JPH1118354A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH1118354A
JPH1118354A JP16280597A JP16280597A JPH1118354A JP H1118354 A JPH1118354 A JP H1118354A JP 16280597 A JP16280597 A JP 16280597A JP 16280597 A JP16280597 A JP 16280597A JP H1118354 A JPH1118354 A JP H1118354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
iron core
motor
laminated iron
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP16280597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ozawa
武 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16280597A priority Critical patent/JPH1118354A/ja
Publication of JPH1118354A publication Critical patent/JPH1118354A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により潤滑油の流出を防止するこ
とができるモータを提供すること。 【解決手段】 回転軸11及び回転駆動用の磁石14を
有するロータ部10aと、回転駆動用のコイル18が巻
回された積層鉄芯17及び前記積層鉄芯が嵌合され、前
記回転軸を回転可能に支持する軸受16を有するステー
タ部10bとを備え、前記積層鉄芯と軸受との嵌合有効
長さを、前記積層鉄芯の鉄芯1枚当たりの厚さ以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アウターロータ
型のモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばCD−ROM(コンパクトディス
クを用いた読出し専用メモリ)等の光ディスクのような
情報記録媒体を載せて回転させるためのアウターロータ
型のモータとしては、図3に示すような構造のものが採
用されている。このモータ20は、スピンドルモータで
あり、ロータ部20aとステータ部20bを備えてい
る。
【0003】ロータ部20aは、回転軸21、ボス2
2、回転子ケース23及び永久磁石24等から構成され
ている。ステータ部20bは、軸受固定用ハウジング2
5、焼結含油合金軸受26、固定子積層鉄芯27及びコ
イル28等から構成されている。
【0004】ボス22は、円筒形状に形成されており、
回転軸21にはめ込まれて固定されている。回転子ケー
ス23は、鉢状に形成されており、ボス22の外周部に
はめ込まれて固定されている。永久磁石24は、回転子
ケース23の外周部の内周面側に沿って複数個並べて貼
り付けられている。
【0005】焼結含油合金軸受26は、軸受固定用ハウ
ジング25に固定ネジ29aを介して固定されている。
固定子積層鉄芯27は、リング状であって板状の磁性材
が複数枚積層されており、焼結含油合金軸受26の外周
部にはめ込まれて固定ネジ29bを介して固定されてい
る。コイル28は、固定子積層鉄芯27に巻回されてい
る。
【0006】そして、ロータ部20aとして構成された
回転軸21が、ステータ部20bとして構成された焼結
含油合金軸受26の内径に挿入され、永久磁石24と固
定子積層鉄芯27とが対向配置され、モータ20として
構成される。従って、ロータ部20aは、この焼結含油
合金軸受26により、ステータ部20bに対して回転可
能になっている。
【0007】ところで、固定子積層鉄芯27を焼結含油
合金軸受26の外周部にはめ込む際は、固定子積層鉄芯
27の内径と焼結含油合金軸受26の外径の同芯度を出
すために、それらのはめ合いが0.1mm以下となるよ
うに形成されている。このように固定子積層鉄芯27の
内周面と焼結含油合金軸受26の外周面の隙間が狭いた
め、焼結含油合金軸受26に含浸されている潤滑油が毛
細管現象により上記間隙に流出することがあり、場合に
よっては固定子積層鉄芯27の積層間隙にまで流出する
ことがあった。
【0008】そして、この潤滑油の流出により、情報記
録媒体が汚染されて情報の再生に悪影響を及ぼす場合が
あった。そこで、このような欠点を解消するモータとし
て、図4に示すような構造のアウターロータ型のモータ
が提案されている。
【0009】このモータ30は、基本的な構成は図3に
示すモータ20と同様であるが、固定子積層鉄芯27の
内周面と焼結含油合金軸受26の外周面の間に円筒状の
油流出防止用スリーブ31がはめ込まれている点で異な
る構成となっている。このような構成とすることによ
り、焼結含油合金軸受26に含浸されている潤滑油は油
流出防止用スリーブ31によりせき止められるので、潤
滑油が固定子積層鉄芯27側へ流出することはなくな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
30のような構成とすることにより、焼結含油合金軸受
26に含浸されている潤滑油の流出を防止することはで
きるが、部品点数が増えるため、焼結含油合金軸受26
と軸受固定用ハウジング25を一体化させた経済効果が
半減してしまうという問題があった。
【0011】そこで、油流出防止用スリーブ31を用い
ずに、焼結含油合金軸受26の外周部のみの成形密度を
高くすることにより、焼結含油合金軸受26に含浸され
ている潤滑油の流出を防止したモータが提案されてい
る。しかし、このような焼結含油合金軸受26は高価で
あるため、モータ自体のコストが上昇してしまうという
問題があった。
【0012】この発明は、上記課題を解消するためにな
されたものであり、簡単な構成により潤滑油の流出を防
止することができるモータを提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、この発明に
あっては、回転軸及び回転駆動用の磁石を有するロータ
部と、回転駆動用のコイルが巻回された積層鉄芯及び前
記積層鉄芯が嵌合され、前記回転軸を回転可能に支持す
る軸受を有するステータ部とを備え、前記積層鉄芯と軸
受との嵌合有効長さを、前記積層鉄芯の鉄芯1枚当たり
の厚さ以下とすることにより達成される。
【0014】上記構成によれば、積層鉄芯がその鉄芯1
枚当たりの厚さ以下にて軸受と嵌合されているので、積
層鉄芯と軸受との隙間を広く取ることができ、毛細管現
象による軸受からの潤滑油の流出を防止することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に
述べる実施の形態は、この発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、こ
の発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限
定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるも
のではない。
【0016】図1は、この発明のモータの実施形態を示
す断面側面図である。このモータ10は、例えばCD−
ROM等の光ディスクのような情報記録媒体を載せて回
転させるためのアウターロータ型のスピンドルモータで
ある。このモータ10は、ロータ部10aとステータ部
10bを備えている。ロータ部10aは、回転軸11、
ボス12、回転子ケース13及び永久磁石14等から構
成されている。
【0017】ステータ部10bは、軸受固定用ハウジン
グ15、焼結含油合金軸受16、固定子積層鉄芯17及
びコイル18等から構成されている。ボス12は、円筒
形状に形成されており、回転軸11の先端部に例えば圧
入によりはめ込まれて固定されている。回転子ケース1
3は、磁性を有する材料、例えば鉄等の金属で鉢状に形
成されており、ボス12の外周部に例えば圧入によりは
め込まれて固定されている。
【0018】永久磁石14は、回転子ケース13の外周
部の内周面側に沿って複数個並べて貼り付けられてい
る。この永久磁石14は、例えばプラスチックマグネッ
ト等を用いることができ、N極とS極が交互に多極着磁
されている。焼結含油合金軸受16は、ボス部16aと
フランジ部16bが組み合わされた段付きリング形状に
成形されており、軸受固定用ハウジング15に固定ネジ
19aを介して固定されている。
【0019】この焼結含油合金軸受16は、多くの微小
な孔(ポーラス)を有する例えば銅、鉄、すず等の合金
で成り、孔中には潤滑油が含浸されている。固定子積層
鉄芯17は、リング状であって板状の磁性材が複数枚積
層されており、焼結含油合金軸受16のフランジ部16
bのボス部16a側の端面にはめ込まれて固定ネジ19
bを介して固定されている。
【0020】コイル18は、固定子積層鉄芯17に例え
ば円周方向に等間隔をおいて複数個巻回されており、軸
受固定用ハウジング15に設けられている配線部分等を
介して外部から通電される。そして、ロータ部10aと
して構成された回転軸11が、ステータ部10bとして
構成された焼結含油合金軸受16の内径に挿入され、永
久磁石14と固定子積層鉄芯17とが対向配置され、モ
ータ10として構成される。従って、ロータ部10a
は、この焼結含油合金軸受16により、ステータ部10
bに対して回転可能になっている。
【0021】このような構成において、その動作を説明
すると、外部からステータ部10bの各コイル18に対
して、所定の通電パターンで給電することにより、これ
らのコイル18に磁界が発生する。そして、それらの磁
力線が固定子積層鉄芯17を通って、ロータ部10aの
永久磁石14から回転子ケース13を通る磁力線と相互
に作用する。これによりロータ部10aは、回転軸11
を中心としてステータ部10bに対して回転する。
【0022】次に、特徴部分である焼結含油合金軸受1
6及び固定子積層鉄芯17について図2の拡大図を参照
して説明する。従来のモータ20、30の固定子積層鉄
芯27は、焼結含油合金軸受26の外周部あるいは油流
出防止用スリーブ31を介した焼結含油合金軸受26の
外周部にはめ込まれていたが、この実施形態の固定子積
層鉄芯17は、焼結含油合金軸受16のボス部16aの
外周面と所定の間隔をあけて、焼結含油合金軸受16の
フランジ部16bの端面にはめ込まれている点で異なる
構成となっている。
【0023】即ち、焼結含油合金軸受16のボス部16
aの外径は、固定子積層鉄芯17の内径よりも小さく形
成されている。この外内径の差により生じる焼結含油合
金軸受16のボス部16aの外周面と固定子積層鉄芯1
7の内周面との隙間aは、毛細管現象が発生しない値と
なっている。これにより、固定子積層鉄芯17は、その
内周面が焼結含油合金軸受16のボス部16aの外周面
と間隔aをあけて配置されることになる。
【0024】また、焼結含油合金軸受16のフランジ部
16bの端面における固定子積層鉄芯17の内径より若
干小さい径位置から外縁にかけて、固定子積層鉄芯17
がはめ込まれる段差が設けられている。この段差の深さ
bは、固定子積層鉄芯17を構成する磁性材1枚の厚さ
c以下の小さい値となっている。これにより、固定子積
層鉄芯17は、その一端の磁性材の内周面及び端面が焼
結含油合金軸受16のフランジ部16bの段差にはめ込
まれることになる。
【0025】このように、固定子積層鉄芯17と焼結含
油合金軸受16との嵌合有効長さを、固定子積層鉄芯1
7の鉄芯1枚当たりの厚さ以下、即ち固定子積層鉄芯1
7の内周面と焼結含油合金軸受16の外周面との接触を
必要最小限としたので、焼結含油合金軸受16に含浸さ
れている潤滑油の流出を防止することができる。
【0026】尚、上述した実施形態では、焼結含油合金
軸受について説明したが、これに限らず他の種類の含油
軸受けについても同様に適用可能である。また、CD−
ROMのようなディスクをドライブするためのモータに
限らず他の種類のディスクあるいはディスク以外の回転
対象物を回転するモータについても同様に適用可能であ
る。さらに、モータ(電動機)のみならず、発電機につ
いても同様の構成により対応可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単な構成により潤滑油の流出を防止することがで
き、モータ自体のコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のモータの実施形態を示す断面図。
【図2】図1のモータの軸受付近を拡大して示す断面
図。
【図3】従来のモータの一例を示す断面図。
【図4】従来のモータの別の一例を示す断面図。
【符号の説明】
10・・・モータ、11・・・回転軸、12・・・ボ
ス、13・・・回転子ケース、14・・・永久磁石、1
5・・・軸受固定用ハウジング、16・・・焼結含油合
金軸受、16a・・・ボス部、16b・・・フランジ
部、17・・・固定子積層鉄芯、18・・・コイル、1
0a・・・ロータ部、10b・・・ステータ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸及び回転駆動用の磁石を有するロ
    ータ部と、 回転駆動用のコイルが巻回された積層鉄芯及び前記積層
    鉄芯が嵌合され、前記回転軸を回転可能に支持する軸受
    を有するステータ部とを備え、 前記積層鉄芯と軸受との嵌合有効長さが、前記積層鉄芯
    の鉄芯1枚当たりの厚さ以下であることを特徴とするモ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受は、含油軸受けである請求項1
    に記載のモータ。
JP16280597A 1997-06-19 1997-06-19 モータ Pending JPH1118354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16280597A JPH1118354A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16280597A JPH1118354A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 モータ

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Publication Number Publication Date
JPH1118354A true JPH1118354A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15761563

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16280597A Pending JPH1118354A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 モータ

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JP (1) JPH1118354A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114448201A (zh) * 2022-02-21 2022-05-06 中国科学院空间应用工程与技术中心 一种空间旋转驱动装置及其组装方法和离心机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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