JP3862144B2 - ディスク駆動用モータ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク駆動用モータに関し、いわゆる軸受のガタ寄せ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の光ディスク用スピンドルモータの構造を示す縦断面図である。
図2中、1はロータ、2はコイル、3はロータヨーク、4はスピンドル、5はモータベース、6は軸受、7は軸受ホルダ、8は積層コア、9はカバー、10はスラストプレート、11はスラスト部、13はストップリング、14は駆動マグネット、17はオイルシール、18はネジ、21は鍔部、22はオイルディフレクタをそれぞれ示す。
【0003】
図2に示す光ディスク用スピンドルモータは,下記する構成のステータとロータ1とを備えている。
前記したステータは、モータベース5に支持された焼結含油軸受6と、この軸受6を収納する軸受ホルダ7と、この軸受ホルダ7の外周に装着されかつコイル2を巻回した積層コア8とから構成される。
【0004】
前記したロータ1は、図示せぬディスクを上面側で回転可能とするロータヨーク3と、このロータヨーク3の内周側面に固着された駆動マグネット14と、前記ロータヨーク3の上面側に突出しかつロータヨーク3の回転中心にその一端(上端)が貫通固着されかつその他端(下端)側が前記軸受に回転自在に軸支されるスピンドル4とから構成される。
【0005】
前記したモータベース5には、鍔部21を備え銅又は鉄系焼結含油軸受6がネジ18でネジ止めされている。前記した積層コア8は珪素鋼板からなり積層コア8にはコイル2が巻回されている。
【0006】
前記したロータヨーク3の内周側面に固着されたリング状の駆動マグネット14の内周部は積層コア8の外周部に近接して対向配置されている。前記したロータヨーク3は鉄系材料でなり、またその回転中心にステンレス系材のスピンドル4を圧入固着してある。スピンドル4は焼結含油軸受6で回転自在に保持されている。ロータヨーク3の上面には図示していないターンテーブルが装着され、このターンテーブルには図示していない再生専用あるいは記録再生用ディスクが着脱可能なように載置される。
【0007】
前記したスピンドル4の下端が当接する金属製のカバー9と、このカバー9の上側に設けられた樹脂製のスラストプレート10とは、スラスト軸受を構成している。カバー9の外周部とモータベース5の間には、シリコン又はゴム系の弾性材料からなるリング状オイルシール17を設け、軸受6内に充填してある潤滑油の外部への漏洩を防止している。
【0008】
スラスト部11と焼結含油軸受6との間には、スリットを設けたステンレス系ばね材から成るリング状ストップリング13がスピンドル4の下端に取付けられており、これは軸受6からのスピンドル4の抜け防止のために取付けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,一般の光ディスク用スピンドルモータはスピンドルと軸受とにクリアランスのある滑り軸受を多く使用している。スピンドルの回転が大きくなると滑り軸受のスピンドルとのクリアランスにより、スピンドルは回転数の1/2の周波数の振れを発生する。一般にこの振れによるスピンドル回転数の不安定現象を「ホアール(Whirl)」と呼ぶ。
【0010】
ここで、このホアールについて図6を用いて詳しく説明する。
図6(A)に示す外周円は軸受内周、内周円はωで回転するスピンドル外周を示す軸受横断面である。一般に軸受で支持されるスピンドルに静的荷重を加えると、軸心O'は加重方向Wには沿わずに、このO'の位置は図6(B)に示すような軌跡を描いて偏心する。Oは軸受中心である。
【0011】
即ち、軸心O'においては、釣り合い位置にスピンドルを引き戻そうとする力Frの他に、スピンドルを回転と同じ向きに旋回させようとする力Ftが発生する。旋回運動により発生する遠心力よりも力Frが大きければ、スピンドルは旋回しながら元の位置(釣り合い位置)に戻される。逆に遠心力の方が力Frよりも大きければ、この旋回運動の回転半径は急速に増大し、スピンドルは軸受内周に接触してしまう。この時、遠心力と力Ftとが等しければこの旋回運動は継続する。この状態がホアールである。ホアールの発生はスピンドルと軸受とのクリアランス及び剛性、潤滑油の性質、回転速度等に関係する。スピンドルの回転数の1/2でホアールが発生し、このとき,軸受で軸支されているスピンドルの回転条件は最も不安定となる。
【0012】
ここで、従来の光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを図8に示す。
図8には、スピンドル1回転の1/2の回転、即ち22Hzの周波数でホアールが発生していることを示している。光ディスク駆動用スピンドルモータでこのホアールが発生するとディスクが振れ、この結果、記録ヘッド(ピックアップ)はトラッキングエラーを生じ記録再生エラーが生じる。
【0013】
現在のところ、光ディスク用スピンドルモータは回転数が200r/min〜12、000r/minで使用されているが、特に近年光ディスクの回転速度は益々高速回転が要求されている。これに応じてモータの回転数増大化が図られ、またその軸受に焼結軸受を使用する結果、前述したホアールが発生し易くなっている。
このため従来はスピンドルと軸受のクリアランスや、軸受に充填する潤滑油の特性を最適化したりして対応してきたが、十分満足できる特性が得られない課題があった。
【0014】
そこで本発明は、こうした課題に鑑みて創案されたものであり、特に、ロータヨークに近接しかつ前記軸受ホルダ端部に固着され、円周方向に着磁した各磁極幅を不均等として前記ロータヨークを特定のスラスト方向に磁気吸引するバイアスマグネットを有し、前記バイアスマグネットの磁気吸引によって、前記スピンドルに側圧を印加することにより、スピンドルの回転数増大化によってもホアール現象が発生しないので、この結果、高密度記録再生ディスクを高速回転する際にも安定した回転状態を維持できるディスク駆動用モータを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、次の(1)〜(4)の構成を有するディスク駆動用モータを提供する。
(1) モータベースに支持された軸受と、前記軸受を収納する軸受ホルダと、前記軸受ホルダの外周に配置されかつコイルを巻回したコアとからなるステータと、
ディスクを上面側で回転可能としかつ内周側面に固着した駆動マグネットを有するロータヨークと、一端側を前記ロータヨークの回転中心を貫通して前記ロータヨークに固着し他端側を前記軸受に回転自在に軸支したスピンドルとからなるロータとを備え、前記スピンドルの前記他端側の最端をプレートに当接させて構成されたスラスト軸受を有する、ディスク駆動用モータにおいて、
前記ロータヨークに近接しかつ前記ステータに固着されたバイアスマグネットを有し、
前記バイアスマグネットは、円周方向に、着磁されて前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する部分と、着磁されていない部分とを有することにより、前記スピンドルは、前記モータベースに対して垂直な線から傾いて回転することを特徴とするディスク駆動用モータ。
( ) モータベースに支持された軸受と、前記軸受を収納する軸受ホルダと、前記軸受ホルダの外周に配置されかつコイルを巻回したコアとからなるステータと、
ディスクを上面側で回転可能としかつ内周側面に固着した駆動マグネットを有するロータヨークと、一端側を前記ロータヨークの回転中心を貫通して前記ロータヨークに固着し他端側を前記軸受に回転自在に軸支したスピンドルとからなるロータとを備え、前記スピンドルの前記他端側の最端をプレートに当接させて構成されたスラスト軸受を有する、ディスク駆動用モータにおいて、
前記ロータヨークに近接しかつ前記ステータに固着されたバイアスマグネットを有し、
前記バイアスマグネットは、円周方向に、前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する力の強い部分と弱い部分を有することにより、前記スピンドルは、前記モータベースに対して垂直な線から傾いて回転することを特徴とするディスク駆動用モータ。
( ) 前記バイアスマグネットは、磁極角度の大きい部分と小さい部分を有し、前記磁極角度の大きい部分は、前記磁極角度の小さい部分に比較して、前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する力が強いことを特徴とする請求項2記載のディスク駆動用モータ。
