、水切りフインで止められ、つづいて、翼車の回転に
よる遠心力によつて飛ばされるが、その飛ばされた水滴
は水受けの傾斜部の内側に当り、その後、水樋部に溜め
られる。したがつて、水受けからの水は、回転軸には至
らないことになり、回転軸と軸受との間には、浸水によ
る悪影響が生じなく、常に、翼車の円滑な回転が維持さ
れる。
そして、水受けの水樋部に溜められた水は、水樋部の円
周最下部から排水口12に自然落下する。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示した断面側面図であり、
第2図は第1図の一部を拡大して示している。
第1図において、1は送風機の外部ケーシング、2は内
部ケーシング、3は翼車、4は該翼車3に取付けられた
動翼、5は該翼車3を回転駆動する回転軸、6は該回転
軸5を支承している軸受、7は該翼車3の上流側に設け
られた水洗用水供給装置としての水噴霧ノズル、8は該
水噴霧ノズル7に設けられて噴霧水を柔らげるためにガ
スの上流のほうに向いているノズル孔、9は該水噴霧ノ
ズル7に水洗用水を供給する水配管である。
また10は水切りフインで、回転軸5と動翼4との間に位
置させて、翼車3に設けられている。11は後述する水受
けで、水切りフイン10に対向させて、静止部の1つであ
る内部ケーシング2に設けられて、翼車3の回転時に水
切りフイン10によつて飛ばされた水滴を受けるようにな
つている。12は該外部ケーシング1に設けられた排水口
で、水受け11の下部に相当する位置に設けられており、
水受け11の円周の最下部から滴下する水を溜めて適当な
タイミングで排水する。13は排水弁で、排水口12からの
水を適当なタイミングで外部へ排水するように開閉す
る。14はガスの流れ方向を示す矢印、15は回転軸5の回
転方向を示して、翼車3の回転による遠心力によつて飛
ばされるが、その飛ばされた水滴は水受け11の傾斜部11
aの内側に当り、その後、水樋部11bに溜められる。した
がつて、水受け11からの水は、回転軸5には至らないの
で、回転軸5と軸受6との間には、浸水による悪影響が
生じなく、常に、翼車3の円滑な回転が維持される。
そして、水受け11の水樋部11bに溜められた水は、水樋
部11bの円周最下部から排水口12に自然落下し、適当な
タイミングで排水弁13を開にして外部に排出される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、翼車には水切り
フインが設けられていて、該水切りフインの位置が回転
軸と動翼の間であり、また静止部には前記水切りフイン
に対向させて設けられた水受けを備え、しかも、該翼車
の上流側に水洗用水供給装置を有し、さらに、前記水受
けが、翼車に設けられた水切りフインを囲むようにし
て、軸受から遠いほうには傾斜部を有するとともに該軸
受に近いほうには水樋部を有し、かつ、外部ケーシング
の、水受けの下部に相当する位置に、排水口が設けられ
ているので、翼車には水切りフインが設けられていて、
水切りフインの位置が回転軸と動翼の間であり、また内
部ケーシングには水切りフインに対向させて該水切りフ
インを囲むようにして設けられた傾斜部と水樋部を有す
る水受け11を備えているため、翼車を伝わつて回転軸に
流れようとする水は、一たん、水切りフインで止めら
れ、つづいて、翼車の回転による遠心力によつて飛ばさ
れるが、その飛ばされた水滴は水受けの傾斜部の内側に
当り、その後、水樋部に溜められる。したがつて、水受
けからの水は、回転軸には至らないことになり、回転軸
と軸受との間には、浸水による悪影響が生じなく、常
に、翼車の円滑な回転が維持される。
そして、水受けの水樋部に溜められた水は、水樋部の円
周最下部から排水口に自然落下する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した断面側面図、第2図
は第1図の一部を示した拡大断面図である。 1……外部ケーシング、2……内部ケーシング、3……
翼車、4……動翼、5……回転軸、6……軸受、7……
水噴霧ノズル、8……ノズル孔、9……水配管、10……
水切りフイン、11……水受け、11a……傾斜部、11b……
水樋部、12……排水口、13……排水弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風機の回転軸と動翼との間に位置させ
    て、翼車に設けられている水切りフインを備え、かつ、
    前記水切りフインに対向させて静止部に設けられて、該
    翼車の回転中に前記水切りフインによつて飛ばされた水
    滴を受ける水受けを備え、しかも、該翼車の上流側に水
    洗用水供給装置を有し、さらに、前記水受けが、翼車に
    設けられた水切りフインを囲むようにして、軸受から遠
    いほうには傾斜部を有するとともに該軸受に近いほうに
    は水樋部を有し、かつ、外部ケーシングの、水受けの下
    部に相当する位置に、排水口に設けられていることを特
    徴とする、送風機の軸浸水保護装置。
JP1989011489U 1989-02-03 1989-02-03 送風機の軸浸水保護装置 Expired - Lifetime JPH0744799Y2 (ja)

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JP1989011489U JPH0744799Y2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 送風機の軸浸水保護装置

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JP1989011489U JPH0744799Y2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 送風機の軸浸水保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02103200U JPH02103200U (ja) 1990-08-16
JPH0744799Y2 true JPH0744799Y2 (ja) 1995-10-11

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ID=31220088

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815796A (ja) * 1981-07-20 1983-01-29 Ebara Corp 可変ピツチ軸流送風機
JPS61198599U (ja) * 1985-06-03 1986-12-11
JPS62184199U (ja) * 1986-05-15 1987-11-21
JPH0247276Y2 (ja) * 1987-03-31 1990-12-12

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JPH02103200U (ja) 1990-08-16

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