JP2002364667A - 圧縮機の動力伝達装置 - Google Patents
圧縮機の動力伝達装置Info
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- JP2002364667A JP2002364667A JP2001171155A JP2001171155A JP2002364667A JP 2002364667 A JP2002364667 A JP 2002364667A JP 2001171155 A JP2001171155 A JP 2001171155A JP 2001171155 A JP2001171155 A JP 2001171155A JP 2002364667 A JP2002364667 A JP 2002364667A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/32—Friction members
- F16H55/36—Pulleys
- F16H2055/366—Pulleys with means providing resilience or vibration damping
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成型や組付に要する工数を減らして製造コス
トの削減を図ることができる圧縮機の動力伝達装置を提
供する。 【解決手段】 ハウジング1に回転可能に装着されるプ
ーリ10と、ハウジング1から外部へ突出するシャフト
2の先端部に設けられ、シャフト2と一体に回転するハ
ブ20と、ハブ20に設けられたダンパ内側リング30
と、プーリ10のフロント側端面10aに連結されるダ
ンパ外側リング40と、両リング30,40によって保
持されたダンパーゴム50とを備えた圧縮機の動力伝達
装置において、プーリ10の内周面に周方向に形成され
た凹部11に、ダンパ外側リング40に形成された凸部
42aを嵌合させることによって、ダンパ外側リング4
0をプーリ10に連結した。
トの削減を図ることができる圧縮機の動力伝達装置を提
供する。 【解決手段】 ハウジング1に回転可能に装着されるプ
ーリ10と、ハウジング1から外部へ突出するシャフト
2の先端部に設けられ、シャフト2と一体に回転するハ
ブ20と、ハブ20に設けられたダンパ内側リング30
と、プーリ10のフロント側端面10aに連結されるダ
ンパ外側リング40と、両リング30,40によって保
持されたダンパーゴム50とを備えた圧縮機の動力伝達
装置において、プーリ10の内周面に周方向に形成され
た凹部11に、ダンパ外側リング40に形成された凸部
42aを嵌合させることによって、ダンパ外側リング4
0をプーリ10に連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮機の動力伝達
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は従来のクラッチレス圧縮機の動
力伝達装置を示す正面図、図19は図18のXVIII−XVI
II線に沿う断面図である。
力伝達装置を示す正面図、図19は図18のXVIII−XVI
II線に沿う断面図である。
【0003】クラッチレス圧縮機のハウジング501の
ボス部501aにはプーリ510が軸受512を介して
回転可能に装着されている。
ボス部501aにはプーリ510が軸受512を介して
回転可能に装着されている。
【0004】プーリ510はシャフト502を回転中心
としてエンジンからの駆動力によって回転する。
としてエンジンからの駆動力によって回転する。
【0005】プーリ510は熱可塑性の合成樹脂(例え
ばフェノール樹脂)で成型されている。プーリ510の
内周面には軸受512がインサート成型によって固定さ
れている。
ばフェノール樹脂)で成型されている。プーリ510の
内周面には軸受512がインサート成型によって固定さ
れている。
【0006】また、プーリ510のフロント側端面51
0aには金属製のめねじ部材513がインサート成型に
よって固定されている。
0aには金属製のめねじ部材513がインサート成型に
よって固定されている。
【0007】めねじ部材513は後述するダンパ外側リ
ング540を固定するためのものであり、ボルト515
のおねじ515aと螺合可能なめねじ513を有する。
ング540を固定するためのものであり、ボルト515
のおねじ515aと螺合可能なめねじ513を有する。
【0008】めねじ部材513によれば、樹脂に直接め
ねじを加工したときに生じる強度不足を解消できる。な
お、めねじ部材513の外周面には抜け止めのためのロ
ーレット加工が施されている。
ねじを加工したときに生じる強度不足を解消できる。な
お、めねじ部材513の外周面には抜け止めのためのロ
ーレット加工が施されている。
【0009】シャフト502の先端部はハウジング50
1から突出し、その先端部にはハブ520がボルト50
6で固定されている。フランジ505付きのボルト50
6はストッパ504を介してシャフト502の先端部の
めねじ502aに捩じ込まれている。
1から突出し、その先端部にはハブ520がボルト50
6で固定されている。フランジ505付きのボルト50
6はストッパ504を介してシャフト502の先端部の
めねじ502aに捩じ込まれている。
【0010】円筒状のハブ520にはダンパ内側リング
530が一体に成型されている。
530が一体に成型されている。
【0011】環状のダンパーゴム550はダンパ内側リ
ング530とダンパ外側リング540との間に保持され
ている。このダンパーゴム550がトルク伝達用弾性体
として機能する。
ング530とダンパ外側リング540との間に保持され
ている。このダンパーゴム550がトルク伝達用弾性体
として機能する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のクラッチレス圧
縮機の動力伝達装置には、次のような問題がある。
縮機の動力伝達装置には、次のような問題がある。
【0013】金属製のめねじ部材513をインサート成
型によってプーリ510に固定するとき、樹脂成型時に
めねじ部材513を予め加熱したり、めねじ部材513
を固定するための治具を必要としたりするため、成型に
多くの工数がかかり、製造コストが増大する。
型によってプーリ510に固定するとき、樹脂成型時に
めねじ部材513を予め加熱したり、めねじ部材513
を固定するための治具を必要としたりするため、成型に
多くの工数がかかり、製造コストが増大する。
【0014】また、3本のボルト515によってダンパ
外側リング540をプーリ510に固定する構成である
ため、組付工数が多くなり、やはり製造コストが増大す
る。
外側リング540をプーリ510に固定する構成である
ため、組付工数が多くなり、やはり製造コストが増大す
る。
【0015】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は、成型や組付に要する工数を減ら
して製造コストの削減を図ることができる圧縮機の動力
伝達装置を提供することである。
たもので、その課題は、成型や組付に要する工数を減ら
して製造コストの削減を図ることができる圧縮機の動力
伝達装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明は、ハウジングに回転可能に装着
されるプーリと、前記ハウジングから外部へ突出するシ
ャフトの先端部に設けられ、前記シャフトと一体に回転
するハブと、前記ハブに設けられたダンパ内側リング
と、前記プーリのフロント側端面に連結されるダンパ外
側リングと、前記両リングによって保持されたトルク伝
達用弾性部材とを備えた圧縮機の動力伝達装置におい
て、前記プーリの内周面に周方向に形成された凹部と、
前記ダンパ外側リングに形成され、前記凹部と嵌合する
凸部とを備えていることを特徴とする。
め請求項1記載の発明は、ハウジングに回転可能に装着
されるプーリと、前記ハウジングから外部へ突出するシ
ャフトの先端部に設けられ、前記シャフトと一体に回転
するハブと、前記ハブに設けられたダンパ内側リング
と、前記プーリのフロント側端面に連結されるダンパ外
側リングと、前記両リングによって保持されたトルク伝
達用弾性部材とを備えた圧縮機の動力伝達装置におい
て、前記プーリの内周面に周方向に形成された凹部と、
前記ダンパ外側リングに形成され、前記凹部と嵌合する
凸部とを備えていることを特徴とする。
【0017】ダンパ外側リングをプーリのフロント側端
面に組み付けるとき、従来例のように3本のボルトを用
いることなくダンパ外側リングをプーリに連結でき、組
付工数を削減することができる。また、従来例のように
金属製のめねじ部材をインサート成型する構成でないた
め、成型にかかる工数を削減することができる。
面に組み付けるとき、従来例のように3本のボルトを用
いることなくダンパ外側リングをプーリに連結でき、組
付工数を削減することができる。また、従来例のように
金属製のめねじ部材をインサート成型する構成でないた
め、成型にかかる工数を削減することができる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の圧
縮機の動力伝達装置において、前記プーリの内周面に弾
性力によって保持され、前記ダンパ外側リングの軸方向
の移動を阻止する止め輪を備えていることを特徴とす
る。
縮機の動力伝達装置において、前記プーリの内周面に弾
性力によって保持され、前記ダンパ外側リングの軸方向
の移動を阻止する止め輪を備えていることを特徴とす
る。
【0019】プーリの内周面に弾性力によって保持され
た止め輪によってダンパ外側リングの軸方向への移動を
阻止することができる。
た止め輪によってダンパ外側リングの軸方向への移動を
阻止することができる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載の圧
縮機の動力伝達装置において、前記止め輪の重心は前記
プーリの回転中心に一致していることを特徴とする。
縮機の動力伝達装置において、前記止め輪の重心は前記
プーリの回転中心に一致していることを特徴とする。
【0021】止め輪をプーリの内周面に保持させたと
き、止め輪の重心がプーリの回転中心に一致する。
き、止め輪の重心がプーリの回転中心に一致する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0023】図1はこの発明の第1実施形態に係るクラ
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図2は図
1のII−II線に沿う断面図である。
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図2は図
1のII−II線に沿う断面図である。
【0024】クラッチレス圧縮機は、プーリ10と、ハ
ブ20と、ダンパ内側リング30と、ダンパ外側リング
40と、ダンパーゴム(トルク伝達用弾性体)50とを
備えている。
ブ20と、ダンパ内側リング30と、ダンパ外側リング
40と、ダンパーゴム(トルク伝達用弾性体)50とを
備えている。
【0025】プーリ10はクラッチレス圧縮機のハウジ
ング1のボス部1aにラジアル軸受12を介して回転可
能に装着されている。
ング1のボス部1aにラジアル軸受12を介して回転可
能に装着されている。
【0026】プーリ10は熱可塑性の合成樹脂(例えば
フェノール樹脂)で成型されている。プーリ10の内周
面にはラジアル軸受12がインサート成型によって固定
されている。
フェノール樹脂)で成型されている。プーリ10の内周
面にはラジアル軸受12がインサート成型によって固定
されている。
【0027】プーリ10の外周面にはベルト(図示せ
ず)が巻き掛けられ、プーリ10はシャフト2を回転中
心としてエンジン(図示せず)からの駆動力によって回
転する。
ず)が巻き掛けられ、プーリ10はシャフト2を回転中
心としてエンジン(図示せず)からの駆動力によって回
転する。
【0028】シャフト2の先端部はハウジング1から突
出し、その先端部にはハブ20がボルト6で固定されて
いる。フランジ505付きのボルト6はストッパ4を介
してシャフト2の先端部のめねじ2aに捩じ込まれてい
る。
出し、その先端部にはハブ20がボルト6で固定されて
いる。フランジ505付きのボルト6はストッパ4を介
してシャフト2の先端部のめねじ2aに捩じ込まれてい
る。
【0029】円筒状のハブ20にはダンパ内側リング3
0が一体に成型されている。
0が一体に成型されている。
【0030】ダンパ内側リング30は、半径方向外方へ
突出するフランジ部31と、このフランジ部31に一体
に形成され、フロント側(図2の左側)へ突出する円筒
部32とを有する。
突出するフランジ部31と、このフランジ部31に一体
に形成され、フロント側(図2の左側)へ突出する円筒
部32とを有する。
【0031】ダンパ外側リング40は、フロント側(図
2の左側)へ突出する円筒部41と、この円筒部41に
一体に形成され、半径方向外方へ突出するフランジ部4
2とを有する。フランジ部42は後述のようにしてプー
リ10のフロント側端面10aに連結されている。
2の左側)へ突出する円筒部41と、この円筒部41に
一体に形成され、半径方向外方へ突出するフランジ部4
2とを有する。フランジ部42は後述のようにしてプー
リ10のフロント側端面10aに連結されている。
【0032】スナップリング(止め輪)60によってダ
ンパ外側リング40の軸方向への移動が阻止されてい
る。
ンパ外側リング40の軸方向への移動が阻止されてい
る。
【0033】図3はプーリの正面図である。
【0034】プーリ10の内周面には径方向へ延びるほ
ぼ台形の凹部11が周方向に120°間隔で形成されて
いる。
ぼ台形の凹部11が周方向に120°間隔で形成されて
いる。
【0035】また、プーリ10の内周面には周方向へ延
びる溝15が形成されている。
びる溝15が形成されている。
【0036】図4はハブの正面図である。
【0037】ダンパ内側リング30とダンパ外側リング
