JP2003134731A - モータおよびディスク装置 - Google Patents

モータおよびディスク装置

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    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • F16C17/026Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with helical grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure, e.g. herringbone grooves

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータにおける軸受機構の形状精度の低下を
抑制する。 【解決手段】 シャフト21とスリーブ22とにより構
成される流体動圧を利用した軸受機構を有するモータに
おいて、クランプ部4を設ける。クランプ部4は、可撓
部材41および錘部42を有し、可撓部材41は、一端
がロータ本体111に固定され、ロータの静止時に他端
がスリーブ22の外側面に当接するように設けられる。
錘部42は可撓部材41の他端に取り付けられる。ロー
タが高速にて回転すると、錘部42に作用する遠心力に
より可撓部材41が撓んでクランプ部4とスリーブ22
とが非接触状態とされる。これにより、モータの回転性
能を低下させることなく、ロータの静止時にステータと
ロータの位置関係を拘束することができる。その結果、
輸送時等にモータに振動が加わっても軸受機構の形状精
度の低下を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式のモータお
よびモータを用いたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置やスキャナ等に用いられる
電動式のモータでは、従来より、油やエア等の流体によ
る動圧を利用した軸受機構やボールを利用した軸受機構
(以下、「ボール軸受」という。)が用いられている。
【0003】流体動圧を利用した軸受機構を有するモー
タでは、ロータ側の磁石のスラスト方向の中心とステー
タ側の電磁石のスラスト方向の中心とを回転軸方向に関
してほぼ一致させることにより、コギングトルク等のモ
ータ特性を向上させていた。一方で、ボール軸受やピボ
ット軸受を用いたモータでは、軸受機構のスラスト方向
の予圧を保持するために電磁石のスラスト方向の中心に
対してロータ側の磁石のスラスト方向の中心をステータ
から離れる方向にずらしたり、強磁性体をステータ側に
配置することにより、シャフトにスラスト方向の力を常
に作用させるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流体動圧を
利用した軸受機構を有するモータでは、シャフトがスリ
ーブに対して回転することにより、シャフトの外側面と
スリーブの内側面との間やシャフトの端部とこれに対向
するスラスト部材との間に流体動圧を生じさせ、シャフ
トがスリーブやスラスト部材に対して非接触とされる。
一方、ロータが静止している状態ではシャフトはスリー
ブやスラスト部材と接触した状態となる。
【0005】したがって、ロータの回転開始直後や停止
直前はシャフトがスリーブやスラスト部材と摺接し、軸
受機構が摩耗したり摩耗粉が発生することとなる。ま
た、モータが輸送される際においてもシャフトがスリー
ブに多数回接触し、軸受機構の形状精度が低下する。形
状精度が低下したり摩耗粉が発生すると、モータの回転
時の音が大きくなったり回転性能が低下することから、
このようなモータがハードディスク等の情報機器に使用
されると、情報機器の静音性が損なわれたり、性能が低
下することとなる。
【0006】ボール軸受を有するモータに関しても、輸
送時の摩耗劣化という点で流体動圧機構を有するモータ
と同様の問題がある。モータが長時間輸送される場合、
ボールとボールを受けるリングとが特定の箇所にて当接
し、繰り返し力が作用する。特に、スラスト方向には大
きな力が繰り返し加わる。その結果、接触箇所に摩耗が
生じて軸受機構の形状精度が低下する恐れがあり、モー
タの回転音を増大させたり回転性能を低下させる要因と
なる。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、ロータの静止時における外力による軸受機構の形状
精度の低下を抑制することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電動式のモータであって、ステータと、ロータと、
前記ロータを前記ステータに対して回転可能に支持する
軸受機構と、前記ロータを前記ステータに対して回転さ
せる駆動機構と、前記ロータ側の部位に取り付けられた
弾性部を有する拘束機構とを備え、前記ロータの静止時
に前記拘束機構の当接部が前記ステータ側の部位に当接
し、前記ロータの回転時に少なくとも遠心力の作用に起
因して前記弾性部が変形することにより前記当接部が前
記ステータ側の部位から離れる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータであって、前記拘束機構が、前記遠心力が作用
する錘部を有する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のモータであって、前記軸受機構のシャフト部
が前記ロータに取り付けられ、前記シャフト部を支持す
る支持部が前記ステータに取り付けられ、前記ロータの
静止時に前記当接部が前記支持部に当接する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のモータであって、前記弾性部が可
撓性を有する可撓部材であり、前記可撓部材の一端が前
記ロータ側の部位に取り付けられ、他端に前記当接部が
設けられる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のモータであって、前記当接部に流
体動圧発生用のパターンが形成される。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のモータであって、前記当接部が、
前記ステータ側の部位に当接しつつ前記ロータの回転に
従って回転する回転部材を有する。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載のモータであって、前記ステータ側
の部位が、前記ロータの静止時に前記当接部が係合する
ガイドを前記当接部の移動経路に沿って有する。
【0015】請求項8に記載の発明は、情報を記録でき
る円板状の記録媒体が装着されるディスク装置であっ
て、前記記録媒体を収容するハウジングと、前記ハウジ
ング内部に固定されて前記記録媒体を回転させる請求項
1ないし7のいずれかに記載のモータと、前記記録媒体
に対する情報の書き込みまたは読み出しを行うアクセス
手段とを備える。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る電動式のモータ1が取り付けられた一般的なディ
スク装置70の内部構成を示す図である。ディスク装置
70の内部はハウジング71により塵や埃が極度に少な
いクリーンな空間とされる。ハウジング71は、円板状
の記録媒体である複数のディスク板72、ディスク板7
2への情報の書き込みおよび(/または)読み出しを行
うアクセス部73、並びに、ディスク板72を回転させ
るモータ1を収容する。
【0017】アクセス部73は、ディスク板72に近接
して情報の書き込みおよび読み出しを磁気的に行うヘッ
ド731、ヘッド731を支持するアーム732、並び
に、アーム732を移動させることによりヘッド731
とディスク板72との相対的位置を変更するヘッド移動
機構733を有する。このような構成により、ヘッド7
31は回転するディスク板72に近接した状態でディス
ク板72の所要の位置にアクセスし、情報の書き込みお
よび読み出しを行う。
【0018】図2は第1の実施の形態に係るモータ1の
構成を示す縦断面図である。モータ1は中心軸11Jを
中心に回転するロータ11と取り付け側のステータ12
とから構成され、ロータ11は油による流体動圧を利用
した軸受機構2によりステータ12に対して回転可能に
支持される。
【0019】ロータ11は、ロータ本体111、中心軸
11Jの位置にてロータ本体111に取り付けられたシ
ャフト21、および、ロータ本体111の外周の内側に
取り付けられた円環状の磁石31を有する。円環状の磁
石31には周方向に多極着磁が施されている。ステータ
12は、中央に円筒状の中空の保持部122が形成され
たブラケット121、および、保持部122の周囲に配
置された複数の電磁石32を有する。さらに、ステータ
12では、シャフト21が挿入されるスリーブ22、お
よび、シャフト21の下方端部のスラストプレート21
1に対向するカウンタプレート23が保持部122内に
配置される。
【0020】スラストプレート211は円盤状であり、
スリーブ22の下面とカウンタプレート23の上面との
間に挟まれ、スラストプレート211の上下面にはスパ
イラル溝が形成される。スラストプレート211の周囲
には油が充填されており、シャフト21が回転すると、
スラストプレート211の上下面に流体動圧が生じ、上
下面は非接触状態とされる。すなわち、スラストプレー
ト211の上下面、スリーブ22の下面およびカウンタ
プレート23の上面により、中心軸11Jの方向を向く
スラスト荷重を受ける流体動圧機構が構成される。
【0021】シャフト21の軸周りの外側面とスリーブ
22の内側面との間にも油が充填されており、シャフト
21の外側面にはヘリングボーン溝が形成されている。
したがって、シャフト21が回転すると、シャフト21
の外側面とスリーブ22の内側面との間に流体動圧が生
じ、シャフト21の外側面とスリーブ22の内側面とは
非接触状態とされる。すなわち、シャフト21の外側面
とスリーブ22の内側面とによりラジアル荷重を受ける
流体動圧機構が構成される。
【0022】以上のように、モータ1の軸受機構2は、
シャフト21、スリーブ22およびカウンタプレート2
3により、ラジアル荷重およびスラスト荷重を受ける流
体動圧機構が組み合わされたものとなっており、ロータ
11がステータ12に対して回転可能に支持される。な
お、スリーブ22には軸受機構2の油中に生じた気泡を
除去するための通気口22aが形成される。
【0023】多極着磁された円環状の磁石31および複
数の電磁石32は互いに対向して中心軸11Jの周囲に
配置され、ロータ11をステータ12に対して回転させ
る駆動機構となっている。複数の電磁石32に与えられ
る電流が制御されると、磁石31と複数の電磁石32と
の間に中心軸11J周りの回転力が発生し、ステータ1
2に対してロータ11が回転する。このとき、シャフト
21とスリーブ22との間、および、シャフト21とカ
ウンタプレート23との間に流体動圧が発生し、シャフ
ト21が非接触状態にて円滑に回転する。
【0024】モータ1では、スリーブ22の外側面を囲
むように複数のクランプ部4がさらに設けられる。図3
は図2中のA−Aにて示す位置での軸受機構2の断面お
よびクランプ部4を示す図である。
【0025】クランプ部4は、ロータ11の静止時にロ
ータ11とステータ12との相対的位置関係を拘束する
機構となっており、ティルティングパッド状の可撓部材
41を有する。可撓部材41は、一端がロータ本体11
1の内周面に取り付けられ、他端(以下、「先端」とい
う。)がスリーブ22の外側面に向かって伸びる。ま
た、先端にはロータ11の回転時に遠心力を利用して所
定の力を先端に作用させるための錘部42が設けられ
る。ロータ11の静止時には図3に示すように可撓部材
41の先端がスラストプレート211の外側面に接した
状態が維持される。
【0026】図4はロータ11が高速に回転する際のク
ランプ部4の様子を示す図である。ロータ11の回転速
度が所定の速度を超えると、錘部42がスリーブ22か
ら離れる方向に遠心力の作用を受け、可撓部材41が撓
んで先端がスリーブ22の外側面から離れる。これによ
り、ロータ11は軸受機構2のみによりステータ12に
支持されることとなり、ロータ11が円滑に回転する。
【0027】一方、ロータ11が所定の回転速度以下と
なるとクランプ部4の先端がスリーブ22の外側面と当
接し、ロータ11がスリーブ22に対して拘束される。
これにより、シャフト21のスラスト方向への遊動(す
なわち、ロータ11のスラスト方向への遊動)やシャフ
ト21の回転遊動(すなわち、ロータ11の回転遊動)
が抑制されるとともに、ロータ11の静止時にシャフト
21とスリーブ22とが非接触状態または弱い力のみが
作用する接触状態とされる。
【0028】したがって、ロータ11の回転開始直後や
回転停止直前にシャフト21とスリーブ22とが強く摺
れ合うことを防止または抑制することができ、軸受機構
2の摩耗による形状精度の低下や摩耗粉の発生を抑制す
ることができる。また、輸送時等にモータ1が振動を受
けたとしてもシャフト21とスリーブ22との摺接が防
止または抑制され、軸受機構2の形状精度の低下を抑え
ることができる。その結果、モータ1の回転性能を低下
させることなくモータ1の回転音の増大を抑制すること
ができる。特に、図1に示すディスク装置70のように
静音性が重要な製品において、モータ1により動作音の
増大が抑制される。
【0029】また、錘部42の質量に応じて回転時に可
撓部材41に作用する力が決定されることから、錘部4
2の質量を調整することにより可撓部材41の弾性変形
の程度を調整することができ、クランプ部4がスリーブ
22から離れる際のロータ11の回転数が調整可能とな
る。
【0030】図5および図6はクランプ部4の他の例を
示す図である。図5に示すクランプ部4では可撓部材4
1の先端に取り付けられる錘部42aが球状となってお
り、錘部42aがスリーブ22の外側面に当接する。図
6に示すクランプ部4では可撓部材41の先端に半球状
の当接部42bが設けられる。図5および図6に示すク
ランプ部4においてもロータ11が回転すると、可撓部
材41の先端に遠心力が作用し、クランプ部4がスリー
ブ22の外側面から離される。
【0031】なお、図6に示すように可撓部材41の先
端には遠心力を受ける錘部が明確に設けられる必要はな
く、可撓部材41の先端自体が遠心力を受けてもよい。
【0032】図7および図8は可撓部材41の先端にお
いてスリーブ22と当接する当接部401を示す図であ
る。図7に示す可撓部材41ではエアによる流体動圧を
生じさせる溝411が形成され、図8に示す可撓部材4
1においてもエアによる流体動圧を生じさせる微少な半
球状の凸部412が多数形成される。図7および図8に
示す可撓部材41を有するクランプ部4では、遠心力の
作用のみならず流体動圧の作用も受けてロータ11の回
転時にクランプ部4がスリーブ22の外側面から離れ
る。このように、クランプ部4がスリーブ22から離れ
る際に遠心力の作用のみならず他の作用が補助的に利用
されてもよい。すなわち、少なくとも遠心力の作用に起
因してクランプ部4がスリーブ22から離れることによ
り、回転性能を低下させることなく静止時のロータ11
の拘束が可能となる。
【0033】図9は、第2の実施の形態に係るモータの
軸受機構近傍の断面を示す図であり、図3と同様の箇所
の断面を示している。モータの図示されない部分は第1
の実施の形態と同様であり、適宜、第1の実施の形態と
同様の符号を用いて説明を行う。
【0034】第2の実施の形態に係るモータではクラン
プ部4が3つ設けられ、各クランプ部4は第1の実施の
形態と同様に一端がロータ本体111の内周面に固定さ
れた可撓部材41を有する。可撓部材41の他端(すな
わち、先端)にはボールホルダ431が取り付けられ、
ボールホルダ431内にはボール432が回転可能に保
持される。
【0035】スリーブ22の外側面にはロータ11の回
転時のボール432の移動経路に沿って溝221が形成
されており、ロータ11の静止時にはボール432が溝
221と係合する。すなわち、クランプ部4の先端の当
接部がボール432を有する構造となっている。したが
って、ロータ11の静止時にはシャフト21のスラスト
方向に対する遊動が抑制される。
【0036】ロータ11の回転開始時には、ボール43
2が溝221に沿って回転しながら滑らかに移動する。
そして、所定の回転速度に達すると、ボールホルダ43
1およびボール432が錘部として遠心力を受けること
により可撓部材41がスリーブ22から離れる方向に撓
み、クランプ部4とスリーブ22とが非接触状態とな
る。その結果、回転性能を低下させることなく静止時の
シャフト21のスラスト方向への遊動が抑制される。
【0037】図10は、図9に示すボール432に代え
て円筒状のローラ44が可撓部材41に取り付けられた
クランプ部4を示す図である。ローラ44は可撓部材4
1の先端にてスリーブ22の外側面に沿って(すなわ
ち、紙面に垂直な方向を向く軸を中心として)回転可能
に支持される。ローラ44はスリーブ22をスラスト方
向に対して拘束するため、ロータ11の静止時にはシャ
フト21のスラスト方向への遊動が抑制される。ロータ
11の回転速度が所定の回転速度を超えると、ローラ4
4が錘部として遠心力を受け、可撓部材41が撓んでク
ランプ部4とスリーブ22とが非接触状態とされる。そ
の結果、回転性能を低下させることなく静止時のシャフ
ト21のスラスト方向に対する遊動抑制が実現される。
【0038】図11は、第3の実施の形態に係るモータ
の軸受機構における断面を示す図であり、図3と同様の
箇所の断面を示している。モータの図示されない部分は
第1の実施の形態と同様であり、適宜、第1の実施の形
態と同様の符号を用いて説明を行う。
【0039】第3の実施の形態では、ロータ本体111
の内面に環状の柔らかいゴムにより形成された弾性部材
45が取り付けられる。弾性部材45の内周面の数カ所
には図9と同様のボールホルダ431およびボール43
2が取り付けられる。スリーブ22の外側面にはロータ
11の回転時のボール432の移動経路に沿って溝22
1が形成されており、ロータ11の静止時にはボール4
32が溝221と係合する。これにより、ロータ11の
静止時にはシャフト21のスラスト方向に対する遊動が
防止される。すなわち、図11に示す構造を有するモー
タでは、ボールホルダ431、ボール432および弾性
部材45がクランプ部を構成し、ボール432が当接部
となる。
【0040】ロータ11の回転開始時にはボール432
の回転により、クランプ部4がスリーブ22の溝221
に沿って滑らかに移動する。ロータ11の回転速度が所
定の速度を超えるとボールホルダ431およびボール4
32に作用する遠心力により弾性部材45が弾性変形
し、クランプ部4がスリーブ22から離れる。その結
果、流体動圧を利用した軸受機構2によりロータ11が
滑らかに回転する。
【0041】図12は図11において錘部としての役割
を果たすボールホルダ431およびボール432に代え
て、弾性部材45に複数の当接部材46が取り付けられ
た形態を示す図である。当接部材46のスリーブ22側
の面はスリーブ22の外側面に沿う円筒面となってお
り、ロータ11の静止時には弾性部材45の弾性力によ
り当接部材46がスリーブ22の外側面に当接する。こ
れにより、ロータ本体111に取り付けられたシャフト
21のスラスト方向および回転方向の遊動が抑制され
る。
【0042】ロータ11が回転を開始すると、当接部材
46がスリーブ22の表面に滑らかに接しながら移動
し、所定の回転速度に達すると当接部材46に作用する
遠心力により弾性部材45が変形し、当接部材46がス
リーブ22から離れてロータ11の滑らかな回転が実現
される。
【0043】以上のように、第2および第3の実施の形
態に係るモータにおいても、ロータ11の静止時にシャ
フト21のスラスト方向(図12の場合にはスラスト方
向および回転方向)に対してロータ11が拘束される。
したがって、第1の実施の形態と同様に、軸受機構の摩
耗や輸送時等の振動による軸受機構の形状精度の低下が
抑制される。一方、ロータ11の回転時には可撓部材4
1や弾性部材45の弾性変形によりクランプ部4がスリ
ーブ22の外側面から離れるため、モータの回転性能が
低下することはない。図9ないし図11に示すようにク
ランプ部4がボール432やローラ44といった回転部
材を有する場合、ロータ11の回転を滑らかに開始する
ことも実現される。
【0044】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるもので
はなく様々な変形が可能である。
【0045】上記実施の形態に係るモータの軸受機構は
油による流体動圧を利用したものであるが、軸受機構は
エアの流体動圧を利用したものやボールを利用したもの
であってもよい。これらの軸受機構においても輸送等に
より振動を受ける場合に軸受機構の劣化を抑制すること
ができ、モータ駆動時の回転音の増加や性能低下を抑制
することができる。
【0046】なお、エアによる流体動圧を利用した軸受
機構(以下、「エア動圧軸受」という。)では、シャフ
トとスリーブとの間に緩衝用の流体が存在しないため、
クランプ部4を3つ以上として静止時にシャフトとスリ
ーブとが可能な限り非接触とされることが好ましい。ま
た、エア動圧軸受が用いられるモータの場合、回転開始
時の抵抗を低減するために図9ないし図10に示すよう
にボール432やローラ44といった回転部材が設けら
れることが好ましい。
【0047】また、1組のクランプ部4はスラスト方向
に関して複数設けられてもよい。特にエア動圧軸受の場
合には緩衝用の流体が存在しないため、クランプ部4を
複数組設けてロータ11の静止時であってもラジアル方
向に対してシャフト21が拘束されることが好ましい。
【0048】図7および図8では可撓部材41の先端に
エア動圧を発生させるための溝411や凸部412が形
成されるが、スリーブ22の外側面にこれらのパターン
が形成されてもよい。また、エア動圧を発生させるパタ
ーンは他のものであってもよい。
【0049】第3の実施の形態では弾性部材45がスリ
ーブ22の周囲全体に対向して取り付けられるが、弾性
部材45はボールホルダ431や当接部材46が取り付
けられる部分のみに設けられてもよい。
【0050】クランプ部4はロータ11側の部位の他の
部位に取り付けられてもよく、ステータ12側の部位で
あるならばスリーブ22の外側面以外の部位に当接して
もよい。ただし、モータの機構上、スリーブ22の外側
面やスリーブ22を保持する保持部122の外側面とい
ったシャフト21を支持する部位にクランプ部4を容易
に当接させることができ、このような形態が設計上好ま
しいといえる。
【0051】図9および図10に示すスリーブ22の外
側面に形成される溝221に代えて、スリーブ22の周
方向に沿って2つのレール状の凸部を形成し、2つの凸
部の間にクランプ部4のボール432が係合するように
されてもよい。すなわち、クランプ部4の当接部に対す
るガイドの形状は、ロータ11の回転開始の際に当接部
を案内するものであれば他の形状であってよい。なお、
図3、図5、図6、図10および図12に示したクラン
プ部4の場合においても溝221が設けられてよい。こ
れにより、スラスト方向へのロータ11の遊動抑制をよ
り適切に行うことができる。
【0052】図3および図12に示した例のように回転
する部材を有しないクランプ部4の場合、動摩擦係数を
低減するためにスリーブ22の外側面は鏡面加工された
り潤滑油が付与されてもよい。
【0053】可撓部材41は金属や樹脂にて形成される
のみならず、ゴム状の弾性材料により形成されてもよ
い。また、可撓部材41はシャフト21に垂直な面に沿
うように設けられる必要はなく、シャフト21に対して
平行あるいは傾斜して取り付けられてもよい。弾性部材
45に対するボールホルダ431や当接部材46の取付
方向も適宜変更されてよい。すなわち、少なくとも遠心
力の作用に起因して変形することによりクランプ部4が
ステータ12側の部位から離れるのであるならば、可撓
部材41や弾性部材45等のクランプ部4の弾性部がど
のように設けられてもよい。
【0054】なお、可撓部材41を用いることにより、
クランプ部4とスリーブ22との離れる距離を大きくす
ることができることから、当接部の離接を容易に実現す
ることができる。
【0055】上記実施の形態では、シャフト21がスリ
ーブ22内で回転するが、シャフトが固定され、スリー
ブが回転してもよい。この場合、ロータ側に取り付けら
れるクランプ部4はスリーブとともに回転することか
ら、クランプ部4の先端は静止時にシャフトや他のステ
ータ側の部位と当接するように設けられる。磁石と電磁
石による駆動機構もステータに磁石が設けられ、ロータ
に電磁石が設けられるようにされてもよい。
【0056】上記実施の形態に係るモータ1では円環状
の多極着磁された磁石31が用いられるが、磁石31は
もちろん複数の磁石により構成されてもよい。逆に、電
磁石32は複数の電磁石と捉えられる形態に限定される
ものではなく、複数の磁極を発生することができる1つ
の電磁石であってもよい。
【0057】さらに、図1に示すディスク装置70では
モータ1にディスク板72が固定されるが、ディスク板
72はモータ1と着脱可能であってもよい。ディスク板
72への情報の書き込みまたは読み出しもヘッド731
を用いた磁気的手法に限定されるものではない。例え
ば、光、または、光および磁気を用いた手法であっても
よい。
【0058】
【発明の効果】請求項1ないし8の発明では、モータに
おける軸受機構の形状精度の低下を抑制することができ
る。
【0059】また、請求項2の発明では、当接部がステ
ータ側の部位から離れる際のロータの回転数を調整する
ことができる。
【0060】また、請求項3の発明では、当接部をステ
ータ側の部位に容易に当接させることができる。
【0061】また、請求項4の発明では、可撓部材によ
り当接部の離接を容易に実現することができる。
【0062】また、請求項5の発明では、当接部がステ
ータ側の部位から離れる際に流体動圧を補助的に利用す
ることができる。
【0063】また、請求項6の発明では、ロータの回転
を滑らかに開始することができる。
【0064】また、請求項7の発明では、スラスト方向
へのロータの遊動抑制をより適切に行うことができる。
【0065】また、請求項8の発明では、騒音の抑制が
求められるディスク装置においてモータの回転音の増大
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク装置の内部構成を示す図である。
【図2】モータの構成を示す縦断面図である。
【図3】図2中のA−Aにて示す位置での軸受機構の断
面およびクランプ部を示す図である。
【図4】ロータの高速回転時のクランプ部の様子を示す
図である。
【図5】クランプ部の他の例を示す図である。
【図6】クランプ部の他の例を示す図である。
【図7】可撓部材の当接部の一例を示す図である。
【図8】可撓部材の当接部の他の例を示す図である。
【図9】クランプ部の他の例を示す図である。
【図10】クランプ部の他の例を示す図である。
【図11】クランプ部の他の例を示す図である。
【図12】クランプ部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 軸受機構 4 クランプ部 11 ステータ 12 ロータ 21 シャフト 22 スリーブ 31 磁石 32 電磁石 41 可撓部材 42,42a 錘部 42b,401 当接部 44 ローラ 45 弾性部材 70 ディスク装置 71 ハウジング 72 ディスク板 73 アクセス部 221 溝 411 溝 412 凸部 432 ボール
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 5/16 H02K 5/16 Z Fターム(参考) 3J011 AA03 BA02 BA08 CA02 JA02 KA02 KA03 3J012 AB03 BB03 CB04 DB13 EB08 EB09 HB04 5D109 BB05 BB12 BB17 BB21 BB28 5H605 AA04 BB05 BB14 BB19 CC03 CC04 DD05 EB06 EB18 5H607 AA04 AA14 BB01 BB07 BB14 BB17 BB25 CC01 DD03 DD16 GG09 GG12 GG29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式のモータであって、 ステータと、 ロータと、 前記ロータを前記ステータに対して回転可能に支持する
    軸受機構と、 前記ロータを前記ステータに対して回転させる駆動機構
    と、 前記ロータ側の部位に取り付けられた弾性部を有する拘
    束機構と、を備え、 前記ロータの静止時に前記拘束機構の当接部が前記ステ
    ータ側の部位に当接し、前記ロータの回転時に少なくと
    も遠心力の作用に起因して前記弾性部が変形することに
    より前記当接部が前記ステータ側の部位から離れること
    を特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータであって、 前記拘束機構が、前記遠心力が作用する錘部を有するこ
    とを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のモータであっ
    て、 前記軸受機構のシャフト部が前記ロータに取り付けら
    れ、前記シャフト部を支持する支持部が前記ステータに
    取り付けられ、 前記ロータの静止時に前記当接部が前記支持部に当接す
    ることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記弾性部が可撓性を有する可撓部材であり、前記可撓
    部材の一端が前記ロータ側の部位に取り付けられ、他端
    に前記当接部が設けられることを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記当接部に流体動圧発生用のパターンが形成されるこ
    とを特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記当接部が、前記ステータ側の部位に当接しつつ前記
    ロータの回転に従って回転する回転部材を有することを
    特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のモ
    ータであって、 前記ステータ側の部位が、前記ロータの静止時に前記当
    接部が係合するガイドを前記当接部の移動経路に沿って
    有することを特徴とするモータ。
  8. 【請求項8】 情報を記録できる円板状の記録媒体が装
    着されるディスク装置であって、 前記記録媒体を収容するハウジングと、 前記ハウジング内部に固定されて前記記録媒体を回転さ
    せる請求項1ないし7のいずれかに記載のモータと、 前記記録媒体に対する情報の書き込みまたは読み出しを
    行うアクセス手段と、を備えることを特徴とするディス
    ク装置。
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