JP2006230095A - スピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置 - Google Patents

スピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006230095A
JP2006230095A JP2005040187A JP2005040187A JP2006230095A JP 2006230095 A JP2006230095 A JP 2006230095A JP 2005040187 A JP2005040187 A JP 2005040187A JP 2005040187 A JP2005040187 A JP 2005040187A JP 2006230095 A JP2006230095 A JP 2006230095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle motor
axial direction
rotor magnet
recording disk
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005040187A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Tamaoka
健人 玉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2005040187A priority Critical patent/JP2006230095A/ja
Publication of JP2006230095A publication Critical patent/JP2006230095A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】 薄型で消費電力の低く、かつ安価なスピンドルモータおよびそのスピンドルモータを搭載した記録ディスク駆動装置を提供すること。
【解決手段】 ロータハブ30の内側円筒部31の外周面と蓋部34の下面との交差部分の段部35に当接するようにロータマグネット60を固定する。段部35はロータマグネット60の内周縁に配置されているので、ロータハブ30とロータマグネット60とは軸方向間隙90が形成される。これによりロータマグネット60の磁束がロータハブ30側に流れにくくなる。また、ロータマグネット60の位置をロータハブ30の外側円筒部332外周面よりも内側に、かつロータマグネット60の上端面61を記録ディスク載置部32bの下面よりも軸方向上側に配置することにより、ティース71を延ばすことができ、またロータマグネット60の軸方向厚さを延ばすことができるので、低消費電力化を実現することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピンドルモータ、特に小型で低消費電力のスピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置に関する。
近年、ハードディスク駆動装置等の信号記録再生装置の携帯化が進み、電源が電池に代用することになることから、この電池の寿命をいかに長く保たせるか、すなわち、如何に消費電力を抑えるかが重要な課題となってきている。それに伴い、ハードディスク駆動装置内のスピンドルモータの低電流化の要求が高まってきている。またハードディスク駆動装置の携帯化に伴い、スピンドルモータの薄型化の要求も高い。
図は従来のスピンドルモータを示した模式断面図である。
図を参照して、スリーブ1は円筒状であり、その内周面に軸体2が挿通され、回転自在に支持されている。スリーブ1の外周面には、これを収容するハウジング3が固定される。
軸体2の上部には、ロータハブ4が形成されており、これには記録ディスク載置面4aが設けられる。そして記録ディスク載置面4aの下側には、軸方向下側に伸びる円筒部4bを有し、その外周面および記録ディスク載置面4aの下側を当接するようにロータマグネット5が固定される。このロータマグネット5と半径方向に微少間隙を介して対向するようにステータ6が配置される。このステータ6およびハウジング3を収容するようにベース7が配置されている(このような従来のスピンドルモータの例として特許文献1参照)。
米国特許5,930,075号公報
従来の構造では、スピンドルモータを薄型化する際に、ロータマグネット5を薄くする必要がある。そのため、ステータ6に十分な磁束を流すことができなかった。また記録ディスク載置部4aの下側とロータマグネット5の上面全体にて当接しているので、その当接部から磁束が流れてしまい、ステータ側に磁束が効率よく流れなかった。そのため、規定回転に対する消費電力が高くなってしまっていた。
またロータマグネット5とベース7との間隙の軸方向距離が短いため、この間隙に、ロータマグネット5の下面に当接するように円環状のプレート8を配置している。これにより部品点数が増加してしまい、モータ単価が高くなっていた。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄型で消費電力の低く、かつ安価なスピンドルモータおよびそのスピンドルモータを搭載した記録ディスク駆動装置を提供することである。
本発明の請求項1によれば、モータベースと、モータベースに対し軸受装置を介して回転自在に支持され、中心孔を有する記録ディスクを載置する半径方向外側に突出した載置部および該記録ディスクの中心孔に挿通する円筒部が設けられ、該記録ディスクと同心に回転するロータハブと、該ロータハブに同心状に固着されたロータマグネットと、前記モータベースに支持され、該ロータマグネットの外周面に半径方向に微少間隙を介して対向するステータとを具備し、前記ロータマグネットの外周面は、前記円筒部より半径方向内側となるように配置され、かつ前記ロータマグネットの軸方向一端面側の面の高さは、前記載置部の軸方向他端面側の面の最下部と同等、若しくは軸方向一端面側になるように配置されることを特徴とする。
本発明の請求項2によれば、請求項1に係り、前記ステータは、半径方向内側に向い放射状に伸びる複数のティースと、該ティースに巻回される巻線と、各前記ティースを連結するコアバックから形成され、前記ティースの内周面は、前記ロータハブの前記円筒部より半径方向内側に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項3によれば、請求項1および請求項2のいずれかに係り、前記マグネットの軸方向他端面側の面と該面に軸方向に対向する前記モータベースの軸方向一端面側の面との間隙が0.25mm以上であることを特徴とする。
本発明の請求項4によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに係り、前記ティースは、半径方向外側より順に、第1平坦部、傾斜部、および第二平坦部から形成され、該傾斜部は半径方向内側に向うに従い軸方向一端側に傾斜することを特徴とする。
本発明の請求項5によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに係り、前記モータベースの前記ステータの配置部には、該ステータを収容する貫通穴が設けられており、前記モータベースの軸方向他端面側の面には、該貫通穴を覆う薄板が固定されていることを特徴とする。
本発明の請求項6によれば、請求項1乃至請求項5のいずれかに係り、前記ロータハブの前記載置部の軸方向他端側に配置される前記ステータの前記巻線の巻回厚さは、前記載置部より半径方向外側にある前記巻線の巻回厚さよりも厚いことを特徴とする。
本発明の請求項7によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに係り、前記ロータハブと前記マグネットとは軸方向に当接され、その当接部分には段部が設けられ、該段部の半径方向厚さは前記マグネットの半径方向厚さの1/3以下であり、かつ該段部は前記マグネットの内周縁側に当接されることを特徴とする。
本発明の請求項8によれば、請求項7に係り、前記段部で当接された部分以外の軸方向間隙は、0.02mm以上であることを特徴とする。
本発明の請求項9によれば、請求項1乃至請求項8のいずれかに係り、前記ロータハブは磁性体にて作製されることを特徴とする。
本発明の請求項10によれば、請求項1乃至請求項9のいずれかに係り、前記巻線の一端側には、前記巻線と絶縁部材を介して当接し、前記載置部と半径方向に対向して微少間隙を形成するように磁性体の鋼板である磁気シールド板が固定されていることを特徴とする。
本発明の請求項11によれば、請求項1乃至請求項10のいずれかに係り、前記軸受部の少なくとも一部は多孔質部材にて形成されたことを特徴とする。
本発明の請求項12によれば、請求項1乃至請求項11のいずれかに係り、前記モータベースの最も軸方向他端面側の面から、ロータハブの最も軸方向一端面側の面までの高さが5mm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項13によれば、記録ディスク駆動装置は、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のスピンドルモータを搭載することを特徴とする。
本発明の請求項1および請求項2によれば、ロータマグネットがより内側に配置されることにより、ステータのティースをより内側に伸ばすことができるので、巻線の巻回数を増加させることができ、モータの低消費電力化を図ることができる。
またロータマグネットが記録ディスク載置部よりも軸方向上側に配置されることにより、磁束密度が一番高いロータマグネット外周面とティース内周面との微少間隙が記録ディスク載置面より半径方向内側に形成されるので、この微少間隙からモータ外部への磁束漏洩を防ぐことができる。これにより、記録ディスクの磁気影響を防ぐことができる。またロータマグネットの軸方向厚みを確保することができるので、ティース内周面に効率よく磁束を流すことができる。これにより、モータの低消費電力化を図ることができる。
本発明の請求項3によれば、ロータマグネットと軸方向に対向するモータベースとの軸方向距離を0.25mm以上とすることにより、磁気バイアスを防ぐことができ、回転に悪影響を及ぼすことがない。またロータマグネットの下面にプレートを必要としなくなるために部材点数が削減でき、安価なモータを提供することができる。
