JP2992862B2 - モータ装置 - Google Patents

モータ装置

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JP2992862B2
JP2992862B2 JP12402694A JP12402694A JP2992862B2 JP 2992862 B2 JP2992862 B2 JP 2992862B2 JP 12402694 A JP12402694 A JP 12402694A JP 12402694 A JP12402694 A JP 12402694A JP 2992862 B2 JP2992862 B2 JP 2992862B2
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magnet
spindle
magnetic
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motor device
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敏 谷邑
真 藤島
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】フロッピディスクなどの記録媒体
を支持して回転するスピンドルモータ装置の芯振れ防止
回転安定化構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4、図5および図6に芯振れ防止回転
安定化構造を持つ従来例のスピンドルモータ装置を示
す。図4はその横断面図で図5はその関係平面図であ
り、図6は芯振れを説明する図である。
【0003】 従来技術の実開平4−21147号に示
されるスピンドルモータ装置においては、図4および図
5で示すように、円環状に形成されたステータコア1の
内周部分には、略円筒状のホルダーハウジング2が固定
されており、前記ホルダーハウジングが形成された中
心孔の内部に軸受4を介してスピンドル5が回転自在に
支承されている。尚、軸受4は上下に分割された一対の
軸受として構成される場合もある。ステータコア1には
半径方向外方に向かって放射状に突出する複数の腕部1
aがあり、これらの各腕部1aのそれぞれには線材6が
巻装されている。また上記腕部1aの先端部は突極1b
となっている。スピンドル5に係止する出力端側部分3
には、円盤皿状のローターケース8が固定されており、
このローターケース8の外周フランジ部分に突極1bに
対向するようにして駆動マグネット9が取り付けられて
いる。そしてこの駆動マグネットと各突極1bとの間
で所定の回転磁気回路が形成され、この回転磁気回路に
より生じる回転駆動力がローターケース8を通じてスピ
ンドル5に伝達されるようになっている。
【0004】スピンドル5の軸受4としてメタルなどか
ら成る滑り軸受を使用する場合には、軸受4とスピンド
ル5との間に所定のクリアランスを持たせる必要があ
り、このクリアランスによって回転が円滑に行われるば
かりでなく、組立ても容易になる。ところが軸受4とス
ピンドル5との間にクリアランスがあると図6に示すよ
うなスピンドル5の軸ブレが生じる。
【0005】 図4および図5に示すスピンドルモータ
装置では円環状に形成したステータコアを半円に区分
する中心線を境として左右の領域における回転磁気バラ
ンスを異ならせるように突極1bの数を左右の領域に於
いて非対称とする構成としている。図5のように一部の
突極1bを削除すると確かにスピンドル5の軸ブレが磁
気バランスの偏倚により抑制されるものの、駆動力も減
少するので、突極1bを削除しないものと同じ駆動力を
保持するにはモータ装置を大きくしなければならず、モ
ータ装置の配置設計に制約を受けるばかりでなく、経済
的にも不利となる。
【0006】 また、上記とは別に実開平2−8846
3号に示されるスピンドルモータ装置においては、図7
で示すように、ステータコア1から放射状に伸びる複数
の腕部1aの間にステータコア1から放射状に伸びる任
意の数の補極12があり、その内の1つの補極12にそ
の補極12と巻線が巻装された腕部1aとの間の空間を
埋めるマグネット11が配置固定されている。このため
マグネット11が対向するローターケース8を吸引する
ことによりスピンドル5が軸受4内を一定方向に向かっ
て偏倚して回転するから軸ブレが抑制される。ただし、
マグネット11から発生する磁束のためにローターケー
ス8近傍に配設されるインデックスセンサに磁気ノイズ
を発生させる虞れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
