JP2017089708A - 軸受装置、スピンドルモータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

軸受装置、スピンドルモータおよびディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】気泡が動圧発生部付近へ滞留するのを抑制する。【解決手段】軸受装置は、柱状部511、環状部512および筒部513を有するシャフト部51と、柱状部の外側かつ筒部の内側に配置されるスリーブ部52と、シャフト部およびスリーブ部の間に介在する流体とにより構成される。環状部の軸方向一方側端面とスリーブ部の軸方向他方側端面との間にスラスト動圧部62が形成され、筒部の内周面とスリーブ部の外周面との間にシール部63が形成される。スラスト動圧部には流体が充填され、シール部に流体の界面が配置される。スラスト動圧部は、スラスト動圧溝が設けられた動圧発生部621と、動圧発生部の外側において円環状の環状溝73が設けられた中間部622と、環状溝の外側において排出溝が設けられた排出部623とを有する。環状溝の深さはシール部の径方向の最小幅よりも小さい。【選択図】図4

Description

本発明は、軸受装置、スピンドルモータおよびディスク駆動装置に関する。
ハードディスク装置や光ディスク装置には、ディスクを回転させるためのスピンドルモータが搭載されている。スピンドルモータは、装置のハウジングに固定される静止部と、ディスクを支持しながら回転する回転部とを有する。スピンドルモータは、静止部と回転部との間に発生する磁束により中心軸を中心としたトルクを発生させ、静止部に対して回転部を回転させる。
静止部に対して回転部を回転可能に支持するための軸受装置として、例えば、流体動圧軸受装置が用いられる。流体動圧軸受装置を有する従来のスピンドルモータについては、例えば、特開2004−270820号公報に記載されている。
特開2004−270820号公報
流体動圧軸受装置では、静止部側の部材または回転部側の部材に動圧溝が設けられた動圧発生部が備えられる。これにより、回転部が回転すると、静止部側の部材と回転部側の部材との間に介在する流体に動圧が発生する。その結果、静止部に対して回転部を支持する支持力が発生する。このような流体動圧軸受装置において、回転部の回転時には、流体内に気泡が巻き込まれたり、流体の圧力変化により気泡が発生したりする虞がある。気泡が動圧発生部付近に滞留すると、動圧発生部において生じる動圧が安定しない虞がある。
本発明の目的は、流体動圧軸受装置において、気泡が動圧発生部付近に滞留するのを抑制する技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、シャフト部と、スリーブ部と、前記シャフト部および前記スリーブ部の間に介在する流体とにより構成される軸受装置であって、前記シャフト部は、中心軸に沿って延びる柱状部と、前記柱状部から径方向外側に延びる環状部と、前記環状部から軸方向一方側に延びる筒部と、を有し、前記スリーブ部は、前記柱状部の径方向外側かつ前記筒部の径方向内側であって、前記環状部の軸方向一方側に配置され、前記シャフト部と前記スリーブ部との間には、前記柱状部の外周面と、前記スリーブ部の内周面との間隙に形成されるラジアル動圧部と、前記環状部の軸方向一方側端面である第1スラスト面と、前記スリーブ部の軸方向他方側端面である第2スラスト面との間隙に形成されるスラスト動圧部と、前記筒部の内周面と、前記スリーブ部の外周面との間隙に形成されるシール部と、が備えられ、前記ラジアル動圧部および前記スラスト動圧部には、前記流体が充填され、前記シール部に、前記流体の界面が配置され、前記スラスト動圧部は、径方向内側から径方向外側へ延びる複数のスラスト動圧溝が前記第1スラスト面または前記第2スラスト面に設けられた、動圧発生部と、前記動圧発生部の径方向外側に配置され、前記中心軸を中心とした円環状の環状溝が前記第1スラスト面または前記第2スラスト面に設けられた、中間部と、前記環状溝の径方向外側に配置され、径方向内側から径方向外側へ延びる複数の排出溝が前記第1スラスト面または前記第2スラスト面に設けられた、排出部と、を有し、前記環状溝の深さは、前記シール部の径方向の最小幅よりも小さい。
本願の例示的な第1発明によれば、気泡が動圧発生部付近に滞留するのを抑制できる。
図1は、第1実施形態に係るディスク駆動装置の縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係るスピンドルモータの縦断面図である。 図3は、第1実施形態に係るスピンドルモータの部分縦断面図である。 図4は、第1実施形態に係るスピンドルモータの部分縦断面図である。 図5は、第1実施形態に係るスリーブの上面図である。 図6は、変形例に係るスピンドルモータの部分断面図である。 図7は、変形例に係るスピンドルモータの部分断面図である。 図8は、変形例に係るスピンドルモータの部分断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、スピンドルモータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、スピンドルモータの中心軸に直交する方向を「径方向」、スピンドルモータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ベース部に対して電機子側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るスピンドルモータおよびディスク駆動装置の使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
<1−1.ディスク駆動装置の構成>
図1は、第1実施形態に係るディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、例えば、磁気ディスク12を回転させ、磁気ディスク12に対して情報の読み出しおよび書き込みを行う装置である。図1に示すように、ディスク駆動装置1は、スピンドルモータ11、磁気ディスク12、アクセス部13およびハウジング10を有する。
スピンドルモータ11は、磁気ディスク12を支持しながら、中心軸9を中心として磁気ディスク12を回転させる。スピンドルモータ11は、中心軸9に直交する方向に広がるベース部21を有する。
アクセス部13は、磁気ディスク12の記録面に沿ってヘッド131を移動させて、磁気ディスク12に対する情報の読み出しおよび書き込みを行う。
ハウジング10は、ベース部21と一体に形成されたハウジング本体14と、ハウジング本体14の上部を覆うカバー15とを有する。ハウジング本体14は、スピンドルモータ11の回転部3、磁気ディスク12およびアクセス部13の下側において中心軸9に直交する方向に拡がる底部141と、底部141の周囲から上方へ延びる壁部142とを有する。ハウジング10の内部には、スピンドルモータ11の回転部3、磁気ディスク12、およびアクセス部13が、収容される。
なお、ディスク駆動装置1は、2枚以上の磁気ディスク12を有するものであってもよい。また、アクセス部13は、磁気ディスク12に対して、情報の読み出しおよび書き込みの一方のみを行うものであってもよい。
<1−2.スピンドルモータの構成>
次に、スピンドルモータ11の構成について、説明する。図2は、スピンドルモータ11の縦断面図である。図3は、スピンドルモータ11の部分縦断面図である。
図1に示すように、スピンドルモータ11は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、ハウジング10に対して、相対的に静止している。回転部3は、静止部2に対して、回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、図2に示すように、ベース部21、電機子22、静止軸受ユニット23、および、回路基板24を有する。
ベース部21は、回転部3の下側において、中心軸9に対して直交する方向に拡がっている。図1に示すように、ベース部21は、ハウジング本体14の底部141の一部である。ハウジング本体14は、例えば、金属の板材をプレス加工することにより形成される。ただし、ハウジング本体14は、鋳造や切削等の他の工法により形成されてもよい。
図2に示すように、ベース部21は、円筒部211および底板部212を有する。円筒部211は、中心軸9を中心として上下に延びる円筒状の部位である。円筒部211の内周面には、静止軸受ユニット23の後述するスリーブ231が固定される。底板部212は、円筒部211の下端部から径方向外側へ拡がる板状の部位である。底板部212の上側には、電機子22および回転部3の一部が配置される。
電機子22は、ステータコア41と、複数のコイル42とを有する。ステータコア41は、例えば、珪素鋼板等の電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア41は、円筒部211の外周面に、固定される。また、ステータコア41は、径方向外側へ向けて突出した複数のティース411を有する。複数のティース411は、好ましくは、周方向に略等間隔に配列される。コイル42は、各ティース411の周囲に巻かれた導線により構成される。
