JP3201422B2 - スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造 - Google Patents
スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造Info
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- JP3201422B2 JP3201422B2 JP02994992A JP2994992A JP3201422B2 JP 3201422 B2 JP3201422 B2 JP 3201422B2 JP 02994992 A JP02994992 A JP 02994992A JP 2994992 A JP2994992 A JP 2994992A JP 3201422 B2 JP3201422 B2 JP 3201422B2
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
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Description
ークに接着剤によって固着される磁石を正確に取付ける
ための構造に関する。
ク、光ディスク)等を回転させるために使用される一般
にスピンドルモータと呼ばれているモータがある。この
スピンドルモータ(図示省略)は、固定の電機子との磁
気作用によってロータを回転させる磁石を有している。
磁石はリング状の形状をし、電機子を取り囲んでロータ
内のヨークに接着剤によって固着されるようになってい
る。
スピンドルモータは、ヨークの内周に接着剤を均一の厚
さに塗布することが困難であり、ヨークに対して磁石が
偏心した状態で取付けられることがある。このため、電
機子と磁石との間の隙間が不均一になり、ロータに回転
むらが発生するという問題点を有している。
気作用によってロータを回転させるリング状の磁石が前
記ロータ内のカップ状のヨークに接着剤によって固着さ
れるスピンドルモータにおいて、前記ヨークの内周面に
前記リング状の磁石の外周面の一部に直接当接する環状
の突条を設け、この突条の軸方向上下部に前記ヨークと
前記磁石との間に半径方向の隙間を形成させ、前記リン
グ状の磁石の端面を前記カップ状のヨークの底面に直接
当接させ、前記半径方向の隙間において接着剤を硬化さ
せる構造により、前記の課題を解決したものである。
る。ヨークの内周には予め接着剤が塗布されており、接
着剤は、環状の突条によって形成された隙間内に硬化
し、磁石をヨークに固定する。従って、突条の先端には
接着剤が侵入することがなく、磁石はヨークを有するロ
ータに対して中心が一致した状態で組込まれる。また、
環状の突条による磁石の半径方向の位置決めに加えて、
軸線方向の位置決めも、リング状の磁石端面とカップ状
のヨーク底面とを当接させることによって確保される。
する。スピンドルモータ10は、図1に示すように、ク
ランプキャップCによってディスクDが一体に装着され
るロータ11を有している。ロータ11は、一対のベア
リング12,13に回転自在に支持された軸14に焼ば
めされている。一対のベアリング12,13は、筒状の
ブッシュ15に圧入されている。ブッシュ15はスピン
ドルモータ10が設けられるディスク装置(図示省略)
のベースBに接着剤によって取付けられるようになって
いる。
ク16を有している。ヨーク16は、リング状の磁石1
7を有している。ロータ11は、ブッシュ15の外周に
設けられた電機子18と、磁石17との磁気作用によっ
て回転するようになっている。
された磁石17の端面が当接するストッパー19がカッ
プ状のヨーク16の底を形成するように内方に向いて形
成されている。ヨーク16の内周には、環状の突条20
が形成されている。突条20は、ヨーク16に磁石が挿
入される際、磁石17に対する摺動距離を短くし、磁石
17が摺動によって損傷を受けないようにするため、ス
トッパー19の傍に形成されている。ストッパー19と
突条20との間には接着剤溜り21が形成されている。
たヨーク16に挿入され、突条20内に圧入することに
よって、ロータ11と一体になる。その際、磁石17の
端面がカップ状のヨーク16の底面(ストッパー19)
に当接させられ、軸方向の位置決めをする。環状の突条
20は磁石17の半径方向の位置決めをする。磁石17
とヨーク16との間には突条20によって隙間Sが形成
されるため、接着剤は、突条20の先端と磁石17との
間に進入することなく隙間Sと接着剤溜り21との中で
硬化する。
心と一致した状態で組込まれるとともに、接着剤の厚み
が隙間S内で略々均一になるため、ロータ11の回転バ
ランスを従来よりも向上させることができる。又、接着
剤の厚みがヨーク16の内周全域に渡って略々均一にな
ることから、磁石17をヨーク16内に確実に取付ける
ことができる。
を等間隔に9本具えている。又、歯22の先端221の
幅Wは、電機子18の中心角約35度に相当する幅であ
る。なお、図3に示した電機子18は、コイル23を省
略してある。電機子18の歯22を9本にし、且つ、先
端の幅Wを電機子18の中心角約35度に相当する幅に
したのは、電機子18を、磁極241が8極の磁石24
と、磁極251(図4参照)が12極の磁石25との両
方に使用することができるようにするためである。
歯の部分を通る磁束密度と歯の先端の幅Wに対応する中
心角との関係を示すデータ曲線を描いた図5において、
磁極が12極のデータ曲線Eの場合、中心角が約30度
において、磁束密度が最大になる。又、磁極が8極のデ
ータ曲線Fの場合、中心角が約45度のとき、磁束密度
は最大になると予想される。(但し、この場合、歯22
の本数は9本であるから、40度を越える中心角は実際
には存在しない。)従って、電機子18の歯幅Wに相当
する中心角を、磁極12極と、磁極8極とのデータ曲線
E,Fの交点近傍である約33度から36度、好ましく
は35度に設定することによって、電機子18は磁極1
2極の磁石25と、8極の磁石24との両方に使用する
ことができる。
に対して中心が一致した状態で、且つ、磁石端面とヨー
ク底面との当接によって軸方向にも位置決めした状態で
組込むことができるとともに、隙間内での接着剤の厚み
も略々均一になるため、ロータの回転バランスを向上さ
せることができる。又、接着剤の厚みをヨークの全周に
渡って略々均一にすることができることから、磁石をヨ
ーク内に確実に取付けることができる。
の軸に沿った断面図。
の歯の部分を通る磁束密度と当該歯の先端の幅に対応す
る中心角との関係を示すデータ曲線図。
Claims (1)
- 【請求項1】 電機子との磁気作用によってロータを回
転させるリング状の磁石が前記ロータ内のカップ状のヨ
ークに接着剤によって固着されるスピンドルモータにお
いて、 前記ヨークの内周面に前記リング状の磁石の外周面の一
部に直接当接する環状の突条を設け、この突条の軸方向
上下部に前記ヨークと前記磁石との間に半径方向の隙間
を形成させ、 前記リング状の磁石の端面を前記カップ状のヨークの底
面に直接当接させ、 前記半径方向の隙間において接着剤を硬化させることを
特徴とする、 スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02994992A JP3201422B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造 |
US08/004,980 US5396134A (en) | 1992-01-22 | 1993-01-15 | Spindle motor |
US08/324,095 US5536986A (en) | 1992-01-22 | 1994-10-14 | Spindle motor |
US08/627,649 US5698915A (en) | 1992-01-22 | 1996-04-04 | Spindle motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02994992A JP3201422B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05207692A JPH05207692A (ja) | 1993-08-13 |
JP3201422B2 true JP3201422B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=12290242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02994992A Expired - Fee Related JP3201422B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3201422B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN104885345B (zh) * | 2013-01-24 | 2017-08-22 | 三菱电机株式会社 | 同步电动机 |
JP7020967B2 (ja) * | 2018-03-12 | 2022-02-16 | 日本電産サンキョー株式会社 | ロータおよびモータ |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP02994992A patent/JP3201422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05207692A (ja) | 1993-08-13 |
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