JP2647599B2 - 磁気ディスク型記憶装置の駆動装置 - Google Patents
磁気ディスク型記憶装置の駆動装置Info
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- JP2647599B2 JP2647599B2 JP4078861A JP7886192A JP2647599B2 JP 2647599 B2 JP2647599 B2 JP 2647599B2 JP 4078861 A JP4078861 A JP 4078861A JP 7886192 A JP7886192 A JP 7886192A JP 2647599 B2 JP2647599 B2 JP 2647599B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク等の駆動に
用いる駆動装置に関する。
用いる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の駆動装置の概略断面図であ
る。この駆動装置は、本出願人が実願平3−93280
で提案したものである。駆動装置100によれば、シャ
フト部101の軸方向上下に2つのボールベアリング1
02,103を周設し、これらのベアリングとハブ10
4との間にステータ105と駆動用マグネット106が
配設されていた。
る。この駆動装置は、本出願人が実願平3−93280
で提案したものである。駆動装置100によれば、シャ
フト部101の軸方向上下に2つのボールベアリング1
02,103を周設し、これらのベアリングとハブ10
4との間にステータ105と駆動用マグネット106が
配設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが近年、急速に
小型化、薄型化、高速化、大容量化、低消費電力化、高
衝撃強度化等が進み、従来の駆動装置ではこれらの要望
に十分応えられなくなってきた。
小型化、薄型化、高速化、大容量化、低消費電力化、高
衝撃強度化等が進み、従来の駆動装置ではこれらの要望
に十分応えられなくなってきた。
【0004】従来の駆動装置のようにシャフトの上下に
2つのベアリングを周設する構成では、まず第1に薄型
化を図るためにはボールベアリング自体を薄くしなけれ
ばならず、又、薄くするためにはボールを小さくしなけ
ればならず、更に、ボールを小さくすると衝撃強度が弱
くなってしまうという課題があった。即ち、2つのボー
ルベアリングを必要とすることから薄型化を図ることは
困難であった。第2に、マグネットとコア、又はマグネ
ットとモータベース間での鉄損のために低消費電力化を
図ることも困難であった。そこで本発明の目的は、薄型
化が実現でき、且つ、高耐衝撃性を備え、低消費電力化
が可能な磁気ディスク型記憶装置の駆動装置を提供する
ことにある。
2つのベアリングを周設する構成では、まず第1に薄型
化を図るためにはボールベアリング自体を薄くしなけれ
ばならず、又、薄くするためにはボールを小さくしなけ
ればならず、更に、ボールを小さくすると衝撃強度が弱
くなってしまうという課題があった。即ち、2つのボー
ルベアリングを必要とすることから薄型化を図ることは
困難であった。第2に、マグネットとコア、又はマグネ
ットとモータベース間での鉄損のために低消費電力化を
図ることも困難であった。そこで本発明の目的は、薄型
化が実現でき、且つ、高耐衝撃性を備え、低消費電力化
が可能な磁気ディスク型記憶装置の駆動装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、請求項1の発明では、ステータの外側に駆
動用マグネットを配置し、この駆動用マグネットの外周
に第1の軸受を嵌合して駆動用マグネットを回転自在に
支持し、駆動用マグネットの回動とハブの回動とを連動
させたインハブ型モータを備えた磁気ディスク型記憶装
置の駆動装置であって、第1の軸受をハブ外周部からは
み出さない範囲で且つハブ外周部に最も近い位置に設け
た。
に本発明は、請求項1の発明では、ステータの外側に駆
動用マグネットを配置し、この駆動用マグネットの外周
に第1の軸受を嵌合して駆動用マグネットを回転自在に
支持し、駆動用マグネットの回動とハブの回動とを連動
させたインハブ型モータを備えた磁気ディスク型記憶装
置の駆動装置であって、第1の軸受をハブ外周部からは
み出さない範囲で且つハブ外周部に最も近い位置に設け
た。
【0006】なお、請求項2の発明では、前記第1の軸
受の内側に第2の軸受を同心円状に設け、これらの軸受
の間に前記ステータを配設した。
受の内側に第2の軸受を同心円状に設け、これらの軸受
の間に前記ステータを配設した。
【0007】又、請求項3の発明では、前記第1及び第
2の軸受として磁性体の内輪及び外輪で構成し、前記駆
動用マグネットの磁気回路を構成するバックヨークとし
て前記内輪又は外輪を用いた。
2の軸受として磁性体の内輪及び外輪で構成し、前記駆
動用マグネットの磁気回路を構成するバックヨークとし
て前記内輪又は外輪を用いた。
【0008】又、請求項4の発明では、前記駆動用マグ
ネットの軸方向の端面と面したモータベース面にけい素
鋼板等の低鉄損磁性材を取着した。
ネットの軸方向の端面と面したモータベース面にけい素
鋼板等の低鉄損磁性材を取着した。
【0009】又、請求項5の発明では、前記モータベー
ス面に面した前記駆動用マグネットの端面に磁性材を取
着した。
ス面に面した前記駆動用マグネットの端面に磁性材を取
着した。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、ロータの外周が第1
の軸受に支持されて回動する。
の軸受に支持されて回動する。
【0011】請求項2の発明によれば、同心円状の2つ
の軸受に支持されてロータが回動する。
の軸受に支持されてロータが回動する。
【0012】請求項3の発明によれば、第1及び第2の
軸受として磁性体の内輪及び外輪で構成し、更に、これ
らの内輪又は外輪は駆動用マグネットの磁気回路を構成
するバックヨークとなる。
軸受として磁性体の内輪及び外輪で構成し、更に、これ
らの内輪又は外輪は駆動用マグネットの磁気回路を構成
するバックヨークとなる。
【0013】請求項4又は5の発明によれば、ロータの
回動に伴う鉄損が改善される。
回動に伴う鉄損が改善される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る磁気ディスク
型記憶装置の駆動装置の第1実施例の概略断面図、図2
は同第1実施例の第1のベアリング部の拡大図、図3は
同第2実施例の概略断面図、図4は同第3実施例の概略
断面図、図5は同第4実施例の概略断面図、図6は同第
5実施例の概略断面図である。尚、本実施例では一例と
して固定ディスク装置(以下、ハードディスクとい
う。)の場合について説明するが、このハードディスク
に限定されるわけではなく、他の磁気ディスク装置に用
いても良い。又、同一構成部分については同一番号を付
し、その説明は省略する。
照しながら説明する。図1は本発明に係る磁気ディスク
型記憶装置の駆動装置の第1実施例の概略断面図、図2
は同第1実施例の第1のベアリング部の拡大図、図3は
同第2実施例の概略断面図、図4は同第3実施例の概略
断面図、図5は同第4実施例の概略断面図、図6は同第
5実施例の概略断面図である。尚、本実施例では一例と
して固定ディスク装置(以下、ハードディスクとい
う。)の場合について説明するが、このハードディスク
に限定されるわけではなく、他の磁気ディスク装置に用
いても良い。又、同一構成部分については同一番号を付
し、その説明は省略する。
【0015】まず、第1実施例から説明する。第1実施
例は請求項1,3,4及び5の発明に相当する。図1に
おいて駆動装置1は、略箱型のケース2の底面を形成す
るモータベース3の上面にステータコイル4が配設さ
れ、このステータコイル4を覆うようにハブ5及びマグ
ネット6が配設され、前記ステータコイル4の上面に位
置した前記ハブ5の一部5aと前記マグネット6とによ
りロータ7が形成される。更に、前記マグネット6の側
面外側6aに第1のベアリング8の内輪8aが周設さ
れ、前記第1のベアリング8を覆うように前記ハブ5の
一部5aの延出部5bが形成され、前記ハブ5の一部5
a及び延出部5bとでハードディスク9を装着するハブ
5が形成され、前記ディスク9はクランパ10で押圧支
持される。又、前記ベアリング8の外輪8bはモータベ
ース3に固設されている。
例は請求項1,3,4及び5の発明に相当する。図1に
おいて駆動装置1は、略箱型のケース2の底面を形成す
るモータベース3の上面にステータコイル4が配設さ
れ、このステータコイル4を覆うようにハブ5及びマグ
ネット6が配設され、前記ステータコイル4の上面に位
置した前記ハブ5の一部5aと前記マグネット6とによ
りロータ7が形成される。更に、前記マグネット6の側
面外側6aに第1のベアリング8の内輪8aが周設さ
れ、前記第1のベアリング8を覆うように前記ハブ5の
一部5aの延出部5bが形成され、前記ハブ5の一部5
a及び延出部5bとでハードディスク9を装着するハブ
5が形成され、前記ディスク9はクランパ10で押圧支
持される。又、前記ベアリング8の外輪8bはモータベ
ース3に固設されている。
【0016】この構成によりハブ5、マグネット6、及
びベアリングの内輪8aがボール8cを介して一体とな
って回動し、ハブ5に装着されたディスク9を回動させ
る。
びベアリングの内輪8aがボール8cを介して一体とな
って回動し、ハブ5に装着されたディスク9を回動させ
る。
【0017】このように軸受をモータの外側に配置する
ことによりボールベアリングを1つにすることができ
る。従って、従来の磁気ディスク記憶装置に比べ、厚さ
を略1/2にすることが可能となり、又、ボールベアリ
ングが1つで済むのでボール径を大きくしボール数を増
やすことができ、高耐衝撃性の磁気ディスク記憶装置を
提供することが可能となる。尚、軸受としてボールベア
リングではなく、例えば図示しないSGB(Spira
l Groove Bearing)を用いても良い。
ことによりボールベアリングを1つにすることができ
る。従って、従来の磁気ディスク記憶装置に比べ、厚さ
を略1/2にすることが可能となり、又、ボールベアリ
ングが1つで済むのでボール径を大きくしボール数を増
やすことができ、高耐衝撃性の磁気ディスク記憶装置を
提供することが可能となる。尚、軸受としてボールベア
リングではなく、例えば図示しないSGB(Spira
l Groove Bearing)を用いても良い。
【0018】又、ボールベアリングの外輪8bをモータ
ベース3に固設し、内輪8aにマグネット6を周設する
ことにより、マグネットの軸方向の吸引力により、ボー
ルベアリングに予圧を与えることができる。
ベース3に固設し、内輪8aにマグネット6を周設する
ことにより、マグネットの軸方向の吸引力により、ボー
ルベアリングに予圧を与えることができる。
【0019】又、ボールベアリングのラジアル隙間(Δ
r)が Δr≦0となるよう構成すればラジアル方向
(軸と直角方向)の変動を少なくすることができ、従来
例のようなスプリング等による予圧が不要となる。即
ち、1つのボールベアリングで予圧が掛った状態として
使用できる。
r)が Δr≦0となるよう構成すればラジアル方向
(軸と直角方向)の変動を少なくすることができ、従来
例のようなスプリング等による予圧が不要となる。即
ち、1つのボールベアリングで予圧が掛った状態として
使用できる。
【0020】又、図1、図2に示すようにボールベアリ
ング8、モータベース3、ハブ5を略同一線膨張係数の
材質で構成し、ボールベアリング外輪8bをモータベー
ス3に圧入又は接着により固定し、ボールベアリング内
輪8a、駆動用マグネット6及びハブ5は一体として回
転するように構成し、ボールベアリング外輪8bより更
に外側に広がったハブ5の一部5bとベアリング外輪8
bとの軸方向のギャップg1、同ラジアル方向のギャッ
プg2又はハブ5とモータベース3の軸方向のギャップ
g3の少なくとも何れか1つのギャップを可能な限り狭
くすることによりボールベアリング8のグリースが飛散
しないよう構成することもできる。
ング8、モータベース3、ハブ5を略同一線膨張係数の
材質で構成し、ボールベアリング外輪8bをモータベー
ス3に圧入又は接着により固定し、ボールベアリング内
輪8a、駆動用マグネット6及びハブ5は一体として回
転するように構成し、ボールベアリング外輪8bより更
に外側に広がったハブ5の一部5bとベアリング外輪8
bとの軸方向のギャップg1、同ラジアル方向のギャッ
プg2又はハブ5とモータベース3の軸方向のギャップ
g3の少なくとも何れか1つのギャップを可能な限り狭
くすることによりボールベアリング8のグリースが飛散
しないよう構成することもできる。
【0021】次に第2実施例について説明する。第2実
施例は請求項2及び3の発明に相当する。図3において
駆動装置20は、ステータコイル21を挟んで同心円状