実状に鑑み、スピンドルの軸ブレを磁気バランスの偏倚
により抑制しながら、しかもモータ装置を大きくするこ
となく、インデックスセンサに磁気ノイズを発生させる
虞れがない、モータ装置を提供しようとすることを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は、その目的を
達成するため、円環状に形成されたステーターコアと、
ステーターコア内側に少なくとも一体の滑り軸受を介し
て回転自在に支承されたスピンドルと、このスピンドル
に固定されたロータとを備えており、前記ステーターコ
アには、放射状に突出する巻線巻装用の複数の腕を介
して突極が設けられていると共に、前記ロータには前記
各突極に対し、径方向に対向するようにマグネットが設
けられ、前記各突極とマグネットとの間に所定の磁気回
路が形成されるようにしたモータ装置において、マグネ
ットの軸方向に対向する保持基体の一部に磁性体を配設
することを要旨とするものである。
【0009】
【作用】 フレームのマグネットの対向部の一部に磁性
体を配設したことにより、磁性体の配置部位ではマグネ
ット、磁性体および突極を結ぶ磁気回路が形成され、こ
の部分の磁気力が部分的に強化される。この結果、磁気
バランスの偏倚によりスピンドルが一定方向に片寄り軸
ブレが抑制される。
【0010】磁気バランスの偏倚にマグネットを使用し
ていないのでマグネットから発生する磁束がなく、磁性
体をインデックスセンサ近傍に配設した場合は、駆動マ
グネットの磁束がインデックスセンサに回り込むのを防
ぐのでインデックスセンサに磁気ノイズを発生させる虞
れはない。
【0011】
【実施例】図1および図2は本発明の第1実施例を示
す、スピンドルモータ装置の要部断面図および関係平面
図で、図4および図5で示した従来例と対照されるもの
である。また、図3は本発明の第2実施例の要部断面図
を示す。図において、図4、図5、図6および図7と同
じ機能、作用を示すものには同じ符号をつけて説明す
る。
【0012】 図1および図2において、モータ装置の
中央、ステータコア1の内周部分に、スピンドル5が保
持基体7に係止されたホルダーハウジング2を介して内
装された軸受4により回転自在に支承されている。ステ
ータコア1には半径方向外方に向かって放射状に突出す
る複数の腕部があり、これらの各腕部のそれぞれには線
材6が巻装されている。また上記腕部の先端部は突極と
なっている。またスピンドル5に係止する出力端側部分
3には、円盤皿状のローターケース8が固定されてお
り、このロータケース8の外周フランジ部分に突極に対
向するようにしてマグネット9が取り付けられている。
そしてこのマグネットと各突極との間で所定の回転磁
気が形成され、この回転磁気により生じる回転駆動力が
ロータケース8を通じてスピンドル5に伝達されるよう
になっている。
【0013】 またマグネット9と対向する保持基体7
の一部に磁性体10が配設され、その部分だけマグネッ
9、磁性体10および突極を結ぶ磁気回路が形成され
ている。従って、磁性体10がとりつけられている領域
ではスピンドル5が定常的に傾きつつ回転することにな
り、軸ブレが抑制される。なお、出力端側部分3と、ロ
ータケース8と、マグネット9とでロータを構成してい
る。
【0014】 図3において、モータ装置のハウジング
14の内周部分に軸受4を介してスラスト座金15上に
スピンドル5が固定され、回転自在に構成されている。
またスピンドル5の軸受4上に円盤皿状のハブ台16が
固定されている。ステータコア1には半径方向外方に向
かって放射状に突出する複数の腕部1aがあり、これら
の各腕部1aのそれぞれには線材6が巻装されていて、
その先端部は突極1bとなっている。ロータケース8の
外周フランジ部分に形成されたマグネット9に対向する
保持基体7の一部に磁性体10が取り付けられている。
そしてマグネット9と各突極1bとの間で所定の回転磁
気が形成され、この回転磁気により生じる回転駆動力が
ロータケース8を通じてスピンドル5に伝達されるよう
になっている。従って、磁性体10が取り付けられてい
る領域ではスピンドルが定常的に傾きつつ回転するこ
とになり、図1および図2に示したモータ装置と同様に
軸ブレが抑制される。
【0015】 ロータケース8の外周フランジ部分の外
側に収束板17と共にインデックスセンサ13が配設さ
れている。従って、図のように、磁性体10をインデッ
クスセンサ13近傍に配設した場合は、マグネット9
磁束がインデックスセンサ13に回り込むのを防ぐので
インデックスセンサ13の磁気ノイズを軽減させ、磁気
ノイズとなることはない。
【0016】 磁性体10の材質は磁気回路を強化する
ものであれば金属、金属含有有機部材などいかなる材質
でもよい。また、保持基板7が通常のプリント回路基板
の如き非磁性体ではなく、鉄板基板上に回路を構成した
ようなものでは、保持基体7として改めて追加部材を用
いることなく回路基板などを利用することができる。こ
れら保持基体7への磁性体10の配設は保持基体7製造
時に磁性体10を埋め込んでもよく、また、保持基体7
形成後に接着、粘着などの手段を用いて、磁性体10を
突出するように配設し、マグネット9と磁性体10との
ギャップを、マグネット9と保持体7とのギャップより
も狭くなるように構成してもよい。また、以上説明した
実施例以外にも本発明の枠を逸脱しない範囲内で各種の
変形実施が可能である。
【0017】
【発明の効果】 以上に述べたように本発明ではマグネ
ットの対向部の一部に磁性体を取付け、ステータコアの
突極とローター間の磁気回路の磁気バランスを偏倚させ
ているので、磁性体が取り付けられている領域にスピン
ドルを定常的に傾けさせつつ回転を行わせることができ
るので軸ブレが抑制される。しかも、吸着マグネットな
どの部品を用いることがなく経済性が高い。
【0018】 磁気バランスの偏倚にマグネットを使用
していないのでマグネットから発生する磁束がなく、磁
性体をインデックスセンサ近傍に配設した場合は、マグ
ネットの磁束がインデックスセンサに回り込むのを防ぐ
のでインデックスセンサに磁気ノイズを発生させないの
で生産性および設計上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すスピンドルモータの
要部断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すスピンドルモータの
平面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すスピンドルモータの
要部断面図である。
【図4】スピンドルモータ装置の従来例を示す横断面図
である。
【図5】図4に示したスピンドルモータ装置の関係平面
図である。
【図6】スピンドルモータ装置の芯振れを説明する図で
ある。
【図7】スピンドルモータ装置の他の従来例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 ステータコア 1a 腕部 1b 突極 2 ホルダーハウジング 3 出力端側部分 4 軸受 5 スピンドル 6 線材 7 保持基体 8 ローターケース 9 マグネット 10 磁性体 13 インデックスセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 29/00 H02K 5/24 H02K 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状に形成されたステーターコアと、
    該ステーターコア内側に少なくとも一体の滑り軸受を介
    して回転自在に支承されたスピンドルと、このスピンド
    ルに固定されたロータとを備えており、前記ステーター
    コアには、放射状に突出する巻線巻装用の複数の腕
    介して突極が設けられていると共に、前記ロータには前
    記各突極に対し、径方向に対向するようにマグネット
    設けられ、前記各突極とマグネットとの間に所定の磁気
    回路が形成されるようにしたモータ装置において、前記マグネットの軸方向 に対向する保持基体の一部に磁
    性体を配設することを特徴とするモータ装置。
JP12402694A 1994-06-06 1994-06-06 モータ装置 Expired - Lifetime JP2992862B2 (ja)

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JPH07336982A JPH07336982A (ja) 1995-12-22
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US6242826B1 (en) 1998-07-27 2001-06-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Spindle motor and disc driving apparatus comprising the same
EP1670125A1 (en) * 2004-12-10 2006-06-14 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Electric motor

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Effective date: 19990907