JPH11187608A - 制振装置付きスピンドルモータ - Google Patents

制振装置付きスピンドルモータ

Info

Publication number
JPH11187608A
JPH11187608A JP36525097A JP36525097A JPH11187608A JP H11187608 A JPH11187608 A JP H11187608A JP 36525097 A JP36525097 A JP 36525097A JP 36525097 A JP36525097 A JP 36525097A JP H11187608 A JPH11187608 A JP H11187608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle motor
damping device
vibration damping
disk
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36525097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Saito
正之 斎藤
Tadahiro Umigami
忠宏 海上
Yoshitsugu Sohara
良嗣 曽原
Yasuhiro Fukushima
康博 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Canon Precision Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc, Canon Precision Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP36525097A priority Critical patent/JPH11187608A/ja
Publication of JPH11187608A publication Critical patent/JPH11187608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくして、組み立て工数を少な
くできる制振装置付きスピンドルモータを提供する。 【構成】 円板状記録盤を支持するテーブルと、テーブ
ルの円板状記録盤を支持する面とは反対側で転走する少
なくとも2個のボールと、ボールの半径方向の所定量以
上の移動を規制し周方向の転走を行うためのリングと、
テーブルの所定回転の回転速度まで遠心力に抗してボー
ルを保持する保持手段と、テーブルの回転力を発生させ
るメインマグネットの磁気回路を構成するロータヨーク
と、からなる制振装置付きスピンドルモータにおいて、
テーブルとリング(テーブルの円筒部)を樹脂により一
体的に構成し、前記テーブルに対向する前記ロータヨー
ク上に前記ボールを摺動自在に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD−ROMなどのデ
ィスクを高速回転させた際に発生する振動を緩和するた
めの制振装置を付けたモータの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6に従来例の制振装置を付けたモータ
を示す。図6において、22はCD−ROMなどの円板
状記録盤であり、テーブル1に取付けられたダンパーゴ
ム8を介してテーブル1に支持されるようになってい
る。また、3は円板状記録盤22に対して、そのバック
ヨーク2と共に磁路を形成し、吸着力を発生させるマグ
ネットであり、これによってテーブル1に対して円板状
記録盤22は一体的に固定されるようになっている。ま
た、保持ヨーク5と磁気回路を閉じるべく配置された保
持マグネット6は、テーブル1に一体的に固定されてい
る。
【0003】そして、転走して制振機能を果たすボール
7は、停止または低速回転のときには、保持ヨーク5、
保持マグネット6に吸引力により保持されるように、図
6中の点線で示す7aの位置に静止している。ボール7
が転走するときのボール7の外周部には、周方向の転走
をスムーズに行わせる樹脂からなるリング9が配置され
ている。リング9をその外周部で保持し、ボール7を下
から支持する皿状のキャップ10が配置されており、キ
ャップ10はテーブル1と一体的に固定されている。そ
して、テーブル1には、軸4、トルクを発生するメイン
マグネット12および磁路を形成するロータヨーク11
が配置されている。
【0004】一方、メインマグネット12の内周には、
通電することによりトルクを発生させる巻線13が巻回
されたコア14が配置され、コア14はモータ全体を支
えるハウジング16に固定されている。また、ハウジン
グ16の内部にはテーブル1を回転自在に支持する軸受
け17、18と、軸方向の動きを支持するスラスト受け
19がそれぞれ配置されている。
【0005】ここで、比較的低速でテーブル1が回転し
ているときは、保持マグネット6および保持ヨーク5に
よる吸引力がボール7の遠心力より大きいため、図中7
aで示す点線の位置に保持されている。しかし、比較的
高速でテーブル1が回転すると、保持力よりも遠心力が
大きくなり、保持ヨーク5、保持マグネット6からボー
ル7は離れ、図中実線で示す位置でリング9に沿って周
方向に転走可能になる。
【0006】そして、円板状記録盤22の偏心等によっ
て大きく振動が生じるようにモータが動作すると、制振
が最も効果的に作用する位置に自動的に移動し、制振装
置は動作するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構造にお
いては、部品点数が多く、組み立て工数が多いため、コ
スト高という問題があった。
【0008】したがって、本発明の目的は、部品点数を
少なくして、組み立て工数を少なくできる制振装置付き
スピンドルモータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】テーブルを樹脂で構成す
ることによりリングを一体的に構成し、かつキャップと
ロータを兼用することにより、大幅な部品点数の削減を
達成するものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。
【0011】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