に第1のベアリング8と第2のベアリング22を夫々配
設する。更に、第1のベアリング8の内輪8aにはマグ
ネット6が周設し、第2のベアリング22の外輪22b
にはマグネット23が周設し、これらマグネット6,2
3と一定のギャップを有して前記ステータコイル21が
対向する。
施例は請求項2及び3の発明に相当する。図3において
駆動装置20は、ステータコイル21を挟んで同心円状
に第1のベアリング8と第2のベアリング22を夫々配
設する。更に、第1のベアリング8の内輪8aにはマグ
ネット6が周設し、第2のベアリング22の外輪22b
にはマグネット23が周設し、これらマグネット6,2
3と一定のギャップを有して前記ステータコイル21が
対向する。
【0022】この構成によりハブ24、マグネット6,
23、及びベアリングの内輪8aと外輪22bがボール
8c,22cを介して一体となって回動し、ハブ24に
装着されたディスク9を回動させる。尚、ベアリングの
外輪8bと内輪22aはモータベース25に固設されて
いる。
23、及びベアリングの内輪8aと外輪22bがボール
8c,22cを介して一体となって回動し、ハブ24に
装着されたディスク9を回動させる。尚、ベアリングの
外輪8bと内輪22aはモータベース25に固設されて
いる。
【0023】このように同心円状に2つのボールベアリ
ングを配設し、これらのベアリングの間にステータとマ
グネットを配設し、特にステータコイルとして空心コイ
ルを用いることにより、コアレス構造となり、従って鉄
損が少なくなり、低消費電力化、高速化(高速回転化)
が可能となり、しかも実施例1と同様に薄型、高耐衝撃
性の磁気ディスク型記憶装置を提供することが可能とな
る。
ングを配設し、これらのベアリングの間にステータとマ
グネットを配設し、特にステータコイルとして空心コイ
ルを用いることにより、コアレス構造となり、従って鉄
損が少なくなり、低消費電力化、高速化(高速回転化)
が可能となり、しかも実施例1と同様に薄型、高耐衝撃
性の磁気ディスク型記憶装置を提供することが可能とな
る。
【0024】次に第3実施例について説明する。第3実
施例は請求項2,3の発明に相当する。図4の駆動装置
30は前記駆動装置20の前記ステータコイル21とマ
グネット6,23の配置を軸方向に2段にしたものであ
る。即ち、ステータコイル31を挟んで同心円状に前記
第1のベアリング8と前記第2のベアリング22を夫々
配設する。更に、前記第1のベアリング8の内輪8aと
前記第2のベアリング22の外輪22bとの間にはマグ
ネット32と、このマグネット32と一定のギャップを
有して前記ステータコイル31が対向する。一方、前記
マグネット32はハブ33に固設され、前記ステータコ
イル31はモータベース34に固設される。
施例は請求項2,3の発明に相当する。図4の駆動装置
30は前記駆動装置20の前記ステータコイル21とマ
グネット6,23の配置を軸方向に2段にしたものであ
る。即ち、ステータコイル31を挟んで同心円状に前記
第1のベアリング8と前記第2のベアリング22を夫々
配設する。更に、前記第1のベアリング8の内輪8aと
前記第2のベアリング22の外輪22bとの間にはマグ
ネット32と、このマグネット32と一定のギャップを
有して前記ステータコイル31が対向する。一方、前記
マグネット32はハブ33に固設され、前記ステータコ
イル31はモータベース34に固設される。
【0025】この構成によりハブ33、マグネット3
2、及びベアリングの内輪8aと外輪22bがボール8
c,22cを介して一体となって回動し、ハブ33に装
着されたディスク9を回動させる。尚、ベアリングの外
輪8bと内輪22aはモータベース34に固設されてい
る。
2、及びベアリングの内輪8aと外輪22bがボール8
c,22cを介して一体となって回動し、ハブ33に装
着されたディスク9を回動させる。尚、ベアリングの外
輪8bと内輪22aはモータベース34に固設されてい
る。
【0026】尚、第3実施例は第2実施例におけるステ
ータコイルとマグネットの位置関係を平面対向型にした
一例であり、請求項3に相当する発明となる。
ータコイルとマグネットの位置関係を平面対向型にした
一例であり、請求項3に相当する発明となる。
【0027】次に第4実施例について説明する。第4実
施例は請求項4の発明に相当する。図5の駆動装置40
は前記駆動装置1の前記モータベース3の上面に低鉄損
磁性材料を取着したものである。即ち、駆動装置40に
おいて、前記ステータコイル4、駆動用マグネット6、
及びボールベアリング8の軸方向の夫々の端面4a,6
b,8dと一定のギャップを有するようモータベース3
の上面にけい素鋼板の低鉄損磁性材41を取着した。
尚、けい素鋼板に限らず、低鉄損材であれば他の材料を
用いても良い。
施例は請求項4の発明に相当する。図5の駆動装置40
は前記駆動装置1の前記モータベース3の上面に低鉄損
磁性材料を取着したものである。即ち、駆動装置40に
おいて、前記ステータコイル4、駆動用マグネット6、
及びボールベアリング8の軸方向の夫々の端面4a,6
b,8dと一定のギャップを有するようモータベース3
の上面にけい素鋼板の低鉄損磁性材41を取着した。
尚、けい素鋼板に限らず、低鉄損材であれば他の材料を
用いても良い。
【0028】さて、薄型化によりマグネットとモータベ
ース間のギャップが狭くなるため、うず電流損、ヒステ
リシス損による鉄損が増加する。第4実施例ではこの鉄
損を低減するために、モータベースにけい素鋼板等の低
鉄損材を一体又は別体にして取着し、低消費電力化を図
ったものである。
ース間のギャップが狭くなるため、うず電流損、ヒステ
リシス損による鉄損が増加する。第4実施例ではこの鉄
損を低減するために、モータベースにけい素鋼板等の低
鉄損材を一体又は別体にして取着し、低消費電力化を図
ったものである。
【0029】次に第5実施例について説明する。第5実
施例は請求項5の発明に相当する。図6の駆動装置50
は前記駆動装置1の前記モータベース3に面した前記駆
動用マグネット6の端面に磁性材を取着したものであ
る。即ち、駆動装置50において、前記モータベース3
の面と一定のギャップを有するようマグネット6の端面
6bに磁性体のステンレス板51を取着した。尚、磁性
体のステンレス板51に限らず他の磁性材を用いても良
い。この第5実施例も第4実施例と同様に、鉄損を低減
するためにモータベースに面したマグネットの端面に磁
性材を取着したものである。
施例は請求項5の発明に相当する。図6の駆動装置50
は前記駆動装置1の前記モータベース3に面した前記駆
動用マグネット6の端面に磁性材を取着したものであ
る。即ち、駆動装置50において、前記モータベース3
の面と一定のギャップを有するようマグネット6の端面
6bに磁性体のステンレス板51を取着した。尚、磁性
体のステンレス板51に限らず他の磁性材を用いても良
い。この第5実施例も第4実施例と同様に、鉄損を低減
するためにモータベースに面したマグネットの端面に磁
性材を取着したものである。
【0030】
【発明の効果】第1の軸受をハブ外周部からはみ出さな
い範囲で且つハブ外周部に最も近い位置に設けたので、
例えば、磁気ディスク型記憶装置を薄型化するために、
軸方向に2段構成に配置したボールベアリングを1段構
成に配置しても回転軸の傾きを最大限に防止し、振れを
抑え安定した回転を得ることができる。又、同心円状に
2つの軸受を配設することもできるのでモータの回転に
伴う振動等も低減させることができる。また、磁性材を
モータベース面又はマグネット端面に取着することによ
り鉄損を低減させることができる。
い範囲で且つハブ外周部に最も近い位置に設けたので、
例えば、磁気ディスク型記憶装置を薄型化するために、
軸方向に2段構成に配置したボールベアリングを1段構
成に配置しても回転軸の傾きを最大限に防止し、振れを
抑え安定した回転を得ることができる。又、同心円状に
2つの軸受を配設することもできるのでモータの回転に
伴う振動等も低減させることができる。また、磁性材を
モータベース面又はマグネット端面に取着することによ
り鉄損を低減させることができる。
【図1】本発明に係る磁気ディスク型記憶装置の駆動装
置の第1実施例の概略断面図である。
置の第1実施例の概略断面図である。
【図2】同第1実施例の第1のベアリング部の拡大図で
ある。
ある。
【図3】同第2実施例の概略断面図である。
【図4】同第3実施例の概略断面図である。
【図5】同第4実施例の概略断面図である。
【図6】同第5実施例の概略断面図である。
【図7】従来の駆動装置の概略断面図である。
1,20,30,40,50…駆動装置、4,21,3
1,…ステータコイル、5,24,33…ハブ、6,2
3,32…駆動用マグネット(マグネット)、8…第1
の軸受(第1のベアリング)、22…第2の軸受(第2
のベアリング)。
1,…ステータコイル、5,24,33…ハブ、6,2
3,32…駆動用マグネット(マグネット)、8…第1
の軸受(第1のベアリング)、22…第2の軸受(第2
のベアリング)。
Claims (5)
- 【請求項1】 ステータの外側に駆動用マグネットを配
置し、この駆動用マグネットの外周に第1の軸受を嵌合
して駆動用マグネットを回転自在に支持し、前記駆動用
マグネットの回動とハブの回動とを連動させたインハブ
型モータを備えた磁気ディスク型記憶装置の駆動装置で
あって、前記第1の軸受をハブ外周部からはみ出さない
範囲で且つハブ外周部に最も近い位置に設けたことを特
徴とする磁気ディスク型記憶装置の駆動装置。 - 【請求項2】 前記第1の軸受の内側に第2の軸受を同
心円状に設け、これらの軸受の間に前記ステータを配設
したことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク型記
憶装置の駆動装置。 - 【請求項3】 前記第1及び第2の軸受は内輪及び外輪
を磁性体で構成し、前記駆動用マグネットの磁気回路を
構成するバックヨークとして前記内輪又は外輪を用いた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の磁気ディ
スク型記憶装置の駆動装置。 - 【請求項4】 前記駆動用マグネットの軸方向の端面と
面したモータベース面にけい素鋼板等の低鉄損磁性材を
取着したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求
項3記載の磁気ディスク型記憶装置の駆動装置。 - 【請求項5】 前記モータベース面に面した前記駆動用
マグネットの端面に磁性材を取着したことを特徴とする
請求項1、請求項2又は請求項3記載の磁気ディスク型
記憶装置の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078861A JP2647599B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気ディスク型記憶装置の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078861A JP2647599B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気ディスク型記憶装置の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242594A JPH05242594A (ja) | 1993-09-21 |
JP2647599B2 true JP2647599B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=13673613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4078861A Expired - Fee Related JP2647599B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気ディスク型記憶装置の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2647599B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2604241B2 (ja) * | 1989-09-12 | 1997-04-30 | キヤノン電子株式会社 | ディスク駆動装置 |
JP2646269B2 (ja) * | 1989-06-27 | 1997-08-27 | キヤノン電子株式会社 | ディスク駆動装置 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4078861A patent/JP2647599B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05242594A (ja) | 1993-09-21 |
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