本発明の請求項4によれば、ティースを折り曲げることにより、ステータの軸方向位置を下げることができ、薄型化に寄与することができる。
本発明の請求項5によれば、モータベースのステータ対応部に開口穴を設けることにより、よりステータを軸方向下側に配置することができるので、モータの薄型化に寄与できる。また、開口穴を設けることにより、軸方向の空間が広がるので、ティースにより多くの巻線を巻回することができる。これによりモータの低消費電力化を図ることができる。
本発明の請求項6によれば、記録ディスク載置面の下側の巻線を多く巻回することにより、モータの低消費電力化を図ることができる。
本発明の請求項7および8によれば、ロータハブとロータマグネットとの軸方向当接を内周縁にし、その当接部をより少なくすることにより、ロータハブとロータマグネットとには軸方向間隙が形成される。この軸方向間隙が長いほど(ロータマグネットの半径方向厚さの1/3以内)、若しくは広いほど(少なくとも0.02mm以上)、ロータマグネットから流れる磁束は、ロータハブ側に行き難くなるので、よりティース内周面に磁束が流れる。これによりモータの低消費電力化を図ることができる。
本発明の請求項9によれば、ロータハブが磁性体にて形成されることにより、記録ディスクへの磁気影響を防ぐことができる。
本発明の請求項10によれば、磁性体のシールド板を設けることにより、巻線からの漏洩磁束を記録ディスクに流れるのを防ぐことができる。
本発明の請求項11によれば、スリーブを含油多孔質部材にて形成することにより、より安価なモータを提供することができる。
<スピンドルモータ全体>
本発明に係るスピンドルモータの実施例の一形態の模式断面図を図1に示す。
図1を参照して、まずスピンドルモータの全体構造について説明する。
スリーブ10は円筒状に形成され、その内周面には、軸方向上下側に2つの隔たったラジアル軸受部11、12が形成されている。また外周面には、略円筒状のハウジング20が形成されている。ハウジング20の上部21は、軸方向上側に向うに従い半径方向外側にその厚さが広がるように形成され、その上端面22には、スラスト軸受部23が形成されている。
ロータハブ30は有蓋円筒状であり、内側円筒部31と外側円筒部32とが設けられ、中央には軸体部33が設けられている。そしてこれらを連結する蓋部34が設けられている。軸体部33は、スリーブ10の内周面に挿通され、回転自在に支持されている。この軸体部33は中空であり、この中空部33aの下端部にはキャップ40が挿入固定されている。このキャップ40は、中央部に突部41と周囲に円板部42を有し、この突部41は軸体部33の中空部33aに挿入される。また円板部42は、軸体部33の下端面およびスリーブ10の下端面13を軸方向に微少間隙を介して覆うように配置され、ハウジング20の内周面とも半径方向に微少間隙を形成する。またスリーブ10の下端面13と円板部42とはスラスト軸受部14を形成する。そしてこの円板部42の軸方向下側には間隙を挟んでプレート50がハウジング20の下部23の内周面に固定されている。これらのラジアル軸受部11、12およびスラスト軸受部14、23とを実質的に途切れることなく満たすように潤滑流体が充填されている。
またスリーブ10の上端面15とハウジング20の上端面22とはロータハブ30の蓋部34とそれぞれ軸方向に微少間隙を介して対向している。またハウジング20の外周面は、ロータハブ30の内側円筒部31の内周面と半径方向に微少間隙を介して対向している。
また内側円筒部31の外周面には、ロータマグネット60が固定されている。そして、ロータマグネット60と半径方向に微少間隙を介して対向するようにステータ70が配置されている。
ハウジング20の下部23の外周面は、モータベース80の中空突部81の内周面に固定されている。そしてステータ70は、外側に形成されている外側突部82の内周面に収容されるように固定されている。
ステータ70に通電されることにより、磁場が発生し、この磁場とロータマグネット60との相互作用により回転力が発生し、回転する。
<素材>
本実施例でのスリーブ10は、焼結金属等の多孔質部材にて形成されている。またハウジング20はステンレス系材料をプレスにて作製している。このスリーブ10およびハウジング20により、モータの低価格化を図ることができる。また、ロータハブ30はフェライト系ステンレス鋼にて形成されている。フェライト系ステンレス鋼は磁性体であるので、ロータマグネット60からの磁束が透過せず、記録ディスク等に影響を与えることがなくなる。またキャップ40およびプレート50はステンレス系材料にて形成される。モータベース80は、磁性体である鋼材をプレス等にて成形される。これにより外部への磁束漏洩を防ぐことができる。
<主要部>
次に本発明の主要部について図2を参照して説明する。図2は、点線円部を拡大した図である。
図2を参照して、ロータハブ30の外側円筒部32の下側には、半径方向外側に延びる突部32aが設けられている。その突部32aの半径方向外側には、若干軸方向上側に突状となった記録ディスク載置面32bが設けられている。この外側円筒部32は、記録ディスク(図示せず)の中心孔の内径とほぼ同一の外径であり、記録ディスクの中心孔を外側円筒部32aに同軸に挿入し、この記録ディスクの下面を記録ディスク載置面32bにて支える。そして記録ディスクの上面をクランプ部材(図示せず)にて固定し、保持する。
ロータハブ30の内側円筒部31の外周面と蓋部34の下面との交差部には、段部35が軸方向下側に突設されている。この段部35および内側円筒部31の外周面にロータマグネット60は当接される。そしてこの段部35によって、蓋部34とロータマグネット60との間には軸方向間隙90が形成される。またロータマグネット60の上端面61は記録ディスク載置面32bの下面よりも若干軸方向上側となっている。ロータマグネット60を軸方向上側に配置することにより、モータを薄型化してもロータマグネット60の軸方向厚さを確保することができる。これにより、ステータ70に十分に磁束を流すことができる。また軸方向間隙90は実験により少なくとも0.02mm以上が好適である。この軸方向間隙90によって、ロータマグネット60の磁束が磁性体であるロータハブ30に流れにくくなり、よりステータ80側に流れていくので、低消費電力化を図ることができる。そしてこの段部35がロータマグネット60の内周縁に設けられることによって、軸方向間隙90の半径方向長さが増大するので、その分、磁束漏洩を防止することができる。
またロータマグネット60をロータハブ30の段部35に当接して組み立てを行えばよいので、ロータマグネット60の軸方向の位置決めが容易となる。
この段部35は、ロータマグネット60の半径方向厚さの3分の1程度もしくはそれ以下の厚さが望ましい。特に本発明のスピンドルモータは、軸方向全長が5mm以下という薄型かつ小型であるものを対象としているため、それに使用するロータマグネット60も薄型かつ小型となる。また前述のように段部35にてロータマグネット60の軸方向位置決めを行うが、ロータマグネット60は半径方向の両端には面取りがあり、段部35とは接しない。そのため、少なくともそのロータマグネット60の面取り部分以上は、段部35の半径方向厚さは必要となる。しかし軸方向間隙90の半径方向の幅は広くする必要がある。その結果、半径方向の幅が薄いロータマグネット60の際には半径方向厚さの3分の1程度の厚さが良好となり、段部35の半径方向の幅をそれよりも薄くできるならば、ロータマグネット60の半径方向厚さの3分の1以下の方が好適となる。
またロータマグネット60の下端面62とこれに軸方向に対向するモータベース80の上面との間隙91は実験により少なくとも0.25mm以上開けることが好適である。この間隙91を0.25mm以下にしてしまうと、磁性体であるモータベース80との間に磁気バイアスが生じてしまい、回転を阻害したり、振動の原因となる。これらが回転に対する損失となり、消費電力が増大してしまう。さらに最悪には、磁気バイアスにより起動しない可能性もある。またモータベース80が非磁性体であったとしても、0.25mm以下では、渦電流が発生してしまい、消費電力が上がってしまう。このような場合、ロータマグネット60の下側に磁性体で円環状のキャンセル板(図示せず)を配置するが、このキャンセル板を設置するとモータ単価が上がってしまう問題がある。しかしながら間隙91を0.25mm以上広げることにより、このキャンセル板を削除できるのでモータの低価格化を実現できる。
ロータマグネット60の外周面と半径方向外側に微少間隙を介して対向するようにステータ70が配置されている。このステータ70は、周方向に等間隔に配置され、半径方向内側に放射状に延びるティース71と、このティース71の周囲を巻回する巻線72と、各ティース71の半径方向外側部を連結するコアバック72から構成されている。
このティース71は、2段に折れ曲がっており、半径方向外側から第一平坦部71a、傾斜部71b、および第二平坦部71cから構成されている。この傾斜部71bは半径方向内側に向うに従い軸方向上側に傾斜する。そして第二平坦部71cは第一平坦部71aよりも軸方向上側になり、かつロータマグネット60の磁気中心と一致するように位置する。さらに第二平坦部72cの内周面はロータマグネット60と微少間隙を介して対向する。この第二平坦部72cはロータハブ30の外側円筒部32の少なくとも外周面よりも半径方向内側に位置する。これにより、ティース71が通常より長く設定できるので、このティース71に巻回する巻線72をより多く巻くことができ、低消費電力化を図ることができる。
またこのステータ70は、モータベース80の外側突部82にコアバック73の外周面が当接されるように収容されている。またモータベース80の巻線72が配置される部分には開口穴83が形成されており、この開口穴83に入り、モータベース80の下面84と一致若しくは若干軸方向上側になるようにステータ70は配置される。このモータベース80の下面には、この開口穴83を覆うように円盤状の薄板100が当接されている。これにより、ステータ70を軸方向下側に配置することができるので、モータの薄型化が可能となる。また、ステータ70を軸方向下側に配置した分だけ、巻線73を多く巻回することができるので、低消費電力化を図ることができる。
このステータ70の上側に当接するように略円環状であり磁性体の鋼板で作製されたシールド板110が配置されている。このシールド板110の内周縁111はロータハブ30の記録ディスク載置部32bの外周縁と半径方向に微少間隙を形成する。このシールド板がロータマグネット60とステータ70のティース71の第二平坦部71cの内周面より漏洩する磁束を吸収することにより、軸方向上側に配置される磁気ヘッド(図示せず)および記録ディスクに影響を与えないようにする。またシールド板110で使用される鋼板は、ステンレス鋼等の耐蝕性の優れた鋼板が好ましい。これにより、あらゆる環境下で信頼性の高いモータを提供することができる。
また第一平坦部71aから傾斜部71bに渡り巻線72が巻回されており、この巻線72のロータハブ30の記録ディスク載置部32bの下側に位置する第一平坦部71aの内周部と傾斜部では、より多くの巻線72が巻回されており、記録ディスク載置部32bと軸方向に微少間隙92を形成している。この部分には、シールド板110は、ロータハブ30と接触する可能性があるため、配置されない。そのため、このシールド板110の分だけより多くの巻線72を巻回することができる。これにより、より低消費電流化を図ることができる。またこの部分の巻線72より発生する磁束は、ロータハブ30の記録ディスク載置部32bに流れるので、シールド板110が配置されなくても、記録ディスクおよび磁気ヘッドには磁束の影響はない。
<記録ディスク駆動装置>
本発明に係る記録ディスク駆動装置200の実施例の一形態に関して図3を参照して説明する。図3は記録ディスク駆動装置1の模式断面図である。
記録ディスク駆動装置200は、矩形状をしたハウジング210(本実施例ではモータベース80となる)からなり、ハウジング210の内部は、塵・埃等が極度に少ないクリーンな空間を形成しており、その内部には、情報を記録する円板状のハードディスク220が装着されたスピンドルモータ230が配設されている。なお、このハウジング210とモータベース80は別体であってもよい。
また、ハウジング210の内部には、ハードディスク220に対して情報を読み書きするヘッド移動機構240が配置され、このヘッド移動機構240は、ハードディスク220上の情報を読み書きする磁気ヘッド241、この磁気ヘッド241を支えるアーム242および磁気ヘッド241およびアーム242をハードディスク220上の所要の位置に移動させるアクチュエータ部243により構成される。
このような記録ディスク駆動装置200のスピンドルモータ230として、本願発明のスピンドルモータを適用することで、十分な機能を確保した上で記録ディスク駆動装置1の小型且、薄型化および低消費電力化を実現でき、電池寿命の長い記録ディスク駆動装置を提供することができる。
以上、本発明の実施例について記述したが、本発明はこれに限定されることなく、種々の変形が可能である。
例えば、本発明の実施例では、動圧発生溝11、12をスリーブ10側に設けたが、これに限定されることなく、軸体33側に設けてもよい。そして動圧発生溝14をスリーブ10側に設けたが、これに限定されることなく、キャップ40側に設けてもよい。また動圧発生溝23をハウジング20側に設けたがこれに限定されることなく、ロータハブ30の蓋部34側に設けてもよい。
また本発明の実施例では、ハウジング20とモータベース80とは別体にて形成されているが、これに限定されることなく、ハウジング20とモータベース80とは一体的に成形されていてもよい。
本発明に係るスピンドルモータの実施例の一形態における模式断面図である 図1の点線円の拡大図である 本発明に係る記録ディスク駆動装置の実施例の一形態における模式断面図である 従来におけるスピンドルモータの実施例の模式断面図である
符号の説明
10 スリーブ
13 下端面
15 上端面
20 ハウジング
21 上部
22 上端面
23 下部
30 ロータハブ
31 内側円筒部
32 外側円筒部
32a 突部
32b 記録ディスク載置部
33 軸体部
34 蓋部
35 段部
40 キャップ
50 プレート
60 ロータマグネット
61 上端面
62 下端面
70 ステータ
71 ティース
71a 第一平坦部
71b 傾斜部
71c 第二平坦部
72 巻線
73 コアバック
80 モータベース
83 開口穴
90、91、92 微少間隙
100 薄板
110 シールド板
111 内周縁
200 記録ディスク駆動装置


























Claims (13)

  1. モータベースと、
    モータベースに対し軸受装置を介して回転自在に支持され、中心孔を有する記録ディスクを載置する半径方向外側に突出した載置部および該記録ディスクの中心孔に挿通する円筒部が設けられ、該記録ディスクと同心に回転するロータハブと、
    該ロータハブに同心状に固着されたロータマグネットと、
    前記モータベースに支持され、該ロータマグネットの外周面に半径方向に微少間隙を介して対向するステータと、
    を具備し、
    前記ロータマグネットの外周面は、前記円筒部より半径方向内側となるように配置され、かつ前記ロータマグネットの軸方向一端面側の面の高さは、前記載置部の軸方向他端面側の面の最下部と同等、若しくは軸方向一端面側になるように配置されることを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 前記ステータは、半径方向内側に向い放射状に伸びる複数のティースと、該ティースに巻回される巻線と、各前記ティースを連結するコアバックから形成され、前記ティースの内周面は、前記ロータハブの前記円筒部より半径方向内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記マグネットの軸方向他端面側の面と該面に軸方向に対向する前記モータベースの軸方向一端面側の面との間隙が0.25mm以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  4. 前記ティースは、半径方向外側より順に、第1平坦部、傾斜部、および第二平坦部から形成され、該傾斜部は半径方向内側に向うに従い軸方向一端側に傾斜することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  5. 前記モータベースの前記ステータの配置部には、該ステータを収容する貫通穴が設けられており、前記モータベースの軸方向他端面側の面には、該貫通穴を覆う薄板が固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  6. 前記ロータハブの前記載置部の軸方向他端側に配置される前記ステータの前記巻線の巻回厚さは、前記載置部より半径方向外側にある前記巻線の巻回厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  7. 前記ロータハブと前記マグネットとは軸方向に当接され、その当接部分には段部が設けられ、該段部の半径方向厚さは前記マグネットの半径方向厚さの1/3以下であり、かつ該段部は前記マグネットの内周縁側に当接されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  8. 前記段部で当接された部分以外の軸方向間隙は、0.02mm以上であることを特徴とする請求項7に記載のスピンドルモータ。
  9. 前記ロータハブは磁性体にて作製されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  10. 前記巻線の一端側には、前記巻線と絶縁部材を介して当接し、前記載置部と半径方向に対向して微少間隙を形成するように磁性体の鋼板である磁気シールド板が固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  11. 前記軸受部の少なくとも一部は多孔質部材にて形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  12. 前記モータベースの最も軸方向他端面側の面から、ロータハブの最も軸方向一端面側の面までの高さが5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のスピンドルモータ。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のスピンドルモータを搭載することを特徴とする記録ディスク駆動装置。

























JP2005040187A 2005-02-17 2005-02-17 スピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置 Withdrawn JP2006230095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040187A JP2006230095A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 スピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040187A JP2006230095A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 スピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006230095A true JP2006230095A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36990938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005040187A Withdrawn JP2006230095A (ja) 2005-02-17 2005-02-17 スピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006230095A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130050870A1 (en) * 2011-08-23 2013-02-28 Nidec Corporation Spindle motor and disk drive apparatus
JP2014039452A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd スピンドルモータ及びディスク駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05316703A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Fuji Electric Co Ltd スピンドルモータ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05316703A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Fuji Electric Co Ltd スピンドルモータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130050870A1 (en) * 2011-08-23 2013-02-28 Nidec Corporation Spindle motor and disk drive apparatus
US8867165B2 (en) 2011-08-23 2014-10-21 Nidec Corporation Spindle motor and disk drive apparatus
JP2014039452A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd スピンドルモータ及びディスク駆動装置
US8705203B2 (en) 2012-08-17 2014-04-22 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Spindle motor and disk driving device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5233854B2 (ja) 軸受装置、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置
JP5160778B2 (ja) 多機能構成要素を備えたモータ組立体
JP2006296079A (ja) 薄型スピンドルモータ
US9842620B2 (en) Spindle motor including sealing member and shaft portion, and disk drive apparatus provided with same
JP5545582B2 (ja) スピンドルモータ及びこれを含むハードディスクドライブ
US20080012443A1 (en) Motor and disk drive including the same
JP2006226388A (ja) 軸受機構、軸受機構を用いたスピンドルモータおよびスピンドルモータを搭載した記録ディスク駆動装置
JP2015039292A (ja) ディスク駆動装置
KR100733259B1 (ko) 다수의 실링부를 갖는 스핀들모터
JP2011099518A (ja) 流体動圧軸受、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置
CN102386738B (zh) 包含肋部的主轴电机和盘片驱动装置
JP2015056908A (ja) スピンドルモータおよびディスク駆動装置
JP2008092790A (ja) モータ及び同モータを備えたディスク駆動装置
JP5958037B2 (ja) スピンドルモータおよびディスク駆動装置
US20060103248A1 (en) Spindle Motor and Recording Disk Driving Device Including the Same
JP2017089708A (ja) 軸受装置、スピンドルモータおよびディスク駆動装置
KR101412886B1 (ko) 스핀들 모터 및 이를 포함하는 하드 디스크 드라이브
JP2006325279A (ja) ブラシレスモータ
JP2006170431A (ja) 流体動圧軸受装置およびこの動圧軸受装置を搭載したスピンドルモータ並びに記録ディスク駆動装置
JP2006230095A (ja) スピンドルモータおよび記録ディスク駆動装置
US20130216166A1 (en) Rotating device
JP2019097344A (ja) モータ
US20090022436A1 (en) Bearing unit, motor and disk drive apparatus with the bearing unit
US10612584B2 (en) Fluid dynamic bearing device, motor, and disk drive device
US20060220480A1 (en) Motor and recording medium drive device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20101104