JP3201422B2 - スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造 - Google Patents

スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造

Info

Publication number
JP3201422B2
JP3201422B2 JP02994992A JP2994992A JP3201422B2 JP 3201422 B2 JP3201422 B2 JP 3201422B2 JP 02994992 A JP02994992 A JP 02994992A JP 2994992 A JP2994992 A JP 2994992A JP 3201422 B2 JP3201422 B2 JP 3201422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
yoke
spindle motor
adhesive
armature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02994992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05207692A (ja
Inventor
康二 福山
一義 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP02994992A priority Critical patent/JP3201422B2/ja
Priority to US08/004,980 priority patent/US5396134A/en
Publication of JPH05207692A publication Critical patent/JPH05207692A/ja
Priority to US08/324,095 priority patent/US5536986A/en
Priority to US08/627,649 priority patent/US5698915A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3201422B2 publication Critical patent/JP3201422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータのヨ
ークに接着剤によって固着される磁石を正確に取付ける
ための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主としてディスク(磁気ディス
ク、光ディスク)等を回転させるために使用される一般
にスピンドルモータと呼ばれているモータがある。この
スピンドルモータ(図示省略)は、固定の電機子との磁
気作用によってロータを回転させる磁石を有している。
磁石はリング状の形状をし、電機子を取り囲んでロータ
内のヨークに接着剤によって固着されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スピンドルモータは、ヨークの内周に接着剤を均一の厚
さに塗布することが困難であり、ヨークに対して磁石が
偏心した状態で取付けられることがある。このため、電
機子と磁石との間の隙間が不均一になり、ロータに回転
むらが発生するという問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、電機子との磁
気作用によってロータを回転させるリング状の磁石が前
記ロータ内のカップ状のヨークに接着剤によって固着さ
れるスピンドルモータにおいて、前記ヨークの内周面に
前記リング状の磁石の外周面の一部に直接当接する環状
の突条を設け、この突条の軸方向上下部に前記ヨークと
前記磁石との間に半径方向の隙間を形成させ、前記リン
グ状の磁石の端面を前記カップ状のヨークの底面に直接
当接させ、前記半径方向の隙間において接着剤を硬化さ
せる構造により、前記の課題を解決したものである。
【0005】
【作用】磁石は環状の突条を介してヨークに圧入され
る。ヨークの内周には予め接着剤が塗布されており、接
着剤は、環状の突条によって形成された隙間内に硬化
し、磁石をヨークに固定する。従って、突条の先端には
接着剤が侵入することがなく、磁石はヨークを有するロ
ータに対して中心が一致した状態で組込まれる。また、
環状の突条による磁石の半径方向の位置決めに加えて、
軸線方向の位置決めも、リング状の磁石端面とカップ状
のヨーク底面とを当接させることによって確保される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。スピンドルモータ10は、図1に示すように、ク
ランプキャップCによってディスクDが一体に装着され
るロータ11を有している。ロータ11は、一対のベア
リング12,13に回転自在に支持された軸14に焼ば
めされている。一対のベアリング12,13は、筒状の
ブッシュ15に圧入されている。ブッシュ15はスピン
ドルモータ10が設けられるディスク装置(図示省略)
のベースBに接着剤によって取付けられるようになって
いる。
【0007】ロータ11は、圧入されたカップ状のヨー
ク16を有している。ヨーク16は、リング状の磁石1
7を有している。ロータ11は、ブッシュ15の外周に
設けられた電機子18と、磁石17との磁気作用によっ
て回転するようになっている。
【0008】ヨーク16(図2参照)の端部には、挿入
された磁石17の端面が当接するストッパー19がカッ
プ状のヨーク16の底を形成するように内方に向いて形
成されている。ヨーク16の内周には、環状の突条20
が形成されている。突条20は、ヨーク16に磁石が挿
入される際、磁石17に対する摺動距離を短くし、磁石
17が摺動によって損傷を受けないようにするため、ス
トッパー19の傍に形成されている。ストッパー19と
突条20との間には接着剤溜り21が形成されている。
【0009】磁石17は、予め内周に接着剤が塗布され
たヨーク16に挿入され、突条20内に圧入することに
よって、ロータ11と一体になる。その際、磁石17の
端面がカップ状のヨーク16の底面(ストッパー19)
に当接させられ、軸方向の位置決めをする。環状の突条
20は磁石17の半径方向の位置決めをする。磁石17
とヨーク16との間には突条20によって隙間Sが形成
されるため、接着剤は、突条20の先端と磁石17との
間に進入することなく隙間Sと接着剤溜り21との中で
硬化する。
【0010】従って、磁石17の中心がロータ11の中
心と一致した状態で組込まれるとともに、接着剤の厚み
が隙間S内で略々均一になるため、ロータ11の回転バ
ランスを従来よりも向上させることができる。又、接着
剤の厚みがヨーク16の内周全域に渡って略々均一にな
ることから、磁石17をヨーク16内に確実に取付ける
ことができる。
【0011】
【0012】電機子18は、図3に示すように、歯22
を等間隔に9本具えている。又、歯22の先端221の
幅Wは、電機子18の中心角約35度に相当する幅であ
る。なお、図3に示した電機子18は、コイル23を省
略してある。電機子18の歯22を9本にし、且つ、先
端の幅Wを電機子18の中心角約35度に相当する幅に
したのは、電機子18を、磁極241が8極の磁石24
と、磁極251(図4参照)が12極の磁石25との両
方に使用することができるようにするためである。
【0013】すなわち、磁石24,25に対向している
歯の部分を通る磁束密度と歯の先端の幅Wに対応する中
心角との関係を示すデータ曲線を描いた図5において、
磁極が12極のデータ曲線Eの場合、中心角が約30度
において、磁束密度が最大になる。又、磁極が8極のデ
ータ曲線Fの場合、中心角が約45度のとき、磁束密度
は最大になると予想される。(但し、この場合、歯22
の本数は9本であるから、40度を越える中心角は実際
には存在しない。)従って、電機子18の歯幅Wに相当
する中心角を、磁極12極と、磁極8極とのデータ曲線
E,Fの交点近傍である約33度から36度、好ましく
は35度に設定することによって、電機子18は磁極1
2極の磁石25と、8極の磁石24との両方に使用する
ことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、磁石を、突条によってロータ
に対して中心が一致した状態で、且つ、磁石端面とヨー
ク底面との当接によって軸方向にも位置決めした状態で
組込むことができるとともに、隙間内での接着剤の厚み
も略々均一になるため、ローの回転バランスを向上さ
せることができる。又、接着剤の厚みをヨークの全周に
渡って略々均一にすることができることから、磁石をヨ
ーク内に確実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固着構造を具えたスピンドルモータ
の軸に沿った断面図。
【図2】 図1のヨークの詳細図。
【図3】 電機子と磁石との概略平面図。
【図4】 図3の電機子と他の磁石との概略平面図。
【図5】 磁石と電機子との磁気関係において、電機子
の歯の部分を通る磁束密度と当該歯の先端の幅に対応す
る中心角との関係を示すデータ曲線図。
【符号の説明】
10 スピンドルモータ 11 ロータ 16 ヨーク 17,24,25 磁石 18 電機子 20 突条 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−150030(JP,A) 特開 昭63−249438(JP,A) 実開 昭62−19069(JP,U) 実開 昭59−129378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/27 H02K 21/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子との磁気作用によってロータを回
    転させるリング状の磁石が前記ロータ内のカップ状のヨ
    ークに接着剤によって固着されるスピンドルモータにお
    いて、 前記ヨークの内周面に前記リング状の磁石の外周面の一
    部に直接当接する環状の突条を設け、この突条の軸方向
    上下部に前記ヨークと前記磁石との間に半径方向の隙間
    を形成させ、 前記リング状の磁石の端面を前記カップ状のヨークの底
    面に直接当接させ、 前記半径方向の隙間において接着剤を硬化させることを
    特徴とする、 スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造。
JP02994992A 1992-01-22 1992-01-22 スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造 Expired - Fee Related JP3201422B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02994992A JP3201422B2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造
US08/004,980 US5396134A (en) 1992-01-22 1993-01-15 Spindle motor
US08/324,095 US5536986A (en) 1992-01-22 1994-10-14 Spindle motor
US08/627,649 US5698915A (en) 1992-01-22 1996-04-04 Spindle motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02994992A JP3201422B2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05207692A JPH05207692A (ja) 1993-08-13
JP3201422B2 true JP3201422B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=12290242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02994992A Expired - Fee Related JP3201422B2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3201422B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3469751B2 (ja) * 1997-01-07 2003-11-25 マブチモーター株式会社 小型モータ
CN104885345B (zh) * 2013-01-24 2017-08-22 三菱电机株式会社 同步电动机
JP7020967B2 (ja) * 2018-03-12 2022-02-16 日本電産サンキョー株式会社 ロータおよびモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05207692A (ja) 1993-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3201422B2 (ja) スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造
JP3020616B2 (ja) スピンドルモータ
KR100789514B1 (ko) 무정류자 전동기
JP2573894Y2 (ja) Pm型ステッピングモ−タ
JPS58133157A (ja) ステツプ・モ−タ−の回転子を軸支する方法とこのような軸支手段を備えたステツプ・モ−タ−
JP2992862B2 (ja) モータ装置
JP3263613B2 (ja) モータ
JP3370892B2 (ja) モータ
JP3002947B2 (ja) ブラシレスモータ
JPH0642778B2 (ja) ステツピングモ−タ
JPH0937512A (ja) 動圧軸受モータ及びその製作方法
JP2961755B2 (ja) モータ装置
JPH0750865Y2 (ja) モータ
KR100269109B1 (ko) 디스크 플레이어의 스핀들 모터 조립체
KR200144413Y1 (ko) 영구자석형 동기전동기
JPH0467755A (ja) 電動機
JP2734936B2 (ja) ステッピングモータ
JP3428818B2 (ja) モータ
JP3793670B2 (ja) モータの取付機構及び取付方法
JP2020178532A (ja) ランデル型ロータ
KR20010054562A (ko) 직류 전동기의 회전자
JP3598675B2 (ja) ステッピングモータ
JP2576155Y2 (ja) ブラシレスモータ
JP2557697Y2 (ja) モータ
JPH0135559Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000425

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees