JP2578172Y2 - 回転体固定具 - Google Patents

回転体固定具

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JP2578172Y2 JP1991030757U JP3075791U JP2578172Y2 JP 2578172 Y2 JP2578172 Y2 JP 2578172Y2 JP 1991030757 U JP1991030757 U JP 1991030757U JP 3075791 U JP3075791 U JP 3075791U JP 2578172 Y2 JP2578172 Y2 JP 2578172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野及び考案の概要】本考案は、回転体
固定具、特に、内輪と外輪とをテーパ嵌合させ、前記両
者の一方に締付けナットを装着して、このナットの締付
けにより内輪と外輪とを軸線方向に相対移動させること
により軸に回転体を締結する装置に関するものであり、
回転体の固定の際に、その取付け位置が移動しないよう
にするために、前記ナットの締付けの際、外輪に外装さ
れる回転体の軸線方向の位置が一定に維持されるように
するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】内輪(1)と外輪(3)とをテー
パ嵌合させ、一方の内輪(1)の小径側の端部に締付け
ナット(2)を螺合させ、この締付けナット(2)と前
記外輪(3)の端面とを対接させるようにしたものが知
られており、図7に示す構成となっている。この従来の
ものでは、内輪(1)及び締付けナット(2)に軸線方
向に開放するスリット(S)が形成されていることか
ら、内輪(1)を軸(4)に外装させ外輪(3)に回転
体(5)を外嵌させて締付けナット(2)を締付ける
と、締付けナット(2)が外輪(3)の端面に対接して
いることから、内輪(1)と外輪(3)とが相対移動し
て、内輪(1)の内周面が軸(4)の外周面に圧接され
他方の回転体(5)のボス(50)の内周面に外輪
(3)の外周面が圧接されることとなり、これらの圧接
部分の摩擦力によって軸(4)と回転体(5)とがトル
ク伝達状態に固定される。このように、前記従来のもの
では、構成部品が少なく且簡単な構成によって軸(4)
に回転体(5)を固定できる利点がある。
【0003】ところが、この従来のものでは、軸(4)
に回転体(5)を固定する際に締付けナット(2)を締
付けると、外輪(3)の移動に伴って回転体(5)と軸
(4)との相対位置が変化する。従って、回転体(5)
の軸(4)に対する固定位置精度が不十分となり、前記
固定位置精度が要求される条件では使用しにくい、と言
う問題がある。本考案は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、『軸(4)に外嵌する内輪(1)と、この内
輪(1)の外周側に位置し且回転体(5)のボス(5
0)に内挿される外輪(3)と、これらの端部に位置す
る締付けナット(2)とを具備する回転体固定具』にお
いて、回転体固定時における締付けナット(2)の締付
けの際に軸(4)と回転体(5)との関係位置が変化し
ないようにすることをその課題とする。 [請求項1の考案]
【0004】
【技術的手段】上記課題を解決するための本考案の技術
的手段は、『内輪(1)の外周面と外輪(3)の内周面
の少なくとも一方をテーパ面とし、このテーパ面と同じ
テーパ面を具備する中間リング(6)を前記テーパ面相
互が接触するように介在させ、前記中間リング(6)の
厚肉側の端部に対接するか又は回動可能に係合する締付
けナット(2)を内輪(1)の小径側の端部に螺合さ
せ、この内輪(1)の大径側の端部から突出片(13)
を突出させて外輪(3)の厚肉側の端部に軸線方向外側
から対接させた』ことである。
【0005】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。締付け
ナット(2)は中間リング(6)の厚肉側の端部に対接
するか又は回動可能に係合する。又、この締付けナット
(2)は内輪(1)の小径側の端部に螺合する。従っ
て、この締付けナット(2)を締付けると、これに伴っ
て中間リング(6)は内輪(1)に対して軸線方向に相
対移動する。又、内輪(1)の端部に設けた突出片(1
3)と外輪(3)の端部とが対接していることから、前
記中間リング(6)の移動によっても外輪(3)が軸線
方向には移動しない。つまり、締付けナット(2)を締
付けたとき、軸(4)に対して特定の位置に固定された
内輪(1)に対して回転体(5)に内挿される外輪
(3)が前記軸(4)との関係では相対移動しないこと
なる。尚、前記締付けナット(2)の締付けによって中
間リング(6)が内輪(1)と外輪(3)との間に楔状
に圧入されることとなり、これによって内輪(1)の内
周面が軸(4)に、外輪(3)の外周面が回転体(5)
のボス(50)の内周面に、それぞれ圧接されて、軸
(4)と回転体(5)とがトルク伝達状態に固定され
る。
【0006】
【効果】締付けナット(2)の締付けの際、外輪(3)
が軸(4)に対して軸線方向に相対移動しないから、回
転体(5)の取付け位置精度が従来のものに比べて向上
する。 [請求項2の考案] この考案は、上記請求項1の考案と同様の課題を解決す
るものであり、内輪(1)側にまわり対偶する締付けナ
ット(2)によって外輪(3)を軸線方向に締付けられ
るようにするものである。
【0007】
【技術的手段】このために採用した本考案の技術的手段
は、『内輪(1)の外周面に外輪(3)を外嵌させると
ともに、前記両者の嵌合部をテーパ面相互が対接するテ
ーパ嵌合部とし、前記内輪(1)の大径側の端部につば
部(14)を張り出させ、前記内輪(1)は軸線方向に
開削したスリットを設けて弾性縮径可能となし、前記締
め付けナット(2)の外側の端部内周には環状凹溝を設
け、前記つば部(14)を前記環状凹溝内にまわり対偶
状態に嵌入し、前記つば部(14)と前記環状凹溝との
関係は、前記環状凹溝に対して軸線方向外側の環状凸部
側から前記つば部(14)を強制的に嵌入される関係で
あって、前記環状凸部と前記つば部(14)とは軸線方
向のワンウエイ係合により抜け止め状態に挿入保持され
る関係とし、前記締付けナット(2)を外輪(3)の薄
肉側の端部に設けたネジ部(34)に螺合させ、前記締
付けナット(2)の内側の端面を軸線に対して直角な面
とした』ことである。
【0008】
【作用】内輪(1)の大径側の端部に形成した環状凹溝
に前記つば部(14)が抜止め状態に嵌入されるから締
付けナット(2)が前記内輪(1)にまわり対偶し、こ
の締付けナット(2)が外輪(3)の端部外周に形成し
たネジ部(34)に螺合する。従って、この締付けナッ
ト(2)の回転方向及び回転量に応じて外輪(3)が内
輪(1)に対して軸線方向に相対移動し、外輪(3)を
内輪(1)の大径側に相対移動させると、テーパ嵌合効
果によって、内輪(1)の内周面が軸(4)の外周面
に、外輪(3)の外周面が回転体(5)のボス(50)
にそれぞれ圧接される。ここで、回転体(5)を外輪
(3)に外嵌させるとき、回転体(5)の端面を締付け
ナット(2)の端面に対接させた状態とする。この状態
で上記のように締付けナット(2)を締付けると、外輪
(3)が軸線方向に移動されるが、これに外嵌する回転
体(5)は前記締付けナット(2)の端面に対接してい
ることから、内輪(1)及び軸(4)との関係では予め
設定された位置に維持されたままで外輪(3)のみがこ
れらに対して相対移動する。従って、締付けナット
(2)の締付けの際に回転体(5)が移動しないものと
なる。又、固定状態にある回転体(5)を取外すには、
締付けナット(2)を緩めることとなるが、このとき
に、締付けナット(2)が内輪(1)と前記したまわり
対偶状態にあることから、外輪(3)が軸線方向に移動
されてテーパ嵌合部の圧入状態が緩められ、これによ
り、外輪(3)とボス(50)との嵌合も緩められるこ
ととなる。また、このものでは、前記つば部(14)と
前記環状凹溝との関係は、前記環状凹溝に対して軸線方
向外側の環状凸部側から前記つば部(14)を強制的に
嵌入される関係であって、前記環状凸部と前記つば部
(14)とは軸線方向のワンウエイ係合により抜け止め
状態に挿入保持される関係になっているから、内輪
(1)を締め付けナット(2)内に圧入するだけで、両
者がまわり対偶状態に嵌合する。
【0009】
【効果】本考案は、上記構成であるから次の特有の効果
を有する。締付けナット(2)の締付けの際、外輪
(3)に外嵌させた回転体(5)が締付けナット(2)
の端面に対接された状態に維持されるから、上記請求項
1の考案と同様の効果を有する。又、締付けナット
(2)を緩めると、外輪(3)と内輪(1)との嵌合も
緩められるから回転体(5)の取外しが簡単である。さ
らに、内輪(1)を締め付けナット(2)内に圧入する
だけで、両者がまわり対偶状態に嵌合するものとなるか
ら、初期の目的を達成するための内輪(1)と締め付け
ナット(2)との組付けが簡単である。
【0010】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て詳述する。 [実施例1] 図1及び図2に示す実施例1は、上記請求項1の考案の
第1実施例であり、こ内輪(1)、外輪(3)及び中間
リング(6)を共に、軸線方向に開放するスリット
(S)を具備する筒状体としてある。前記内輪(1)の
外周面はテーパ面(12)となっており、この内輪
(1)の小径側の端部には前記テーパ面(12)の端縁
から雄ネジ部(11)が延長形成され、上記スリット
(S)は前記テーパ面(12)の範囲において大径側の
端部に開放するように形成されている。この大径側の端
部に形成される突出片(13)は、外周側に張出すフラ
ンジとなっており、このフランジの外周径は後述する外
輪(3)の外周径よりも小さく設定されている。
【0011】前記内輪(1)のテーパ面(12)には中
間リング(6)が外嵌し、この中間リング(6)の内周
面をテーパ面(61)とし、このテーパ面(61)のテ
ーパの方向およびテーパ値を前記テーパ面(12)と同
じにしてある。中間リング(6)の外周面も同様なテー
パ面(62)となっており、このテーパ面(62)のテ
ーパの方向は上記テーパ面(12)とは逆の方向に設定
している。そして、この中間リング(6)に形成される
スリット(S)は軸線方向の全域に亙って配設されてい
る。前記中間リング(6)の外周面には外輪(3)が外
嵌するが、この外輪(3)の内周面はテーパ面(31)
となっており、このテーパ面(31)のテーパの方向及
びテーパ値はテーパ面(62)のそれと同じに設定され
ている。そして、外輪(3)の薄肉側端部外周にはフラ
ンジ(32)が張出している。内輪(1)の雄ネジ部
(11)に螺合する締付けナット(2)の内側の端面に
は凹陥部が形成され、その底壁が継手軸線に対して直角
になっており、これが中間リング(6)の厚肉側の端面
と対接している。
【0012】この実施例では、締付けナット(2)を締
付けると、中間リング(6)が内輪(1)と外輪(3)
との間に楔状に圧入されて、内輪(1)の直径が縮小さ
れ逆に外輪(3)の直径が拡大する傾向となる。尚、こ
の実施例では、外輪(3)の外周面端部にフランジ(3
2)が形成されていることから、このフランジ(32)
に回転体(5)の端面を対接させる態様で締付けナット
(2)を締付けたときの回転体(5)の姿勢、つまり、
軸(4)に対する回転体(5)の回転面の直角度の精度
が向上するものとなる。フランジ(32)と回転体
(5)の端面との対接によって前記直角度が確保される
からである。尚、上記実施例では、中間リング(6)の
内周面及び外周面を共にテーパ面としたが、いずれか一
方のみをテーパ面としてこの中間リングを内輪(1)又
は外輪(3)の一方にテーパ嵌合させ他方に対しては円
筒対偶させる構成としてもよい。例えば、外輪(3)の
内周面と中間リング(6)の外周面とを円筒対偶させ、
中間リング(6)の内周面と内輪(1)とをテーパ嵌合
させる形式等も採用できる。
【0013】 [実施例2] 次に、図3に示す実施例2は、上記実施例1の変形例で
あり、雄ネジ部(11)に螺合させた締付けナット
(2)を中間リング(6)の厚肉側の端部に回動可能に
係合させたものである。特に、この実施例2では、前記
係合状態を雄ネジ部(11)と締付けナット(2)との
ネジ対偶部とは逆方向のネジ対偶による係合状態として
ある。このため、中間リング(6)の厚肉側の端部に外
周に雄ネジ部(11)のネジ方向とは逆の逆ネジ部(6
3)を形成し、締付けナット(2)の内面側に前記逆ネ
ジ部(63)に螺合する大径ネジ部が形成されている。
従って、このものでは、締付けナット(2)を締付けた
とき、締付けナット(2)の移動に応じて中間リング
(6)が軸線方向に移動されるが、この移動量は、中間
リング(6)が雄ネジ部(11)と締付けナット(2)
とのネジ対偶部の対偶による移動量と、中間リング
(6)の端部に形成さた逆ネジ部(63)とのネジ対偶
による移動量との和となる。この実施例2の場合も上記
実施例1と同様に機能する。尚、この実施例2におい
て、中間リング(6)と締付けナット(2)との係合部
をまわり対偶関係に構成することも可能である。
【0014】[実施例3] 次に、図4及び図5に示す実施例3は、上記請求項2の
考案の実施例であり、内輪(1)の大径側、つまり厚肉
側の端部に締付けナット(2)をまわり対偶させると共
に前記内輪(1)にテーパ嵌合状態で外嵌した外輪
(3)の薄肉側の端部に螺合させたものである。ここ
で、締付けナット(2)と内輪(1)とをまわり対偶状
態に結合するため、内輪(1)の大径側の端部につば部
(14)を張出させ、これが締付けナット(2)の端部
外周に係合する構成となっている。この係合の為、締付
けナット(2)の内周面の中程には、内向きの環状凸部
(21)が捲回し、この環状凸部の外側に一定の間隔を
明けて割リング(22)を装着するための係合凹部(2
3)が形成されている。従って、前記締付けナット
(2)を内輪(1)の小径側端部から外嵌させて環状凸
部(21)とつば部(14)とを対接させ、締付けナッ
ト(2)の外側から割リング(22)を係合凹部(2
3)に圧入すると、つば部(14)が環状凸部(21)
と割リング(22)によって挟持され内輪(1)と締付
けナット(2)との回り対偶が実現する。なお、この実
施例では、前記割リング(22)の断面の半分が締付け
ナット(2)の内周面に露出する構成であるから、前記
内輪(1)を締付けナット(2)内に強制的に圧入する
と、内輪(1)には図5に示すようにスリット(S)が
設けられていることから、つば部(14)の外周縁と前
記割リング(22)の半円形断面部との接触により、こ
の内輪(1)が縮径されながら内側に滑り込んで前記内
輪(1)が締付けナット(2)内に抜止め状態に保持さ
れる。このように、前記内輪(1)を強制的に圧入する
だけで、前記まわり対偶が実現できるものでもある。締
付けナット(2)の内側の端部には、外輪(3)に形成
したネジ部(34)よりも直径の大きな環状凸部(2
4)が軸線方向に突出しており、これが外輪(3)に外
嵌する回転体(5)の端面に対接する構成となってい
る。
【0015】これにより、締付けナット(2)を締付け
て外輪(3)を内輪(1)の大径側に移動させるとテー
パ嵌合部の作用によって回転体(5)が軸(4)に固定
される。このとき、外輪(3)に外嵌させた回転体
(5)が前記外輪(3)の移動と共に締付けナット
(2)側に移動するが、環状凸部(24)との対接によ
って回転体(5)の移動が阻止される。又、締付けナッ
ト(2)を緩めると、外輪(3)が内輪(1)の小径側
に移動するから回転体(5)の取外しも簡単である。上
記実施例のものでは、締付けナット(2)を内輪(1)
に回り対偶状態に結合するに際して割リング(22)を
使用したが、これを締付けナット(2)の内周に螺合す
るリングにすることも可能である。
【0016】又、図5に示すように、内輪(1)及び外
輪(3)には軸線方向に開放するスリット(S)が形成
されていることから、内輪(1)の直径は縮小拡大方向
に弾性変形可能である。そこで、図6に示すように、締
付けナット(2)の環状凸部(21)の近傍外側に断面
三角形状の係合片(25)を捲回させる構成としておけ
ば、図4のような割リング(22)を別途用意する必要
はない。内輪(1)に締付けナット(2)をその小径側
の端部から外嵌させると、ネジ部(34)の外周縁が係
合片(25)を乗り越えてネジ部(34)と係合片(2
5)とはワンウエイ係合状態となり、ネジ部(34)が
係合片(25)と環状凸部(21)との間に嵌入されて
まわり対偶が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の説明図
【図2】そのX−X断面図
【図3】実施例2の説明図
【図4】実施例3の説明図
【図5】そのY−Y断面図
【図6】実施例3の変形例の説明図
【図7】従来例の説明図
【符合の説明】
(4)・・・軸 (1)・・・内輪 (5)・・・回転体 (50)・・・ボス (3)・・・外輪 (2)・・・締付けナット (6)・・・中間リング (13)・・・突出片 (34)・・・ネジ部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸(4)に外嵌する内輪(1)と、この内
    輪(1)の外周側に位置し且回転体(5)のボス(5
    0)に内挿される外輪(3)と、これらの端部に位置す
    る締付けナット(2)とを具備する回転体固定具におい
    て、内輪(1)の外周面と外輪(3)の内周面の少なく
    とも一方をテーパ面とし、このテーパ面と同じテーパ面
    を具備する中間リング(6)を前記テーパ面相互が接触
    するように介在させ、前記中間リング(6)の厚肉側の
    端部に対接するか又は回動可能に係合する締付けナット
    (2)を内輪(1)の小径側の端部に螺合させ、この内
    輪(1)の大径側の端部から突出片(13)を突出させ
    て外輪(3)の厚肉側の端部に軸線方向外側から対接さ
    せた回転体固定具。
  2. 【請求項2】軸(4)に外嵌する内輪(1)と、この内
    輪(1)の外周側に位置し且回転体(5)のボス(5
    0)に内挿される外輪(3)と、これらの端部に位置す
    る締付けナット(2)とを具備する回転体固定具におい
    て、内輪(1)の外周面に外輪(3)を外嵌させるとと
    もに、前記両者の嵌合部をテーパ面相互が対接するテー
    パ嵌合部とし、前記内輪(1)の大径側の端部につば部
    (14)を張り出させ、前記内輪(1)は軸線方向に開
    削したスリットを設けて弾性縮径可能となし、前記締め
    付けナット(2)の外側の端部内周には環状凹溝を設
    け、前記つば部(14)を前記環状凹溝内にまわり対偶
    状態に嵌入し、前記つば部(14)と前記環状凹溝との
    関係は、前記環状凹溝に対して軸線方向外側の環状凸部
    側から前記つば部(14)を強制的に嵌入される関係で
    あって、前記環状凸部と前記つば部(14)とは軸線方
    向のワンウエイ係合により抜け止め状態に挿入保持され
    る関係とし、前記締付けナット(2)を外輪(3)の薄
    肉側の端部に設けたネジ部(34)に螺合させ、前記締
    付けナット(2)の内側の端面を軸線に対して直角な面
    とした回転体固定具。
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