静止軸受ユニット23は、スリーブ231とキャップ232とを有する。スリーブ231は、後述するシャフト31の周囲において、軸方向に略円筒状に延びている。スリーブ231の下部は、ベース部21の円筒部211の径方向内側に収容され、例えば接着剤で、円筒部211に固定される。スリーブ231の内周面は、シャフト31の外周面と、径方向に対向する。キャップ232は、スリーブ231の下部の開口を塞ぐ。なお、スリーブ231は、複数の部品で構成されていてもよい。
回路基板24は、ベース部21の底板部212の下面に配置される。本実施形態の回路基板24には、可撓性を有するフレキシブルプリント基板が使用されている。回路基板24は、コイル42を構成する導線と電気的に接続される。コイル42には、回路基板24を介して駆動電流が供給される。
回転部3は、上下に延びる中心軸9を中心として、回転可能に支持されている。本実施形態の回転部3は、シャフト31、ハブ32、環状部材33、およびマグネット34を有する。
シャフト31は、スリーブ231の径方向内側において、軸方向に延びる略円柱状の部材である。シャフト31の材料には、例えば、強磁性または非磁性のステンレス鋼等の金属が使用される。シャフト31の上端部は、スリーブ231の上面より上側へ突出している。
ハブ32は、ハブ本体部321と、環状突起322と、マグネット固定部323とを有する。ハブ本体部321は、シャフト31の上端部の周縁部から、径方向外側へ向けて拡がる。環状突起322は、スリーブ231の径方向外側において、ハブ本体部321の下面から下方へ向けて突出する。環状突起322は、中心軸9を中心として上下に略円筒状に延びる。環状突起322の内周面には、環状部材33が固定される。環状部材33の内周面は、スリーブ231の外周面と、径方向に対向する。
マグネット固定部323は、電機子22の径方向外側において、ハブ本体部321の下面から下方へ向けて突出する。マグネット固定部323の内周面は、中心軸9を中心として上下に延びる略円筒状の面である。マグネット固定部323の内周面には、マグネット34が固定される。
また、ハブ本体部321は、略円筒状の第1保持面324と、第1保持面324の下端部から径方向外側へ拡がる第2保持面325とを有する。磁気ディスク12の内周部は、第1保持面324の少なくとも一部分に接触する。また、磁気ディスク12の下面は、第2保持面325の少なくとも一部分に接触する。これにより、磁気ディスク12が保持される。
シャフト31、ハブ32、および環状部材33と、静止軸受ユニット23との間には、潤滑流体50が介在している。シャフト31、ハブ32、および環状部材33は、静止軸受ユニット23に対して、潤滑流体50を介して、回転可能に支持されている。すなわち、本実施形態では、静止部2側の部品であるスリーブ231およびキャップ232と、回転部3側の部品であるシャフト31、ハブ32、および環状部材33と、これらの間に介在する潤滑流体50とで、軸受機構5が構成されている。軸受機構5の詳細な構造については、後述する。
マグネット34は、電機子22の径方向外側において、ハブ32のマグネット固定部323に固定されている。本実施形態のマグネット34は、円環状に形成されている。マグネット34の内周面は、複数のティース411の径方向外側の端面と、径方向に対向する。また、マグネット34の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されている。
なお、円環状のマグネット34に代えて、複数のマグネットが使用されていてもよい。複数のマグネットを使用する場合には、N極とS極とが交互に並ぶように、複数のマグネットを周方向に配列すればよい。
このようなスピンドルモータ11において、回路基板24を介してコイル42に駆動電流を供給すると、複数のティース411に磁束が生じる。そして、ティース411とマグネット34との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。ハブ32に支持された磁気ディスク12は、回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。
<1−3.流体動圧軸受装置について>
続いて、スピンドルモータ11が有する軸受機構5の構成について、説明する。図3および図4は、軸受機構5付近におけるスピンドルモータ11の部分縦断面図である。図5は、スリーブ231の上面図である。この軸受機構5は、流動圧軸受装置である。なお、図3および図4において、スラスト動圧溝および排出溝の底面位置が破線で示されている。また、図5において、スリーブ231の上端面から下方に凹む溝状の領域が、斜線で示されている。
図2〜図4に示すように、軸受機構5は、シャフト部51と、スリーブ部52と、シャフト部51およびスリーブ部52の間に介在する潤滑流体50とにより構成される。潤滑流体50には、例えば、ポリオールエステル系オイルやジエステル系オイルが使用される。
前述の通り、このスピンドルモータ11では、シャフト31、ハブ32、および環状部材33と、静止軸受ユニット23との間には、潤滑流体50が介在している。すなわち、本実施形態では、シャフト部51は、シャフト31、ハブ32の一部、および環状部材33により構成される。また、スリーブ部52は、静止軸受ユニット23のスリーブ231により構成される。
シャフト部51は、中心軸9に沿って延びる柱状部511と、柱状部511から径方向外側に延びる環状部512と、環状部512から軸方向一方側(本実施形態では下側)に延びる筒部513とを有する。柱状部511は、シャフト31により構成される。環状部512は、ハブ32のハブ本体部321のうち、環状突起322よりも径方向内側の部位により構成される。筒部513は、ハブ32の環状突起322および環状部材33により構成される。
本実施形態のシャフト部51は、複数の部材により構成されるが、本発明はこれに限られない。シャフト部51は、柱状部511、環状部512および筒部513が、単一の部材により一体に形成されたものでもよい。
スリーブ部52は、柱状部511の径方向外側かつ筒部513の径方向内側であって、環状部512の軸方向一方側(下側)に配置される。潤滑流体50の液面は、スリーブ部52と筒部513との間に配置される。
図3〜図5に示すように、スリーブ部52は、上下方向に延びる連通孔521を有する。連通孔521は、スリーブ部52の軸方向他方側(上側)端面に配置される第1開口522と、スリーブ部52の軸方向一方側(下側)端面に配置される第2開口523とを有する。連通孔521の内部には、潤滑流体50が充填される。
本実施形態のスピンドルモータ11は、軸回転型のモータである。このため、図2に示すように、静止部2が軸受機構5のスリーブ部52と電機子22とを有し、回転部3が軸受機構5のシャフト部51とマグネット34とを有する。シャフト部51は、スリーブ部52に対して潤滑流体50を介して回転可能に支持される。これにより、回転部3は、中心軸9を介して静止部2に対して回転可能に支持される。
図3に示すように、シャフト部51とスリーブ部52との間には、ラジアル動圧部61と、スラスト動圧部62と、シール部63とが備えられる。
ラジアル動圧部61は、柱状部511の外周面と、スリーブ部52の内周面との間隙に形成される。ラジアル動圧部61には、潤滑流体50が充填される。柱状部511の外周面には、ヘリングボーン状のラジアル動圧溝列71が、上下2段に設けられている。
スピンドルモータ11の駆動時には、スリーブ部52に対してシャフト部51が回転する。このとき、ラジアル動圧溝列71は、柱状部511の外周面と、スリーブ部52の内周面との間に位置する潤滑流体50に、動圧を誘起する。これにより、シャフト部51は、スリーブ部52に対して径方向に支持される。なお、ラジアル動圧溝列71は、柱状部511の外周面と、スリーブ部52の内周面の、少なくとも一方に設けられればよい。
スラスト動圧部62は、環状部512の軸方向一方側(下側)端面である第1スラスト面510と、スリーブ部52の軸方向他方側(上側)端面である第2スラスト面520との間に形成される。スラスト動圧部62には、潤滑流体50が充填される。
図5に示すように、第2スラスト面520には、スパイラル状のスラスト動圧溝列72と、環状溝73と、スパイラル状の排出溝列74とが設けられる。スラスト動圧溝列72は、径方向内側から径方向外側へ延びる複数のスラスト動圧溝721により構成される。環状溝73は、中心軸9を中心とした円環状の溝である。環状溝73は、スラスト動圧溝列72の径方向外側かつ排出溝列74の径方向内側に配置される。排出溝列74は、径方向内側から径方向外側へ延びる複数の排出溝741により構成される。排出溝列74は、スラスト動圧溝列72および環状溝73の径方向外側に配置される。
これにより、スラスト動圧部62は、動圧発生部621と、中間部622と、排出部623とを有する。動圧発生部621は、第1スラスト面510と、第2スラスト面520のうちスラスト動圧溝列72が配置される円環状の部位との間に形成される。中間部622は、第1スラスト面510と、第2スラスト面520のうち環状溝73が配置される円環状の部位との間に形成される。排出部623は、第1スラスト面510と、第2スラスト面520のうち排出溝列74が配置される円環状の部位との間に形成される。
スピンドルモータ11の駆動時には、スラスト動圧溝列72は、動圧発生部621に位置する潤滑流体50に、動圧を誘起する。動圧発生部621において発生する動圧により、シャフト部51は、スリーブ部52に対して軸方向に支持される。
また、スピンドルモータ11の駆動時には、排出溝列74は、排出部623に位置する潤滑流体50に動圧を誘起する。なお、排出部623において発生する動圧は、動圧発生部621において発生する動圧よりも小さい。
なお、本実施形態では、動圧発生部621、中間部622および排出部623をそれぞれ構成するスラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74が、いずれも第2スラスト面520に配置されたが、本発明はこれに限られない。スラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74は、それぞれ、第1スラスト面510または第2スラスト面520に配置されていればよい。
シール部63は、筒部513の内周面と、スリーブ部52の外周面との間に形成される。シール部63の径方向の幅は、下方へ向かうにつれて漸次に拡大する。シール部63には、潤滑流体50の界面が配置される。
スピンドルモータ11の駆動時には、潤滑流体50の界面付近において潤滑流体50内に気泡が巻き込まれたり、潤滑流体50の圧力変化により潤滑流体50内に気泡が発生する場合がある。このような気泡が、動圧発生部621へ引き込まれると、動圧発生部621において生じる動圧の圧力が不安定となる。
この軸受機構5では、動圧発生部621と排出部623との間に、環状溝73を有する中間部622が設けられている。環状溝73が配置されていることにより、中間部622において、第1スラスト面510と第2スラスト面520の間隔を広くとれる。このため、中間部622には、気泡が滞留しやすい。したがって、気泡は、動圧発生部621よりも中間部622へと溜まりやすい。その結果、スラスト動圧部62に気泡が存在する場合に、当該気泡が動圧発生部621付近に滞留するのが抑制される。
中間部622内に滞留する気泡は、排出部623内に生じる潤滑流体50の流れに乗ってシール部63から潤滑流体50の外部へと排出される。図4に示すように、この軸受機構5では、環状溝73の軸方向の深さD1は、シール部63の径方向の最小幅D2よりも小さい。このように、シール部63の径方向の幅を十分大きくすることにより、排出部623内に生じる潤滑流体50の流れに乗って移動する気泡が、シール部63内の界面へと向かいやすい。したがって、スラスト動圧部62内の気泡が潤滑流体50の外部へと排出されやすくなる。
本実施形態では、スラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74がいずれも、第2スラスト面520に設けられる。これらのスラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74を同じ面に配置することにより、スラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74の加工工程を行いやすい。したがって、スピンドルモータ11の製造効率を向上できる。
なお、スラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74がいずれも、第1スラスト面510に設けられてもよい。また、スラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74のうち、少なくとも1つが第1スラスト面510に設けられ、残りの少なくとも1つが第2スラスト面520に設けられてもよい。
図3〜図5に示すように、第2スラスト面520に配置される第1開口522は、その少なくとも一部が、環状溝73と軸方向に重なる。これにより、連通孔521を介してスラスト動圧部62内に気泡が移動してきた場合に、当該気泡が中間部622へと向かいやすい。これにより、当該気泡が動圧発生部621内へと引き込まれるのが抑制される。
さらに、本実施形態では、第1開口522は、動圧発生部621よりも径方向外側に配置される。これにより、連通孔521を介してスラスト動圧部62内に気泡が移動してきた場合に、当該気泡が動圧発生部621内に引き込まれるのがより抑制される。
図4に示すように、本実施形態では、中間部622における第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔D3は、シール部63の径方向の最小幅D2よりも小さい。このように、シール部63の径方向の幅をより大きくすることにより、排出部623内に生じる潤滑流体50の流れに乗って移動する気泡が、シール部63内の界面へと向かいやすい。したがって、スラスト動圧部62内の気泡が潤滑流体50の外部へと排出されやすくなる。
なお、「第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔」とは、スピンドルモータ11の駆動時における第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔をいう。スピンドルモータ11の駆動時には、シャフト部51を含む回転部3が回転することにより、スラスト動圧部62に動圧力が発生し、スリーブ部52に対してシャフト部51が浮き上がる。このため、スピンドルモータ11の駆動時における第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔は、スピンドルモータ11の停止時における第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔よりも大きい。
また、図4に示すように、環状溝73の軸方向の深さD1は、スラスト動圧溝721の軸方向の深さD4および排出溝741の軸方向の深さD5よりも深い。環状溝73の深さD1がスラスト動圧溝721の深さD4よりも深いことにより、動圧発生部621から中間部622へ潤滑流体50が流動しやすくなる。これにより、万が一動圧発生部621内に気泡が存在する場合であっても、気泡が中間部622へと移動しやすい。これにより、動圧発生部621付近に気泡が滞留するのが抑制される。
一方、環状溝73の深さD1が排出溝741の深さD5よりも深いことにより、中間部622と排出部623との間において潤滑流体50が流動しやすくなる。これにより、中間部622から排出部623へと気泡が移動しやすくなる。したがって、スラスト動圧部62内の気泡がシール部63内の界面から潤滑流体50の外部へと排出されやすくなる。
また、図4に示すように、動圧発生部621における第1スラスト面510の軸方向の位置が、中間部622および排出部623における第1スラスト面510の軸方向の位置よりも下方に配置される。すなわち、第1スラスト面510は、軸方向の位置が切り替わる段差を有する。
これにより、動圧発生部621における第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔D6は、排出部623における第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔D7よりも小さい。このように、動圧発生部621において第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔D6を小さくすることにより、動圧発生部621において発生する動圧を高めることができる。
一方、排出部623において第1スラスト面510および第2スラスト面520の軸方向の間隔D7を大きくすることにより、排出部623において気泡が移動しやすくなる。これにより、中間部622から排出部623を介してシール部63へと気泡が移動しやすくなる。したがって、スラスト動圧部62内の気泡がシール部63内の界面から潤滑流体50の外部へと排出されやすくなる。
本実施形態では、図5に示すように、排出溝列74に含まれる排出溝741はそれぞれ、その径方向内端が環状溝73と繋がる。このように、排出溝741の少なくとも1つの径方向内端が環状溝73と繋がることにより、環状溝73内の気泡が排出溝741を介してシール部63へと移動しやすい。したがって、環状溝73内の気泡が潤滑流体50の外部へと排出されやすくなる。
本実施形態では、動圧発生部621の外径(直径)L1は、4.7ミリメートルである。中間部622の径方向の幅、すなわち、環状溝73の径方向の幅L2は、0.2ミリメートルである。このように、動圧発生部621の外径L1が4.0ミリメートル以上、かつ、5.5ミリメートル以下である場合、環状溝73の径方向の幅L2は、0.1ミリメートル以上、かつ、0.5ミリメートル以下であることが好ましい。
また、環状溝73の深さD1は、30マイクロメートル以上、かつ、65マイクロメートル以下であることが好ましい。スラスト動圧溝721の深さD4は、10マイクロメートル以上、かつ、20マイクロメートル以下であることが好ましい。排出溝741の深さD5は、15マイクロメートル以上、かつ、40マイクロメートル以下であることが好ましい。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図6は、一変形例に係るスピンドルモータ11Aの部分縦断面図である。図6の例では、動圧発生部621Aにおける第2スラスト面520Aの軸方向の位置が、排出部623Aにおける第2スラスト面520Aの軸方向の位置よりも上方に配置される。すなわち、第2スラスト面520Aは、軸方向の位置が切り替わる段差を有する。これにより、動圧発生部621Aにおける第1スラスト面510Aおよび第2スラスト面520Aの軸方向の間隔D6Aは、排出部623Aにおける第1スラスト面510Aおよび第2スラスト面520Aの軸方向の間隔D7Aよりも小さい。
上記の実施形態では、第1スラスト面510に段差を設け、第2スラスト面520にスラスト動圧溝列72、環状溝73および排出溝列74を設けていた。しかしながら、図6の例のように、第2スラスト面520Aにスラスト動圧溝列72A、環状溝73Aおよび排出溝列74Aと、段差とを設けてもよい。
図7は、他の変形例に係るスピンドルモータ11Bの部分断面図である。図7の例では、第1スラスト面520Bにスラスト動圧溝列72B、環状溝73Bおよび排出溝列74Bが設けられる。また、動圧発生部621Bにおける第2スラスト面520Bの軸方向の位置が、中間部622Bおよび排出部623Bにおける第2スラスト面520Bの軸方向の位置よりも上方に配置される。すなわち、第2スラスト面510Bは、軸方向の位置が切り替わる段差を有する。
図7の例のように、第1スラスト面510Bにスラスト動圧溝列72B、環状溝73Bおよび排出溝列74Bを設け、第2スラスト面520Bに段差を設けてもよい。
図8は、他の変形例に係るスピンドルモータ11Cの部分断面図である。図8の例では、第1スラスト面510Cにスラスト動圧溝列72C、環状溝73Cおよび排出溝列74Cが設けられている。また、動圧発生部621Cにおける第1スラスト面510Cの軸方向の位置が、排出部623Cにおける第1スラスト面510Cの軸方向の位置よりも下方に配置される。すなわち、第1スラスト面510Cは、軸方向の位置が切り替わる段差を有する。
図8の例のように、第1スラスト面510Cにスラスト動圧溝列72C、環状溝73Cおよび排出溝列74Cと、段差とを設けてもよい。
また、上記の実施形態および変形例では、スラスト動圧溝列、環状溝および排出溝列が全て、第1スラスト面および第2スラスト面の一方に設けられていたが、本発明はこの限りではない。スラスト動圧溝列、環状溝および排出溝列のいずれかが第1スラスト面に設けられ、残りが第2スラスト面に設けられてもよい。
上記の実施形態および変形例は、軸回転型のスピンドルモータであったが、本発明はこの限りではない。軸固定型のスピンドルモータに本発明の軸受機構を適用してもよい。軸固定型のスピンドルモータでは、静止部がシャフト部と電機子とを有し、回転部がスリーブ部とマグネットとを有する。そして、スリーブ部が、シャフト部に対して潤滑流体を介して回転可能に支持される。
また、各部品の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、軸受装置、スピンドルモータおよびディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
2 静止部
3 回転部
5 軸受機構
9 中心軸
10 ハウジング
11,11A,11B,11C スピンドルモータ
12 磁気ディスク
13 アクセス部
22 電機子
31 シャフト
32 ハブ
33 環状部材
34 マグネット
50 潤滑流体
51 シャフト部
52 スリーブ部
61 ラジアル動圧部
62 スラスト動圧部
63 シール部
71 ラジアル動圧溝列
72,72A,72B,72C スラスト動圧溝列
73,73A,73B,73C 環状溝
74,74A,74B,74C 排出溝列
231 スリーブ
321 ハブ本体部
322 環状突起
510,510A,510B 第1スラスト面
511 柱状部
512 環状部
513 筒部
520,520A,520B,520C 第2スラスト面
521 連通孔
522 第1開口
523 第2開口
621,621A,621B,621C 動圧発生部
622,622B 中間部
623,623A,623B,623C 排出部
721 スラスト動圧溝
741 排出溝

Claims (14)

  1. シャフト部と、スリーブ部と、前記シャフト部および前記スリーブ部の間に介在する流体とにより構成される軸受装置であって、
    前記シャフト部は、
    中心軸に沿って延びる柱状部と、
    前記柱状部から径方向外側に延びる環状部と、
    前記環状部から軸方向一方側に延びる筒部と、
    を有し、
    前記スリーブ部は、前記柱状部の径方向外側かつ前記筒部の径方向内側であって、前記環状部の軸方向一方側に配置され、
    前記シャフト部と前記スリーブ部との間には、
    前記柱状部の外周面と、前記スリーブ部の内周面との間隙に形成されるラジアル動圧部と、
    前記環状部の軸方向一方側端面である第1スラスト面と、前記スリーブ部の軸方向他方側端面である第2スラスト面との間隙に形成されるスラスト動圧部と、
    前記筒部の内周面と、前記スリーブ部の外周面との間隙に形成されるシール部と、
    が備えられ、
    前記ラジアル動圧部および前記スラスト動圧部には、前記流体が充填され、
    前記シール部に、前記流体の界面が配置され、
    前記スラスト動圧部は、
    径方向内側から径方向外側へ延びる複数のスラスト動圧溝が前記第1スラスト面または前記第2スラスト面に設けられた、動圧発生部と、
    前記動圧発生部の径方向外側に配置され、前記中心軸を中心とした円環状の環状溝が前記第1スラスト面または前記第2スラスト面に設けられた、中間部と、
    前記環状溝の径方向外側に配置され、径方向内側から径方向外側へ延びる複数の排出溝が前記第1スラスト面または前記第2スラスト面に設けられた、排出部と、
    を有し、
    前記環状溝の深さは、前記シール部の径方向の最小幅よりも小さい、軸受装置。
  2. 請求項1に記載の軸受装置であって、
    前記スラスト動圧溝、前記環状溝および前記排出溝はいずれも、前記第1スラスト面または前記第2スラスト面の一方に設けられる、軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の軸受装置であって、
    前記スリーブ部は、
    前記第2スラスト面に配置される第1開口と、前記スリーブ部の軸方向一方側端面に配置される第2開口とを有する連通孔
    を有し、
    前記第1開口の少なくとも一部は、前記環状溝と軸方向に重なる、軸受装置。
  4. 請求項3に記載の軸受装置であって、
    前記第1開口は、前記動圧発生部よりも径方向外側に配置される、軸受装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の軸受装置であって、
    前記中間部における前記第1スラスト面および前記第2スラスト面の軸方向の間隔は、前記シール部の径方向の最小幅よりも小さい、軸受装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の軸受装置であって、
    前記排出溝の少なくとも1つは、その径方向内端が前記環状溝と繋がる、軸受装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の軸受装置であって、
    前記環状溝の深さは、前記スラスト動圧溝および前記排出溝の少なくとも一方の深さよりも深い、軸受装置。
  8. 請求項7に記載の軸受装置であって、
    前記環状溝の深さは、前記スラスト動圧溝の深さおよび前記排出溝の深さよりも深い、軸受装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の軸受装置であって、
    前記動圧発生部における前記第1スラスト面および前記第2スラスト面の軸方向の間隔は、前記排出部における前記第1スラスト面および前記第2スラスト面の軸方向の間隔よりも小さい、軸受装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の軸受装置であって、
    前記動圧発生部の外径は、4.0ミリメートル以上、かつ、5.5ミリメートル以下であり、
    前記環状溝の径方向の幅は、0.1ミリメートル以上、かつ、0.5ミリメートル以下である、軸受装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の軸受装置であって、
    前記環状溝の深さは、30マイクロメートル以上、かつ、65マイクロメートル以下であり、
    前記スラスト動圧溝の深さは、10マイクロメートル以上、かつ、20マイクロメートル以下であり、
    前記排出溝の深さは、15マイクロメートル以上、かつ、40マイクロメートル以下である、軸受装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の軸受装置を有するスピンドルモータであって、
    前記スリーブ部および電機子を有する静止部と、
    前記シャフト部およびマグネットを有し、前記中心軸を中心として前記静止部に対して回転可能な回転部と、
    を有するスピンドルモータ。
  13. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の軸受装置を有するスピンドルモータであって、
    前記シャフト部および電機子を有する静止部と、
    前記スリーブ部およびマグネットを有し、前記中心軸を中心として前記静止部に対して回転可能な回転部と、
    を有するスピンドルモータ。
  14. 請求項12または請求項13に記載のスピンドルモータと、
    前記回転部に支持されたディスクに対し、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記回転部および前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を有するディスク駆動装置。
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