制振装置付きスピンドルモータの断面図である。22
は、CDーROMなどの円板状記憶盤であり、テーブル
1に取付けられたダンパーゴム8によって支持される。
また、3は円板状記録盤22に対して、そのバックヨー
ク2と共に磁路を形成しながら、吸着力を発生させるマ
グネットであり、これによってテーブル1に対して円板
状記録盤22は一体的に固定されるようになっている。
また、保持ヨーク5と磁気回路を閉じるべく配置された
保持マグネット6はテーブル1に一体的に固定されてい
る。
【0012】そして、転走することによって制振機能を
発揮するボール7は、保持ヨーク5、保持マグネット6
の吸引力により、図中、7aで示す点線の位置に保持さ
れている。また、ボール7の外周部のテーブル1には、
周方向の転走をスムーズにさせる樹脂からなる円筒部1
aが一体的に形成されている。一方、ボール7のテーブ
ル1の反対側には、ロータヨーク11を配置することに
よって、ボール7は保持マグネット6、保持ヨーク5、
テーブル1、テーブルの円筒部1a、ロータヨーク11
によって支持されている。
【0013】そして、その他の部分を示すメインマグネ
ット12、巻線13、コア14、回路基板15、ハウジ
ング16、軸受け17、18、スラスト受け19は前述
した従来例の図6に示すものと同一なので、その説明は
省略する。
【0014】この構成で、低速回転時には保持マグネッ
ト6と保持ヨーク5による吸引力の方が遠心力より大き
いため、図1中の点線の7aで示す位置にボール7は保
持されている。この状態では、ボール7は周方向には移
動せず、制振効果はない。しかし、高速回転時には、遠
心力の方が吸引力よりも大きくなるため、ボール7は保
持マグネット6と保持ヨーク5から離れ、テーブル1の
円筒部1aに押圧される状態となる。そして、円筒部1
aは樹脂からなり、その転がり摩擦も少ないためにより
スームズに転走可能である。さらに、この位置では、磁
気的な影響は少ないため、ボール7は円筒部1aに押圧
されながら、周方向にスムーズに転走自在となる。
【0015】ここで、円板状記録盤22は偏心等のアン
バランスによる振動が大きく、ロータの振動が大きい場
合には、ボール7は円筒部1a内で最も振動が軽減する
位置に自動的に転走していき、静止する。これにより、
大きな制振効果を発揮する。
【0016】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
制振装置付きスピンドルモータの断面図である。樹脂か
らなるテーブル1には、ばね性を伴って半径方向にたわ
み可能に構成された細腕部が配置されており、細腕部の
先端には径方向にくさび形をなす斜面部1bと、保持ヨ
ーク5と保持マグネット6を押圧する押さえ部1cが設
けられている。
【0017】ここでは、保持ヨーク5と保持マグネット
6をテーブル1に組み付ける際、斜面部1bが保持マグ
ネット6の内周部に押圧されるため、ばね性を伴った細
腕部はたわみながら保持ヨーク5と保持マグネット6は
挿入されていく。そして、斜面部1bが保持ヨーク5の
端面をのり越えると、細腕部はばね性により元の位置に
戻るため、押さえ部1cが保持ヨーク5の端面を押さえ
る。このように、テーブル1は樹脂により構成されるた
め、容易にばね性を伴った細腕部を設けることができ、
組み立て性のよいモータが得られる。
【0018】(実施例3)図3は、本発明の実施例3の
制振装置付きスピンドルモータの断面図である。テーブ
ル1には、円板状記録盤22の内周を押圧するようなば
ね性を有する斜形突起部1dが3か所以上一体的に設け
られている。これにより、テーブル1の案内部と円板状
記録盤22との径方向の隙間による偏心が抑えられると
いう効果がある。樹脂によりテーブル1が構成されるた
めに、テーブル1には容易に斜形突起部1dを設けるこ
とができ、良好なセンタリング機構付きの制振装置が得
られる。
【0019】(実施例4)図4は、本発明の実施例4の
制振装置付きスピンドルモータの断面図である。樹脂か
らなるテーブル1は、さらに剛性を向上させるために金
属板20が半径方向にインサート成形されている。
【0020】(実施例5)図5は、本発明の実施例5の
制振装置付きスピンドルモータの断面図である。ボール
7の周方向の転走をよりスムーズにさせるため、ロータ
ヨーク11に高分子シート21が設けられている。これ
により、さらに周方向の転走が容易になる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テーブルとボール転走用の円筒部を樹脂により一体的に
構成し、ボールの軸方向の支持をテーブルとロータヨー
クによって行うことにより、少ない部品点数で制振装置
を持ったスピンドルモータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1の制振装置付きスピ
ンドルモータの断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施例2の制振装置付きスピ
ンドルモータの断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施例3の制振装置付きスピ
ンドルモータの断面図である。
【図4】図4は、本発明の実施例4の制振装置付きスピ
ンドルモータの断面図である。
【図5】図5は、本発明の実施例5の制振装置付きスピ
ンドルモータの断面図である。
【図6】図6は、従来例の制振装置付きスピンドルモー
タの断面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 1a テーブルの円筒部(リング) 1c 押さえ部 1d 斜形突起部 5 保持ヨーク 6 保持マグネット 7 ボール 11 ロータヨーク 21 高分子シート 22 円板状記録盤
フロントページの続き (72)発明者 曽原 良嗣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 福島 康博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状記録盤を支持するテーブルと、該
    テーブルの円板状記録盤を支持する面とは反対側で転走
    する少なくとも2個のボールと、該ボールの半径方向の
    所定量以上の移動を規制し周方向の転走を行うためのリ
    ングと、前記テーブルの所定回転の回転速度まで遠心力
    に抗して前記ボールを保持する保持手段と、前記テーブ
    ルの回転力を発生させるメインマグネットの磁気回路を
    構成するロータヨークと、からなる制振装置付きスピン
    ドルモータにおいて、テーブルとリング(テーブルの円
    筒部)を樹脂により一体的に構成し、前記テーブルに対
    向する前記ロータヨーク上に前記ボールを摺動自在に支
    持することを特徴とする制振装置付きスピンドルモー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制振装置付きスピンドル
    モータにおいて、ばね性を伴って半径方向にたわみ可能
    に構成され、軸方向に押さえる押さえ部を先端に有する
    細腕部を前記テーブルに設け、該細腕部と該細腕部と対
    向するテーブルの部分によって前記保持手段を拘束して
    保持することを特徴とする制振装置付きスピンドルモー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の制振装置付きスピンドル
    モータにおいて、円板状記録盤の内径部を均等に押圧す
    るばね性の突起部を前記テーブルの中央に3か所以上一
    体に設けることを特徴とする制振装置付きスピンドルモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の制振装置付きスピンドル
    モータにおいて、前記テーブルに剛性を確保する金属板
    が半径方向に内蔵されていることを特徴とする制振装置
    付きスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の制振装置付きスピンドル
    モータにおいて、前記ボールの転走を円滑にするために
    前記ロータヨークの上面に高分子シートを設けることを
    特徴とする制振装置付きスピンドルモータ。
JP36525097A 1997-12-19 1997-12-19 制振装置付きスピンドルモータ Pending JPH11187608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36525097A JPH11187608A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 制振装置付きスピンドルモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36525097A JPH11187608A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 制振装置付きスピンドルモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11187608A true JPH11187608A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18483802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36525097A Pending JPH11187608A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 制振装置付きスピンドルモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11187608A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030094648A (ko) * 2002-06-07 2003-12-18 삼성전기주식회사 광디스크 드라이버용 스핀들 모터
KR100473492B1 (ko) * 2002-09-12 2005-03-10 삼성전기주식회사 광디스크 드라이버용 스핀들 모터

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030094648A (ko) * 2002-06-07 2003-12-18 삼성전기주식회사 광디스크 드라이버용 스핀들 모터
KR100473492B1 (ko) * 2002-09-12 2005-03-10 삼성전기주식회사 광디스크 드라이버용 스핀들 모터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4038911B2 (ja) ディスク回転駆動機構及びディスクドライブ装置
JPH11187608A (ja) 制振装置付きスピンドルモータ
JPS61112547A (ja) デイスク駆動モ−タ
JPH04281351A (ja) 軸受構造体及びその構造体を備えたスピンドルモータ
JPH1125585A (ja) 記録ディスク駆動用モータ
JP2779348B2 (ja) 回転駆動機構における小型モータ装置
JP2000295814A (ja) 制振装置付きスピンドルモータ
JP2002281712A (ja) ディスク駆動用モータ
JPH1198758A (ja) 小型モータの軸受構造
JP2858650B2 (ja) 回転駆動機構における小型モータ装置
JP2858651B2 (ja) 回転駆動機構における小型モータ装置
JP2647599B2 (ja) 磁気ディスク型記憶装置の駆動装置
JP2921671B2 (ja) 回転駆動機構における小型モータ装置
KR100269109B1 (ko) 디스크 플레이어의 스핀들 모터 조립체
JPS6343621Y2 (ja)
JP2546075Y2 (ja) ディスクの回転駆動装置
JP2002153035A (ja) ディスク駆動装置
JPH0754842A (ja) ころがり軸受
JPH05252713A (ja) ブラシレスモータ
JPH10281227A (ja) 自動調芯装置
JPH1066296A (ja) 小型モータ装置
JPH0562334A (ja) 記録媒体駆動装置
JPH0783234A (ja) 玉軸受及びこれを用いたスピンドルモータ
JPH09252568A (ja) 小型ディスクモータ
JPH09293304A (ja) ディスクプレーヤーのディスク保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070612