JP3117403B2 - 低圧蒸気タービン排気室 - Google Patents
低圧蒸気タービン排気室Info
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- JP3117403B2 JP3117403B2 JP08065986A JP6598696A JP3117403B2 JP 3117403 B2 JP3117403 B2 JP 3117403B2 JP 08065986 A JP08065986 A JP 08065986A JP 6598696 A JP6598696 A JP 6598696A JP 3117403 B2 JP3117403 B2 JP 3117403B2
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- JP
- Japan
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- low
- steam turbine
- pressure steam
- turbine exhaust
- rotor
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドレンキャッチャ
ーを備えた低圧蒸気タービン排気室に関する。
ーを備えた低圧蒸気タービン排気室に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低圧蒸気タービン排気室を図3に
示す。低圧蒸気タービン排気室1のケーシング1aのグ
ランド取付部7には、ロータ(軸部)2のまわりにグラ
ンド4が取付けられている。この従来の低圧蒸気タービ
ン排気室では、低圧蒸気タービンの最終翼3を通りぬけ
た霧状の湿り蒸気は、図3に示すように、最終翼3と低
圧蒸気タービン排気室1のケーシング1a間とのスキマ
を水滴としてロータ2上に落下している。
示す。低圧蒸気タービン排気室1のケーシング1aのグ
ランド取付部7には、ロータ(軸部)2のまわりにグラ
ンド4が取付けられている。この従来の低圧蒸気タービ
ン排気室では、低圧蒸気タービンの最終翼3を通りぬけ
た霧状の湿り蒸気は、図3に示すように、最終翼3と低
圧蒸気タービン排気室1のケーシング1a間とのスキマ
を水滴としてロータ2上に落下している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の低圧蒸気
タービン排気室のグランド取付部近傍には、水滴を捕捉
する手段が設けられていないので、低圧蒸気タービンの
最終翼を通りぬけた湿り度10〜12%程度の霧状の蒸
気がロータ(軸部)に水滴となって落下し、ロータが局
部的に冷却される。そのために、ロータが局部的に曲っ
て偏心が生じ、軸系としてサーマルアンバランス状態と
なり軸振動発生の原因となる場合があった。
タービン排気室のグランド取付部近傍には、水滴を捕捉
する手段が設けられていないので、低圧蒸気タービンの
最終翼を通りぬけた湿り度10〜12%程度の霧状の蒸
気がロータ(軸部)に水滴となって落下し、ロータが局
部的に冷却される。そのために、ロータが局部的に曲っ
て偏心が生じ、軸系としてサーマルアンバランス状態と
なり軸振動発生の原因となる場合があった。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる低圧蒸気タービン排気室を提供しようとするもの
である。
できる低圧蒸気タービン排気室を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の低圧蒸気タービ
ン排気室は、同低圧蒸気タービン排気室のケーシングの
グランド取付部と最終翼との間においてロータの少くと
も上部を覆い同ロータの半径方向外向きに開き落下する
水滴を受け止める断面形状のドレンキャッチャーを前記
ケーシングに取付けたことを特徴とする。
ン排気室は、同低圧蒸気タービン排気室のケーシングの
グランド取付部と最終翼との間においてロータの少くと
も上部を覆い同ロータの半径方向外向きに開き落下する
水滴を受け止める断面形状のドレンキャッチャーを前記
ケーシングに取付けたことを特徴とする。
【0006】本発明では、前記の構成のドレンキャッチ
ャーを設けたことにより、低圧蒸気タービンの最終翼を
通りぬけた霧状の蒸気が水滴として最終翼と低圧蒸気タ
ービン排気室のケーシングの間のスキマを落下して来る
のをドレンキャッチャーで受け止め水滴がロータ上に落
下するのを防ぐことができる。
ャーを設けたことにより、低圧蒸気タービンの最終翼を
通りぬけた霧状の蒸気が水滴として最終翼と低圧蒸気タ
ービン排気室のケーシングの間のスキマを落下して来る
のをドレンキャッチャーで受け止め水滴がロータ上に落
下するのを防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図1及
び図2によって説明する。低圧蒸気タービン排気室1に
は、低圧蒸気タービン車室6内を図1中矢印で示すよう
に流れる蒸気が低圧蒸気タービンの最終翼3を通りぬけ
て湿り度10〜12%程度の霧状の蒸気となって流入す
る。
び図2によって説明する。低圧蒸気タービン排気室1に
は、低圧蒸気タービン車室6内を図1中矢印で示すよう
に流れる蒸気が低圧蒸気タービンの最終翼3を通りぬけ
て湿り度10〜12%程度の霧状の蒸気となって流入す
る。
【0008】低圧蒸気タービン排気室1のケーシング1
aのグランド取付部7には、ロータ(軸部)2のまわり
にグランド4が取付けられている。
aのグランド取付部7には、ロータ(軸部)2のまわり
にグランド4が取付けられている。
【0009】また、前記ケーシング1aのグランド取付
部7のグランド4の近傍の部分には、同グランド取付部
7と上記最終翼3との間において、ロータ2の少なくと
も上部をロータ2との間に間隔をおいて覆うロータ半径
方向外向きに開いた樋状のドレンキャッチャー5が取付
けられている。同ドレンキャッチャー5は、図2に示す
ように水平の板の先端に上方向へ折曲した部分を有する
L字状断面に形成されるが、落下する水滴を受け止める
のに適した他の断面形状とすることもできる。
部7のグランド4の近傍の部分には、同グランド取付部
7と上記最終翼3との間において、ロータ2の少なくと
も上部をロータ2との間に間隔をおいて覆うロータ半径
方向外向きに開いた樋状のドレンキャッチャー5が取付
けられている。同ドレンキャッチャー5は、図2に示す
ように水平の板の先端に上方向へ折曲した部分を有する
L字状断面に形成されるが、落下する水滴を受け止める
のに適した他の断面形状とすることもできる。
【0010】また更に、前記ドレンキャッチャー5は、
ロータ2の少くとも上部を覆うように配置されており、
ロータ2の上半周又は全周を覆うように配置することも
できる。
ロータ2の少くとも上部を覆うように配置されており、
ロータ2の上半周又は全周を覆うように配置することも
できる。
【0011】本実施の形態では、低圧蒸気タービンの最
終翼3を通りぬけた湿り度10〜12%程度の霧状の蒸
気は低圧蒸気タービン排気室1に流入し、同排気室1の
ケーシング1aと前記最終翼3との間のスキマ内で水滴
が落下することになる。この水滴はドレンキャッチャー
5によって受け止められ、ロータ2上へ落下することが
ない。
終翼3を通りぬけた湿り度10〜12%程度の霧状の蒸
気は低圧蒸気タービン排気室1に流入し、同排気室1の
ケーシング1aと前記最終翼3との間のスキマ内で水滴
が落下することになる。この水滴はドレンキャッチャー
5によって受け止められ、ロータ2上へ落下することが
ない。
【0012】このために、ロータ2が水滴によって局部
的に冷却されることがなく、ロータ2が局部的に曲って
偏心が生じ、軸系としてロータ2がサーマルアンバラン
ス状態となることが防止され、軸振動(軸系にもよるが
従来のものでは両振巾で5/100〜25/100mm程
度の振動変化を伴うことがある)を発生させることがな
い。
的に冷却されることがなく、ロータ2が局部的に曲って
偏心が生じ、軸系としてロータ2がサーマルアンバラン
ス状態となることが防止され、軸振動(軸系にもよるが
従来のものでは両振巾で5/100〜25/100mm程
度の振動変化を伴うことがある)を発生させることがな
い。
【0013】
【発明の効果】本発明の低圧蒸気タービン排気室は、同
低圧蒸気タービン排気室のケーシングのグランド取付部
と最終翼との間においてロータの少くとも上部を覆い同
ロータの半径方向外向きに開き落下する水滴を受け止め
る断面形状のドレンキャッチャーを前記ケーシングに取
付けているので、水滴がロータ上に落下してロータが局
部的に冷却され局部的に曲って偏心が生じ、軸振動が発
生することを効果的に防止することができる。
低圧蒸気タービン排気室のケーシングのグランド取付部
と最終翼との間においてロータの少くとも上部を覆い同
ロータの半径方向外向きに開き落下する水滴を受け止め
る断面形状のドレンキャッチャーを前記ケーシングに取
付けているので、水滴がロータ上に落下してロータが局
部的に冷却され局部的に曲って偏心が生じ、軸振動が発
生することを効果的に防止することができる。
【図1】本発明の実施の一形態が用いられる低圧蒸気タ
ービンの概略図である。
ービンの概略図である。
【図2】前記本発明の実施の一形態の断面図である。
【図3】従来の低圧蒸気タービン排気室の断面図であ
る。
る。
1 低圧蒸気タービン排気室 1a ケーシング 2 ロータ 3 低圧蒸気タービンの最終翼 4 グランド 5 ドレンキャッチャー 6 低圧蒸気タービン車室 7 グランド取付部
Claims (1)
- 【請求項1】 低圧蒸気タービン排気室のケーシングの
グランド取付部と最終翼との間においてロータの少くと
も上部を覆い同ロータの半径方向外向きに開き落下する
水滴を受け止める断面形状のドレンキャッチャーを前記
ケーシングに取付けたことを特徴とする低圧蒸気タービ
ン排気室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08065986A JP3117403B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 低圧蒸気タービン排気室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08065986A JP3117403B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 低圧蒸気タービン排気室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09256808A JPH09256808A (ja) | 1997-09-30 |
JP3117403B2 true JP3117403B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=13302854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08065986A Expired - Fee Related JP3117403B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 低圧蒸気タービン排気室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117403B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104471198B (zh) * | 2012-07-11 | 2016-04-27 | 三菱日立电力系统株式会社 | 轴流排气透平 |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP08065986A patent/JP3117403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09256808A (ja) | 1997-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000829 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |