JP2000295814A - 制振装置付きスピンドルモータ - Google Patents
制振装置付きスピンドルモータInfo
- Publication number
- JP2000295814A JP2000295814A JP11097186A JP9718699A JP2000295814A JP 2000295814 A JP2000295814 A JP 2000295814A JP 11097186 A JP11097186 A JP 11097186A JP 9718699 A JP9718699 A JP 9718699A JP 2000295814 A JP2000295814 A JP 2000295814A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main magnet
- magnet
- yoke
- holding
- spindle motor
- Prior art date
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- Pending
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 振動緩和のための制振装置をロータヨーク内
部に配設したスピンドルモータを提供する。 【解決手段】 スピンドルモータにおいて、メインマグ
ネット9の側面に、その磁束を遮る保持ヨーク6を配設
し、保持ヨーク6と、テーブル2との間にボール8を配
設する。テーブル2の高速回転時には、吸引力よりも遠
心力が大きくなってボール8は外周方向に移動し、テー
ブル2に押圧されることによって制御作用をする。
部に配設したスピンドルモータを提供する。 【解決手段】 スピンドルモータにおいて、メインマグ
ネット9の側面に、その磁束を遮る保持ヨーク6を配設
し、保持ヨーク6と、テーブル2との間にボール8を配
設する。テーブル2の高速回転時には、吸引力よりも遠
心力が大きくなってボール8は外周方向に移動し、テー
ブル2に押圧されることによって制御作用をする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD−ROMなどのデ
ィスクを高速回転させた際に発生する振動を緩和するた
めの制振装置を付けたモータの構造に関するものであ
る。
ィスクを高速回転させた際に発生する振動を緩和するた
めの制振装置を付けたモータの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3に制振装置を付けたモータの従来例
を示す。図3において、1は、CD−ROMなどの円板
状記録盤であり、テーブル2に取り付けられたダンパー
ゴム3により支持されている。また、4は円板状記録盤
に対して、そのバックヨーク5と共に磁路を形成しなが
ら、吸着力を発生させるマグネットであり、これにより
テーブル2に対して円板上記録盤1は一体的に固定され
ている。また、保持マグネット7と磁気回路を閉じるべ
く配設された保持ヨーク6は、テーブル2に一体的に固
定されている。
を示す。図3において、1は、CD−ROMなどの円板
状記録盤であり、テーブル2に取り付けられたダンパー
ゴム3により支持されている。また、4は円板状記録盤
に対して、そのバックヨーク5と共に磁路を形成しなが
ら、吸着力を発生させるマグネットであり、これにより
テーブル2に対して円板上記録盤1は一体的に固定され
ている。また、保持マグネット7と磁気回路を閉じるべ
く配設された保持ヨーク6は、テーブル2に一体的に固
定されている。
【0003】そして、転走して制振を機能するボール8
は、保持ヨーク6、保持マグネット7に吸引力により保
持されるように、図中8aの位置に静止している。ま
た、ボール8の外周部には、テーブル2が配設されてい
る。そしてテーブル2には、軸16と、トルクを発生す
るメインマグネット9と、磁路を形成するロータヨーク
10が配設されている。
は、保持ヨーク6、保持マグネット7に吸引力により保
持されるように、図中8aの位置に静止している。ま
た、ボール8の外周部には、テーブル2が配設されてい
る。そしてテーブル2には、軸16と、トルクを発生す
るメインマグネット9と、磁路を形成するロータヨーク
10が配設されている。
【0004】一方、メインマグネット9の内周には、通
電することによりトルクを発生させる巻線11が巻回さ
れたコア12が配設され、コア12はモータ全体を支え
るハウジング13に固定されている。また、ハウジング
13は回路基盤17に固定され、ハウジング13の内部
にはテーブル2を回転自在に支持する軸受け14と、軸
方向の動きを支持するスラスト受け15がそれぞれ配設
されている。
電することによりトルクを発生させる巻線11が巻回さ
れたコア12が配設され、コア12はモータ全体を支え
るハウジング13に固定されている。また、ハウジング
13は回路基盤17に固定され、ハウジング13の内部
にはテーブル2を回転自在に支持する軸受け14と、軸
方向の動きを支持するスラスト受け15がそれぞれ配設
されている。
【0005】ここで、比較的低速でテーブル2が回転し
ているときは、保持マグネット7おび保持ヨーク6によ
る吸引力が前記ボール8の遠心力よりも大きいため、図
中8aの位置に保持されている。しかし、比較的高速で
テーブル2が回転すると保持力よりも遠心力が大きくな
り、前記保持ヨーク6、保持マグネット7からボール8
は離れ、図中8の位置でテーブル2に沿って周方向に転
走可能になる。そして、円板状記録盤1の偏心等によっ
て大きく振動が生じるようにモータが動作すると、制振
が最も効果的に作用する位置に自動的に移動し、制振装
置は動作していた。
ているときは、保持マグネット7おび保持ヨーク6によ
る吸引力が前記ボール8の遠心力よりも大きいため、図
中8aの位置に保持されている。しかし、比較的高速で
テーブル2が回転すると保持力よりも遠心力が大きくな
り、前記保持ヨーク6、保持マグネット7からボール8
は離れ、図中8の位置でテーブル2に沿って周方向に転
走可能になる。そして、円板状記録盤1の偏心等によっ
て大きく振動が生じるようにモータが動作すると、制振
が最も効果的に作用する位置に自動的に移動し、制振装
置は動作していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノート
パソコン等に搭載されるような、軸方向の厚みが薄いス
ピンドルモータでは、ロータヨークとテーブルをプレス
部品で一体的とする構造、或いは、ロータヨークにテー
ブルを加絞め等によって一体的とする構成が採られるた
め、制振装置をロータヨーク内部に配設しなければなら
ないという課題がある。
パソコン等に搭載されるような、軸方向の厚みが薄いス
ピンドルモータでは、ロータヨークとテーブルをプレス
部品で一体的とする構造、或いは、ロータヨークにテー
ブルを加絞め等によって一体的とする構成が採られるた
め、制振装置をロータヨーク内部に配設しなければなら
ないという課題がある。
【0007】アナログは、このような技術的課題に鑑み
てなされたものであり、本発明の目的は、制振装置をロ
ータヨーク内部に配設したスピンドルモータを提供する
ことである。
てなされたものであり、本発明の目的は、制振装置をロ
ータヨーク内部に配設したスピンドルモータを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、制振装置付き
スピンドルモータにおいて、メインマグネットの側面
に、該メインマグネットの磁束を遮る保持ヨークを配設
し、保持ヨークと、テーブルとの間にボールを配設する
ことにより、上記目的を達成するものである。
スピンドルモータにおいて、メインマグネットの側面
に、該メインマグネットの磁束を遮る保持ヨークを配設
し、保持ヨークと、テーブルとの間にボールを配設する
ことにより、上記目的を達成するものである。
【0009】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の実施例1のスピ
ンドルモータを示す断面図である。図1において、1
は、CD−ROMなどの円板状記録盤であり、テーブル
2に取り付けられたダンパーゴム3により支持されてい
る。また、19は円板状記録盤を固定するクランパーで
あり、これによりテーブル2に対して円板状記録盤1は
一体的に固定されている。また、保持マグネット7は、
テーブル2と一体的に固定されている。そして、メイン
マグネット9の側面に、メインマグネット9の磁束を遮
る保持ヨーク6が配設され、メインマグネット9と、保
持ヨーク6と、ロータヨーク10は、前記テーブル2に
一体的に固定され磁気回路を成形している。
ンドルモータを示す断面図である。図1において、1
は、CD−ROMなどの円板状記録盤であり、テーブル
2に取り付けられたダンパーゴム3により支持されてい
る。また、19は円板状記録盤を固定するクランパーで
あり、これによりテーブル2に対して円板状記録盤1は
一体的に固定されている。また、保持マグネット7は、
テーブル2と一体的に固定されている。そして、メイン
マグネット9の側面に、メインマグネット9の磁束を遮
る保持ヨーク6が配設され、メインマグネット9と、保
持ヨーク6と、ロータヨーク10は、前記テーブル2に
一体的に固定され磁気回路を成形している。
【0010】そして、転走して制振を機能するボール8
は、メインマグネット9の磁束を遮る保持ヨーク6と、
テーブル2との間に配設されている。また、テーブル2
には軸16、および、抜け止め18は配設されている。
は、メインマグネット9の磁束を遮る保持ヨーク6と、
テーブル2との間に配設されている。また、テーブル2
には軸16、および、抜け止め18は配設されている。
【0011】そして、この他の部分を示す巻線11、コ
ア12、ハウジング13、軸受け14、スラスト受け1
5、回路基盤17は、前述した従来例第3図と同一なの
で省略する。
ア12、ハウジング13、軸受け14、スラスト受け1
5、回路基盤17は、前述した従来例第3図と同一なの
で省略する。
【0012】この構成で、低速回転時には、保持マグネ
ットによる吸引力のほうが遠心力よりも大きいため、図
中8aの位置にボール8は保持されている。この状態で
は、ボール8は周方向には移動せずに、制振効果はな
い。しかし、高速回転時には、遠心力のほうが吸引力よ
りも大きくなるため、ボール8は保持マグネット7から
離れ、テーブル2に押圧される状態となる。そして、こ
の位置では磁気的な影響は少ないため、ボール8はテー
ブル2から押圧されながら、周方向にスムーズに転走自
在となる。
ットによる吸引力のほうが遠心力よりも大きいため、図
中8aの位置にボール8は保持されている。この状態で
は、ボール8は周方向には移動せずに、制振効果はな
い。しかし、高速回転時には、遠心力のほうが吸引力よ
りも大きくなるため、ボール8は保持マグネット7から
離れ、テーブル2に押圧される状態となる。そして、こ
の位置では磁気的な影響は少ないため、ボール8はテー
ブル2から押圧されながら、周方向にスムーズに転走自
在となる。
【0013】ここで、円板状記録盤1が偏心等のアンバ
ランスによる振動が大きく、テーブルの振動が大きい場
合には、前記ボール8はテーブル2内で、最も振動が軽
減する位置に自動的に転走して行き、静止する。これに
より、大きな制振効果を発揮している。
ランスによる振動が大きく、テーブルの振動が大きい場
合には、前記ボール8はテーブル2内で、最も振動が軽
減する位置に自動的に転走して行き、静止する。これに
より、大きな制振効果を発揮している。
【0014】(実施例2)図2は本発明の実施例2のス
ピンドルモータの断面図である。メインマグネット9
は、段付きにすることによって、メインマグネットと保
持マグネットが一体的に構成され、メインマグネット9
の磁束を調節して遮るべく配設された保持ヨーク6は、
金属、又は樹脂からなり、テーブル2に一体的に固定さ
れ磁気回路を形成している。そして、ボール8は、メイ
ンマグネット図中9a部の吸引力により保持されるよう
に、図中8aの位置に静止している。
ピンドルモータの断面図である。メインマグネット9
は、段付きにすることによって、メインマグネットと保
持マグネットが一体的に構成され、メインマグネット9
の磁束を調節して遮るべく配設された保持ヨーク6は、
金属、又は樹脂からなり、テーブル2に一体的に固定さ
れ磁気回路を形成している。そして、ボール8は、メイ
ンマグネット図中9a部の吸引力により保持されるよう
に、図中8aの位置に静止している。
【0015】また、ボール8の内周部には、ボールのガ
イドとなるリング20が配設されている。この構成で、
低速回転時にはメインマグネット図中9a部による吸引
力のほうが遠心力よりも大きいため、図中8aの位置に
ボール8は保持されている。この状態では移動せずに、
制振効果はない。しかし、高速回転時には、遠心力のほ
うが吸引力よりも大きくなるため、ボール8はメインマ
グネット図中9a部から離れ、テーブル2に押圧される
状態となる。そして、この位置では磁気的な影響は少な
いため、ボール8はテーブル2に押圧されながら、周方
向にスムーズに転走自在となる。
イドとなるリング20が配設されている。この構成で、
低速回転時にはメインマグネット図中9a部による吸引
力のほうが遠心力よりも大きいため、図中8aの位置に
ボール8は保持されている。この状態では移動せずに、
制振効果はない。しかし、高速回転時には、遠心力のほ
うが吸引力よりも大きくなるため、ボール8はメインマ
グネット図中9a部から離れ、テーブル2に押圧される
状態となる。そして、この位置では磁気的な影響は少な
いため、ボール8はテーブル2に押圧されながら、周方
向にスムーズに転走自在となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メインマグネットの側面に、メインマグネットの磁束を
遮る保持ヨークを配設し、保持ヨークと、テーブルとの
間にボールを配設することにより、制振装置をロータヨ
ーク内部に配設したスピンドルモータを実現している。
メインマグネットの側面に、メインマグネットの磁束を
遮る保持ヨークを配設し、保持ヨークと、テーブルとの
間にボールを配設することにより、制振装置をロータヨ
ーク内部に配設したスピンドルモータを実現している。
【図1】図1は、本発明の実施例1のスピンドルモータ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施例2のスピンドルモータ
の断面図である。
の断面図である。
【図3】図3は、従来例のスピンドルモータを示す断面
図である。
図である。
1 円板状記録盤 2 テーブル 3 ダンパーゴム 4 チャッキングマグネット 5 バックヨーク 6 保持ヨーク 7 保持マグネット 8 ボール 8a 保持されたボール 9 メインマグネット 9a 段付きメインマグネット 10 ロータヨーク 11 巻線 12 コア 13 ハウジング 14 軸受け 15 スラスト受け 16 軸 17 回路基盤 18 抜け止め 19 クランパー 20 リング
Claims (2)
- 【請求項1】 CDなどの円板状記録盤を支持するテー
ブルと、該テーブルの反対側面を転送し、前記テーブル
によって半径方向の移動が規制される2個以上のボール
と、前記テーブルの所定の回転速度まで遠心力に抗して
前記ボールを保持する保持マグネットと、回転力を発生
させるメインマグネットの磁気回路を構成するロータと
ステータからなる制振装置付きスピンドルモータにおい
て、メインマグネットの側面に、該メインマグネットの
磁束を遮る保持ヨークを配設し、該保持ヨークと、テー
ブルとの間にボールを配設することを特徴とする制振装
置付きスピンドルモータ。 - 【請求項2】 請求項1記載の制振装置付きスピンドル
モータにおいて、メインマグネットを段付きにすること
によって、メインマグネットと保持マグネットが一体的
に構成されることを特徴とする制振装置付きスピンドル
モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11097186A JP2000295814A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 制振装置付きスピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11097186A JP2000295814A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 制振装置付きスピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000295814A true JP2000295814A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14185558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11097186A Pending JP2000295814A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 制振装置付きスピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000295814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1310251C (zh) * | 2003-06-10 | 2007-04-11 | 建准电机工业股份有限公司 | 光碟机的承载盘结构 |
-
1999
- 1999-04-05 JP JP11097186A patent/JP2000295814A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1310251C (zh) * | 2003-06-10 | 2007-04-11 | 建准电机工业股份有限公司 | 光碟机的承载盘结构 |
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