( ) 前記バイアスマグネットの中心を、前記ロータの回転中心から所定幅偏移することにより、前記バイアスマグネットが前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する力の強い部分と弱い部分を設けたことを特徴とする請求項2記載のディスク駆動用モータ。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施例である光ディスク用スピンドルモータを、図1、図3〜図5、図7、図9〜図11を参照して順に説明する。前述したものと同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0017】
図1は本発明の一実施例である光ディスク用スピンドルモータの構造を示す縦断面図、図3,図4はいずれもバイアスマグネットの第1,第2着磁状態を示す図、図5はバイアスマグネットの磁極中心とスピンドルの中心とがずれた状態を示す図、図7はスピンドルと焼結含油軸受とのガタ寄せ発生状態を示す部分拡大図、図9は図3のバイアスマグネットを使用した本発明の一実施例である光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを示す図、図10は等角度で着磁したバイアスマグネットを使用した光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを示す図、図11は図4のバイアスマグネットを使用した本発明の一実施例である光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを示す図である。
【0018】
図1、図3〜図5、図7中、1はロータ、2はコイル、3はロータヨーク、4はスピンドル、4aは一端、4bは他端、4cはスピンドル周面、5はモータベース、6は軸受、7Aは軸受ホルダ、7Aaは上部(軸受ホルダ端部)、8は積層コア、9はカバー、10はスラストプレート、11はスラスト部、12は段部、13はストップリング、14は駆動マグネット、15はバックヨーク、16,16A,16Bはバイアスマグネット、17はオイルシール、18はネジ、19はバイアスマグネットの中心、20はスピンドル4の中心、21は鍔部、22はオイルディフレクタ、a〜iは磁極幅をそれぞれ示す。
【0019】
図1に示す光ディスク用スピンドルモータは、例えばCD−ROMやCD−R等の光ディスクを回転駆動するためのモータである。
図1に示す光ディスク用スピンドルモータは、上述した光ディスク用スピンドルモータ(図2)の軸受ホルダ7の構造を一部変更して軸受ホルダ7Aとしかつこの軸受ホルダ7Aにバックヨーク15及びバイアスマグネット16を固着した構成と同一のものである。
【0020】
換言すれば、図1に示す光ディスク用スピンドルモータは,下記する構成のステータとロータ1とバイアスマグネット16とを備えている。
【0021】
前記したステータは、モータベース5に支持された焼結含油軸受6と、この軸受6を収納する軸受ホルダ7Aと、この軸受ホルダ7Aの外周に装着されかつコイル2を巻回した積層コア8とから構成される。
【0022】
前記したロータ1は、図示せぬディスクを上面側で回転可能とするロータヨーク3と、このロータヨーク3の内周側面に固着された駆動マグネット14と、前記ロータヨーク3の上面側に突出しかつロータヨーク3の回転中心にその一端(上端)が貫通固着されかつその他端(下端)側が前記軸受に回転自在に軸支されるスピンドル4とから構成される。
【0023】
前記したバイアスマグネット16は、ロータヨーク3の下面に近接する位置にある軸受ホルダ7の開口部周縁に固着したリング状のマグネットであり、前記したロータ1を前記したステータ側に磁気吸引する作用を行う。
【0024】
さらに具体的な各構成は、次の通りである。
前記したロータ1は鉄系材料からなるロータヨーク3を備えている。このロータヨーク3の外周部内側にはリング状の駆動マグネット14が接着剤で固着されている。ロータヨーク3の中心(回転中心)をバーリング加工してスピンドル4を圧入固定している。ロータヨーク3のバーリング端部には焼結含油軸受6の潤滑油の漏出を防止するため樹脂製(例えばPOM)のオイルディフレクタ22をスピンドル4に装着してある。
【0025】
ロータヨークの上面には図示していないターンテーブルが装着され、更に図示していない情報記録再生ディスク(光ディスク)が着脱自在に載置される。スピンドル4は、モータベース5に共締めし外周に鍔部21のある焼結含油軸受6で回転保持される。銅又は鉄系焼結含油軸受6の外周部には樹脂製軸受ホルダ7Aが圧入され、この軸受ホルダ7Aの外周部には、コイル2を巻回し珪素鋼板からなる積層コア8の内周部が固着されている。
【0026】
スピンドル4下端は鉄製カバー9の上側に設けられた樹脂製スラストプレート10によりスラスト軸受を構成している。カバー9の外周部にはシリコン又はゴム系の弾性材料からなるリング状オイルシール17を設けている。スピンドル4の下端スラスト部11と焼結含油軸受6との間にはスリットを設けたステンレス系ばね材から成るリング状ストップリング13がロータ1の抜け防止のため止めてある。
軸受ホルダ7のロータ1側外周端部に段部12を設け、バックヨーク15内周を固着しロータヨーク3側にバイアスマグネット16を接着固定してある。
【0027】
前記したバイアスマグネット16は、図3に示すように、バイアスマグネット16の中心から外周に向かってバイアスマグネット16を2分した場合に、分割された各部分範囲に着磁されている磁極数は同一でない構造をしている。換言すれば、前記したバイアスマグネット16は円周上の半分のみ着磁してある。
このため、ロータヨーク3はバイアスマグネット16の着磁側の磁力に吸引され、スピンドル4は図7(B)に示す様に、モータベース5に対し垂直な状態(図7(A))でなく傾いて回転することになる。
【0028】
バイアスマグネット16がロータヨーク3の片側のみ磁気吸引することにより、スピンドル4は軸受6に対し一方にガタ寄せされる。このガタ寄せにより側圧が印加されスピンドル4と軸受6とのクリアランスはなくなる。図9はこの時の振れ特性で、ホアールが発生することで生じていた周波数22Hzの振れがなくなっている。
【0029】
前記したバイアスマグネット16の着磁形態は、図4の状態でも良く、この場合も磁極角度の大きい右側面の磁気吸引が強くなる。
更に図5のようにバイアスマグネット16の中心19とスピンドル4の中心20とをずらし左右の吸引力の差によりロータ1をガタ寄せしても、ホアールの発生を防止に同様効果がある。換言すれば、前記バイアスマグネット16の中心19は前記ロータ1の回転中心から所定幅偏移した位置にあっても、バイアスマグネット16(図3、図4)の左右不均衡な着磁状態によって発生する左右の磁気吸引力の差によりロータ1をガタ寄せできる.
【0030】
図10はバイアスマグネット16がN極とS極が180°づつ等間隔で磁極を設けた時の振れ特性であるが、42.5Hzの1/2でホアールによる振れが見出される。しかし図4のバイアスマグネット16を使用した場合の図11に示す振れ特性は、42Hzの1/2の振れが発生しないことが分かる。
【0031】
一方、図5で示すバイアスマグネット16はバイアスマグネットの中心19はスピンドル4の中心20を偏芯させ、ロータ1の磁気吸引の効果を向上させている。
以上の様に、図10の様に単に左右対称に着磁された磁極を用いて発生する磁気吸引用のバイアスマグネットを設けても回転数の1/2でホアールが発生してしまうが、図3〜図5のように、バイアスマグネット16に左右不均一の磁極を設ける事や、バイアスマグネット16の中心19をスピンドル4の中心20からずらす事で、ホアールの発生を防止し、記録再生の信頼性を向上することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、特に、前記ロータヨークに近接しかつ前記軸受ホルダ端部に固着され、円周方向に着磁した各磁極幅を不均等として前記ロータヨークを特定のスラスト方向に磁気吸引するバイアスマグネットを有し、前記バイアスマグネットの磁気吸引によって、前記スピンドルに側圧を印加することにより、スピンドルの回転数増大化によってもホアール現象が発生しないので、この結果、高密度記録再生ディスクを高速回転する際にも安定した回転状態を維持できる高信頼性のディスク駆動用モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ディスク用スピンドルモータの構造を示す縦断面図
【図2】従来の光ディスク用スピンドルモータの構造を示す縦断面図
【図3】バイアスマグネットの第1着磁状態を示す図
【図4】バイアスマグネットの第2着磁状態を示す図
【図5】バイアスマグネットの磁極中心とスピンドルの中心とがずれた状態を示す図
【図6】スピンドルを軸支した軸受横断面である。
【図7】スピンドルと焼結含油軸受とのガタ寄せ発生状態を示す部分拡大図
【図8】従来の光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを示す図
【図9】図3のバイアスマグネットを使用した本発明の一実施例である光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを示す図
【図10】等角度で着磁したバイアスマグネットを使用した光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを示す図
【図11】図4のバイアスマグネットを使用した本発明の一実施例である光ディスク用スピンドルモータの回転時の振れ特性を測定したデータを示す図
【符号の説明】
1 ロータ
2 コイル
3 ロータヨーク
3a 上面
3b 内周側面
4 スピンドル
4a 一端
4b 他端
4c スピンドル周面
5 モータベース
6 軸受
7,7A 軸受ホルダ
7Aa 上部(軸受ホルダ端部)
8 積層コア(コア)
14 駆動マグネット
16,16A,16B バイアスマグネット
19 磁極部中心
20 回転中心
a〜i 磁極幅

Claims (4)

  1. モータベースに支持された軸受と、前記軸受を収納する軸受ホルダと、前記軸受ホルダの外周に配置されかつコイルを巻回したコアとからなるステータと、
    ディスクを上面側で回転可能としかつ内周側面に固着した駆動マグネットを有するロータヨークと、一端側を前記ロータヨークの回転中心を貫通して前記ロータヨークに固着し他端側を前記軸受に回転自在に軸支したスピンドルとからなるロータとを備え、前記スピンドルの前記他端側の最端をプレートに当接させて構成されたスラスト軸受を有する、ディスク駆動用モータにおいて、
    前記ロータヨークに近接しかつ前記ステータに固着されたバイアスマグネットを有し、
    前記バイアスマグネットは、円周方向に、着磁されて前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する部分と、着磁されていない部分とを有することにより、前記スピンドルは、前記モータベースに対して垂直な線から傾いて回転することを特徴とするディスク駆動用モータ。
  2. モータベースに支持された軸受と、前記軸受を収納する軸受ホルダと、前記軸受ホルダの外周に配置されかつコイルを巻回したコアとからなるステータと、
    ディスクを上面側で回転可能としかつ内周側面に固着した駆動マグネットを有するロータヨークと、一端側を前記ロータヨークの回転中心を貫通して前記ロータヨークに固着し他端側を前記軸受に回転自在に軸支したスピンドルとからなるロータとを備え、前記スピンドルの前記他端側の最端をプレートに当接させて構成されたスラスト軸受を有する、ディスク駆動用モータにおいて、
    前記ロータヨークに近接しかつ前記ステータに固着されたバイアスマグネットを有し、
    前記バイアスマグネットは、円周方向に、前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する力の強い部分と弱い部分を有することにより、前記スピンドルは、前記モータベースに対して垂直な線から傾いて回転することを特徴とするディスク駆動用モータ。
  3. 前記バイアスマグネットは、磁極角度の大きい部分と小さい部分を有し、前記磁極角度の大きい部分は、前記磁極角度の小さい部分に比較して、前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する力が強いことを特徴とする請求2記載のディスク駆動用モータ。
  4. 前記バイアスマグネットの中心を、前記ロータの回転中心から所定幅偏移することにより、前記バイアスマグネットが前記ロータヨークをスラスト方向に磁気吸引する力の強い部分と弱い部分を設けたことを特徴とする請求項2記載のディスク駆動用モータ。
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