JPH08555Y2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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JPH08555Y2
JPH08555Y2 JP1990056915U JP5691590U JPH08555Y2 JP H08555 Y2 JPH08555 Y2 JP H08555Y2 JP 1990056915 U JP1990056915 U JP 1990056915U JP 5691590 U JP5691590 U JP 5691590U JP H08555 Y2 JPH08555 Y2 JP H08555Y2
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JP
Japan
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side wall
casing
shaft
rotary shaft
impeller
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康雄 清水
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Nidec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクロスフローファンに関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
ケーシング内に内装されるインペラと、該ケーシング
の一方の側壁に付設されるモータ部と、を備えたクロス
フローファンにおいては、モータ部において、その回転
軸が少なくとも2個の軸受にて枢支され、かつ、ケーシ
ングの一方の側壁に対応するインペラの一方の側壁は、
その回転軸にて保持され、インペラの他方の側壁から突
出される軸をさらに別の軸受にて介してケーシングの他
方の側壁に枢支させていた。
従って、少なくとも3個の軸受が必要で、部品点数も
多くコスト高となり、また組立工数も多くなる欠点があ
った。
そこで、本考案では、簡単に組み立てることができ、
しかもコストダウンを図ることができるクロスフローフ
ァンを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本考案に係るクロスフ
ローファンは、ケーシング内に内装されるインペラと、
該ケーシングの一方の側壁に付設されるモータ部と、を
備えたクロスフローファンにおいて;上記モータ部4
は、円筒部5及び該円筒部5の基部5aから一体連設され
たフランジ部15を有するブラケット6と、該円筒部5の
内側に設けられた回転軸7と、該回転軸7に固定された
ロータ8と、該ブラケット6に固定されたステータ9と
からなり、該回転軸7の一端部7a側は、該円筒部5の先
端部に内嵌された一個の第1軸受10にて回転自在に枢支
され、該円筒部5の基部5a内周には、該回転軸7の外周
面との間で僅かなクリアランスLを規定し、該回転軸7
の他端部7b側を仮支持するための内方膨出部5bが形成さ
れ、該フランジ部15は、上記ケーシング1の一方の側壁
3に固着され、かつ、該ブラケット6より導出した上記
回転軸7の他端部7bは、該ケーシング1の一方の側壁3
を介して該ケーシング1内に挿入され上記インペラ2の
一方の側壁22の軸心部に連設され、さらに、該インペラ
2の他方の側壁23の軸心部から突設される軸29は、一個
の第2軸受38を介して上記ケーシング1の他方の側壁19
に回転自在に枢支されたものである。
〔作用〕
モータ部の回転軸と、インペラと、このインペラから
突設する軸は一体化されて、その回転軸の一端部側は、
第1の軸受により回転自在に支持され、そのインペラ
は、第2の軸受により回転自在に支持される。即ち、全
体として使用する軸受が2個となることで部品点数削減
になり、組立の容易化が図れる。また、モータ部単体に
おいてブラケットの内方膨出部が回転軸を仮支持するの
で、モータ部がケーシングに取り付けられる前に、回転
軸が回転軸線からずれてガタ不良となることが防止でき
ると共に、ケーシングへモータ部の回転軸を挿通しやす
い。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説す
る。
第1図は本考案に係るクロスフローファンを示し、こ
のファンは、ケーシング1内に内装されるインペラ2
と、該ケーシング1の一方の側壁3に付設されるモータ
部4と、を備えたものである。
しかして、モータ部4は、円筒部5及び該円筒部5の
基部5aから一体連設されたフランジ部15を有するブラケ
ット6と、該円筒部5の内側に設けられた回転軸7と、
該回転軸7に固定されたロータ8と、該ブラケット6に
固定されたステータ9と、を備えたものである。該回転
軸7の一端部7a側は、該円筒部5の先端部に内嵌された
一個の第1軸受10にて回転自在に枢支されている。該円
筒部5の基部5a内周には、第2図に示すように、該回転
軸7の外周面との間で僅かなクリアランスLを規定し、
該円筒部5の孔部16の内径よりも小径の貫通孔17となる
ように内方膨出部5bが形成されており、該回転軸7の他
端部7b側は、該貫通孔17を貫通し、ブラケット6から先
端部が突出している。なお、該クリアランスLは、0.05
〜0.1mmとするのが好ましい。また、ロータ8は、円筒
部を有する(バックヨークとして作用する)ロータホル
ダ11と、該ロータホルダ11の円筒部の内周面に付設され
るロータマグネット12と、からなり、ステータ9は、ス
テータコア13と、該ステータコア13の複数本のティース
に巻設されるコイル14と、からなり、該ステータコア13
が円筒部5に接着剤又は圧入等の如き手段により取付け
られている。
そして、ブラケット6は、上述の円筒部5と、該円筒
部5の基部5aから一体連設されるフランジ部15と、から
なり、該フランジ部15がボルト等の固着具32を介してケ
ーシング1の一方の側壁3に固着されている。即ち、円
筒部5は、第2図に示すように、フランジ部15側の外径
が大径とされ、フランジ部15側の内径が小径とされて、
このブラケット6の他端部には円筒部5の孔部16より小
径の貫通孔17が形成されている。従って、回転軸7の他
端部7bは、この貫通孔17及びケーシング1の一方の側壁
3の貫孔18を介して該ケーシング1内に挿入される。な
お、モータ部4が、ケーシング1に取付けられていない
単体の状態では、回転軸7の他端部7bは、内方膨出部5b
の内径とのクリアランスLを僅かにすることで、回転軸
7は、回転軸線からクリアランスL以上のズレが生じる
こは物理的に不可能となる。即ち、回転軸7は、内方膨
出部5bに仮支持された状態となる。かくしてロータ8の
回転軸7は、大幅に動くことはなくガタツキが防止され
る。これは、モータ部4単体における不良を減らすこと
ができる。
次に、ケーシング1は、一対の側壁3,19と、該側壁3,
19を連結する周壁20と、からなり、該周壁20に吸入口及
び吹出口が設けられている。また、他方の側壁19には大
貫孔21が貫設されている。
しかして、インペラ2は、円盤体からなる一対の側壁
22,23と、周方向に複数枚が配設される羽根24…と、か
らなり、該羽根24…にて側壁22,23は連結されている。
また、一方の側壁22の軸心部には軸心孔25が貫設され、
該軸心孔25に、合成樹脂、ゴム等の弾性を有する材質か
らなるブッシュ26が嵌合され、該ブッシュ26の貫通孔26
aにモータ部4の回転軸7の他端部7bが圧入されてい
る。そして、他方の側壁23には、その軸心部に軸心孔27
が貫設され、該軸心孔27に軸保持体28が保持され、該軸
保持体28から軸29が外方へ突設されている。即ち、軸保
持体28は、盲状の孔部30と、該孔部30の開口端縁から突
設される鍔部31と、からなり、該鍔部31が側壁23にビス
等の固着具32にて固着され、該孔部30に軸29の基端部29
aが圧入固定される。
また、上記軸29の先端部29bは、ケーシング1の他方
の側壁19に取付けられる施蓋部材34に枢支される。即
ち、施蓋部材34は、平板体35と、該平板体35の中心孔36
に付設される軸受カバー37と、該カバー37内に内装され
る第2軸受38と、からなり、該平板体35が固着具32を介
して側壁19に固着される。ここで、軸受カバー37とは、
円筒部39と、該円筒部39の外周側に配設される円筒状の
保持部40と、からなり、該保持部40の外周面に設けられ
た凹周溝40aに平板体35の中心孔36外周縁部が嵌合さ
れ、平板体35と軸受カバー37とが一体化されている。そ
して、円筒部39内に第2軸受38が内装され、この第2軸
受38に軸29の先端部29bが挿入されている。
従って、上述の如く構成されたクロスフローファン
は、回転軸7の他端部7bがインペラ2の一方の側壁22に
連結され、また、該インペラ2の他方の側壁23の軸心部
から突設される軸29が施蓋部材34に枢支されているの
で、モータ部4が駆動して回転軸7が回転すれば、イン
ペラ2はその軸心を中心に回転し、吹出口から風を吹き
出す。即ち、このファンは、一個の第1軸受10にて、回
転軸7とロータ8とインペラ2の一方の側壁22とを枢支
し、一個の第2軸受38にて、インペラ2の他方の側壁23
を枢支しているものである。
次に、このファンの組立方法を説明する。
まず、第4図に示すように、インペラ2を、一方の側
壁22にブッシュ26を取付けると共に、他方の側壁23に軸
29を取付けた状態として、矢印の如く、ケーシング1内
に、他方の側壁19の大貫孔21を介して挿入する。(従っ
て、大貫孔21はインペラ2より大径とする必要があ
る。) 次に、第5図に示すように、施蓋部材34を矢印の如く
ケーシング1に接近させて、軸29の先端部29bを軸受38
に挿入させると共に、固着具32を介して施蓋部材34の平
板体35を他方の側壁19に固着し、その後、第5図に示す
ように、組み立てられたモータ部4を、矢印の如くケー
シング1に接近させ、回転軸7の一端部7bを、側壁3の
貫孔18を介してブッシュ26に圧入すると共に、ブラケッ
ト6のフランジ部15を固着具32を介してケーシング1の
側壁3に固着すれば、第1図に示すように組み立てるこ
とができる。この回転軸7の一端部7bを貫孔18に挿通す
る際、回転軸7は内方膨出部5bに仮支持されているの
で、回転軸7が回転軸線から大きくズレてフランジ部15
を側壁3に正確に固着できないといった不具合が生じる
ことがない。具体例ではモータ部4はユニットとして予
め組立てられているが、ケーシング1に取付ける際に組
立てるようにしてもよい。即ち、ブラケット6を側壁3
に取付け、次いで円筒部5の内周面に第1軸受10を、ま
た円筒部5の外周面にステータ9を装着し、しかる後ロ
ータ8に取付けられた回転軸7をブッシュ26の貫通孔26
aに圧入するようにしてもよい。
なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、
インペラ2としては、その羽根24の数を増減させるも、
羽根24の幅寸法、長さ寸法、厚さ寸法等を変更するも自
由であり、モータ部4としては、面対向型等の他の形式
・構造のものであっても良い。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く構成されているので次に記載する
効果を奏する。
使用する軸受としては、全体として2個となることで
部品点数が削減され、コスト及び組立工数の削減が図れ
る。また、ブラケットの内方膨出部が回転軸の一端部を
仮支持するので、モータ部がケーシングに取り付けられ
る前に、回転軸が回転軸線から大きくずれてガタ不良と
なることが防止されると共に、ケーシングへの回転軸の
挿通が容易となる。総じて簡単な構成で組み立て易いク
ロスフローファンが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は要部拡大
断面図、第3図はインペラの断面図、第4図と第5図は
組立方法を示す断面図である。 1……ケーシング、2……インペラ、3,19……側壁、4
……モータ部、5……円筒部、7……回転軸、7a……一
端部、7b……他端部、10……第1軸受、15……フランジ
部、22,23……側壁、29……軸、38……第2軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング1内に内装されるインペラ2
    と、該ケーシング1の一方の側壁3に付設されるモータ
    部4と、を備えたクロスフローファンにおいて、 上記モータ部4は、円筒部5及び該円筒部5の基部5aか
    ら一体連設されたフランジ部15を有するブラケット6
    と、該円筒部5の内側に設けられた回転軸7と、該回転
    軸7に固定されたロータ8と、該ブラケット6に固定さ
    れたステータ9とからなり、 該回転軸7の一端部7a側は、該円筒部5の先端部に内嵌
    された一個の第1軸受10にて回転自在に枢支され、 該円筒部5の基部5a内周には、該回転軸7の外周面との
    間で僅かなクリアランスLを規定し、該回転軸7の他端
    部7b側を仮支持するための内方膨出部5bが形成され、 該フランジ部15は、上記ケーシング1の一方の側壁3に
    固着され、かつ、該ブラケット6より導出した上記回転
    軸7の他端部7bは、該ケーシング1の一方の側壁3を介
    して該ケーシング1内に挿入され上記インペラ2の一方
    の側壁22の軸心部に連設され、 さらに、該インペラ2の他方の側壁23の軸心部から突設
    される軸29は、一個の第2軸受38を介して上記ケーシン
    グ1の他方の側壁19に回転自在に枢支された、 ことを特徴とするクロスフローファン。
JP1990056915U 1990-05-29 1990-05-29 クロスフローファン Expired - Fee Related JPH08555Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52117602U (ja) * 1976-03-03 1977-09-06
JPH01174593U (ja) * 1988-05-31 1989-12-12

Also Published As

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JPH0414791U (ja) 1992-02-06

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