JP2573169Y2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2573169Y2
JP2573169Y2 JP1992085582U JP8558292U JP2573169Y2 JP 2573169 Y2 JP2573169 Y2 JP 2573169Y2 JP 1992085582 U JP1992085582 U JP 1992085582U JP 8558292 U JP8558292 U JP 8558292U JP 2573169 Y2 JP2573169 Y2 JP 2573169Y2
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JP
Japan
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shaft
spacer
bearing
spindle motor
housing
Prior art date
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JP1992085582U
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English (en)
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JPH0652362U (ja
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俊一 河崎
昭一 吉川
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ディスク駆動用スピ
ンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク駆動用スピンドルモー
タについて、図7に基づいて説明する。
【0003】図7は従来の光ディスク駆動用スピンドル
モータの断面図である。図7において、シャフト1の一
端にはカップ状のスピンドルハブ2が固着されており、
他方端にはロータマグネット7を有するロータフレーム
6が取りつけられ、ロータマグネット7に対向する位置
に巻線9を施したステータコア8がハウジング4に固着
されており、さらにハウジング4にはベアリング5a,
5bが固着され、シャフト1がベアリング5a,5bに
回転自在に取りつけられている。また、ベアリング5b
の外輪に予圧をかけるため、予圧バネ12が挿入されて
いる。さらに、一定の予圧の量をベアリングに加えるた
めに、スペーサ14がベアリング5a,5b間に挿入さ
れている。一方スピンドルハブの開口部底面には、クラ
ンプヨーク10が接着され、クランプヨーク10の内面
にはクランプマグネット3が自身の磁力で固定されてい
る。スピンドルハブ2の開口部には光ディスク(図示せ
ず)がクランプマグネット3の吸引力で固定され、光デ
ィスクドライブとしての動作を行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ベアリング5a,5bの内輪とシャフト
1の接着剤が、両者のクリアランスが小さいためスペー
サの方に溢れ出す。すると溢れ出した接着剤がスペーサ
とシャフトをしっかりと固着し、シャフトが見かけ上太
くなったことと同等になり、シャフトをトーションバー
としたロータフレームとメディア付きハブ(以下、シャ
フトをトーションバーとしたロータフレームとメディア
付きハブを回転系と称する)のねじり共振周波数が高く
なり、モータのコギング周波数に近い値となる。そうな
ると、共振してメディアが円周方向に大きく振動する。
この振動が加振源となり、ラジアル方向にも影響をおよ
ぼし、トラッキングエラーを起こす。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するため、シャフトと、前記シャフトに固着され
たスピンドルハブと、内面に複数極着磁されたロータマ
グネットと、前記ロータマグネットが固着されたロータ
フレームと、前記シャフトを回転自在に係支する2個の
ベアリングと、前記ベアリングの外輪を保持するハウジ
ングと、前記ハウジングと片方のベアリング間に狭持さ
れた予圧バネと、前記2個のベアリング間にベアリング
に接する両開口端の内径側に非接触部分を設けた筒状の
スペーサを具備した構造を有している。
【0006】
【作用】この構成によって、ベアリングの接着剤でスペ
ーサがシャフトと接着されないため、回転系のねじり共
振周波数が高くならず、モータのコギング周波数と一致
することはない。
【0007】
【実施例】図1は本考案実施例の断面図である。
【0008】図1に基づき、本考案による光ディスク駆
動用スピンドルモータの構成を説明する。まずシャフト
1をスピンドルハブ2に焼きバメ固定する。また、スピ
ンドルハブ2にクランプヨーク10をカシメ付け、クラ
ンプヨーク10の内側にクランプマグネット3を挿入す
る。
【0009】一方、ハウジング4に回路組立11を取り
付け、さらに巻線9を施したステータコア8を接着す
る。この状態をステータ組立と呼ぶ。また一方、ロータ
フレーム6にはロータマグネット7を接着固定し、ロー
タ組立とする。
【0010】さて次に、前述の部品組立を使用してモー
タ組立の手順について説明する。まずシャフト1のスピ
ンドルハブ側にボールベアリング5a,5bを挿入す
る。このときシャフト1の所定の部位には予め接着剤を
塗布しておく。次にステータ組立を前記のベアリング4
がすでに挿入されたシャフト1に挿入し、ハウジング4
の所定の位置に前記のベアリング5aを挿入する。この
ときハウジング4には予め接着剤を塗布しておく。そし
てシャフト1にスペーサ14aを挿入し、続いて予圧バ
ネ12をハウジング4の所定位置に入れ、さらにベアリ
ング5bを挿入する。その際、前記と同様にハウジング
4とシャフト1に接着剤を塗布する。
【0011】さらにロータ組立のボア内径部に接着剤を
塗布し、ベアリング5bの端面に当て、予圧ビス13で
もって締め付け固定する。その後、モータを高温状態に
放置し、接着剤を乾燥させてモータ組立は完成するわけ
である。
【0012】このようにして構成されたモータのねじり
共振の発生について説明する。ねじり共振は前述のよう
に、シャフトをトーションバーとしたロータフレームと
メディア付きスピンドルハブによって構成される両輪構
造によって発生する。
【0013】前記モデルは図2に示す。この場合のねじ
り共振周波数は(数1)によって表される。
【0014】
【数1】
【0015】ここでKはシャフトの回転バネ定数で
【0016】
【数2】
【0017】ここで(数1)と(数2)をまとめると
【0018】
【数3】
【0019】(数3)により今ロータ組立,ディスク+
スピンドルハブ,シャフトの材質が一定であると仮定す
ると、共振周波数はシャフトの長さに反比例し、シャフ
トの径の二乗に比例する。とくにシャフトの径に大きく
影響されることが判る。
【0020】(実施例1) 次に、本考案のスピンドルモータの詳細を図3によって
説明する。図3は本考案のスピンドルモータの拡大断面
図である。
【0021】シャフト1はベアリング5a,5bを介し
て回転自在にハウジング4に取り付けられる。この時ベ
アリングの内輪とシャフト、およびベアリングの外輪と
ハウジングは接着される。ベアリングの内輪とシャフト
を接着する際、両者のクリアランスは非常に小さいの
で、接着剤がスペーサ14aの方に溢れ出すが、スペー
サには座グリが設けてあるので、接着剤は座グリ内で硬
化しスペーサをシャフトと接着させることはない(15
は硬化した接着剤を示す)。従って、シャフトは補強さ
れずねじり共振周波数は高くならない。
【0022】(実施例2) 次に図4によって第2の実施例を説明する。図4は本考
案の第2の実施例の拡大断面図である。この場合、スペ
ーサ14bの内面には座グリは設けていないが、中間部
分の外径が小さく設定されている。座グリがないので接
着剤によってスペーサが接着されるが、前述の(数3)
により、スペーサの外径が小さい分共振点の上昇は少な
くて済み、コギング周波数に近づくことはない。なお、
スペーサのベアリングに接する部分の外径はベアリング
内輪の外径と同寸法に設定している。
【0023】(実施例3) 図5は第3の実施例であり、スペーサ14cの外径が小
さく、さらに座グリも設けたものである。図5は本考案
の第3の実施例の拡大断面図である。
【0024】(実施例4) 図6は第4の実施例であり、前述の第1の実施例におけ
るスペーサの座グリの代わりに、面取りを設けて接着剤
の逃げの効果を出したものである。
【0025】なお、それぞれの拡大図は本考案を説明す
るための図であり、一部の部品を省略して表している。
【0026】さらに、前述の考案の実施例は回転系のね
じり共振周波数を下げる場合の説明であったが、ねじり
共振周波数を上げる場合は、前記(数3)より明らかな
ように、シャフトを太くする効果を与えればよい。従っ
てスペーサを太くし、シャフトに接着するようにすれば
容易に実施できる。
【0027】
【考案の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本考案は、シャフトと、前記シャフトに固着されたスピ
ンドルハブと、内面に複数極着磁されたロータマグネッ
トと、前記ロータマグネットが固着されたロータフレー
ムと、前記シャフトを回転自在に係支する2個のベアリ
ングと、前記ベアリングの外輪を保持するハウジング
と、前記ハウジングと片方のベアリング間に狭持された
予圧バネと、前記2個のベアリング間に筒状のスペーサ
を具備したスピンドルモータにおいて、前記スペーサの
ベアリングに接する両開口端の内径側に座グリを設けた
ため、シャフトがスペーサによって補強されることがな
く、回転系のねじり共振点が上昇することがない。この
ため、回転系のねじり共振点がモータのコギング周波数
と一致することがなく、光ディスクのトラッキングエラ
ーに対する有効かつ容易な対策となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例におけるスピンドルモータ
の断面図
【図2】ねじり共振を説明するための回転系のモデルを
示す図
【図3】本考案の第1の実施例におけるスペーサ部分の
拡大図
【図4】本考案の第2の実施例におけるスペーサ部分の
拡大図
【図5】本考案の第3の実施例におけるスペーサ部分の
拡大図
【図6】本考案の第4の実施例におけるスペーサ部分の
拡大図
【図7】従来のスピンドルモータの断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2 スピンドルハブ 3 クランプマグネット 4 ハウジング 5a,5b ベアリング 6 ロータフレーム 7 ロータマグネット 8 ステータコア 9 巻線 10 クランプヨーク 11 回路組立 12 予圧バネ 13 予圧ビス 14,14a,14b,14c,14d スペーサ 15 接着剤

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトと、前記シャフトに固着されたス
    ピンドルハブと、内面に複数極着磁されたロータマグネ
    ットと、前記ロータマグネットが固着されたロータフレ
    ームと、前記シャフトを回転自在に係支するベアリング
    と、前記ベアリングの外輪を保持するハウジングと、前
    記ハウジングと片方のベアリング間に狭持された予圧バ
    ネと、前記ベアリング間に筒状のスペーサを具備したス
    ピンドルモータにおいて、前記スペーサのベアリング端
    面に接する両開口端の内径側に非接触部分を設けたこと
    を特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】前記スペーサの両端面付近の外径寸法より
    中心部分の外径寸法の方が小さく設定された請求項1に
    記載のスピンドルモータ。
JP1992085582U 1992-12-14 1992-12-14 スピンドルモータ Expired - Lifetime JP2573169Y2 (ja)

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JP1992085582U JP2573169Y2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 スピンドルモータ

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Publication Number Publication Date
JPH0652362U JPH0652362U (ja) 1994-07-15
JP2573169Y2 true JP2573169Y2 (ja) 1998-05-28

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