JP2523108Y2 - スピンドルモ−タ - Google Patents

スピンドルモ−タ

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JP2523108Y2
JP2523108Y2 JP1987085936U JP8593687U JP2523108Y2 JP 2523108 Y2 JP2523108 Y2 JP 2523108Y2 JP 1987085936 U JP1987085936 U JP 1987085936U JP 8593687 U JP8593687 U JP 8593687U JP 2523108 Y2 JP2523108 Y2 JP 2523108Y2
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JP
Japan
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bearing
spacer
hub
support shaft
outer ring
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Application number
JP1987085936U
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JPS63194571U (ja
Inventor
陽介 川手
峰世 遠藤
清好 竹上
Original Assignee
日本電産 株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスピンドルモータに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来のインハブタイプのスピンドルモータは第3図に
示すように、組立上の理由から、ステータ31の外径寸法
Dsを、ベアリング32,33の外径寸法Dbよりも必らず小さ
く設定されていた。即ち、ステータ31の外径寸法Dsがベ
アリング33よりも大きいと、ハブ34の内周面35を奥部に
おいて内径大とせねばならず、ステータ31をハブ34の内
部に嵌込み出来ないためである。
特に、最近のベアリング32,33は容量(許容荷重)に
対して外径寸法が小型化・高性能化されてきたため、ス
ピンドルモータの使用条件(荷重)に適したベアリング
の外径寸法Dbは十分に小さくなる。しかし、上述のよう
にステータ31の外径寸法Dsはこのベアリングの外径寸法
Dbよりも小さくせねばならず、小さな外径寸法Dsでは発
生する回転トルクが不足する。及びモータの全体の効率
が低下する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、支軸と、支軸の両端部に配設された
ベアリングと、ベアリングに回転自在に支持された略円
筒形のハブと、ハブの内周面に装着されたロータマグネ
ットと、ロータマグネットに対向して支軸に装着された
ステータと、を具備し、ステータの外径寸法は、ベアリ
ングの外径寸法よりも大きく設定され、ハブの外鍔部側
の内周面端部と外鍔部側の一方のベアリングの外周面と
の間には、短円筒形スペーサが介装されたスピンドルモ
ータにおいて、スペーサと一方のベアリングの外輪は、
軸心方向に相対的に若干移動自在に嵌合され、また、ス
ペーサと一方のベアリングの外輪とは熱膨張が実質上同
じ材料から形成され、温度が変化してもスペーサと一方
のベアリングの外輪との嵌合状態が実質上変化すること
がなく、温度が変化したときに生じる支軸とハブとの間
の熱膨張差は、スペーサと一方のベアリングとの相対的
移動によって吸収される。
〔作用〕
ステータの外径が十分に大となって、得られる出力
(回転トルク)は増加出来る。ハブの内部にステータを
収納して後に、短円筒形スペーサをハブの鍔部側内周端
面に挿入することにより、ベアリングよりも外径寸法の
大なるスペーサをハブ内に収納して組立可能となる。ベ
アリングは不必要に大きな容量のものを用いる必要はな
くなり、適正な小型のものを用いることができる。
また、スペーサとこのベアリングの外輪の熱膨張が実
質上同一であるので、両者間の嵌合状態が温度変化にか
かわらず一定に保持できる。更に、スペーサと上記ベア
リングの外輪とが軸心方向に相対的に若干移動自在であ
るので、支軸とハブの熱膨張差を両者の相対的移動によ
って吸収することができる。
〔実施例〕
以下、図示の実施例を詳説する。
第1図又は第2図に於て、1は略円筒形のハブであっ
て、支軸2に第1ベアリング3と第2ベアリング4に
て、両持梁状に枢支される。該支軸2の中途部にはステ
ータ5が固着される。そして一対の上記ベアリング3,4
間の軸心方向位置にステータ5が配設される。
ハブ1の内周面6には円筒形ロータマグネット7が固
着され、上記ステータ5と微小間隙をもって対応する。
図示省略するが磁気ディスクは、第1図又は第2図に於
ては上方から嵌込まれ、下端の外鍔部8にて保持され
る。
しかして、ステータ5の外径寸法Dsは、ベアリング3,
4の外径寸法Dbよりも大に設定される。かつ、ハブ1の
外鍔部8側の内周面端部6aと、外鍔部8側の上記大2ベ
アリング4の外周面4aとによって形成された短円筒状空
隙部9に短円筒形スペーサ10を介装する。
スペーサ10は、第2ベアリング4の外輪と例えば材料
を同一にして実質上同一の熱膨張となるようにする。こ
のスペーサ10及び第2ベアリング4の外輪は、鉄鋼材か
ら形成することができる。
また、支軸2とハブ1の熱膨張差を吸収するため、第
2ベアリング4の外輪と、スペーサ10の内周面とは、軸
心方向に微小寸法移動自在とした遊嵌状態に、嵌合す
る。この場合に、スペーサ10とベアリング4の外輪との
熱膨張差が無いことによって、温度の変化にかかわら
ず、嵌合部の公差が一定となり、円滑に軸心方向に微小
寸法移動できる利点がある。(なお、接着剤等にて第2
ベアリング4の外輪と、スペーサ10の内周面とを、固着
することも自由である。) 第1図ではセンサ磁石11は、ハブ1の外鍔部8の端面
(図面では下面)に埋設される。第2図では、スペーサ
10の端面(同図では下面)に埋設される。
なお、12はブラケットであり、所定位置に磁気センサ
13を付設し、また回路基板14を張設する。上述のように
ステータ5付の支軸2に、ベアリング3,4とスペーサ10
を介して回転自在にハブ1を外嵌し、ユニット体15を構
成し、これをブラケット12に取付ける。即ち、ブラケッ
ト12の孔部16内に、支軸2を圧入状に挿入固着する。
〔考案の効果〕
本考案はと上述の構成により次のような著大な効果を
奏する。
ステータ5の外径寸法Dsを十分に大きく出来て、回転
トルク(出力)を増加出来る。
ハブ1の内部へステータ5を収納した後に、スペーサ
10とベアリング4を組立てれば、簡単に組立が可能であ
る。あるいはロータマグネット7を分割組立式とする必
要がなくなる。
ベアリング3,4は不必要に大容量のものを使用するこ
とがなくなり、回転時の機械的損失が少ない適正な小型
のベアリング3,4を使用出来る。
スペーサ10とベアリング4の外輪の嵌合状態が温度変
化にかかわらず一定に保持でき、更に支軸2とハブ1の
熱膨張差を両者の相対的移動によって吸収することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は他の
実施例の断面図である。第3図は従来例を示す断面図で
ある。 Ds,Db……外径寸法、1……ハブ、3,4……ベアリング、
5……ステータ、8……外鍔部、9……空隙部、10……
スペーサ、4a……外周面、6a……内周面端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−114445(JP,A) 実開 昭61−476(JP,U) 実開 昭61−61322(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸2と、該支軸2の両端部に配設された
    ベアリング3、4と、該ベアリング3、4に回転自在に
    支持された略円筒形のハブ1と、該ハブ1の内周面に装
    着されたロータマグネット7と、該ロータマグネット7
    に対向して該支軸2に装着されたステータ5と、を具備
    し、該ステータ5の外径寸法Dsは、該ベアリング3、4
    の外径寸法Dbよりも大きく設定され、該ハブ1の外鍔部
    8側の内周面端部6aと該外鍔部8側の一方のベアリング
    4の外周面4aとの間には、短円筒形スペーサ10が介装さ
    れたスピンドルモータにおいて、 該スペーサ10と該一方のベアリング4の外輪は、軸心方
    向に相対的に若干移動自在に嵌合され、 また、該スペーサ10と該一方のベアリング4の外輪とは
    熱膨張が実質上同じ材料から形成され、温度が変化して
    も該スペーサ10と該一方のベアリング4の該外輪との嵌
    合状態が実質上変化することがなく、 温度が変化したときに生じる該支軸2と該ハブ1との間
    の熱膨張差は、該スペーサ10と該一方のベアリング4と
    の相対的移動によって吸収される、 ことを特徴とするスピンドルモータ。
JP1987085936U 1987-06-02 1987-06-02 スピンドルモ−タ Expired - Lifetime JP2523108Y2 (ja)

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