JP3263109B2 - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
- Publication number
- JP3263109B2 JP3263109B2 JP35837391A JP35837391A JP3263109B2 JP 3263109 B2 JP3263109 B2 JP 3263109B2 JP 35837391 A JP35837391 A JP 35837391A JP 35837391 A JP35837391 A JP 35837391A JP 3263109 B2 JP3263109 B2 JP 3263109B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- bracket
- fixed
- yoke
- peripheral surface
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスピンドルモータに関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】磁気ディスク装置等に使用されるスピン
ドルモータは、磁気ディスク装置等のベース部材に取り
付けられるブラケットと、このブラケットに立設される
シャフトと、磁気ディスク等が装着されるハブを備え、
ハブが軸受を介してシャフトに回転自在に枢支されてい
る。ハブには環状のロータマグネットが固着され、この
ロータマグネットに対向してステータがブラケットに取
り付けられている。
ドルモータは、磁気ディスク装置等のベース部材に取り
付けられるブラケットと、このブラケットに立設される
シャフトと、磁気ディスク等が装着されるハブを備え、
ハブが軸受を介してシャフトに回転自在に枢支されてい
る。ハブには環状のロータマグネットが固着され、この
ロータマグネットに対向してステータがブラケットに取
り付けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなスピンドル
モータにおいては、厚みの薄いブラケットに、シャフト
を立設固定させると、ブラケットとシャフトとの固着面
積が少ないために、シャフトの組付強度が不足して、モ
ータ回転時に、シャフトのぐらつきや倒れ等が発生し
て、ディスクの読み書き等に悪影響を及ぼしたり、回転
不良や故障等を引き起こす原因となり、スピンドルモー
タの薄型化を阻害する要因となっていた。
モータにおいては、厚みの薄いブラケットに、シャフト
を立設固定させると、ブラケットとシャフトとの固着面
積が少ないために、シャフトの組付強度が不足して、モ
ータ回転時に、シャフトのぐらつきや倒れ等が発生し
て、ディスクの読み書き等に悪影響を及ぼしたり、回転
不良や故障等を引き起こす原因となり、スピンドルモー
タの薄型化を阻害する要因となっていた。
【０００４】
【０００５】そこで、本発明は従来のこのような問題点
を解決するスピンドルモータを提供することを目的とす
る。
を解決するスピンドルモータを提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、底壁部にボス用円筒部を立設したブラケ
ットを薄板塑性加工材にて一体形成し、該円筒部の孔部
にシャフトを挿入固着すると共に、該円筒部の外周面に
補強リングを外嵌状に固着したものである。
成するために、底壁部にボス用円筒部を立設したブラケ
ットを薄板塑性加工材にて一体形成し、該円筒部の孔部
にシャフトを挿入固着すると共に、該円筒部の外周面に
補強リングを外嵌状に固着したものである。
【０００７】
【０００８】
【作用】ボス用円筒部を立設したブラケットを薄板塑性
加工材にて一体形成し、円筒部の孔部にシャフトを挿入
固定すると共に、円筒部に補強リングを外嵌状に固着す
ることで、厚みの薄いブラケットであってもシャフトと
の組付強度を高めることができ、モータの回転時にシャ
フトのぐらつきや倒れの発生を防止することができるた
め、スピンドルモータの薄型化に貢献することができ
る。
加工材にて一体形成し、円筒部の孔部にシャフトを挿入
固定すると共に、円筒部に補強リングを外嵌状に固着す
ることで、厚みの薄いブラケットであってもシャフトと
の組付強度を高めることができ、モータの回転時にシャ
フトのぐらつきや倒れの発生を防止することができるた
め、スピンドルモータの薄型化に貢献することができ
る。
【０００９】
【００１０】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
説する。
【００１１】図１は本発明に係るスピンドルモータの拡
大断面図で、超小型（薄型）のインナ・ロータ形のもの
を例示している。
大断面図で、超小型（薄型）のインナ・ロータ形のもの
を例示している。
【００１２】１はブラケットであり、薄板塑性加工材
（例えば、厚さ１mm程度の板材）にて浅皿状に一体形成
される。このブラケット１の底壁部２には、短寸のボス
用円筒部３が鉛直に立設される。
（例えば、厚さ１mm程度の板材）にて浅皿状に一体形成
される。このブラケット１の底壁部２には、短寸のボス
用円筒部３が鉛直に立設される。
【００１３】円筒部３の孔部４は、例えば内径が 2.5mm
程度とされ、該孔部４にシャフト５を挿入固着すると共
に、該円筒部３の外周面６に金属製補強リング７を外嵌
状に固着して、ブラケット１にシャフト５を垂直に立設
する。
程度とされ、該孔部４にシャフト５を挿入固着すると共
に、該円筒部３の外周面６に金属製補強リング７を外嵌
状に固着して、ブラケット１にシャフト５を垂直に立設
する。
【００１４】具体的には、孔部４にシャフト５を、所定
しめしろで焼ばめ又は圧入にて固着し、又、補強リング
７も円筒部３の外周面６に、所定しめしろで焼ばめ又は
圧入にて固着する。
しめしろで焼ばめ又は圧入にて固着し、又、補強リング
７も円筒部３の外周面６に、所定しめしろで焼ばめ又は
圧入にて固着する。
【００１５】このようにして、円筒部３にて固着面積を
増加させると共に、二重ばめにてラジアル方向に圧力を
加えて締付け、シャフト５に外力が作用してもぐらつか
ないように、ブラケット１にシャフト５を強固に固着す
る。なお、組付順序は、シャフト５を円筒部３の孔部４
に固着した後に、円筒部３の外周面６に補強リング７を
固着するのが望ましい。
増加させると共に、二重ばめにてラジアル方向に圧力を
加えて締付け、シャフト５に外力が作用してもぐらつか
ないように、ブラケット１にシャフト５を強固に固着す
る。なお、組付順序は、シャフト５を円筒部３の孔部４
に固着した後に、円筒部３の外周面６に補強リング７を
固着するのが望ましい。
【００１６】ブラケット１の内周面８にはステータ９が
固着される。10はヨークであって、その外周には環状の
ロータマグネット11が固着され、ロータマグネット11は
ステータ９の内周面と微小の所定間隔をもって対面す
る。ヨーク10は、鉄等の強磁性体材料より形成されてい
るため、ステータ９から発散される磁束を閉じるよう作
用する。従ってステータ９への磁束を効率よく収束させ
ると共に、ハブ13側へ洩れ出る磁束を効果的に抑制する
ことができる。ヨーク10は、軸受12，12を介して回転自
在にシャフト５に枢着される。
固着される。10はヨークであって、その外周には環状の
ロータマグネット11が固着され、ロータマグネット11は
ステータ９の内周面と微小の所定間隔をもって対面す
る。ヨーク10は、鉄等の強磁性体材料より形成されてい
るため、ステータ９から発散される磁束を閉じるよう作
用する。従ってステータ９への磁束を効率よく収束させ
ると共に、ハブ13側へ洩れ出る磁束を効果的に抑制する
ことができる。ヨーク10は、軸受12，12を介して回転自
在にシャフト５に枢着される。
【００１７】なお、二つの軸受12，12は、一体のヨーク
10に設けられているため、これら軸受12，12に用いる材
質を、ヨーク10と同じ線膨張率の材料（本実施例では
鉄）にすれば、シャフト５の材質（鉄）と合まって、熱
歪による影響が少なくなる。
10に設けられているため、これら軸受12，12に用いる材
質を、ヨーク10と同じ線膨張率の材料（本実施例では
鉄）にすれば、シャフト５の材質（鉄）と合まって、熱
歪による影響が少なくなる。
【００１８】即ち、スピンドルモータの温度上昇によっ
ても、軸受12，12に付加される予圧状態が安定し、ある
いはヨーク10からハブ13へ作用する歪の応力が小さい。
ても、軸受12，12に付加される予圧状態が安定し、ある
いはヨーク10からハブ13へ作用する歪の応力が小さい。
【００１９】また、ヨーク10の内周面に、補強リング７
の外周面を0.05〜 0.1mmの微小間隔をもって対面させ
て、シール作用が働くようにし、軸受12内のグリース等
のモータ外部への流出を防止する。
の外周面を0.05〜 0.1mmの微小間隔をもって対面させ
て、シール作用が働くようにし、軸受12内のグリース等
のモータ外部への流出を防止する。
【００２０】従って、補強リング７は、シャフト５のブ
ラケット１への挿入固着用として作用すると共に、ヨー
ク10の内周面とで構成されるラビリンスシール機能とし
ても作用するものである。
ラケット１への挿入固着用として作用すると共に、ヨー
ク10の内周面とで構成されるラビリンスシール機能とし
ても作用するものである。
【００２１】13は磁気ディスク等が装着されるアルミ製
等のハブであって、ディスク固定用の複数のボルト孔14
…をハブ13の軸心と平行に貫通させる。なお、図例では
ボルト孔14は、ネジ山が途中までとなっているが軸心方
向全体にネジ山を形成してもよい。
等のハブであって、ディスク固定用の複数のボルト孔14
…をハブ13の軸心と平行に貫通させる。なお、図例では
ボルト孔14は、ネジ山が途中までとなっているが軸心方
向全体にネジ山を形成してもよい。
【００２２】そして、ヨーク10の段付面15にハブ13の端
面16を密着させると共に、ヨーク10の小径部17にハブ13
を外嵌状に固着し、ボルト孔14の一端開口面18を閉じ
る。これにより、ハブ13とヨーク10が一体に回転する。
面16を密着させると共に、ヨーク10の小径部17にハブ13
を外嵌状に固着し、ボルト孔14の一端開口面18を閉じ
る。これにより、ハブ13とヨーク10が一体に回転する。
【００２３】即ち、ロータマグネット11を一体的に有す
るヨーク10が、ハブ13に固着されると同時に、ボルト孔
14の貫通状態が塞がれる。
るヨーク10が、ハブ13に固着されると同時に、ボルト孔
14の貫通状態が塞がれる。
【００２４】また、ボルト孔14…は貫通しているので、
ハブ13単品での、塵等の付着物の洗浄、及び、錆止めの
表面処理の際、洗浄液及び表面処理液がボルト孔14内を
十分に流通していきわたり、確実に、ボルト孔14内の塵
等の付着物を取り除いて、ボルト孔14内面全体を錆止め
できる。
ハブ13単品での、塵等の付着物の洗浄、及び、錆止めの
表面処理の際、洗浄液及び表面処理液がボルト孔14内を
十分に流通していきわたり、確実に、ボルト孔14内の塵
等の付着物を取り除いて、ボルト孔14内面全体を錆止め
できる。
【００２５】19はシール用の金属製ブッシュで、シャフ
ト５の端部に固着され、ハブ13の小径側内周面とブッシ
ュ19の外周面が0.05〜 0.1mmの微小間隔をもって対面す
る。これにより、シール作用が働くようにし、軸受12内
のグリース等のモータ外部への流出を防止する。
ト５の端部に固着され、ハブ13の小径側内周面とブッシ
ュ19の外周面が0.05〜 0.1mmの微小間隔をもって対面す
る。これにより、シール作用が働くようにし、軸受12内
のグリース等のモータ外部への流出を防止する。
【００２６】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、補強リング７の外周面、及び、ブッシュ19
の外周面にラビリンス溝等を形成して、シール作用を一
層効果的にするも望ましい。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、補強リング７の外周面、及び、ブッシュ19
の外周面にラビリンス溝等を形成して、シール作用を一
層効果的にするも望ましい。
【００２７】また、ブラケット１の薄型化に対応して、
ブラケット１の内周面８に、軸心方向に隆起した突状部
（リブ）を、周方向に等配に設けることにより、ブラケ
ット１の剛性を高めるも望ましい。
ブラケット１の内周面８に、軸心方向に隆起した突状部
（リブ）を、周方向に等配に設けることにより、ブラケ
ット１の剛性を高めるも望ましい。
【００２８】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【００２９】
【００３０】請求項２のモータでは、ブラケット１とシ
ャフト５の組付強度が大きく、モータ回転時にシャフト
５がぐらついたりしないので、モータの回転精度が安定
し、品質と耐久性が向上する。また、構造が簡素なので
製作及び組付が容易で、しかも、ブラケット１の厚みを
非常に薄くできるので超小型（薄型）モータに好適であ
る。
ャフト５の組付強度が大きく、モータ回転時にシャフト
５がぐらついたりしないので、モータの回転精度が安定
し、品質と耐久性が向上する。また、構造が簡素なので
製作及び組付が容易で、しかも、ブラケット１の厚みを
非常に薄くできるので超小型（薄型）モータに好適であ
る。
【図１】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
１ ブラケット ２ 底壁部 ３ 円筒部 ４ 孔部 ５ シャフト ６ 外周面 ７ 補強リング 10 ヨーク 13 ハブ 14 ボルト孔 18 一端開口面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02K 29/00 H02K 21/14
Claims (1)
- 【請求項１】 底壁部２にボス用円筒部３を立設したブ
ラケット１を、薄板塑性加工材にて一体形成し、該円筒
部３の孔部４にシャフト５を挿入固着すると共に、該円
筒部３の外周面６に補強リング７を外嵌状に固着したこ
とを特徴とするスピンドルモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35837391A JP3263109B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35837391A JP3263109B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スピンドルモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05184116A JPH05184116A (ja) | 1993-07-23 |
| JP3263109B2 true JP3263109B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=18458955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35837391A Expired - Fee Related JP3263109B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3263109B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101275304B1 (ko) | 2012-03-29 | 2013-06-17 | 삼성전기주식회사 | 스핀들 모터 |
| KR101499718B1 (ko) * | 2013-06-12 | 2015-03-06 | 삼성전기주식회사 | 스핀들 모터 및 이를 포함하는 하드 디스크 드라이브 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP35837391A patent/JP3263109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101275304B1 (ko) | 2012-03-29 | 2013-06-17 | 삼성전기주식회사 | 스핀들 모터 |
| US8552606B1 (en) | 2012-03-29 | 2013-10-08 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Spindle motor |
| US8729757B2 (en) | 2012-03-29 | 2014-05-20 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Spindle motor |
| KR101499718B1 (ko) * | 2013-06-12 | 2015-03-06 | 삼성전기주식회사 | 스핀들 모터 및 이를 포함하는 하드 디스크 드라이브 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05184116A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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