40との間には環状のダンパーゴム50が保持されてい
る。このダンパーゴム50はトルク伝達用弾性体として
機能するだけでなくトルクダンパとしても機能する。
40との間には環状のダンパーゴム50が保持されてい
る。このダンパーゴム50はトルク伝達用弾性体として
機能するだけでなくトルクダンパとしても機能する。
【0038】フランジ部42にはプーリ10の内周面に
形成された凹部11と嵌合可能な、径方向へ延びる凸部
42aが周方向に沿って120°間隔で形成されてい
る。
形成された凹部11と嵌合可能な、径方向へ延びる凸部
42aが周方向に沿って120°間隔で形成されてい
る。
【0039】ダンパ外側リング40のフランジ部42は
ダンパ内側リング30とダンパ外側リング40との間に
保持されるダンパーゴム50の一部によって覆われてい
る(図2参照)。
ダンパ内側リング30とダンパ外側リング40との間に
保持されるダンパーゴム50の一部によって覆われてい
る(図2参照)。
【0040】図5はスナップリングの正面図である。
【0041】スナップリング60はほぼC字形であり、
端部61,62には治具(図示せず)を取り付けるため
の小孔61a,62aが形成されている。スナップリン
グ60をプーリ10の内周面に保持させたとき、重心が
プーリ10の回転中心に一致する。
端部61,62には治具(図示せず)を取り付けるため
の小孔61a,62aが形成されている。スナップリン
グ60をプーリ10の内周面に保持させたとき、重心が
プーリ10の回転中心に一致する。
【0042】シャフト2の先端部にハブ20をボルト6
で固定した後、スナップリング60の端部61,62を
治具によって矢印に示す方向へ付勢して端部61,62
間の間隔を狭めて溝15に嵌める。
で固定した後、スナップリング60の端部61,62を
治具によって矢印に示す方向へ付勢して端部61,62
間の間隔を狭めて溝15に嵌める。
【0043】その後、端部61,62に対する付勢力を
解除し、バネ力でプーリ10の溝15にスナップリング
60を保持させる(図1参照)。
解除し、バネ力でプーリ10の溝15にスナップリング
60を保持させる(図1参照)。
【0044】その結果、ダンパ外側リング40とスナッ
プリング60とがダンパーゴム50の一部を介して密着
し、ダンパ外側リング40の軸方向への移動が阻止され
る(図2参照)。
プリング60とがダンパーゴム50の一部を介して密着
し、ダンパ外側リング40の軸方向への移動が阻止され
る(図2参照)。
【0045】この実施形態のクラッチレス圧縮機の動力
伝達装置によれば、以下の効果を奏する。
伝達装置によれば、以下の効果を奏する。
【0046】ダンパ外側リング40をプーリ10のフ
ロント側端面10aに連結するには、プーリ10の内周
面に周方向に形成された凹部11とダンパ外側リング4
0に形成された凸部42aとを嵌合させるだけでよいた
め、従来例のように3本のボルトを用いることなくダン
パ外側リング40をプーリ10に連結でき、組付工数を
削減して製造コストの削減を図ることができる。
ロント側端面10aに連結するには、プーリ10の内周
面に周方向に形成された凹部11とダンパ外側リング4
0に形成された凸部42aとを嵌合させるだけでよいた
め、従来例のように3本のボルトを用いることなくダン
パ外側リング40をプーリ10に連結でき、組付工数を
削減して製造コストの削減を図ることができる。
【0047】従来例のように金属製のめねじ部材51
3をインサート成型する構成でないため、成型にかかる
工数を削減することができ、成型や組付に要する工数を
削減して製造コストの削減を図ることができる。
3をインサート成型する構成でないため、成型にかかる
工数を削減することができ、成型や組付に要する工数を
削減して製造コストの削減を図ることができる。
【0048】プーリ10の内周面に弾性力によって保
持させたスナップリング60によってダンパ外側リング
40の軸方向への移動が阻止されるため、ダンパ外側リ
ング40の凸部42aがプーリ10の凹部11から外れ
ず、凸部42aと凹部11との嵌合状態を確実に維持す
ることができる。
持させたスナップリング60によってダンパ外側リング
40の軸方向への移動が阻止されるため、ダンパ外側リ
ング40の凸部42aがプーリ10の凹部11から外れ
ず、凸部42aと凹部11との嵌合状態を確実に維持す
ることができる。
【0049】スナップリング60をプーリ10の内周
面に保持させたとき、スナップリング60の重心がプー
リ10の回転中心に一致するため、円滑なプーリ10の
回転を確保することができる。
面に保持させたとき、スナップリング60の重心がプー
リ10の回転中心に一致するため、円滑なプーリ10の
回転を確保することができる。
【0050】ダンパ外側リング40のつば部42がダ
ンパーゴム50の一部によって覆われているため、スナ
ップリング60のガタが生じた場合であってもダンパ外
側リング40とプーリ10とが直接接触せず、振動や騒
音の発生を防止することができる。
ンパーゴム50の一部によって覆われているため、スナ
ップリング60のガタが生じた場合であってもダンパ外
側リング40とプーリ10とが直接接触せず、振動や騒
音の発生を防止することができる。
【0051】図6はこの発明の第2実施形態に係るクラ
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図7は図
6のVII−VII線に沿う断面図、図8はスナップリングを
プーリの内周面に保持させる前の状態を示すクラッチレ
ス圧縮機の動力伝達装置の正面図、図9はハブの斜視図
であり、第1実施形態と共通する部分には同一符合を付
してその説明を省略する。
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図7は図
6のVII−VII線に沿う断面図、図8はスナップリングを
プーリの内周面に保持させる前の状態を示すクラッチレ
ス圧縮機の動力伝達装置の正面図、図9はハブの斜視図
であり、第1実施形態と共通する部分には同一符合を付
してその説明を省略する。
【0052】この実施形態は、プーリ110のフロント
側端面110aに軸方向(ここではリヤ側)へ延びる複
数の凹部111を周方向に形成するとともに、ダンパ外
側リング140のフランジ部142に軸方向へ突出し、
凹部111と嵌合する複数の突出片143を形成した点
で第1実施形態と相違する。
側端面110aに軸方向(ここではリヤ側)へ延びる複
数の凹部111を周方向に形成するとともに、ダンパ外
側リング140のフランジ部142に軸方向へ突出し、
凹部111と嵌合する複数の突出片143を形成した点
で第1実施形態と相違する。
【0053】この実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を奏する。
様の効果を奏する。
【0054】図10はこの発明の第3実施形態に係るク
ラッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図11
は図10のXI−XI線に沿う断面図、図12はハブの斜視
図であり、第2実施形態と共通する部分には同一符合を
付してその説明を省略する。
ラッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図11
は図10のXI−XI線に沿う断面図、図12はハブの斜視
図であり、第2実施形態と共通する部分には同一符合を
付してその説明を省略する。
【0055】この実施形態は、プーリ210のフロント
側端面210aに軸方向へ延びる複数の凹部211を周
方向に形成するとともに、ダンパ外側リング240のフ
ランジ部242に凹部211と嵌合し、軸方向へ突出す
る複数の突出片243を形成した点で第2実施形態と同
様である。
側端面210aに軸方向へ延びる複数の凹部211を周
方向に形成するとともに、ダンパ外側リング240のフ
ランジ部242に凹部211と嵌合し、軸方向へ突出す
る複数の突出片243を形成した点で第2実施形態と同
様である。
【0056】しかし、この実施形態は、凹部211に断
面がほぼ直角三角形の空間214を形成するとともに、
突出片243の一方の面に、空間214の壁面214a
と係合可能な突起部244を形成し、壁面214aと突
起部244とが係合してダンパ外側リング240の軸方
向の移動を阻止するようにした点で第2実施形態と相違
する。
面がほぼ直角三角形の空間214を形成するとともに、
突出片243の一方の面に、空間214の壁面214a
と係合可能な突起部244を形成し、壁面214aと突
起部244とが係合してダンパ外側リング240の軸方
向の移動を阻止するようにした点で第2実施形態と相違
する。
【0057】この実施形態によれば、第1実施形態の
及びと同様の効果を奏するとともに、スナップリング
を用いることなくダンパ外側リング240の軸方向の移
動を阻止して、凹部と凸部との嵌合状態を維持すること
ができる。
及びと同様の効果を奏するとともに、スナップリング
を用いることなくダンパ外側リング240の軸方向の移
動を阻止して、凹部と凸部との嵌合状態を維持すること
ができる。
【0058】図13はこの発明の第4実施形態に係るク
ラッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図14
は図13のXIV−XIV線に沿う断面図であり、第3実施形
態と共通する部分には同一符合を付してその説明を省略
する。
ラッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図14
は図13のXIV−XIV線に沿う断面図であり、第3実施形
態と共通する部分には同一符合を付してその説明を省略
する。
【0059】この実施形態は、プーリ310のフロント
側端面310aに軸方向へ延びる複数の凹部311に断
面がほぼ二等辺三角形の空間314を形成するととも
に、突出片343の両面に空間314の壁面314a,
314bと係合可能な突起部344a,344bを形成
し、突起部344a,344bが壁面314a,314
bと係合してダンパ外側リング340の軸方向の移動を
阻止するようにした点で第3実施形態と相違する。
側端面310aに軸方向へ延びる複数の凹部311に断
面がほぼ二等辺三角形の空間314を形成するととも
に、突出片343の両面に空間314の壁面314a,
314bと係合可能な突起部344a,344bを形成
し、突起部344a,344bが壁面314a,314
bと係合してダンパ外側リング340の軸方向の移動を
阻止するようにした点で第3実施形態と相違する。
【0060】この実施形態によれば、第3実施形態と同
様の効果を奏する。
様の効果を奏する。
【0061】図15はこの発明の第5実施形態に係るク
ラッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図16
は図15のXVI−XVI線に沿う断面図、図17はハブの斜
視図であり、第1実施形態と共通する部分には同一符合
を付してその説明を省略する。
ラッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図、図16
は図15のXVI−XVI線に沿う断面図、図17はハブの斜
視図であり、第1実施形態と共通する部分には同一符合
を付してその説明を省略する。
【0062】この実施形態では、プーリ410の内周面
に軸方向へ延びる複数の凹部411が周方向に一定の間
隔で形成されるとともに、ダンパ外側リング440を円
筒状とし、ダンパ外側リング440の外周面に凹部41
1と嵌合する複数の凸部442が形成されている。
に軸方向へ延びる複数の凹部411が周方向に一定の間
隔で形成されるとともに、ダンパ外側リング440を円
筒状とし、ダンパ外側リング440の外周面に凹部41
1と嵌合する複数の凸部442が形成されている。
【0063】また、プーリ410の内周面にはスナップ
リング60が弾性力によって保持されており、このスナ
ップリング60によってダンパ外側リング440の軸方
向の移動が阻止されている。
リング60が弾性力によって保持されており、このスナ
ップリング60によってダンパ外側リング440の軸方
向の移動が阻止されている。
【0064】この実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を奏する。
様の効果を奏する。
【0065】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の圧縮機の動力伝達装置によれば、成型や組付に要す
る工数を減らして製造コストの削減を図ることができ
る。
明の圧縮機の動力伝達装置によれば、成型や組付に要す
る工数を減らして製造コストの削減を図ることができ
る。
【0066】請求項2に記載の発明の圧縮機の動力伝達
装置によれば、ダンパ外側リングの凸部がプーリの凹部
から外れる事態を防止でき、凸部と凹部との嵌合状態を
確実に維持することができる。
装置によれば、ダンパ外側リングの凸部がプーリの凹部
から外れる事態を防止でき、凸部と凹部との嵌合状態を
確実に維持することができる。
【0067】請求項3に記載の発明の圧縮機の動力伝達
装置によれば、円滑なプーリの回転を確保することがで
きる。
装置によれば、円滑なプーリの回転を確保することがで
きる。
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係るクラッチ
レス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
レス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図3はプーリの正面図である。
【図4】図4はハブの正面図である。
【図5】図5はスナップリングの正面図である。
【図6】図6はこの発明の第2実施形態に係るクラッチ
レス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
レス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
【図7】図7は図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図8はスナップリングをプーリの内周面に保持
させる前の状態を示すクラッチレス圧縮機の動力伝達装
置の正面図である。
させる前の状態を示すクラッチレス圧縮機の動力伝達装
置の正面図である。
【図9】図9はハブの斜視図である。
【図10】図10はこの発明の第3実施形態に係るクラ
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
【図11】図11は図10のXI−XI線に沿う断面図であ
る。
る。
【図12】図12はハブの斜視図である。
【図13】図13はこの発明の第4実施形態に係るクラ
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
【図14】図14は図13のXIV−XIV線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図15】図15はこの発明の第5実施形態に係るクラ
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
ッチレス圧縮機の動力伝達装置を示す正面図である。
【図16】図16は図15のXVI−XVI線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図17】図17はハブの斜視図である。
【図18】図18は従来のクラッチレス圧縮機の動力伝
達装置を示す正面図である。
達装置を示す正面図である。
【図19】図19は図18のXVIII−XVIII線に沿う断面
図である。
図である。
1 ハウジング 2 シャフト 10,110,210,310,410 プーリ 10a フロント側端面 11 凹部 20 ハブ 30 ダンパ内側リング 40 ダンパ外側リング 42a 凸部 50 ダンパーゴム(トルク伝達用弾性部材) 60 スナップリング(止め輪)
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングに回転可能に装着されるプー
リと、 前記ハウジングから外部へ突出するシャフトの先端部に
設けられ、前記シャフトと一体に回転するハブと、 前記ハブに設けられたダンパ内側リングと、 前記プーリのフロント側端面に連結されるダンパ外側リ
ングと、 前記両リングによって保持されたトルク伝達用弾性部材
とを備えた圧縮機の動力伝達装置において、 前記プーリの内周面に周方向に形成された凹部と、 前記ダンパ外側リングに形成され、前記凹部と嵌合する
凸部とを備えていることを特徴とする圧縮機の動力伝達
装置。 - 【請求項2】 前記プーリの内周面に弾性力によって保
持され、前記ダンパ外側リングの軸方向の移動を阻止す
る止め輪を備えていることを特徴とする請求項1記載の
圧縮機の動力伝達装置。 - 【請求項3】 前記止め輪の重心は前記プーリの回転中
心に一致していることを特徴とする請求項1記載の圧縮
機の動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171155A JP2002364667A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 圧縮機の動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171155A JP2002364667A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 圧縮機の動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002364667A true JP2002364667A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19012966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001171155A Withdrawn JP2002364667A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 圧縮機の動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002364667A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001171155A patent/JP2002364667A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |