JPH083189Y2 - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
- Publication number
- JPH083189Y2 JPH083189Y2 JP1989089289U JP8928989U JPH083189Y2 JP H083189 Y2 JPH083189 Y2 JP H083189Y2 JP 1989089289 U JP1989089289 U JP 1989089289U JP 8928989 U JP8928989 U JP 8928989U JP H083189 Y2 JPH083189 Y2 JP H083189Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- back yoke
- peripheral surface
- inner peripheral
- spindle motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushless Motors (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気ディスク駆動用のスピンドルモータに
関する。
関する。
従来のインハブ型の軸固定スピンドルモータに於て、
アルミニウム等のハブの内部に鉄鋼製の円筒状バックヨ
ークが軸心方向全長にわたって固着された構造であっ
た。
アルミニウム等のハブの内部に鉄鋼製の円筒状バックヨ
ークが軸心方向全長にわたって固着された構造であっ
た。
従来の上記スピンドルモータでは、使用時に温度の変
化があると、ハブとバックヨークとの熱膨張差に伴って
バイメタルの如き挙動を示し、軸部中心に対し半径方向
の歪を生じ、磁気ヘッドによる磁気ディスクの読取り誤
動作−いわゆるオフトラック−を生ずる原因の一つとな
っていた。
化があると、ハブとバックヨークとの熱膨張差に伴って
バイメタルの如き挙動を示し、軸部中心に対し半径方向
の歪を生じ、磁気ヘッドによる磁気ディスクの読取り誤
動作−いわゆるオフトラック−を生ずる原因の一つとな
っていた。
そこで、本考案は、このような問題点を解決すること
を目的とする。
を目的とする。
本考案は、上記課題を解決するために、ステータを付
設した固定軸に、磁気ディスクを取付けるハブを、一対
のベアリングを介して枢着し、かつ、該ハブの内周面
に、ロータマグネットを付設したバックヨークを内嵌し
たスピンドルモータに於て、 一方のベアリングの外輪と上記バックヨークとを、該
バックヨークの基端部が上記外輪に連結されるように一
体もので形成し、バックヨークの先端部をこの先端部の
外周面がハブの内周面に当接するよう固定し、かつ、ハ
ブの内周面の軸方向中央を含む所定範囲とバックヨーク
の外周面との間に、微小間隙を形成したものである。
設した固定軸に、磁気ディスクを取付けるハブを、一対
のベアリングを介して枢着し、かつ、該ハブの内周面
に、ロータマグネットを付設したバックヨークを内嵌し
たスピンドルモータに於て、 一方のベアリングの外輪と上記バックヨークとを、該
バックヨークの基端部が上記外輪に連結されるように一
体もので形成し、バックヨークの先端部をこの先端部の
外周面がハブの内周面に当接するよう固定し、かつ、ハ
ブの内周面の軸方向中央を含む所定範囲とバックヨーク
の外周面との間に、微小間隙を形成したものである。
高温時に、ハブとバックヨークに、熱膨張歪が発生し
ても、微小間隔が該熱膨張歪を吸収する。また、ベアリ
ングの外輪とバックヨークとを一体もので形成したか
ら、磁気ディスクを取付けるハブの中央を含む範囲に、
上記微小間隔を形成できる。
ても、微小間隔が該熱膨張歪を吸収する。また、ベアリ
ングの外輪とバックヨークとを一体もので形成したか
ら、磁気ディスクを取付けるハブの中央を含む範囲に、
上記微小間隔を形成できる。
以下、図示の実施例に基づいて本考案を説明する。
第１図は本考案の一実施例を示し、このスピンドルモ
ータは、ステータ１を付設した固定軸２の廻りに、図示
省略の複数枚の磁気ディスクを取付けられるハブ３を、
回転自在に枢着したものである。該ハブ３は、アルミニ
ウム等の磁気ディスクと同一材質であり、その一端４
に、鍔部５を有するブッシュ６を他端７側から内嵌する
と共に、該ブッシュ６の内周面と固定軸２の外周面との
間に、磁性流体シール８を固着した磁性流体ブッシュ
９、及びベアリング10を介装している。また、他端７に
磁気ディスクを受止める外鍔部11を形成し、該他端７の
内周面と固定軸の外周面との間に、上記一端４側と同様
に、磁性流体シール８を固着した磁性流体ブッシュ９、
及びベアリング12を介装している。なお、同図では、固
定軸２に外嵌したカラー13に、上記磁性流体シール８が
対向しているが、直接固定軸２に対向する構成にしても
よい。14はステータ１に信号を送るリード線（図示省
略）を通すために設けた孔部であり、15は固定軸２をブ
ラケット等に固定するためのネジ部である。
ータは、ステータ１を付設した固定軸２の廻りに、図示
省略の複数枚の磁気ディスクを取付けられるハブ３を、
回転自在に枢着したものである。該ハブ３は、アルミニ
ウム等の磁気ディスクと同一材質であり、その一端４
に、鍔部５を有するブッシュ６を他端７側から内嵌する
と共に、該ブッシュ６の内周面と固定軸２の外周面との
間に、磁性流体シール８を固着した磁性流体ブッシュ
９、及びベアリング10を介装している。また、他端７に
磁気ディスクを受止める外鍔部11を形成し、該他端７の
内周面と固定軸の外周面との間に、上記一端４側と同様
に、磁性流体シール８を固着した磁性流体ブッシュ９、
及びベアリング12を介装している。なお、同図では、固
定軸２に外嵌したカラー13に、上記磁性流体シール８が
対向しているが、直接固定軸２に対向する構成にしても
よい。14はステータ１に信号を送るリード線（図示省
略）を通すために設けた孔部であり、15は固定軸２をブ
ラケット等に固定するためのネジ部である。
そして、上記ハブ３の他端７に設けたベアリング12の
外輪16を、一端４側へ延設して、該ベアリング12と同じ
鉄鋼製のバックヨーク17を形成し、該バックヨーク17に
ロータマグネット18を付設して上記ステータ１に近接対
峙させる。また、ハブ３の内周面の軸方向中央を含む所
定範囲Ｈと該バックヨーク17の外周面との間に、微小間
隙19を形成する。上記所定範囲Ｈは、ディスク取付長さ
Ｌの1/2以上−即ち、Ｈ≧1/2・Ｌ−に設定するのが望ま
しい。そして、上記ブッシュ６の鍔部５の周縁部内側に
段付部20を形成し、該段付部20にバックヨーク17の先端
部21を嵌合させる。この場合、該先端部21とハブ３内周
面との間に接着剤22を入れて微小間隙19を埋め、バック
ヨーク17の先端部21をハブ３内周面に固定する。また、
該バックヨーク17の基端部は、上記の様に、ハブ３の内
周面に内嵌するベアリング12の外輪16と一体もので形成
されているので、該基端部のハブ３内周面への固定は確
実である。
外輪16を、一端４側へ延設して、該ベアリング12と同じ
鉄鋼製のバックヨーク17を形成し、該バックヨーク17に
ロータマグネット18を付設して上記ステータ１に近接対
峙させる。また、ハブ３の内周面の軸方向中央を含む所
定範囲Ｈと該バックヨーク17の外周面との間に、微小間
隙19を形成する。上記所定範囲Ｈは、ディスク取付長さ
Ｌの1/2以上−即ち、Ｈ≧1/2・Ｌ−に設定するのが望ま
しい。そして、上記ブッシュ６の鍔部５の周縁部内側に
段付部20を形成し、該段付部20にバックヨーク17の先端
部21を嵌合させる。この場合、該先端部21とハブ３内周
面との間に接着剤22を入れて微小間隙19を埋め、バック
ヨーク17の先端部21をハブ３内周面に固定する。また、
該バックヨーク17の基端部は、上記の様に、ハブ３の内
周面に内嵌するベアリング12の外輪16と一体もので形成
されているので、該基端部のハブ３内周面への固定は確
実である。
しかして、ハブ３はアルミニウム等の材質であり、バ
ックヨーク17は鋼鉄等の磁性材質であるため、モータ使
用状態での熱膨張率に差が生じ、このため、ハブ３外径
が偏心して磁気ディスクの読取りの誤動作（オフトラッ
ク）を生じることがあったが、このような高温又は低温
時に於て、上記微小間隙19の存在によって、軸方向及び
径方向の相対的熱歪を吸収出来る。
ックヨーク17は鋼鉄等の磁性材質であるため、モータ使
用状態での熱膨張率に差が生じ、このため、ハブ３外径
が偏心して磁気ディスクの読取りの誤動作（オフトラッ
ク）を生じることがあったが、このような高温又は低温
時に於て、上記微小間隙19の存在によって、軸方向及び
径方向の相対的熱歪を吸収出来る。
なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、
第１図では、バックヨーク17の外周面に段部を設けて微
小間隙19を形成したが、ハブ３の内周面に段部を設けて
該微小間隙19を形成するのも自由である。また、ベアリ
ング12の内輪23を省略すると共に、固定軸２に転動溝を
形成し、該転動溝に玉24…が転動公転するような構成に
してもよい。
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、
第１図では、バックヨーク17の外周面に段部を設けて微
小間隙19を形成したが、ハブ３の内周面に段部を設けて
該微小間隙19を形成するのも自由である。また、ベアリ
ング12の内輪23を省略すると共に、固定軸２に転動溝を
形成し、該転動溝に玉24…が転動公転するような構成に
してもよい。
本考案は、上述のように構成されているので、以下に
記載する著大な実用的効果を奏する。
記載する著大な実用的効果を奏する。
微小間隙19がハブ３とバックヨーク17との間の熱膨
張歪を吸収するため、ハブ３外径が偏心するのを防止で
き、磁気ディスクの読取りの誤動作（オフトラック）を
生じにくくすることができる。
張歪を吸収するため、ハブ３外径が偏心するのを防止で
き、磁気ディスクの読取りの誤動作（オフトラック）を
生じにくくすることができる。
ベアリング12の外輪16とバックヨーク17とを一体も
ので形成したので、部品点数を減少できるだけでなく、
ベアリング12の内輪が固定される固定軸２に付設された
ステータ１とバックヨーク17に固定されるロータマグネ
ット18との間の組立精度が高まり、ベアリングとバック
ヨークとを個々に組立てる場合の組立誤差による特性の
ばらつきを抑えることができる。
ので形成したので、部品点数を減少できるだけでなく、
ベアリング12の内輪が固定される固定軸２に付設された
ステータ１とバックヨーク17に固定されるロータマグネ
ット18との間の組立精度が高まり、ベアリングとバック
ヨークとを個々に組立てる場合の組立誤差による特性の
ばらつきを抑えることができる。
第１図は本考案の一実施例を示す断面正面図である。 １……ステータ、２……固定軸、３……ハブ、12……ベ
アリング、16……外輪、17……バックヨーク、18……ロ
ータマグネット。
アリング、16……外輪、17……バックヨーク、18……ロ
ータマグネット。
Claims (1)
- 【請求項１】ステータ１を付設した固定軸２に、磁気デ
ィスクを取付けるハブ３を、一対のベアリング10,12を
介して枢着し、かつ、該ハブ３の内周面に、ロータマグ
ネット18を付設したバックヨーク17を内嵌したスピンド
ルモータに於て、 一方のベアリング12の外輪16と上記バックヨーク17と
を、該バックヨーク17の基端部が上記外輪16に連結され
るように一体もので形成し、バックヨーク17の先端部21
を、該先端部21の外周面が前記ハブ３の内周面に当接す
るよう固定し、かつ、ハブ３の内周面の軸方向中央を含
む所定範囲Ｈとバックヨーク17の外周面との間に、微小
間隙19を形成したことを特徴とするスピンドルモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989089289U JPH083189Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989089289U JPH083189Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | スピンドルモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0330767U JPH0330767U (ja) | 1991-03-26 |
| JPH083189Y2 true JPH083189Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31638871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989089289U Expired - Lifetime JPH083189Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083189Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63129256U (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-24 | ||
| JP2528846Y2 (ja) * | 1988-06-10 | 1997-03-12 | 日本電産 株式会社 | スピンドルモータ |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP1989089289U patent/JPH083189Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0330767U (ja) | 1991-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |